JP2012201256A - 鞍乗型車両の照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源の種類にかかわらず、かつ乗員の手携帯キーによって照射光が遮られることなくキースイッチを効果的に照らすことができる鞍乗型車両の照明装置を提供する。
【解決手段】乗員に対向配置されるレッグシールド25に、車体下方側よりも車体上方側のほうが車体前方に位置するように前傾した平面状の傾斜部45と、該傾斜部45から車体上方へ向けて立設する平面状の立ち上がり部46とを形成する。スイッチ照明灯80の照射光で照らされる部分が傾斜部45の開口部45aに位置するようにコンビスイッチ50を配設する。スイッチ照明灯80の発光面が立ち上がり部46の開口部46aに位置するようにスイッチ照明灯80を配設する。車体側面視で、コンビスイッチ50のキーシリンダ56の軸線方向SJとスイッチ照明灯80の照射方向PJとがコンビスイッチ50の車体後方側で交差することで、コンビスイッチ50を車体前方側から照らす。
【選択図】図8

Description

本発明は、鞍乗型車両の照明装置に係り、特に、車両の電源をオンオフするメインスイッチを間接照明で照らすようにした鞍乗型車両の照明装置に関する。
従来から、夜間等の暗い環境下でも鞍乗型車両のメインスイッチを容易に操作できるように、メインスイッチ(キースイッチ)を間接照明で照らすようにその近傍に配設される照明装置が知られている。
特許文献1には、操向ハンドルを覆うハンドルカバーを有するスクータ型の鞍乗型二輪車両において、ハンドルカバーの車体後方側の略垂直面に設けられたメインスイッチを照らすように、同じ垂直面上でかつメインスイッチの上方の位置に白熱電球からなる照明灯を取り付けた構造が開示されている。
実開昭59−154474号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、メインスイッチと照明灯とが同じ面上に配置され、照明灯の照射方向とメインスイッチの軸線方向とが平行で同じ方向を指向しているため、照明灯の照射光がメインスイッチに当たりにくいという課題があった。特に、照明灯の光源に省電力の発光ダイオード(LED)を採用した場合には、照射光の指向性が高くなるので、メインスイッチと照明灯とを同じ面上に埋設するようにした構造では、照射光をメインスイッチに効果的に当てることがより一層難しくなる。さらに、メインスイッチの直上から照射光を当てる構成では、乗員がメインスイッチの操作を行う際に、乗員の手や鍵穴に差し込む携帯キーによって照射光が遮られてしまい、メインスイッチの機能表示等が見えにくくなる可能性もあった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、光源の種類にかかわらず、かつ乗員の手や鍵穴に差し込む携帯キーによって照射光が遮られることなくメインスイッチを効果的に照らすことができる鞍乗型車両の照明装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、キースイッチ(50)と、該キースイッチ(50)を間接照明で照らすスイッチ照明灯(80)とを、乗員に対向して配置される車体カバー(25)に設けるようにした鞍乗型車両の照明装置において、前記車体カバー(25)に、車体下方側よりも車体上方側のほうが車体前方に位置するように前傾した平面状の傾斜部(45)と、該傾斜部(45)から車体上方へ向けて立設する平面状の立ち上がり部(46)とが形成されており、前記キースイッチ(50)は、前記スイッチ照明灯(80)の照射光で照らされる部分が前記傾斜部(45)に形成された開口部(45a)に位置するように配設されており、前記スイッチ照明灯(80)は、その発光面が前記立ち上がり部(46)に形成された開口部(46a)に位置するように配設されており、車体側面視で、前記キースイッチ(50)のキーシリンダ(56)の軸線方向(SJ)とスイッチ照明灯(80)の照射方向(PJ)とが、前記キースイッチ(50)の車体後方側で交差すると共に、前記キースイッチ(50)が該キースイッチ(50)の車体前方側から前記スイッチ照明灯(80)で照らされるように構成されている点に第1の特徴がある。
また、前記立ち上がり部(46)は、車体下方側よりも車体上方側の方が車体後方に位置するように後傾している点に第2の特徴がある。
また、前記立ち上がり部(46)の後傾の角度(θ)が45度未満である点に第3の特徴がある。
また、前記スイッチ照明灯(80)は、前記キースイッチ(50)が前記傾斜部(45)の開口部(45a)から露出している部分の車体前方側端部よりも車体前方側に配置されている点に第4の特徴がある。
また、前記キースイッチ(50)は、前記傾斜部(45)の開口部(45a)から露出している部分の少なくとも一部に光の反射率を高める表面処理が施されている点に第5の特徴がある。
また、前記鞍乗型車両は、携帯キー(60)から送信される無線信号に応じて少なくともウインカ装置(22,30)を作動させるアンサーバック機能を備え、前記スイッチ照明灯(80)は、前記アンサーバック機能に連動して点灯するように構成されている点に第6の特徴がある。
また、前記キースイッチ(50)は、携帯キー(60)を差し込む鍵孔(51)を塞ぐキーシャッター(55)を開閉操作するシャッター操作部(57)と、少なくともシート(27)のロックを解除する操作スイッチ(52)とを備え、前記シャッター操作部(57)と前記操作スイッチ(52)とを車幅方向に並べて配設すると共に、該シャッター操作部(57)および前記操作スイッチ(52)の略中間位置の上方に前記スイッチ照明灯(80)が配設されている点に第7の特徴がある。
また、前記スイッチ照明灯(80)は、外側円筒部(86)および内側円筒部(93)からなる二重円筒部を有するゴム製のベース部(81)と、発光源(83)を実装して前記二重円筒部の底部に保持される基板(82)と、前記内側円筒部(93)の内周面に保持されるインナレンズ(84)と、前記外側円筒部(86)および内側円筒部(93)の間に形成される円環溝(92)に保持されるアウタレンズ(85)とを有する点に第8の特徴がある。
また、前記ベース部(81)には、前記基板(82)に電力を供給する配線(90)を挿通させる配線取り出し部(88)が形成されており、前記配線取り出し部(88)の外周部がタイラップ(89)で締め付けられている点に第9の特徴がある。
また、前記立ち上がり部(46)に形成された開口部(46a)に位置する発光面は、前記アウタレンズ(85)のレンズ部分(97)であり、前記レンズ部分(97)には、車体上下方向に指向する複数の溝が形成されたレンズカットが施されている点に第10の特徴がある。
さらに、前記立ち上がり部(46)に形成される開口部(46a)の裏面側に、前記アウタレンズ(85)を係合固定するための爪部(46b)が形成されている点に第11の特徴がある。
第1の特徴によれば、車体カバーに、車体下方側よりも車体上方側のほうが車体前方に位置するように前傾した平面状の傾斜部と、該傾斜部から車体上方へ向けて立設する平面状の立ち上がり部とが形成されており、キースイッチは、スイッチ照明灯の照射光で照らされる部分が傾斜部に形成された開口部に位置するように配設されており、スイッチ照明灯は、その発光面が立ち上がり部に形成された開口部に位置するように配設されており、車体側面視で、キースイッチのキーシリンダの軸線方向とスイッチ照明灯の照射方向とが、キースイッチの車体後方側で交差すると共に、キースイッチが該キースイッチの車体前方側からスイッチ照明灯で照らされるように構成されているので、白熱電球やLED(発光ダイオード)等の光源の種類に関わらず効果的にキースイッチを照らすことができる上、キースイッチを操作する際に携帯キーや乗員の手によって照射光が遮られることを防ぐことができる。これにより、夜間等の暗い環境下でも容易にキースイッチを操作することができる。
第2の特徴によれば、立ち上がり部は、車体下方側よりも車体上方側の方が車体後方に位置するように後傾しているので、スイッチ照明灯の照射方向が水平方向よりも後下がりになり、乗員がスイッチ照明灯の光源を直接見ることを防いでキースイッチの視認性をより一層高めることができる。また、スイッチ照明灯に水分や埃等が付着しにくくなる。
第3の特徴によれば、立ち上がり部の後傾の角度が45度未満であるので、キースイッチを操作する際に携帯キーや乗員の手によって照射光が遮られる位置関係を避けてスイッチ照明灯を配設することができる。
第4の特徴によれば、スイッチ照明灯は、キースイッチが傾斜部の開口部から露出している部分の車体前方側端部よりも車体前方側に配置されているので、スイッチ照明灯の車体前方側の位置からスイッチ照明灯を照らすことができる。
第5の特徴によれば、キースイッチは、傾斜部の開口部から露出している部分の少なくとも一部に光の反射率を高める表面処理が施されているので、キースイッチを照らす照射光が乗員側に反射されることとなり、キースイッチの被視認性をさらに高めることができる。
第6の特徴によれば、鞍乗型車両は、携帯キーから送信される無線信号に応じて少なくともウインカ装置を作動させるアンサーバック機能を備え、スイッチ照明灯は、アンサーバック機能に連動して点灯するように構成されているので、夜間等の暗い環境下で自車の確認を容易にするアンサーバック機能に応じてスイッチ照明灯が点灯することとなり、アンサーバック機能の利便性をより一層高めることができる。
第7の特徴によれば、キースイッチは、携帯キーを差し込む鍵孔を塞ぐキーシャッターを開閉操作するシャッター操作部と、少なくともシートのロックを解除する操作スイッチとを備え、シャッター操作部と操作スイッチとを車幅方向に並べて配設すると共に、該シャッター操作部および操作スイッチの略中間位置の上方にスイッチ照明灯が配設されているので、キースイッチのシャッター操作部および操作スイッチを効率よく照らすことが可能となる。
第8の特徴によれば、スイッチ照明灯は、外側円筒部および内側円筒部からなる二重円筒部を有するゴム製のベース部と、発光源を実装して二重円筒部の底部に保持される基板と、内側円筒部の内周面に保持されるインナレンズと、外側円筒部および内側円筒部の間に形成される円環溝に保持されるアウタレンズとを有するので、接着剤や締結部材等を用いずに組立可能なスイッチ照明灯を得ることができる。また、インナレンズとアウタレンズとの間に内側円筒部が介在することで、基板の防水性を高めることができる。
第9の特徴によれば、ベース部には、基板に電力を供給する配線を挿通させる配線取り出し部が形成されており、配線取り出し部の外周部がタイラップで締め付けられているので、基板の防水性をより一層高めることができる。
第10の特徴によれば、立ち上がり部に形成された開口部に位置する発光面は、アウタレンズのレンズ部分であり、レンズ部分には、車体上下方向に指向する複数の溝が形成されたレンズカットが施されているので、発光源の照射光を車幅方向に拡散させることができる。また、アウタレンズのレンズ部分に水分や埃が溜まりにくくすることができる。
第11の特徴によれば、立ち上がり部に形成される開口部の裏面側に、アウタレンズを係合固定するための爪部が形成されているので、締結部材等を用いることなくスイッチ照明灯を立ち上がり部に固定することが可能となる。また、スイッチ照明灯も締結部材や接着材等を用いない構成とされているので、鞍乗型車両の部品点数や組立工数を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の照明装置を適用した自動二輪車の側面図である。 フロントカウルの上方から見た自動二輪車の一部拡大平面図である。 リヤカウルの上方から見た自動二輪車の一部拡大平面図である。 乗員側から見たレッグシールドの正面図である。 キーシャッタを閉じた状態のコンビスイッチの正面図である。 キーシャッタを開いた状態のコンビスイッチの正面図である。 図4のA−A線断面図である。 図4のB−B線断面図である。 インナレンズを取り付けた状態のベース部材の正面図である。 インナレンズを取り付けた状態のベース部材の平面図である。 図10のC−C線断面図である。 アウタレンズの正面図である。 アウタレンズの平面図である。 図12のD−D線断面図である。 図12のE−E線断面図である。 シートの下部に設けられた荷室を示す平面図である。 荷室照明灯を構成する照明灯カバーの斜視図である。 図16のF−F線断面図である。 荷室照明灯を車体前後方向に切断した状態を示す断面図である。 アンサーバック制御装置およびその周辺機器の構成を示すブロック図である。 アンサーバック機能に伴う各種機器の作動状態を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の照明装置を適用した自動二輪車1の側面図である。自動二輪車1は、エンジンおよび駆動系を一体に形成したユニットスイング12と足乗せ低床フロアとを有するスクータ型の鞍乗型車両である。メインフレーム5の前端部には、ステアリングステム3aを回動自在に軸支するヘッドパイプ3が取り付けられている。ステアリングステム3aの上部には操向ハンドル4が取り付けられており、一方の下部には、前輪WFを回動自在に軸支する左右一対のフロントフォーク2が取り付けられている。ヘッドパイプ3から後方下方に延出するメインフレーム5は、車体下部で車体後方側に延出した後、車幅方向に指向するクロスフレーム9に連結されている。
クロスフレーム9の車幅方向両端部には、リヤフレーム7に連なる左右一対の立ち上がりフレーム8が固定されている。立ち上がりフレーム8とリヤフレーム7との間には、メインフレーム5と連結される左右一対の補強フレーム6が取り付けられている。クロスフレーム9の車体後方側には、ピボット軸11が設けられたピボットフレーム10が取り付けられている。4サイクル単気筒エンジンおよびベルトコンバータによる無段変速機等を一体に形成したユニットスイング12は、その前端部においてピボット軸11で揺動自在に軸支されると共に、その後端部で左右一対のリヤショックユニット19を介してリヤフレーム7に吊り下げられている。
ユニットスイング12の車体前方側には、エンジンのシリンダ14およびシリンダヘッド13が取り付けられている。シリンダヘッド13の車体上方側には、吸気管を介してスロットルボディ16およびエアクリーナボックス17が配設され、一方、シリンダヘッド13の車体下方側には、マフラ18に連結される排気管15が取り付けられている。
ヘッドパイプ3の車体前方側には、ヘッドライト23および左右一対の前側ウインカ装置22が埋設されたフロントカウル21が配設されている。一方、ヘッドパイプ3の車体後方側には、乗員に対向配置される車体カバーとしてのレッグシールド25が配設されている。レッグシールド25の車体下方側には、足乗せ低床フロアを形成するフロアカバー26が連結されている。フロントフォーク2には、前輪WFの上部を覆うフロントフェンダ24が取り付けられており、操向ハンドル4の車体中央側はメータ装置(不図示)を保持するメータカバー20で覆われている。レッグシールド25をはじめとする各種外装部品は、プラスチック等の樹脂で形成することができる。
リヤフレーム7の車幅方向両側には、フロアカバー26と連結されて車体後方側に延びるリヤサイドカウル31が取り付けられている。リヤサイドカウル31の上部には、シート27およびタンデムグリップ28が取り付けられている。リヤサイドカウル31の後端部にはテールカウル65aが連結されており、その下部にテール/ストップランプ29および左右一対の後側ウインカ装置30が設けられている。また、リヤフレーム7の後端部には、ライセンスランプ33が設けられたランプステー32が取り付けられており、このランプステー32から後方下方に延出するリヤフェンダ34の車体後方側の面には、ライセンスプレート35が取り付けられる。
本発明に係る鞍乗型車両の照明装置としてのスイッチ照明灯80は、操向ハンドル4の車体下方に位置するレッグシールド25に設けられており、このスイッチ照明灯80の車体下方側に位置するコンビスイッチ50の操作面を間接照明によって照らすように構成されている。
図2は、フロントカウル21の上方から見た自動二輪車1の一部拡大平面図である。この図では、操向ハンドル4およびハンドルカバー20を取り外した状態を示している。レッグシールド25は、ヘッドパイプ3を車体後方側から覆うようにしてフロントカウル21の車体後方側に配設されている。レッグシールド25の車幅方向中央には、ステアリングステム3a(図1参照)のほか、ケーブルや配線等が通る切欠41が形成されている。切欠41の周囲には、ステアリングステム3aを側方から後方にかけて囲う壁部材を有する立設部43が形成されている。
立設部43の車幅方向左側には、グローブ等を入れる収納スペース42が形成されており、一方の右側には、携帯キー60の鍵部分を差し込む鍵孔51および操作スイッチとしてのシーソースイッチ52を有するコンビスイッチ50が配設されている。レッグシールド25の車体下方に連結されるフロアカバー26には、燃料タンク(不図示)の給油口がのぞむ開口部44が形成されている。コンビスイッチ50を照らすスイッチ照明灯80は、図2の平面視では視認されない位置に配設されている。
フロントカウル21に設けられるヘッドライト23は、単一のハウジングに2つのバルブを配置した左右2灯式であり、カバーレンズ36の内側にはリフレクタ37が収納されている。前側ウインカ装置22は、左右対称に形成された左側灯体22Lおよび右側灯体22Rからなる。ウインカバルブ40は、ウインカレンズ39の内側に配設されるウインカリフレクタ38の凹部に取り付けられ、この車体上面視において、フロントカウル21の車幅方向外側の縁より外側に突出するように配設されている。また、ウインカレンズ39もフロントカウル21の車幅方向外側の縁より外側に大きく張り出しており、これにより、左右の前側ウインカ装置22は、車体前方側はもとより車体上方側からも点灯状態を容易に確認することができる。
図3は、リヤカウル31の上方から見た自動二輪車1の一部拡大平面図である。この図では、シート27およびタンデムグリップ28を取り外した状態を示している。シート27は、車体前方側のヒンジ(不図示)を軸にして開閉可能に構成されている。シート27の下部にはヘルメット等を収納できる荷室70が形成されており、荷室70の車体後端部側には、シート27を閉状態でロックするためのシートキャッチ71が配設されている。
リヤサイドカウル31は、車幅方向両側から左右一対のリヤフレーム7(図1参照)を覆うように配設されており、その後端部でそれぞれテールカウル65に連結されている。後側ウインカ装置30は、左右対称に形成された左側灯体30Lおよび右側灯体30Rからなる。ウインカバルブ75は、ウインカリフレクタ74の凹部に取り付けられており、灯体のハウジングは、後部レンズ72および前部レンズ73からなるウインカレンズで覆われている。後部レンズ72および前部レンズ73は一体または別体に形成できる。
後部ウインカ装置30は、主に後部レンズ72から車体後方および側方に光を照射すると共に、漏れ光によって前部レンズ72も光るように構成されている。ウインカバルブ75は、この車体上面視において、テールカウル65の車幅方向外側の縁より外側に突出するように配設され、レンズ後部73およびレンズ前部72もテールカウル65およびリヤサイドカウル31の車幅方向外側の縁より外側に大きく張り出している。これにより、左右の後側ウインカ装置30も、前側ウインカ装置22と同様に、車体上方側からも点灯状態を容易に確認することが可能とされる。なお、テール/ストップランプ29(図1参照)は、図3の車体上面視では視認できないように構成されている。テール/ストップランプ29の車体下方に配設されるリヤフェンダ34には、ライセンスプレート35の取付孔76が形成されている。
図4は、乗員側から見たレッグシールド25の正面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。レッグシールド25は、固定用孔25a,25b,25cによってメインフレーム5(図1参照)およびフロントカウル21に固定されている。コンビスイッチ50は、立設部43の車幅方向右側に形成された傾斜部45に配設されている。立設部43の車幅方向左側の収納スペース42は、傾斜部45と略平行な左側傾斜部45Lに形成されている。コンビスイッチ50を照らすスイッチ照明灯80は、傾斜部45から車体後方側に向かって立設する立ち上がり部46に配設されている。
コンビスイッチ50の操作面50a(図5参照)は、携帯キー60が差し込まれるキーシリンダ56(図6参照)の軸線(携帯キー60の差し込み方向)と垂直で、かつ傾斜部45と平行に設けられている。傾斜部45は、自動二輪車1の横に立ったりシート27に着座した乗員がコンビスイッチ50を操作しやすいように、鉛直方向に対して車体上方側が車体前方に位置するように前傾(例えば、鉛直方向に対して40度前傾)している。換言すれば、傾斜部45は、携帯キー60が差し込まれるキーシリンダ56の軸線が車体後方上方に向かって指向するように形成されている。
これに対し、スイッチ照明灯80の照射面(レンズ面)は、スイッチ照明灯80の照射光の指向方向と垂直で、かつ立ち上がり部46と平行に設けられている。立ち上がり部46は、鉛直方向に対して車体上方側が車体後方に位置するように後傾(例えば、鉛直方向に対して15度後傾)している。換言すれば、立ち上がり部46は、スイッチ照明灯80の照射光の指向方向が車体後方下方に向かって指向するように形成されている。立ち上がり部46は、立設部43の側壁と連続的に形成されている。
傾斜部45および左側傾斜部45Lの車体下方には、乗員の足に対向するフロア面25dが形成されている。フロア面25dは、足下の空間を広く確保できるように鉛直方向に対して車体上方側が車体後方に位置するように後傾(例えば、鉛直方向に対して40度後傾)している。なお、傾斜部46と立ち上がり部45との位置関係の詳細は後述する。
図5および図6は、コンビスイッチ50の正面図である。図5は、鍵孔51を塞ぐキーシャッタ55を閉じた状態を示し、図6はキーシャッタ55を開いた状態を示す。コンビスイッチ50は、携帯キー60で操作するキーシリンダ部53と、乗員が指で操作するシーソースイッチ52を備えるスイッチ部54とからなる。キーシリンダ部53の操作面50aには、光の反射率を高める表面処理が施されている。
キーシリンダ部53には、鍵孔51に隣接してキーシャッタ操作凹部57が設けられている。キーシャッタ操作凹部57と連動して円弧状のスリット59内を移動する操作ノブ58は、キーシャッタ55を閉じる半時計回りにのみ手動操作が可能とされる。キーシャッタ55を開いてキーシリンダ56を露出させる場合には、携帯キー60の本体部61に設けられた略六角柱状のキーシャッタ操作凸部63を用いてキーシャッタ操作凹部57を時計回りに回動させる。
携帯キー60の本体部61には、キーシリンダ56に差し込む鍵部分62が設けられている。鍵孔51の周囲には、差し込んだ携帯キー60の回動位置と対応する機能を示す機能表示が設けられており、携帯キー60を「ON」または「OFF」の位置に回動させることにより車両の電源がオンオフされ、「LOCK」の位置に回動させると操向ハンドル4の回動操作を禁止するハンドルロックが実行されるように構成されている。
スイッチ部54のシーソースイッチ52は、差し込んだ携帯キー60を「SEAT FUEL」の位置に回動させた場合にのみ揺動操作が可能に構成されている。シーソースイッチ52の操作は、その中立位置から図示上方の「FUEL」側に揺動させると、燃料タンクの給油口がのぞむ開口部44(図2参照)を覆う開閉式リッド(不図示)のロックが解除され、一方、中立位置から図示下方の「SEAT」側に揺動させると、シートキャッチ71(図3参照)が作動してシート27の開動作が可能となるように設定されている。
図7は、図4のA−A線断面図である。レッグシールド25とフロントカウル21とは、車幅方向左右端部で連結ステー21aを介して固定されている。スイッチ照明灯80は、立ち上がり部46に形成された横長方形の開口部46aに配設されている。
スイッチ照明灯80は、LED素子83を実装する基板82を保持するベース部81に、インナレンズ84およびアウタレンズ85を取り付けた構成を有しており、アウタレンズ85の縁に形成された係合板100が開口部46aに形成された係合爪46bに係合することでレッグシールド25に固定されている。インナレンズ84の裏面側には、LED素子83の照射光を四方に拡散させるレンズカットが施されている。
図8は、図4のB−B線断面図である。コンビスイッチ50は、鉛直方向に対して前傾する傾斜部45の開口部45aに配設されており、一方、スイッチ照明灯80は、傾斜部45の上部に形成されると共に鉛直方向に対して後傾する立ち上がり部46に配設されている。コンビスイッチ50の開口部45aから露出する部分は、その車体後方寄りの部分でもスイッチ照明灯80より車体前方側に位置するように構成されている。コンビスイッチ50は、その操作面50a(図5参照)が開口部45aから外方にのぞむ(のぞく)ように配設されており、また、スイッチ照明灯80は、開口部46の長辺部46cにアウタレンズ85部の段差部101(図15参照)が当接するように取り付けられている。コンビスイッチ50は、その操作面50aが、傾斜部45より少し突出するか傾斜面45とほぼ面一になるように配設することができる。
上記したような配置により、車体側面視においては、コンビスイッチ50のキーシリンダ部53の軸線方向SJとスイッチ照明灯80の照射方向PJとが、キースイッチ50の車体後方側で交差することとなる。
この配置によれば、スイッチ照明灯80は、コンビスイッチ50より車体前方側の位置からコンビスイッチ50の操作面を照らすこととなり、乗員がキーシリンダ部53を携帯キー60で操作したり、スイッチ部54のシーソースイッチ52を指で押す場合でも、スイッチ照明灯80の照射光が携帯キーや乗員の手によって遮られることがなく、夜間等でも良好な視認性を保つことが可能となる。なお、アウタレンズ85のレンズ面とコンビスイッチ50の操作面との相対角度は、例えば、125度に設定することができる。
アウタレンズ85の照射面は、LED素子83の照射方向PJに対して垂直に指向しており、かつ水平面G1と垂直な垂直面S1に対して車体前方側に角度θ1(例えば、15度)だけ前傾している。また、コンビスイッチ50の操作面は、キーシリンダ部53の軸線方向SJに対して垂直に指向しており、かつ水平面G2と垂直な垂直面S2に対して車体後方側に角度θ2(例えば、40度)だけ後傾している。
図9は、インナレンズ84を取り付けた状態のベース部81の正面図である。また、図10は同平面図であり、図11は、図10のC−C線断面図である。ゴム等の樹脂からなるベース部81は、外側円筒部86および内側円筒部93からなる二重円筒部を有するベース部81の底部に、配線取り出し部88を形成してなる。アウタレンズ85は、インナレンズ84が正面視で略円形であるのに対し、正面視で略方形とされている。ベース部81の底部には、LED素子83を実装する基板82が固定されている。
インナレンズ84は、円形の基板82の外側に立設する内側円筒部93の内周部に保持されている。外側円筒部86と内側円筒部93との間に形成される円環溝92には、アウタレンズ85の円筒状の本体部96(図13参照)が係合する。円環溝92の底部には、径方向外側に広がる突起収納空間91が形成されており、これに伴い、外側円筒部86の外周面に凸部87が形成されている。
上記したような構造により、スイッチ照明灯80は、基板82の高い防水性を確保しながら、ベース部81、基板82、インナレンズ84およびアウタレンズ85を互いに締結部材や溶着処理を用いずに組み立てることを可能としている。
ベース部81の配線取り出し部88には、基板82に接続される2本の配線90が挿通しており、その外周部にタイラップ89が巻回して締め付けられている。これにより、配線取り出し部88の防水性が高められている。2本の配線90には、それぞれ、雄型ギボシ94および雌型ギボシ95が取り付けられている。
図12は、アウタレンズ85の正面図である。また、図13は同平面図、図14は図12のD−D線断面図、図15は図12のE−E線断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。アウタレンズ85は、円筒状の本体部96の一端側に略方形のレンズ部分97を形成した一体構造とされる。レンズ部分97には、LED素子83の照射光を車幅方向に拡散させるために車体上下方向に指向する複数の溝が形成されたレンズカットが施されている。レンズ部分97の長辺部には段差形成用リブ98が設けられており、これにより、立ち上がり部46の開口部46aに当接する段差101が形成される。本体部96の外周面には、ベース部81の二重円筒部に設けられた突起収納空間91に収まる位置決め突起99が形成されている。
図16は、シート27の下部に設けられた荷室70を示す平面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。ヘルメット等を収納できる深さを有する荷室70は、シート27形状に沿って車体前端部70aから車体後端部70bまでの長さを有する。本実施形態では、前記したスイッチ照明灯80と同じ部品を用いた荷室照明灯109が、荷室70を構成する壁板77の車幅方向左側の面に設けられている。
図17は、荷室照明灯109を構成する照明灯カバー110の斜視図である。照明灯カバー110は、スイッチ照明灯80と同じ部品を荷室70の壁板77に取り付けるためのステーとして機能する。樹脂や金属等で形成される照明灯カバー110は、スイッチ照明灯80が収納される膨出部111と、荷室70への取り付けると壁板77と面一となる平板部112とを有する。膨出部111には、アウタレンズ85がのぞむ略方形の窓113が形成されている。照明灯カバー110は、樹脂等で形成される壁板77に形成された取付孔77a(図18参照)を塞ぐように配設される。このため、照明灯カバー111には、取付窓113の下方に形成される2つの係合爪114と、平板部112の側端部に形成される車体前後方向に一対の係合爪115とが設けられている。
図18は、図16のF−F線断面図である。また、図19は、荷室照明灯109を車体前後方向に切断した状態を示す断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。荷室70の壁板77は樹脂等からなり、平板状の底部と一体形成される。壁板77の車幅方向外側には、リヤサイドカウル31が係合しており、該リヤサイドカウル31の下方には、係合部材105を介してリヤアンダカウル106が取り付けられている。リヤアンダカウル106の下端部には、リヤフェンダ部材107が係合している。
荷室照明灯109は、アウタレンズ85の発光面が、斜め前方かつ斜め下方に指向するように構成されている。アウタレンズ85の発光面、すなわち、LED素子83の照射方向PJ3の車体下方側への傾きは、水平線G3に対して角度θ3(例えば、13度)とされている。これにより、壁板77の上方寄りの位置から下方を照らすこととなり、荷室70を効率よく照らすことができる。また、車体左側に取り付けられるサイドスタンドを用いて駐車して車体が左側に傾いた状態でも、乗員からアウタレンズ85の照射面が視認されて眩しさを感じさせることがなく、さらに、車体の左側に立つ乗員が荷室70内に手を伸ばした場合でも、手前側に影ができることがないため作業がしやすく利便性が高い。
照明灯カバー110の窓113の裏面側には、アウタレンズ85の係合板100を保持する係合爪117およびアウタレンズ85の段差部101(図15参照)に当接する係合突起116が形成されている。壁板77の取付孔77aの縁部には、照明灯カバー110の周縁部を保持するリブ77bが形成されている。上記したような構成により、荷室照明灯109は、リヤサイドカウル31や荷室70の壁板77の組み付け後に、締結部材等を用いることなく、荷室70の内側から取り付けることが可能とされる。これにより、壁板77に荷室照明灯を取り付けてから荷室70を車体に取り付ける際に発生する可能性のある配線の噛み混みを防止できる。
図20は、アンサーバック制御装置150およびその周辺機器の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る自動二輪車1は、無線通信機能を有する携帯キー60の操作により、前後のウインカ装置22,30やブザー(ホーン)152を作動させるアンサーバック機能を備える。このアンサーバック機能によれば、夜間等の暗い駐輪場等で多数の車両が並んでいた場合でも、携帯キー60の操作によって容易に自車両を発見することができる。本実施形態では、スイッチ照明灯80および荷室照明灯109もアンサーバック機能と連動して作動するように構成されている。
アンサーバック制御装置150は、車体に取り付けられるECUの内部等に設けることができる。アンサーバック制御装置150には、キーシリンダ56の回動動作と連動するIGN(イグニッション)スイッチ53aのオンオフ情報のほか、車体に取り付けられる無線通信受信機153からの携帯キー操作情報が入力される。
携帯キー60の本体部61には、乗員が押下操作するアンサーバックスイッチ63と、アンサーバックスイッチ63の操作に応じて点灯するLED表示部64とが設けられている。さらに、本体部61の内部には、アンサーバックスイッチ63の操作に応じて無線電波を送信する送信部(不図示)が設けられている。
アンサーバック制御装置150は、携帯キー60からの送信電波を無線通信受信機153で受信したことに応じて、ウインカ装置22,30、ブザー152、荷室照明灯109およびスイッチ照明灯80をそれぞれ作動させる。
図21は、アンサーバック機能に伴う各種機器の作動状態を示すタイミングチャートである。1段目には、IGNスイッチ53aの動作を示す。このタイミングチャートの例では、IGNスイッチ53aが時刻t4でオフからオンに切り替わり、時刻t5でオフになる動作を想定する。
2段目は、携帯キー60および携帯キー60内の送信部の動作、すなわち、アンサーバックスイッチ63のオン・オフ動作に対応して出力されるIDコード(UHF出力)の変化およびLED表示部64の動作を示す。時刻t1でアンサーバックスイッチ63を押すと、アンサーバックスイッチ63はオフ(H)からオン(L)に切り換わり、アンサーバックスイッチ63を押している間はオン(L)状態に維持される。
次に、アンサーバックスイッチ63がオン(L)に維持された状態で所定時間T1を経過した時刻t2では、3段目に示すように、送信部からIDコードを含むUHF信号を所定時間T2の間送出(オン)する動作が開始される。これに伴って、4段目に示すように、LED表示部64が所定時間T3の間点灯(オン)する。このLED表示部64の点灯により、乗員は、アンサーバックスイッチ63が確実に操作されたことを認識できる。
5段目ないし7段目には、送信部から送出されるUHF信号に応答して時刻t3から開始されるアンサーバックの動作、つまり、車体側のアンサーバック制御装置150による動作を示す。まず、5段目にハザードランプの動作を示す。ハザードランプの動作は、車体前後左右のウインカ装置22,30を所定時間T4の間オンにし、所定時間T5の間オフにする点滅動作である。6段目は、ブザー152の動作を示す。ブザー152を所定時間T6の間オンにし、所定時間T7の間オフにして間欠的に吹鳴させる。
7段目には、スイッチ照明灯80および荷室照明灯109の動作を示す。スイッチ照明灯80と荷室照明灯109は、ハザードランプやブザーの動作開始と共に、時刻t3で点灯を開始した後、携帯キー60によってイグニッスイッチ53aがオンされる時刻t4まで時間T8の間点灯を維持させるか、または、時刻t3で点灯を開始した後、所定時間T9(例えば、60秒)の間点灯を維持するように設定することができる。
なお、スイッチ照明灯やコンビスイッチの形状や構造、スイッチ照明灯およびコンビスイッチの取付位置、スイッチ照明灯とコンビスイッチとの位置関係等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、スイッチ照明灯で照らすスイッチは、無線通信に応じて手動回動可能となるノブを有するメインスイッチ等であってもよい。本発明に係る鞍乗型車両の照明装置は、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三/四輪車等の各種車両に適用することが可能である。
1…自動二輪車、3…ヘッドパイプ、21…フロントカウル、22…前側ウインカ装置、25…レッグシールド(車体カバー)、30…後側ウインカ装置、45…傾斜部、46…立ち上がり部、50…コンビスイッチ(メインスイッチ)、51…鍵孔、52…シーソースイッチ(操作スイッチ)、53…キーシリンダ部、55…キーシャッタ、56…キーシリンダ、57…キーシャッタ操作凹部(キーシャッタ操作部)、60…携帯キー、80…スイッチ照明灯、81…ベース部、82…基板、83…LED素子、84…インナレンズ、85…アウタレンズ、G1,G2…水平面、S1,S2…垂直面、PJ…LED素子の照射方向、SJ…キーシリンダの軸線方向

Claims (11)

  1. キースイッチ(50)と、該キースイッチ(50)を間接照明で照らすスイッチ照明灯(80)とを、乗員に対向して配置される車体カバー(25)に設けるようにした鞍乗型車両の照明装置において、
    前記車体カバー(25)に、車体下方側よりも車体上方側のほうが車体前方に位置するように前傾した平面状の傾斜部(45)と、該傾斜部(45)から車体上方へ向けて立設する平面状の立ち上がり部(46)とが形成されており、
    前記キースイッチ(50)は、前記スイッチ照明灯(80)の照射光で照らされる部分が前記傾斜部(45)に形成された開口部(45a)に位置するように配設されており、
    前記スイッチ照明灯(80)は、その発光面が前記立ち上がり部(46)に形成された開口部(46a)に位置するように配設されており、
    車体側面視で、前記キースイッチ(50)のキーシリンダ(56)の軸線方向(SJ)とスイッチ照明灯(80)の照射方向(PJ)とが、前記キースイッチ(50)の車体後方側で交差すると共に、前記キースイッチ(50)が該キースイッチ(50)の車体前方側から前記スイッチ照明灯(80)で照らされるように構成されていることを特徴とする鞍乗型車両の照明装置。
  2. 前記立ち上がり部(46)は、車体下方側よりも車体上方側の方が車体後方に位置するように後傾していることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の照明装置。
  3. 前記立ち上がり部(46)の後傾の角度(θ)が45度未満であることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両の照明装置。
  4. 前記スイッチ照明灯(80)は、前記キースイッチ(50)が前記傾斜部(45)の開口部(45a)から露出している部分の車体前方側端部よりも車体前方側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両の照明装置。
  5. 前記キースイッチ(50)は、前記傾斜部(45)の開口部(45a)から露出している部分の少なくとも一部に光の反射率を高める表面処理が施されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の鞍乗型車両の照明装置。
  6. 前記鞍乗型車両は、携帯キー(60)から送信される無線信号に応じて少なくともウインカ装置(22,30)を作動させるアンサーバック機能を備え、
    前記スイッチ照明灯(80)は、前記アンサーバック機能に連動して点灯するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型車両の照明装置。
  7. 前記キースイッチ(50)は、携帯キー(60)を差し込む鍵孔(51)を塞ぐキーシャッター(55)を開閉操作するシャッター操作部(57)と、少なくともシート(27)のロックを解除する操作スイッチ(52)とを備え、
    前記シャッター操作部(57)と前記操作スイッチ(52)とを車幅方向に並べて配設すると共に、該シャッター操作部(57)および前記操作スイッチ(52)の略中間位置の上方に前記スイッチ照明灯(80)が配設されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の鞍乗型車両の照明装置。
  8. 前記スイッチ照明灯(80)は、外側円筒部(86)および内側円筒部(93)からなる二重円筒部を有するゴム製のベース部(81)と、発光源(83)を実装して前記二重円筒部の底部に保持される基板(82)と、前記内側円筒部(93)の内周面に保持されるインナレンズ(84)と、前記外側円筒部(86)および内側円筒部(93)の間に形成される円環溝(92)に保持されるアウタレンズ(85)とを有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の鞍乗型車両の照明装置。
  9. 前記ベース部(81)には、前記基板(82)に電力を供給する配線(90)を挿通させる配線取り出し部(88)が形成されており、
    前記配線取り出し部(88)の外周部がタイラップ(89)で締め付けられていることを特徴とする請求項8に記載の鞍乗型車両の照明装置。
  10. 前記立ち上がり部(46)に形成された開口部(46a)に位置する発光面は、前記アウタレンズ(85)のレンズ部分(97)であり、
    前記レンズ部分(97)には、車体上下方向に指向する複数の溝が形成されたレンズカットが施されていることを特徴とする請求項8または9に記載の鞍乗型車両の照明装置。
  11. 前記立ち上がり部(46)に形成される開口部(46a)の裏面側に、前記アウタレンズ(85)を係合固定するための爪部(46b)が形成されていることを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載の鞍乗型車両の照明装置。
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