JP2012187710A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電源をオフする操作を受け付けた場合に、画像処理部に関わる機械的な初期化処理を伴うことなく、コントローラの起動準備を完了させた状態で省電力状態に移行する。
【解決手段】メモリの内容を保持して、画像処理部を制御するコントローラを待機状態に遷移させる電力制御を実行する画像形成装において、ユーザがスイッチを用いて電源手段をオフまたはオンする指示を行う。すると、電源監視H/Wがスイッチによる指示を受け付けることに応じて、プリンタ装置、スキャナ装置に対して調整処理が必要ないことを通知して、コントローラがメモリを用いて再起動処理を実行した後、メモリを除く、コントローラへの電力供給を停止して待機状態に遷移させる(S511)。
【選択図】図6

Description

本発明は、省電力処理を行う画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムに関するものである。
近年の画像形成装置は、多機能化などのためユーザが電源スイッチを操作してから実際に操作できるようになるまでの時間が長くなる傾向がある。要因の一つは、画像形成装置を制御するコントローラを動作させるためのソフトウェアが、多機能化に伴って大規模化しているためである。
これに対し、ユーザが電源OFF操作をした際に実際には装置全体の電源をOFFせず、コントローラのメモリには通電したままの一種の待機状態にしておく手法がある。この手法では、待機状態ではコントローラの通常動作時の状態をメモリに保持している。これにより、次回の電源ON操作の際にはメモリの内容を用いて短時間で画像形成装置を操作可能な状態にすることができる。
しかし、コントローラ上のソフトウェアは多数の内部状態を持っている。一例としては操作部に表示される画面の状態などである。上記の手法では電源OFF操作時のメモリの内容を保持して用いるため、画像形成装置が操作可能となった時、コントローラの状態が電源OFF操作時と同一になってしまう。
一般に電源スイッチ操作をしたユーザは画像形成装置が本来の電源ONから起動した場合と同一の状態になっていることを期待するため、上記の手法は好ましくない。
加えて、上記のようにコントローラのメモリの内容を保持し続けた場合、コントローラ上で動作しているソフトウェアにリセット制御がかからないことになる。長時間ソフトウェアをリセットしないことにより発生する不具合は一般的に知られている。一例としてはメモリの断片化があり、動作速度が低下したり動作に異常が発生したりする原因となる。理想的にはソフトウェアもリセットする事が好ましい。
そこで、ユーザが電源OFF操作をした場合に一度リブートを実施した後、メモリの内容を保持してコントローラを待機状態とする手法が考えられる。このような構成とすると、メモリに保持されるコントローラの内部状態が通常の方法で画像形成装置を起動した場合と同一になっていることを保証することができる。また、リブートによりソフトウェアをリセットすることができる。
一方、ユーザが電源ON操作をしてから画像形成装置が実際にコピーや印刷などの動作を実行するためには、プリンタ部やスキャナ部などのエンジンが調整動作を完了していなければならない。このため電源ON操作からの待ち時間を短くするために、コントローラの起動や省電力状態からの復帰に連動してエンジンの調整動作を開始させる構成とするのが一般的である。こうした画像形成装置に上記のようなリブートを含んだ手法を導入すると、リブート時にエンジンの調整動作が行われるため無駄な電力を消費するほか、動作音も大きくなってしまう。
これに対し従来技術として、コントローラの起動や省電力状態からの復帰時に、エンジンの調整動作開始を連動させるかどうかをコントローラ・エンジン間に接続した信号線により制御する技術が提案されている(特許文献1)。この提案では、コントローラから信号線を通じて画像形成部(エンジン)に調整動作を連動させない通知をした場合には、後ほど印刷等の動作をする前に調整動作するようにしている。
特開2008−122752号公報
しかしながら、従来技術に示す構成では、エンジン調整動作を連動させるかどうかについて、信号線を通じた通知を制御するのは、画像形成装置が節電状態から復帰する際だけであった。
つまり、従来技術では画像形成装置の節電状態が解除された時、解除の要因を条件として信号線を通じた通知を変化させる制御を行う。
このように従来の画像形成装置においては、コントローラ起動時における調整動作を連動させるかどうかの通知は制御されておらず、条件等に応じて変化しない構成となっている。
このため、ユーザが画像形成装置に対して電源OFF操作をした場合、一度リブートを実施した後、メモリの内容を保持してコントローラを待機状態とする手法を用いる場合に、エンジンの調整動作を伴わせないように制御することが難しいという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、電源をオフする操作を受け付けた場合に、画像処理部に関わる機械的な初期化処理を伴うことなく、コントローラの起動準備を完了させた状態で省電力状態に移行できる仕組みを提供することである。
また、次回の電源をオンする操作を指示してから、実際に画像形成装置を使用できるまでの時間を短縮することができる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
メモリの内容を保持して、画像処理部を制御するコントローラを待機状態に遷移させる電力制御を実行する画像形成装置であって、前記画像処理部、前記コントローラ、前記メモリに電力を供給する電源手段と、前記電源手段をオフまたはオンする指示を行う指示手段と、前記指示手段による指示を受け付けることに応じて、前記画像処理部に対して調整処理が必要ないことを通知して、前記コントローラが前記メモリを用いて再起動処理を実行した後、前記メモリを除く、前記コントローラへの電力供給を停止して待機状態に遷移させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、電源をオフする操作を受け付けた場合に、画像処理部に関わる機械的な初期化処理を伴うことなく、コントローラの起動準備を完了させた状態で省電力状態に移行できる。
また、次回の電源をオンする操作を指示してから、実際に画像形成装置を使用できるまでの時間を短縮することができる。
本実施形態を示す画像形成装置の構成を説明するブロック図である。 コントローラの構成を説明するブロック図である。 画像形成装置の電源制御に関わるデバイスを説明するブロック図である。 コントローラのハードウエアリソースを示すブロック図である。 画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。 画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。 コントローラに関わる状態設定テーブルの一例を示す図である。 画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す画像形成装置の構成を説明するブロック図である。本実施形態では、プリント機能、スキャナ機能、FAX通信機能を備える複合機を例とするが、プリンタ装置に本発明を適用してもよい。また、本実施形態に示す画像形成装置は、電力供給を制限して待機状態に移行する電力制御機能を備えて構成されている。
図1において、2はスキャナ装置(スキャナ部)で、原稿から光学的に画像を読み取りデジタル画像に変換する。4はプリンタ装置で、デジタル画像を紙デバイスに出力するプリンタ装置4。本装置の操作を行なう。6はハードディスクドライブ(HDD)で、デジタル画像や制御プログラム等を記憶する。7はFAX装置で、電話回線等にデジタル画像を送信する。3はコントローラで、上記各デバイスと接続され各モジュールに指示を出す事により画像形成装置上でジョブを実行する。
なお、画像形成装置1はLAN8経由でコンピュータ9からデジタル画像の入出力、ジョブの発行や機器の指示等も行なうことが可能である。
21は原稿給紙ユニットで、スキャナ装置2は自動的に原稿束を自動的に逐次入れ替える。22はスキャナユニットで、原稿を光学スキャンしデジタル画像に変換して、変換された画像データをコントローラ3に送信する。
42は給紙ユニットで、プリンタ装置(プリンタ部)4は紙束から一枚ずつ逐次給紙する。41はマーキングユニットで、給紙した紙に画像データを印刷する。43は排紙ユニットで、印刷後の紙を排紙する。
5は操作部で、ユーザが画像形成装置に画像複写等の動作を指示したり、画像形成装置の各種情報をユーザに提示したりするための、非図示の操作ボタンおよび表示パネルを備える。なお、操作部5には、ユーザから電源OFF指示を受け付けるためのUI画面を表示可能に構成されている。このUI画面に対する電源OFF指示を受け付けた場合、本実施形態では、後述するCPU201が後述するフローチャートに示すコントローラが起動準備を完了して省電力状態に移行するシャットダウン処理を実行する。
以下、画像形成装置1は以下な多彩なジョブを実行可能である。
1)複写機能
スキャナ装置2から読み込んだ画像をハードディスク6に記録し、同時にプリンタ装置4を使用して印刷を行なう。
2)画像送信機能
スキャナ装置2から読み込んだ画像を、LAN8を介してコンピュータ9に送信する。
3)画像保存機能
スキャナ装置2から読み込んだ画像をハードディスク6に記録し、必要に応じて画像送信や画像印刷を行なう
4)画像印刷機能
コンピュータ9から送信された例えばページ記述言語を解析し、プリンタ装置4で印刷する。
図2は、図1に示したコントローラ3の構成を説明するブロック図である。本例に示すコントローラ3はメインボード200と、サブボード220から構成される。
図2において、メインボード200はいわゆる汎用的なCPUシステムである。ボード全体を制御するCPU201、BIOSと呼ばれるブートプログラムが含まれるブートロム202、CPUがワークメモリとして使用するメモリ203を備える。
また、バスコントローラ204は外部バスとのブリッジ機能を持ち、不揮発性メモリ205は電源断された場合でも消えない情報を保持する。さらに、ストレージ装置を制御するディスクコントローラ206と、半導体デバイスで構成された比較的小容量なストレージ装置であるフラッシュディスク(SSD等)207、USBを制御することが可能なUSBコントローラ208等から構成される。フラッシュディスク207はCPU201で実行されるオペレーティングシステム(OS)やファームウェアなどの実行可能プログラムを格納している。
メインボード200には外部に、USBメモリ209、操作部5、ハードディスク6等が接続される。また、ネットワークインターフェース210を介してLAN8が接続される。
サブボード220は比較的小さな汎用CPUシステムと、画像処理ハードウェアから構成される。ボード全体を制御するCPU221、CPUがワークメモリとして使用するメモリ223、外部バスとのブリッジ機能を持つバスコントローラ224、電源断された場合でも消えない不揮発性メモリ225。さらに、リアルタイムデジタル画像処理を行なう画像処理プロセッサ227とデバイスコントローラ226を有する。
外部のスキャナ装置2と外部プリンタ装置はデバイスコントローラ226を介してデジタル画像データの受け渡しを行なう。FAX装置7はCPU221が直接制御を行なう。
なお、CPU201、CPU221等にはチップセット、バスブリッジ、クロックジェネレータ等のCPU周辺ハードウェアが多数含まれているが、説明上簡略化記載しており、このブロック構成が本発明を制限するものではない。以下、コントローラ3の動作について、紙デバイスによる画像複写を例に説明する。
ユーザが操作部5から画像複写を指示すると、CPU201がCPU221を介してスキャナ装置2に画像読み取り命令を送る。スキャナ装置2は紙原稿を光学スキャンしデジタル画像データに変換してデバイスコントローラ226を介して画像処理プロセッサ227に入力する。画像処理プロセッサはCPU221を介してメモリ223にDMA転送を行いデジタル画像データの一時保存を行なう。
CPU201はデジタル画像データがメモリ223に一定量もしくは全て入ったことが確認できると、CPU221を介してプリンタ装置4に画像出力指示を出す。CPU221は画像処理プロセッサ227にメモリ223の画像データの位置を教え、プリンタ装置4からの同期信号に従ってメモリ223上の画像データは画像処理プロセッサとデバイスコントローラ226を介してプリンタ装置4に送信する。それにより、プリンタ装置4にて紙デバイスにデジタル画像データが印刷される。
複数部印刷を行なう場合、CPU201がメモリ223の画像データをハードディスク6に対して保存を行い、2部目以降はスキャナ装置2から画像をもらわずともプリンタ装置4に画像を送ることが可能である。
図3は、図1に示した画像形成装置の電源制御に関わるデバイスの構成を説明するブロック図である。
図3において、301はトグル型スイッチ(以下、単にスイッチと記す)である。302は電源ユニットである。ここで、スイッチ301は、電源手段としてのAC−DCコンバータ303をオフまたはオンする指示を行う。
303はAC−DCコンバータである。304はAC電源入力部である。305はプリンタ装置4に対してDC電源を供給する電源ケーブルである。
306は電源ケーブルで、コントローラ3に対して電源を供給する。307は制御信号で、スイッチ301の状態をコントローラ3に通知する。308は電源リモート信号で、コントローラ307からAC−DCコンバータ303に出力される。309は制御信号で、コントローラ3からプリンタ装置4およびスキャナ装置2に対して、電源ON直後の調整動作時に出力される。
ユーザはスイッチ301を操作することで装置をON/OFFすることが可能である。このスイッチ301はON時にAC−DCコンバータ303に接続されており電源の通電状態を制御することができる。
また、スイッチ301がOFF時はコントローラ3がシステムのシャットダウンが完了するまで電源ケーブル306の電源供給を停止してはならない。つまり、制御信号307を用いてスイッチ301の状態をコントローラ3に通知し、シャットダウンが完了後に、コントローラ3からの電源リモート信号308を用いて電源ケーブル306をOFFにするように構成されている。これらの説明はシャットダウンが必要な一般的な機器が持っている電源構成となる。
スイッチ301は、ON/OFFの状態のどちらか一方の状態をメカ的に保持し続けるスイッチである。ユーザはスイッチ301をON/OFFのいずれか側に倒す事で状態をコントローラ3に入力する。
本実施形態では、OFF/ONが明示的なスイッチ301を用いる例を示すが、パーソナルコンピュータ等では状態を持たないスイッチ(スイッチ自体が省電力移行スイッチとして機能するもの等も含む)を採用しているものが多数ある。
これらの状態を持たないスイッチにおいては、以下の1)〜3)の特徴を備える。
1)装置電源が入っている状態では「OFF/省電力状態移行指示」として機能する。
2)装置電源が入っていない状態においては「ON」と機能する。
3)一定時間以上スイッチを押下し続けることで「強制OFF」を入力する、等の制御パターンがある。
本実施形態では、スイッチ301に限定するものではなく、状態を持たないスイッチに適用する場合、前記した1)、2)のON/OFFのパターンにスイッチ301のON/OFFを当てはめれば良い。
本実施形態に示すプリンタ装置4およびスキャナ装置2は、それぞれの電源ON直後に初期化動作を行うが、その際に制御信号309の信号レベルを参照して調整動作を行うかどうかを決定する。プリンタ装置4およびスキャナ装置2は、制御信号309のレベルがHighである場合には直ちに調整動作を行い、制御信号309のレベルがLowである場合にはその時点では調整動作を行わず、最初にコピー動作や印刷動作を行う直前に調整動作を行う。
この時、制御信号309の信号レベルはプリンタ装置4およびスキャナ装置2の電源がONとなる時点までに確定するように構成される。つまり、制御信号309のレベルがHighとなる場合、コントローラ3の電源ONに連動してプリンタ装置4およびスキャナ装置2が調整動作を行うように構成されている。
本実施形態では制御信号309はプリンタ装置4およびスキャナ装置2で共有する信号としたが、これはあくまで一例であって、プリンタ装置4およびスキャナ装置2にそれぞれ独立した信号を設ける構成でもよい。
また、本実施形態の画像形成装置は一定時間コピー等の動作をしなかった場合に消費電力を節減する節電状態に移行するスリープ機能を備えている。本実施形態では制御信号309を節電状態から通常状態への復帰時にも利用するが、詳細は後述する。
図4は、図1に示したコントローラ3のハードウエアリソースを示すブロック図である。本例は、コントローラ3の電源制御・リセット回路等の周辺デバイスの例である。
図4において、601はリセット回路で、メインボード200上に設けられる。602はBIOS(Basic Input/Output System)で、メインボード200上のハードウエア(H/W)の基本的な入出力処理を制御する。603は電源監視H/Wで、本システムの電源制御を監視する。なお、電源監視H/W603がASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で構成される場合、小さなCPUシステム等でも良い。電源監視H/W603は、画像処理部としてのプリンタ装置4、スキャナ装置2、コントローラ3、不揮発性レジスタ等606のメモリに電力を供給する。なお、電源監視603H/Wは、ユーザが操作するスイッチ301による指示を受け付けることに応じて、コントローラ3が画像処理部に対して調整処理が必要ないことを制御信号309を用いて通知する。そして、コントローラ3がメモリ203を用いて再起動処理を実行した後、電源監視H/W603がメモリ203を除く、コントローラ3への電力供給を停止して待機状態に遷移させる制御を実行する。本実施形態では、待機状態に遷移させる制御をBIOS602で起動するASIC−3を用いている。
604はリセット回路で、サブボード220上に設けられる。605−1、605−2はH/W群で、各ボード上に設けられる。606は不揮発性レジスタで、H/Wリセット等によって状態がリセットされる。
なお、同期型のH/W群605−1,605−2はリセットにより内部状態がリセットされるため、同期型で組まれたH/W群は電源ON後電力が各チップに供給された後にリセット回路601、604が各H/W群605−1,605−2をリセットする必要がある。
また、複数のH/Wチップは主従関係を持つため、リセットシーケンスを設計し、順次リセットを掛けていく事になる。そのため一般的には本実施形態のように1つのボードに一つのリセット回路を持ち、各々のボード内のリセット動作を各リセット回路が行うことになる。
メインボード200のシステムは特に本装置で主となるボードであり、電源監視H/W603を有する。電源監視H/W603にはスイッチ301からの制御信号307が入力される。電源監視H/W603は、電源リモート信号308を用いてメインボード200における電源供給を制御することが出来るように構成されている。
なお、CPU201が正常に動作出来る場合、CPU201の指示に従いシステムにリセットを掛けることが可能である。また、電源監視H/W603は、CPU201に電源が供給されていない状態では制御信号307の入力に基づいて電源リモート信号308の出力を制御してコントローラ3の電源を投入する。加えて、電源監視H/W603は、制御信号309の出力を制御する機能を備える。不揮発性レジスタ606はCPU201から読み書きすることが可能である。
このように構成されたコントローラ3において、BIOS602は低レベルのH/W制御ライブラリ等が含んで構成されているものである。一般的にはIBM互換機の互換性確保のためのものであり、いわゆるコンピュータシステム上必須ではないが、例えばACPI(Advanced Configuration and Power Interface)規格による省電力機能の一部を実行する事も可能であるため本実施形態に含めて記載している。
本実施形態に示すコントローラ3はパーソナルコンピュータなどで省電力技術として一般的に用いられているACPI−S3(メモリレジューム)の機能を備える。BIOS602はその機能の一部のためだけに記載したものである。
以上のH/W構成をもつ画像形成装置において、例えばユーザがスイッチ301をOFFにすると、CPU201は、制御信号307の経路と電源監視H/W603を介してスイッチの状態を受け取ることが可能である。
つまり、通常CPU201は、スイッチ301の状態として電源OFFを検知してシャットダウンシーケンスを動作させ、電源監視H/W603にシャットダウン指示を行う。その結果、電源リモート信号308を介してAC−ACコンバータ303に電源OFFが通知され、コントローラ3のDC電源供給源である電源ケーブル306をOFFにすることで本システムは完全にシャットダウンされる。
このシャットダウンはCPU201上のプログラムも完全に終了するため、次回スイッチ301をONにした際、CPU201のプログラムは通常通り起動することになる。
次に、本実施形態に示す画像形成装置におけるACPI−S3サスペンド方式の動作について説明する。
CPU201は、例えばOSの省電力I/Fをコールすることで、最終的にBIOS602と電源監視H/W603が持っている機能であるACPI−S3状態(スタンバイ状態)に遷移する。CPU201は、電源リモート信号308を介して電源ユニット302に対してACPI−S3省電力状態へと遷移させることが可能である。この状態ではメモリ203と一部のH/Wのみが通電状態(省電力状態)となる。
この時、システムとしては電源OFFの状態ではなくメモリ203にプログラム状態を保持した「一時中断状態」となっており、所定の外部要因によりサスペンド状態が解除されると短時間でプログラムの実行を再開できる。
本実施形態に示す画像形成装置は、ユーザがスイッチ301をONにしてから実際にコピー等の動作が可能になるまでの待ち時間を短縮するため、スイッチ301のOFF時にメモリ等の一部分を通電状態としたまま待機する機能を備えている。説明上の区別のため、通常の電源がOFFとなっている状態を「電源OFF状態」、上記機能により待機している状態を「クイックOFF状態」と呼ぶことにする。
本実施形態に示す画像形成装置のユースケースとして、例えば普段は待ち時間を短縮するために画像形成装置をクイックOFF状態としているが特定の場合のみ電源OFF状態としたい、というケースも有り得る。
なお、システムがクイックOFF状態では僅かではあるが電力を消費するため、長期休暇の間は電源OFF状態としたい、という場合がある。
このため、本実施形態の画像形成装置はスイッチ301をOFF後にどちらの状態へ遷移するかを、例えば操作部5の所定のボタンをあらかじめ操作しておくことなどによりユーザが選択できるように構成される。
〔シャットダウンシーケンス〕
図5は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、コントローラ3のCPU201が行うシャットダウンシーケンス例である。なお、各ステップは、CPU201がHDD6、NVM205等に記憶される制御プログラムを実行することにより実現される。なお、本処理は、スイッチ301がOFFされた事を検知したCPU201はこのフローを実行する。そして、シーケンス後にクイックOFF状態と電源OFF状態のどちらの状態に遷移すべきかについては、ユーザがあらかじめ操作部5等を通じて指示して、その指示内容に対応するシャットダウン制御フラグが不揮発性レジスタに保持されているものとする。
まず、S401で、CPU201は、操作部5上にシャットダウン中のUI画面を表示する。次に、S402で、CPU201は、現在行っているサービス等の中断・終了処理を行う。終了処理は複数のプロセスで並行に実行されているため、S403で、CPU201は、各プロセス等の終了完了通知を待つ。
次に、S404で、CPU201は、メモリ203の値をストレージとしてのHDD6にシンクさせる処理を行う。例えばメモリ203上にキャッシュしたストレージバッファをHDD6に即座に書き込ませる処理を実行する。
次に、CPU201は、ユーザによりあらかじめ電源OFF状態への遷移が指示されているかどうかを上記シャットダウン制御フラグの内容から判断する。ここで、上記シャットダウン制御フラグの内容からあらかじめ電源OFF状態への遷移が指示されているとCPU201が判断した場合は、S406の動作をスキップして、S407へ進む。なお、上記シャットダウン制御フラグの内容からあらかじめ電源OFF状態への遷移が指示されているということは、クイックOFF状態への遷移が指示されていることを意味する。
一方、上記シャットダウン制御フラグの内容からあらかじめ電源OFF状態への遷移が指示されていないとCPU201が判断した場合は、S406で、CPU201は、起動準備リブートフラグの設定を行う。
具体的には、CPU201は、シャットダウン中のブート処理でプリンタ装置、スキャナ装置の調整動作を実行させないように制御するための起動準備リブートフラグを不揮発性レジスタ606にセットする。なお、不揮発性レジスタ606の保持する内容はコントローラ3がリセットされてもリセットされることはない。
次に、S407で、CPU201がOSのシャットダウンI/Fを呼び出し、OSのソフトウェア最終終了処理(OSシャットダウン)を行う。その後、S408で、CPU201は、あらかじ電源OFF状態への遷移が指示されているかどうかを判断する。ここで、あらかじ電源OFF状態への遷移が指示されていないとCPU201が判断した場合は、S409へ、指示されているとCPU201が判断した場合はS410へ進む。
そして、S409で、CPU201は、電源監視H/W603に対してシステムリブート要求を発行する。これにより、電源監視H/W手段603はリセット回路601に対してシステム全体リセットを発行し、リセット回路601はサブボード220上のリセット回路604に通知し、これによりボード全体にリセット要求が発行される。このリセットはリブート要求であるため、CPU201にもリセットがかかり、CPU201はリセット例外発行により、例えばBIOS602からのブート処理を行う。
つまり本実施形態に示すシステムでは、シャットダウンにも関わらず、電源を落とすことなくリブートする事になる。なお、シャットダウンシーケンス中のリブート要求は図6に示すブートシーケンスとなる。
一方、S410では、CPU201は電源監視H/W603にシャットダウン指示を行う。これにより、電源リモート信号308を用いてAC−ACコンバータ303に電源OFFが通知され、コントローラ3のDC電源供給源である電源ケーブル306をOFFにすることで画像形成装置1は電源OFF状態となる。
〔ブートシーケンス〕
図6は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、コントローラ3のCPU201がS409以降に引き続き行うブートシーケンス例である。なお、各ステップは、CPU201がHDD6、NVM205等に記憶される制御プログラムを実行することにより実現される。また、ブート方法はシステムにより多段階的に起動するものであるが、非常に難しい部分であるため、CPU201が行う処理の概念をフロー化して説明する。
なお、CPU201は、電源OFF状態からユーザがスイッチ301をONにした場合、または、S409で先述のリセット回路601によりシステム全体がリセットされた場合に図6に示すブートシーケンスの処理を開始する。
この時、ブート処理開始と同時に電源監視H/W603は、S406でCPU201が不揮発性レジスタ606に保持した起動準備リブートフラグに基づいて制御信号309の信号レベルを図7に示すように設定する。
また、CPU201の動作開始と同時にプリンタ装置4およびスキャナ装置2も初期化動作を開始するが、起動準備リブートフラグが設定されている場合は制御信号309により調整動作が行われないように制御される。
このためクイックOFF状態へ遷移する途中でリブートする際、プリンタ装置4およびスキャナ装置2が調整動作により不要な電力を消費したり動作音を発生させたりすることがなくなる。
CPU201が処理を開始すると、まず。S501で、シャットダウン中であることを操作部5に表示しながら、コントローラ3内のH/Wを初期化する。ここで、H/Wの初期化はレジスタや割り込みの初期化、カーネル起動部においては対応したデバイスドライバの登録等がある。
次に、S502で、CPU201は、図5のS406で設定した起動準備リブートフラグがセットされているか否かを判断する。ここで、起動準備リブートフラグがセット(ON)立っているとCPU201が判断した場合、S503をスキップして、S504へ進む。つまり、起動準備リブートフラグがセットされている時は、操作部5に起動に関わるメッセージを表示しない状態で初期化を継続させる。
一方、起動準備リブートフラグがセットされていないとCPU201が判断した場合は、S503で、操作部5に最初の表示であるため「起動しています」の旨の操作部初期化・表示を行う。
そして、S504で、CPU201は、ソフトウェアレイヤの初期化処理に入る。具体的には、CPU201が各ライブラリの初期化処理ルーチンを呼び、S505で、CPU201は、第一各プロセス・スレッド群を起動する。なお、主にこの起動処理は、周辺H/Wに影響のない純粋なソフトウェアサービス等が適切である。この理由については後述する。
次に、S506で、CPU201は、S502でも参照した起動準備リブートフラグを参照して、当該起動準備リブートフラグがセットされているかどうかを再度判断する。ここで、起動準備リブートフラグがセットされていないとCPU201が判断した場合は通常の起動処理であるため、S512に遷移する。
一方、S506で、起動準備リブートフラグがセットされているとCPU201が判断した場合は、今回のブートが起動準備のための起動であるため、S507へ進み、CPU201はS505に示した処理が完了するのを待つ。
なお、起動準備リブートフラグがセットされている状態で本シーケンスを実行している場合、操作部5に対する表示はなされておらず起動途中である。
次に、S507で、S505の処理が完了したとCPU201が判断した場合、S508で、CPU201は、不揮発性レジスタ606に記憶される起動準備リブートフラグをクリアした後、S509で、コントローラ3は、ACPI−S3状態に移行する。なお、コントローラ3がACPI−S3状態に入る方法は前述した通りである。
このACPI−S3状態で起動処理は一旦停止し、本実施形態の画像形成装置1のシステム状態は、クイックOFF状態となる。この時、電源の通電はメインボード200上のメモリ203と、電源監視H/W603だけになり、システム全体として数Wしか電力を消費しない。また、クイックOFF状態ではプリンタ装置4およびスキャナ装置2だけでなくFAX装置7やネットワークインターフェース210も通電されない状態となる。
このように、本実施形態では、シャットダウン処理中に、電源を落とさずにコントローラ周りの関わるデバイスに対してリブートを行い、次回起動時に操作部に表示を行うことなく、起動途中でコントローラ3のシステム状態を省電力状態に入るのが本実施形態において特徴的な一つのシーケンスである。これにより、ユーザは、実際にはシステムがリブートしたのではなくシャットダウン処理が通常よりも長く継続しているように見えるため、違和感を少なくできる。
このようなクイックOFF状態から本体を使用する場合は、ユーザがスイッチ301をONにする。すると、制御信号307の変化状態に基づいて電源監視H/W603は電源ONを検知し、電源リモート信号308を用いて電源ユニット302に「スイッチONによる全装置ON」を通知する。
電源ユニット302は、システム全体に電源ON時に応じた電力供給、具体的にはコントローラ3、プリンタ装置4、スキャナ装置2に各DC電源供給径路を介して通電を行う。この時同時に、電源監視H/W603はスイッチ301によるサスペンド解除と判断して図7に示すように制御信号309の信号レベルを設定する。
この際、プリンタ装置4、スキャナ装置2はそれぞれ電源ONによる初期化動作を開始する。プリンタ装置4、スキャナ装置2はその際に制御信号309を参照して調整動作を実施するか決定するが、この場合は調整動作が実施される。
CPU201は、スイッチ301のONによりACPI−S3状態が解除され、メモリ203に保持されていたACPI−S3状態移行直前のプログラム実行状態から処理を再開する。つまり、CPU201は、図6のS510から抜ける事となり、S511で、CPU201は、操作部5を初期化して、操作部5上に「起動しています」を表示するする。
次に、S512で、CPU201は、起動すべきプログラム中の第2プロセス・スレッド群を起動する。これらのプログラムは、主に周辺装置、例えばプリンタ装置4やスキャナ装置2と起動のためのコミュニケーションを行うために、S505によるACPI−S3状態ではサスペンド状態前では不適切なもののみを起動する。
次に、S513で、CPU201は、プリンタ装置4、スキャナ装置2とネゴシエーションを行い、通信を確立する。その後、S514で、CPU201は、アイドル状態514へ移行する。
このように、電源OFF状態からスイッチ301をONにする場合と比較して、クイックOFF状態からONにする場合とでは、図6のS501からS505の処理にあたる部分の待ち時間が無くなる。
このため、ユーザがスイッチ301をONしてから実際にコピー動作等を実行できるまでの待ち時間を大幅に短縮することができる。
続いて、本実施形態の画像形成装置における節電機能の動作について説明する。
本実施形態の画像形成装置は、所定の時間の間コピー動作や印刷動作等の画像形成動作を行わなかった場合、消費電力を節減することのできる節電状態へ自動的に移行する。
図8は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、節電状態へ移行する際、および節電状態から通常の状態へ復帰する際にCPU201の実行する処理例である。なお、各ステップは、CPU201がHDD6、NVM205等に記憶される制御プログラムを実行することにより実現される。
S801で、CPU201は、メモリ203の値をストレージとしてのHDD6にシンクする。メモリ203上にキャッシュしたストレージバッファの内容をHDD6への同期等の処理である。
次に、S802で、CPU201は、コントローラ3をACPI−S3のサスペンド状態に移行させる。ACPI−S3のサスペンド状態に入る方法は上述の通りである。これにより、画像形成装置1は全体として節電状態となる。
ただし、この時、本実施形態の節電状態では先述のクイックOFF状態とは異なり、プリンタ装置4およびスキャナ装置2は通電されていないものの、FAX装置7やネットワークインターフェース210は通電状態となっている。
これはFAX着信やネットワークインターフェース210に何らかのデータの受信があった場合には節電状態を解除してコントローラ3が適切な処理を行えるようにする必要があるためである。
なお、画像形成装置1は節電状態にある時、CPU201は、操作部5からの操作入力を監視している。そこで、S803で、CPU201は、ユーザが操作部5や他のデバイスからの指示で省電力モードを解除する要求を受け付けたかどうかを判断する。つまり、FAX着信やネットワークインターフェース210に何らかのデータ受信があった場合には節電状態が解除される。
なお、解除時の電源監視H/W手段603による処理動作はクイックOFF状態からスイッチ301をONにした場合と同様である。
ここで、電源監視H/W603は節電状態解除の要因によりそれぞれ図7に示されたように制御信号309の信号レベルを設定する。プリンタ装置4およびスキャナ装置2はそれぞれ制御信号309を参照して調整動作を実施するか決定する。
本実施形態では、ユーザが操作部5に何らかの操作を行った場合は、ユーザがコピー機能を利用しようとしている可能性が高いと判断して節電状態の解除に連動してプリンタ装置4およびスキャナ装置2が調整動作を行うように構成している。
また、FAX装置7の着信あるいはネットワークインターフェース210のデータ受信の場合には、受信データ不正などで印刷動作を実行しない可能性があるため、調整動作を連動させないように構成している。もちろん図7の構成はあくまで1例であって、本発明の構成はこれに限定されるものではない。
上記の指示に従い節電状態が解除されると、CPU201はACPI−S3のサスペンド状態を解除し、メモリ203に保持されていたACPI−S3移行直前のプログラム実行状態から処理を再開する。つまり、CPU201は、図8のS803から抜ける事となり、S804の処理へ進む。
そして、S804で、CPU201は、プリンタ装置4およびスキャナ装置2とネゴシエーションを行い、通信を確立する。
次に、S805で、CPU201は、S804において節電状態を解除した要因がユーザによる操作部5に対する操作であるかどうかを判断する。ここで、S804において節電状態を解除した要因がユーザによる操作部5に対する操作であるとCPU201が判断した場合、S806で、操作部5の表示部に所定の操作画面を表示する。
一方、S805で、S804において節電状態を解除した要因がユーザによる操作部5に対する操作でないとCPU201が判断した場合は、S806の処理をスキップして、通常動作状態に移行する。
つまり、S805でNOと判断された場合、ユーザが操作部5の近くにいない可能性が高いため操作部5を表示状態にはせず、操作部5の消費電力を節減する。そして、後ほどユーザが操作部5を操作した時点で操作部5を表示状態とする。
上記のような処理を実行することにより画像形成装置1は、消費電力を節減する節電状態を実現し、節電状態から通常の状態に戻った後は必要に応じてFAX受信処理やLAN8からのデータ受信など適切な動作を実行する。
以上のように、本実施形態の画像形成装置によれば、スイッチがOFF状態であってもコントローラ内のメモリに通電したままにしておくことにより、スイッチをONにする操作をしてから実際に画像形成装置を使用できるまでの時間を短縮することができる。
また、ユーザがスイッチをOFFする操作をした際にコントローラをリブートさせることにより、コントローラの内部状態を通常の方法で起動した場合と同一にすることができる。メモリの断片化等のソフトウェアをリセットしないことによる不具合も抑制できる。
尚かつ、本実施形態で説明した画像形成装置では、コントローラのリブート時のプリンタ装置およびスキャナ装置の調整動作を抑制することにより、ユーザがスイッチをOFFにする操作をした際の不必要な電力消費を抑制できる。また、同時に調整動作により発生する動作音を抑制することが可能である。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
なお、上記実施形態では、起動順次のリブート処理後、BIOSによるACPI−3を用いて、指すペンと状態へ移行させる処理について説明した。しかしながら、BIOSによる処理に代えて、別途スリープ移行と、スリープ解除処理を実行するハードウエアを備えて、同等の処理を実行できるように構成してもよい。また、APMSuspend等の機能を用いてもよい。
101 画像形成装置
102 クライアントPC

Claims (6)

  1. メモリの内容を保持して、画像処理部を制御するコントローラを待機状態に遷移させる電力制御を実行する画像形成装置であって、
    前記画像処理部、前記コントローラ、前記メモリに電力を供給する電源手段と、
    前記電源手段をオフまたはオンする指示を行う指示手段と、
    前記指示手段による指示を受け付けることに応じて、前記画像処理部に対して調整処理が必要ないことを通知して、前記コントローラが前記メモリを用いて再起動処理を実行した後、前記メモリを除く、前記コントローラへの電力供給を停止して待機状態に遷移させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像処理部は、プリンタ部、スキャナ部を含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記画像処理部に含まれるプリンタ部、スキャナ部に対して調整処理が必要ないことを通知することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記指示手段による指示を受け付けることに応じて、前記画像処理部、前記コントローラに対して電力供給を再開して、前記画像処理部に対して調整処理を実行すべき通知を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. メモリの内容を保持して、画像処理部を制御するコントローラを待機状態に遷移させる電力制御を実行する画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像処理部、前記コントローラ、前記メモリに電力を供給する電源手段をオフまたはオンする指示を行う指示工程と、
    前記指示工程による指示を受け付けることに応じて、前記画像処理部に対して調整処理が必要ないことを通知して、前記コントローラが前記メモリを用いて再起動処理を実行した後、前記メモリを除く、前記コントローラへの電力供給を停止して待機状態に遷移させる制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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