JP2012169341A - パワーコンディショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】屋外設置されるパワーコンディショナの筐体が防水を目的とした密閉構造である場合、蓋を閉じたときは筐体の内部に雨滴などが侵入しない防水構造となり、蓋を開ける場合及び蓋を閉じる場合に蓋が落下しないように安全を図ることができる技術を提供する。
【解決手段】パワーコンディショナの筐体は、裏側壁の少なくとも一部がヒートシンク5で構成され周囲壁によって表側開口を形成したケーシング2と、ケーシング2の表側開口を開閉するようにケーシング2に固定される蓋3を備え、蓋3は、蓋3の下部がケーシング2から離れた斜め状態でケーシングの周囲壁の上壁から上方へ突出した係止フランジ8Aに蓋3の上辺に下向きに形成した係止部が係止する係合部を軸として、蓋3がケーシング2の表側開口を閉じるように回動する関係に保持され、蓋3はネジによる固定によって周囲壁の先端(前端)が蓋の裏側の防水用パッキン4に食い込み状態で密着すること。
【選択図】図7

Description

本発明は、パワーコンディショナに関し、特に、太陽電池などが発電する直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナの回路部が蓋付き筐体内に収容される屋外設置タイプにおける防水筐体構造に関するものである。
屋内設置式の太陽光発電システム用パワーコンディショナとして、放熱特性がよく、且つ筐体表面が高温になることのないものを得るために、筐体を金属筐体とし、その筐体内に、太陽電池が発電する直流電力を交流電力に変換する直交変換回路と、この直交変換回路のパワーモジュールを取り付けたヒートシンクとを設置し、この金属筐体の天板の上面に外側樹脂シートを貼付したものがある(特許文献1)。
特開2009−164351号公報
この特許文献1では、パワーコンディショナの筐体内の放熱が良好に行なえると共に、パワーコンディショナの筐体に人が触れたときのやけどなどを防止できる効果が期待でき、このパワーコンディショナは屋内設置式として有用である旨の効果が記載されている。
本発明は、このような屋内設置式パワーコンディショナではなく、屋外設置式のパワーコンディショナを提供するものであり、屋外設置式とするためにパワーコンディショナの回路部が収容された筐体内へ雨水等が侵入しないように筐体を防水のための密閉構造にするものである。
本発明に係るパワーコンディショナは、太陽電池などが発電する直流電力を、昇圧回路、直流交流変換回路、及びリアクトルを含むフィルタ回路を通って交流電力に変換された電力が商用電力系統GRIDへ供給される構成の回路が、防水構造の筐体内に収容されている。このパワーコンディショナは、筐体を開けて内部の回路の点検や動作確認などを行う必要があり、そのために筐体の前面開口を開閉する蓋を設け、この蓋を閉じたときは筐体の内部に雨滴などが侵入しない防水構造となり、蓋を開ける場合及び蓋を閉じる場合に蓋が落下しないように安全を図ることができる技術を提供するものである。
第1発明は、筐体内に高電圧となる電装部品等が収容されたパワーコンディショナにおいて、前記筐体は、裏側壁の少なくとも一部がヒートシンクで構成され周囲壁によって表側開口を形成したケーシングと、前記ケーシングの表側開口を開閉するように前記ケーシングに着脱可能にネジにて固定される蓋と、前記蓋の裏側に取り付けられ前記周囲壁の先端(前端)と密着するパッキンを備え、前記ケーシングの周囲壁の上壁から上方へ突出した係止フランジと、前記蓋の上辺に下向きに形成した係止部を備え、前記蓋は、前記蓋の下部が前記ケーシングから離れた斜め状態で前記係止フランジに前記蓋の係止部が係止するその係合部を軸として前記蓋が前記ケーシングの表側開口を閉じるように回動する関係に前記ケーシングに保持され、前記蓋は前記ネジによる固定によって前記周囲壁の先端(前端)が前記防水用パッキンに食い込み状態で密着することを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、前記ケーシングの下壁の内側には前記パワーコンディショナの所定の回路部を開閉するスイッチを設け、前記ケーシングの周囲壁の下壁には前記スイッチを手動操作するスイッチ操作部とリード線引き出し部とが下方へ突出する状態に設けられ、前記蓋は前記表側開口の全体を覆う大きさを有していて前記蓋の下辺部が前記リード線引き出し部と手動操作のスイッチ操作部を覆うことを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明において、前記蓋は、上辺部では前記係止部が前記係止フランジと係合し、左右辺部では前記周囲壁の左右の壁から外方へ突出した取り付けフランジに着脱可能にネジ固定されたことを特徴とする。
第1発明では、蓋の下部がケーシングから離れた斜め状態において、ケーシングに形成した係止フランジに蓋の係止部が係止した係合部を軸として、蓋がケーシングの表側開口を閉じるように回動する関係にケーシングに保持されるため、蓋を閉じる際及び蓋を開ける際のいずれにおいても、ケーシングに形成した係止フランジに蓋の係止部が係止した状態となる。それゆえ、蓋が落下しないように保持された状態においてあり、蓋の開閉ができることとなり、安全確保上好ましいものとなる。また、蓋はネジによってケーシングに固定されるが、ケーシングの周囲壁の先端(前端)が防水用パッキンに食い込み状態で密着するため、蓋とケーシングの間の防水が良好となる。
第2発明では、蓋は表側開口の全体を覆う大きさを有していて、蓋の下辺部がリード線引き出し部と手動操作のスイッチ操作部を覆うことにより、リード線引き出し部と手動操作のスイッチ操作部が周囲壁の下壁を貫通する部分には雨滴がかかり難い状態となり、第1発明の効果と共に防水効果上好ましい状態となる。
第3発明は、蓋は、上辺部では係止部が係止フランジと係合して保持され、左右辺部では周囲壁の左右の壁から外方へ突出した取り付けフランジに着脱可能にネジ固定されるため、第1発明及び第2発明の効果を良好に果たせるものとなる。
本発明に係るパワーコンディショナの直流を交流に変換する回路構成図である。 本発明に係るIPMとヒートシンクの取り付け関係説明図である。 本発明に係るIPMとヒートシンクの取り付け関係を示す断面図である。 本発明に係るパワーコンディショナの正面斜視図である。 本発明に係るパワーコンディショナの蓋を開いた状態の蓋の裏側と筐体内の部品配置構成を示す斜視図である。 本発明に係るパワーコンディショナの蓋を開けた状態の筐体内の部品配置構成を示す正面図である。 本発明に係るパワーコンディショナの筐体内の部品配置構成を示す縦断側面図である。 本発明に係るパワーコンディショナの蓋の着脱時の状態及びフィルタ部のリアクタの取り付け部分の詳細図である。 本発明に係るパワーコンディショナの蓋を閉じた状態及びフィルタ部のリアクタの取り付け部分の詳細図である。 本発明に係るパワーコンディショナの筐体構成を示す分解斜視図である。
本発明は、防水構造の筐体内に高電圧となる電装部品等を収容するパワーコンディショナにおいて、前記筐体は、裏側壁の少なくとも一部がヒートシンクで構成され周囲壁によって表側開口を形成したケーシングと、前記ケーシングの表側開口を開閉するように前記ケーシングに着脱可能にネジにて固定される蓋と、前記蓋の裏側に取り付けられ前記周囲壁の先端(前端)と密着するパッキンを備え、前記ケーシングの周囲壁の上壁から上方へ突出した係止フランジと、前記蓋の上辺に下向きに形成した係止部を備え、前記蓋は、前記蓋の下部が前記ケーシングから離れた斜め状態で前記係止フランジに前記蓋の係止部が係止するその係合部を軸として前記蓋が前記ケーシングの表側開口を閉じるように回動する関係に前記ケーシングに保持され、前記蓋は前記ネジによる固定によって前記周囲壁の先端(前端)が前記防水用パッキンに食い込み状態で密着する構成であり、以下にその実施例を図に基づき説明する。
本発明に係るパワーコンディショナPCDは、所期の動作をする電気回路部CTが筐体1内に収容された形態である。この電気回路部CTのうち、図1には本発明に係るパワーコンディショナPCDの主回路MCの構成を示している。図1において、太陽電池PVが発電する直流電力の直流電圧を昇圧する昇圧回路を構成する昇圧部DC/DCを備え、昇圧部DC/DCで昇圧した直流電力を交流電力に変換するインバータ回路を構成するインバータ部INVを備える。直流電源である太陽電池PVからの直流電力は、チョッパ動作により昇圧部DC/DCにて昇圧され、昇圧部DC/DCで昇圧した直流電力は、インバータ部INVにより交流電力に変換(DC/AC変換という)された後、ローパスフィルタ回路を構成するフィルタ部LPFを介して商用電力系統GRIDの周波数に相当する所定の低周波数の正弦波の交流電力として、単相交流200Vの商用電力系統GRIDへ供給される構成である。
図1において、昇圧部DC/DCは、リアクトルL1、スイッチング素子T1、ダイオードD0、ダイオードD1及びコンデンサC1で昇圧回路が構成され、太陽電池PVから供給される直流電圧は、チョッパ制御部H1による制御によってスイッチング素子T1がON(オンという)及びOFF(オフという)動作して所定電圧に昇圧される。
また、インバータ回路INVは、スイッチング制御のために4個のスイッチング素子T2〜T5が単相フルブリッジ接続されており、4個のスイッチング素子T2〜T5が、昇圧部DC/DCから供給される直流電力をPWM制御部H2によってON(オンという)及びOFF(オフという)動作して、商用電力系統GRIDの周波数に相当する所定の周波数の交流電力に変換される。このため、インバータ部INVは、DC/AC変換部と称することができる。
フィルタ部LPFは、リアクトルL2、リアクトルL3及びコンデンサC3にて高周波数を遮断するローパスフィルタ回路を構成し、インバータ部INVのスイッチング素子T2とT3の接続点QがリアクトルL2に接続され、スイッチング素子T4とT5の接続点RがリアクトルL3に接続され、インバータ部INVから出力されるパルス電圧を平滑して商用電力系統GRIDの周波数に相当する周波数の正弦波の交流電圧とし、制御リレーRYを介して商用電力系統GRIDへ出力される。
図1において、昇圧部DC/DCは、スイッチング素子T1がオン(ONとする)状態になるとリアクトルL1にエネルギーが蓄積され、スイッチング素子T1がオフ(OFFとする)状態になるとリアクトルL1に蓄積されたエネルギーが放出されてコンデンサC1に充電される。この場合、スイッチング素子T1がON時間とOFF時間の割合を制御することにより、昇圧回路DC/DCは、太陽電池PVから供給される直流電圧を所定の電圧に昇圧する。ダイオードD1は、電流が太陽電池PV側へ逆流しないようにするためであり、スイッチング素子T1に並列のダイオードは、スイッチング素子T1の保護のためである。
ダイオードD0はリアクトルL1とダイオードD1をバイパスするように接続されており、太陽電池PVの発電電圧がコンデンサC1の端子電圧(位置Pの電圧)を超える場合に太陽電池PVの出力が直接このダイオードD0を介してコンデンサC1を充電しインバータ部INVへ供給されるものである。すなわち、太陽電池PVの発電量が大きく昇圧部DC/DCによる昇圧を必要としないときは、太陽電池PVの出力がリアクトルL1、ダイオードD1を経ることなくインバータ部INVへ供給され、少なくともリアクタL1による発電電力の損失を防止できパワーコンディショナでの変換効率を上げることができるものである。一方、太陽電池PVの出力が連続して通過するためその発熱量は大きいものとなる。この発熱量はダイオードD1がスイッチング素子T1の動作で断続的に通電される状態に比して大きいものである。
このような動作において、昇圧部DC/DCは、その出力が最大値(PWとする)になるようにするために、太陽電池PVの出力電力の最大点で動作させる制御を行うようにチョッパ制御部H1が動作する。このための一つの制御方式として、太陽電池PVの電流ISと、太陽電池PVと並列接続されたコンデンサCSの電圧VCSと、リアクトルL1の電流ILとをチョッパ制御部H1が検出し、それによってスイッチング素子T1をスイッチング制御して、昇圧部DC/DCから出力される電力が最大になるように、この昇圧比(スイッチング素子T1のONデューティ)の制御をすることができる。
また、インバータ部INVは、前記最大値(PWとする)に基づいて算出した電流が商用電力系統GRIDへ出力されるように、PWM制御部H2によって商用電力系統GRIDへ重畳される前記正弦波の交流電圧のピーク値を制御する。
図1に示すように、パワーコンディショナPCDの主回路MCの主制御部Hは、チョッパ制御部H1とPWM制御部H2を含んでいる。パワーコンディショナPCDの主回路MCは、図1に点線で囲む部分が一つのプリント配線基板PB1に配線され、スイッチング素子T1〜T5のそれぞれは、通常、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)と称するものである。スイッチング素子T2〜T5は、図2に示すように、単一(一つ)のパッケージに収容される形態でモジュール化されており、IPM(インテリジェントパワーモジュール)と称する。なお、製造上のメリットを出すために、スイッチング素子T1及びダイオードD1もスイッチング素子T2〜T5と共に単一(一つ)のパッケージに収容される形態でモジュール化することができる。このため、図2に示すものは、スイッチング素子T1〜T5及びダイオードD1が単一(一つ)のパッケージに収容されたIPMモジュールを示している。
このIPMにおいて、V1、V2は図1に示すV1、V2に相当し、P、Q、Rが図1に示すP、Q、Rに相当する。後述のように、このIPMは裏側面(図2の下側面)がアルミニウム等の金属製の放熱面KHとなっており、この放熱面KHが後述のヒートシンク5の前面に密着するように、ネジ12によってIPMの取り付けフランジ部がヒートシンク5に固定され、IPMから発生する熱がヒートシンク5によって放熱される構成である。
図4は、防水のための密閉構造の筐体内に収容された本発明に係るパワーコンディショナPCDの全体斜視図である。パワーコンディショナPCDは屋外に縦方向に設置されるものであり、例えば家屋の外壁の縦壁HKに略垂直状態に取り付けられるものである。このため、図1に示す主回路を含めて、電気回路部分を雨滴などから保護するために防水構造の筐体1に収容した形態とする。
筐体1は、略直方形状の金属製箱体であり、金属製ケーシング2と、このケーシング2の表側の開口1Aを開閉可能な金属製蓋3にて閉じられ、裏側壁の少なくとも一部がヒートシンク5で構成され、内部にパワーコンディショナPCDの電気回路部が収容された構成である。ヒートシンク5は、平板状の基盤部5Bの裏側に縦方向の放熱フィン5Aが上下方向の空気通路5Cを存して複数並列形成されたものであり、基盤部5Bが筐体1内に臨み放熱フィン5Aが筐体1の裏側に露出した状態でケーシング2に取り付けられる。筐体1を金属製としたのは、屋外設置であるため、太陽光に対して劣化しないように耐光性を考慮したものである。
ケーシング2は、上下の壁2A、2B及び左右の壁2C、2Dでもって周囲壁2Sを構成し、表側と裏側に開口2F、2Rを形成した金属製である。ケーシング2の裏側壁の少なくとも一部がヒートシンク5で構成されるように、ケーシング2の裏壁2Eに形成した裏側開口2Rの周縁部のフランジ2R1に、ヒートシンク5の基盤部5Bが密着するようにネジ9にて取り付けられ、ケーシング2の裏側開口2Rが防水状態に塞がれている。この取り付けによって、放熱フィン5Aが筐体1の裏側に露出した状態となる。この場合、フランジ2R1とヒートシンク5の間にシール用パッキンを介在させてもよい。
また、ケーシング2の表側開口2Fは開閉可能な蓋3にて防水状態に閉じられる。蓋3の内側周縁に環状の防水用パッキン4が両面テープ等によって取り付けられている。蓋3の左右辺部に形成した取り付け部3B、3Cを貫通する取り付け孔10を通して、ネジ11にてケーシング2の周囲壁2Sの左右の壁2C、2Dに設けた取り付けフランジ8B、8Cに固定される。この固定によって、ケーシング2の表側開口2Fを形成する周囲壁2Sの先端(前端)が、パッキン4に食い込み状態で当接することによって、ケーシング2と蓋3が防水状態にシールされる。蓋3はネジ11を緩めることによってケーシング2から取り外し可能である。
ケーシング2の周囲壁2Sの上壁2Aには、上方へ突出状態に係止フランジ8Aが設けられており、蓋3の上辺3Aには係止部3A1を下向きに形成している。蓋3は表側開口1Aの全体を覆う大きさを有している。ケーシング2への蓋3の取り付けは、家屋の外壁の縦壁HKに略垂直状態に取り付けられたケーシング2に対して、蓋3の下部を持ち上げた斜め状態において、図8に示すように、蓋3の上辺3Aに下向き形成した係止部3A1をケーシング2の上壁2Aの係止フランジ8Aに係止するように係合させ、この係合部を軸として矢印Y方向へ蓋3の下部をケーシング2に近づけるように回動させ、蓋3によってケーシング2の表側開口1Aの全体を覆う。この状態で、上記のように、ネジ11にてケーシング2の周囲壁2Sの左右の壁2C、2Dに外方へ突出して設けた取り付けフランジ8B、8Cに固定する。この固定によって、図7及び図9に示すように、表側開口1Aの周縁を形成する周囲壁2Sの先端(前端)が蓋3の内側周縁に取り付けた防水用パッキン4に食い込み状態で密着し、表側開口1Aの全周で防水シール状態となる。
蓋3の取り外しを行う場合は、ネジ11を緩め、図8に示すように、係止部3A1と係止フランジ8Aとの係合部を軸として、矢印Y方向へ蓋3のケーシング2に対して蓋3の下部を持ち上げ回動して斜めにした状態で、係止フランジ8Aから蓋3の上辺3Aの係止部3A1が外れる位置まで蓋3を上方へ持ち上げ、その状態で蓋3を手前に引けば、ケーシング2から蓋3を取り外すことができる。
ケーシング2の周囲壁2Sの下壁2Bには、リード線引き出し部6と手動操作のスイッチ操作部7が下壁2Bから下方へ突出する状態に設けられている。リード線引き出し部6は、筐体1内に収容された電気回路部CTと太陽電池PVとを接続する接続ラインや、フィルタ回路LPF及び制御リレーRYを介して商用電力系統GRIDへ接続する接続ライン等のリード線が通る部分である。スイッチ操作部7は、筐体1内に配置されたスイッチSWのON・OFF制御を筐体1の外側から手動操作する部分である。スイッチSWは、パワーコンディショナPCDの所定の回路部を開閉するスイッチであり、実施例では、太陽電池PVとパワーコンディショナPCDの主回路MCとを接続する回路を、開閉接片が直接開閉してON状態―OFF状態を切り換えるスイッチSWを示している。スイッチSWは、ケーシング2の周囲壁2Sの下壁2Bに近接してケーシング2内に配置されており、スイッチSWから下壁2Bを貫通して筐体1外へ延びる操作軸7Jにスイッチ操作部7が取り付けられている。これらリード線引き出し部6とスイッチ操作部7は、ケーシング2に下壁2Bに対して適宜の防水シール構成の取り付け構造となっている。リード線引き出し部6とスイッチ操作部7を下壁2Bに設けたのは、雨滴が掛かり難い領域であるからである。
ケーシング2への蓋3の取り付けによって、図7に示すように、蓋3は表側開口1Aを密閉すると共に、蓋3の下辺部3Dがリード線引き出し部6と手動操作のスイッチ操作部7を覆う状態となる。このため、リード線引き出し部6と手動操作のスイッチ操作部7が下壁2Bを貫通する部分には、雨滴がかかり難い状態となり防水効果上好ましい状態となる。
筐体1内に収容されたパワーコンディショナPCDの電気回路部は、主回路MCの配線を含めて、複数のプリント配線基板PB1〜PB5に形成され、筐体1内の収容配置は、リアクトルL1、L2、L3が配置される第1室15と、プリント配線基板PB1〜PB5及びそれらに形成されたその他の電気回路部分が収容される第2室16とに区画壁17によって区画されている。昇圧部DC/DC、インバータ部INV及びフィルタ部LPFは、それらを構成する電気素子が接続されるプリント配線基板PB1に形成されている。プリント配線基板PB1〜PB5は、ヒートシンク5の平板状の基盤部5Bと間隔を存して基盤部5Bの前面側に並行に配置している。
プリント配線基板PB1は、ヒートシンク5の平板状の基盤部5Bと間隔SPを存して基盤部5Bの前面側に基盤部5Bに並行に配置している。また、高電圧となり発熱量の大きい回路素子としては、スイッチング素子T1〜T5を一つのパッケージに収容したIPM(インテリジェントパワーモジュール)があるが、このIPMは、間隔SPに配置されるように、図7に示すように、プリント配線基板PB1の配線と接続する状態でプリント配線基板PB1の裏側に配置され、このIPMの裏側面(図2の下側面)が金属製の放熱板KHとなっており、この放熱板KHが筐体1側に露出したヒートシンク5の基盤部5Bに密着するように、ネジ12によってヒートシンク5に固定されている。これによって、IPMから発生する熱は、放熱板KHを通してヒートシンク5に伝達され、ヒートシンク5の放熱フィン5Aから放散される構成である。
図7に示すように、パワーコンディショナPCDを家屋の外壁の縦壁HK等に沿って略垂直状態に取り付けられるために、図7及び図10に示すように、放熱促進用ファン34を取り付けたカバー板35の上半部の裏側に、放熱促進用ファン34を覆う状態で取り付け板39が配置され、取り付け板39は、その左右両側に形成した取り付け脚39Eの先端フランジ部39Fをヒートシンク5の基盤部5Bの左右部分にネジにて固定する。このネジは、専用のネジでもよいがカバー板35を取り付けるネジ38と兼用してもよい。取り付け板39の上部には、家屋の外壁の縦壁HK等に取り付けられるための取り付け孔39Hが形成されている。なお、カバー板35の下端部には、後方へ折り曲げ形成した間隔保持部35Pを形成しており、間隔保持部35Pの後方先端35P1が取り付け板39の下方延長上となる状態に形成される。これによって、取り付け板39を家屋の外壁の縦壁HK等に沿って取り付けるとき、間隔保持部35Pの後方先端35P1が家屋の外壁の縦壁HK等に当接するため、パワーコンディショナPCDが家屋の外壁の縦壁HK等に沿って略垂直状態の取り付けを維持できるものとなる。
ケーシング2の上壁2Aの内側面、即ち、リアクトルL1、L2、L3が収容される第1室15の上壁2Aの内面には、所定厚さに平板状の断熱材43が貼着されている。これは、第1室15の上壁2AはリアクトルL1、L2、L3の発熱によって温められるため、断熱材43が存在しない場合には、パワーコンディショナPCDの周囲温度が低下したとき、第1室15の上壁2Aの露付きが生じ、この露がリアクトルL1、L2、L3や第2室に落下して、電気絶縁状態が悪化する懸念がある。しかし、断熱材43を設けることにより、この露付きを防止できるため、このような懸念は解消される。
プリント配線基板PB3に表示器30が取り付けられており、蓋3の中央部に形成した縦方向の窪み31の一部に形成した窓33に表示器30が臨む状態であり、窓33から筐体1内に雨滴が侵入しないように、窪み31全体に透明な樹脂カバー32が液密状態に接着されている。表示器30は、パワーコンディショナPCDの動作状態や、故障時のエラーコードの表示等が表示される。
本発明に係るパワーコンディショナは、上記実施例に示した構成に限定されず、種々の形態のものに適用できるものであり、本発明の技術範囲において種々の形態を包含するものである。
1・・・・・筐体
2・・・・・金属製ケーシング
2S・・・・ケーシング2の周囲壁
3・・・・・金属製蓋
3A・・・・蓋3の上辺部
3A1・・・蓋3の上辺部3Aの係止部
3B、3C・・・蓋3の左右辺部に形成した取り付け部
3D・・・・蓋3の下辺部
4・・・・・防水用パッキン
5・・・・・ヒートシンク
5A・・・・放熱フィン
5B・・・・基盤部
5C・・・・空気通路
6・・・・・リード線引き出し部
7・・・・・手動操作のスイッチ操作部
8A・・・・係止フランジ
8B、8C・・・取り付けフランジ
9・・・・・ネジ
11・・・・ネジ
12・・・・ネジ
15・・・・第1室
16・・・・第2室
17・・・・区画壁
30・・・・表示器
34・・・・放熱促進用ファン
35・・・・カバー板
37・・・・送風用孔
39・・・・取り付け板
PCD・・・パワーコンディショナ
MC・・・・パワーコンディショナPCDの主回路
IPM・・・インテリジェントパワーモジュール
DC/DC・・・昇圧部
L1・・・・昇圧部DC/DCのリアクトル
D1・・・・ダイオード
INV・・・インバータ部
LPF・・・フィルタ部
L2、L3・・・フィルタ部LPFのリアクトル
GRID・・・商用電力系統
PV・・・・太陽電池
PB1、PB2、PB3、PB4・・・プリント配線基板

Claims (3)

  1. 防水構造の筐体内に収容されたパワーコンディショナにおいて、前記筐体は、裏側壁の少なくとも一部がヒートシンクで構成され周囲壁によって表側開口を形成したケーシングと、前記ケーシングの表側開口を開閉するように前記ケーシングに着脱可能にネジにて固定される蓋と、前記蓋の裏側に取り付けられ前記周囲壁の先端(前端)と密着するパッキンを備え、前記ケーシングの周囲壁の上壁から上方へ突出した係止フランジと、前記蓋の上辺に下向きに形成した係止部を備え、前記蓋は、前記蓋の下部が前記ケーシングから離れた斜め状態で前記係止フランジに前記蓋の係止部が係止するその係合部を軸として前記蓋が前記ケーシングの表側開口を閉じるように回動する関係に前記ケーシングに保持され、前記蓋は前記ネジによる固定によって前記周囲壁の先端(前端)が前記防水用パッキンに食い込み状態で密着することを特徴とするパワーコンディショナ。
  2. 前記ケーシングの下壁の内側には前記パワーコンディショナの所定の回路部を開閉するスイッチを設け、前記ケーシングの周囲壁の下壁には前記スイッチを手動操作するスイッチ操作部とリード線引き出し部とが下方へ突出する状態に設けられ、前記蓋は前記表側開口の全体を覆う大きさを有していて前記蓋の下辺部が前記リード線引き出し部と手動操作のスイッチ操作部を覆うことを特徴とする請求項1に記載のパワーコンディショナ。
  3. 前記蓋は、上辺部では前記係止部が前記係止フランジと係合し、左右辺部では前記周囲壁の左右の壁から外方へ突出した取り付けフランジに着脱可能にネジ固定されたことを特徴とする請求項1または2に記載のパワーコンディショナ。
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