JP5634904B2 - パワーコンディショナ - Google Patents

パワーコンディショナ Download PDF

Info

Publication number
JP5634904B2
JP5634904B2 JP2011025036A JP2011025036A JP5634904B2 JP 5634904 B2 JP5634904 B2 JP 5634904B2 JP 2011025036 A JP2011025036 A JP 2011025036A JP 2011025036 A JP2011025036 A JP 2011025036A JP 5634904 B2 JP5634904 B2 JP 5634904B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
reactor
heat sink
power
conductive sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011025036A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012165597A (ja
Inventor
智大 田畑
智大 田畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2011025036A priority Critical patent/JP5634904B2/ja
Priority to CN201290000271.1U priority patent/CN203562963U/zh
Priority to PCT/JP2012/052662 priority patent/WO2012108398A1/ja
Priority to EP12745379.3A priority patent/EP2675054A4/en
Publication of JP2012165597A publication Critical patent/JP2012165597A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5634904B2 publication Critical patent/JP5634904B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、パワーコンディショナに関し、特に、太陽電池などが発電する電力を交流電力に変換するパワーコンディショナにおける発熱部の放熱技術に関するものである。
屋内設置式の太陽光発電システム用パワーコンディショナとして、放熱特性がよく、且つ筐体表面が高温になることのないものを得るために、筐体を金属筐体とし、その筐体内に、太陽電池が発電する直流電力を交流電力に変換する直交変換回路と、この直交変換回路のパワーモジュールを取り付けたヒートシンクとを設置し、この金属筐体の天板の上面に外側樹脂シートを貼付したものがある(特許文献1)。
特開2009−164351号公報
この特許文献1では、パワーコンディショナの筐体内の放熱が良好に行なえると共に、パワーコンディショナの筐体に人が触れたときのやけどなどを防止できる効果が期待でき、このパワーコンディショナは屋内設置式として有用である旨の効果が記載されている。
本発明は、このような屋内設置式パワーコンディショナではなく、屋外設置式のパワーコンディショナを提供するものであり、屋外設置式とするためにパワーコンディショナの筐体内へ雨水等が侵入しないように筐体を防水のための密閉構造にするものである。
パワーコンディショナは、太陽電池などが発電する直流電力を、ダイオードを含む昇圧回路、直流交流変換回路(DC/AC変換回路またはインバータ回路ともいう)、及びリアクタを含むフィルタ回路を通って交流電力に変換された電力が商用電力系統GRIDへ供給される構成であるが、その回路の中には、直流交流変換回路及びフィルタ回路のリアクタのように発熱が大きな部分がある。屋外設置される筐体を防水目的で密閉構造とする場合、これらの発熱が筐体内に篭れば、これらの回路素子の特性が変化し、または動作不良となる虞がある。
屋外設置される筐体を防水のための密閉構造にする場合、防水効果は達成できるが、パワーコンディショナの回路素子のうち、特に発熱の大きな素子が発する熱が筐体内に篭って筐体内が高温になり、これら回路素子のうちのいくつかの素子の耐熱限度を超え、その素子の特性が変化してパワーコンディショナとして所期の動作が得られなくなったり、またはその素子が破壊したりする虞がある。
そこで本発明は、屋外設置される筐体が防水を目的とした密閉構造である場合、パワーコンディショナの回路素子のうち、特に発熱の大きな素子が発する熱が筐体内に篭らず、放熱効果が良好となる技術を提供するものである。このため、パワーコンディショナの回路素子のうち、特に発熱の大きな素子の一つであるリアクタの取り付け構成に特徴を有するものである。
本発明に係るパワーコンディショナは、防水を目的とした密閉構造の筐体内に、太陽電池などが発電する直流電圧を昇圧部で昇圧し、インバータ部で直流を交流に変換し、フィルタ部で波形整形して商用電力系統に出力する動作を行う電気回路が収容されたものであり、この電気回路の素子のうち、発熱の大きなリアクトルの放熱を考慮した新規な構成を提供するものである。
また、本発明は、発熱の大きなリアクトルの放熱が良好に行なえることを主眼とするが、付帯効果として、リアクトルから生じる振動も吸収でき、密閉構造の筐体の周囲に伝播される騒音を低減できる技術が提供できることも特徴である。
第1発明は、太陽電池などが発電する直流電力の電圧を昇圧する昇圧部と、前記昇圧部で昇圧した直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、前記インバータ部で変換された交流電力の波形を整形するフィルタ部が、防水のための密閉構造の筐体内に収容されたパワーコンディショナにおいて、前記筐体は裏側壁の少なくとも一部がヒートシンクで構成され、前記フィルタ部に備えたリアクトルが、当該リアクトルのコイル外周を柔軟性の熱伝導シートと電気絶縁シートを介して前記筐体の内側に露出したヒートシンクに熱伝導的に取り付けたことを特徴とする。
第2発明は、周囲が金属板で囲まれ表側に開口し裏側壁の少なくとも一部がヒートシンクで構成されたケーシングの前記表側の開口が開閉可能な蓋にて閉じられた防水のための密閉構造の筐体内に、太陽電池などが発電する直流電力の電圧を昇圧部で昇圧し、インバータ部で直流を交流に変換し、フィルタ部で波形整形して商用電力系統に出力する電気回路が収容され、前記フィルタ部に備えたリアクトルが、当該リアクトルの外周を柔軟性の熱伝導シートと電気絶縁シートを介して前記筐体の内側に露出した前記ヒートシンクに熱伝導的に取り付けたことを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明において、前記筐体内は、前記リアクトルが収容される室が上位置となり、他の回路素子が収容される室が下位置となるように、前記両室間の空気対流を抑制する区画壁にて区画されたことを特徴とする。
第4発明は、第1発明または第2発明において、前記昇圧部に備えたリアクトルが、当該リアクトルの外周を柔軟性の熱伝導シートと電気絶縁シートを介して前記ヒートシンクに放熱する取り付け構成であることを特徴とする。
第5発明は、第4発明において、前記筐体内は、前記フィルタ部に備えたリアクトル及び前記昇圧部に備えたリアクトルが収容される室が上位置となり、他の回路素子が収容される室が下位置となるように、前記両室間の空気対流を抑制する区画壁にて区画されたことを特徴とする。
第6発明は、第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、前記フィルタ部に備えたリアクトルが、当該リアクトルの外周を柔軟性の熱伝導シートに接触し、前記熱伝導シートの裏側に配置した前記電気絶縁シートが前記ヒートシンクに面接触する取り付け構成であることを特徴とする。
第7発明は、第4発明または第5発明において、前記フィルタ部に備えたリアクトル及び前記昇圧部に備えたリアクトルが、柔軟性の熱伝導シートに接触し、前記熱伝導シートの裏側に配置した前記電気絶縁シートが前記ヒートシンクに面接触する取り付け構成であることを特徴とする。
第8発明は、第6発明または第7発明において、前記熱伝導シートは、表面に前記リアクトルのコイル外周が食い込み状態で当接する厚さの柔軟性を備え、前記電気絶縁シートは前記熱伝導シートの裏面を保持して前記リアクトルの発熱が前記ヒートシンクに良好に伝達される厚さのシートであることを特徴とする。
第9発明は、第3発明または第5発明において、前記筐体は、周囲が金属板で囲まれ表側に開口し裏側壁の少なくとも一部がヒートシンクで構成されたケーシングの前記表側の開口が開閉可能な蓋にて閉じられた防水のための密閉構造であり、前記開口を表側として前記リアクトルが収容される室が上位置となる状態で前記ヒートシンク側が取り付け側であり、前記インバータ部を構成するように複数のスイッチング素子がブリッジ状に電気接続されたインテリジェントパワーモジュール(IPM)が前記他の回路素子が収容される室に配置され、前記インテリジェントパワーモジュール(IPM)の放熱面が、前記筐体の内側に露出した前記ヒートシンクに熱伝導的に取り付けられたことを特徴とする。
第10発明は、第9発明において、前記筐体は、前記ヒートシンクの裏側面に放熱促進用ファンを設け、前記放熱促進用ファンを前記インテリジェントパワーモジュール(IPM)に対応する位置に配置したことを特徴とする。
本発明によって、フィルタ部に備えたリアクトルは、それに当接した柔軟性の熱伝導シートと電気絶縁シートを介してヒートシンクに放熱することにより、屋外設置型のパワーコンディショナとして、防水のために密閉構造とする筐体内に収容される場合において、熱伝導シートを通してヒートシンクに伝熱する効果的放熱を得ることができるため、リアクトルから発する熱によって筐体内が高温になることにより生じる電気回路素子の特性の変化や素子の破壊等の虞がなく、安定動作の屋外設置型のパワーコンディショナが得られるものとなる。また、筐体内への熱伝導シートの取り付け等の際に熱伝導シートに亀裂などが生じた場合にも、電気絶縁シートによってリアクトルとヒートシンクとの電気絶縁が得られるため、安全構成となる。更に、柔軟性の熱伝導シートはリアクトルから生じる振動も吸収でき、密閉構造の筐体の周囲に伝播される騒音を低減できる技術が提供できるものとなる。
第2発明は、本発明の一つの形態に係るものであり、表側の開口が開閉可能な蓋にて閉じられ裏側にヒートシンクが配置された防水のための密閉構造の筐体構成の特徴を表し、その筐体内に収容したパワーコンディショナのフィルタ部に備えたリアクトルは、それに当接した柔軟性の熱伝導シートと電気絶縁シートを介してヒートシンクに放熱する。このため、屋外設置型のパワーコンディショナとして、防水のために密閉構造とする筐体内に収容される場合において、熱伝導シートを通してヒートシンクに伝熱する効果的放熱を得ることができるため、リアクトルから発する熱によって筐体内が高温によるなることにより生じる電気回路素子の特性の変化や素子の破壊等の虞がなく、安定動作の屋外設置型のパワーコンディショナが得られるものとなる。また、筐体内への熱伝導シートの取り付け等の際に熱伝導シートに亀裂などが生じた場合にも、電気絶縁シートによってリアクトルとヒートシンクとの電気絶縁が得られるため、安全構成となる。更に、柔軟性の熱伝導シートはリアクトルから生じる振動も吸収でき、密閉構造の筐体の周囲に伝播される騒音を低減できる技術が提供できるものとなる。
第3発明は、第1発明または第2発明の効果と共に、リアクトルが収容される室と他の回路素子が収容される室とが、リアクトルが収容される室が上位置となるように両室間の空気対流を抑制する区画壁にて区画されるため、リアクトルから発生する熱及び電磁ノイズによって他の回路素子が不良になることが防止され、安定動作の屋外設置型のパワーコンディショナが得られるものとなる。
第4発明は、第1発明または第2発明の効果と共に、昇圧部に備えたリアクトルからも発熱はあるため、この昇圧部に備えたリアクトルもフィルタ部に備えたリアクトルと同様の放熱構成とすることにより、屋外設置型のパワーコンディショナとして、防水のために密閉構造とする筐体内に収容される場合において、熱伝導シートを通してヒートシンクに伝熱する効果的放熱を得ることができる。このため、密閉構造とする筐体内に収容される場合において、熱伝導シートを通してヒートシンクに伝熱する効果的放熱を得ることができるため、リアクトルから発する熱によって筐体内が高温によるなることにより生じる電気回路素子の特性の変化や素子の破壊等の虞がなく、安定動作の屋外設置型のパワーコンディショナが得られるものとなる。また、筐体内への熱伝導シートの取り付け等の際に熱伝導シートに亀裂などが生じた場合にも、電気絶縁シートによってリアクトルとヒートシンクとの電気絶縁が得られるため、安全構成となる。更に、柔軟性の熱伝導シートはリアクトルから生じる振動も吸収でき、密閉構造の筐体の周囲に伝播される騒音を低減できる技術が提供できるものとなる。また更に、両リアクトルの放熱構成材料の共通購入ができ、コスト低減効果が得られる。
第5発明は、第4発明の効果と共に、フィルタ部に備えたリアクトル及び昇圧部に備えたリアクトルが収容される室が上位置となり、他の回路素子が収容される室が下位置となるように、これら両室間の空気対流を抑制する区画壁にて区画されたものであるため、リアクトルから発生する熱及び電磁ノイズによって他の回路素子が不良になることが防止され、安定動作の屋外設置型のパワーコンディショナとなる。
第6発明は、第1発明乃至第3発明の効果と共に、フィルタ部に備えたリアクトルが柔軟性の熱伝導シートに接触するため、リアクトルから発生する熱の熱伝導シートへの良好な伝熱が得られる。そして、柔軟性の熱伝導シートは組み込み作業中に破損し易い欠点を有するものであっても、裏側の電気絶縁シートがそれをカバーしつつヒートシンクに面接触することにより、リアクトルから発生する熱の放熱通路を安定的に維持できるものとなる。
第7発明は、第4発明または第5発明の効果と共に、フィルタ部に備えたリアクトル及び昇圧部に備えたリアクトルが、柔軟性の熱伝導シートに接触するため、リアクトルから発生する熱の熱伝導シートへの良好な伝熱が得られる。そして、柔軟性の熱伝導シートは組み込み作業中に破損し易い欠点を有するものであっても、裏側の電気絶縁シートが、それをカバーしつつリアクトルとヒートシンクとの電気絶縁を果たし、且つヒートシンクに面接触することにより、リアクトルから発生する熱の放熱通路を安定的に維持できるものとなる。
第8発明は、第6発明乃至第7発明のいずれかの効果と共に、熱伝導シートの表面にリアクトルが食い込み状態で当接するため、リアクトルから発生する熱の熱伝導シートへの良好な伝熱が得られると共に、電気絶縁シートは、熱伝導シートの裏面を保持して、柔軟性の熱伝導シートの組み込み作業中の破損を防止しつつ、リアクトルとヒートシンクとの電気絶縁を果たし、且つヒートシンクに面接触することにより、リアクトルから発生する熱の放熱通路を安定的に維持できるものとなる。
第9発明は、第3発明または第5発明のいずれかの効果と共に、筐体の開口を表側としてリアクトルが収容される室が上位置となる状態で、ヒートシンク側が家屋の壁等に取り付けられるため、下部の室に収容したインテリジェントパワーモジュール(IPM)の発熱が、上部のリアクトルに悪影響を及ぼさず、リアクトルから発生する熱の放熱と、インテリジェントパワーモジュール(IPM)から発生する熱の放熱とが、ヒートシンクによって効果的に放熱されるものとなる。
第10発明は、第9発明の効果と共に、ヒートシンクの裏側面に放熱促進用ファンを設け、インテリジェントパワーモジュール(IPM)の熱が伝達されるヒートシンク部分の放熱効果を促進している。この放熱促進用ファンを設けない場合は、ヒートシンクの放熱は、ヒートシンクの放熱フィン間を上昇する空気の自然の流れに任されることとなり、IPM(インテリジェントパワーモジュール)の熱が伝達されるヒートシンクの部分が高温になることにより、その熱がヒートシンクを伝ってリアクトルから発生する熱が伝導されるヒートシンクの部分の温度低下の邪魔になり、リアクトルから発生する熱の放熱効果の低下を招くが、放熱促進用ファンを設けることにより、このようなことが抑制され、IPM(インテリジェントパワーモジュール)の熱の放熱効果の向上と共に、リアクトルから発生する熱の放熱効果の向上ができるものとなる。
本発明に係るパワーコンディショナの直流を交流に変換する回路構成図である。 本発明に係るIPMとヒートシンクの取り付け関係説明図である。 本発明に係るIPMとヒートシンクの取り付け関係を示す断面図である。 本発明に係るパワーコンディショナの正面斜視図である。 本発明に係るパワーコンディショナの蓋を開いた状態の蓋の裏側と筐体内の部品配置構成を示す斜視図である。 本発明に係るパワーコンディショナの蓋を開けた状態の筐体内の部品配置構成を示す正面図である。 本発明に係るパワーコンディショナの筐体内の部品配置構成を示す縦断側面図である。 本発明に係るパワーコンディショナのリアクタの取り付け部分を分解状態で示す筐体内の斜視図である。 本発明に係るパワーコンディショナの蓋を開けた状態の筐体内のリアクトルの取り付け状態を示す横断斜視図である。 本発明に係るパワーコンディショナの蓋の着脱時の状態及びフィルタ部のリアクタの取り付け部分の詳細図である。 本発明に係るパワーコンディショナの蓋を閉じた状態及びフィルタ部のリアクタの取り付け部分の詳細図である。 本発明に係るパワーコンディショナの蓋を閉じた状態の説明及び昇圧部のリアクタの取り付け部分の詳細図である。 本発明に係るパワーコンディショナの筐体構成を示す分解斜視図である。 本発明に係るパワーコンディショナの蓋を開けた状態の筐体内のIPMと放熱促進用ファンの関係を示す横断端面図である。
本発明に係るパワーコンディショナの代表的な構成として、太陽電池などが発電する直流電力の電圧を昇圧する昇圧部と、前記昇圧部で昇圧した直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、前記インバータ部で変換された交流電力の波形を整形するフィルタ部が、防水のための密閉構造の筐体内に収容されたパワーコンディショナにおいて、前記筐体は裏側壁の少なくとも一部がヒートシンクで構成され、前記フィルタ部に備えたリアクトルが、当該リアクトルのコイル外周を柔軟性の熱伝導シートと電気絶縁シートを介して前記筐体の内側に露出したヒートシンクに熱伝導的に取り付けた構成であり、以下にその実施例を図に基づき説明する。
本発明に係るパワーコンディショナPCDは、高電圧となる電装部品を含み所期の動作をする電気回路部CTが筐体1内に収容された形態である。この電気回路部CTのうち、図1には本発明に係るパワーコンディショナPCDの主回路MCの構成を示している。図1において、太陽電池PVが発電する直流電力の直流電圧を昇圧する昇圧回路を構成する昇圧部DC/DCを備え、昇圧部DC/DCで昇圧した直流電力を交流電力に変換するインバータ回路を構成するインバータ部INVを備える。直流電源である太陽電池PVからの直流電力は、チョッパ動作により昇圧部DC/DCにて昇圧され、昇圧部DC/DCで昇圧した直流電力は、インバータ部INVにより交流電力に変換(DC/AC変換という)された後、ローパスフィルタ回路を構成するフィルタ部LPFを介して商用電力系統GRIDの周波数に相当する所定の低周波数の正弦波の交流電力として商用電力系統GRIDへ供給される構成である。
図1において、昇圧部DC/DCは、リアクトルL1、スイッチング素子T1、ダイオードD0、ダイオードD1及びコンデンサC1で昇圧回路が構成され、太陽電池PVから供給される直流電圧は、チョッパ制御部H1による制御によってスイッチング素子T1がON(オンという)及びOFF(オフという)動作して所定電圧に昇圧される。
また、インバータ部INVは、スイッチング制御のために4個のスイッチング素子T2〜T5が単相フルブリッジ接続されており、4個のスイッチング素子T2〜T5が、昇圧部DC/DCから供給される直流電力をPWM制御部H2によってON(オンという)及びOFF(オフという)動作して、商用電力系統GRIDの周波数に相当する所定の周波数の交流電力に変換される。このため、インバータ部INVは、DC/AC変換部と称することができる。
フィルタ部LPFは、リアクトルL2、リアクトルL3及びコンデンサC3にて高周波数を遮断するローパスフィルタ回路を構成し、インバータ部INVのスイッチング素子T2とT3の接続点QがリアクトルL2に接続され、スイッチング素子T4とT5の接続点RがリアクトルL3に接続され、インバータ部INVから出力されるパルス電圧を平滑して(高周波成分を除去して)商用電力系統GRIDの周波数に相当する周波数の正弦波の交流電圧とし、制御リレーRYを介して商用電力系統GRIDへ出力される。
図1において、昇圧部DC/DCは、スイッチング素子T1がオン(ONとする)状態になるとリアクトルL1にエネルギーが蓄積され、スイッチング素子T1がオフ(OFFとする)状態になるとリアクトルL1に蓄積されたエネルギーが放出されてコンデンサC1に充電される。この場合、スイッチング素子T1がON時間とOFF時間の割合を制御することにより、昇圧部DC/DCは、太陽電池PVから供給される直流電力の電圧を所定の電圧に昇圧する。ダイオードD1は、電流が太陽電池PV側へ逆流しないようにするためであり、スイッチング素子T1に並列のダイオードは、スイッチング素子T1の保護のためである。
ダイオードD0はリアクトルL1とダイオードD1をバイパスするように接続されており、太陽電池PVの発電電圧がコンデンサC1の端子電圧(位置Pの電圧)を超える場合に太陽電池PVの出力が直接このダイオードD0を介してコンデンサC1を充電しインバータ部INVへ供給されるものである。すなわち、太陽電池PVの発電量が大きく昇圧部DC/DCによる昇圧を必要としないときは、太陽電池PVの出力がリアクトルL1、ダイオードD1を経ることなくインバータ部INVへ供給され、少なくともリアクタL1による発電電力の損失を防止できパワーコンディショナでの変換効率を上げることができるものである。一方、太陽電池PVの出力が連続して通過するためその発熱量は大きいものとなる。この発熱量はダイオードD1がスイッチング素子T1の動作で断続的に通電される状態に比して大きいものである。
このような動作において、昇圧部DC/DCは、その出力が最大値(PWとする)になるようにするために、太陽電池PVの出力電力の最大点で動作させる制御を行うようにチョッパ制御部H1が動作する。このための一つの制御方式として、昇圧部DC/DCから出力される電圧と電流とを検出し、その積(出力電力)が最大になるように昇圧部DC/DCの昇圧率を制御する。例えば、太陽電池PVの電流ISと、太陽電池PVと並列接続されたコンデンサCSの電圧VCSと、リアクトルL1の電流ILとをチョッパ制御部H1が検出し、それによってスイッチング素子T1をスイッチング制御して、昇圧部DC/DCから出力される電力が最大になるように、この昇圧比(スイッチング素子T1のONデューティ)の制御をすることができる。
また、インバータ部INVは、前記最大値(PWとする)に基づいて算出した電流が商用電力系統GRIDへ出力されるように、PWM制御部H2によって商用電力系統GRIDへ重畳される前記正弦波の交流電圧のピーク値を制御する。
図1に示すように、パワーコンディショナPCDの主回路MCの主制御部Hは、チョッパ制御部H1とPWM制御部H2を含んでいる。パワーコンディショナPCDの主回路MCは、図1に点線で囲む部分が一つのプリント配線基板PB1に配線され、スイッチング素子T1〜T5のそれぞれは、通常、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)と称するものである。スイッチング素子T2〜T5は、図2に示すように、単一(一つ)のパッケージに収容される形態でモジュール化されており、IPM(インテリジェントパワーモジュール)と称する。なお、製造上のメリットを出すために、スイッチング素子T1及びダイオードD1もスイッチング素子T2〜T5と共に単一(一つ)のパッケージに収容される形態でモジュール化することができる。このため、図2に示すものは、スイッチング素子T1〜T5及びダイオードD1が単一(一つ)のパッケージに収容されたIPMモジュールを示している。
このIPMにおいて、V1、V2は図1に示すV1、V2に相当し、P、Q、Rが図1に示すP、Q、Rに相当する。発熱量の大きい回路素子として、インバータ部INVのスイッチング素子T2〜T5があり、後述のように、このスイッチング素子T2〜T5を収容したIPMは、裏側面(図2の下側面)がアルミニウム等の金属製の放熱面となっており、この放熱面が後述のヒートシンク5の前面に密着するように、ネジ12によってIPMの取り付けフランジ部がヒートシンク5に固定され、IPMから発生する熱がヒートシンク5によって放熱される構成である。
図4は、防水のための密閉構造の筐体内に収容された本発明に係るパワーコンディショナPCDの全体斜視図である。パワーコンディショナPCDは屋外に縦方向に設置されるものであり、例えば家屋の外壁の縦壁に略垂直状態に取り付けられるものである。このため、図1に示す主回路を含めて、電気回路部分を雨滴などから保護するために防水構造の筐体1に収容した形態とする。
筐体1は、略直方形状の金属製箱体であり、金属製ケーシング2と、このケーシング2の表側の開口1Aを開閉可能な金属製蓋3にて閉じられ、裏側壁の少なくとも一部がヒートシンク5で構成され、内部にパワーコンディショナPCDの電気回路部が収容された構成である。ヒートシンク5は、平板状の基盤部5Bの裏側に縦方向の放熱フィン5Aが上下方向の空気通路5Cを存して複数並列形成されたものであり、ヒートシンク5は、アルミニウムなどの熱良導体で押し出し成形される長尺のものを所定長さに切断することにより、量産される。ヒートシンク5は、基盤部5Bが筐体1内に臨み放熱フィン5Aが筐体1の裏側に露出した状態でケーシング2に取り付けられる。筐体1を金属製としたのは、屋外設置であるため、太陽光に対して劣化しないように耐光性を考慮したものである。
ケーシング2は、上下の壁2A、2B及び左右の壁2C、2Dでもって周囲壁2Sを構成し、表側と裏側に開口2F、2Rを形成した金属製である。ケーシング2の裏側壁の少なくとも一部がヒートシンク5で構成されるように、ケーシング2の裏壁2Eに形成した裏側開口2Rの周縁部のフランジ2R1に、ヒートシンク5の基盤部5Bが密着するようにネジ9にて取り付けられ、ケーシング2の裏側開口2Rが防水状態に塞がれている。この取り付けによって、放熱フィン5Aが筐体1の裏側に露出した状態となる。この場合、フランジ2R1とヒートシンク5の間にシール用パッキンを介在させてもよい。
また、ケーシング2の表側開口2Fは開閉可能な蓋3にて防水状態に閉じられる。蓋3の内側周縁に環状の防水用パッキン4が両面テープ等によって取り付けられている。蓋3の左右辺部に形成した取り付け部3B、3Cを貫通する取り付け孔10を通して、ネジ11にてケーシング2の周囲壁2Sの左右の壁2C、2Dに設けた取り付けフランジ8B、8Cに固定される。この固定によって、ケーシング2の表側開口2Fを形成する周囲壁2Sの先端(前端)が、パッキン4に食い込み状態で当接することによって、ケーシング2と蓋3が防水状態にシールされる。蓋3はネジ11を緩めることによってケーシング2から取り外し可能である。
ケーシング2の周囲壁2Sの上壁2Aには、上方へ突出状態に係止フランジ8Aが設けられており、ケーシング2への蓋3の取り付けは、家屋の外壁の縦壁に略垂直状態に取り付けられたケーシング2に対して、蓋3の下部を持ち上げた斜め状態において、図10に示すように、蓋3の上辺3Aに下向き形成した係止部3A1をケーシング2の上壁2Aの係止フランジ8Aに係止するように操作し、この係止状態から矢印Y方向へ蓋3の下部をケーシング2に近づけつつ蓋3によってケーシング2の表側開口1Aを閉じ、蓋3は表側開口1Aの全体を覆う大きさを有しており、上記のように、ネジ11にてケーシング2の周囲壁2Sの左右の壁2C、2Dに設けた取り付けフランジ8B、8Cに固定する。この固定によって、図11に示すように、表側開口1Aの周縁を形成する周囲壁2Sの先端(前端)が蓋3の内側周縁に取り付けた防水用パッキン4に食い込み状態で密着し、表側開口1Aの全周で防水シール状態となる。
蓋3の取り外しを場合は、ネジ11を緩め、図10に示すように、ケーシング2に対して蓋3の下部を持ち上げて斜め状態にした状態で、係止フランジ8Aから蓋3の上辺3Aの係止部3A1が外れる位置まで蓋3を上方へ持ち上げ、その状態で蓋3を手前に引けば、ケーシング2から蓋3を取り外すことができる。
ケーシング2の周囲壁2Sの下壁2Bには、リード線引き出し部6と手動操作のスイッチ操作部7が下壁2Bから下方へ突出する状態に設けられている。リード線引き出し部6は、筐体1内に収容された電気回路部CTと太陽電池PVとを接続する接続ラインや、フィルタ回路FLR及び制御リレーRYを介して商用電力系統GRIDへ接続する接続ライン等のリード線が通る部分である。スイッチ操作部7は、筐体1内に配置されたスイッチSWのON・OFF制御を筐体1の外側から手動操作する部分である。スイッチSWは、パワーコンディショナPCDの所定の回路部を開閉するスイッチであり、実施例では、太陽電池PVからの発電出力をパワーコンディショナPCDの所定の回路部へ接続するリード線に介在し、このリード線を開閉接片が直接回路を開閉してON状態−OFF状態を切り換えるスイッチSWを示している。スイッチSWは、ケーシング2の周囲壁2Sの下壁2Bに近接してケーシング2内に配置されており、スイッチSWから下壁2Bを貫通して筐体1外へ延びる操作軸7Jにスイッチ操作部7が取り付けられている。これらリード線引き出し部6とスイッチ操作部7は、ケーシング2に下壁2Bに対して適宜の防水シール構成の取り付け構造となっている。リード線引き出し部6とスイッチ操作部7を下壁2Bに設けたのは、雨滴が掛かり難い領域であるからである。
筐体1内に収容されたパワーコンディショナPCDの電気回路部は、主回路MCの配線を含めて、複数のプリント配線基板PB1〜PB5に形成され、筐体1内の収容配置は、発熱量の大きい回路素子であるリアクトルL1、L2、L3が配置される第1室15と、プリント配線基板PB1〜PB5及びそれらに形成されたその他の電気回路部分が収容される第2室16とに区画壁17によって区画されている。昇圧部DC/DC、インバータ部INV及びフィルタ部LPFは、それらを構成する電気素子が接続されるプリント配線基板PB1に形成されている。プリント配線基板PB1〜PB5は、ヒートシンク5の平板状の基盤部5Bと間隔を存して基盤部5Bの前面側に並行に配置している。
ダイオードD0も発熱するが、発熱の大きな素子として、インバータ部INV、昇圧部DC/DCに備えたリアクトルL1、及びフィルタ部LPFに備えたリアクトルL2、L3があり、本発明では特に発熱量の大きなリアクトルL1、L2、L3からの発熱を放散させるための技術について記載する。
リアクトルL2、L3は、図7乃至図12に示すように、その外周を柔軟性の熱伝導シート18Aと電気絶縁シート19Aを介して、筐体1の内側に露出したヒートシンク5の基盤部5Bにリアクトルを構成するコイル部の外周部が熱伝導的に取り付けた構成である。熱伝導シート18Aは、シリコンオイルを含浸させたシリコン高分子材で構成され、厚さが略3mm〜10mm(例えば5mm)である。また電気絶縁シート19Aは合成樹脂製シートであり、熱が伝導の阻害とならないように厚さが0.5mm〜2mmの薄いシートである。
図6及び図9に示すように、リアクトルL2、L3は、四辺形状の環状鉄心F2の対向二辺(図6の上下辺)にそれぞれコイル部L2C、L3Cが巻回されたものであり、図10及び図11に示すように、各コイル部L2C、L3Cは、その絶縁被覆の保護するために必要に応じて外周が絶縁テープ26Aによって覆われている。リアクトルL2、L3は、コイル部L2C、L3Cが巻回されない環状鉄心F2の対向二辺(図6の左右辺)を保持する保持部21A、21Bを形成した枠状の保持部材21が環状鉄心F2に取り付けられている。保持部材21に形成した4箇所の取り付けフランジ21Fが、ネジ25によってヒートシンク5の基盤部5Bに固定されることによって、リアクトルL2、L3は、熱伝導シート18Aと電気絶縁シート19Aを介してヒートシンク5に取り付けられる。この取り付けによって、図10及び図11に示すように、各コイル部L2C、L3Cは、その外周の一部が柔軟性の熱伝導シート18Aに食い込み状態(K1で示す)となり、柔軟性の熱伝導シート18Aと電気絶縁シート19Aは密着し、電気絶縁シート19Aはヒートシンク5の基盤部5Bに密着する。このため、リアクトルL2、L3の発熱は、柔軟性の熱伝導シート18Aと電気絶縁シート19Aを介してヒートシンク5の基盤部5Bに伝達され、放熱フィン5Aから放散される。ネジ24は複数の部材を結合して枠状の保持部材21を形成するためのネジである。
このように、リアクトルL2、L3は、パワーコンディショナPCDの電気回路部が密閉構造の筐体1内に収容される場合において、その外周から熱伝導シート18Aを通してヒートシンク5に伝熱する効果的放熱を得ることができるため、リアクトルL2、L3から発する熱によって筐体1内が高温によるなることにより生じる電気回路素子の特性の変化や素子の破壊等の虞がなく、安定動作の屋外設置型のパワーコンディショナPCDが得られるものとなる。また、筐体1内への熱伝導シート18Aの取り付け等の際に熱伝導シート18Aに亀裂などが生じた場合にも、電気絶縁シート19AによってリアクトルL2、L3とヒートシンク5との電気絶縁が得られるため、安全構成となる。更に、熱伝導シート18Aは、シリコンオイルを含浸させたシリコン高分子材で構成されることにより、粘着性を有する柔軟性の状態となるため、リアクトルL2、L3から生じる振動も吸収でき、密閉構造の筐体1の周囲に伝播される騒音を低減できる技術が提供できるものとなる。
また、リアクトルL1は、熱伝導シート18Aと同様の柔軟性の熱伝導シート18Bと、電気絶縁シート19Aと同様の電気絶縁シート19Bを介して、筐体1の内側に露出したヒートシンク5の基盤部5Bにリアクトルを構成するコイル部の外周部が熱伝導的に取り付けた構成である。熱伝導シート18Bは、シリコンオイルを含浸させたシリコン高分子材で構成され、厚さが略3mm〜10mm(例えば5mm)である。また電気絶縁シート19Bは合成樹脂製シートであり、熱が伝導の阻害とならないように厚さが0.5mm〜2mmの薄いシートである。
リアクトルL1は、図6及び図9に示すように、四辺形状の環状鉄心F1の対向二辺(図6の上下辺)に巻回した二つコイル部L1C、L1Cが直接接続されてひとつのリアクトルL1を構成したものである。コイル部L1C、L1Cは、その絶縁被覆の保護するために必要に応じてそれぞれ外周が絶縁テープ26Bによって覆われている。リアクトルL1は、コイル部L1Cが巻回されない環状鉄心F1の対向二辺(図6の左右辺)を保持する保持部20A、20Bを形成した枠状の保持部材20が環状鉄心F1に取り付けられている。保持部材20に形成した4箇所の取り付けフランジ20Fが、ネジ23によってヒートシンク5の基盤部5Bに固定されることによって、リアクトルL1は、熱伝導シート18Bと電気絶縁シート19Bを介してヒートシンク5に取り付けられる。この取り付けによって、図12に示すように、各コイル部L1Cは、その外周の一部が柔軟性の熱伝導シート18Bに食い込み状態(K2で示す)となり、柔軟性の熱伝導シート18Bと電気絶縁シート19Bは密着し、電気絶縁シート19Bはヒートシンク5の基盤部5Bに密着する。このため、リアクトルL1の発熱は、柔軟性の熱伝導シート18Bと電気絶縁シート19Bを介してヒートシンク5の基盤部5Bに伝達され、放熱フィン5Aから放散される。ネジ22は複数の部材を結合して枠状の保持部材20を形成するためのネジである。
このように、リアクトルL1は、パワーコンディショナPCDの電気回路部が密閉構造の筐体1内に収容される場合において、その外周から熱伝導シート18Bを通してヒートシンク5に伝熱する効果的放熱を得ることができるため、リアクトルL1から発する熱によって筐体1内が高温によるなることにより生じる電気回路素子の特性の変化や素子の破壊等の虞がなく、安定動作の屋外設置型のパワーコンディショナPCDが得られるものとなる。また、筐体1内への熱伝導シート18Bの取り付け等の際に熱伝導シート18Bに亀裂などが生じた場合にも、電気絶縁シート19BによってリアクトルL1とヒートシンク5との電気絶縁が得られるため、安全構成となる。更に、熱伝導シート18Bは、シリコンオイルを含浸させたシリコン高分子材で構成されることにより、粘着性を有する柔軟性の状態となるため、リアクトルL1から生じる振動も吸収でき、密閉構造の筐体1の周囲に伝播される騒音を低減できる技術が提供できるものとなる。
リアクトルL1、L2、L3は発熱するため、この発熱が他の回路素子へ悪影響を及ぼさないようにするために、筐体1内は、図6乃至図9に示すように、フィルタ部LPFに備えたリアクトルL2、L3、及び昇圧部DC/DCに備えたリアクトルL1が収容される第1室15が上位置となり、他の回路素子が収容される第2室16が下位置となるように配置し、第1室15と第2室16は、両室間の空気対流を抑制する区画壁17にて区画されている。区画壁17は、リアクトルL1、L2、L3から発生する熱及び電磁ノイズによって他の回路素子が不良になることが防止されるように、磁性体の金属製で構成される。
なお、リアクトルL1はその発熱量が少ない場合は第2室16に配置し、上記同様に、柔軟性の熱伝導シート18Bと、電気絶縁シート19Bを介して、筐体1の内側に露出したヒートシンク5の基盤部5Bに熱伝導的に取り付けた構成とし、第1室15には上記同様の構成によって、発熱量の大きいリアクトルL2、L3を配置した状態でもよい。
図6、図7等に示すように、リアクトルL1は、端子部がリード線29Aでもって制御基板の一つであるプリント配線基板PB1に配線され、リアクトルL2、L3は、それぞれの端子部がリード線29Bでもってプリント配線基板PB1に配線されると共に、リード線29Cでもって商用電力系統GRIDへ接続されるプリント配線基板PB2に配線されている。この場合、リード線29A、29B、29Cは、区画壁17の切り欠き部17Aを通して配線されている。
プリント配線基板PB1は、ヒートシンク5の平板状の基盤部5Bと間隔SPを存して基盤部5Bの前面側に基盤部5Bに並行に配置している。また、発熱量の大きい回路素子としては、インバータ部INVのスイッチング素子T2〜T5があり、スイッチング素子T1〜T5を一つのパッケージに収容したIPM(インテリジェントパワーモジュール)があるが、このIPMは、プリント配線基板PB1から外れない位置において、ヒートシンク5の基盤部5Bに取り付けられる。具体的には、IPMは、間隔SPに配置されるように、図2、図3及び図7に示すように、プリント配線基板PB1の配線と接続する状態でプリント配線基板PB1の裏側に配置され、且つ、このIPMの裏側面(図2の下側面)が金属製の放熱板KHとなっており、この放熱板KHが筐体1側に露出したヒートシンク5の基盤部5Bに密着するように、ネジ12によってヒートシンク5に固定されている。これによって、IPMから発生する熱は、放熱板KHを通してヒートシンク5に伝達され、ヒートシンク5の放熱フィン5Aから放散される構成である。
このIPMは第2室16に配置されているため、インテリジェントパワーモジュール(IPM)の発熱が上部のリアクトルL1、L2、L3に悪影響を及ぼさず、リアクトルから発生する熱の放熱と、インテリジェントパワーモジュール(IPM)から発生する熱の放熱とが、ヒートシンクによって効果的に放熱されるものとなる。
また、プリント配線基板PB1の配線へ接続したダイオードD0からも発熱するため、図6、図8及び図14に示すように、ダイオードD0は、プリント配線基板PB1の端部に形成した切り欠き45に対応して配置し、ヒートシンク5の基盤部5Bにネジ41によって固定したアルミニウム製の熱伝導ブロック28へ固定具40によって固定している。この場合、ダイオードD0とヒートシンク5との電気絶縁を確保するために、ダイオードD0と熱伝導ブロック28との間に、厚さが0.5mm〜2mmの合成樹脂製の電気絶縁シート42が介在されている。電気絶縁シート42は薄いので、ダイオードD0の発熱は、熱伝導ブロック28を介してヒートシンク5の基盤部5Bへ伝わり、放熱フィン5Aから放散される。
筐体1は、ヒートシンク5の裏側に放熱促進用ファン34を設け、放熱促進用ファン34をIPM(インテリジェントパワーモジュール)に略対応する位置に配置している。放熱促進用ファン34を設けない場合は、ヒートシンク5の放熱は、ヒートシンク5の放熱フィン5A間を上昇する空気の自然の流れに任されることとなり、IPM(インテリジェントパワーモジュール)の熱が伝達されるヒートシンク5の部分が高温になることにより、その熱がヒートシンク5を伝ってリアクトルL1、L2、L3から発生する熱が伝導されるヒートシンク5の部分の温度低下の邪魔になり、リアクトルL1、L2、L3から発生する熱の放熱効果の低下を招くが、放熱促進用ファン34を設けることにより、このようなことが抑制され、IPM(インテリジェントパワーモジュール)の熱の放熱効果の向上と共に、リアクトルL1、L2、L3から発生する熱の放熱効果の向上ができるものとなる。
実施例の放熱促進用ファン34は、図14に示すように、ファンケース36Kに取り付けた電動機34Aによって回転するプロペラ34Bの形態であるが、他の形態のファンであってもよい。図7、図9、図13及び図14に示すように、ヒートシンク5の放熱フィン5Aの裏側全体を覆う面積のカバー板35を設け、このカバー板35の中央部には送風用孔37が形成されており、ファンケース36Kに取り付けた放熱促進用ファン34が送風用孔37に臨むように、送風用孔37の周縁部にファンケース36Kをネジにて取り付けている。
放熱促進用ファン34を取り付けたカバー板35は、その左右のフランジ部35Fをヒートシンク5の基盤部5Bの左右部分にネジ38にて固定する。これによって図14に示すように、カバー板35がヒートシンク5の放熱フィン5Aの裏側全体を覆う状態で、放熱促進用ファン34がヒートシンク5の放熱フィン5A相互間の空気通路に臨み、IPM(インテリジェントパワーモジュール)に略対応する裏側位置に配置される。図7に示すように、実施例では、放熱促進用ファン34がIPM(インテリジェントパワーモジュール)の若干上寄りの位置に配置された状態であるが、IPM(インテリジェントパワーモジュール)の真裏位置に配置することが好ましい。
パワーコンディショナPCDを家屋の外壁の縦壁等に沿って略垂直状態に取り付けられるために、図7、図9、図13及び図14に示すように、カバー板35の上半部の裏側に放熱促進用ファン34を覆う状態で取り付け板39が配置され、取り付け板39は、その左右両側に形成した取り付け脚39Eの先端フランジ部39Fをヒートシンク5の基盤部5Bの左右部分にネジにて固定する。このネジは、専用のネジでもよいがカバー板35を取り付けるネジ38と兼用してもよい。取り付け板39の上部には、家屋の外壁の縦壁等に取り付けられるための取り付け孔39Hが形成されている。なお、カバー板35の下端部には、後方へ折り曲げ形成した間隔保持部35Pを形成しており、間隔保持部35Pの後方先端35P1が取り付け板39の下方延長上となる状態に形成される。これによって、取り付け板39を家屋の外壁の縦壁等に沿って取り付けるとき、間隔保持部35Pの後方先端35P1が家屋の外壁の縦壁等に当接するため、パワーコンディショナPCDが家屋の外壁の縦壁等に沿って略垂直状態の取り付けを維持できるものとなる。
ケーシング2の上壁2Aの内側面、即ち、リアクトルL1、L2、L3が収容される第1室15の上壁2Aの内面には、所定厚さに平板状の断熱材43が貼着されている。これは、第1室15の上壁2AはリアクトルL1、L2、L3の発熱によって温められるため、断熱材43が存在しない場合には、パワーコンディショナPCDの周囲温度が低下したとき、第1室15の上壁2Aに露付きが生じ、この露がリアクトルL1、L2、L3や第2室に落下して、電気絶縁状態が悪化する懸念がある。しかし、断熱材43を設けることにより、この露付きを防止できるため、このような懸念は解消される。
プリント配線基板PB3に表示器30が取り付けられており、蓋3の中央部に形成した縦方向の窪み31の一部に形成した窓33に表示器30が臨む状態であり、窓33から筐体1内に雨滴が侵入しないように、窪み31全体に透明な樹脂カバー32が液密状態に接着されている。表示器30は、パワーコンディショナPCDの動作状態や、故障時のエラーコードの表示等が表示される。
本発明に係るパワーコンディショナは、上記実施例に示した構成に限定されず、種々の形態のものに適用できるものであり、本発明の技術範囲において種々の形態を包含するものである。
1・・・・・筐体
2・・・・・金属製ケーシング
2S・・・・ケーシング2の周囲壁
3・・・・・金属製蓋
3A・・・・蓋3の上辺
3A1・・・蓋3の上辺3Aの係止部
3B、3C・・・蓋3の左右辺部に形成した取り付け部
4・・・・・防水用パッキン
5・・・・・ヒートシンク
5A・・・・放熱フィン
5B・・・・基盤部
5C・・・・空気通路
6・・・・・リード線引き出し部
7・・・・・手動操作のスイッチ操作部
8A・・・・係止フランジ
8B、8C・・・取り付けフランジ
9・・・・・ネジ
11・・・・ネジ
12・・・・ネジ
15・・・・第1室
16・・・・第2室
17・・・・区画壁
18A、18B・・・熱伝導シート
19A、19B・・・電気絶縁シート
20、21・・・・・保持部材
26A、26B・・・絶縁テープ
28・・・・熱伝導ブロック
29A、29B、29C・・・リード線
30・・・・表示器
34・・・・放熱促進用ファン
35・・・・カバー板
37・・・・送風用孔
39・・・・取り付け板
40・・・・固定具
PCD・・・パワーコンディショナ
MC・・・・パワーコンディショナPCDの主回路
IPM・・・インテリジェントパワーモジュール
CPR・・・昇圧部
L1・・・・昇圧部DC/DCのリアクトル
D1・・・・ダイオード
D0・・・・ダイオード
IVR・・・インバータ部
FLR・・・フィルタ部
L2、L3・・・フィルタ部LPFのリアクトル
ACR・・・商用電力系統
SU・・・・太陽電池
PB1、PB2、PB3、PB4・・・プリント配線基板

Claims (10)

  1. 太陽電池などが発電する直流電力の電圧を昇圧する昇圧部と、前記昇圧部で昇圧した直流電力を交流電力に変換するインバータ部と、前記インバータ部で変換された交流電力の波形を整形するフィルタ部が、防水のための密閉構造の筐体内に収容されたパワーコンディショナにおいて、前記筐体は裏側壁の少なくとも一部がヒートシンクで構成され、前記フィルタ部に備えたリアクトルが、当該リアクトルのコイル外周を柔軟性の熱伝導シートと電気絶縁シートを介して前記筐体の内側に露出したヒートシンクに熱伝導的に取り付けたことを特徴とするパワーコンディショナ。
  2. 周囲が金属板で囲まれ表側に開口し裏側壁の少なくとも一部がヒートシンクで構成されたケーシングの前記表側の開口が開閉可能な蓋にて閉じられた防水のための密閉構造の筐体内に、太陽電池などが発電する直流電力の電圧を昇圧部で昇圧し、インバータ部で直流を交流に変換し、フィルタ部で波形整形して商用電力系統に出力する電気回路が収容され、前記フィルタ部に備えたリアクトルが、当該リアクトルの外周を柔軟性の熱伝導シートと電気絶縁シートを介して前記筐体の内側に露出した前記ヒートシンクに熱伝導的に取り付けたことを特徴とするパワーコンディショナ。
  3. 前記筐体内は、前記リアクトルが収容される室が上位置となり、他の回路素子が収容される室が下位置となるように、前記両室間の空気対流を抑制する区画壁にて区画されたことを特徴とする請求項1または2に記載のパワーコンディショナ。
  4. 前記昇圧部に備えたリアクトルが、当該リアクトルの外周を柔軟性の熱伝導シートと電気絶縁シートを介して前記ヒートシンクに放熱する取り付け構成であることを特徴とする請求項1または2に記載のパワーコンディショナ。
  5. 前記筐体内は、前記フィルタ部に備えたリアクトル及び前記昇圧部に備えたリアクトルが収容される室が上位置となり、他の回路素子が収容される室が下位置となるように、前記両室間の空気対流を抑制する区画壁にて区画されたことを特徴とする請求項4に記載のパワーコンディショナ。
  6. 前記フィルタ部に備えたリアクトルが、当該リアクトルの外周を柔軟性の熱伝導シートに接触し、前記熱伝導シートの裏側に配置した前記電気絶縁シートが前記ヒートシンクに面接触する取り付け構成であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のパワーコンディショナ。
  7. 前記フィルタ部に備えたリアクトル及び前記昇圧部に備えたリアクトルが、柔軟性の熱伝導シートに接触し、前記熱伝導シートの裏側に配置した前記電気絶縁シートが前記ヒートシンクに面接触する取り付け構成であることを特徴とする請求項4または5に記載のパワーコンディショナ。
  8. 前記熱伝導シートは、表面に前記リアクトルのコイル外周が食い込み状態で当接する厚さの柔軟性を備え、前記電気絶縁シートは前記熱伝導シートの裏面を保持して前記リアクトルの発熱が前記ヒートシンクに良好に伝達される厚さのシートであることを特徴とする請求項6または7に記載のパワーコンディショナ。
  9. 前記筐体は、周囲が金属板で囲まれ表側に開口し裏側壁の少なくとも一部がヒートシンクで構成されたケーシングの前記表側の開口が開閉可能な蓋にて閉じられた防水のための密閉構造であり、前記開口を表側として前記リアクトルが収容される室が上位置となる状態で前記ヒートシンク側が取り付け側であり、前記インバータ部を構成するように複数のスイッチング素子がブリッジ状に電気接続されたインテリジェントパワーモジュール(IPM)が前記他の回路素子が収容される室に配置され、前記インテリジェントパワーモジュール(IPM)の放熱面が、前記筐体の内側に露出した前記ヒートシンクに熱伝導的に取り付けられたことを特徴とする請求項3または5に記載のパワーコンディショナ。
  10. 前記筐体は、前記ヒートシンクの裏側面に放熱促進用ファンを設け、前記放熱促進用ファンを前記インテリジェントパワーモジュール(IPM)に対応する位置に配置したことを特徴とする請求項9に記載のパワーコンディショナ。
JP2011025036A 2011-02-08 2011-02-08 パワーコンディショナ Active JP5634904B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011025036A JP5634904B2 (ja) 2011-02-08 2011-02-08 パワーコンディショナ
CN201290000271.1U CN203562963U (zh) 2011-02-08 2012-02-07 功率调节器
PCT/JP2012/052662 WO2012108398A1 (ja) 2011-02-08 2012-02-07 パワーコンディショナ
EP12745379.3A EP2675054A4 (en) 2011-02-08 2012-02-07 Power conditioner

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011025036A JP5634904B2 (ja) 2011-02-08 2011-02-08 パワーコンディショナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012165597A JP2012165597A (ja) 2012-08-30
JP5634904B2 true JP5634904B2 (ja) 2014-12-03

Family

ID=46844397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011025036A Active JP5634904B2 (ja) 2011-02-08 2011-02-08 パワーコンディショナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5634904B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014078665A (ja) * 2012-10-12 2014-05-01 Fuji Electric Co Ltd インダクタンス部品
JP6227245B2 (ja) * 2012-12-12 2017-11-08 コーセル株式会社 チョークコイル装置
JP6003703B2 (ja) * 2013-02-12 2016-10-05 株式会社デンソー 電源装置
JP6209737B2 (ja) * 2013-08-30 2017-10-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 インバータ装置
JP2015188299A (ja) * 2014-03-11 2015-10-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力変換装置
KR101620023B1 (ko) * 2015-03-30 2016-05-12 황병훈 스마트 태양광 패널 어셈블리
JP7059530B2 (ja) * 2017-07-14 2022-04-26 株式会社デンソー 電子制御装置
JP6717347B2 (ja) * 2018-07-25 2020-07-01 株式会社デンソー 電力変換装置
JP6707274B2 (ja) * 2019-08-23 2020-06-10 オムロン株式会社 パワーコンディショナ
JP6707275B2 (ja) * 2019-08-30 2020-06-10 オムロン株式会社 パワーコンディショナ
JP7437193B2 (ja) 2020-03-06 2024-02-22 株式会社トーキン リアクトル
CN113038752B (zh) * 2021-03-04 2023-02-28 台达电子企业管理(上海)有限公司 磁性元件模组及车载充电机
JP7067647B2 (ja) * 2021-03-12 2022-05-16 オムロン株式会社 パワーコンディショナ
CN116317619B (zh) * 2023-04-27 2023-07-21 深圳市三瑞电源有限公司 一种用于昼夜温差大地区的自适应性储能逆变器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0747996Y2 (ja) * 1985-03-14 1995-11-01 富士電機株式会社 半導体変換装置
EP0356991B1 (en) * 1988-08-31 1995-01-11 Hitachi, Ltd. Inverter device
JPH04273412A (ja) * 1991-02-28 1992-09-29 Nippon Denki Musen Denshi Kk 高周波電力用トランス
JP3575328B2 (ja) * 1999-04-23 2004-10-13 松下電工株式会社 太陽光発電装置
JP3664056B2 (ja) * 2000-08-24 2005-06-22 三菱電機株式会社 系統連系電力変換器
JP2008244214A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 電子機器筐体
WO2009125593A1 (ja) * 2008-04-08 2009-10-15 日立金属株式会社 リアクトル装置
JP2010099692A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Daihen Corp アーク溶接制御装置
JP5496345B2 (ja) * 2010-09-10 2014-05-21 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP2012228018A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Yaskawa Electric Corp 電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012165597A (ja) 2012-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5634904B2 (ja) パワーコンディショナ
JP5634905B2 (ja) パワーコンディショナ
WO2012108398A1 (ja) パワーコンディショナ
JP2010225720A (ja) パワーモジュール
JP5906411B2 (ja) 電力変換装置
JP2012170183A (ja) パワーコンディショナ
JP6303130B2 (ja) 電力変換装置
JP4841566B2 (ja) パワーコンディショナ
JP5527354B2 (ja) 電力変換装置
WO2010150391A1 (ja) 太陽電池モジュール用端子ボックス
JP2010130779A (ja) モータ制御装置
JP4538474B2 (ja) インバータ装置
JPWO2013145508A1 (ja) 電力変換装置
JP5963124B2 (ja)
JP5901233B2 (ja) 電子部品の冷却構造
JP5820980B2 (ja) パワーコンディショナ
WO2019064929A1 (ja) 電子機器
JP2012244769A (ja) 集電箱
JP6700978B2 (ja) 電力変換装置
JP2013252006A (ja) モータ駆動装置及びそれを備えた空気調和機
JP2012169341A (ja) パワーコンディショナ
JP5730700B2 (ja) パワーコンディショナ装置および太陽光発電システム
JP6857821B2 (ja) 電力変換装置
CN220673609U (zh) 储能逆变器、储能系统和暖通系统
JP2015023255A (ja) 太陽光発電用接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5634904

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150