JPH11122935A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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Publication number
JPH11122935A
JPH11122935A JP9274105A JP27410597A JPH11122935A JP H11122935 A JPH11122935 A JP H11122935A JP 9274105 A JP9274105 A JP 9274105A JP 27410597 A JP27410597 A JP 27410597A JP H11122935 A JPH11122935 A JP H11122935A
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JP
Japan
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power supply
breaker
supply device
power
hole
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Application number
JP9274105A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Takayama
英之 高山
Yasuhiro Mogi
康弘 茂木
Yasutomo Akutsu
保朋 阿久津
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽電池発電システムによるDC電力をAC
電力に変換し家庭用の電力の一部とする電源装置に装備
するブレーカを、操作し易く、また防水面でも有利で、
かつ悪戯操作されにくい安全性も十分なるよう場所に設
けるように図る。 【解決手段】 電源装置1はその筐体2内に画成せる複
数の部屋にインバータ装置を形成するその構成部品を分
けて設け、各部屋には送風機にて冷却風を送風する構造
で或る。この電源装置1の底部に雨水が侵入しにくいよ
うに窪ませた凹部63内に、ブレーカー60を取付け、
該凹部に臨む復帰スイッチ62Sを底面の操作穴61か
ら指にて容易に押して復帰操作可能とし、かつ室内設置
時に追備される有底函体状の配線カバー66で操作穴6
1が塞がれても、その前部に設けた指挿入穴71から指
挿入が行え、前方から復帰操作可能に構成した電源装置
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光発電システ
ムにより一般家庭に電力の一部を供給するための電源装
置に係り、特にその過剰電力使用時に電源を遮断させ、
安全保護するブレーカの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、資源エネルギーの枯渇、環境保全
問題などから、クリーンなエネルギー、たとえば太陽
光、風力、地熱など自然エネルギーを利用した電力シス
テムが積極的に開発されだしている。
【0003】それらのうち、太陽光による発電システム
(以下、太陽光発電システムとも記す)は、システムが
小型で設備コストなどコスト面でも安価で有利であり、
また電力変換率が高い性能の向上した太陽電池の開発な
どにより、一般家庭での需要電力をおおよそ賄えるほど
になってきている。
【0004】ところで、この太陽光発電システムで一般
家庭で利用するには、その得た直流電力を交流電力に変
換して給電するための電源装置を必要とする。
【0005】ここでこの電力変換用の電源装置は、電力
変換用のコンデンサやノイズ吸収用のリアクタなどの電
力部品や、ICやトランジスタや抵抗など多数の電子回
路部品を配線した基板、およびパワートランジスタ等の
回路部品等から構成されたインバータ装置を内蔵し、さ
らに多数の入出端子やコネクタクターを有して、また収
納した内部回路部品の放熱を促進するよう設けた冷却風
路およびその冷却用ファン等を搭載するといった構造物
となっている。
【0006】そして、この電源装置は、屋外でも屋内で
もどちらに設置しての使用も可能として、汎用性の良い
ものとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、こうした電
源装置を実際に稼動した場合に、電源装置の許容出力以
上の電力使用となった場合に、電力供給を遮断するよう
に動作する安全保護装置、すなわちブレーカを具備して
いる。
【0008】ここで、ブレーカが働いたら、使用する負
荷を減少させるなどの措置をとった後、利用者により元
の安全作動待機状態にブレーカを復旧操作する。したが
って、電源装置にブレーカは操作し易い位置に設けるの
が大事となる。ただブレーカが安易に悪戯操作され易い
のも困るので、その存在が余り目に付かないような位置
や設け方とすることも肝要である。
【0009】さらに、電源装置を家屋の外壁などに取付
けて使用するなど、外部に設置するケースもあるので、
雨天時にブレーカ内に水が侵入したり、またブレーカの
取付け部から電源装置内に水が侵入したりしないよう
に、防水構造も万全とする必要がある。
【0010】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、ブレーカを復帰動作させるその操作性が良く、また
悪戯や間違った操作がされないという安全面でも十分と
して、かつ外部使用時の雨水侵入を防止、ショートなど
電気的故障などを引き起こさないという防水性をも万全
とした取り付方でブレーカが備わっている電源装置を提
供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、太陽電池で発生した直流電力を家庭用の
交流電力に変換するインバータ装置を内蔵し、前記筐体
を家屋の内外壁面等に据付ける等して、外置き、内置き
式で使用可能とした電源装置において、過大電流時に家
庭内配線を電源装置から瞬時に開路させるブレーカを有
し、該ブレーカを前記筐体の底面に設けた操作穴から挿
入される指にて復帰操作し得るように前記操作穴と通じ
る上方に窪む凹部に設けたことを特徴とする電源装置。
【0012】また、本発明は、過大電流時に家庭内配線
を電源装置から瞬時に開路させるように安全作動する円
筒形状をしたブレーカを有し、このブレーカを取り付け
るための円形の取付け穴を前記凹部の上底に形成し、前
記取付け穴の内周縁にはゴム製のハトメを嵌着し、この
ハトメを介して前記ブレーカを前記操作穴から前記取付
け穴に嵌め込むことにより、ブレーカが取付け固定され
るように構成したものである。
【0013】さらに、本発明は、電源装置の屋内設置時
には、電源装置の下面に配した電気コードを隠蔽するた
めに前記筐体の底部に有底函体状の配線カバーを装着
し、この配線カバーの前面部には前方より指を挿入し前
記前記操作穴を介して前記ブレーカの復帰操作を可能と
する指挿入孔を設けたことを特徴とする前記請求項1に
記載の電源装置。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を、図面
に基づき説明する。
【0015】電源装置1は、図1に示しようにやや横長
な箱型をした本体となっており、薄鋼板にてその筐体2
が形成されている。また筐体2の上面は、その前半分ほ
どが前面側に向かって低く下がるように、ある傾斜角度
たとえば10度以上の傾斜面3に形成され、電源装置1
を屋外に設置した場合に、降りかかった雨が流れ易いよ
うにしている。
【0016】次に電源装置1の内部の構造を、図2乃至
図14を参照して説明すると、本体である筐体2の内部
は、正面から見て、互いに下部の空室15を介して連絡
している左右の側室4、5とそれより広い中央室6の3
室に画成されていると共に、中央室6の下方の前記空室
15には、後述するように前記左右の側室4、5や中央
室6に設けられている様々な電気部品を冷却するため
に、外気を取り入れて冷却風を送風させべく、図2、図
4および図にに示すような特殊な形をした風胴7が配設
されている。
【0017】ここで、前記風胴7は、図7に示すよう
に、上方部と左端部が開放27、28した風胴本体7A
とその端部開放口28にネジ50で閉塞固定される前面
板7Bとより構成され、その前面板7Bの中央より片側
(筐体前側)に少し寄った位置に、吸込風口8がほぼ正
方形状の開口として形成されていると共に、この吸込風
口8の少し上方には横に細長い吹出口25が中央位置に
設けられている。この吹出口25からは、外気を筐体2
内に吸込み、冷却風を発生するための送風機9のモータ
10Mに対する冷却風を送り、また前記左室4への冷却
風ともなって送られるものとなっている。
【0018】また、前記送風機9は左室4の下方部に配
設されており、隈取りモータ10Mと該モータ10Mで
回転駆動されるシロッコファン11から構成されてい
る。11AはL字型をしたファンカバーにして、前記隈
取りモータ10Mを上部に、そして前記シロッコファン
11を下部に取付け固定する取付け部材にもなってい
る。また送風機9による外気の吸込口12を、図11に
示すように、筐体2の底板13の左方域に複数のスリッ
ト孔14…を列設することにより設けている。
【0019】さらに、この吹出口25には、前記中央室
6の背面にある冷却風の排気口32(図13参照)から
風胴7内に侵入した雨水が、前記吹出口25から送風機
9のモータ10Mの方へ侵入させないようにするための
庇16が、図10に示すように約45度の角度で内側に
突出して設けられている。そして吹出口25をカバーす
るように設けられるこの庇16を、吹出口25の口部下
端より、より下に延出したものとするほうが雨侵入の防
止効果が高くなる。また、風胴7に入った雨水は、風胴
の内面の傾斜面26A、26B、26Cにより容易に下
に流れる。そして、最終的に、風胴7の底面に設けた丸
い開口29A(図7参照)から排出され、さらに筐体2
の底板13の排水口29(図11参照)から排水され
る。また、前記風胴7の吸込風口8の周辺には角棒状の
断熱材8Aが折り曲げられて貼り付けられている。
【0020】ところで、前記中央室6は、さらに前室6
Aと後室6Bの2室に区割されている。そして、前室6
Aには、図3に示すようにIC部品やトランジスタ、抵
抗、その他多種多様の回路部品を取り付けて基板(シャ
ーシ)51がに立設して、組み込まれている。
【0021】また、後室6Bの方には、図2、図3およ
び図5に示すように、正面側にパワートランジスタ17
などの電力変換素子とそのドライブ部品を搭載し、背面
側に放熱フィン18Fを一体に突設形成した基板18が
収納されている。
【0022】さらに、この中央室6の右側にある右室5
の下方部位置には、太陽電池とこの電源装置1との入出
力端子、および家庭内の電力配線とこの電源装置との入
出力端子など多数の端子を持つ端子板(図示せず)が凹
部を設けて収設されていると共に、その凹部開口を着脱
自在な蓋21(図1参照)により塞いでいる。またその
上方部には、コイル(L)やコンデンサ(C)などから
なるノイズ吸収用のフィルター22などの電気部品が収
納されている。
【0023】また、左室4の方には、図18に示すよう
に、電力変換時に発生する高調波などノイズを吸収する
インピーダンスの違う複数個のリアクター19が、中央
室6と左室4とを仕切る仕切り壁面6Lに、上下方向に
適当の間隔を保って、傾斜設置させている。これは、送
風機9の隈取りモータ10Mを冷却する風が、左室4を
下から上方へ流れて、複数個のリアクター19を冷却さ
せる場合に、例えばリアクター19が風に対し大きな抵
抗となるような互いに直交関係にある場合より、リアク
ター19を風に対して傾けて設置し、風当たりを少なく
し、抵抗を下げて風通しを良くすることにより、どのリ
アクタ19とも風の接触性を高め、冷却を向上させるた
めである。さらに、前記風胴7の下方のスペース15に
は、太さの異なる複数のコンデンサー23…が止めバン
ド24で一体に束められて取付け保持されている。
【0024】このように電源装置1の筐体2の内部は複
数の室4、5、6に区割され、その各室に様々な電気部
品が設置されているが、これらの部品は発熱するため、
前記風胴7を介して冷却風が取り入れられる。すなわ
ち、風胴7の上方に開く開放口27から中央室6のパワ
ートランジスタ17の収納されている後室6Bに冷却風
が通風し、また、風胴7の前面板7Bに設けた細長い吹
出口25から隈取りモータ10Mに送風され、さらに左
室4へと冷却風が送られるようになっている。
【0025】ここで、中央室への冷却風の送風構造を更
に説明すると、中央室6と風胴7との間には、図12に
示すような底面板53が介在され、この底面板53に形
成した矩形状の送風口54から後室6Bの放熱フィン1
8Fへ多量の風が送り込まれるようになっている。また
パワートランジスタ17そのものへの通風も行うよう
に、この底面板53には前記送風口54と並設して1つ
の送風用スリット穴55も設けられている。さらに、中
央室6の両側下方部の隙間90、90から、左右の側室
4、5には、後室6Bからの冷却風の一部が送風される
ようにもなっている。この冷却風によって、リアクタ1
9や、ノイズフィルター22の冷却が行なわれるものと
なっている。なお、92は断熱材で、筐体の組立て面に
介挿される。
【0026】以上のような風路構造が、電源装置1の内
部に形成されており、従って、送風機9が駆動するとそ
のシロッコファン11の回転により、外気が筐体2底面
のスリット孔14から吸い込まれ、吸込風口8から風胴
7に入った後、2つの吐出風口25、27から吹く冷却
風およびその冷却風の一部が加わったり、取り入れられ
たりして、各室4、5、6に送風され、冷却風が流れて
各室中の電気部品が冷却される。
【0027】そして、各室4、5、6を通った後の冷却
風は、外部へ排気されるのであるが、その排気口は左室
4と右室5にあっては、図13に示すように、その背面
壁2Dの上部に、上下に3つ並んで設けたスリット孔3
0S、31Sからなる排気口30、31であり、また中
央室6にあっては、同じく後室6Bに対応する部分の背
面壁2Dの上部に、同図に示すように、横に適当間隔を
あけて一直線に並ぶように設けた4つのスリット孔32
Sからなる排気口32である。
【0028】さて、上記した内部構造の電源装置1にお
いて、その出力電力以上の電力使用となったときに電源
遮断動作をするブレーカ装置60が、図2に示すよう
に、電源装置1の底部に右側部分でその前寄り位置に設
けられている。
【0029】ブレーカ60の取付け構造を説明すると、
電源装置1の底板13には、図11および図20に示す
ように、ブレーカ60を取付けるための挿入穴であっ
て、かつ遮断動作したブレーカ60を復帰操作するとき
に、指が入る円形の操作穴61が形成されている。ま
た、このブレーカ60は円筒状の形をし、下部に径大の
スカート部60bを有した構造となっている。さらに、
ブレーカ60の底端には、押圧操作式のブレーカ復帰ス
イッチ62Sが設けられている。
【0030】そして、前記操作穴61に連通して、上方
へ所要高さで窪ませて形成した凹部63が電源装置1の
底部に設けられている。従って、この凹部63は電源装
置1の底部に上げ底のように存在し、かつこの凹部63
の上底には、前記円筒状の前記ブレーカ60を取付ける
ための円形をした取付孔穴64が穿設されている。
【0031】65はゴムで形成されたリング状のハトメ
で、前記円形の取付穴64の内周縁に嵌着固定される。
【0032】そして、内側にこのハトメ65の嵌まって
いる前記取付穴64に、ブレーカ60を操作穴61を介
して下方から挿入すれば、ブレーカ60はハトメ65に
圧入され、凹部63の奥に取付け固定される。この場
合、ブレーカ60を嵌め込んでいるゴム製のハトメ65
は、防水部材の役割を果たす。またブレーカ60が取付
けられる時、ブレーカ60のスカート部60bの肩部
が、前記取付穴64の縁部に突き当たり、位置決めを行
う。
【0033】これによって、ブレーカ60は筐体底板1
3より少し上方の奥まった(浮いて)位置に取付けられ
た構造となるので、電源装置1が家屋の外壁などに取付
ける等して屋外に設置されても、雨天時などに雨水を底
部から侵入しにくくできるとともに、さらにゴム製のハ
トメ65でブレーカ60の取付け部分から雨水が侵入し
ないように効果的に防げるので、防水はより万全とな
り、ブレーカ60の故障あるいは内部の電気部品がショ
ートして電源装置1が故障したりするのを防止すること
ができる。
【0034】こうして防水構造を施して、電源装置1の
筐体底部に設けたブレーカ60が、電力使用過剰とな
り、断電動作した後、使用負荷を減らす等して、復帰動
作させる場合は、図20に示すように、操作穴61から
指(矢印で示す)を下方から差し込み、凹部63内のブ
レーカ復帰スイッチ62Sを押せば、ブレーカ60を容
易に復帰操作できる。
【0035】このようにブレーカ60を設ける場所が、
電源装置1の底部なので、目につきにくく、その在処は
この電源装置1の使用者など特定の人が知り得るだけで
あるので、悪戯操作を免れる。
【0036】また、ブレーカ60が剥き出しでなく、ブ
レーカ60を復帰操作するには、底部の奥に凹む凹部6
3に指を意図的に押し込むという仕草で行われので、多
少触れた程度では動作できないようにすることができ、
誤動作などを防止することもできる。
【0037】ここで、前記電源装置1を屋外に設置した
場合、該電源装置1の底部からは、太陽電池と家庭内の
給電線との中継接続をするために、その接続用の電気コ
ードが2本ずつ、図11に示すような筐体2の底板13
に設けたコード引出用口孔81、81…から下方に引き
出され、その各電気コードは雨に濡れたりしないよう
に、それぞれ樹脂製の被覆用保護パイプ等に通される等
の措置を施され、そして太陽電池に対してはコードが外
部でコネクトされ、また家庭内の給電線に対してはコー
ドを家壁を貫通させ、屋内側でコネクトするようにして
いる。
【0038】ところで、電源装置1は屋外だけでなく、
屋内に設置して使用することも可能としている。この場
合に、電源装置1の底部から接続用の電気コードは、屋
内という状況の美観的な面から、外部設置の時と同じよ
うな電源装置1の底部からの下方引出しは止めて、図2
0に示すように、電源装置1の底部に沿わせて接続用の
電気コード80を水平に引出し、家庭用の給電線とのコ
ネクトを行い、また太陽電池とは家の内壁から外部に電
気コードを貫通してコネクトする。
【0039】そして、このようなコード接続処理とした
上に、電源装置1の底部の電気コード80が露見しない
ように図21に示すように、電源装置1の底面には、有
底函体状の配線カバー66を装着するようにしている。
【0040】有底函体状の配線カバー66は、図18に
示すような、ある枠高さを有するとともに、前面部67
Aと左右の側面部67Bと3辺を形作るようにコ字型の
形状をし、上下に取付けフランジ67Fが設けられた枠
体67と、この枠体67の底部開口67Kを閉塞するよ
うに下縁取付けフランジ67Fによって取付け固定され
る図19に示すようなカバー底板68とから構成され
る。なお、このカバー底板68には、電源装置1の底板
13の吸込口12であるスリット孔14と一致するよう
に、スリット孔69を穿設し、外気吸込口69Aを形成
している。また、前記枠体67の一端側(前面部66A
に対向する)に空く開放部72は、水平に引き出した電
気コード80を、家の壁等を介して外部に導出する場合
の出口部となる。
【0041】そして、この有底函体状の配線カバー66
が、その上縁フランジ67Fをもって、電源装置1の底
部にビスなどで前後4カ所がビス止めされて、底台のよ
うに装着固定されるのである。
【0042】このように、有底函体状の配線カバー66
が装着されることによって、電気コード80が隠され、
体裁が保たれる。しかし、配線カバー66が取付けられ
ることによって、操作孔61が塞がれてしまい、ブレー
カ60の復帰操作を下部から押圧操作できなくなる。
【0043】そこで、有底函体状の配線カバー66の前
面部67Aに、ブレーカの操作穴61と対応させて、指
を手前から挿入できる円形の指挿入穴71を形成する。
こうすれば、図21に示すように、指(例えば、人差し
指;矢印で示す)をこの指挿入穴71に挿入し、指先を
さらに操作穴61に入れて、ブレーカ60のブレーカ復
帰スイッチ62Sを上方に押し上げれば、スイッチを押
せ、ブレーカの復帰操作が配線カバー66の無いときと
同様に、容易に行える。
【0044】なお、挿入した指先が余り深く入って、電
気コード80や配線等に触れる危険のないように、指挿
入穴71の内側には、コ字型に折曲した金属板からなる
保護ガード板74を設けている。これによって、ブレー
カ60を操作するときの安全性も保たれている。
【0045】なお、電源装置1を屋外に取付ける時は、
図15乃至図17に示すように、金属製の取付け板33
を用いて、これに取付け固定するようにする。すなわ
ち、取付け板33の方に設けた先端にフック37fを有
する一対の係止片37、37に、電源装置1の背面壁2
Dの方に設けた上方の係止孔35A、35Bをひっかけ
ることで、簡単に取付け固定できるようになっている。
ただ、電源装置1が取付け板33に密着して装着される
と、排気用のスリット孔30S、31S、32Sが塞が
り冷却風の排出が悪くなり冷却不十分となるので、排気
用のスリット孔30S、31S、32Sと取付け板33
との間に空間を保てるように、間隔保持片38が取付け
板33の周辺4箇所に、前記係止片37、37より寸法
bだけ短い長さでもって突設されている。また、係止孔
35A、35Bの孔幅を、係止片37、37を幅よりか
なり幅広のものとして、係止孔35B、35Bと係止片
37、37との掛合をやりやすくさせて、電源装置1の
取付け板33への吊り下げ固定作業が容易に行えるよう
にしている。
【0046】また、排気口30、31から雨が侵入して
も、それを下に受け流し、最後は図17に示すように前
記係止孔35A、35Bを排出口として矢印のように外
部に排出させる通水路41を形成できるような雨侵入防
止用ガード40を、図14のように、左右の排気口3
0、31に対向させて、電源装置の背面2Dの内面側に
それぞれ取付けている。
【0047】これによって、雨が排気口30、31から
仮に侵入しても、電源装置1の内部までは侵入せず、シ
ョートなどによって電源装置1が故障しないように防止
することができるようになっている。
【0048】
【発明の効果】上記のように構成することにより、電源
装置のブレーカは、その筐体の底面に上方へ窪んで設け
た凹部に嵌め込むことで、簡単に取付け固定することが
でき、またブレーカの復帰操作をこの凹部下底の開放す
る操作穴から指を挿入して、容易に操作できる。
【0049】ブレーカは筐体の底面より上で、雨水など
が侵入しないような部分に設けたので、防水性が高く、
電源装置を外部設置としても、安定した電力供給できる
ものとなる。そして、上記構造にブレーカをハトメゴム
にを介して装着することで、防水はより万全となる。
【0050】また、ブレーカを電源装置の底という外部
からは目立たないところにブレーカを設けることで、そ
の在処を知っているものだけが筐体底から必要時に確実
な操作を行え、悪戯操などされにくくなり、安全に管理
できるようになる。
【0051】そして、屋内に設置して使用する時に、電
源装置の底に電気コードや配線を隠し体裁を保つように
有底函体状の配線カバーを装着するが、この時、配線カ
バーでブレーカの操作穴が塞がれても、配線カバーの前
面部には、操作穴と対応させて操作穴に届く指の挿入穴
があるので、前方から指を差し入れて、ブレーカの復帰
操作が行えるようになっており、何らその使用勝手性は
落ちない。
【0052】また、操作穴に対置して設けた保護ガード
板により、挿入した指が配線に触れたりしないように安
全なものともなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置の全体図で、a図は正面図、
b図およびc図は左右側面図、d図は上面図である。
【図2】上記電源装置が内部が左右の側室と前後2室か
らなる中央室の3室に画成され、底部にブレーカを備え
る本発明電源装置の内部構造図で、前後2室のうちのパ
ワートランジスタの収納されている後室における構造を
説明する正面図である。
【図3】前室に組み込まれる基板と共に示した上記電源
装置の上面構造図である。
【図4】上記電源装置の内部構造図で、前後2室のうち
のIC等、種々の電気回路部品を取り付けた電気基板の
収納されている前室における構造を説明する正面図であ
る。
【図5】上記電源装置の上面構造図である。
【図6】上記筐体内下部におけるコンデンサの取付け構
造図である。
【図7】上記電源装置の各3室に冷却風を送風するため
の風胴を示す正面図である。
【図8】上記風胴の左側面図である。
【図9】上記風胴の上面図である。
【図10】雨侵入阻止用の庇がある上記風胴の吹出口の
要部側断面図である。
【図11】前記風胴と連絡する外気吸込口が形成されて
いる電源装置の底面図である。
【図12】中央室下底部に設けられる底面板に形成され
ている冷却風の送風口を示す平面図である。
【図13】上記電源装置の各3室に通風した冷却風が吐
出する排気口が形成されている電源装置の背面図と排気
口部分の構造を示すA−A側断面図である。
【図14】左右の側室における排気口から侵入する雨水
を電源装置外に流出させるための雨水侵入防止用ガード
を排気口の内側に備えている様相を示す電源装置の背壁
を内側から見た背面図である。
【図15】電源装置を屋外の壁面などに取付けための壁
掛け板の外観図である。
【図16】電源装置を家屋の外壁に、壁掛け板を使い、
排気口を塞がないように距離を保って設置することを可
能とする電源装置の取付け構造図である。
【図17】電源装置を取付けた場合に、雨水侵入防止用
ガードによる侵入する雨水を外部に流出させる様相を示
す説明図である。
【図18】配線カバーを形成する一方の部材である枠体
を示す図で、(a)図は正面図、(b)図は平面図、
(c)図は右側面図である。
【図19】上記枠体の底部開口を塞ぐカバー底板の平面
図である。
【図20】底部にブレーカの装着された電源装置の概略
側断面図である。
【図21】ブレーカの復帰操作可能な構成の配線カバー
を下部に装着し、室内に設置して使用する時の電源装置
の概略側断面図である。
【図22】リアクタを傾けて設置している左室の概略構
成側面図である。
【符号の説明】
1 電源装置 4、5 左右の側室 6 中央室 7 風胴 8 吸込風口 9 送風機 14 吸込口 25 吹出口 27 上方開口 30、31 排気口 60 ブレーカ 62S 復帰操作用スイッチ 61 操作穴 65 ゴム製のハトメ 66 配線カバー 68 カバー底板 71 指挿入穴 80 電気コード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に、太陽電池で発生した直流電力
    を家庭用の交流電力に変換するインバータ装置を内蔵
    し、前記筐体を家屋の内外壁面等に据付ける等して、外
    置き、内置き式で使用可能とした電源装置において、 過大電流時に家庭内配線を電源装置から瞬時に開路させ
    るブレーカを有し、該ブレーカを前記筐体の底面に設け
    た操作穴から挿入される指にて復帰操作し得るように前
    記操作穴と通じる上方に窪む凹部に設けたことを特徴と
    する電源装置。
  2. 【請求項2】 過大電流時に家庭内配線を電源装置から
    瞬時に開路させるように安全作動する円筒形状をしたブ
    レーカを有し、このブレーカを取り付けるための円形の
    取付け穴を前記凹部の上底に形成し、前記取付け穴の内
    周縁にはゴム製のハトメを嵌着し、このハトメを介して
    前記ブレーカを前記操作穴から前記取付け穴に嵌め込む
    ことにより、ブレーカが取付け固定されることを特徴と
    する前記請求項1に記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 電源装置の屋内設置時には、電源装置の
    下面に配した電気コードを隠蔽するために前記筐体の底
    部に有底函体状の配線カバーを装着し、この配線カバー
    の前面部には前方より指を挿入し前記前記操作穴を介し
    て前記ブレーカの復帰操作を可能とする指挿入孔を設け
    たことを特徴とする前記請求項1に記載の電源装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002360534A (ja) * 2001-06-04 2002-12-17 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 筐体、電流供給装置および磁気共鳴撮影装置
JP2012169341A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Sanyo Electric Co Ltd パワーコンディショナ
JP2013077466A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Sanyo Electric Co Ltd 蓄電装置
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JP2020205344A (ja) * 2019-06-17 2020-12-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 筐体、それを備える電気機器、及び電力変換装置

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