JP2002360534A - 筐体、電流供給装置および磁気共鳴撮影装置 - Google Patents

筐体、電流供給装置および磁気共鳴撮影装置

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JP2002360534A
JP2002360534A JP2001168315A JP2001168315A JP2002360534A JP 2002360534 A JP2002360534 A JP 2002360534A JP 2001168315 A JP2001168315 A JP 2001168315A JP 2001168315 A JP2001168315 A JP 2001168315A JP 2002360534 A JP2002360534 A JP 2002360534A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 勾配コイルに電流を供給する電流供給回路を
収容し、厚みを従来に比べて薄くできる筐体を提供す
る。 【解決手段】 磁気共鳴撮影装置内の静磁場空間に勾配
磁場を形成する勾配コイルに電流を供給する電流供給回
路を収容する筐体101であって、一方の端部が面12
0の端部に接合し、面120と121との間に形成され
る空間の外側で面121に向けて傾斜し、通気孔125
aを有する面125と、面121の端部および面125
の他方の端部と接合し、前記電流を供給するケーブル1
66_Gxが接続されるコネクタ141a,141bを
有する面126とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静磁場空間に被検
体を収容し、磁気共鳴を利用して被検体の被検部位を撮
影する磁気共鳴撮影装置に、勾配磁場を形成するための
電流を供給する電流供給回路を収容する筐体、当該筐体
を用いた電流供給装置、並びに磁気共鳴撮影装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴撮影処理では、1繰り返し時間
(1TR: repetition time)毎に励起パルスで被検体
内のスピン(spin)を励起し、それによって生じる
磁気共鳴信号を、たとえばエコー(echo)として2
次元フーリエ空間に収集する。磁気共鳴信号には、いわ
ゆるビュー(view)毎に異なる位相エンコードを付
与し、2次元フーリエ空間において位相軸上の位置が異
なる複数のビューのエコーデータをそれぞれ収集する。
そして、収集した全ビューのエコーデータを2次元逆フ
ーリエ変換することにより、画像を再構成する。
【0003】このような磁気共鳴撮影処理を行う磁気共
鳴撮影装置は、被検体を収容する内部空間(ボア)を有
するマグネットシステムを有している。マグネットシス
テムは、ボア内に静磁場を形成する主磁場マグネット
と、主磁場マグネットが形成した静磁場の強度に勾配を
付けるための勾配磁場を形成する勾配コイルと、主磁場
マグネットが形成した静磁場空間内で、被検体内にスピ
ンを励起するための高周波磁場を形成するRFコイルを
有している。
【0004】勾配コイルには、X方向の勾配磁場を形成
するためのGxコイルと、Y方向の勾配磁場を形成するた
めのGyコイルと、Z方向の勾配磁場を形成するためのG
zコイルとがある。Gxコイル、GyコイルおよびGzコイル
には、磁気共鳴撮影装置とは別に設けられた勾配アンプ
装置から、それぞれGxパルス電流、Gyパルス電流およ
びGzパルス電流が供給される。
【0005】勾配アンプ装置は、例えば、最外周の主筐
体内に、Gx用筐体と、Gy用筐体と、Gz用筐体と、電
源用筐体とを上から下に向けて順に配設している。Gx
用筐体内には、Gxコイルに電流を供給するためのGxア
ンプ回路が収容されている。Gy用筐体内には、Gyコイ
ルに電流を供給するためのGyアンプ回路が収容されて
いる。Gz用筐体内には、Gzコイルに電流を供給するた
めのGzアンプ回路が収容されている。Gx用筐体、Gy
用筐体およびGz用筐体は、同じ構成をしている。電源
用筐体内には、各アンプ回路に電力を供給する電源回路
が収容されている。
【0006】図13はGx用筐体200の外観図、図1
4はGx用筐体200と主筐体201との位置関係を説
明するための図である。図13および図14に示すよう
に、Gx用筐体200は、中空の略直方体のケースであ
り、主筐体201の内面と対向した平面の側面に、通気
孔210と、コネクタ220,221,222とが配設
されている。コネクタ220には、Gx用筐体200の
下方に位置する電源回路から電力の供給を受けるための
ケーブル225が接続される。コネクタ221には、G
xコイルにGxパルス電流を出力するケーブル226が接
続される。コネクタ221には、GxコイルからGxパル
ス電流を入力するケーブル2267が接続される。図1
3に示すGx用筐体200のx、y、z方向の寸法X
1、Y1、Z1は、それぞれ413mm、200mm、
690mmである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の勾配アンプ装置には、装置の小型化、並びに他の装
置とのコンパティビリティの観点から、Gx用筐体、Gy
用筐体およびGz用筐体の厚み(図13および図14中
上下方向の幅)を薄くしたいという要請がある。この場
合に、図14に示すように、Gxアンプ回路に接続され
るケーブル225を、電源回路が位置する下方に向けて
曲げるために、Gx用筐体200と主筐体200との間
には200mm以上の距離を設ける必要があり、Gx用
筐体200の図14中横方向の幅を広げることが困難で
ある。そのため、Gx用筐体200の厚みを薄くした場
合に、Gxアンプ回路を構成する全ての電子部品をGx用
筐体200に収容することができないという問題があ
る。また、Gx用筐体、Gy用筐体およびGz用筐体の厚
みを薄くした場合に、十分な大きさの通気孔120を設
けることが困難になり、アンプ回路の冷却が不十分にな
るという問題がある。これらの問題は、Gy用筐体およ
びGz用筐体についても同様である。そのため、従来で
は、Gx用筐体、Gy用筐体およびGz用筐体の厚みを十
分に薄くできない。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、勾配コイルに電流を供給する電流供給回路を
収容し、厚みを従来に比べて薄くできる筐体、並びに当
該筐体を用いた電流供給装置および磁気共鳴撮影装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明の筐体は、電流供給回路を収容する筐体
であって、当該筐体を構成する対向して位置する第1の
面および第2の面と、一方の端部が前記第1の面の端部
に接合し、前記第1の面と前記第2の面との間に形成さ
れる空間の外側で前記第2の面に向けて傾斜し、通気孔
を有する前記第3の面と、前記第2の面の端部および前
記第3の面の他方の端部と接合し、前記電流を供給する
ケーブルが接続されるコネクタを有する第4の面とを有
する。
【0010】第1の発明の筐体では、第3の面と第4の
面とを上述したように構成することで、第3の面に十分
な大きさの通気孔を設けながら、筐体の厚みを従来に比
べて薄くできる。すなわち、第1の面と第2の面との距
離を短くできる。また、第1の面と第2の面とによって
形成される空間に加えて、第3の面と第4の面とによっ
て形成する空間内に、電流供給回路の構成要素を配置可
能となり、筐体の厚みを薄くしても、電流供給回路の全
ての構成要素を収容できる。
【0011】また、第1の発明の筐体は、好ましくは、
前記第4の面は、前記電流供給回路への電力供給用のケ
ーブルが接続されるコネクタを有する。
【0012】また、第2の発明の電流供給装置は、第1
の筐体と、電流を生成する電流生成回路と、前記第1の
筐体内に設置され、前記電流生成回路を収容する第2の
筐体とを有し、前記第2の筐体は、当該第2の筐体を構
成する対向して位置する第1の面および第2の面と、一
方の端部が前記第1の面の端部に接合し、前記第1の面
と前記第2の面との間に形成される空間の外側で前記第
2の面に向けて傾斜し、通気孔を有する前記第3の面
と、前記第2の面の端部および前記第3の面の他方の端
部と接合し、前記電流を供給するケーブルが接続される
コネクタを有する第4の面とを有する。
【0013】また、第2の発明の電流供給装置は、好ま
しくは、前記第4の面は、前記電流供給回路への電力供
給用のケーブルが接続されるコネクタをさらに有する。
【0014】また、第2の発明の電流供給装置は、好ま
しくは、スライス勾配磁場コイルに電流を供給する第1
の電流供給回路と、リードアウト勾配磁場コイルに電流
を供給する第2の電流供給回路と、フェーズエンコード
勾配磁場コイルに電流を供給する第3の電流供給回路
と、前記第1の電流供給回路、前記第2の電流供給回路
および前記第3の電流供給回路をそれぞれ収容する3つ
の前記第2の筐体とを有する。また、第2の発明の電流
供給装置は、好ましくは、前記第1〜第3の電流供給回
路に電力を供給する電源回路と、前記電源回路を収容
し、前記第1の筐体内に収容された第3の筐体とをさら
に有する。
【0015】また、第3の発明の磁気共鳴撮影装置は、
静磁場および勾配磁場が形成された空間で撮影対象に高
周波磁場を印加して得た磁気共鳴信号に基づいて画像を
構成する磁気共鳴撮影装置であって、第1の筐体と、前
記勾配磁場を形成する勾配磁場コイルに電流を生成する
電流生成回路と、前記第1の筐体内に設置され、前記電
流生成回路を収容する第2の筐体とを有し、前記第2の
筐体は、当該第2の筐体を構成する対向して位置する第
1の面および第2の面と、一方の端部が前記第1の面の
端部に接合し、前記第1の面と前記第2の面との間に形
成される空間の外側で前記第2の面に向けて傾斜し、通
気孔を有する前記第3の面と、前記第2の面の端部およ
び前記第3の面の他方の端部と接合し、前記電流を供給
するケーブルが接続されるコネクタを有する第4の面と
を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る磁
気共鳴撮影システムについて図面に関連付けて説明す
る。
【0017】第1実施形態 図1は本発明に係る磁気共鳴撮影装置を採用した磁気共
鳴撮影(MRI:Magnetic Resonance Imaging)システ
ムのレイアウトを説明するための図、図2は本発明に係
るMRIシステムの構成図である。
【0018】本実施形態に係るMRIシステム10で
は、図1に示すように、マグネットからの放射電磁波の
洩漏や外乱電磁波の進入を防止する閉空間を形成したス
キャンルーム11内にMRI装置20が配設され、スキ
ャンルーム11に隣接して設けられた操作ルーム12内
にオペレータOPが操作するオペレータコンソール30
が配設されている。また、スキャンルーム11および操
作ルーム12に隣接してマシンルーム13が並設されて
おり、このマシンルーム13内に、RFアンプ装置22
および勾配アンプ装置23が配設されている。スキャン
ルール11と操作ルーム12とは壁14で仕切られてお
り、壁14にはドア15および窓ガラス16が設けられ
ている。
【0019】MRI装置20は、図2に示すように、マ
グネットシステム21、データ収集部24およびクレー
ドル26有している。
【0020】マグネットシステム21は、図2に示すよ
うに、概ね円柱状の内部空間(ボア:bore)211
を有し、ボア211内には、クッションを介して被検体
50を載せたクレードル26が図示しない搬送部によっ
て搬入される。
【0021】マグネットシステム21内には、図2に示
すように、ボア211内のマグネットセンタ(走査する
中心位置)の周囲に、主磁場マグネット部212、勾配
コイル部213、およびRFコイル部214が配置され
ている。
【0022】主磁場マグネット部212、勾配コイル部
213、およびRFコイル部214のそれぞれは、検査
時に被検体50が位置するボア211内の空間を挟んで
対向する1対のコイルからなる。
【0023】マシンルーム13に配置されたRFアンプ
装置22からは高周波磁場を形成するための高周波電流
がケーブル165を介してRFコイル部214に供給さ
れる。また、勾配アンプ装置23からは、勾配磁場を形
成するためのパルス電流が、ケーブル166_Gx,1
66_Gy,166_Gzを介して勾配コイル部213に
供給される。
【0024】図3は、本実施形態に係るマグネットシス
テム21における主磁場マグネット部212、勾配コイ
ル部213、およびRFコイル部214の配置構成例を
説明するための図である。
【0025】マグネットシステム21は、図3に示すよ
うに、空間S(ボア211)を介して対向するように上
ヨーク215と下ヨーク216が配置され、上ヨーク2
15と下ヨーク216はサイドヨーク217によって接
続されている。上ヨーク215、下ヨーク216が対向
しているそれぞれの面に、主磁場マグネット部212を
構成する主磁場マグネット212a,212bが設けら
れている。そして、上ヨーク215、下ヨーク216、
サイドヨーク217、および一つの主磁場マグネット2
12a,212bによりボア211内に静磁場を発生す
る磁気回路が形成されている。
【0026】このように、主磁場マグネット部212
は、ボア211内に静磁場を形成する。静磁場の方向
は、たとえば概ね被検体50の体軸方向と平行または垂
直である。すなわち、平行磁場を形成する。主磁場マグ
ネット部212を構成する主磁場マグネット212a,
212bは、たとえば超伝導電磁石、あるいは永久磁石
や常伝導電磁石などを用いて構成される。
【0027】主磁場マグネット212aと212bが対
向しているそれぞれの面には、勾配コイル部213が設
けられている。具体的には、主磁場マグネット212a
と212bが対向しているそれぞれの面に、勾配コイル
部213に含まれる被検体50が挿入されるボア211
の静磁場を均一にする一対のポールピース218a,2
18bが設けられている。一対のポールピース218
a,218bの内部空間には、勾配磁場を発生する一対
の勾配コイル213a,213bと、静磁場の均一性を
調整するためのパッシブボート219a,219bとが
積層して設けられている。
【0028】このような構成を有する勾配コイル部21
3は、RFコイル部214が受信する磁気共鳴信号に3
次元の位置情報を持たせるために、主磁場マグネット部
212が形成した静磁場の強度に勾配を付ける勾配磁場
を発生する。勾配コイル部213は、図4に示すよう
に、X方向の勾配磁場を形成するためのGxコイル25
0と、Y方向の勾配磁場を形成するためのGyコイル2
51と、Z方向の勾配磁場を形成するためのGzコイル
252とから構成される。
【0029】本実施形態では、Gxコイル250へのGx
パルス電流の供給、Gyコイル251へのGyパルス電流
の供給、並びにGzコイル252へのGzパルス電流の供
給は、オペレータコンソール30の処理部31からの制
御信号S161に基づいて、図1および図2に示す勾配
アンプ装置23によって行われる。
【0030】また、一対の勾配コイル部213の対向す
るそれぞれの面には、一対の収容部220a,220b
が形成され、これら一対の収容部220a,220bの
空間内に、RFコイル214a,214bが設けられて
いる。
【0031】この一対の収容部220a,220bおよ
びRFコイル214a,214bを有するRFコイル部
214は、主磁場マグネット部212が形成した静磁場
空間内で被検体50の体内のスピンを励起するための高
周波磁場を形成する。ここで、高周波磁場を形成するこ
とをRF励起信号の送信という。RFコイル部214
は、励起されたスピンが生じる電磁波を磁気共鳴信号と
して受信する。RFコイル部214は、図示しない送信
用コイルおよび受信用コイルを有する。送信用コイルお
よび受信用コイルは、同じコイルを兼用するかあるいは
それぞれ専用のコイルを用いる。
【0032】本実施形態では、RF励起信号を発生させ
るために、図1および図2に示すRFアンプ装置22か
らRFコイル部214に、処理部31からの制御信号S
160に基づいてパルス電流RF_DR1が供給され
る。
【0033】データ収集部24は、RFコイル部214
が受信した受信信号を取り込み、それをビューデータ
(view data)として収集して、オペレータコ
ンソール30の処理部31に出力する。
【0034】オペレータコンソール30は、図2に示す
ように、処理部31、操作部32、および表示部33を
有している。
【0035】処理部31は、被検体50の被検部位に対
応した実行すべきプロトコルに即して、あらかじめ決め
られた繰り返し時間TR内において所定のパルスシーケ
ンスが所定回数繰り返されるパルス電流RF_DR1を
RFコイル部214に印加するように、制御信号S16
0によってRFアンプ装置22を制御する。同様に、処
理部31は、実行すべきプロトコルに即して、1TR内
に、所定のパターンのGx,Gy,Gzパルス電流をGxコ
イル250、Gy勾配磁場用コイル251およびGz勾配
磁場用コイル252に印加するように、制御信号S16
1によって勾配アンプ装置23を制御する。また、処理
部31は、RFコイル部214が受信した受信信号を取
り込み、それをビューデータ(view data)と
して収集して、オペレータコンソール30の処理部31
に出力するように、制御信号S31aによってデータ収
集部24を制御する。
【0036】なお、処理部31が実行すべきプロトコル
は、磁気共鳴撮影を行うために、被検体50の被検部位
に対応して定められており、各プロトコル毎に、1TR
(繰り返し時間)内におけるパルスシーケンスの繰り返
し回数が異なる。
【0037】この磁気共鳴撮影用パルスシーケンスは、
いわゆるスピンエコー(SE:Spin Echo)
法、グラディエントエコー(GYE:GYadient
Echo)法、ファーストスピンエコー(FSE:Fa
st Spin Echo)法、ファーストリカバリF
SE(Fast Recovery Spin Ech
o)法、エコープラナー・イメージング(EPI:Ec
ho PlanarImaging)法等、各撮影方法
によって異なる。
【0038】ここで、各撮影方法のパルスシーケンスの
うち、SE法のパルスシーケンスについて、図5に関連
付けて説明する。図5(a)はSE法におけるRF励起
用の90°パルスおよび180°パルスのシーケンスで
あり、RFアンプ装置22がRFコイル部214に印加
するパルス電流RF_DR1に相当する。図5(b)、
(c)、(d)、および(e)は、それぞれGsパルス
電流、Grパルス電流、Gpパルス電流、およびスピン
エコーMRのシーケンスである。Gsパルス電流はスラ
イス(slice)勾配磁場を形成するためのパルス電
流であり、Grパルス電流はリードアウト(read
out)勾配磁場を形成するためのパルス電流であり、
Gpパルス電流はフェーズエンコード(phaseenc
ode)勾配磁場を形成するためのパルス電流である。
【0039】図5(a)に示すように、RFアンプ装置
22によりRFコイル部214に対して90°パルス電
流が印加され、スピンの90°励起が行われる。このと
き、図5(b)に示すように、勾配アンプ装置23によ
ってGxコイル250、Gyコイル251およびGzコイ
ル252の任意のコイルに対してGzパルス電流が印加
され、所定のスライスについて選択励起が行われる。図
5(a)に示すように、90°励起から所定の時間後
に、RFアンプ装置22によってRFコイル部214に
対して180°パルス電流が印加され、180°励起、
すなわちスピン反転が行われる。このときも、図5
(b)に示すように、勾配アンプ装置23によってGxコ
イル250、Gyコイル251およびGzコイル252の任
意のコイルに対してGsパルス電流が印加され、同じス
ライスについて選択的な反転が行われる。
【0040】図5(c)および(d)に示すように、9
0°励起とスピン反転の間の期間に、勾配アンプ装置2
3によってGxコイル250、Gyコイル251およびGz
コイル252の任意のコイルに対してGrパルス電流が
印加され、勾配アンプ装置23によりGxコイル250、
Gyコイル251およびGzコイル252の任意のコイルに
対してGpパルス電流が印加される。そして、Grパル
ス電流によってスピンのディフェーズが行われ、Gpパ
ルス電流によってスピンのフェーズエンコードが行われ
る。
【0041】スピン反転後、図5(b)に示すように、
勾配アンプ装置23によってGxコイル250、Gyコイル
251およびGzコイル252の任意のコイルに対してG
rパルス電流が印加されて、リフェーズされて、図5
(e)に示すように、スピンエコーMRが発生される。
このスピンエコーMRは、データ収集部24によりビュ
ーデータとして収集される。
【0042】処理部31は、このようなパルスシーケン
スで、実行プロトコルに応じて、周期TRでたとえば6
4〜512回繰り返すように、制御信号S31a,S1
60,S161をそれぞれRFアンプ装置22、勾配ア
ンプ装置23およびデータ収集部24に出力して、これ
らを制御する。また、処理部31は、繰り返しのたび
に、Gzパルス電流を変更し、毎回異なるフェーズエン
コードを行うように、制御を行う。なお、オペレータコ
ンソール30とRFアンプ装置22との間には制御信号
S160を伝送するためのケーブル160が配設され、
オペレータコンソール30と勾配アンプ装置23との間
には制御信号S161を伝送するためのケーブル161
が配設されている。また、RFアンプ装置22とマグネ
ットシステム21との間には、パルス電流RF_DR1
を伝送するためのケーブル165が配設されている。ま
た、RFアンプ装置22とマグネットシステム21との
間には、Gxパルス電流伝送用のケーブル166_Gx
と、Gyパルス電流伝送用のケーブル166_Gyと、G
zパルス電流伝送用のケーブル166_Gzとが配設され
ている。
【0043】また、処理部31は、データ収集部24か
ら取り込んだデータをメモリに記憶する。メモリ内には
データ空間が形成される。メモリに形成されるデータ空
間は、2次元フーリエ空間を構成する。処理部31は、
これら2次元フーリエ空間のデータを2次元逆フーリエ
変換して被検体50の画像を生成(再構成)する。な
お、2次元フーリエ空間をkスペースともいう。
【0044】処理部31には、操作部32、および表示
部33が接続されている。
【0045】操作部32は、ポインティングデバイスを
備えたキーボードやマウス等により構成され、オペレー
タOPの操作に応じた操作信号を処理部31に出力す
る。また。操作部32からは、たとえば上述した実行す
べきプロトコルの入力が行われる。
【0046】表示部33は、グラフィックディスプレイ
等により構成され、操作部32からの操作信号に応じ
て、MRI装置20の動作状態に応じた所定の情報を表
示する。
【0047】以下、図1および図2に示す勾配アンプ装
置23について詳細に説明する。図6は勾配アンプ装置
23の側面側の構成を説明するための図、図7は勾配ア
ンプ装置23の背面を説明するための図である。図6お
よび図7に示すように、勾配アンプ装置23は、直方体
の主筐体100内に、上から順にGx用筐体101、Gy
用筐体102、Gz用筐体103、電源用筐体104を
収容している。ここで、勾配アンプ装置23が本発明の
電流供給装置に対応し、主筐体100が本発明の第1の
筐体に対応し、Gx用筐体101、Gy用筐体102およ
びGz用筐体103が本発明の第2の筐体に対応してい
る。主筐体100には、複数の通気孔180が設けられ
ている。また、主筐体100内には、複数の支柱110
が設けられている。
【0048】Gx用筐体101、Gy用筐体102、Gz
用筐体103および電源用筐体104は、主筐体100
内で支柱110に固定されている。Gx用筐体101
は、Gx電流を生成するGx電流アンプ回路111を収容
している。ここで、Gx電流アンプ回路111が本発明
の第1の電流供給回路に対応している。Gy用筐体10
2は、Gy電流を生成するGy電流アンプ回路112を収
容している。ここで、Gy電流アンプ回路112が本発
明の第2の電流供給回路に対応している。Gz用筐体1
03は、Gz電流を生成するGz電流アンプ回路113を
収容している。ここで、Gz電流アンプ回路113が本
発明の第3の電流供給回路に対応している。電源用筐体
104は、電源回路114を収容している。Gx用筐体
101、Gy用筐体102およびGz用筐体103は、同
じ構成をしている。
【0049】以下、Gx用筐体101について説明す
る。図8および図9は、Gx用筐体101の外観図であ
る。図8および図9に示すように、Gx用筐体101
は、面120〜126によって構成される。ここで、面
120が本発明の第1の面に対応し、面121が本発明
の第2の面に対応し、面125が本発明の第3の面に対
応し、面126が本発明の第4の面に対応している。面
120と121とは同じ形状を有し対向して位置する。
また、面122と面123とは同じ形状を有し対向して
位置する。面122および123には、それぞれ通気孔
122aおよび123aが設けられている。面124に
は、面120と121との間に形成される空間内に収容
されたヒートシンク150の端部が露出している。ま
た、面124には、図2に示すオペレータコンソール3
0の処理部31と通信を行うためのケーブル161が接
続されるコネタク130が設けられている。
【0050】面125は、一方の端部が面120の端部
に接合し、その反対側の他方の端部が面126の端部と
接合し、面120と面121との間に形成される空間の
外側で面121に向けて傾斜している。また、面125
は、面122および面123の端部にも接合している。
面125には、通気孔126aが設けられている。
【0051】また、面126は、面121の端部および
面125の他方の端部と接合している。また、面126
は、面122および面123の端部にも接合している。
面126には、電源回路114からの電力供給用のケー
ブル155_1が接続されるコネクタ140と、Gxコ
イル250にGxパルス電流を出力するコネクタ141
aと、Gxコイル250からGxパルス電流を入力するコ
ネクタ141bとが設けられている。すなわち、コネク
タ141aおよびコネクタ141bには、図1に示すケ
ーブル166_Gxが接続される。
【0052】本実施形態では、図8に示すように、例え
ば、面120と面125との間の内角は150度であ
り、面125と面126との間の内角は90度であり、
面126と面121との間の内角は120度である。ま
た、図8に示すGx用筐体101のx、y、z方向の寸
法X2、Y2、Z2は、それぞれ401mm、129m
m、700mmである。
【0053】図10は、Gx用筐体101に収容された
Gx電流アンプ回路111の外観図である。図10に示
すように、Gx用筐体101内には、Gx電流アンプ回路
111を構成するヒートシンク150、コンデンサ15
1およびコントローラ152などが配設されている。
【0054】以上、Gx用筐体101の構成について詳
細に述べたが、Gy用筐体102およびGz用筐体103
もGx用筐体101と同じ構成を有している。但し、Gy
用筐体102の面126には、電源回路114からの電
力供給用のケーブル155_2が接続されるコネクタ1
40と、Gyコイル251にGyパルス電流を出力するコ
ネクタ141aと、Gyコイル251からGyパルス電流
を入力するコネクタ141bとが設けられている。ま
た、Gz用筐体103の面126には、電源回路114
からの電力供給用のケーブル155_3が接続されるコ
ネクタ140と、Gzコイル252にGzパルス電流を出
力するコネクタ141aと、Gzコイル252からGzパ
ルス電流を入力するコネクタ141bとが設けられてい
る。
【0055】以下、図1に示すMRIシステム10の動
作を、図11のフローチャートに関連付けて説明する。
【0056】ステップST1:クッションを介してクレ
ードル26上に載せられた被検体50が、図示しない搬
送部によって、MRI装置20のマグネットシステム2
1のボア211内に搬入される。
【0057】ステップST2:被検体50の被検部位を
ボア211内のマグネットセンタに位置させる。このと
き、マグネットセンタを含むボア211内の所定の領域
には、主磁場マグネット部212による静磁場が形成さ
れている。
【0058】そして、オペレータOPによる操作に応じ
て生成された制御信号S160に基づいて、RFアンプ
装置22からケーブル165を介してパルス電流RF_
DR1が供給され、RFコイル部214によって、静磁
場内に高周波磁場が形成される。また、オペレータOP
による操作に応じて生成された制御信号S161に基づ
いて、勾配アンプ装置23からケーブル166_Gx,
166_Gy,166_Gzを介して、それぞれGxパル
ス電流、Gyパルス電流およびGzパルス電流が、Gxコ
イル250、Gyコイル251およびGzコイル252に
供給される。これにより、静磁場内に勾配磁場が形成さ
れる。そして、被検体50の被検部位で励起されたスピ
ンが生じる電磁波が磁気共鳴信号として取り出され、こ
れがデータ収集部24で収集され、検査結果のデータと
してオペレータコンソール30の処理部31に出力され
る。すなわち、被検部位の撮像が行われる。
【0059】ステップST4:処理部31では、データ
収集部24から入力したデータがメモリに記憶され、メ
モリ内にデータ空間が形成される。処理部31では、こ
れら2次元フーリエ空間のデータを2次元逆フーリエ変
換して被検体50の被検部位の画像が生成(再構成)さ
れる。
【0060】ステップST5:被検体50の被検部位の
データ収集が完了すると、図示しない搬送部によって、
クレードル26と共に被検体50がボア211の外に搬
出される。
【0061】以上説明したように、勾配アンプ装置23
によれば、図8に示すように、Gx用筐体101、Gy用
筐体102およびGz用筐体103のx、y、z方向の
寸法X2、Y2、Z2を、それぞれ401mm、129
mm、700mmにすることができる。すなわち、勾配
アンプ装置23によれば、図12に示すように、Gx用
筐体101、Gy用筐体102およびGz用筐体103の
y方向の厚みを従来に比べて71mmだけ薄くでき、小
型化、並びに他の装置とのコンパティビリティを達成で
きる。
【0062】また、勾配アンプ装置23によれば、図1
2に示すように、Gx用筐体101、Gy用筐体102お
よびGz用筐体103のz方向の長さを、主筐体100
の内面に向けて、従来に比べて68.8mmだけ長くで
きる。そのため、Gx用筐体101、Gy用筐体102お
よびGz用筐体103のy方向の厚みを従来に比べて薄
くしても、電流アンプ回路を構成する全ての電子部品を
収容できる。このように、Gx用筐体101、Gy用筐体
102およびGz用筐体103のz方向の長さを従来に
比べて長くできるのは、図6および図8に示されるよう
に面126を下方に傾けることで、ケーブル155_1
〜155_3の曲げ量を小さくでき、Gx用筐体10
1、Gy用筐体102およびGz用筐体103と主筐体1
00の内面との間に十分な空間を確保できるためであ
る。
【0063】また、勾配アンプ装置23によれば、通気
孔125aが設けられた面125と、コネクタ140,
141a,141bが設けられた面126とを図8など
に示すように構成したことで、Gx用筐体101、Gy用
筐体102およびGz用筐体103のy方向の厚みを従
来に比べて薄くした場合でも、十分な大きさの通気孔1
25aを設けることができ、電流アンプ回路を十分に冷
却できる。
【0064】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、図8に示した面120と面125との内
角、並びに面126と面121との内角は、面125が
面121に向いており、面125と面126とが面12
0と面121との間に形成される空間の外側で接合して
いれば特に限定されない。また、図8に示した寸法は例
示である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
勾配コイルに電流を供給する電流供給回路を収容し、厚
みを従来に比べて薄くできる筐体、並びに当該筐体を用
いた電流供給装置および磁気共鳴撮影装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態に係る磁気共鳴撮影
装置を採用した磁気共鳴撮影(MRI)システムのレイ
アウトを説明するための図である。
【図2】図2は、図1に示すMRIシステムの構成図で
ある。
【図3】図3は、図2に示すマグネットシステムにおけ
る主磁場マグネット部、勾配コイル部、およびRFコイ
ルの配置構成例を説明するための図である。
【図4】図4は、図3に示す勾配コイル部を説明するた
めの図である。
【図5】図5は、図2に示すマグネットシステムにおけ
る撮影方法を説明するための図である。
【図6】図6は、図1および図2に示す勾配アンプ装置
の側面側の構成を説明するための図である。
【図7】図7は、図6に示す勾配アンプ装置の背面を説
明するための図である。
【図8】図8は、図6および図7に示すGx用筐体の外
観図である。
【図9】図9は、図6および図7に示すGx用筐体の外
観図である。
【図10】図10は、図8に示すGx用筐体に収容され
たGx電流アンプ回路を説明するための図である。
【図11】図11は、図1に示すMRIシステムの全体
動作を説明するための図である。
【図12】図12は、図1に示す勾配アンプ装置の効果
を説明するための図である。
【図13】図13は、従来のGx用筐体の外観図であ
る。
【図14】図14は、図13に示すGx用筐体と主筐体
との位置関係を説明するための図である。
【符号の説明】
22…RFアンプ装置、23…勾配アンプ装置、16
0,161,166_Gx,166_Gy,166_Gz
…ケーブル、212a,212b…主磁場マグネット、
213a,213b…勾配コイル部、214a,214
b…RFコイル部、250…Gxコイル、251…Gyコ
イル、252…Gzコイル、100…主筐体、101…
Gx用筐体、102…Gy用筐体、103…Gz用筐体、
110…支柱、111…Gx電流アンプ回路、112…
Gy電流アンプ回路、113…Gz電流アンプ回路、12
0〜126…面、130…コネクタ、140,140
a,140b…コネクタ、150…ヒートシンク、15
5_1,155_2,155_3…ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 明 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C096 AB42 AD09 CB11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電流供給回路を収容する筐体であって、 当該筐体を構成する対向して位置する第1の面および第
    2の面と、 一方の端部が前記第1の面の端部に接合し、前記第1の
    面と前記第2の面との間に形成される空間の外側で前記
    第2の面に向けて傾斜し、通気孔を有する前記第3の面
    と、 前記第2の面の端部および前記第3の面の他方の端部と
    接合し、前記電流を供給するケーブルが接続されるコネ
    クタを有する第4の面とを有する筐体。
  2. 【請求項2】前記第4の面は、前記電流供給回路への電
    力供給用のケーブルが接続されるコネクタをさらに有す
    る請求項1に記載の筐体。
  3. 【請求項3】磁気共鳴撮影装置内の静磁場空間に勾配磁
    場を形成する勾配コイルに電流を供給する前記電流供給
    回路を収容する請求項1または請求項2に記載の筐体。
  4. 【請求項4】第1の筐体と、 電流を生成する電流生成回路と、 前記第1の筐体内に設置され、前記電流生成回路を収容
    する第2の筐体とを有し、 前記第2の筐体は、 当該第2の筐体を構成する対向して位置する第1の面お
    よび第2の面と、 一方の端部が前記第1の面の端部に接合し、前記第1の
    面と前記第2の面との間に形成される空間の外側で前記
    第2の面に向けて傾斜し、通気孔を有する前記第3の面
    と、 前記第2の面の端部および前記第3の面の他方の端部と
    接合し、前記電流を供給するケーブルが接続されるコネ
    クタを有する第4の面とを有する電流供給装置。
  5. 【請求項5】前記第4の面は、前記電流供給回路への電
    力供給用のケーブルが接続されるコネクタをさらに有す
    る請求項4に記載の電流供給装置。
  6. 【請求項6】前記電流生成回路は、磁気共鳴撮影装置内
    の静磁場空間に勾配磁場を形成する勾配コイルに供給す
    る電流を生成する請求項4または請求項5に記載の電流
    供給装置。
  7. 【請求項7】x方向の勾配磁場を形成する勾配磁場コイ
    ルに電流を供給する第1の電流供給回路と、 y方向の勾配磁場を形成する勾配磁場コイルに電流を供
    給する第2の電流供給回路と、 z方向の勾配磁場を形成する勾配磁場コイルに電流を供
    給する第3の電流供給回路と、 前記第1の電流供給回路、前記第2の電流供給回路およ
    び前記第3の電流供給回路をそれぞれ収容する3つの前
    記第2の筐体とを有する請求項4〜6のいずれかに記載
    の電流供給装置。
  8. 【請求項8】前記第1〜第3の電流供給回路に電力を供
    給する電源回路と、 前記電源回路を収容し、前記第1の筐体内に収容された
    第3の筐体とをさらに有する請求項7に記載の電流供給
    装置。
  9. 【請求項9】静磁場および勾配磁場が形成された空間で
    撮影対象に高周波磁場を印加して得た磁気共鳴信号に基
    づいて画像を構成する磁気共鳴撮影装置において、 第1の筐体と、 前記勾配磁場を形成する勾配磁場コイルに電流を生成す
    る電流生成回路と、 前記第1の筐体内に設置され、前記電流生成回路を収容
    する第2の筐体とを有し、 前記第2の筐体は、 当該第2の筐体を構成する対向して位置する第1の面お
    よび第2の面と、 一方の端部が前記第1の面の端部に接合し、前記第1の
    面と前記第2の面との間に形成される空間の外側で前記
    第2の面に向けて傾斜し、通気孔を有する前記第3の面
    と、 前記第2の面の端部および前記第3の面の他方の端部と
    接合し、前記電流を供給するケーブルが接続されるコネ
    クタを有する第4の面とを有する磁気共鳴撮影装置。
  10. 【請求項10】前記第4の面は、前記電流供給回路への
    電力供給用のケーブルが接続されるコネクタをさらに有
    する請求項9に記載の磁気共鳴撮影装置。
  11. 【請求項11】x方向の勾配磁場を形成する勾配磁場コ
    イルに電流を供給する第1の電流供給回路と、 y方向の勾配磁場を形成する勾配磁場コイルに電流を供
    給する第2の電流供給回路と、 z方向の勾配磁場を形成する勾配磁場コイルに電流を供
    給する第3の電流供給回路と、 前記第1の電流供給回路、前記第2の電流供給回路およ
    び前記第3の電流供給回路をそれぞれ収容する3つの前
    記第2の筐体とを有する請求項9または請求項10に記
    載の磁気共鳴撮影装置。
  12. 【請求項12】前記第1〜第3の電流供給回路に電力を
    供給する電源回路と、 前記電源回路を収容し、前記第1の筐体内に収容された
    第3の筐体とをさらに有する請求項11に記載の磁気共
    鳴撮影装置。
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