JP2000051174A - Nmrマイクロスコープ装置 - Google Patents

Nmrマイクロスコープ装置

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JP2000051174A
JP2000051174A JP10220921A JP22092198A JP2000051174A JP 2000051174 A JP2000051174 A JP 2000051174A JP 10220921 A JP10220921 A JP 10220921A JP 22092198 A JP22092198 A JP 22092198A JP 2000051174 A JP2000051174 A JP 2000051174A
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Katsumi Kose
勝美 巨瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、臨床用MRI装置の静磁場を借用
することにより、コストの低いNMRマイクロスコープ
(MRM)装置を実現することを目的とする。 【解決手段】この発明のNMRマイクロスコープ装置
は、臨床用MRIの静磁場中に、該静磁場を形成するマ
グネットとは電気的・構造的に独立して形成され、RF
プローブと勾配コイルが一体となったプローブヘッドを
挿入し、該プローブヘッドの三軸勾配磁場の中心にNM
R試験管挿入孔を設け、該挿入孔に挿入された上記試験
管中の試料のNMR画像を撮像することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、NMRマイクロ
スコープ装置、特に臨床用MRI装置の静磁場を借用し
たNMRマイクロスコープ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】我が国では、約3000台の核磁気共鳴
診断装置(以下、MRIという。)が日常の臨床診断に
使用されており、現在及び将来にわたって医用画像診断
装置の中核的地位を占めていくことが予想されている。
通常MRIは(1mm)3 程度の空間分解能で撮像されて
おり、この他に該空間分解能を高めた摘出標本を対象と
する(10μm)3 〜(100μm)3 の空間分解能の
装置としてNMRマイクロスコープ(以下、MRMとい
う。)装置が知られている。
【0003】しかし、上記NMRマイクロスコープ(M
RM)装置は高磁場の超伝導磁石(7〜14T(テス
ラ))を必要とし、導入コストやランニングコストがき
わめて高く、メンテナンスが面倒であり、設置に大きな
スペースを必要とするので、国内に10台程度しかなく
殆ど普及していない。
【0004】また、上記MRM装置の共鳴磁場(7〜1
4T)は、通常の臨床用MRIの共鳴磁場(通常1.5
T)よりはるかに大きく、従って両者の画像コントラス
トが異なるので、臨床画像とMRMで撮像された画像間
のNMRパラメータ(例えば、T1)の同じ部分の直接
的比較が困難であるといった欠点もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、臨床用M
RI装置の静磁場を借用することにより、上記MRM装
置におけるコストの大部分を占める高磁場の超伝導磁石
(7〜14T(テスラ))を必要としないNMRマイク
ロスコープ(MRM)装置を実現することを目的とす
る。
【0006】また、同時に臨床用MRI装置の静磁場を
借用することにより臨床用MRIの通常の画像とMRM
で撮像された画像間のNMRパラメータ(例えば、T
1)の同じ部分の直接的比較が可能なNMRマイクロス
コープ(MRM)画像を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明のNMRマイクロスコープ装置は、臨床用
MRIの静磁場中に、該静磁場を形成するマグネットと
は電気的・構造的に独立して形成され、RFプローブと
勾配コイルが一体となったプローブヘッドを挿入し、該
プローブヘッドの三軸勾配磁場の中心にNMR試験管挿
入孔を設け、該挿入孔に挿入された上記試験管中の試料
のNMR画像を撮像することを特徴とするNMRマイク
ロスコープ装置である。
【0008】さらに、この発明のNMRマイクロスコー
プ装置は、前記NMRマイクロスコープの画像の信号処
理系と高周波受信系に100ガウスの強磁場にまで耐え
うる十分な磁気シールドを施し、表示するモニターとし
て液晶ディスプレーを用いたことを特徴とするものであ
る。
【0009】さらに、この発明のNMRマイクロスコー
プ装置は、パルス発生器、パソコン及び高周波アンプか
らなる前記NMRマイクロスコープの画像の信号処理系
の上記構成部分を一つのラックに収納して、可搬型とし
たことを特徴とするものである。
【0010】さらに、この発明のNMRマイクロスコー
プ装置は、臨床用MRIの静磁場を形成する装置と前記
プローブヘッド処理系との間では、アース(接地)のみ
共通化して電気的・構造的に独立して形成されたことを
特徴とするものである。
【0011】さらに、この発明のNMRマイクロスコー
プ装置は、前記勾配コイルがZ軸方向がマックスウェル
・ペア型であり、X軸及びY軸方向がアンダーソン型コ
イルであることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1にこの発明のNMRマイクロ
スコープ(MRM)装置の全体システムを示す。
【0013】システムは(1)システム全体を制御し、
画像再構成などを行う計算処理・制御系、(2)核スピ
ン系を励起する高周波信号を作り、また受信したNMR
信号を増幅・検波する送受信系、及び(3)核磁化を作
り出す磁石、静磁場に勾配を作る勾配磁場コイル、そし
て核スピン系に高周波を与え、また信号を受信するRF
コイルからなる静磁場・勾配磁場・高周波コイル系の3
つから成っている。
【0014】このシステムの動作は以下のとおりであ
る。
【0015】まず、システムコンソールのキーボード1
1から撮像に必要なパラメータ(くり返し時間等)をパ
ルスプログラマ用計算機8に入力する。計算機は入力さ
れたパラメータをパルス発生器6,7を駆動するための
データに変換して出力し、パルス発生器6,7を起動す
る。システムコンソールとしては、パルス発生器6,7
とRS−232Cケーブルで接続された画像再構成・表
示計算機8上で動作するWindows95 のターミナル・ソフ
トウエアを使用している。パルス発生器6,7は、NM
Rイメージングのパルスシーケンス、すなわちRFパル
スの波形と位相情報、及び磁場勾配パルスの波形などを
正確なタイミングで出力し、さらにNMR信号をAD変
換するためのトリガー信号を出力する。高周波発生器1
4から連続的に出力されているラーモア周波数の高周波
(63.890MHz)は、このRFパルスによって変
調される。このとき、同時にパルス発生器6,7から出
力された位相情報により高周波の位相も決定され、回転
座標系における任意の位相のRFパルスが変調器12か
ら出力される。そして、このRFパルスは送信機13で
数10Wまで電力増幅され、RFコイル3へ供給され
る。
【0016】一方、パルス発生器6,7から出力された
磁場勾配パルスの波形は磁場勾配コイルを駆動するため
の電流増幅器(勾配磁場電源)5へと入力される。被写
体の核磁化のラーモア歳差運動はRFコイル3で受信さ
れてNMR信号となり、プリアンプ16へと入力され、
数10〜数100mVのレベルに増幅される。そして、
検波器15において高周波発生器14から出力されたラ
ーモア周波数の高周波の参照信号(63.890MH
z)を用いて検波される。このとき、互いに90°位相
の異なる二つの参照信号を用いることにより、回転座標
系における互いに直交した成分の核磁化の信号を検出で
き、その結果、2種類の信号(Ch1,Ch2)が得ら
れる。なお、これらの周波数帯は数10kHzである。
【0017】この信号は、パルス発生器6から出力され
たトリガー信号に同期して、高速画像再構成・表示装置
であるパソコン8に接続されたAD変換ボード9でサン
プリングが行われる。サンプリングされたデータは、A
D変換ボード9のFIFOバッファーに保存され、パソ
コン8のメモリに順次転送される。パソコン8は、パル
スシーケンスが終了して画像再構成に必要なデータの取
得が完了すると、画像再構成プロセスを起動して被写体
の核磁化の空間分布を再構成する。再構成されたデータ
は、128階調のグレースケールに変換された後、パソ
コン8に接続されたビデオボードのメモリ上に転送さ
れ、画像ディスプレイ10に表示される。
【0018】なお、この発明のNMRマイクロスコープ
(MRM)装置は、臨床MRI用超伝導磁石を借用して
用いるため、臨床MRI用診断室内で用いられ、該臨床
MRI用診断室内は漏れ磁場強度が大きいため表示装置
は通常のCRTを使うと誤動作を生じるので、液晶ディ
スプレイを使用している。因みに、上記臨床MRI用診
断室内の漏れ磁場強度は30〜50ガウスであって、パ
ソコンのフロッピーなどは外部に出した途端飽和してし
まうので使用することができない程度の強磁場である。
(従って、画像データ等を記録する媒体としてはフロッ
ピーより強磁場に対する耐性のあるMOが用いられてい
る。)この他、前記パルス発生器6やパソコン8、AD
ボード9、さらにはプリアンプ16等は何らかの形でコ
アを使っているので、全てを一つのラックに収納して磁
気シールドが行われている。特に、フェライト・コアを
用いる高周波アンプ(16,13,5等)は、100ガ
ウス以上になると動作不良を生じるので厚めの鉄板で覆
って十分な磁気シールドを行っている。以上の装置は、
幅54cm、高さ77cm、奥行き60cmの19インチラッ
クにまとめられており、総重量は約80kgである。
【0019】該ラックは、十分人力で移動可能、すなわ
ち可搬型である。可搬型とすることにより、通常の臨床
用MRI診断装置として用いているときは、別室に待機
させ、臨床用MRI診断装置として用いられていない時
に、この装置を診断室に持ち込んで、臨床用MRI装置
の静磁場をそのまま借用することにより、装置そのもの
が高価で、またメンテナンスにコストと人手のかかる静
磁場装置を必要としない、NMRマイクロスコープ装置
を実現できたのである。因みに、臨床用MRI診断装置
は時間率で3/4は使われていないという統計がある。
この発明のNMRマイクロスコープ装置は、この臨床用
MRI診断装置の空き時間を活用して用いられるもので
ある。
【0020】従来のMRIやMRMは、別室で信号処理
やモニターを行うものが大部分であり、MRIやNMR
計測用の強磁場の側で信号処理やモニターを行うものは
存在しなかった。従って、上記の如く、MRIモニター
として液晶ディスプレイを用いることや信号処理系を強
磁場に対する十分な磁気シールドを行うものは存在しな
かった。
【0021】次にこの発明のNMRマイクロスコープ
(MRM)装置に用いられるRFプローブと勾配コイル
が一体となったプローブヘッドについて説明する。
【0022】図2は上記プローブヘッドの全体斜視図、
図3は同じく断面構造図、図4は正面図(a)及び側面
図(b)である。図において、25はマックスウェル型
のZ軸方向コイル(Gz)であり、23はアンダーソン
型のX軸方向コイル(Gx)であり、24もアンダーソ
ン型のY軸方向コイル(Gy)である。26,27,2
8は、各Gz,Gy,Gxコイルの接続コネクタであ
り、21はサンプル挿入用のアクリル製円管である。
【0023】ここでマックスウェル型の勾配磁場コイル
とアンダーソン型の勾配磁場コイルについて説明する。
図5に、マックスウェル型の勾配磁場コイルの原理図を
示す。図中、Zが静磁場方向である。図に示されるよう
に、二つの半径bの円形コイルを軸を一致させて2aの
間隔でおき、逆方向に同じ強さの電流を流すと、コイル
の間の広い領域に均一なZ方向の勾配磁場が発生する。
図6に、アンダーソン型の勾配磁場コイルの原理図を示
す。図6(a)に示す如く、平行な4本の電流によりX
方向の変位に比例したZ方向の勾配磁場が発生する。図
6(b)に該4本の線路を平板上で実現するための模式
図を示す。理論的には、図6(a)において、一定の距
離をおきながら4本平行な電流は無限長の導線62内を
同方向に流れる電流であることが望ましいが、電流のリ
ターンのため、図4(a)GxコイルやGyコイル及び
図6(b)に見られるように環状のリターン部分61を
有する。
【0024】図4において、試作した勾配磁場コイル
は、マックスウェル型のZ軸方向コイル(Gz)25
は、片側で巻き数30回であり、アンダーソン型のX軸
方向コイル(Gx)23は巻き数20回、アンダーソン
型のY軸方向コイル(Gy)24は巻き数25回であ
る。それぞれ、直径0.5mmのポリエチレン被覆銅線を
図2または図4に示される如く、矩形または円形に切り
抜いたベークライト板44上に巻いて,RFシールドボ
ックス45の外側に、プルーブヘッドの中心から外側に
向かってGx、Gy、Gzコイルの順に固定している。
図4において、矢印はコイルを流れる電流の向きを示し
ている。それぞれの勾配磁場発生効率は、2.9G/cm
/A(Gx)、2.8G/cm/A(Gy)、2.6G/cm/
A(Gz)である。
【0025】開発したRFプローブの概略断面図を図3
に示す。RFプローブは、RFコイル32とトリマー・
コンデンサ37が並列に接続されたタンク回路で構成さ
れている。トリマー・コンデンサ31は、回路のマッチ
ング用のコンデンサである。
【0026】このRFプローブの被写体を水の 1H(共
鳴周波数42.58MHz/T)に設定し、同調周波数
は静磁場強度1.5T(テスラ)に対応した63.89
0MHzとして、試作実験を行った。RFシールドとし
ては、RF磁場の漏洩と外来RFノイズの影響を取り除
き、しかも勾配磁場の浸透を妨げにくい真鍮性のものを
用いた。RFコイル32は、直径2mmのポリエチレン被
覆銅線を外形12.0mmのアクリル製円管35に巻き付
け、巻き数3回のソレノイド型に成形したもの(0.1
9μH)を用いた。作成したRFコイル32は、RF磁
場が鉛直方向(矢印34方向)に発生するように、13
0mm×130mm×30mmの真鍮性のRFボックス36の
中央部にアクリル製円管35とベークライト板により固
定した。なお、上記RFコイルの固定に用いたアクリル
製円管35は、NMR試験管としてサンプルホルダーと
して使用される。また、図中33は外部静磁場の方向を
示す。
【0027】この発明のMRIマイクロスコープ装置を
用いて、いくつかの撮像実験を行った。 (1)図7に示されるごとき、水ファントム(NMR試
験管71にガラス製の細管を入れたもの)の面72での
断層像を静磁場強度1.5Tの臨床用MRI装置を利用
して撮像したものが図8に示される。該断層面の空間分
解能は100μmが達成されている。
【0028】また、撮像室内の漏洩磁場(20〜50
G)の影響は見られなかった。 (2)同様に、盲腸の断片を撮像したものが図9に示さ
れる。右側の円形の部分が腸管の断層でその左側の部分
は盲腸に付随した脂肪層である。 (3)図10には、同様に人間の大腿骨頭の一部を手術
によって取り出した骨片を撮像したものを示す。図10
のものは、原撮像図を加工して鮮明な3D画像に見易く
再構成している。撮像された画像では骨に付着している
脂肪が可視化され、骨の部分は可視化されていないが、
その画像コントラストを反転することにより骨の部分の
3次元構造を可視化したものである。
【0029】
【発明の効果】この発明のNMRマイクロスコープ(M
RM)装置は、臨床用MRI装置の静磁場を借用するこ
とにより、従来のNMRマイクロスコープ(MRM)装
置におけるコストの大部分を占める高磁場の超伝導磁石
(7〜14T(テスラ))を必要としないNMRマイク
ロスコープ(MRM)装置を実現することができた。
【0030】また、同時に臨床用MRI装置の静磁場を
借用することにより臨床用MRIの通常の画像の約10
00倍の空間分解能のNMRマイクロスコープ(MR
M)画像を手軽に得ることができ、臨床画像とMRMで
撮像された画像間のNMRパラメータ(例えば、T1)
の同じ部分の直接的比較が可能となった。
【0031】この発明のNMRマイクロスコープ(MR
M)装置は、臨床用MRI装置の静磁場を借用してお
り、該装置は臨床用MRI装置の静磁場と電気的・構造
的に独立しているので、相互の電気的接続は全く必要が
ない。また、この発明のNMRマイクロスコープ(MR
M)装置は、システム全体を制御し、画像再構成などを
行う計算処理・制御系、核スピン系を励起する高周波信
号を作り、また受信したNMR信号を増幅・検波する送
受信系を幅54cm、高さ77cm、奥行き60cmの19イ
ンチラックに磁気シールドして収納しており、総重量は
約80kgである。該ラックは、十分人力で移動可能、
すなわち従来のものに比較してコンパクトな、可搬型と
なっており、臨床用MRI装置室への出入りが自由にで
きる。上記画像再構成のなどを行うコンピュータは高価
なワークステーションなどを使用せず、汎用のパソコン
を使用しているので、さらにローコストなMRMを実現
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のNMRマイクロスコープ(MRM)
装置の全体ブロック図を示すものである。
【図2】この発明のNMRマイクロスコープ(MRM)
装置に用いられるプローブヘッドの全体斜視図を示すも
のである。
【図3】この発明のNMRマイクロスコープ(MRM)
装置に用いられるプローブヘッドの断面構造図を示すも
のである。
【図4】この発明のNMRマイクロスコープ(MRM)
装置に用いられるプローブヘッドの正面図(a)及び側
面図(b)を示すものである。
【図5】マックスウェル型の勾配磁場コイルの原理を示
す図である。
【図6】アンダーソン型の勾配磁場コイルの原理を示す
図である。
【図7】この発明のNMRマイクロスコープ(MRM)
装置に用いて撮像実験を行った際の撮像対象としての水
ファントムの模式図を示している。
【図8】この発明のNMRマイクロスコープ(MRM)
装置に用いて撮像した水ファントムの写真を示す。
【図9】この発明のNMRマイクロスコープ(MRM)
装置に用いて撮像した盲腸の断層面の写真を示す。
【図10】この発明のNMRマイクロスコープ(MR
M)装置に用いて撮像した骨片の3D画像を示す。
【符号の説明】
1 臨床用MRI装置の静磁場装置(超伝導マグネ
ット) 2 プローブヘッド 3 RFコイル 4 勾配コイル 5 電流増幅器(勾配磁場電源) 6,7 パルス発生器 8 パソコン 9 AD変換ボード 10 液晶ディスプレー 11 キーボ−ド 12 変調器 13 送信機 15 検波器 16 プリアンプ 21 試料挿入孔 23 Gxコイル 24 Gyコイル 25 Gzコイル 32 RFコイル 35 アクリル製円管 36 シールドボックス 44 ベークライト板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 臨床用MRIの静磁場中に、該静磁場を
    形成するマグネットとは電気的・構造的に独立して形成
    され、RFプローブと勾配コイルが一体となったプロー
    ブヘッドを挿入し、該プローブヘッドの三軸勾配磁場の
    中心にNMR試験管挿入孔を設け、該挿入孔に挿入され
    た上記試験管中の試料のNMR画像を撮像することを特
    徴とするNMRマイクロスコープ装置。
  2. 【請求項2】 前記NMRマイクロスコープの画像の信
    号処理系と高周波信号受信系に100ガウスの強磁場に
    まで耐えうる十分な磁気シールドを施し、表示するモニ
    ターとして液晶ディスプレーを用いたことを特徴とする
    前記請求項1記載のNMRマイクロスコープ装置。
  3. 【請求項3】 パルス発生器、パソコン及び高周波アン
    プからなる前記NMRマイクロスコープの画像の信号処
    理系の上記構成部分を一つのラックに収納して、可搬型
    としたことを特徴とする前記請求項2記載のNMRマイ
    クロスコープ装置。
  4. 【請求項4】 臨床用MRIの静磁場を形成する装置と
    前記プローブヘッド処理系との間では、アース(接地)
    のみ共通化して電気的・構造的に独立して形成されたこ
    とを特徴とする前記請求項1記載のNMRマイクロスコ
    ープ装置。
  5. 【請求項5】 前記勾配コイルがZ軸方向がマックスウ
    ェル・ペア型であり、X軸及びY軸方向がアンダーソン
    型コイルであることを特徴とする前記請求項1記載のN
    MRマイクロスコープ装置。
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