JP2015208607A - 画像撮像ユニット - Google Patents

画像撮像ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2015208607A
JP2015208607A JP2014093690A JP2014093690A JP2015208607A JP 2015208607 A JP2015208607 A JP 2015208607A JP 2014093690 A JP2014093690 A JP 2014093690A JP 2014093690 A JP2014093690 A JP 2014093690A JP 2015208607 A JP2015208607 A JP 2015208607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
coil
gradient magnetic
saddle
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014093690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6341535B2 (ja
JP2015208607A5 (ja
Inventor
智之 拝師
Tomoyuki Haishi
智之 拝師
一憲 石澤
Kazunori Ishizawa
一憲 石澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MR TECHNOLOGY KK
Original Assignee
MR TECHNOLOGY KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MR TECHNOLOGY KK filed Critical MR TECHNOLOGY KK
Priority to JP2014093690A priority Critical patent/JP6341535B2/ja
Priority to US14/559,107 priority patent/US9857442B2/en
Publication of JP2015208607A publication Critical patent/JP2015208607A/ja
Publication of JP2015208607A5 publication Critical patent/JP2015208607A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6341535B2 publication Critical patent/JP6341535B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/30Sample handling arrangements, e.g. sample cells, spinning mechanisms
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/34Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/36Electrical details, e.g. matching or coupling of the coil to the receiver
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/38Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
    • G01R33/385Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using gradient magnetic field coils

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】安価に高解像で小動物を撮像することができる画像撮像ユニットを提供する。【解決手段】画像撮像検出部22は、底部を対向させた一対の桶型コイル51〜53、61〜63を有し、一対の桶型コイル51〜53、61〜63間に勾配磁場を発生する勾配磁場コイルと、一対の桶型コイル51〜53、61〜63間に収納され、撮像対象を収容するための収容部30と、収容部30に設けられ、収容された撮像対象の近傍に位置する検出コイル82とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は画像撮像ユニットに関し、特に、核磁気共鳴現象を利用して小動物の内部の状態を撮像する画像撮像ユニットに関する。
近年、核磁気共鳴(NMR:Nuclear Magnetic Resonance)現象を利用して小動物の内部の情報を画像にする核磁気共鳴画像法(MRI:Magnetic Resonance Imaging)によるMRI画像撮像装置が注目されている。
人間を撮像対象とする臨床用MRI装置は医学分野において広く普及している。ラットやサルなどの中小型動物を撮像対象とするMRI装置においても、人間に対する臨床用MRI装置と同様の横型MRI装置が一般的である。横型MRI装置は特に超電導磁石が大型で高価であるため、中小型動物を対象とするMRI装置としては広く普及するには至っていない。
簡便なMRI画像撮像装置として、臨床用MRI装置の静磁場を借用するNMRマイクロスコープ(MRM)装置が知られている。MRM装置においてコストの大部分を占める高磁場の超電導磁石を必要としないので安価に高空間分解能を達成するNMRマイクロスコープ(MRM)装置を実現することができる(特許文献1参照)。
特開2000−51174号公報
このように、マウス等の小動物を撮像対象とする専用のMRI画像撮像装置は、撮像対象が小動物であっても、臨床用MRI装置と同様な構造を必要とし、また、マウスと人体の体重比が千分の一よりも小さいために、7T以上の高い静磁場強度と40mT/m以上の強い勾配磁場強度を必要とし、大型で高価なものとなっている。
また、臨床用MRI装置の静磁場を借用するNMRマイクロスコープ装置は比較的安価で実現できるものの、臨床用MRI装置の静磁場強度は小動物の撮像のためには低く適していない。
本発明の目的は、安価に高解像で小動物を撮像することができる画像撮像ユニットを提供することにある。
本発明の一態様による画像撮像ユニットは、底部を対向させた一対の桶型コイルを有し、前記一対の桶型コイル間に勾配磁場を発生する勾配磁場コイルと、前記一対の桶型コイル間に収納され、撮像対象を収容するための収容部と、前記収容部に設けられ、収容された撮像対象の近傍に位置する検出コイルとを有する画像撮像検出部を有することを特徴とする。
以上の通り、本発明によれば、底部を対向させた一対の桶型コイルを有し、一対の桶型コイル間に勾配磁場を発生する勾配磁場コイルと、一対の桶型コイル間に収納され、撮像対象を収容するための収容部と、収容部に設けられ、収容された撮像対象の近傍に位置する検出コイルとを有する画像撮像検出部を有するようにしたので、安価に高解像で小動物を撮像することができる。
本発明の一実施形態による画像撮像システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による画像撮像システムにおける画像撮像ユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による画像撮像システムにおける画像撮像ユニットのMRI検出部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による画像撮像システムにおける画像撮像ユニットのMRI検出部の組立斜視図である。 本発明の一実施形態による画像撮像システムにおける画像撮像ユニットの勾配磁場コイルにおけるX軸勾配磁場桶型コイルとY軸勾配磁場桶型コイルのパターンを示す図である。 本発明の一実施形態による画像撮像システムにおける画像撮像ユニットの勾配磁場コイルにおけるX軸勾配磁場桶型コイルのパターンを示す図である。 本発明の一実施形態による画像撮像システムにおける画像撮像ユニットの勾配磁場コイルにおけるY軸勾配磁場桶型コイルのパターンを示す図である。 本発明の一実施形態による画像撮像システムにおける画像撮像ユニットの勾配磁場コイルにおけるZ軸勾配磁場桶型コイルのパターンを示す図である。 本発明の一実施形態による画像撮像システムにおける画像撮像ユニットのMRI検出部のマウス収納部ギャップを示す図である。 本発明の一実施形態による画像撮像システムにおける画像撮像ユニットのMRI検出部で用いる腹部撮像用プレートを示す図である。 本発明の一実施形態による画像撮像システムにおける画像撮像ユニットのMRI検出部で用いる頭部撮像用プレートを示す図である。 本発明の一実施形態による画像撮像システムにおける画像撮像ユニットで頭部撮像用プレートを用いた場合のMRI検出部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による画像撮像システムにおける画像撮像ユニットのMRI検出部の他の具体例を示す図である。
[一実施形態]
本発明の一実施形態による画像撮像システムについて図面を用いて説明する。
(画像撮像システム)
本実施形態による画像撮像システムについて図1を用いて説明する。
本実施形態の画像撮像システムは、マウスのような小動物を撮像対象とする核磁気共鳴画像法(Magnetic Resonance Imaging; MRI)による画像撮像システムである。核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance; NMR)現象を利用して、小動物の生体内部の情報を画像にする。
本実施形態の画像撮像システム1は、図1に示すように、高分解能のNMR装置10に、小動物に適合するように調整されたMRIユニット20を組み合わせている。
NMR装置10としては、有機化合物等の構造決定において広く利用されている既設のNMR装置を使用する。これにより、高解像度の小動物用の画像撮像システムを安価に実現することを可能としている。
NMR装置10は、超電導磁石12と、超電導磁石12を制御するためのNMRコンソール14と、NMRコンソール14を操作するためのモニタ16とを有する。本実施形態では、NMR装置10が有する高磁場の超電導磁石12を利用するだけであるので、NMRコンソール14とモニタ16については詳細な説明を省略する。
NMR装置10の超電導磁石12には試料を収納するためのボア12aが形成されている。超電導磁石12はボア12aが垂直となるように配置されている。超電導磁石12は、例えば、ボア12aの内径が89mm径で、磁石外径が0.8m径で、4.7ステラ以上の高磁場を発生するワイドボアNMR磁石である。
超電導磁石12のボア12aは、例えば、銅パイプにより形成される。ボア12aを銅パイプにより形成することにより、MRI装置で一般的に用いられている非磁性ステンレスパイプに比較して、NMR装置10の価格を下げることができる。また、ボア12aを樹脂によって形成することもできる。
MRIユニット20は、撮像対象である小動物、例えばマウスMを収容するMRI検出部22と、MRI検出部22を制御するためのMRIコンソール24と、MRIコンソール24を操作するためのモニタ26とを有する。超電導磁石12のボア12aには通常室温シムコイル13が収納されていて、NMRコンソール14によって制御される。MRI検出部22の外径は、超電導磁石12のボア12aに収納されている室温シムコイル13の形状、すなわち、外径89mm、内径73mmに合わせて形成されており、例えば、72mm径である。室温シムコイル13は適宜取り外しできる。MRI検出部22の外径は、室温シムコイル13を取り外して使用する場合、たとえば88mm径である。
小動物、例えばマウスMを撮像する場合には、MRIユニット20のMRI検出部22にマウスMを収納し、マウスMを収納したMRI検出部22を、NMR装置10の超伝導磁石12のボア12aに収納して、小動物の内部を撮像する。
(画像撮像システムのMRIユニット)
本実施形態による画像撮像システムのMRIユニット20について図2を用いて説明する。
MRIユニット20のMRI検出部22は、撮像対象である小動物、例えばマウスMを収納するためのマウス収納部ギャップ30と、マウス収納部ギャップ30の上下に設けられ、勾配磁場を発生するための勾配磁場コイル40A、40Bと、これら勾配磁場コイル40A、40Bとマウス収納部ギャップ30を支持する架台42とを有している。超電導磁石12にMRIユニットを固定するため架台42にフランジ42aが設けられている。マウス収納部ギャップ30、勾配磁場コイル40A、40Bの詳細については後述する。
MRIユニット20装填時のマウス収納部ギャップ30の位置は架台42により調整される。マウス収納部ギャップ30が超電導磁石12のボア12a内の磁場が均一な所望の位置となるように調整される。
勾配磁場コイル40Bの下側には、温度測定のための白金測温抵抗体44が設けられている。
MRIコンソール24には、操作者が操作するためのキーボード・マウス24Aと、MRIコンソール24全体を制御するための制御用PC24Bと、温度測定のための温度ロガー24Cと、NMR周波数にトランシーバー24Eを同調させるための周波数コンバーター24Dと、NMR信号の検波や送信信号の変調を行うためのトランシーバー24Eと、RFコイル34に電力(最大50W程度)を供給するためのRF電力送信アンプ24Fと、勾配磁場コイル40A、40Bに電流(最大±20A程度)を供給するためのXYZ三軸勾配磁場電源24Gと、高周波NMR信号及び送信信号を時間的に切り替えるためのRFスイッチ・LNA24Hとが設けられている。
白金測温抵抗体44は温度ロガー24Cに接続されている。温度ロガー24Cは勾配コイル40Bの温度を監視して制御用PC24Bに伝え、制御用PC24BはMRIコンソール24の安全を管理する。勾配磁場コイル40A、40BはXYZ三軸勾配磁場電源57に接続されている。ソレノイドコイル82はトリマキャパシタ84および同軸ケーブル85を介してRFスイッチ・LNA24Hに接続されている。トランシーバー24EとRF電力送信アンプ24Fは、RFスイッチ・LNA24Hに接続されている。
(MRI検出部)
本実施形態による画像撮像システムのMRIユニット20のMRI検出部22について図3及び図4を用いて説明する。図3はMRI検出部を示す斜視図であり、図4はMRI検出部の組立斜視図である。
MRI検出部22は、撮像対象である小動物、例えばマウスMを収納するためのマウス収納部ギャップ30と、マウス収納部ギャップ30の上下に設けられ、勾配磁場を発生するための勾配磁場コイル40A、40Bと、これら勾配磁場コイル40A、40Bとマウス収納部ギャップ30を支持する架台42とを有している。架台42にフランジ42aが設けられている。
例えば、MRI検出部22は、直径72mm、全長120mmである。勾配磁場コイル40A、40Bは、それぞれ、直径70mm、高さ32mmである。マウス収納部ギャップ30は、高さ56mmである。架台42は、直径39mm、高さ310mmであり、架台42のフランジ42aは、直径180mm、高さ8mmである。
マウス収納部ギャップ30の上側の勾配磁場コイル40Aは、桶型の3層のコイル51、52、53を重ね合わせた勾配磁場コイルの上側半分である。
マウス収納部ギャップ30の下側の勾配磁場コイル40Bは、桶型の3層のコイル61、62、63を重ね合わせた勾配磁場コイルの下側半分である。
上側の勾配磁場コイル40Aは、図3、図4に示すように、最外層のコイル51内にコイル52が収納され、コイル52内にコイル53が収納される。
下側の勾配磁場コイル40Bは、図4に示すように、最外層のコイル61内にコイル62が収納され、コイル62内にコイル63が収納される。
桶型の3層のコイル51、52、53は、例えば銅により形成され、重ね合わせた厚さは例えば5mmである。
最外層である桶型のコイル51は、例えば、直径70mmの底部51aと、外径70mm、内径68mm、高さ30mmの筒部51bとが一体となっている。
桶型のコイル52は、桶型のコイル51に隙間無く収納されるように形成され、例えば、直径67mmの底部52aと、外径67mm、内径65mm、高さ30mmの筒部52bとが一体となっている。
桶型のコイル53は、桶型のコイル52に隙間無く収納されるように形成され、例えば、直径64mmの底部53aと、外径64mm、内径62mm、高さ25mmの筒部53bとが一体となっている。
桶型の3層のコイル61、62、63は、例えば銅により形成され、厚さは例えば5mmである。
最外層である桶型のコイル61は、例えば、直径70mmの底部61aと、外径70mm、内径68mm、高さ30mmの筒部61bとが一体となっている。
桶型のコイル62は、桶型のコイル61に隙間無く収納されるように形成され、例えば、直径67mmの底部62aと、外径67mm、内径65mm、高さ30mmの筒部62bとが一体となっている。
桶型のコイル63は、桶型のコイル62に隙間無く収納されるように形成され、例えば、直径64mmの底部63aと、外径64mm、内径62mm、高さ25mmの筒部63bとが一体となっている。
上側の勾配磁場コイル40Aの最外層の桶型のコイル51と、下側の勾配磁場コイル40Bの最外層の桶型のコイル61とは、図4に示すように、マウス収納部ギャップ30と一体となるように形成される。
桶型のコイル51、52、53により上側のXYZ三軸勾配磁場コイル40Aを構成し、桶型のコイル61、62、63により下側のXYZ三軸勾配磁場コイル40Bを構成している。この場合、三軸方向の定義は、マウスMをマウス収納部ギャップ30に収納した場合において、X軸は両耳を貫く方向、Y軸は水平の体軸方向、Z軸は鉛直方向である。
桶型のコイル51は、上側のXYZ三軸勾配磁場コイル40Aにおいて、X軸方向の磁束密度が線形に変化する勾配磁場を生成するためのX軸勾配磁場桶型コイル51である。
桶型のコイル52は、上側のXYZ三軸勾配磁場コイル40Aにおいて、Y軸方向の磁束密度が線形に変化する勾配磁場を生成するためのY軸勾配磁場桶型コイル52である。
桶型のコイル53は、上側のXYZ三軸勾配磁場コイル40Aにおいて、Z軸方向の磁束密度が線形に変化する勾配磁場を生成するためのZ軸勾配磁場桶型コイル53である。
桶型のコイル61は、下側のXYZ三軸勾配磁場コイル40Bにおいて、X軸方向の磁束密度が線形に変化する勾配磁場を生成するためのX軸勾配磁場桶型コイル61である。
桶型のコイル62は、下側のXYZ三軸勾配磁場コイル40Bにおいて、Y軸方向の磁束密度が線形に変化する勾配磁場を生成するためのY軸勾配磁場桶型コイル62である。
桶型のコイル63は、下側のXYZ三軸勾配磁場コイル40Bにおいて、Z軸方向の磁束密度が線形に変化する勾配磁場を生成するためのZ軸勾配磁場桶型コイル63である。
最外層は上記の記載の様に、超電導磁石内径ボア12aからZ軸コイル53,63が距離を稼げるように、Z軸コイル53,63であることが望ましい。Z軸コイル53,63は小さくても均一領域を確保しやすいので小さめの最外層でもよい一方、Z軸コイル53,63は磁石内径ボア12aに対して渦電流を呼び込みやすい弱点がある。したがって、Z軸コイル53,63を最外層として距離を稼ぐようにすれば、Z軸コイル53,63駆動時にボア12aに流れる渦電流を低減することができるという効果がある。
XYZ三軸勾配磁場コイル40A、40Bのサイズは、室温シムコイルのボア内径、例えば72mm径を境界条件としてさらに被写体のサイズを考慮して決定する。コイル51および61の外側(磁石ボア12aとの間)に、XYZ軸のキャンセルコイル(図示せず)を敷設することもできる。この場合は、全体を少し小さめに作ってキャンセルコイルのスペースをあらかじめ確保しておく必要がある。
この場合のXYZ軸キャンセルコイルの巻数は、上側のXYZ三軸勾配磁場コイル40Aと下側のXYZ三軸勾配磁場コイル40Bの各外側に別層で敷設して、それらに逆極性で電流を流した場合に、超電導磁石12の内径ボア89mm径表面に勾配磁場コイル40A、40Bの外側に発生する漏れ磁場が到達しないバランスで決定する。同様に、室温シムコイル13の内径ボア73mm径の表面に対する漏れ磁場を考慮してもよい。
なお、室温シムコイル13を、渦電流を発生しない材料で構成してもよい。XYZ軸キャンセルコイル(図示せず)は、磁石ボア12a側からZ軸、X軸、Y軸の順に敷設することが好ましいかが、敷設スペースに限りがある場合は、X軸、Y軸を省略し、Z軸キャンセルコイルのみを敷設しても良い。
図5乃至図8に、勾配磁場コイル40A、40Bにおけるコイル51〜53、61〜63のパターンの一具体例を示す。
図5に示すパターンは、X軸勾配磁場桶型コイル51、61、Y軸勾配磁場桶型コイル52、62のパターンの一具体例である。図5(b)は桶型のX軸勾配磁場桶型コイル51、61、Y軸勾配磁場桶型コイル52、62のパターンを示す斜視図であり、図5(a)はX軸勾配磁場桶型コイル51、61、Y軸勾配磁場桶型コイル52、62のパターンを平面に展開した状態で示している。
X軸勾配磁場桶型コイル51、61、Y軸勾配磁場桶型コイル52、62では、図5(b)に示すように、桶型コイルの底部に平行な複数本の電線(A−a、B−b、C−c、…、N−n)が設けられており、それによりX軸勾配磁場、Y軸勾配磁場を形成する。図5(a)の中央にある複数本の電線(A−a、B−b、C−c、…、N−n)が桶型コイルの底部に設けられた電線である。
複数本の電線(A−a、B−b、C−c、…、N−n)のパターンは、マウス収納部ギャップ30のほぼ中央に所望の線形の勾配磁場が形成されるように計算により求められている。
桶型コイルの筒部には、底部に設けられた平行な複数本の電線(A−a、B−b、C−c、…、N−n)の戻り線である複数本の電線(A′−a′、B′−b′、C′−c′、…、N′−n′)が設けられている。図5(a)の左右にある複数本の電線(A′−a′、B′−b′、C′−c′、…、N′−n′)が桶型コイルの筒部に設けられた戻り線である電線である。
複数本の電線(A′−a′、B′−b′、C′−c′、…、N′−n′)のパターンは、桶型コイルの底部にある複数本の電線により形成される勾配磁場に対する影響が少なくなるように計算により求められている。
X軸勾配磁場桶型コイル51、61とY軸勾配磁場桶型コイル52、62とは、底部に設けられた複数本の電線の方向が90度回転して異なるだけで、パターンの基本形状は同じである。
図6に桶型対向型GXコイルのパターンを示す。桶型対向型GXコイルのパターンを平面に展開した状態で示している。
上側の勾配磁場コイル40AのX軸勾配磁場桶型コイル51と、下側の勾配磁場コイル40BのX軸勾配磁場桶型コイル61により、桶型対向型GXコイルを構成している。X軸勾配磁場桶型コイル51とX軸勾配磁場桶型コイル61とは、図6に示すように接続され、1本の電線として構成されている。
X軸勾配磁場桶型コイル51とX軸勾配磁場桶型コイル61の各電線には、図6の矢印で示す方向に電流がながれ、これにより、対向するX軸勾配磁場桶型コイル51とX軸勾配磁場桶型コイル61の間の空間にX軸勾配磁場が形成される。
図7に桶型対向型GYコイルのパターンを示す。桶型対向型GYコイルのパターンを平面に展開した状態で示している。
上側の勾配磁場コイル40AのY軸勾配磁場桶型コイル52と、下側の勾配磁場コイル40BのY軸勾配磁場桶型コイル62により、桶型対向型GYコイルを構成している。Y軸勾配磁場桶型コイル52とY軸勾配磁場桶型コイル62とは、図7に示すように接続され、1本の電線として構成されている。
Y軸勾配磁場桶型コイル52とY軸勾配磁場桶型コイル62の各電線には、図7の矢印で示す方向に電流がながれ、これにより、対向するY軸勾配磁場桶型コイル52とY軸勾配磁場桶型コイル62の間の空間にY軸勾配磁場が形成される。
図8は桶型対向型GZコイルのパターンを示す。桶型対向型GZコイルのパターンを平面に展開した状態で示している。
Z軸勾配磁場桶型コイル53、63では、図4に示すように、桶型コイルの底部に渦巻き状の電線が設けられており、桶型コイルの筒部には、底部に設けられた渦巻き状の電線に連続する渦巻き状の電線が設けられている。
上側の勾配磁場コイル40AのZ軸勾配磁場桶型コイル53と、下側の勾配磁場コイル40BのZ軸勾配磁場桶型コイル63により、桶型対向型GZコイルを構成している。Z軸勾配磁場桶型コイル53とZ軸勾配磁場桶型コイル63とは、図8に示すように接続され、1本の電線として構成されている。
Z軸勾配磁場桶型コイル53とZ軸勾配磁場桶型コイル63の電線には、図8の矢印で示す方向に電流がながれ、これにより、対向するZ軸勾配磁場桶型コイル53とZ軸勾配磁場桶型コイル63の間の空間であるマウス収納部ギャップ30にZ軸勾配磁場が形成される。
(マウス収納部ギャップ)
本実施形態による画像撮像システムのMRIユニット20のMRI検出部22のマウス収納部ギャップ30について図9を用いて説明する。図9(a)はマウス収納部ギャップを示す斜視図であり、図9(b)はRFコイル箱を示す斜視図である。
図9(a)にマウス収納部ギャップ30を示す。マウス収納部ギャップ30は、上下から挟まれた、上側の勾配磁場コイル40Aの最外層の桶型のコイル51と、下側の勾配磁場コイル40Bの最外層の桶型のコイル61と一体に形成されている。
マウス収納部ギャップ30には左右の柱部70、71が設けられていて、上側のコイル51と市側のコイル61とを連結している。左側の柱部70と右側の柱部71との間には、後述するRFコイル箱を収納するための空間72が形成されている。
左側の柱部70の内側前部には、マウスMに視覚刺激を与えるためのLED74が埋め込まれており、右側の柱部71の内側前部には、マウスMに刺激を与えるためのLED75が埋め込まれている。LED74、75として白色光、赤・緑・青、および赤外光のものが適宜選択して取り付けられている。
左側の柱部70の内側中央には、後述するトリマキャパシタを回転させるための穴76が設けられており、右側の柱部71の内側中央には、後述するトリマキャパシタを回転させるための穴77が設けられている。
図9(b)にRFコイル箱80を示す。RFコイル箱80は、左側の柱部70と右側の柱部71との間に形成された空間72に収納される。RFコイル箱80の表面には、例えば約50μm厚の銅箔シールド(図示せず)が貼られている。RFコイル箱80の中央には円形の穴81が形成されている。
この円形の穴81の中心軸に合うようにソレノイドコイル82が収納される。ソレノイドコイル82はMRI信号の検出コイルとして機能する。ソレノイドコイル82には、チップキャパシタ83と容量可変のトリマキャパシタ84が設けられている。ソレノイドコイル82には同軸ケーブル85が接続されている。
RFコイル箱80の円形の穴81内に撮像対象であるマウスMを収容し、ソレノイドコイル82を用いてマウスMを撮像する。
RFコイル箱80の前部には、円形の穴81を塞ぐ銅網シールド86を取り付けることができる。銅網シールド86は、例えば200μm径の銅線をメッシュ状に編み込んで形成する。銅網シールド86は、可視光は透過するが高周波電磁場は通さない。これはマウスに対するLED74を用いた双方向的な機能MRI(Functional MRI)を行うとき等に用いる。
(腹部撮像用プレート)
本実施形態による画像撮像システムのMRIユニット20のMRI検出部22で用いる腹部撮像用プレートについて図10を用いて説明する。図10(a)は腹部撮像用プレートを示す斜視図であり、図10(b)はMRI検出部に腹部撮像用プレートを収容した状態を示す図である。
図10(a)に腹部撮像用プレート100を示す。腹部撮像用プレート100は、撮像対象であるマウスMの腹部を撮像するためのものである。
腹部撮像用プレート100は、図10(b)に示すように、マウス収納部ギャップ30の空間72全長の長さを有している。腹部撮像用プレート100にマウスMを収容したときに、撮像対象であるマウスMの腹部がマウス収納部ギャップ30の空間72のほぼ真ん中に位置するように構成されている。
図10(a)に示すように、腹部撮像用プレート100の前部には麻酔マスク102が設けられている。麻酔マスク102は外部に配管されている。必要に応じて、麻酔ガスを外部から注入してマウスMに与えることができる。
腹部撮像用プレート100の麻酔マスク102手前には、撮像対象であるマウスMに噛み付かせるための噛み付き棒104が設けられている。マウスMを噛み付き棒104に噛み付かせたときに、マウスMの腹部が撮像に適した所定位置となるように、噛み付き棒104の位置を調整する。
噛み付き棒104は液体を通すことができる管により形成され、外部から配管されている。マウスMの噛み付き箇所には穴104aが開けられている。例えば、噛み付き棒104に適宜制御して砂糖水を導入することにより、マウスMに穴104aから砂糖水を供給することができる。
腹部撮像用プレート100の中央には心拍呼吸検出用バルーン106が設けられている。マウスMを収容したとき、その腹部が心拍呼吸検出用バルーン106を圧迫する。心拍呼吸検出用バルーン106は外部に配管されている。心拍呼吸検出用バルーン106の空気圧変化を検出することにより、マウスMの心拍や呼吸を検出することができる。
マウスMが空間72に対して充分に収納できる場合は、腹部撮像用プレート100を用いて、後述の頭部撮像用プレート110を用いなくても、マウスMの頭部撮像を行うこともできる。また、麻酔マスク102や噛み付き棒104を用いて、マウスMに対する機能MRI(Functional MRI)を行うことができる。
(頭部撮像用プレート)
本実施形態による画像撮像システムのMRIユニット20のMRI検出部22で用いる頭部撮像用プレートについて図11及び図12を用いて説明する。図11(a)は頭部撮像用プレートを示す斜視図であり、図11(b)及び図12はMRI検出部に頭部撮像用プレートを収容した状態を示す図である。
図11(a)に頭部撮像用プレート110を示す。頭部撮像用プレート110は、撮像対象であるマウスMが空間72に対して相対的に大きくなってしまった場合に、マウスMの頭部を撮像するためのものである。
頭部撮像用プレート110は、図11(b)に示すように、マウス収納部ギャップ30の空間72全長の約2/3の長さで下方に折れ曲がったL字形状をしている。頭部撮像用プレート110にマウスMを収容し、L字形状の頭部撮像用プレート110をRFコイル箱80の穴81に載置したときに、撮像対象であるマウスMの頭部がマウス収納部ギャップ30の空間72のほぼ真ん中に位置するように構成されている。
図11(a)に示すように、頭部撮像用プレート110の前部には、撮像対象であるマウスMに噛み付かせるための噛み付き棒112が設けられている。マウスMを噛み付き棒112に噛み付かせたときに、マウスMの頭部が撮像に適した所定位置となるように、噛み付き棒112の位置を調整する。
噛み付き棒112は液体を通すことができる管により形成され、外部から配管されている。マウスMの噛み付き箇所には穴112aが開けられている。例えば、噛み付き棒112に適宜制御して砂糖水を導入することにより、マウスMに穴112aから砂糖水を供給することができる。
頭部撮像用プレート110の中央には心拍呼吸検出用バルーン114が設けられている。マウスMを収容したとき、その頭部が心拍呼吸検出用バルーン114を圧迫する。心拍呼吸検出用バルーン114は外部に配管されている。心拍呼吸検出用バルーン114の空気圧を検出することにより、マウスMの心拍や呼吸を検出することができる。
頭部撮像用プレート110の噛み付き棒112と心拍呼吸検出用バルーン114の間には、左右に空気圧式スイッチ116a、116bが設けられている。空気圧式スイッチ116a、116bは外部に配管されている。マウスMが収容されたときに、マウスMの前足により空気圧式スイッチ116a、116bを押すことができる。空気圧式スイッチ116a、116bの空気圧を検出することにより、マウスMの前足の押下を検出することができる。
L字形状の頭部撮像用プレート110の後部には、マウスMの尻部を収容するためのポケット118が設けられている。
頭部撮像用プレート110に収容されたマウスMに様々な画像を紙芝居のように見せるため、MRI検出部22の前方に、図11(b)及び図12に示すような表示部120を設けてもよい。表示部120には、例えば、縦長のプレートに様々な画像を表示されており、表示部120を上下することにより、マウス収納部ギャップ30に収容されたマウスMの前方に様々な画像を表示することができる。この場合、LED74、75を照明として使用することが出来る。
噛み付き棒104や空気圧式スイッチ116a、116b、表示部120を用いて、マウスMに対する双方向的な機能MRI(Functional MRI)を行うことができる。
なお、撮像対象であるマウスMの頭部を撮像しようとする場合、撮像対象であるマウスMの胴体の大きさによっては超電導磁石ボア12aにマウスMの胴体が当たってしまい、所望の線形の勾配磁場が形成される勾配磁場コイル40A、40Bの中央部分にマウスMの頭部が位置するようにマウス収納部ギャップ30に収納することが物理的に困難な場合がある。
そのような場合には、MRI検出部22の中心に対して勾配磁場コイル40A、40Bを設ける位置を偏心させる。例えば、図13に示すように、勾配磁場コイル40A、40Bを、図13左側に偏心させることにより、勾配磁場コイル40A、40Bによる所望の線形の勾配磁場の形成領域を左側に移動させ、撮像対象であるマウスMの頭部の位置に適合させる。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
上記実施形態では、撮像対象の小動物としてマウスを撮像したが、他の小動物、例えば、ラット、マーモセット等の霊長類、鳥類等を撮像してもよい。また、小動物に限らず、例えば、昆虫類、爬虫類、魚類等を撮像してもよい。
また、上記実施形態では、既設のNMR装置の超電導磁石の静磁場を利用したが、既設の他の装置、例えば、臨床用MRI装置の静磁場を利用してもよい。また、既設の装置ではなく、本発明の画像撮像ユニット用に新たに磁石を設計して使用してもよい。
また、上記実施形態では、桶型の3層のコイルを重ね合わせるのに、マウス収納部ギャップ30側からX軸勾配磁場桶型コイル、Y軸勾配磁場桶型コイル、Z軸勾配磁場桶型コイルの順番で重ね合わせたが、この順番に限らない。どのような順番で3層のコイルを重ね合わせてもよい。
また、上記実施形態では、勾配磁場コイルは、円形の底部と筒部が一体となった桶型のコイルであったが、これに限らない。例えば、四角形、六角形、八角形等の多角形や、楕円形等の形状の底部と筒部とが一体となった桶型のコイルでもよい。
さらに、上記実施形態では、勾配磁場コイルはマウス収納部ギャップ30に対して上下一対の桶型のコイルであったが、これに限らない。例えば、上半分は桶型コイルの上側、下半分は一般的な円筒形勾配磁場コイルの下半分で一対を成して最適化された勾配磁場コイルを用いてもよい。
1…画像撮像システム
10…NMR装置
12…超電導磁石
12a…ボア
13…室温シムコイル
14…NMRコンソール
15…試料測定用プローブ
16…モニタ
20…MRIユニット
22…MRI検出部
24…MRIコンソール
24A…キーボード・マウス
24B…制御用PC
24C…温度ロガー
24D…周波数コンバーター
24E…トランシーバー
24F…RF電力送信アンプ
24G…XYZ三軸勾配磁場電源
24H…RFスイッチ・LNA
26…モニタ
30…マウス収納部ギャップギャップ
40A、40B…勾配磁場コイル
42…架台
42a…フランジ
51…X軸勾配磁場桶型コイル上側
52…Y軸勾配磁場桶型コイル上側
53…Z軸勾配磁場桶型コイル上側
61…X軸勾配磁場桶型コイル下側
62…Y軸勾配磁場桶型コイル下側
63…Z軸勾配磁場桶型コイル下側
70、71…柱部
72…空間
74、75…LED
76、77…穴
80…RFコイル箱
81…穴
82…ソレノイドコイル
83…チップキャパシタ
84…トリマキャパシタ
85…同軸ケーブル
86…銅網シールド
100…腹部撮像用プレート
102…麻酔マスク
104…噛み付き棒
104a…穴
106…心拍呼吸検出用バルーン
110…頭部撮像用プレート
112…噛み付き棒
112a…穴
114…心拍呼吸検出用バルーン
116a、116b…空気圧式スイッチ
118…ポケット
120…表示部
M…マウス

Claims (6)

  1. 底部を対向させた一対の桶型コイルを有し、前記一対の桶型コイル間に勾配磁場を発生する勾配磁場コイルと、
    前記一対の桶型コイル間に収納され、撮像対象を収容するための収容部と、
    前記収容部に設けられ、収容された撮像対象の近傍に位置する検出コイルと
    を有する画像撮像検出部
    を有することを特徴とする画像撮像ユニット。
  2. 請求項1記載の画像撮像ユニットにおいて、
    前記桶型コイルは、勾配磁場を発生させるコイルが形成された底部と、前記コイルの戻り線が形成された筒部とを有する
    ことを特徴とする画像撮像ユニット。
  3. 請求項1又は2記載の画像撮像ユニットにおいて、
    前記勾配磁場コイルは、
    前記一対の桶型コイルの一方は、X方向の勾配磁場を発生させる第1のX軸勾配磁場桶型コイルと、Y方向の勾配磁場を発生させる第1のY軸勾配磁場桶型コイルと、Z方向の勾配磁場を発生させる第1のZ軸勾配磁場桶型コイルとを有し、前記第1のX軸勾配磁場桶型コイルと前記第1のY軸勾配磁場桶型コイルと前記第1のZ軸勾配磁場桶型コイルとが重ね合わされており、
    前記一対の桶型コイルの他方は、X方向の勾配磁場を発生させる第2のX軸勾配磁場桶型コイルと、Y方向の勾配磁場を発生させる第2のY軸勾配磁場桶型コイルと、Z方向の勾配磁場を発生させる第2のZ軸勾配磁場桶型コイルとを有し、前記第2のX軸勾配磁場桶型コイルと前記第2のY軸勾配磁場桶型コイルと前記第2のZ軸勾配磁場桶型コイルとが重ね合わされている
    ことを特徴とする画像撮像ユニット。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像撮像ユニットにおいて、
    前記検出コイルは、前記撮像対象の周囲に巻回されるソレノイドコイルである
    ことを特徴とする画像撮像ユニット。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像撮像ユニットにおいて、
    前記検査対象は小動物であり、
    前記画像撮像検出部は、前記収容部に設けられ、前記小動物が噛み付くための噛み付き棒を更に有する
    ことを特徴とする画像撮像ユニット。
  6. 検査空間に静磁場を発生させる静磁場発生磁石と、
    底部を対向させた一対の桶型コイルを有し、前記一対の桶型コイル間に勾配磁場を発生する勾配磁場コイルと、前記一対の桶型コイル間に収納され、撮像対象を収容するための収容部と、前記収容部に設けられ、収容された撮像対象の近傍に位置する検出コイルとを有する画像撮像検出部とを有し、
    前記画像撮像ユニットの前記画像撮像検出部を、前記静磁場発生磁石内の前記検査空間に収納する
    ことを特徴とする画像撮像装置。
JP2014093690A 2014-04-30 2014-04-30 画像撮像ユニット Expired - Fee Related JP6341535B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014093690A JP6341535B2 (ja) 2014-04-30 2014-04-30 画像撮像ユニット
US14/559,107 US9857442B2 (en) 2014-04-30 2014-12-03 Imaging unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014093690A JP6341535B2 (ja) 2014-04-30 2014-04-30 画像撮像ユニット

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015208607A true JP2015208607A (ja) 2015-11-24
JP2015208607A5 JP2015208607A5 (ja) 2017-09-14
JP6341535B2 JP6341535B2 (ja) 2018-06-13

Family

ID=54355113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014093690A Expired - Fee Related JP6341535B2 (ja) 2014-04-30 2014-04-30 画像撮像ユニット

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9857442B2 (ja)
JP (1) JP6341535B2 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08206092A (ja) * 1994-09-22 1996-08-13 Univ California Mri磁石用の渦電流のない磁極端およびその製造方法
JP2000051174A (ja) * 1998-08-04 2000-02-22 Katsumi Kose Nmrマイクロスコープ装置
JP2002017705A (ja) * 2000-07-05 2002-01-22 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメージング装置
JP2003164432A (ja) * 2001-11-26 2003-06-10 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc Mri装置
JP2003329756A (ja) * 2002-05-08 2003-11-19 Hitachi Ltd 超高感度核磁気共鳴イメージング装置
US20050198812A1 (en) * 2004-02-03 2005-09-15 Siemens Aktiengesellschaft Method of manufacturing transverse non-cylindrical gradient coils
WO2007119726A1 (ja) * 2006-04-14 2007-10-25 Hitachi Medical Corporation 磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル
JP2007282860A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Univ Of Tsukuba 磁気共鳴イメージング装置および方法
JP2008035924A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Hitachi Metals Ltd 保持装置およびそれを備える撮像装置
JP2009131462A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Univ Of Tsukuba 小型磁気共鳴イメージング装置
JP2011030682A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Hitachi Ltd Mri−pet装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5378989A (en) * 1993-11-02 1995-01-03 General Electric Company Open gradient coils for magnetic resonance imaging
US6873156B2 (en) * 1998-05-06 2005-03-29 Insight Neuroimaging Systems, Llc Method and apparatus for performing neuroimaging
JP4857061B2 (ja) * 2006-09-26 2012-01-18 株式会社日立メディコ 傾斜磁場コイル及びそれを用いた核磁気共鳴断層写真装置
US7834629B2 (en) * 2008-09-11 2010-11-16 Allegheny-Singer Research Institute Hybrid MRI and method
EP2376933A1 (en) * 2008-12-04 2011-10-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. Magnetic resonance imaging system with satellite gradient coils
JP6048868B2 (ja) 2012-06-29 2016-12-21 国立研究開発法人理化学研究所 核磁気共鳴現象測定用rfコイル

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08206092A (ja) * 1994-09-22 1996-08-13 Univ California Mri磁石用の渦電流のない磁極端およびその製造方法
JP2000051174A (ja) * 1998-08-04 2000-02-22 Katsumi Kose Nmrマイクロスコープ装置
JP2002017705A (ja) * 2000-07-05 2002-01-22 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメージング装置
JP2003164432A (ja) * 2001-11-26 2003-06-10 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc Mri装置
JP2003329756A (ja) * 2002-05-08 2003-11-19 Hitachi Ltd 超高感度核磁気共鳴イメージング装置
US20050198812A1 (en) * 2004-02-03 2005-09-15 Siemens Aktiengesellschaft Method of manufacturing transverse non-cylindrical gradient coils
WO2007119726A1 (ja) * 2006-04-14 2007-10-25 Hitachi Medical Corporation 磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル
JP2007282860A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Univ Of Tsukuba 磁気共鳴イメージング装置および方法
JP2008035924A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Hitachi Metals Ltd 保持装置およびそれを備える撮像装置
JP2009131462A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Univ Of Tsukuba 小型磁気共鳴イメージング装置
JP2011030682A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Hitachi Ltd Mri−pet装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
堀賀雅史 他: "縦型超伝導磁石用30mm径ソレノイドコイルを用いた勾配磁場プローブの開発", 第16回NMRマイクロイメージング研究会, JPN6018006036, August 2012 (2012-08-01), pages 35 - 38, ISSN: 0003752932 *

Also Published As

Publication number Publication date
US9857442B2 (en) 2018-01-02
JP6341535B2 (ja) 2018-06-13
US20150316627A1 (en) 2015-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6106184B2 (ja) Mpiのためのコイル配置
US10780291B2 (en) mTMS coil device with overlapping coil windings
Hillenbrand et al. Active device tracking and high‐resolution intravascular MRI using a novel catheter‐based, opposed‐solenoid phased array coil
JP6246129B2 (ja) 広視野を有する、磁性粒子に影響を及ぼし、且つ/又は磁性粒子を検出する装置及び方法
US20070222433A1 (en) Sensor array for nuclear magnetic resonance imaging systems and method
JP6185929B2 (ja) Mpiにおけるバックグラウンド信号の除去
JP2013544613A (ja) 磁性粒子に影響を及ぼす及び/又は磁性粒子を検出するための装置及び方法
US9927500B2 (en) Device for generating a magnetic field profile which meets the requirements for MPI and for MRI
JP2012511378A (ja) 磁性粒子撮像のための可変選択場配向をもつ装置
JP5670146B2 (ja) 診断装置用動物固定器具およびそれを用いた手術支援システム
US20170354344A1 (en) Cabling arrangment, coil apparatus and apparatus for influencing and/or detecting magnetic particles
US20130274590A1 (en) Method and apparatus for generating a signal indicative of motion of a subject in a magnetic resonance apparatus
Clarke et al. Focus on SQUIDs in biomagnetism
JP5837268B2 (ja) Mpiにおける動的バックグラウンド補正
CN202920745U (zh) 用于执行超极化气体成像的装置和方法
KR20170064297A (ko) 의료 영상 장치 및 그 제어 방법
US20150061676A1 (en) Combined Shim and RF Coil Arrangement
CN108181596A (zh) 磁共振成像设备及其控制方法
JP2004177363A (ja) 磁気シールド装置及び生体磁場計測装置
JP6341535B2 (ja) 画像撮像ユニット
JP5486313B2 (ja) 作用領域の磁性粒子に影響を及ぼし、及び/又は該磁性粒子を検出する装置並びに方法
Adachi et al. Three dimensionally configured SQUID vector gradiometers for biomagnetic measurement
KR20190029638A (ko) 자계 측정용 센서
JP2010124942A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP4811751B1 (ja) 観測・勾配磁場コイルおよび小動物用生体磁気測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6341535

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees