JP2020205344A - 筐体、それを備える電気機器、及び電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化が可能な筐体、それを備える電気機器、及び電力変換装置を提供する。【解決手段】筐体1は、電気回路が有する回路部品110を内部に収容する電気機器用の筐体1である。筐体1は本体2と突出部4とを備える。本体2は、回路部品110を内部に収容する。突出部4は、本体2が設置場所に設置される設置状態での前方から本体2を見て本体2の外周面の一部から外側に突出する。少なくとも突出部4の後部には、本体2の内部に電線を挿入するための電線挿入口43が設けられている。【選択図】図1
Description
本開示は、筐体、それを備える電気機器、及び電力変換装置に関する。より詳細には、本開示は、回路部品を収容する筐体、それを備える電気機器、及び電力変換装置に関する。
特許文献1は、直流電力を交流電力に電力変換する電装部品を、前面が開口した箱状の筐体の内部に収納した電力変換装置を開示する。筐体の背面の下部には、貫通口が設けられている。貫通口に取り付けられるカバー部には、筐体の外部に向かって開口する第1開口部が設けられている。筐体に収納された電装部品には、第1開口部を通して筐体の内部に挿入された電線が接続される。
特許文献1が開示する電力変換装置では、第1開口部が筐体の下面よりも上側に設けられている。筐体の内部には、第1開口部から挿入された電線を曲げるためのスペースを確保する必要があるので、筐体の全体が大型化するという問題がある。
本開示の目的は、小型化が可能な筐体、それを備える電気機器、及び電力変換装置を提供することにある。
本開示の一態様の筐体は、電気回路が有する回路部品を内部に収容する電気機器用の筐体であって、本体と突出部とを備える。前記本体は、前記回路部品を内部に収容する。前記突出部は、前記本体が設置場所に設置される設置状態での前方から前記本体を見て前記本体の外周面の一部から外側に突出する。前記突出部の後部には、前記本体の内部に電線を挿入するための電線挿入口が設けられている。
本開示の一態様の電気機器は、前記筐体と、前記筐体の内部に収容される前記回路部品とを備える。
本開示の一態様の電力変換装置は、前記筐体と、前記筐体の内部に収容される前記回路部品とを備える。前記回路部品が、電力変換を行う電力変換回路の部品を含む。
本開示によれば、小型化が可能な筐体、それを備える電気機器、及び電力変換装置を提供することができる。
(実施形態)
(1)概要
以下の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(1)概要
以下の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態の筐体1は、図1〜図6に示すように、電気回路が有する回路部品110を内部に収容する電気機器用の筐体である。
筐体1は、箱状の本体2と、突出部4とを備える。
本体2は、回路部品110を内部に収容する。
突出部4は、本体2が設置場所に設置される設置状態での前方から見て本体2の外周面の一部(本実施形態では、例えば下側の側板23の表面)から外側に突出する。
突出部4の後部には、本体2の内部に電線400を挿入するための電線挿入口43(図4及び図5参照)が設けられている。
ここにおいて、本体2の設置場所は、例えば住宅等の施設の屋外の壁300(図2及び図5参照)等である。本体2は、例えば、壁300に固定された取付部材8を介して、壁300に取り付けられる。また、設置状態での前方から見た場合の本体2の外周面とは、本体2において回路部品110を収容する収容スペース20を囲む上下左右の側板23の表面である。
本実施形態では、設置状態での前方から見て本体2の外周面の一部から外側に突出部4が突出しており、この突出部4の後部に電線挿入口43が設けられている。例えば、本体2の後方から電線挿入口43を通して本体2の内部に挿入された電線400は、本体2の内部で曲げられて、本体2の内部に配置されている回路部品110(例えば、端子台111又は開閉器112等)に電気的に接続される。ここで、電力配線用の電線400は通信用の電線に比べて線径が太く、曲がりにくいため、本体2の内部には電線400を曲げるための配線用スペースを確保する必要がある。本実施形態では、後部に電線挿入口43を有する突出部4が、本体2の外周面の一部から外側に突出して設けられているので、本体2及び突出部4の内部に配線用スペースを設けることができる。したがって、突出部4の内部に配線用スペースの一部を設けることで、本体2の内部に設ける配線用スペースの容積を小さくでき、その分だけ本体2の大きさを小型にできるから、筐体1の全体を小型にでき、小型化が可能な筐体1を提供することができる。
(2)詳細
(2.1)構成
以下、本実施形態に係る筐体1、及び、それを備える電気機器について図1〜図9を参照して詳しく説明する。以下の説明では、図1〜図3におけるX軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向(奥行き方向)、Z軸方向を上下方向と規定する。さらに、X軸方向の正の向きを右側、Y軸方向の正の向きを前側、Z軸方向の正の向きを上側と規定する。ただし、これらの方向は一例であり、筐体1を備える電気機器の使用時の方向を限定する趣旨ではない。また、図面中の各方向を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
(2.1)構成
以下、本実施形態に係る筐体1、及び、それを備える電気機器について図1〜図9を参照して詳しく説明する。以下の説明では、図1〜図3におけるX軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向(奥行き方向)、Z軸方向を上下方向と規定する。さらに、X軸方向の正の向きを右側、Y軸方向の正の向きを前側、Z軸方向の正の向きを上側と規定する。ただし、これらの方向は一例であり、筐体1を備える電気機器の使用時の方向を限定する趣旨ではない。また、図面中の各方向を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
筐体1は電気機器に備えられる。換言すれば、電気機器は、筐体1と、筐体1の内部に収容される回路部品110とを備える。本実施形態では、筐体1を備える電気機器が、例えば、直流電力を交流電力に変換する電力変換装置100である場合を例に説明するが、電気機器は電力変換装置100に限定されない。電力変換装置100は、筐体1と、筐体1の内部に収容される回路部品110とを備えており、回路部品110は、電力変換を行う電力変換回路101(図9参照)の部品を含んでいる。
ここで、電力変換装置100を備えた電力変換システム200について図9を参照して説明する。
電力変換システム200は、1以上(図示例では例えば2つ)の太陽光発電モジュール201と、電力変換装置100と、リモートコントローラ202と、分電盤203と、を備えている。電力変換装置100は、住宅等の施設の壁300に取り付けられるように構成されている。電力変換装置100は、例えばDC−DCコンバータ及びDC−ACコンバータ等の電気回路を含み、太陽光発電モジュール201から出力される直流電力を交流電力に変換する。電力変換装置100は、電力変換した交流電力を分電盤203に出力し、分電盤203を介して負荷機器205に供給する。負荷機器205は、例えば施設において使用される照明器具、空調機器、テレビジョン等である。電力変換装置100が出力する交流電力のうち負荷機器205で使用されない余剰の交流電力は商用交流電源204に逆潮流させることもできる。電力変換装置100はリモートコントローラ202と電気的に接続されており、リモートコントローラ202を用いて電力変換装置100の駆動条件の設定、及び、太陽光発電モジュール201の発電量の確認等を行うことができるように構成されている。
電力変換装置100は、太陽光発電モジュール201から出力される直流電力で蓄電池ユニット206を充電してもよく、蓄電池ユニット206から放電させた直流電力を交流電力に電力変換して分電盤203に出力してもよい。なお、電力変換装置100は、太陽光発電モジュール201と組み合わせられるものに限定されず、燃料電池システム、風力発電システム等の発電システムによって発電される直流電力を交流電力に電力変換するものでもよい。
以下では、電力変換装置100の構成について、より具体的に説明する。
電力変換装置100は、図1、図2及び図5に示すように、電気回路(上述の電力変換回路101等)を構成する回路部品110を筐体1の内部に収容する。電力変換回路101は、例えばDC−DCコンバータ回路、及び、DC−ACコンバータ等の回路を含む。
筐体1は、本体2と、カバー3とを備える。
本体2は、アルミニウム又はその合金等の板金に絞り加工を施すことによって、前面に開口21を有する箱状に形成されている。本体2は、矩形板状の後板22と、後板22の全周から前方に突出する側板23と、側板23の前端から外側に向かって突出する外鍔部24とを備えている。本体2において、後板22と側板23とで囲まれる収容スペース20に回路部品110が収容される。本体2には、本体2に収容されている回路部品110の前側を覆う樹脂カバー27が配置されている。なお、樹脂カバー27は、本体2に収容されている回路部品110の全てを覆う必要はなく、表示部を有する回路部品、及び、操作部を有する回路部品の前面を露出させるように樹脂カバー27は形成されている。
カバー3は、例えばアルミニウム又はその合金等の板金に絞り加工を施すことによって形成されている。カバー3は、本体2の開口21を塞ぐために、本体2の外鍔部24に被せた状態で例えばねじ等を用いて本体2に取り付けられる。なお、外鍔部24には環状のパッキン31(図5参照)が配置されており、カバー3はパッキン31を介して本体2に固定されているので、本体2とカバー3との間の隙間から水又は埃等の異物が入り込む可能性を低減することができる。
また、本体2の後部の右下には、後板22と下側の側板23とにかけて貫通孔25が設けられている。本体2の後方から突出部4の電線挿入口43に挿入された電線400は貫通孔25を通して収容スペース20に挿入される。ここで、収容スペース20には、貫通孔25の上側に端子台111が収容されており、端子台111の左側に4つの開閉器112が左右方向に並べて収容されている。
本体2の後板22には、貫通孔25の上側の部位に中空のヒートシンク兼用ケース6が取り付けられ、ヒートシンク兼用ケース6の左側にヒートシンク7が取り付けられている。ヒートシンク兼用ケース6は、例えばアルミニウム又はその合金等で形成されており、前面が開口した箱状に形成されている。本体2の後板22には、ヒートシンク兼用ケース6が取り付けられる部位に、ヒートシンク兼用ケース6の前面よりも小さい第1貫通部が設けられている。この第1貫通部によって本体2の収容スペース20とヒートシンク兼用ケース6の内部とは繋がっており、ヒートシンク兼用ケース6の内部にも1以上の回路部品110(例えばトランス及びACリアクトル等の大型部品)が収容されている。
また、本体2の後板22には、ヒートシンク7が取り付けられる部位に第2貫通部が設けられており、回路部品110に含まれる発熱部品が第2貫通部を通してヒートシンク7に熱的に結合されている。ここで、発熱部品とは、通電中に当該部品が発生する熱が、当該部品で放熱可能な熱に比べて大きい部品であって、当該部品を使用中に当該部品の温度が定格温度を超えないようにするためにヒートシンク等の放熱対策を必要とする部品である。回路部品110に含まれる発熱部品としては、DC−DCコンバータ又はDC−ACコンバータに用いられるIPM(Intelligent Power Module)のようなスイッチング素子、トランス、又はリアクトル等の部品がある。
ヒートシンク兼用ケース6及びヒートシンク7の後面には、筐体1を取付部材8に引っ掛けるための皿ねじ11(図4参照)が1つずつ取り付けられている。また、ヒートシンク7の上面及び下面には、それぞれねじ穴を有する固定片12(図2参照)及び固定片13(図6参照)が設けられている。
本実施形態では、本体2において設置状態での下側の外周面(下側の側板23の外側面)から突出部4が突出している。本体2の下側の外周面から下向きに突出部4を突出させることで、突出部4及び本体2の内部において、電線挿入口43から挿入された電線400を曲げるためのスペースを確保することができ、本体2の小型化を図ることができる。ここで、突出部4は、図3及び図5に示すように、設置状態での前方から見てカバー3の内側に収まっている。換言すると、突出部4の投影領域はカバー3の外郭よりも内側に重なっている。突出部4は、前方から見てカバー3の内側に収まっているので、筐体1の全体の大きさを小型にでき、またカバー3によって突出部4に他の物体が当たらないよう保護することができる。なお、本実施形態では、突出部4が、設置状態での前方から見てカバー3の内側に収まっているが、突出部4の一部が、設置状態での前方から見てカバー3の外側に突出していてもよい。
また、本実施形態では、設置状態での上下方向において、突出部4の後部に設けられた電線挿入口43の下端の位置が、本体2の下側の外周面(下側の側板23の外側面)と同じ位置となっている。電線挿入口43は、本体2の下側の外周面と同じ位置まで設けられているので、電線挿入口43の下端が本体2の下側の外周面よりも上側にある場合に比べて、電線挿入口43を通して突出部4の内部に挿入された電線400を、突出部4の内部で曲げやすくできる。ここで、電線挿入口43の下端の位置が、本体2の下側の外周面と同じ位置であるとは、人の目で見て同じに見えるのであれば、上下に多少ずれていてもよい。また、本実施形態では、電線挿入口43の下端が、本体2の下側の外周面と同じ位置であるが、本体2の下側の外周面より下側に位置していてもよい。すなわち、設置状態での上下方向において、電線挿入口43の下端の位置が、本体2の下側の外周面以下であればよい。
ところで、本実施形態では、突出部4は、本体2と別体に形成されている。突出部4は、本体2の後面221(後板22の外側面)と、本体2の外周面(側板23の外側面)とにそれぞれ接触した状態で、ねじ等を用いて本体2に取り付けられている。このように、1つの部品である突出部4が、本体2の後面221と外周面とにそれぞれ接触した状態で本体2に取り付けられているので、本体2と突出部4との間にできる隙間を小さくできる。
また、本実施形態の突出部4は、前後方向の両側と下側とにそれぞれ開口を有して本体2の後面221よりも後方に突出する筒状部41と、筒状部41の前端部の下側に一体的に連結されたU字形の枠部42とを備えている。筒状部41及び枠部42の前側部分には、本体2の収容スペース20に繋がる開口部44が設けられており、突出部4は開口部44の端面を本体2に接触させた状態で本体2に取り付けられる。具体的には、突出部4は、本体2の後板22における貫通孔25の周縁部分に筒状部41の前端面411を接触させ、本体2の下側の側板23における貫通孔25の周縁部分に枠部42の上端面421を接触させた状態で本体2に取り付けられる。ここで、本体2の後面221に接触する筒状部41の前端面411が第1面となり、本体2の外周面(下側の側板23の表面)に接触する枠部42の上端面421が第2面となる。すなわち、突出部4は、本体2の後面221に接触する第1面(前端面411)と、本体2の外周面に接触する第2面(上端面421)とを有しており、第1面と第2面とは連続した1つの面になっている。ここで、第1面である前端面411と、第2面である上端面421とで構成される1つの面は本実施形態では曲面になっている。突出部4の第1面が本体2の後面に、第2面が本体2の外周面にそれぞれ接触した場合に、第1面と第2面とは連続した1つの面であるから、本体2と突出部4との間の隙間を小さくでき、水又は埃等の異物が本体2の内部に入り込みにくくできる。
また、本実施形態では、突出部4の筒状部41の上面412は、図5に示すように、設置状態での前後方向に対して傾斜している。具体的には、筒状部41の上面412は、設置状態において、前下がりになるよう前後方向に対して傾斜している。ここで、筒状部41の上側にはヒートシンク兼用ケース6が配置されており、上下方向における筒状部41とヒートシンク兼用ケース6との間の隙間を前側に行くほど広げることができる。したがって、筒状部41に設けられた電線挿入口43の開口面積を広く保ちながら、筒状部41の前側では筒状部41(突出部4)とヒートシンク兼用ケース6との間の隙間を広げて、通気性を向上させることができる。よって、全体として小型化を図りながら、放熱性能を向上させることができる。なお、本実施形態では、筒状部41の上面412は、設置状態において前下がりになるように前後方向に対して傾斜しているが、後下りになるように傾斜してもよい。筒状部41の上面412が後下りになるように傾斜している場合、筒状部41とヒートシンク兼用ケース6との間の隙間が後側に行くほど広がるので、通気性を確保できる。
また、突出部4は、設置状態において前後方向と交差する方向(本実施形態では下方)から電線を挿入するための貫通孔45を有しており、この貫通孔45を塞ぐ蓋部材5が突出部4に取り付けられている。図6に示すように、蓋部材5の左右には、それぞれ、取付ねじを通すための貫通孔53が前後に2個ずつ設けられている。突出部4の左右の内面には、蓋部材5の貫通孔53に対応する部位にねじ孔46(図6参照)が設けられている。したがって、蓋部材5の貫通孔53に通した取付ねじを、突出部4のねじ孔46に挿入することで、蓋部材5が突出部4にねじ固定される。また、蓋部材5には電線を挿入するための複数の孔51が設けられており、複数の孔51には合成ゴム等で形成された防水キャップがそれぞれ取り付けられている。
本実施形態の筐体1は取付部材8を用いて壁300に取り付けられる。取付部材8は、壁300にねじ等で固定される背板81と、背板81の左側縁及び右側縁からそれぞれ前方に突出する横ガード82と、背板81の下側縁から前方に突出する下ガード83とを備える。
背板81には、壁300に固定するためのねじを通す複数の孔84が設けられている。背板81は、複数の孔84にそれぞれ通されたねじを用いて壁300に固定される。背板81の上側縁には、ヒートシンク兼用ケース6及びヒートシンク7の後面に固定された2つの皿ねじ11のねじ部がそれぞれ挿入される2つの引掛溝85が設けられている。背板81には、突出部4の電線挿入口43に繋がる貫通孔86が設けられている。
本体2に設けられた皿ねじ11のねじ部を引掛溝85に挿入すると、皿ねじ11の頭部が引掛溝85の周縁部分に引っ掛かることによって、本体2が取付部材8に取り付けられる。本体2を取付部材8に取り付けた状態で、下ガード83の丸孔87(図2参照)に通した取付ねじを、ヒートシンク7の下部に配置された固定片13のねじ孔にねじ込むことによって、本体2を取付部材8に固定する。本体2が取付部材8に取り付けられた状態では、ヒートシンク兼用ケース6及びヒートシンク7の側面が横ガード82によって覆われ、ヒートシンク兼用ケース6及びヒートシンク7の下面が下ガード83によって覆われる。したがって、取付部材8に設けられた横ガード82及び下ガード83によって、高温になるヒートシンク兼用ケース6及びヒートシンク7にユーザが触れる可能性を低減できる。横ガード82及び下ガード83は、本体2を壁300に取り付けるための取付部材8に一体に設けられているので、部品の数を削減できる。また、筐体1の施工時又は分解時に作業が必要になる部品の数が少なくなるので、作業性が向上するという利点もある。
また、本体2には、ヒートシンク兼用ケース6及びヒートシンク7の上面を覆う上ガード9が固定される。上ガード9の丸孔91に通した取付ねじを、ヒートシンク7の上部に配置された固定片12のねじ孔にねじ込むことによって、上ガード9が本体2に固定される。本体2に上ガード9を固定すると、上ガード9によってヒートシンク兼用ケース6及びヒートシンク7の上面が覆われるので、高温になるヒートシンク兼用ケース6及びヒートシンク7の上面にユーザが触れる可能性を低減できる。この上ガード9は、金属部品の表面を樹脂材料で覆うことによって形成されている。上ガード9の表面は樹脂材料で覆われているので、上ガード9の表面が樹脂材料で覆われていない場合に比べて、ヒートシンク兼用ケース6及びヒートシンク7等の許容外郭温度を高めに設定できる。
(2.2)取付方法
本実施形態の筐体1を有する電気機器を、設置場所である壁300に取り付ける取付方法について説明する。本体2には、電気回路を構成する回路部品110が収納されており、本体2の後面221にはヒートシンク兼用ケース6及びヒートシンク7が予め取り付けられているものとする。
本実施形態の筐体1を有する電気機器を、設置場所である壁300に取り付ける取付方法について説明する。本体2には、電気回路を構成する回路部品110が収納されており、本体2の後面221にはヒートシンク兼用ケース6及びヒートシンク7が予め取り付けられているものとする。
まず、電気機器の設置場所である壁300に、取付部材8をねじ等で固定する。壁300には、電線400を通すための貫通孔301が設けられており、取付部材8は、取付部材8に設けられた貫通孔86が壁300の貫通孔301と連続するように、壁300に固定される。
壁300に取付部材8が固定されると、本体2を取付部材8の上方から下方に降ろし、本体2の後面に設けられた皿ねじ11のねじ部を引掛溝85内に挿入させることによって、本体2を取付部材8に引っ掛ける。そして、取付部材8の下ガード83に設けられた丸孔87に取付ねじを通し、この取付ねじをヒートシンク7の下側に設けた固定片13のねじ孔にねじ込むことによって、本体2を取付部材8に固定する。また、ヒートシンク兼用ケース6及びヒートシンク7の上側に上ガード9を被せ、上ガード9の丸孔91に通した取付ねじを、ヒートシンク7の上側に設けた固定片12のねじ孔にねじ込むことによって、本体2に上ガード9を固定する。
ここで、壁300の裏側に配線された電線400を電気機器に接続する隠蔽配線を行う場合、図5に示すように、壁300の貫通孔301から電線挿入口43を通して突出部4の内部に挿入した電線400を貫通孔25を通して本体2の内部に挿入する。そして、本体2の内部に挿入された電線400を、本体2の内部に収容された端子台111及び開閉器112等の回路部品110に接続することによって、筐体1を有する電気機器に対して外部からの電線400を接続することができる。
また、壁300の表側に配置された電線を電気機器に接続する露出配線を行う場合、電線管を用いて配線する方法と、図7及び図8に示すような配線ダクト500,510を用いて配線する方法とがある。
電線管を用いて配線する場合、蓋部材5の孔51に、筐体1の外部に設けられた合成樹脂製の電線管を接続し、この電線管の内部に通した電線を孔51を通して突出部4及び本体2の内部に挿入する。そして、本体2の内部に挿入された電線を端子台111又は開閉器112等の回路部品110に接続することで、電気機器に電線を接続する。
また、配線ダクト500,510を用いて配線する場合、配線ダクト500,510のサイズ違いに応じて本体2への取付方法が異なっている。配線ダクト500,510を用いて配線する場合、本体2には蓋部材5に代えて図7及び図8に示すような取付板520が取り付けられる。取付板520は平板状に形成されており、突出部4のねじ孔46に対応する位置に、取付板520を厚み方向に貫通する4つの貫通孔521が設けられている。また、取付板520の中央には電線を通すための貫通部522が設けられている。取付板520は、貫通孔521に通された取付ねじを突出部4のねじ孔にねじ込むことによって、突出部4に取り付けられる。
配線ダクト500,510は、上面及び下面に開口を有する筒状であって、上端部に比べて下端部の開口が狭くなるような形状に形成されている。ここで、配線ダクト500に比べて配線ダクト510の方が小型であり、配線ダクト500は例えば100型、配線ダクト510は例えば70型の配線ダクトである。
配線ダクト500,510を用いて配線する場合、配線ダクト500,510の上端部を取付板520の下面に当接させた状態で、配線ダクト500,510に通された電線を取付板520の貫通部522から突出部4及び本体2の内部に挿入する。そして、この電線を端子台111又は開閉器112等の回路部品110に接続することで、電気機器に電線が接続される。なお、取付板520は接続される配線ダクト500,510のサイズに合わせて複数種類あり、接続される配線ダクト500,510のサイズに応じた大きさの貫通部522が設けられている。
また、配線ダクト500,510を用いて配線する場合、配線ダクト500,510の上端部と取付板520との接触部分にできる隙間をコーキングパテで埋めている。ここで、100型の配線ダクト500の上端部を取付板520の下面に当接させた場合、図7に示すように、配線ダクト500の上端部は、取付板520の下面において後側の2個の貫通孔521よりも外側の部位と接触する。一方、70型の配線ダクト510の上端部を取付板520の下面に当接させた場合、図8に示すように、配線ダクト510の上端部は、取付板520の下面において後側の2個の貫通孔521よりも内側の部位と接触する。このように、配線ダクト500,510は、貫通孔521が設けられた部位以外の部位で取付板520の下面に当接しているので、コーキングパテで埋める部位と貫通孔521の凹みとが重ならないようにすることができる。したがって、シール作業の作業がしやすく、配線ダクト500と蓋部材5との間の隙間を確実に埋めることができる。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(3.1)変形例1
変形例1の電力変換装置100Aについて図10〜図12を参照して説明する。
変形例1の電力変換装置100Aについて図10〜図12を参照して説明する。
上記実施形態で説明した電力変換装置100は屋外に設置されるタイプであるが、変形例1の電力変換装置100Aは、屋内及び屋外のいずれにも設置可能なタイプの電力変換装置である点で、上記実施形態と相違する。なお、電力変換装置100Aの構成は上記実施形態の電力変換装置100と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
変形例1の電力変換装置100の筐体1は、例えば施設の屋内又は屋外の壁に固定される取付部材8を用いて、屋内又は屋外の壁に取り付けられる。
変形例1の電力変換装置100Aが備える筐体1は、本体2と、突出部4とを備えている。突出部4は、本体2が設置場所に設置される設置状態での前方から本体2を見て、本体2の外周面の一部から外側に突出する。突出部4の後部には、本体2の内部に電線を挿入するための電線挿入口43が設けられている。これにより、変形例1においても、小型化が可能な筐体1、及び、それを備える電気機器(電力変換装置100A)を提供することができる。
(3.2)変形例2
変形例2の筐体1が備える本体2Aについて図13及び図14を参照して説明する。なお、本体2A以外の構成は変形例1の電力変換装置100Aと同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
変形例2の筐体1が備える本体2Aについて図13及び図14を参照して説明する。なお、本体2A以外の構成は変形例1の電力変換装置100Aと同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
上記の実施形態及び変形例1では、突出部4の下面に取り付けられる蓋部材5に電線管を接続するための孔51が設けられているのに対して、変形例2では本体2Aの下側の側板23の後部に複数の丸孔231が左右方向に沿って設けられている。複数の丸孔231には電線管600が接続され、電線管600内の電線が丸孔231を通して本体2Aの内部に挿入され、本体2Aの内部に収容された回路部品に接続される。ここで、下側の側板23には、前端部から丸孔231が設けられた部位の前側まで凹んだ凹部28が設けられている。本体2Aには、図14に示すように、左右の側板23の間を連結する板状の連結板29が例えばねじ等の締結部材を用いて取り付けられており、この連結板29を用いて凹部28が閉塞される。
変形例2の本体2Aに電線管600を用いて配線する場合、本体2Aから連結板29を取り外した状態で、丸孔231に電線管600を接続し、電線管600内の電線を本体2A内に挿入して、本体2Aの内部に収容された回路部品に接続する。その後、本体2Aに連結板29を取り付け、本体2Aにカバー3を取り付けることによって筐体1が組み立てられる。
このように、変形例2の本体2Aでは、連結板29を外した状態で、電線管600に通した電線の配線作業が行えるので、電線を曲げる作業を行う際に側板23の前側縁が邪魔になりにくく、電線の配線作業を容易に行うことができる。また、電線の配線作業を終えた後は、本体2Aに連結板29を取り付けることで、本体2Aの強度アップを図ることができる。
(3.3)その他の変形例
上記実施形態及び変形例1、2では、本体2と突出部4とが別体に形成されているが、突出部4が本体2と一体に設けられていてもよい。
上記実施形態及び変形例1、2では、本体2と突出部4とが別体に形成されているが、突出部4が本体2と一体に設けられていてもよい。
上記実施形態及び変形例1、2では、突出部4と蓋部材5とが別体に形成されているが、突出部4と蓋部材5とが一体に形成されていてもよい。
上記実施形態及び変形例1、2では、本体2が絞り加工で形成されているが、本体2は板金に曲げ加工又は溶接加工を施すことによって形成されてもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の筐体(1)は、電気回路が有する回路部品(110)を内部に収容する電気機器用の筐体(1)である。筐体(1)は、本体(2)と突出部(4)とを備える。本体(2)は回路部品(110)を内部に収容する。突出部(4)は、本体(2)が設置場所に設置される設置状態での前方から本体(2)を見て本体(2)の外周面(23)の一部から外側に突出する。突出部(4)の後部には、本体(2)の内部に電線を挿入するための電線挿入口(43)が設けられている。
以上説明したように、第1の態様の筐体(1)は、電気回路が有する回路部品(110)を内部に収容する電気機器用の筐体(1)である。筐体(1)は、本体(2)と突出部(4)とを備える。本体(2)は回路部品(110)を内部に収容する。突出部(4)は、本体(2)が設置場所に設置される設置状態での前方から本体(2)を見て本体(2)の外周面(23)の一部から外側に突出する。突出部(4)の後部には、本体(2)の内部に電線を挿入するための電線挿入口(43)が設けられている。
この態様によれば、後部に電線挿入口(43)を有する突出部(4)が、本体(2)の外周面の一部から外側に突出して設けられているので、本体(2)と突出部(4)との両方を含む部材の内部に配線用スペースを設けることができる。したがって、突出部(4)の内部に配線用スペースの一部を設けることで、本体(2)の内部に設ける配線用スペースの容積を小さくでき、小型化が可能な筐体(1)を提供することができる。
第2の態様の筐体(1)では、第1の態様において、本体(2)において設置状態での下側の外周面(23)から突出部(4)が突出している。
この態様によれば、小型化が可能な筐体(1)を提供できる。
第3の態様の筐体(1)では、第1又は2の態様において、設置状態での上下方向において、電線挿入口(43)の下端の位置が、本体(2)の下側の外周面(23)以下である。
この態様によれば、小型化が可能な筐体(1)を提供できる。
第4の態様の筐体(1)では、第1〜3のいずれかの態様において、本体(2)は前面に開口(21)を有している。筐体(1)は、本体(2)の開口(21)を塞ぐために本体(2)に取り付けられるカバー(3)を更に備える。突出部(4)は、設置状態での前方から見てカバー(3)の内側に収まっている。
この態様によれば、突出部(4)をカバー(3)で保護することができる。
第5の態様の筐体(1)では、第1〜4のいずれかの態様において、突出部(4)は、本体(2)の後面よりも後方に突出する筒状部(41)を有している。筒状部(41)の上面(412)が設置状態での前後方向に対して傾斜している。
この態様によれば、本体(2)の内部において、筒状部(41)の上面(412)と、筒状部(41)の上側に配置される回路部品(110)との間に隙間を設けることができ、通気性を向上させることができる。
第6の態様の筐体(1)では、第5の態様において、筒状部(41)の上面(412)は、設置状態において前下がりになるように前後方向に対して傾斜している。
この態様によれば、本体(2)の内部において、筒状部(41)の上面(412)と、筒状部(41)の上側に配置される回路部品(110)との間に隙間を設けることができ、通気性を向上させることができる。
第7の態様の筐体(1)では、第1〜6のいずれかの態様において、本体(2)と突出部(4)とは別体であり、突出部(4)は、本体(2)の後面(221)と外周面(23)とにそれぞれ接触した状態で本体(2)に取り付けられる。
この態様によれば、突出部(4)を、本体(2)の後面(221)と外周面(23)とにそれぞれ接触させることによって、本体(2)と突出部(4)との間にできる隙間を小さくできる。
第8の態様の筐体(1)では、第7の態様において、突出部(4)は、本体(2)の後面(221)に接触する第1面(411)と、本体(2)の外周面(23)に接触する第2面(421)とを有する。第1面(411)と第2面(421)とは連続した1つの面である。
この態様によれば、本体(2)の後面(221)と外周面(23)とに突出部(4)の1つの面が接触するので、突出部(4)と本体(2)との間にできる隙間を小さくできる。
第9の態様の筐体(1)では、第1〜8のいずれかの態様において、突出部(4)は、設置状態において前後方向と交差する方向に開口を有し、開口を塞ぐ蓋部材(5)に電線を挿入するための孔(51)が設けられている。
この態様によれば、設置状態において前後方向と交差する方向からも本体(2)の内部に電線を挿入することができる。
第10の態様の筐体(1)では、第1〜9のいずれかの態様において、回路部品(110)が発熱部品を含む。
この態様によれば、小型化が可能な筐体(1)を提供できる。
第11の態様の電気機器は、第1〜10のいずれかの態様の筐体(1)と、筐体(1)の内部に収容される回路部品(110)とを備える。
この態様によれば、小型化が可能な筐体(1)を備える電気機器を提供できる。
第12の態様の電力変換装置(100)は、第1〜10のいずれかの態様の筐体(1)と、筐体(1)の内部に収容される回路部品(110)とを備え、回路部品(110)が、電力変換を行う電力変換回路(101)の部品を含む。
この態様によれば、小型化が可能な筐体(1)を備える電力変換装置(100)を提供できる。
第2〜第10の態様に係る構成については、筐体(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 筐体
2,2A 本体
3 カバー
4 突出部
5 蓋部材
21 開口
23 側板(外周面)
41 筒状部
43 電線挿入口
51 孔
100 電力変換装置(電気機器)
101 電力変換回路
110 回路部品
221 後面
411 前端面(第1面)
412 上面
421 上端面(第2面)
2,2A 本体
3 カバー
4 突出部
5 蓋部材
21 開口
23 側板(外周面)
41 筒状部
43 電線挿入口
51 孔
100 電力変換装置(電気機器)
101 電力変換回路
110 回路部品
221 後面
411 前端面(第1面)
412 上面
421 上端面(第2面)
Claims (12)
- 電気回路が有する回路部品を内部に収容する電気機器用の筐体であって、
前記回路部品を内部に収容する本体と、
前記本体が設置場所に設置される設置状態での前方から前記本体を見て前記本体の外周面の一部から外側に突出する突出部とを備え、
前記突出部の後部には、前記本体の内部に電線を挿入するための電線挿入口が設けられている、
筐体。 - 前記本体において前記設置状態での下側の前記外周面から前記突出部が突出している、
請求項1に記載の筐体。 - 前記設置状態での上下方向において、前記電線挿入口の下端の位置が、前記本体の下側の前記外周面以下である、
請求項1又は2に記載の筐体。 - 前記本体は前面に開口を有しており、
前記本体の前記開口を塞ぐために前記本体に取り付けられるカバーを更に備え、
前記突出部は、前記設置状態での前方から見て前記カバーの内側に収まっている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の筐体。 - 前記突出部は、前記本体の後面よりも後方に突出する筒状部を有し、
前記筒状部の上面が前記設置状態での前後方向に対して傾斜している、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の筐体。 - 前記筒状部の上面は、前記設置状態において前下がりになるように前後方向に対して傾斜している、
請求項5に記載の筐体。 - 前記本体と前記突出部とは別体であり、
前記突出部は、前記本体の後面と外周面とにそれぞれ接触した状態で前記本体に取り付けられる、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の筐体。 - 前記突出部は、前記本体の後面に接触する第1面と、前記本体の外周面に接触する第2面とを有し、
前記第1面と前記第2面とは連続した1つの面である、
請求項7に記載の筐体。 - 前記突出部は、前記設置状態において前後方向と交差する方向に開口を有し、
前記開口を塞ぐ蓋部材に電線を挿入するための孔が設けられている、
請求項1〜8のいずれか1項に記載の筐体。 - 前記回路部品が発熱部品を含む、
請求項1〜9のいずれか1項に記載の筐体。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の筐体と、
前記筐体の内部に収容される前記回路部品とを備える、
電気機器。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の筐体と、
前記筐体の内部に収容される前記回路部品とを備え、
前記回路部品が、電力変換を行う電力変換回路の部品を含む、
電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019112357A JP2020205344A (ja) | 2019-06-17 | 2019-06-17 | 筐体、それを備える電気機器、及び電力変換装置 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020205344A true JP2020205344A (ja) | 2020-12-24 |
Family
ID=73838021
Family Applications (1)
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JP2019112357A Pending JP2020205344A (ja) | 2019-06-17 | 2019-06-17 | 筐体、それを備える電気機器、及び電力変換装置 |
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-
2019
- 2019-06-17 JP JP2019112357A patent/JP2020205344A/ja active Pending
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