JP2015084372A - パワーコンディショナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 筐体本体に対し係合手段を用いてカバー部材を着脱可能に取り付ける場合、係合手段の形成のために筐体本体に生じてしまう加工穴をカバー部材の装着と同時に塞ぎ得るようにして、筐体本体の内部への虫等の侵入を防止するパワーコンディショナの提供。
【解決手段】 隅角部に区画壁50により配線接続部5が区画形成された筐体本体2と、配線接続部5を遮蔽するために着脱可能な配線カバー4とを備える。区画壁を構成する立上壁52の係合片54は板金の打ち抜き加工により形成され、打ち抜き加工の結果として立上壁52には加工穴521が生じる。配線カバーの係合片44として、係合片44,54の係合により配線カバー4が筐体本体2に装着された状態では、加工穴521を覆って塞ぐ大きさの遮蔽部442を一体に備えたものとする。
【選択図】 図9

Description

本発明は、パワーコンディショナに関し、特に、その筐体の構造に係る。
従来、特許文献1では、太陽電池とパワーコンディショナとの間に介装される集電箱の構造について提案されている。この集電箱においては、その背面を外壁に取り付ける際に背面側の両側部を覆うために、化粧カバー(同文献の段落0057、図5,6,9,11,12の符号43参照)を筐体に対しネジ(符号44参照)で取り付けるようにしている。
特開2012−244770号公報
ところで、パワーコンディショナには、外部からの多数本の各種配線(交流配線や直流配線等)を筐体内部に引き込んで接続させるための端子台が設けられている。このような端子台には、パワーコンディショナ等の設置時に各種配線の接続作業を行った後は、その端子台及び端子台周辺の各種配線等を外部から遮蔽し保護するためにカバー部材を設けることが行われている。このようなカバー部材を着脱可能な構成とするために、ネジ止め手段ではなくて、係合片を用いた係合手段を用いた取り付け手法を開発しようとする場合、新たな部品点数の増加を排除し、かつ、例えば筐体とカバー部材との間の段差発生を阻止して面一の接合形態にすることでパワーコンディショナ全体の外観性を損なわないようにするためにも、筐体構成部材に対し一体に係合片を形成することが考えられている。
ところが、係合片を一体形成するために、筐体の壁を部分的に打ち抜いて形成した所定形状の残部を曲げることにより、筐体の壁から突出する係合片を形成した場合、筐体の壁には打ち抜き開口が貫通した状態で残ってしまい、この打ち抜き開口から虫等の侵入を許す結果を招くことになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、筐体本体に対し係合手段を用いてカバー部材を着脱可能に取り付ける場合、係合手段の形成のために筐体本体に生じてしまう開口の存在をカバー部材の装着と同時に塞ぎ得るようにして、筐体本体の内部への虫等の侵入防止を図り得るパワーコンディショナを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、筐体と、配線用の端子台とを備えたパワーコンディショナを対象にして、次の特定事項を備えることとした。すなわち、前記筐体として、周囲の一部に区画壁により凹部が形成された筐体本体と、前記凹部を遮蔽するために前記区画壁に対し係合手段により着脱可能に取り付けられるカバー部材とを備えたものとし、前記係合手段として、前記区画壁に形成される係合片と、この係合片に係合するように前記カバー部材に形成される係合片とを備えたものとし、前記区画壁の係合片として、その区画壁を構成する板金を打ち抜き加工することにより前記区画壁から突出した状態で一体に形成されたものとする。そして、前記カバー部材の係合片として、このカバー部材の係合片と前記区画壁の係合片とが互いに係合された前記カバー部材の装着状態において、前記打ち抜き加工により前記区画壁に形成されている加工穴を覆って塞ぎ得る大きさの遮蔽部を備えた構成とする(請求項1)。
本発明の場合、筐体本体の一部に形成された凹部に対し係合手段を用いてカバー部材を着脱可能に取り付ける場合、区画壁の係合片の形成のためにその区画壁に生じてしまう加工穴を、カバー部材を装着することにより、その装着と同時にカバー部材の係合片の遮蔽部で覆って塞ぐことが可能となる。これにより、加工穴を通して筐体本体の内部への虫等の侵入防止を確実に図り得るようになる。
本発明のパワーコンディショナにおいて、凹部として、筐体本体の下方隅角部において、上方に立ち上がる立上壁と、この立上壁の上端から水平方向に延びる天壁部とからなる区画壁によって区画形成されたものとし、カバー部材は、底板部と、この底板部の端部から上方に延びる側板部とで断面形状がLの字状に形成されたものとし、筐体として、カバー部材が筐体本体に装着された状態では全体形状が矩形になる構成とすることができる(請求項2)。このようにすることにより、区画壁により形成された凹部と、これを覆うカバー部材とを備えつつ、全体形状が矩形の見栄えの良いパワーコンディショナを構成し得ることになる。
又、本発明のパワーコンディショナにおいて、凹部として、その内部に端子台が設けられた配線接続部により構成し、係合手段を解除してカバー部材を外すことにより配線接続作業を行うための空間が形成される構成とすることができる(請求項3)。このようにすることにより、配線接続部及びこれを覆うカバー部材を備えたパワーコンディショナにおいて、以上の作用を得ることができるようになる。
以上、説明したように、本発明のパワーコンディショナによれば、筐体本体の一部に形成された凹部に対し係合手段を用いてカバー部材を着脱可能に取り付ける場合、区画壁の係合片の形成のためにその区画壁に生じてしまう加工穴を、カバー部材を装着することにより、その装着と同時にカバー部材の係合片の遮蔽部で覆って塞ぐことができるようになる。これにより、加工穴を通して筐体本体の内部への虫等の侵入防止を確実に図ることができるようになる。
特に、請求項2のパワーコンディショナによれば、凹部として、筐体本体の下方隅角部において、上方に立ち上がる立上壁と、この立上壁の上端から水平方向に延びる天壁部とからなる区画壁によって区画形成されたものとし、カバー部材は、底板部と、この底板部の端部から上方に延びる側板部とで断面形状がLの字状に形成されたものとし、筐体として、カバー部材が筐体本体に装着された状態では全体形状が矩形になる構成とすることにより、区画壁により形成された凹部と、これを覆うカバー部材とを備えつつ、全体形状が矩形の見栄えの良いパワーコンディショナを構成することができるようになる。
又、請求項3のパワーコンディショナによれば、凹部として、その内部に端子台が設けられた配線接続部により構成し、係合手段を解除してカバー部材を外すことにより配線接続作業を行うための空間が形成される構成とすることにより、配線接続部及びこれを覆うカバー部材を備えたパワーコンディショナにおいて、以上説明した効果を得ることができるようになる。
図1(a)は本発明の実施形態に係るパワーコンディショナの正面側から見た斜視図であり、図1(b)は同パワーコンディショナの背面側から見た斜視図である。 図1のパワーコンディショナのフロントカバーを取り外した状態の正面側から見た分解斜視図である。 図2のパワーコンディショナの内部から配線カバー、表示部、防虫シートを取り外した状態の正面側から見た分解斜視図である。 配線カバーを配線接続部に対し装着するための第1ステップの手順を示す部分拡大斜視図である。 配線接続部及び取り外された配線カバーを筐体の底面側から見た部分拡大底面説明図である。 配線接続部及び取り外された配線カバーを筐体の右側面側から見た部分拡大側面説明図である。 図7(a)は図4の第1ステップ及び図8の第2ステップの各手順を示す図6対応図であり、図7(b)は配線カバーが配線接続部に装着された状態を示す図6対応図である。 配線カバーを配線接続部に対し装着するための第2ステップの手順を示す部分拡大斜視図である。 配線カバーが配線接続部に対し装着された状態の部分拡大斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るパワーコンディショナの外観を示す斜視図である。このパワーコンディショナは、例えば太陽光発電部を商用電力系統に接続するために用いられるものであり、その背面側(図1(b)参照)が屋内又は屋外の壁面に対し壁掛け状態で設置されるようになっている。本実施形態では屋内設置タイプを示しており、屋外設置タイプの場合には雨等に対する対策がさらに施されることになる。パワーコンディショナの内部には、前記太陽光発電部から供給される発電電力を整流・昇圧して出力するコンバータや、このコンバータの出力を商用電力系統に系統連系する交流電力に変換して出力するインバータなどのパワーコンディショナとしての機能を果たすために通常備えるべき機器類が内装されている。なお、図面ではこれらの機器類の詳細の図示は省略している。又、以下の説明では壁掛け状態(図1(a)の状態)を基準にして上下、左右又は前後を用いて説明する。
前記パワーコンディショナは所定の厚みを有し正面視で矩形の全体形状を有する筐体1と、筐体1の前面開口を覆うフロントカバー3とを備え、筐体1の背面には前記設置対象の壁面を貫通して配線される各種配線を内部に引き込むための背面開口部11(図1(b)参照)が明けられている。具体的には、筐体1は、図2にも示すように、筐体本体2と、配線カバー4とを備え、配線カバー4が筐体本体2に対し装着された状態で全体形状が矩形になるように構成されている。筐体本体2は、天壁21、右側壁22、左側壁23、底壁24及び後述の区画壁50等から周囲の枠体20が構成され、この枠体20と、背面壁25とから前面が開口された箱状に構成されている。筐体本体2の周方向の一部、具体的には右下の隅角部が区画壁50により内側に凹むように区画されて凹部としての配線接続部5(図2,図3参照)が形成され、断面形状がLの字状のカバー部材としての配線カバー4を取り付けることで、この配線接続部5が遮蔽されて保護されるとともに、筐体1の全体形状が矩形になるように構成されている。そして、フロントカバー3や配線カバー4はいずれも着脱可能に構成されているが、フロントカバー3は、筐体本体2に配線カバー4が取り付けられた状態で双方の前面を覆うようになっており、フロントカバー3を外さなければ配線カバー4を着脱できないようになっている。つまり、配線カバー4を単独では外せないようにすることにより、配線カバー4が誤って又は意図せずに外されることのないようにしている。又、配線接続部5の上側及び一側には逆Lの字状の防虫シート6が前方に突出するように取り付けられており、フロントカバー3を取り付けることにより、フロントカバー3の裏面に当接して配線接続部5側の空間と筐体本体2の内部側の空間とを区画して遮断するようになっている。なお、図中7は表示モニターを含む表示部基板であり、表示部基板7は筐体本体2に固定された状態でその表示モニターがフロントカバー3の窓開口31から外部に臨むようにされている。
配線カバー4は、図4に示すように、側板部41と、底板部42とで断面形状がLの字状に形成されたもので、側板部41の上端縁から上方に突出する係合爪43と、底板部42の端縁位置から上方に突出する2つの係合片44,44とを備えている。図4中の符号421(図5も併せて参照)は周囲を切り込み線(弱線)で区画した孔明け可能部であり、背面開口部11(図1(b)参照)を通しての各種配線の引き込みの他に、例えばマイナスのドライバでこじることにより底板部42から孔明け可能部421を切り離せば、底面側からも各種配線を配線接続部5に引き込むための貫通孔が形成されるようになっている。又、図中の符号422はフロントカバー3の縁部が外嵌するための段差部であり、符号423はフロントカバー3と結合させるためのネジ穴である。
一方、配線接続部5は、図5及び図6に示すように、筐体本体2の右側壁22の下端から水平方向に延びる天壁部51と、底壁24の右端から上方に立ち上がる立上壁52とからなる逆さLの字状の区画壁50によって区画された空間である。この配線接続部5の天面側(天壁部51の前端側)には端子台81やコネクタ類82が設置されており、配線接続部5内に各種配線(直流配線,交流配線等)を引き込んで端子台81やコネクタ類82との接続作業が可能となっている。そして、天壁部51の右側壁22側の所定位置には、配線カバー4の係合爪43が入り込んで係合可能な係合スリット53が形成される一方、立上壁52の下端側位置には配線カバー4の係合片44,44と係合可能な前後2つの係合片54,54(図4も併せて参照)が配線接続部5の空間内方に向けて突出するように形成されている。ここで、各係合片54はいわゆる精密板金加工手法により立上壁52と一体に形成されたものである。すなわち、係合片54の形成手法について具体的に説明すると、まず、立上壁52を形成するための薄板材料(板金)の所定位置において矩形形状部分541(図6参照)から係合片54の形状部分542を除いた残余の部分543を打ち抜きにより切り落とし、次に、残った形状部分542を曲げにより直角に折り曲げることにより、立上壁52から右方に突出する係合片54が形成される。この結果、立上壁52には矩形形状部分541に相当する大きさの加工穴521が残ることになる。
ここで、配線カバー4の係合爪43と、区画壁50側の係合スリット53との関係について説明すると、係合スリット53は係合爪43の前後方向全長よりも前後方向に所定量長く設定された長さと、係合爪43の板厚に対応する幅とを備え、かつ、係合爪43の溝間隙K1(図6参照)が係合スリット53を形成している天壁部51の板厚に対応するように設定されている。そして、係合爪43が係合スリット53内に装入された後に、配線カバー4を奥方(後方)に移動させることで溝間隙K1間に係合スリット53のスリット縁が入り込んで互いに係合されることにより、配線カバー4を上下・左右への移動を阻止した状態に位置固定するようになっている。この位置固定された状態(装着状態)では、それと同時に、次に説明する配線カバー4側の各係合片44と区画壁50側の各係合片54とかが互いに係合して配線カバー4の上下・左右への移動を阻止した状態になるようになっている。
又、配線カバー4側の各係合片44と、区画壁50側の各係合片54との関係について説明すると、各係合片44は溝部441と、所定の大きさの遮蔽部442とからなり、溝部441の溝間隙K2(図6参照)が立上壁52の係合片54の板厚に対応するように設定される一方、立上壁52の係合片54の溝間隙M(図5参照)が配線カバー4側の係合片44の板厚に対応するように設定されている。又、前記遮蔽部442の大きさは次のように設定されている。すなわち、遮蔽部442の大きさは、配線カバー4側の係合片44の溝部441内に立上壁52側の係合片54の溝部が互いに交差した状態で入り込んで係合することにより、配線カバー4が上下・左右への移動が阻止された装着状態になり、同時に、遮蔽部442が前記の加工穴521を覆って塞いだ状態になるように設定されている。
次に、パワーコンディショナの設置時の手順を説明すると、設置対象である所定位置の屋内壁面に対し筐体本体2の背面壁25を取り付けることでパワーコンディショナを壁掛け状態に固定する。この取り付けの際には、背面開口部11(図1(b)参照)が、各種配線が貫通配置されている屋内壁面の配線孔に臨むように位置合わせする。なお、設置対象の屋内壁面と前記背面壁25との間に図示省略の取り付けプレートを介装させるようにすることもできる。パワーコンディショナを設置対象の壁面に固定した後に、各種配線の接続作業を行う。このために、まず、パワーコンディショナのフロントカバー3を外し(図2参照)、次に、配線カバー4を外し(図3,図4参照)、その上で各種配線を配線接続部5に引き込んで端子台81やコネクタ類82と接続する。接続作業が完了すれば、配線カバー4を装着した後、フロントカバー3を取り付けることで設置作業が完了する。以下、配線カバー4の着脱手順について、特に外した状態から装着する手順について詳細に説明する。装着する手順の逆の操作を行えば,配線カバー4を外すことができる。
まず、図4及び図7(a)に示すように、第1ステップとして、配線カバー4を配線接続部5の下方位置でかつ所定量だけ前方にずれた位置に持って行き、その位置から上方(図4及び図7(a)の矢印Uの方向)の配線接続部5に向けて押し上げる。前記のずれの所定量とは、配線カバー4を上方に押し上げても(図7(a)の一点鎖線又は図8参照)、配線カバー4の係合片44,44が係合片54,54に接触せずに、かつ、係合爪43が係合スリット53に装入可能な寸法H(図7(a)参照)のことである。従って、第1ステップの所定位置からの押し上げ作業の終了状態では、配線カバー4の係合爪43が係合スリット53内に装入される一方、係合片44と係合片54とは係合前の状態になっている。次に、第2ステップとして、第1ステップ終了状態の配線カバー4を奥方(後方;図7(a)及び図8の矢印Sの方向)に押し込む。これにより、係合スリット53のスリット縁が係合爪43に入り込んで係合されると同時に、係合片54,54の溝部が係合片44,44の溝部441内に入り込んで互いに係合されて、配線カバー4は上下方向にも左右方向にも後方にも移動が阻止された装着状態(図7(b)、図9に示す状態)に至ることになる。装着状態になれば、係合片44,44の各遮蔽部442が立上壁52の加工穴521を覆って塞いだ状態になり、配線接続部5内に虫がたとえ入り込んだとしても、加工穴521を通して配線接続部5の側から区画壁50で仕切られた筐体本体2の内部への虫の侵入を確実に阻止することができるようになる。加えて、装着状態になれば、配線カバー4の側板部41は筐体本体2の右側壁22と面一となり、配線カバー4の底板部42は筐体本体2の底壁24と面一となり、全体形状は筐体本体2と配線カバー4とによって矩形となると共に、外観上の見栄えも良くなる。そして、配線カバー4を装着状態にした上で、フロントカバー3を被せて配線カバー4のネジ孔422他にネジ止めすることにより、設置作業は完了する。
以上の実施形態の場合、筐体本体2の一部に形成された配線接続部5に対し係合手段を用いて配線カバー4を着脱可能に取り付ける場合、係合片53,53の形成のために筐体本体2に生じてしまう加工穴521を、配線カバー4を装着することにより、その装着と同時に配線カバー4の係合片44,44の遮蔽部442,442で覆って塞ぐことができる。これにより、加工穴521を通して筐体本体2の内部への虫等の侵入防止を確実に図ることができるようになる。
<他の実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、前記実施形態では、配線接続部5を筐体本体4の隅角部を凹ませた形状に区画して形成し、これに併せて配線カバー4をLの字状のもので構成して、筐体本体2と配線カバー4とで全体形状が矩形になるようにしているが、これに限らず、配線接続部の空間を筐体本体の周囲の枠体を構成する天壁、右側壁、左側壁、底壁のいずれかの途中部分を内方側に凹むように区画して配線接続部を形成し、この配線接続部を覆うための配線カバーを平らな平面形状のもので構成するようにしてもよい。この場合にはその平面形状の配線カバーの両側端位置からそれぞれ前記実施形態の係合片44と同様構成の係合片が突出するように形成すればよい。
又、前記実施形態では、配線カバー4の装着状態で、その係合片44の遮蔽部442が区画壁50の側の加工穴521を覆って塞ぐことで虫の侵入防止を図っているが、虫の侵入防止を目的とすることから、遮蔽部442の大きさは、虫侵入防止のための大きさ、すなわち、加工穴521を完全に覆うものでなくても、虫の侵入を防止し得る程度に加工穴521の全体を実質的に覆う大きさとすることができる。もちろん遮蔽部442は加工穴521の全体を完全に覆う大きさが望ましいが、虫侵入防止のために内外方向に開口する穴のサイズの上限値(例えば3mm)が何らかの基準で定められていれば、その上限値よりも小さい隙間等が残ることを許容する程度の大きさにすることもできる。
さらに、前記実施形態では、筐体本体2の周囲の一部に形成される凹部として配線接続部5である場合について説明したが、これに限らず、他の用途の凹部であってもよい。
1 筐体
2 筐体本体
4 配線カバー(カバー部材)
5 配線接続部(凹部)
41 側板部
42 底板部
44 係合片(カバー部材に形成された係合片)
51 天壁部
52 立上壁
54 係合片(区画壁に形成された係合片)
50 区画壁
81 端子台
442 遮蔽部
521 加工穴

Claims (3)

  1. 筐体と、配線用の端子台とを備えたパワーコンディショナにおいて、
    前記筐体は、周囲の一部に区画壁により凹部が形成された筐体本体と、前記凹部を遮蔽するために前記区画壁に対し係合手段により着脱可能に取り付けられるカバー部材とを備え、
    前記係合手段は、前記区画壁に形成される係合片と、この係合片に係合するように前記カバー部材に形成される係合片とを備え、
    前記区画壁の係合片は、その区画壁を構成する板金を打ち抜き加工することにより前記区画壁から突出した状態で一体に形成され、
    前記カバー部材の係合片は、このカバー部材の係合片と前記区画壁の係合片とが互いに係合された前記カバー部材の装着状態において、前記打ち抜き加工により前記区画壁に形成されている加工穴を覆って塞ぎ得る大きさの遮蔽部を備えている、
    ことを特徴とするパワーコンディショナ。
  2. 請求項1に記載のパワーコンディショナであって、
    前記凹部は、前記筐体本体の下方隅角部において、上方に立ち上がる立上壁と、この立上壁の上端から水平方向に延びる天壁部とからなる区画壁によって区画形成され、
    前記カバー部材は、底板部と、この底板部の端部から上方に延びる側板部とで断面形状がLの字状に形成され、
    前記筐体は、前記カバー部材が前記筐体本体に装着された状態では全体形状が矩形になるように構成されている、パワーコンディショナ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のパワーコンディショナであって、
    前記凹部は、その内部に前記端子台が設けられた配線接続部により構成され、前記係合手段を解除して前記カバー部材を外すことにより配線接続作業を行うための空間が形成されるように構成されている、パワーコンディショナ。
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