JP2012138549A - 薄膜トランジスタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材110上に配設した有機半導体層150と、有機半導体層150と接触し、対向してチャネル領域を形成するソース電極120及びドレイン電極130と、有機半導体層150と絶縁層160を介して設けられるゲート電極140と、ソース電極120と導電接続するソース電極配線部125と、ドレイン電極130と導電接続するドレイン電極配線部135と、ゲート電極140と導電接続するゲート電極配線部145と、からなるTFT100であって、積層方向からみて、有機半導体層150が、ゲート電極140を含み、ゲート電極140が、ソース電極120とドレイン電極130とチャネル領域とからなる領域を含み、有機半導体層150の周縁でソース電極配線部125とドレイン電極配線部135との間にはゲート電極配線部145が配される。
【選択図】図5
Description
や各電極の形状や半導体の形状によって複雑に変化する。よって、正確な回路シミュレーションをするためには、回路シミュレーションプロセスが煩雑になるという問題があった。
であること付記しておく。
D'の矩形領域)が、ソース電極とドレイン電極とチャネル領域とから最大でずれてしま
うようなことがあったとしても、少なくともゲート電極(A'B'C'D'の矩形領域)の一部が、ソース電極とドレイン電極間のチャネル領域と重なるので、製造不良の薄膜トランジスタ素子が形成されことがない。
いリジット基材であってもよく、または、プラスチック樹脂からなるフィルム等の可撓性を有するフレキシブル基材であってもよい。本実施形態においては、このようなリジット基材およびフレキシブル基材のいずれであっても好適に用いられるが、なかでもフレキシブル基材を用いることが好ましい。フレキシブル基材を用いることにより、本態様の有機半導体素子をRoll to Rollプロセスにより製造することが可能になるため、本態様の有機半導体素子をより生産性の高いものにすることができるからである。
としての特性を出すことが可能な最小の長さが選択される可能性が高い。すなわち、チャネル長としては、薄膜トランジスタ100を製造する際のトランジスタとしての特性を出すことが可能な最小の長さが選択される可能性が高い。仮に、ΔWを、最小のチャネル長以上とすれば、ソースドレインの電流を回路の性能を発揮できるようにオン・オフすることが可能となり、薄膜トランジスタ100を最小化することが可能となる。
1.実施例1
本実施例においては、トップゲート型構造を有する有機半導体層を備える薄膜トランジスタ素子を作製した。
(1)平坦化層の形成
カルド系樹脂溶液(固形分濃度:20wt%)を基板上にスピンコートした。このときのスピンコートは、800rpmで10sec保持させた。その後、基板を120℃で2分乾燥させた後、350mJ/cm2で全面露光した。120℃のオーブンで30分乾燥さ
せた。平坦化層の膜厚は1μmであった。
(2)ソース電極・ドレイン電極の形成
金を真空蒸着により成膜し、通常のフォトリソグラフィーの方法によりソース・ドレイン形状にパターニングした。形成されたソース電極およびドレイン電極を反射型光学顕微鏡にて観察したところ、ソース電極とドレイン電極との電極間距離(チャネル長)は5μm、Wは20um〜150um、電極の太さは5umであった。
(3)有機半導体層の形成
有機半導体材料(ポリチオフェン)を固形分濃度0.2wt%でトリクロロベンゼン溶媒に溶解させた塗工液を、上記ソース、ドレイン電極間にインクジェット法により付与することにより、ソース電極およびドレイン電極の間(チャネル形成部位)とその周辺にパターン塗布した。尚、インクジェット法による塗布方向はソースおよびドレイン電極に対し垂直方向とした。その後、N2雰囲気下にてホットプレートで200℃、10分乾燥させ
ることにより、有機半導体層を形成した。形成された有機半導体層の膜厚は0.1μmであった。また、有機半導体の形状は300um×300umであった。
(4)ゲート絶縁層の形成
カルド系樹脂溶液(固形分濃度:20wt%)を前記基板上にスピンコートした。このときのスピンコートは、800rpmで10sec保持させた。その後、基板を100℃で2分乾燥させ、350mJ/cm2でパターン露光した。次に、露光部分のレジスト現像
を行い、その後、100℃のオーブンで30分乾燥させた。ゲート絶縁層は有機半導体層(チャネル形成部)上およびソース電極・ドレイン電極及び配線上に形成した。ゲート電極配線とデータ電極配線の電気的接触が必要な箇所は15umのコンタクトホールを開けた。尚、ゲート絶縁層の膜厚は1μmであった。
(5)ゲート電極の形成
アルミニウムを真空蒸着により成膜し、通常のフォトリソグラフィーの方法によりパター
ニングした。ΔWの設計値は5umであったが、第1方向に2um、第2方向に3umずれていた。図5のゲート電極配線部145の太さは5umであり、半導体の端部を横断していた。尚、ゲート電極配線とソース電極・ドレイン電極配線はコンタクトホールにより電気的に接触していた。
(6)評価
作製した有機半導体層を有する薄膜トランジスタ素子のトランジスタ特性を測定した結果、トランジスタとして駆動していることが分かった。このとき、有機半導体トランジスタのON電流は設計値より大きな電流が流れていたが、Wの大きさに依存しないため設計が容易であった。一方、OFF電流は2×10-12A以下であった。
2.比較例1
(1)作製方法
図8のレイアウトの素子を作製した。
(2)評価
ON電流は設計値より大きく、Wが小さくほどその誤差は大きく、塗布条件や半導体の形状にも依存し、設計は困難であった。一方、OFF電流は実施例と同じであった。
3.比較例2
(1)作製方法
図4のレイアウトの素子を作製した。
(2)評価
ON電流の誤差は実施例と同じであった。一方、OFF電流が2×10−10Aと実施例の100倍以上大きく、回路の消費電力が増大や保持容量の放電による誤動作が懸念された。
110・・・基材
120・・・ソース電極
125・・・ソース電極配線部
130・・・ドレイン電極
135・・・ドレイン電極配線部
140・・・ゲート電極
145・・・ゲート電極配線部
150・・・有機半導体層
160・・・ゲート絶縁層
Claims (2)
- 主面を有する基材と、
前記基材の前記主面に対する積層方向に配設される半導体層と、
前記半導体層と接触するように設けられ、互いに対向しチャネル領域を形成するソース電極及びドレイン電極と、
前記半導体層と絶縁層を介して設けられるゲート電極と、
前記ソース電極と導電接続するソース電極配線部と、
前記ドレイン電極と導電接続するドレイン電極配線部と、
前記ゲート電極と導電接続するゲート電極配線部と、からなる薄膜トランジスタであって、
前記積層方向からみて、前記半導体層が、前記ゲート電極を含み、
前記ゲート電極が、前記ソース電極と前記ドレイン電極と前記チャネル領域とからなる領域を含み、
前記半導体層の周縁において前記ソース電極配線部と前記ドレイン電極配線部との間には前記ゲート電極配線部が配されることを特徴とする薄膜トランジスタ。 - 前記積層方向からみて、
前記ソース電極と前記ドレイン電極と前記チャネル領域とからなる領域の前記主面の面内の第1方向の両端、及び、前記第1方向と垂直な関係にある第2方向の両端で、
最小のチャネル長以上、前記ゲート電極が大きいことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
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