JP2012134395A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】埋め込みゲート型トランジスタの電流駆動能力の低下を防止可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】本発明の半導体装置100は、半導体基板1において素子分離領域5によって複数の活性領域50が区画されると共に、前記半導体基板1内に埋め込まれたワード線8を有する半導体装置100であって、前記ワード線8は、第一の溝部8a内にゲート絶縁膜7aを介して埋め込まれた導電層8bからなり、前記素子分離領域5は、前記第一の溝部8aよりも幅の狭い第二の溝部5aに前記ゲート絶縁膜7bを介して埋め込まれた前記導電層5bからなることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
近年、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの素子の急速な微細化に伴い、MOSトランジスタのゲート長も短くなりつつある。また、多数のMOSトランジスタをメモリセル領域に集積させることにより、隣接するMOSトランジスタ同士の距離も短くなる。また、ゲート長が短くなればなるほど、MOSトランジスタの短チャネル効果によるトランジスタ特性の悪化が問題となる。
このようなMOSトランジスタの短チャネル効果を抑制する手段の一つとして、埋め込みゲート型のMOSトランジスタが提案されている。埋め込みゲート型のMOSトランジスタによれば、有効チャネル長(ゲート長)を物理的かつ十分に確保することができ、最小加工寸法が60nm以下の微細なDRAMも実現可能である。
埋め込みゲート型のMOSトランジスタは、ゲート電極(ワード線)が、半導体基板に設けられた溝の内側にゲート絶縁膜を介して埋め込み形成されており、ワード線上面は半導体基板上面よりも溝内の深い位置(下面側)に位置するように形成されている。また、不純物拡散層がワード線の一方側および他方側に形成されており、MOSトランジスタのソース領域またはドレイン領域として機能する。このような構成により、一方の不純物拡散層にドレイン電圧を印加するとともに、他方の不純物拡散層の電圧を保った状態でワード線にON電位を与えると、半導体基板内のワード線周囲の領域にチャネルが形成され、MOSトランジスタが動作する(特許文献1)。
また、素子分離用のワード線(素子分離領域)を、MOSトランジスタのワード線と同じ構造で形成する方法が知られている(特許文献2)。このような構造のMOSトランジスタによれば微細な素子分離が可能となるため、半導体装置の高集積化を実現できる。
特開2001−210801号公報 特開2008−315679号公報
MOSトランジスタのワード線と素子分離用のワード線とが同じ構造である半導体装置は、ワード線と素子分離領域が同じ幅で形成されている。このため、ワード線は、MOSトランジスタの微細化に伴い、素子分離領域と同様に微細化する。
このため、ワード線の下面の曲率がMOSトランジスタの微細化に伴って小さくなり、MOSトランジスタのサブスレッショルド係数が増加する。そのため、要求されるOFF電流を確保しようとしても、十分なON電流を得づらく、セル容量に十分な情報書き込みができない。また、ワード線の微細化に伴ってMOSトランジスタの容量が低下するため、MOSトランジスタの電流駆動能力が低下する。
また、素子分離用のワード線の微細化に伴い、MOSトランジスタ同士の素子分離能力が低下する。このため、隣接するMOSトランジスタ同士の情報が干渉しあいやすくなり、情報保持特性が劣化する。
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を採用した。すなわち、本発明の半導体装置は、半導体基板において素子分離領域によって複数の活性領域が区画されると共に、前記半導体基板内に埋め込まれたワード線を有する半導体装置であって、前記ワード線は、第一の溝部内にゲート絶縁膜を介して埋め込まれた導電層からなり、前記素子分離領域は、前記第一の溝部よりも幅の狭い第二の溝部に前記ゲート絶縁膜を介して埋め込まれた前記導電層からなることを特徴とする。
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板において素子分離領域によって複数の活性領域が区画されると共に、半導体基板内に埋め込まれたワード線を有する半導体装置の製造方法であって、前記半導体基板に、第一の溝部と前記第一の溝部よりも幅の狭い第二の溝部とを形成する第一工程と、前記第一の溝部と前記第二の溝部とに、それぞれゲート絶縁膜を介して導電層を埋め込むことにより、ワード線および素子分離領域とを形成する第二工程と、を有することを特徴とする。
上記の構成の半導体装置によれば、ワード線が素子分離領域よりも広い幅で形成されるため、MOSトランジスタの微細化に伴うワード線の幅の縮小を防ぐことができる。そのため、ワード線の下面の曲率低下と、曲率低下に伴うサブスレッショルド係数の増加を防ぐことができる。そのため、ワード線にOFF電流を確保しつつ十分なON電流を得ることができ、容量の低下を抑えることができる。
また、ワード線の容量低下が抑えられるため、MOSトランジスタの電流駆動能力低下を防ぐことができる。
以上により、半導体装置の微細化に起因する情報保持特性の低下を防ぐことができる。
上記の構成の半導体装置の製造方法によれば、第一の溝部と前記第一の溝部よりも幅の狭い第二の溝部とを形成した後に、第一の溝部と前記第二の溝部とに、それぞれゲート絶縁膜を介して導電層を埋め込むことにより、素子分離領域よりも幅の広いワード線を形成できる。そのため、MOSトランジスタの微細化に伴うワード線下面の曲率低下と、曲率低下に伴うサブスレッショルド係数の増加を防ぐことができる。
図1は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置を示す模式平面図である。 図2は、図1のA−A’線における断面図である。 図3は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図4は、図3のA−A’線における断面図である。 図5は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図6は、図5のA−A’線における断面図である。 図7は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図8は、図7のA−A’線における断面図である。 図9は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図10は、図9のA−A’線における断面図である。 図11は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図12は、図11のA−A’線における断面図である。 図13は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図14は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図15は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図16は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図17は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図18は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図19は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図20は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図21は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図22は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図23は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図24は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図25は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図26は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図27は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図28は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図29は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図30は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図31は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図32は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図33は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図34は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図35は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図36は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図37は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図38は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図39は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。 図40は、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の製造方法を説明するための模式工程図である。
以下、本発明を適用した一実施形態である半導体装置の一例について、図面を参照にして説明する。また、本実施形態では、例えば半導体装置としてDRAM(Dynamic Random Access Memory)に、本発明を適用した場合を例に挙げて説明する。なお、以下の説明において参照する図面は、特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される原料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
まず、本発明を適用した第一の実施形態である半導体装置(DRAM)100の構成について説明する。本実施形態の半導体装置100は、図1に示すメモリセル領域と、図示略の周辺回路領域とから構成されている。
以下、第一の実施形態である半導体装置100を構成するメモリセルについて、図1,2を用いて説明する。
まず、図1を用いて、半導体装置100のメモリセルの概略構成について説明する。
図1に示すように、半導体装置100のメモリセルには、ビット線12が、X方向に折れ線形状(湾曲形状)で延設され、Y方向に所定の間隔で配置されている。
また、絶縁物からなるライン状の第一の素子分離領域51が、X方向に延設されている。また、第一の素子分離領域51により区画されたライン状の活性領域50が、所定の間隔で形成されている。
また、ワード線8と第二の素子分離領域5が、活性領域50と直交する方向(図1に示すY方向)に延設されている。なお、図1に示すワード線8および第二の素子分離領域5は、活性領域50と直交するように形成されているが、斜めに交差するように形成されていても構わない。また、図1に示したワード線8、第二の素子分離領域5および活性領域50の形状と配列は、これに限定されるべきものではなく、その他一般的なトランジスタで適用されている形状および配列としてもよい。
また、活性領域50とワード線8とが交差する領域である領域52は、1ビットの領域を示す。
また、ワード線8の幅は、第二の素子分離領域5の幅よりも大きく形成されている。また、第二の素子分離領域5は、隣接するトランジスタ間の素子分離領域として機能し、ワード線8は、メモリセルのゲート電極として機能する。
また、第一のコンタクトプラグ11aが、ワード線8同士の間と活性領域50との交差する領域に形成されている。また、第二のコンタクトプラグ11bが、ワード線8と第二の素子分離領域5の間と、活性領域50との交差する部分に形成されている。
次いで、図2を用いて、半導体装置100のメモリセル部の詳細な構成について説明する。図2は、第一の実施形態の半導体装置100の一例を説明するための断面図であり、図1のA−A’線における断面図である。なお、これらの図で示される各部の寸法等は、実際の半導体装置の寸法等とは異なる。
図2に示すように、本実施形態の半導体装置100には、MOSトランジスタTr1と、キャパシタ15と、配線16が形成されている。
MOSトランジスタTr1は、半導体基板1と、活性領域50と、ワード線8および第二の素子分離領域5と、から概略構成されている。
半導体基板1としては、所定の濃度のP型不純物を含有するシリコン(Si)などを用いることができる。また、第一の溝部8aと、第一の溝部8aよりも幅が狭くかつ深い第二の溝部5aが、所定の間隔で半導体基板1の上面側に形成されている。なお、図2以降に示す第一の溝部8aおよび第二の溝部5aの下面は矩形となっているが、実際には、角部が丸みを帯びた形状となっている。
また、半導体基板1において活性領域50が第二の溝部5aにより区画形成されている。また、第一のピラー8eが、隣接する第一の溝部8a同士の間に形成されている。また、第二のピラー5eが、隣接する第一の溝部8aと第二の溝部5aとの間に設けられている。
ワード線8および第二の素子分離領域5は、活性領域50を均等に区画するように形成されている。
ワード線8は、第一の溝部8aに、たとえばシリコン酸化膜からなる第一のゲート絶縁膜7aを介して導電層8bを埋め込むことによって形成されている。導電層5bおよび導電層8bは、たとえば金属膜の多層膜により構成されている。このような金属膜としては、窒化チタンとタングステン(W)等からなる積層膜を用いることができるが、材料はこれに限定されず、窒化タングステン(WN)、タングステンシリサイド(WSi)等の高融点金属を用いることができる。
また、ワード線8を成す導電層8bの上面8cは、半導体基板1の上面1bよりも深い位置に位置している。
また、ワード線8の下面8dは、図1に示した第一の素子分離領域51の下面よりも150nm以上浅い位置に位置することが好ましい。
また、たとえばシリコン酸化膜からなる第一の絶縁膜9が、上面8cを覆い、かつ、第一の溝部8a内部を埋め込むように形成されている。また、第一の絶縁膜9は、半導体基板1の上面1bから突出するように形成されている。
第二の素子分離領域5は、ワード線8よりも深く、かつ狭い幅で形成されている以外は、ワード線8と同様の構成であり、第二の溝部5aに第二のゲート絶縁膜7bを介して導電層5bを埋め込むことによって形成されている。なお、第二のゲート絶縁膜7bは、第一のゲート絶縁膜7aと同じ材料で同時に形成されたものである。
また、第二の素子分離領域5を成す導電層5bの上面5cは、半導体基板1の上面1bよりも深い位置に位置している。また、第二の素子分離領域5の下面5dは、ワード線8の下面8dよりも深い位置に位置している。
また、第二の溝部5aの下面5dは、図1に示した第一の素子分離領域51の下面よりも50nm以上浅い位置に位置することが好ましい。
また、下面5dは、下面8dよりも20nm〜100nm深い位置に位置することが好ましい。
また、第一の絶縁膜9が、導電層5bの上面5cを覆い、かつ、第二の溝部5a内部を埋め込むように形成されている。
第一の不純物拡散層10aおよび第二の不純物拡散層10bは、例えばリン等のN型不純物が、第一のピラー8eおよび第二のピラー5eの上部にそれぞれ拡散されることによって形成されている。また、第一の不純物拡散層10aおよび第二の不純物拡散層10bは、MOSトランジスタTr1のソース領域またはドレイン領域のいずれか一方として機能する。
また、第一の不純物拡散層10aと第二の不純物拡散層10bとの電位差が閾値を超える際に、活性領域50のうち、第一のゲート絶縁膜7aを介してワード線8と接する領域が、MOSトランジスタTr1のチャネル領域として機能する。
第一のコンタクトプラグ11aおよび第二のコンタクトプラグ11bは、例えば、リンを含有した多結晶シリコンからなり、第一の絶縁膜9を貫通するように形成されている。また、第一のコンタクトプラグ11aは、第一の不純物拡散層10aと接続するように形成されている。また、第二のコンタクトプラグ11bは、第二の不純物拡散層10bと接続するように形成されている。
ビット線12は、第一のコンタクトプラグ11aに接続するように形成されている。また、ビット線12は、たとえば、窒化タングステン(WN)及びタングステン(W)からなる積層膜で形成されている。
また、第二の絶縁膜13が、ビット線12と第一の絶縁膜9との上面側を覆うように形成されている。また、第三のコンタクトプラグ14が、第二の絶縁膜13を貫通し、かつ、第二のコンタクトプラグ11bに接続するように形成されている。
また、キャパシタ15が、第三のコンタクトプラグ14に接続するように形成されている。また、配線16がキャパシタ15に接続するように形成されている。
第一の実施形態の半導体装置100によれば、ワード線8が第二の素子分離領域5よりも広い幅で形成されているため、MOSトランジスタTr1の微細化に伴うワード線8の幅の縮小を防ぐことができる。そのため、ワード線8にOFF電流を確保しつつ十分なON電流を得ることができ、容量の低下を抑えることができる。
また、ワード線8の容量低下が抑えられるため、MOSトランジスタTr1の電流駆動能力低下を防ぐことができる。
また、第二の素子分離領域5の下面5dが、ワード線8の下面8dよりも深い位置に形成されているため、MOSトランジスタTr1の微細化に伴う、素子分離能力低下を抑えることができる。このため、隣接するMOSトランジスタTr1同士の情報の干渉を防ぐことができ、接合リーク電流を抑えることができる。また、半導体装置100の微細化に起因する情報保持特性の低下を防ぐことができる。
また、ワード線8の下面8dは、図1に示した第一の素子分離領域51の下面よりも150nm以上浅い位置に位置していることにより、第一の素子分離領域51の素子分離能力を十分に保持できる。そのため、隣接するMOSトランジスタTr1同士の情報の干渉を防ぐことができる。
また、第二の溝部5aの下面5dが、図1に示した第一の素子分離領域51の下面よりも50nm以上浅い位置に位置することにより、第二の溝部5aによる第一の素子分離領域51の貫通を防ぐことができる。
また、下面5dが、下面8dよりも20nm〜100nm深い位置に位置することにより、第二の素子分離領域5による素子分離能力の効果を向上できる。
次に、第一の実施形態である半導体装置100の製造方法の一例について図2〜図18を用いて説明する。
第一の実施形態である半導体装置100の製造方法は、半導体基板1に、第一の溝部8aおよび第二の溝部5aを形成する第一工程と、ワード線8および第二の素子分離領域5を形成する第二工程と、から概略構成されている。以下、各工程について詳細を説明する。
はじめに、p型の半導体基板1に、フォトレジストを用いて形成したマスク(図示略)を用いてエッチングを行い、X方向に延在する図示しない凹部を形成する。次いで、前記凹部に絶縁膜を埋設することにより、第一の素子分離領域51と、第一の素子分離領域51により区画された活性領域50とを形成する。
次いで、図3、図4に示すように第1犠牲マスク2を形成する。なお、図3は半導体装置100の製造方法を説明するための平面模式図、図4は、図3のA−A’線における断面図である。まず、たとえば膜厚150nmのシリコン窒化膜を、半導体基板1上を覆うように形成する。次いで、通常のリソグラフィー技術と通常のドライエッチング技術を用いて、Y方向に延在し、活性領域50に交差するライン状の第1犠牲マスク2を形成する。このとき、第1犠牲マスク2の幅Wは、最小加工寸法の6倍の間隔で、最小加工寸法のおおよそ3.5倍で形成する。
次いで、図5、図6に示すように、第2犠牲マスク3を形成する。まず、通常のCVD法により、最小加工寸法のおおよそ1.3倍の厚さのシリコン酸化膜を、半導体基板1上を覆うように形成する。次いで、前記シリコン酸化膜をサイドウオール状にエッチングし、Y方向に延在する第2犠牲マスク3を形成する。このとき、第2犠牲マスク3のX方向の幅をW1とする。幅W1の制御は、シリコン酸化膜の厚さにより制御できる。
次いで、図7、図8に示すように、第1犠牲マスク2を選択的に除去する。この除去により、Y方向に延在するライン状の第2犠牲マスク3のパターンが形成される。
次いで、図9、図10に示すように、第二の溝部上部5aを形成する。まず、通常のCVD法により、最小加工寸法のおおよそ1.2倍の厚さのシリコン窒化膜を、半導体基板1上を覆うように形成する。次いで、前記シリコン窒化膜をサイドウオール状にエッチングし、第3犠牲マスク4を形成する。このとき、第3犠牲マスク4の幅をW2とする。
次いで、ライン状に露出する活性領域50および第一の素子分離領域51をエッチングする。このエッチングにより、幅W3の第二の溝部上部5aが形成される。このとき、W3がW1よりも小さい値になるように、WおよびW2の大きさを予め調整しておく。第二の溝部上部5aの底面(下面)を下面5dとする。
次いで、図11、図12に示すように、フッ酸を用いたウエットエッチングにより、第2犠牲マスク3を選択的に除去する。このエッチングにより、第2犠牲マスク3に対応する箇所の活性領域50および第一の素子分離領域51がライン状に露出する。
次いで、図13に示すように、第一の溝部8aおよび第二の溝部下部5aを形成する。まず、通常のドライエッチングにより、活性領域50および第一の素子分離領域51の露出した領域に、幅W1の第一の溝部8aを形成する。このとき、第一の溝部8a形成と同時に第二の溝部上部5aを追加エッチングし、第二の溝部上部5aの底面(下面)5dをさらに深く掘り下げる。この追加エッチングにより掘り下げられた第二の溝部上部5aの下部の溝を、第二の溝部下部5aとする。以上により、第二の溝部上部5aと第二の溝部下部5aとからなる第二の溝部5aが形成される。なお、第二の溝部5aの下面5dは、第一の溝部8aの下面8dよりも下面側に形成される。
このとき、第一の溝部8aの下面8dは、第一の素子分離領域51の下面側と半導体基板1との境界よりも150nm以上浅い位置に位置するように形成することが好ましい。
また、第二の溝部5aは、第一の素子分離領域51を貫通させないように下面5dの位置を調整することが好ましい。特に、下面5dを、第一の素子分離領域51の下面側よりも50nm以上、浅い位置に位置するよう、エッチング条件を調整することが好ましい。
また、下面5dを、下面8dに対して最大で100nm、最小で20nm、下面側に位置するように形成することが好ましい。
また、第一の溝部8aの幅W1の大きさは特に制限されず、MOSトランジスタTr1の電流駆動能力の低下が問題にならない大きさであれば良い。また、幅W1は、図9に示した第2犠牲マスク3の幅W1と同じ値となるため、第2犠牲マスク3の幅で制御できる。また、第二の溝部5aの幅W3の大きさは特に規定されず、W1より小さく、かつ、第一の溝部8a、第一のコンタクトプラグ11aおよび第二のコンタクトプラグ11bの幅を確保可能な値であればよい。また、幅W3は、W−2×W2となるため、第3犠牲マスク4の幅W2により制御できる。
次いで、図14に示すように、通常の熱酸化法により、第二の溝部5aの内壁および第一の溝部8aの内壁を酸化し、シリコン酸化膜(SiO)からなる熱酸化膜を形成する。このシリコン酸化膜のうち、第一の溝部8a内壁を覆う部分を第一のゲート絶縁膜7a、第二の溝部5a内壁を覆う部分を第二のゲート絶縁膜7bとする。
次いで、図15に示すように、ワード線8および第二の素子分離領域5を形成する。まず、第一の溝部8a内および第二の溝部5a内に、たとえば窒化チタン膜、タングステン膜を順次堆積させて、金属膜からなる導電層を形成する。
その後、通常のエッチバック技術により、第3犠牲マスク4をマスクとして導電層をエッチングし、第一の溝部8a内に第一のゲート絶縁膜7aを介して埋め込まれた導電層8bからなるワード線8と、第二の溝部5a内に第二のゲート絶縁膜7bを介して埋め込まれた導電層5bからなる第二の素子分離領域5とを形成する。
また、この導電層のエッチングの際、導電層5bの上面5cおよび導電層8bの上面8cを、半導体基板1の上面1bから、たとえば50nm程度下面側に位置するように、エッチングの条件を調整する。
次いで、図16に示すように、第一の絶縁膜9を形成する。まず、プラズマCVD法により、第一の溝部8a内部の上面8c上と、第二の溝部5a内部の導電層5bの上面5c上とを埋め込むように、たとえば窒化シリコンからなる第一の絶縁膜9を60nm程度の膜厚で堆積する。次いでCMP法により、第一の絶縁膜9表面を、第3犠牲マスク4が露出するまで研磨する。
次いで、図17に示すように、第一の不純物拡散層10aおよび第二の不純物拡散層10bを形成する。まず、熱燐酸を用いたウェットエッチング法により、第3犠牲マスク4のみを選択的に除去し、活性領域50を露出させる。
次いで、活性領域50表面に、例えば2.0×1013/cm程度の濃度のリン等のn型不純物を、25keVの加速エネルギーでイオン注入する。次いで、950度で10秒の熱処理を行い、n型不純物を拡散させる。このn型不純物の拡散により、活性領域50の表面近傍に不純物拡散層(第一の不純物拡散層10a、第二の不純物拡散層10b)が形成される。
この不純物拡散層のうち、隣接するワード線8同士の間に形成された領域を第一の不純物拡散層10a、第二の素子分離領域5とワード線8の間に形成された領域を第二の不純物拡散層10bとする。以上により、MOSトランジスタTr1が形成される。
また、第一の不純物拡散層10aは、MOSトランジスタTr1のソース領域またはドレイン領域のいずれか一方として機能し、第二の不純物拡散層10bは、MOSトランジスタTr1のソース領域またはドレイン領域のいずれか他方として機能する。
次いで、図18に示すように、第一のコンタクトプラグ11aおよび第二のコンタクトプラグ11bを形成する。まず、通常の選択エピタキシャル成長技術により、第一の不純物拡散層10a上および第二の不純物拡散層10b上にエピ層を成長させる。
次いで、たとえば砒素などの不純物をエピ層に導入する。以上により、第一の不純物拡散層10aに接続する第一のコンタクトプラグ11aと、第二の不純物拡散層10bに接続する第二のコンタクトプラグ11bが形成される。
この後、図2に示すように、ビット線12、第二の絶縁膜13、第三のコンタクトプラグ14、キャパシタ15、配線16を順次形成する。以上の工程により、本発明の実施形態である半導体装置100が製造される。
第一の実施形態の半導体装置100の製造方法によれば、第二の素子分離領域5と、第二の素子分離領域5よりも幅の大きいワード線8を形成することにより、ワード線8の下面8dの曲率低下と、サブスレッショルド係数の増加を防ぐことができる。このため、ワード線8において十分なON電流を得ることができ、セル容量に十分な情報を書き込むことができる。また、ワード線8の容量低下が防がれるため、ワード線8の容量低下を防ぐことができる。このため、MOSトランジスタTr1の電流駆動能力低下を防ぐことができる。
また、第二の素子分離領域5の下面5dを、ワード線8の下面8dよりも深い位置になるように形成することにより、MOSトランジスタTr1の素子分離能力の低下を抑えることができる。このため、隣接するMOSトランジスタTr1同士の情報の干渉を防ぐことができ、接合リーク電流を抑えることができる。
また、第二の溝部5aの下面5dを、第一の素子分離領域51の下面側よりも50nm以上浅い位置に形成することにより、下面8d下に第一の素子分離領域51を150nm以上の厚さで残存させることができる。このため、第一の素子分離領域51の素子分離能力の低下を防ぐことができるとともに、隣接するMOSトランジスタTr1同士の情報の干渉を防ぐことができる。
また、下面5dを、下面8dに対して最大で100nm程度、最小で20nm程度、下面側に位置するように形成することにより、第二の素子分離領域5による素子分離能力の効果を向上できる。
また、第一の溝部8aの下面8dを、第一の素子分離領域51の下面側と半導体基板1との境界よりも150nm以上、上面側に形成することにより、下面8dの下面側に第一の素子分離領域51を150nm以上の厚さで残存させることができる。このため、第一の素子分離領域51の素子分離能力を低下させることなく、ワード線8の素子分離能力の低下を防ぐことができる。そのため、隣接するMOSトランジスタTr1同士の情報の干渉を防ぐことができる。
以上により、隣接するMOSトランジスタTr1同士の情報の干渉を防ぐことができるとともに、情報保持特性を向上することができる。そのため、MOSトランジスタTr1の接合リーク電流を抑えることができ、半導体装置100(DRAM)の微細化による情報保持特性の低下を防ぐことができる。
次に、第二の実施形態の半導体装置100について、図19を用いて説明する。図19は、第二の実施形態の半導体装置100を説明するための断面図であり、図1のA−A’線における断面図である。なお、第二の実施形態の半導体装置100は、第二のゲート絶縁膜7bの上部(第二のゲート絶縁膜上部7b1)が、第二のゲート絶縁膜7bの下部(第二のゲート絶縁膜下部7b)よりも厚く形成されている点が、第1の実施形態の半導体装置100と異なる。そのため、第1の実施形態に記載の構成と同様の部分については、詳細な説明を省略する。
以下、第二のゲート絶縁膜7bについて説明する。
第二のゲート絶縁膜7bは第二のゲート絶縁膜上部7b1と第二のゲート絶縁膜下部7bとから構成されている。
また、第二のゲート絶縁膜下部7bは第一のゲート絶縁膜7aと同時に形成されたものであり、第一のゲート絶縁膜7aと第二のゲート絶縁膜下部7bとは同じ膜厚で形成されている。
第二のゲート絶縁膜上部7b1は、第一のゲート絶縁膜7aおよび第二のゲート絶縁膜下部7bよりも膜厚のシリコン酸化膜からなり、第二の溝部上部5a1側面を覆うように形成されている。また、第二のゲート絶縁膜下部7bは、第二の溝部下部5a内壁面を覆うように形成されている。
このような構成により、第二の溝部5a内側の導電層5bは、第二のゲート絶縁膜上部7b1を介して第二の不純物拡散層10bと隣接している。ここで、第二の素子分離領域5の側面と第二の不純物拡散層10bの重なっている部分を領域dとした場合、領域dの幅は10nm〜20nmであることが好ましい。
第二の実施形態の半導体装置100によれば、第二の溝部5a内側の導電層5bは、第二のゲート絶縁膜上部7b1を介して第二の不純物拡散層10bと領域dの部分で隣接している。このため、領域dにおける接合リーク電流、および、GIDL(Gate Induced Drain Leakage)を無視できる程度まで抑えることができる。
このため、GIDLは、ワード線8の側面のみで発生し、第1の実施形態の半導体装置100におけるGIDLの約半分まで抑えることができる。また、領域dの幅が10nm〜20nmの範囲内であることにより、ワード線8の側面で発生するGIDLの増加と、ワード線8の容量低下を防ぐことができる。このため、MOSトランジスタTr1の電流駆動能力の低下を防ぐことができる。
以上のように、第二の実施形態の半導体装置100によれば、第1の実施形態の効果に加えて、接合リーク電流を低減できる。そのため、第二の素子分離領域5の素子分離用の領域としての機能を向上できる。そのため、セル容量に書き込まれた電荷の保持特性を向上することができる。
次に、第二の実施形態である半導体装置100の製造方法の一例について図19〜図24を用いて説明する。
第二の実施形態である半導体装置100の製造方法は、第二の溝部上部5a1を形成する工程と、第一の溝部8aおよび第二の溝部下部5aを形成する工程と、第一のゲート絶縁膜7aおよび第二のゲート絶縁膜7bを形成する工程と、から概略構成されている。なお、第二の実施形態の半導体装置100の製造方法は、第二のゲート絶縁膜上部7b1を、第一のゲート絶縁膜7a及び第二のゲート絶縁膜下部7bよりも厚く形成する工程のみが第1の実施形態と異なる。そのため、第1の実施形態に記載の工程と同様の部分については、詳細な説明を省略する。
まず、図12に示すように、第2犠牲マスク3を選択的に除去する工程までを、第一の実施形態と同様に行う。
次いで、図20に示すように、第二の溝部上部5a1と第二のゲート絶縁膜上部7b1とを形成する。はじめに、半導体基板1上に第3犠牲マスク4を形成する。次いで、ライン状に露出する活性領域50と第一の素子分離領域51とをエッチングし、たとえば深さ100nmの第二の溝部上部5a1を形成する。
次いで、熱酸化法により、第二の溝部上部5a1の内壁面および半導体基板1の露出面に、たとえば膜厚5nmのシリコン酸化膜からなる熱酸化膜を形成する。次いで、第二の溝部上部5a1の下面5dが露出するまでエッチバックを行い、第二の溝部上部5a1の内壁側面を覆う第二のゲート絶縁膜上部7b1を形成する。
次いで、第2犠牲マスク3を選択的に除去し、活性領域50および第一の素子分離領域51をライン状に露出させる。
次いで、図21に示すように、第一の溝部8aおよび第二の溝部下部5aを形成する。
まず、ドライエッチングにより、たとえば深さ150nmの第一の溝部8aを、活性領域50および第一の素子分離領域51の露出した領域に形成する。このときのエッチングにより、同時に、第二の溝部上部5a1を追加エッチングして底面(下面5d)を掘り下げる。この追加エッチングにより掘り下げられた第二の溝部上部5a1の下部の溝部分を、第二の溝部下部5aとする。第二の溝部下部5aは、第一の溝部8aと同じ深さとなる。
このエッチングにより、第二の溝部上部5a1と第二の溝部下部5aとからなる深さ250nmの第二の溝部5aが形成される。第二の溝部5aの下面5dは、第一の溝部8aの下面8dよりもたとえば100nm深い位置に形成される。また、このエッチングにより、第二の溝部5aの内壁面のうち、第二の溝部上部5a1の内壁面のみが第二のゲート絶縁膜上部7b1により覆われ、第二の溝部下部5aの内壁面は、半導体基板1が露出した状態となる。
次いで、図22に示すように、熱酸化法により、第二の溝部下部5aの内壁面および第一の溝部8aの内壁面を酸化して、たとえば膜厚6nmのシリコン酸化膜からなる熱酸化膜(第一のゲート絶縁膜7a、第二のゲート絶縁膜下部7b)を形成する。
この熱酸化膜形成の際に、第二のゲート絶縁膜上部7b1も同時に酸化されるため、第二のゲート絶縁膜上部7b1の膜厚は8nm程度まで増加し、第一のゲート絶縁膜7a及び第二のゲート絶縁膜下部7bよりも膜厚になる。以上により、第二の溝部上部5a1側面を覆う第二のゲート絶縁膜上部7b1と、第二の溝部下部5a内壁面を覆う第二のゲート絶縁膜下部7bとからなる第二のゲート絶縁膜7bが形成される。
次いで、第一の溝部8a内および第二の溝部5a内に導電層を埋め込み、ワード線8および第二の素子分離領域5を形成する。
次いで、図23に示すように、第一の絶縁膜9を形成する。
次いで、図24に示すように、第一の不純物拡散層10aおよび第二の不純物拡散層10bを形成する。このような構成により、第二の素子分離領域5は、領域dにおいて第二のゲート絶縁膜上部7b1を介して第二の不純物拡散層10bと隣接する。このとき、領域dの幅が10nm〜20nmの範囲になるように、第二の不純物拡散層10b形成の際の不純物濃度や拡散させる領域を適宜調整することが好ましい。
次いで、図24に示すように、第一のコンタクトプラグ11aおよび第二のコンタクトプラグ11bを形成する。この後、図19に示すように、ビット線12、第二の絶縁膜13、第三のコンタクトプラグ14、キャパシタ15、配線16を順次形成する。以上の工程により、第二の実施形態のである半導体装置100が製造される。
第二の実施形態の半導体装置100の製造方法によれば、第二の溝部上部5a1内壁側面に、第二のゲート絶縁膜上部7b1を形成した後に、熱酸化法により、第二の溝部下部5aの内壁面および第一の溝部8aの内壁面を酸化して、第一の溝部8aの内壁面を覆う第一のゲート絶縁膜7aと、第二の溝部下部5aの内壁面を覆う第二のゲート絶縁膜下部7bとを形成することにより、第二のゲート絶縁膜上部7b1を、第一のゲート絶縁膜7aおよび第二のゲート絶縁膜下部7bよりも厚く形成することができる。
このため、第二の溝部5a内側の導電層5bは、第二のゲート絶縁膜上部7b1を介して第二の不純物拡散層10bと領域dの部分で隣接し、領域dにおける接合リーク電流、および、GIDLを無視できる程度まで抑えることができる。また、領域dの幅を10nm〜20nmの範囲内とすることにより、ワード線8の側面で発生するGIDLの増加と、ワード線8の容量低下を防ぐことができる。このため、MOSトランジスタTr1の電流駆動能力の低下を防ぐことができる。
以上により、第1の実施形態の効果に加えて、接合リーク電流を低減することができる。そのため、第二の素子分離領域5の素子分離用の領域としての機能を向上することができ、セル容量に書き込まれた電荷の保持特性を向上することができる。
次に、第三の実施形態の半導体装置100について、図25を用いて説明する。図25は、第三の実施形態の半導体装置100を説明するための断面図であり、図1のA−A’線における断面図である。なお、第三の実施形態の半導体装置100は、第1の実施形態の半導体装置100と、第二の素子分離領域5の構成のみが異なっている。そのため、第1の実施形態の構成と同様の部分については、詳細な説明を省略する。
以下、第二の素子分離領域5および、第二の素子分離領域5に関連する部分について説明する。
第二の素子分離領域5は、第二の溝部5aに第二のゲート絶縁膜7bを介して導電層5bを埋め込むことによって形成されている。また、第二の素子分離領域5を成す導電層5bの上面5cは、不純物拡散層(第一の不純物拡散層10a、第二の不純物拡散層10b)の下面10cよりも深い位置に位置している。
また、上面5cと下面10cとの高さの差を距離eとすると、距離eは20nm以上であることが好ましい。また、半導体基板1の上面1bから、第二の溝部5aに埋め込まれた導電層5bの上面5cまでの深さが、半導体基板1の上面1bから第二の溝部5aの底部(下面5d)までの深さの0.8倍以下であることが好ましい。
また、導電層8bの上面8cは、導電層5bの上面5cおよび不純物拡散層の下面10cよりも浅い位置に位置している。
なお、第二の溝部5aは、図25においては第一の溝部8aと同じ深さで形成されているが、第一の溝部8aよりも深く形成されていることが特に好ましい。
また、第一の絶縁膜9が、上面8cおよび上面5cを覆い、かつ、第一の溝部8a内部および第二の溝部5a内部に埋め込まれるように形成されている。
第三の実施形態の半導体装置100は、導電層5bの上面5cが、不純物拡散層(第一の不純物拡散層10a、第二の不純物拡散層10b)の下面10cよりも深い位置に位置するように形成されている。このため、導電層5bの側面と、不純物拡散層とが第二のゲート絶縁膜7bを介して重なることがない。このため、第一の不純物拡散層10aの側面と第二の素子分離領域5側面との間の電界強度の増大を抑えることができる。
また、導電層5bの上面5cと不純物拡散層の下面10cの高さの差(距離e)が20nm以上であることにより、導電層5bの側面と不純物拡散層とは十分に離間される。このため、更に効果的に、第一の不純物拡散層10aの側面と第二の素子分離領域5側面との間の電界強度の増大を抑えることができる。このため、第二の素子分離領域5の素子分離用の領域としての機能を向上させることができる。
また、半導体基板1の上面1bから導電層5bの上面5cまでの深さが、半導体基板1の上面1bから第二の溝部5aの下面5dまでの深さの0.8倍以下で形成されていることにより、導電層5bの上面5cと、不純物拡散層の下面10cとの高さの差が十分に確保される。
以上より、第三の実施形態の半導体装置100は、第1の実施形態の半導体装置100の効果に加えて、MOSトランジスタTr1の接合リーク電流を抑えることができる。このため、セル容量に書き込まれた電荷を十分保持することができる。
また、導電層8bの上面8cは、不純物拡散層の下面10cよりも浅い位置に位置しているため、導電層8b(ワード線8)は十分な厚さで形成されている。このため、MOSトランジスタTr1の電流駆動能力低下を防ぐことができる。
次に、第三の実施形態である半導体装置100の製造方法の一例について図25〜図34を用いて説明する。
第三の実施形態である半導体装置100の製造方法は、半導体基板1に、第一の溝部8aおよび第二の溝部5aを形成する工程と、第二の溝部5aに埋め込んだ導電層5bの上面5cをエッチバックする工程と、から概略構成されている。以下、第1の実施形態に記載の工程と同様の部分については、詳細な説明を省略する。
まず、図8に示すように、第2犠牲マスク3のパターンを形成する工程まで、第一の実施例と同様に行う。
次いで、図26に示すように、半導体基板1上に第3犠牲マスク4を形成する。次いで、図27に示すように、第2犠牲マスク3を選択的に除去し、活性領域50および第一の素子分離領域51をライン状に露出させる。
次いで、図28に示すように、露出した活性領域50および第一の素子分離領域51をエッチングし、同じ深さの第一の溝部8aと第二の溝部5aとを同時に形成する。このとき、第二の溝部5aの下面5dと、第一の溝部8aの下面8dとは同じ高さとなる。
次いで、図29に示すように、第一の溝部8aの内壁面および第二の溝部5aの内壁面を酸化し、第一のゲート絶縁膜7aと第二のゲート絶縁膜7bとをそれぞれ形成する。
次いで、図30に示すように、第一の溝部8aおよび第二の溝部5aに、導電層を埋め込み形成する。このとき、第一の溝部8a内の導電層8bの上面8cと、第二の溝部5a内の導電層5bの上面5cとが、半導体基板1の上面1bから、たとえば50nm程度深い位置に位置されるよう、エッチング条件を調整する。
次いで、図31に示すように、導電層5bの上面5cをエッチバックする。はじめに、たとえばシリコン窒化膜からなる第4犠牲マスク19を、導電層5bの上面5c、導電層8bの上面8cおよび第3犠牲マスク4を覆うように形成する。次いで、第4犠牲マスク19をエッチバックし、導電層5bの上面5cを露出させる。次いで、第4犠牲マスク19をマスクにしてエッチングを行い、導電層5bの上面5cをたとえば50nm深く掘り下げる。このエッチングにより、導電層5bの上面5cは、導電層8bの上面8cよりも深い位置に形成される。
このとき、半導体基板1の上面1bから、第二の溝部5aに埋め込まれた導電層5bの上面5cまでの深さが、半導体基板1の上面1bから第二の溝部5aの下面5dまでの深さの0.8倍以下となるように、エッチング条件を調整することが好ましい。
次いで、図32に示すように、第4犠牲マスク19を除去し、導電層5bの上面5cと導電層8bの上面8cとを露出させる。
次いで、図33に示すように、第一の絶縁膜9を、第一の溝部8aと第二の溝部5aとを埋め込むように形成する。次いでCMP法により、第一の絶縁膜9表面を第3犠牲マスク4が露出するまで研磨する。
次いで、図34に示すように、第3犠牲マスク4を除去し、活性領域50表面を露出させる。次いで、第一の不純物拡散層10aおよび第二の不純物拡散層10bを形成する。このとき、不純物拡散層(第一の不純物拡散層10a、第二の不純物拡散層10b)の下面10cが、導電層5bの上面5cよりも浅く、かつ、導電層8bの上面8cよりも深い位置に位置するように、不純物の濃度や拡散の条件を調整する。
このように、不純物拡散層の下面10cの位置が、導電層5bの上面5cよりも浅い位置になるように調整することにより、導電層5bの上面5cと不純物拡散層の下面10cとは、距離eだけ離間する。このとき、距離eは20nm以上であることが好ましい。
その後、図25に示すように、第一のコンタクトプラグ11aおよび第二のコンタクトプラグ11bを形成する。その後、ビット線12、第二の絶縁膜13、第三のコンタクトプラグ14、キャパシタ15、配線16を順次形成することにより、第三の実施形態の半導体装置100を形成する。
第三の実施形態の半導体装置100の製造方法によれば、導電層5bの上面5cを、導電層8bの上面8cと、不純物拡散層の下面10cよりも深い位置になるようにエッチバックすることにより、導電層5bの上面5cと不純物拡散層の下面10cとを離間することができる。
また、半導体基板1の上面1bから導電層5bの上面5cまでの深さを、半導体基板1の上面1bから第二の溝部5aの下面5dまでの深さの0.8倍以下とすることにより、導電層5bの上面5cと不純物拡散層の下面10cの高さの差を十分に確保できる。また、導電層5bの膜厚制御により、容易に導電層5bの上面5cと不純物拡散層の下面10cの高さの差を調整することができる。
また、導電層5bの上面5cと不純物拡散層の下面10cの高さの差(距離e)が20nm以上になるように、エッチバックの条件もしくは不純物拡散層形成の条件を調整することにより、導電層5bの側面と、不純物拡散層(第一の不純物拡散層10a、第二の不純物拡散層10b)とを十分に離間できる。このため、更に効果的に、第一の不純物拡散層10aの側面と第二の素子分離領域5側面との間の電界強度の増大を抑えることができる。よって、第二の素子分離領域5の素子分離用の領域としての機能を向上させることができる。
次に、第四の実施形態の半導体装置100について、図40を用いて説明する。図40は、第四の実施形態の半導体装置100を説明するための断面図であり、図1のA−A’線における断面図である。なお、第四の実施形態の半導体装置100は、第1の実施形態の半導体装置100と、第二の素子分離領域5をなす導電層5bの上面5cの位置のみが異なっている。そのため、第1の実施形態の構成と同様の部分については、詳細な説明を省略する。
以下、第二の素子分離領域5および、第二の素子分離領域5に関連する部分について説明する。
第二の溝部5aは、第一の溝部8aよりも深く形成されている。また、第二の素子分離領域5を成す導電層5bの上面5cは、不純物拡散層(第一の不純物拡散層10a、第二の不純物拡散層10b)の下面10cよりも深い位置に位置している。
また、導電層5bの上面5cと下面10cとの高さの差を距離eとすると、距離eは20nm以上であることが好ましい。また、半導体基板1の上面1bから、第二の溝部5aに埋め込まれた導電層5bの上面5cまでの深さが、半導体基板1の上面1bから第二の溝部5aの底部(下面5d)までの深さの0.8倍以下であることが好ましい。また、導電層8bの上面8cは、導電層5bの上面5cおよび下面10cよりも浅い位置に位置している。
また、第一の絶縁膜9が、導電層8bの上面8cと導電層5bの上面5cとを覆い、かつ、第一の溝部8a内部および第二の溝部5a内部に埋め込まれるように形成されている。
第四の実施形態の半導体装置100は、導電層5bの上面5cが下面10cよりも深い位置に位置するように形成されているため、第一の不純物拡散層10aの側面と第二の素子分離領域5側面との間の電界強度の増大を抑えることができる。
また、導電層5bの上面5cと下面10cとの高さの差(距離e)が20nm以上であることにより、第一の不純物拡散層10aの側面と第二の素子分離領域5側面との間の電界強度の増大を抑えることができる。また、上面1bから導電層5bの上面5cまでの深さが、上面1bから下面5dまでの深さの0.8倍以下で形成されていることにより、導電層5bの上面5cと下面10cとの高さの差が十分に確保される。
また、第二の素子分離領域5の下面5dが、ワード線8の下面8dよりも深い位置に位置するように形成されているため、第二の素子分離領域5の素子分離能力低下を抑えることができる。このため、隣接するMOSトランジスタTr1同士の情報の干渉を防ぐことができ、接合リーク電流を抑えることができる。また、半導体装置100の微細化に起因する情報保持特性の低下を防ぐことができる。
以上より、第四の実施形態の半導体装置100は、第1の実施形態の半導体装置100の効果に加えて、MOSトランジスタTr1の接合リーク電流を抑えることができる。このため、セル容量に書き込まれた電荷を十分保持することができる。
次に、第四の実施形態である半導体装置100の製造方法の一例について図35〜図40を用いて説明する。
第四の実施形態である半導体装置100の製造方法は、半導体基板1に、第一の溝部8aおよび第二の溝部5aを形成する工程と、第二の溝部5aに埋め込んだ導電層5bの上面5cをエッチバックする工程と、から概略構成されている。以下、第1の実施形態に記載の工程と同様の部分については、詳細な説明を省略する。
まず、図15に示すように、第一の溝部8a内および第二の溝部5a内に導電層を埋め込み形成するまで、第一の実施形態と同様に行う。図35に、導電層5bと導電層8bとが形成された状態を示す。
次いで、図36に示すように、半導体基板1上に第4犠牲マスク19を形成する。次いで、第二の溝部5a上の第4犠牲マスク19を選択的に除去し、第3犠牲マスク4と、導電層5bの上面5cとを露出させる。
次いで、第4犠牲マスク19および第3犠牲マスク4をマスクにしたエッチングにより、導電層5bの上面5cをたとえば50nm深く掘り下げる。このエッチングにより、導電奏5bの上面5cは、導電層8bの上面8cよりも深い位置に形成される。
この時、半導体基板1の上面1bから、第二の溝部5aに埋め込まれた導電層5bの上面5cまでの深さが、半導体基板1の上面1bから第二の溝部5aの底部(下面5d)までの深さの0.8倍以下となるように、エッチング条件を調整することが好ましい。
次いで、図37に示すように、第4犠牲マスク19を除去し、導電層5bの上面5cと導電層8bの上面8cとを露出させる。
次いで、図38に示すように、第一の絶縁膜9を、第一の溝部8aおよび第二の溝部5aを埋め込むように形成する。次いでCMP法により、第一の絶縁膜9表面を第3犠牲マスク4が露出するまで研磨する。
次いで、図39に示すように、第3犠牲マスク4を除去し、活性領域50表面を露出させる。次いで、第一の不純物拡散層10aおよび第二の不純物拡散層10bを形成する。このとき、不純物拡散層(第一の不純物拡散層10a、第二の不純物拡散層10b)の下面10cが、導電層5bの上面5cよりも浅く、かつ、導電層8bの上面8cよりも深い位置に位置するように、不純物の濃度や拡散の条件を調整する。
このように、不純物拡散層の下面10cの位置を導電層5bの上面5cよりも浅い位置に調整することにより、導電層5bの上面5cと不純物拡散層の下面10cとは、距離eだけ離間する。このとき、距離eは20nm以上であることが好ましい。
次いで、図40に示すように、第一のコンタクトプラグ11aおよび第二のコンタクトプラグ11bを形成する。その後、ビット線12、第二の絶縁膜13、第三のコンタクトプラグ14、キャパシタ15、配線16を順次形成することにより、第四の実施形態の半導体装置100を形成する。
第四の実施形態の半導体装置100の製造方法によれば、第二の素子分離領域5の下面5dを、ワード線8の下面8dよりも深い位置になるように形成することにより、第二の素子分離領域5の素子分離能力低下を抑えることができる。このため、隣接するMOSトランジスタTr1同士の情報の干渉を防ぐことができ、接合リーク電流を抑えることができる。また、半導体装置100の微細化に起因する情報保持特性の低下を防ぐことができる。
また、導電層5bの上面5cを、不純物拡散層の下面10cよりも深い位置に位置するように形成することにより、第一の不純物拡散層10aの側面と第二の素子分離領域5側面との間の電界強度の増大を抑えることができる。
また、導電層5bの上面5cと不純物拡散層の下面10cとの高さの差(距離e)を20nm以上とすることにより、第一の不純物拡散層10aの側面と第二の素子分離領域5側面との間の電界強度の増大を抑えることができる。また、上面1bから導電層5bの上面5cまでの深さを、上面1bから下面5dまでの深さの0.8倍以下で形成することにより、導電層5bの上面5cと不純物拡散層の下面10cの高さの差を十分に確保できる。また、導電層5bの膜厚制御により、容易に導電層5bの上面5cと不純物拡散層の下面10cとの高さの差を調整することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1として、第一の実施形態の半導体装置100の製造方法について説明する。
まず、p型の不純物が1.0×1017/cmの濃度で含有されたシリコンからなる半導体基板1を準備した。次いで、p型の半導体基板1の上面に、X方向の幅75nmの第一の素子分離領域51および活性領域50を形成した。また、第一の素子分離領域51は300nmの深さで形成した。
次いで、図3、図4に示すように第1犠牲マスク2を形成した。まず、膜厚150nmのシリコン窒化膜を、半導体基板1上を覆うように形成した。次いで、リソグラフィー技術とドライエッチング技術により、450nm間隔で並ぶ、175nm幅のライン状の第1犠牲マスク2を形成した。
次いで、図5、図6に示すように、第2犠牲マスク3を形成した。まず、CVD法により、膜厚100nmのシリコン酸化膜を、半導体基板1上を覆うように形成した。次いで、前記シリコン酸化膜をサイドウオール状にエッチングし、第2犠牲マスク3を形成した。次いで、図7、図8に示すように、第1犠牲マスク2のみを選択的に除去した。
次いで、CVD法により、半導体基板1上を覆うように膜厚60nmのシリコン窒化膜を形成した。次いで、前記シリコン窒化膜をサイドウオール状にエッチングし、第3犠牲マスク4を形成した。
次いで、図9、図10に示すように、ライン状に露出する活性領域50および第一の素子分離領域51をエッチングし、X方向の幅55nm、深さ100nmの第二の溝部上部5aを形成した。
次いで、図11、図12に示すように、第2犠牲マスク3を選択的に除去し、活性領域50および第一の素子分離領域51をライン状に露出させた。
次いで、図13に示すように、活性領域50および第一の素子分離領域51の露出した領域に、X方向の幅100nm、深さ150nmの第一の溝部8aを形成した。このとき、同時に第二の溝部上部5aは追加エッチングされ、第二の溝部上部5aの底面(下面)5dがさらに深く掘り下げられた。この追加エッチングにより、深さ150nmの第二の溝部下部5aを形成した。以上により、第二の溝部上部5aと第二の溝部下部5aとからなる深さ250nmの第二の溝部5aを形成した。これにより、第二の溝部5aの下面側の第一の素子分離領域51の厚さは50nm、第一の溝部8aの下面側の第一の素子分離領域51の厚さは150nmとなった。また、複数の第一の溝部8aは、それぞれ深さにばらつきが見られたが、全ての第二の溝部5aよりも浅く形成された。また、第一の溝部8aと第二の溝部5aとの深さの差は、20nm〜100nmの範囲内であった。
次いで、図14に示すように、熱酸化法により、第二の溝部5aの内壁および第一の溝部8aの内壁を酸化して、膜厚6nmのシリコン酸化膜からなる、第一の溝部8a内壁を覆う第一のゲート絶縁膜7aと、第二の溝部5a内壁を覆う第二のゲート絶縁膜7bとを形成した。
次いで、図15に示すように、ワード線8および第二の素子分離領域5を形成した。まず、第二の溝部5a内および第一の溝部8a内に膜厚5nmの窒化チタン膜と、60nmの膜厚のタングステン膜とを順次積層した。次いで、導電層5bの上面5cおよび導電層8bの上面8cを、半導体基板1の上面1bから、50nm程度下面側になるまでエッチバックした。
次いで、図16に示すように、膜厚60nmの窒化シリコンからなる第一の絶縁膜9を形成した。次いでCMP法により、第一の絶縁膜9表面を第3犠牲マスク4が露出するまで研磨した。
次いで、図17に示すように、第一の不純物拡散層10aおよび第二の不純物拡散層10bを形成した。まず、第3犠牲マスク4のみを選択的に除去し、活性領域50を露出させた。次いで、活性領域50表面に、2.0×1013/cmの濃度のリンを、25keVの加速エネルギーでイオン注入した。次いで、950度で10秒の熱処理を行い、リンを拡散させた。
次いで、選択エピタキシャル成長技術により、第一の不純物拡散層10a上および第二の不純物拡散層10b上にエピ層を成長させた。次いで、たとえば砒素などの不純物をエピ層に導入し、図18に示すように、第一のコンタクトプラグ11aおよび第二のコンタクトプラグ11bを形成した。
この後、図2に示すように、ビット線12、第二の絶縁膜13、第三のコンタクトプラグ14、キャパシタ15、配線16を順次形成することにより、半導体装置100を製造した。
(実施例2)
実施例2として、第二の実施形態の半導体装置100の製造方法について説明する。なお、第1の実施例に記載の工程と同様の部分については、詳細な説明を省略する。
まず、図12に示すように、第2犠牲マスク3を選択的に除去する工程までを、第一の実施例と同様に行った。
次いで、図20に示すように、第二の溝部上部5a1と第二のゲート絶縁膜上部7b1とを形成した。はじめに、第3犠牲マスク4をマスクに、活性領域50および第一の素子分離領域51をエッチングし、X方向の幅55nm、深さ100nmの第二の溝部上部5a1を形成した。
次いで、熱酸化法により、第二の溝部上部5a1の内壁面および半導体基板1の露出面に、膜厚5nmのシリコン酸化膜を形成した。次いで、第二の溝部上部5a1の下面5dが露出するまでエッチバックを行い、第二の溝部上部5a1の内壁側面を覆う第二のゲート絶縁膜上部7b1を形成した。次いで、第2犠牲マスク3を選択的に除去した。
次いで、図21に示すように、ドライエッチングにより、活性領域50および第一の素子分離領域51の露出した領域に、X方向の幅100nm、深さ150nmの第一の溝部8aを形成した。この際、第二の溝部上部5a1は追加エッチングされて深さ150nmの第二の溝部下部5aが形成された。以上により、第二の溝部上部5a1と第二の溝部下部5aとからなる深さ250nmの第二の溝部5aが形成された。これにより、第二の溝部5aの下面5dは、第一の溝部8aの下面8dよりも100nm下面側に形成された。また、第二の溝部5aの内壁面のうち、第二の溝部上部5a1の内壁面のみが第二のゲート絶縁膜上部7b1により覆われ、第二の溝部下部5aの内壁面は、半導体基板1が露出した状態となった。
次いで、図22に示すように、熱酸化法により、第二の溝部下部5aの内壁面および第一の溝部8aの内壁面を酸化した。これにより、第二の溝部下部5aの内壁面に、膜厚6nmのシリコン酸化膜からなる第二のゲート絶縁膜下部7bが形成された。また、第一の溝部8aの内壁面に、膜厚6nmのシリコン酸化膜からなる第一のゲート絶縁膜7aが形成された。この熱酸化の際、第二のゲート絶縁膜上部7b1も同時に酸化され、第二のゲート絶縁膜上部7b1の膜厚は8nmまで増加した。これにより、第二の溝部5aの内壁面のうち、第二の溝部上部5a1(上面1bから150nmの範囲内)は膜厚8nmの第二のゲート絶縁膜上部7b1により覆われ、第二の溝部下部5a(下面5dから100nmの範囲内)は膜厚6nmの第二のゲート絶縁膜下部7bによって覆われた。
次いで、図23、図24に示すように、ワード線8および第二の素子分離領域5、第一の不純物拡散層10aおよび第二の不純物拡散層10b、第一のコンタクトプラグ11aおよび第二のコンタクトプラグ11bを形成した後に、図19に示すように、ビット線12、第二の絶縁膜13、第三のコンタクトプラグ14、キャパシタ15、配線16を順次形成することにより、半導体装置100を製造した。
(実施例3)
実施例3として、第三の実施形態の半導体装置100の製造方法について説明する。なお、第1の実施例に記載の工程と同様の部分については、詳細な説明を省略する。
まず、図8に示すように、第2犠牲マスク3のパターンを形成する工程まで、第一の実施例と同様に行った。
次いで、図26に示すように、半導体基板1上に第2犠牲マスク3および第3犠牲マスク4を形成したのちに第2犠牲マスク3を選択的に除去した。次いで、図27に示すように、第2犠牲マスク3を選択的に除去し、活性領域50および第一の素子分離領域51をライン状に露出させた。
次いで、図28に示すように、露出した活性領域50および第一の素子分離領域51をエッチングし、X方向の幅55nm、深さ150nmの第二の溝部5aおよびX方向の幅100nm、深さ150nmの第一の溝部8aを同時に形成した。
次いで、図29に示すように、熱酸化法により、膜厚6nmの第一のゲート絶縁膜7aおよび第二のゲート絶縁膜7bを形成した。
次いで、図30に示すように、ワード線8および第二の素子分離領域5を形成した。また、導電層5bの上面5cおよび導電層8bの上面8cを、半導体基板1の上面1bから、50nm程度下面側になるまでエッチバックした。
次いで、導電層5bの上面5c、導電層8bの上面8cおよび第3犠牲マスク4を覆うようにシリコン窒化膜からなる第4犠牲マスク19を形成した。次いで、第4犠牲マスク19をエッチバックし、導電層5bの上面5cを露出させた。次いで、図31に示すように、第4犠牲マスク19をマスクにしたエッチバックにより導電層5bの上面5cを50nm深く掘り下げた。次いで、図32に示すように、第4犠牲マスク19を除去し、導電層5bの上面5cと導電層8bの上面8cとを露出させた。
次いで、図33に示すように、第一の絶縁膜9を形成した。次いで、図34に示すように、第一の不純物拡散層10aおよび第二の不純物拡散層10bを形成した。この際、不純物拡散層の下面10cを、導電層8bの上面8cよりも下面側、かつ、導電層5bの上面5cよりも上面側に位置するように、不純物の濃度条件及び拡散条件を調整した。また、導電層5bの上面5cと不純物拡散層の下面10cとの距離eが20nm以上となるように、条件を調整した。
次いで、第一のコンタクトプラグ11aおよび第二のコンタクトプラグ11b、ビット線12、第二の絶縁膜13、第三のコンタクトプラグ14、キャパシタ15、配線16を順次形成し、半導体装置100を製造した。
(実施例4)
実施例4として、第三の実施形態の半導体装置100の製造方法について説明する。なお、第1の実施例に記載の工程と同様の部分については、詳細な説明を省略する。
まず、図15に示すように導電層5bと導電層8bとを形成する工程まで、第一の実施例と同様に行った。
次いで、図36に示すように、半導体基板1上に第4犠牲マスク19を形成した。次いで、第二の溝部5a上の第4犠牲マスク19を選択的に除去し、第3犠牲マスク4と、導電層5bの上面5cとを露出させた。
次いで、導電層5bの上面5cを50nm深く掘り下げた。また、半導体基板1の上面1bから、第二の溝部5aに埋め込まれた導電層5bの上面5cまでの深さが、半導体基板1の上面1bから第二の溝部5aの下面5dまでの深さの0.8倍以下となるように、エッチング条件を調整した。次いで、図37に示すように、第4犠牲マスク19を除去し、導電層5bの上面5cと導電層8bの上面8cとを露出させた。次いで、図38に示すように、第一の絶縁膜9を形成した。次いでCMP法により、第一の絶縁膜9表面を第3犠牲マスク4が露出するまで研磨した。
次いで、図39に示すように、第3犠牲マスク4を除去し、活性領域50表面を露出させた。次いで、第一の不純物拡散層10aと第二の不純物拡散層10bとを形成した。このとき、不純物拡散層の下面10cが、導電層5bの上面5cよりも20nm以上浅く、かつ、導電層8bの上面8cよりも深い位置に位置するように、不純物の濃度や拡散の条件を調整した。
次いで、図40に示すように、第一のコンタクトプラグ11aおよび第二のコンタクトプラグ11bを形成した。その後、ビット線12、第二の絶縁膜13、第三のコンタクトプラグ14、キャパシタ15、配線16を順次形成することにより、半導体装置100を形成した。
1…半導体基板、5…第二の素子分離領域、5a…第二の溝部、5a1…第二の溝部上部、5a…第二の溝部下部、5b…導電層、5c…上面、5d…下面(底面)、5e…第二のピラー、7a…第一のゲート絶縁膜、7b…第二のゲート絶縁膜、7b1…第二のゲート絶縁膜上部、7b…第二のゲート絶縁膜下部、8…ワード線、8a…第一の溝部、8b…導電層、8c…上面、8d…下面、8e…第一のピラー、9…第一の絶縁膜、10a…第一の不純物拡散層、10b…第二の不純物拡散層、10c…下面、50…活性領域、51…第一の素子分離領域、100…半導体装置

Claims (14)

  1. 半導体基板において素子分離領域によって複数の活性領域が区画されると共に、前記半導体基板内に埋め込まれたワード線を有する半導体装置であって、
    前記ワード線は、第一の溝部内にゲート絶縁膜を介して埋め込まれた導電層からなり、
    前記素子分離領域は、前記第一の溝部よりも幅の狭い第二の溝部に前記ゲート絶縁膜を介して埋め込まれた前記導電層からなることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第二の溝部が、前記第一の溝部よりも深く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記素子分離領域を成すゲート絶縁膜において、前記第二の溝部上部を覆う部分が、前記第二の溝部下部を覆う部分よりも膜厚が大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第二の溝部に埋め込まれた前記導電層の上面が、前記第一の溝部に埋め込まれた前記導電層の上面よりも深い位置にあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体基板内において、隣接する前記第一の溝部同士の間に設けられたピラーの上部および隣接する前記第一の溝部と前記第二の溝部との間に設けられたピラーの上部に拡散層が形成され、
    前記第二の溝部に埋め込まれた前記導電層の上面が前記拡散層の下面よりも深い位置にあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記第二の溝部に埋め込まれた前記導電層の上面が、前記拡散層の下面よりも20nm以上深い位置にあることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記半導体基板の上面から、前記第二の溝部に埋め込まれた前記導電層の上面までの深さが、前記半導体基板の上面から前記第二の溝部底部までの深さの0.8倍以下であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の半導体装置。
  8. 半導体基板において素子分離領域によって複数の活性領域が区画されると共に、半導体基板内に埋め込まれたワード線を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体基板に、第一の溝部と前記第一の溝部よりも幅の狭い第二の溝部とを形成する第一工程と、
    ゲート絶縁膜を介して導電層を埋め込むことにより、前記第一の溝部にワード線を形成すると共に、前記第二の溝部に素子分離領域を形成する第二工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記第一工程の前に第二の溝部上部を形成し、
    前記第一工程において、前記第一の溝部を形成すると同時に、前記第二の溝部上部の底面をさらに深く掘り下げて第二の溝部下部を形成することにより、前記第一の溝部よりも深い第二の溝部を形成することを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第一工程の前に、第二の溝部上部の内壁側面を覆うように上部ゲート絶縁膜を形成し、
    前記第二工程において、前記第一の溝部内壁面および前記第二の溝部下部内壁面を覆うように前記ゲート絶縁膜をそれぞれ形成するとともに、前記上部ゲート絶縁膜の膜厚をさらに大きくして前記ゲート絶縁膜よりも厚くすることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第二工程の後に、前記第二の溝部に埋め込んだ前記導電層の上面を、前記第一の溝部に埋め込んだ前記導電層の上面よりも深い位置になるまでエッチバックすることを特徴とする、請求項8乃至10のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第二工程の後に、前記半導体基板内において隣接する前記第一の溝部同士の間に設けられたピラーの上部および隣接する前記第一の溝部と前記第二の溝部との間に設けられたピラーの上部に拡散層を形成する工程と、
    前記第二の溝部に埋め込んだ前記導電層の上面が前記拡散層の下面よりも深い位置に位置するように、前記エッチバックの量および/または前記拡散層の形成領域の深さを調整する工程を有することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第二の溝部に埋め込まれた前記導電層の上面を、前記拡散層の下面よりも20nm以上深い位置に位置するように、前記エッチバックの量および/または前記拡散層の形成領域の深さを調製することを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記半導体基板の上面から、前記第二の溝部に埋め込まれた前記導電層の上面までの深さを、前記半導体基板の上面から前記第二の溝部底部までの深さの0.8倍以下となるように、前記エッチバックの量を調製することを特徴とする請求項12または請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
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