JP2012123113A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高精度部品や複雑な制御機構を必要としないで小型化に対応しつつ、左レジを補正することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 定着部材12と、レジストローラ対15と、レジストローラ対15のシート搬送方向Eの上流側に配置され、シート幅方向Mに対してシートPの先端が最大でズレる先端ズレ量を導出する先端ズレ量導出手段と、レジストローラ対15のシート搬送方向Eの下流側に配置され、画像を担持する感光体ドラム3と、感光体ドラム3に静電像を書き込む光学系2と、先端ズレ量導出手段の導出結果に基づいて、シート搬送方向Eに対してシートPの両側端が最大でズレる側端ズレ量を導出する側端ズレ量導出手段と、側端ズレ量導出手段の導出結果に基づいて、光学系2が感光体ドラム3に静電像を書き込む書き込み位置をシート幅方向Mで調整する調整手段と、を備える画像形成装置を構成した。
【選択図】 図5

Description

本発明は、シートの搬送状態を検知する検知装置を備える画像形成装置に関する。
画像形成装置に内蔵されるシート搬送装置は、シートをピックアップするときにシートのシート幅方向の中央部付近のみに当接して搬送するので、シートの向きがシート搬送方向に対して傾いてしまう(シートの斜行)。このシートの斜行を補正する手段がいくつかあるが、シートの斜行が補正されても、シートに書かれる画像のシートの端部(紙端)に対する位置(以下、「左レジ」という)がズレてしまう。この左レジのズレを補正する方法として、特許文献1及び2に記載の発明が開示されている。
特許文献1に記載の発明は、シートの搬送方向と平行に延びた規制面を有し、斜送ローラによってシートを規制面に突き当てることにより、シートの斜行及び左レジの補正をする画像形成装置に関する発明である。
特許文献2に記載の発明は、センサによってシートのシート幅方向のズレを検知し、横レジストローラによってシートをシート幅方向に移動して、左レジを補正する画像形成装置に関する発明である。
特開2008−030883号公報 特開2000−280554号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、シートの1辺全体が規制面に当たるまでに規制面が一定以上の搬送距離を有する必要がある。これでは、装置の小型化が難しい。
また、特許文献2に記載の発明では、センサによってシートのシート幅方向のズレを検知するには、イメージセンサ等の高精度な部品が必要となる。加えて、横レジストローラによってシートをシート幅方向に移動するには、複雑な制御機構が必要となる。
本発明は、上記実情に鑑み、高精度な部品や複雑な制御機構を必要としないで小型化に対応しつつ、左レジを補正することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、シートを搬送する搬送手段と、搬送されるシートの斜行を補正する補正手段と、前記補正手段よりもシート搬送方向の上流側に配置され、シート搬送方向と直交するシート幅方向に対してシートの先端が最大でズレる先端ズレ量を導出する先端ズレ量導出手段と、前記補正手段よりもシート搬送方向の下流側に配置され、画像を担持する像担持体と、前記像担持体に対して静電像を書き込む露光手段と、前記先端ズレ量導出手段の導出結果に基づいて、シート搬送方向に対してシートの両側端が最大でズレる側端ズレ量を導出する側端ズレ量導出手段と、前記側端ズレ量導出手段の導出結果に基づいて、前記露光手段が前記像担持体に静電像を書き込む書き込み位置をシート幅方向で調整する調整手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、シートのシート幅方向の位置ズレを直接に検知するセンサを追加しなくても、シートのシート搬送方向の位置ズレからシートのシート幅方向の位置ズレが導出される。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 定着装置及び排出口の周辺の構成を示す拡大断面図等である。 図2(c)のC−C線に沿う断面図等である。 シート、第1〜第3センサレバーの配置関係を示す断面図である。 シート、第1〜第3センサレバーの配置関係を示す正面図である。 シート、第1〜第3センサレバーの配置関係を示す断面図である。 シート、第1〜第3センサレバーの配置関係を示す正面図である。 シート、第1〜第3センサレバーの配置関係を示す断面図である。 シート、第1〜第3センサレバーの配置関係を示す正面図である。 シート、第1〜第3センサレバーの配置関係を示す断面図である。 シート、第1〜第3センサレバーの配置関係を示す正面図である。 2つのフォトインタラプタ、第1センサレバー、第2センサレバー、第3センサレバーの検知のタイミングを示すタイミングチャート等である。 シートの先端斜行量、及び、シートの左レジ斜行量を示す平面図等である。 第2センサレバー及び第3センサレバーの位置関係を示す断面図等である。 左レジの移動量の算出の工程を示す概念図である。 実施例2に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。
以下、図面を参照して、この発明を実施するための形態を実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置100の構成を示す断面図である。画像形成装置100は、電子写真画像形成プロセスを利用した両面印刷機能を有する画像形成装置(例えば、レーザビームプリンタ)である。図1に示されるように、画像形成装置100は画像形成装置本体(以下、単に『装置本体』という)100Aを有し、この装置本体100Aの内部には、画像を形成する画像形成部51が設けられる。画像形成部51は、『像担持体』である『電子写真感光体』としての感光体ドラム3、『転写装置』である転写ローラ9等を含む。
装置本体100Aの内部には、プロセスカートリッジ16が配置され、その内部には、画像を担持する感光体ドラム3が配置されている。感光体ドラム3の右方には、感光体ドラム3に対して静電像を書き込む『露光手段』である光学系2が配置されている。コントローラ50の制御によって、感光体ドラム3の表面が帯電部によって帯電される。そして、コントローラ50は、光学系2から画像情報に基づいたレーザ光を、帯電されたドラム形状の感光体ドラム3の端部から所定寸法離れた位置を端部とする既定の書き出し位置から照射して感光体ドラム3に静電像(静電潜像)を形成する。
なお、「左レジ」とは、シートPに書かれる画像のシートPの端部(紙端)に対する位置をいう。光学系2が感光体ドラム3に対して静電像を書き込む場合には、コントローラ50は、その左レジを加味して感光体ドラム3の軸方向の位置に基づいて、光学系2が感光体ドラム3に対してレーザ光を照射するように制御する。そして、コントローラ50は、感光体ドラム3の表面の静電像を(不図示)を用いて現像してトナー像を形成する。レーザ光の端部からの書き出し位置は『制御手段』であるコントローラ50の制御により可変である。
一方で、シート搬送装置101は、シートPをその内部に積載する給送トレイ5と、ピックアップローラ6と、分離パッド19と、を備え、積載されたシートPから1枚ずつピックアップして画像形成部51へと給送する給送機構を構成する。
シート搬送装置101より送られたシートPは、搬送ローラ7、搬送コロ8からなる搬送ローラ対から転写部に搬送される。転写部において、感光体ドラム3に形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ9に電圧印加することによってシートPに転写する。そのシートPを定着入口ガイド10でガイドして定着装置52(定着手段)へと搬送する。この定着装置52は、加圧ローラ11、及び、ヒータを内蔵する定着部材12からなり、通過するシートPに熱及び圧力を印加して転写トナー像をシートPに定着させる。これと共に、『搬送手段』である定着部材12は、シートPを搬送する機能をも有する。そして、前述のシートPは排出ローラ対13で搬送され、排出部14へ排出される。
次に、両面印字を行う動作を説明する。加圧ローラ11及び定着部材12(定着手段)の間の定着ニップ、及び、排出ローラ対13の間には、第1センサレバー20が配置されている。シートPの先端が第1センサレバー20で検知されると、シートPが排出ローラ対13へと搬送される。そして、第1センサレバー20がシートPを検知した後の所定時間の経過後に排出ローラ対13が反転し、シートPが両面搬送路17へと搬送され、レジストローラ対15へと搬送される。
『補正手段』であるレジストローラ対15は、搬送されるシートPの斜行を補正するローラ対である。前述の感光体ドラム3は、レジストローラ対15よりも『シート搬送方向』であるシート排出方向Xの下流側に配置される(特に両面印刷時を想定)。レジストローラ対15は、斜行量検知装置150よりもシート反転方向Yで下流側に配置され、搬送されるシートPの斜行を補正する。このレジストローラ対15の動作に関して以下に説明する。レジストローラ対15はクラッチ(不図示)により制御されている。シートPが搬送されて来るときにレジストローラ対15は静止しており、静止しているレジストローラ対15にシートPは突き当たり、さらに押し込まれる際、ループを作りながら、シートPの先端が整えられることにより、斜行は補正される。そして、一定の時間後、クラッチ制御により、レジストローラ対15が回転し始め、シートPは再び搬送され、給送フレーム18から再び搬送ローラ対である搬送ローラ7及び搬送コロ8に搬送される。そして、2面目に関しても1面目と同様に転写、定着の過程を経て、排出部14へ排出する。また、斜行を補正するレジストローラ対15については、一定の反力を持ち、回動するシャッタ部材による斜行の補正の構成でも成り立つ。
一方、プロセスカートリッジ16は、すでに述べたように感光体ドラム3と、少なくとも一つのプロセス手段を一体的にカートリッジ化し、このプロセスカートリッジ16を装置本体100Aに対して着脱可能にしたものである。ここで、プロセス手段としては、たとえば感光体ドラム3を帯電させる帯電手段、感光体ドラム3に形成された静電像を現像するための現像手段、感光体ドラム3の表面に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段等である。
また、装置本体100Aの内部には、感光体ドラム3等の内部機器の駆動を制御する『制御手段』であるコントローラ50が配置されている。コントローラ50は、『先端ズレ量導出手段』の一部である『第1算出手段』、『側端ズレ量導出手段』である『第2算出手段』、及び、『調整手段』を有する。
『第1算出手段』である先端ズレ量算出部50aは、後述する『タイミング検知手段』が検知したタイミングの差分に基づいて、シートPの先端ズレ量を算出する。ここで、フォトインタラプタ28が第1センサレバー20に対するシートPの先端の当接を検知した時点を第1タイミングとする。また、フォトインタラプタ29が第2及び第3センサレバー21、22の両方に対するシートPの先端の当接を検知した時点を第2タイミングとする。この場合に、先端ズレ量算出部50aは、第1タイミング及び第2タイミングの間の時間差を算出する。側端ズレ量算出部50bは、このような第1タイミング及び第2タイミングの時間差、並びに、シートPの搬送速度に基づいて、シートPの先端ズレ量を算出する。なお、フォトインタラプタ28は、図2(b)に記載される。
『第2算出手段』としての側端ズレ量算出部50bは、先端ズレ量算出部50aの導出結果(算出結果)に基づいて、シート搬送方向Eに対してシートPの両側端が最大でズレる側端ズレ量を導出する制御手段である。判断部50cに関しては後述する。
『調整手段』である調整部50dは、側端ズレ量算出部50bの導出結果(算出結果)に基づいて、光学系2が感光体ドラム3に静電像を書き込む書き込み位置をシート幅方向Mで調整する制御手段である。そして、コントローラ50は、側端ズレ量算出部50bの算出結果に基づいて、光学系2が感光体ドラム3に対して静電像を書き込む書き込み位置をシート幅方向Mで調整する。
図2(a)は、定着装置52及び排出口の周辺の構成を示す拡大断面図である。図2(b)は、図2(a)の矢印Bの方向から見た第1センサレバー20、第2センサレバー21、第3センサレバー22等の配置関係を示す側面図である。図2(c)は、図2(a)の矢印Gの方向から見た第1センサレバー20、第2センサレバー21、第3センサレバー22等の配置関係を示す側面図である。なお、図2(b)及び図2(c)は、装置本体100Aのフレーム等は除去して記載されている。
図2(a)に示される『先端ズレ量導出手段』である斜行量検知装置150は、レジストローラ対15よりもシート搬送方向Eの上流側に配置され、シート搬送方向Eと直交するシート幅方向Mに対してシートPの先端が最大でズレる先端ズレ量を導出する。詳しくは、斜行量検知装置150は、『複数の突出部材』である第1〜第3センサレバー20〜22を有する。第1〜第3センサレバー20〜22は、シートが搬送される搬送路に向かって突出し、互いにシート搬送方向Eに対して傾斜角度が異なる。また、斜行量検知装置150は、定着部材12、及び、定着部材12よりもシート搬送方向Eの下流側に配置されてシートPを排出する場合に正転してシートPを両面搬送路17に搬送する場合に反転する『正反転ローラ』である排出ローラ対13の間に配置される。
図2(b)に示されるように、斜行量検知装置150は、『第1突出部材』である第1センサレバー20を有する。第1センサレバー20は、シートPが搬送されるシート搬送路500のシート幅方向Mの中央側に配置され、シート搬送路に向かって突出して搬送中のシートPの先端が当接するレバーである。第1センサレバー20は、回転中心23を中心として回転自在となっている。第1センサレバー20には、一端に、『第1被当接手段』であるシート当接部20aが設けられ、他端に、遮光部20cが設けられる。シート当接部20aは、搬送されるシートPの先端から当接されて回動する部位である。
斜行量検知装置150は、『第2突出部材』である第2センサレバー21を有する。第2センサレバー21は、シート搬送路500のシート幅方向Mの一端側に配置され、シート搬送路に向かって突出して搬送中のシートPの先端が当接するレバーである。第2センサレバー21は、回転中心24を中心として回転自在となっている。第2センサレバー21には、一端に、『第2被当接手段』であるシート当接部21aが設けられ、他端に、リンク当接部21bが設けられる。シート当接部21aは、搬送されるシートPの先端から当接されて回動する部位である。
斜行量検知装置150は、『第3突出部材』である第3センサレバー22を有する。第3センサレバー22は、シート搬送路500のシート幅方向Mの他端側に配置され、シート搬送路に向かって突出して搬送中のシートPの先端が当接するレバーである。第3センサレバー22は、回転中心25を中心として回転自在となっている。なお、前述の回転中心24、25は、回転中心23とほぼ同軸に配置されている。第3センサレバー22は、第2センサレバー21に対するシートPの当接位置よりもシート排出方向Xの下流側の位置に配置される。第3センサレバー22には、一端に、『第3被当接手段』であるシート当接部22aが設けられ、他端に、リンク当接部22bが設けられる。シート当接部22aは、搬送されるシートPの先端から当接されて回動する部位である。
斜行量検知装置150は、第1〜第3センサレバー20〜22が動作するタイミングを検知する『タイミング検知手段』を有する。
斜行量検知装置150は、『タイミング検知手段』の一部である『第1先端検知手段』としてのフォトインタラプタ28(フォトセンサ)を有する。フォトインタラプタ28は、第1センサレバー20にシートPの先端が当接したことを検知するセンサである。
斜行量検知装置150は、『タイミング検知手段』の一部である『リンク手段』としてのリンク部材26を有する。リンク部材26は、第2センサレバー21及び第3センサレバー22の両方にシートPの先端が当接した時点で動作するリンクである。そして、リンク部材26は、シート当接部21a及びシート当接部22aの動作と共に動作していく。リンク部材26は、回転中心27を中心として回転自在に配置されている。リンク部材26は、一端に第2センサレバー21のリンク当接部21bに当接するセンサレバー当接部26aを有すると共に、他端に第3センサレバー22のリンク当接部22bに当接するセンサレバー当接部26bを有する。また、リンク部材26は、センサレバー当接部26a及びセンサレバー当接部26bの間の領域で、回転中心27から外方へと延びる遮光部26cを有している。遮光部26cは、第2センサレバー21及び第3センサレバー22が共に回動したときに連動して回動する。
斜行量検知装置150は、『タイミング検知手段』の一部である『第2先端検知手段』としてのフォトインタラプタ29(フォトセンサ)を有する。フォトインタラプタ29は、リンク部材26が所定量の動作を行ったことを検知するセンサである。
図2(c)に示されるように、第3センサレバー22のシート当接部22a、第1センサレバー20のシート当接部20a、第2センサレバー21のシート当接部21aの順に先端が高い位置に配置されている。
図3(a)は、図2(c)のC−C線に沿う側面図である。図3(b)は、図2(c)のD−D線に沿う断面図である。図3(c)は、図2(c)のE−E線に沿う断面図である。まず、図3(b)に示されるように、第1センサレバー20は、一端にシート搬送パスに突出したシート当接部20aを有すると共に、他端にフォトインタラプタ28を遮光する遮光部20bを有している。また、図3(a)に示されるように、第2センサレバー21は、一端にシート搬送パスに突出したシート当接部21aを有すると共に、他端にリンク当接部21bを有している。さらに、図3(c)に示されるように、第3センサレバー22は、一端にシート搬送パスに突出したシート当接部22aを有すると共に、他端にリンク当接部22bを有している。
ここで、第1センサレバー20のシート当接部20aが水平面と成す角度をαb、第2センサレバー21のシート当接部21aが水平面と成す角度をαa、第3センサレバー22のシート当接部22aが水平面と成す角度をαcとする。この場合に、角度の大小関係は、αa<αb<αcとなっている。したがって、シート当接部21aは第1センサレバー20のシート当接部20aよりもシート排出方向Xの上流側に配置される。また、シート当接部22aはシート当接部20aよりもシート排出方向Xの下流側に配置される。
このことから、シートPがシート排出方向Xへと搬送されると、シートPは、まず第2センサレバー21のシート当接部21aに当接し、次に第1センサレバー20のシート当接部20aに当接し、最後に第3センサレバー22のシート当接部22aに当接する。
また、図2(c)に示されるように、シート当接部21aはシート当接部20aよりもシート幅方向Mの左側に、シート当接部22aはシート当接部20aよりもシート幅方向Mの右側に、配置されている。次に、図4〜図11を参照しつつ、シートPが遮光していない場合に関して、斜行量検知装置150の動作に関して説明する。なお、図4〜図11は、シートPが3つのセンサレバーを通過するときの夫々の位置を示した図である。
図4は、シートP及び第1〜第3センサレバー20〜22の配置関係を示す断面図である。図4(a)は、シートPが第2センサレバー21に当接した状態を示す断面図である。図4(b)は、シートPが第1センサレバー20に当接していない状態を示す断面図である。図4(c)は、シートPが第3センサレバー22に当接していない状態を示す断面図である。シートPは、給送トレイ5から給送され、転写部、定着部の過程を経ると図4(a)〜(c)の状態に移行する。図5は、フレームを外し、シートP、第2センサレバー21、第1センサレバー20、第3センサレバー22の位置関係を示す正面図である。なお、図5は、図4(a)〜(c)を矢印Rの方向から見た断面図に相当する。図5に示されるように、シートPは、シート当接部21aにのみ当接している。
図4(a)の状態では、第2センサレバー21のシート当接部21aの水平面に対する角度がαa−1になっている。図4(a)の状態では、第1センサレバー20のシート当接部20aの水平面に対する角度がαb−1になっている。図4(a)の状態では、第3センサレバー22のシート当接部22aの水平面に対する角度がαc−1となっている。以下、この手の水平面に対する角度に関しては、単に「角度」という。
図4(a)〜(c)及び図5の状態では、シートPの先端は、第2センサレバー21のシート当接部21aに当接する。しかしながら、シートPの先端は、第1センサレバー20のシート当接部20a及び第3センサレバー22のシート当接部22aには当接していない。
図6は、シートP及び第1〜第3センサレバー20〜22の配置関係を示す断面図である。図6(a)は、シートP及び第2センサレバー21の位置関係を示す断面図である。図6(b)は、シートP及び第1センサレバー20の位置関係を示す断面図である。図6(c)は、シートP及び第3センサレバー22の位置関係を示す断面図である。図7は、フレームを外し、シートP、第2センサレバー21、第1センサレバー20、第3センサレバー22の位置関係を示す正面図である。なお、図7は、図6(a)〜(c)を矢印Sの方向から見た断面図に相当する。図7に示されるように、シートPは、シート当接部21a及びシート当接部20aに当接している。
図6(a)〜(c)及び図7の状態では、シートPの先端は、第2センサレバー21のシート当接部21aに当接している。同時に、シートPの先端は、第1センサレバー20のシート当接部20aに当接する。しかしながら、シートPの先端は、第3センサレバー22のシート当接部22aには当接していない。
また、図4(a)から図6(a)へと移行する過程で、シートPが搬送されるに従って、第2センサレバー21が回転し、第2センサレバー21は、角度αa−1から角度αa−2に回動する。そして、第2センサレバー21の他端のリンク当接部21bは、リンク部材26のセンサレバー当接部26aから退避する。この一方で、第3センサレバー22の他端のリンク当接部22bは、リンク部材26のセンサレバー当接部26bを支持している。すなわち、リンク部材26は、センサレバー当接部26bがリンク当接部22bで支持されているために、図6(c)及び図7に示されるように静止したままである。
図8は、シートP及び第1〜第3センサレバー20〜22の配置関係を示す断面図である。図8(a)は、シートP及び第2センサレバー21の位置関係を示す断面図である。図8(b)は、シートP及び第1センサレバー20の位置関係を示す断面図である。図8(c)は、シートP及び第3センサレバー22の位置関係を示す断面図である。図9は、フレームを外し、シートP、第2センサレバー21、第1センサレバー20、第3センサレバー22の位置関係を示す正面図である。なお、図9は、図8(a)〜(c)を矢印Tの方向から見た断面図に相当する。図9に示されるように、シートPは、シート当接部21a、シート当接部20a及びシート当接部22aに当接している。
図8(a)〜(c)及び図9の状態では、シートPの先端は、第2センサレバー21のシート当接部21a、第1センサレバー20のシート当接部20a、第3センサレバー22のシート当接部22aに当接している。
また、図6(a)から図8(a)へと移行する過程で、シートPが搬送されるに従って、第2センサレバー21が更に回転し、第2センサレバー21は、角度αa−2から角度αa−3に回動する。同時に、第1センサレバー20が回転し、第1センサレバー20は、角度αb−1から角度αb−2に回動する。そして、第1センサレバー20の遮光部20bがフォトインタラプタ28から退避することにより、シートPの先端が検知される。このときに、第3センサレバー22は、まだ回動していない。
図10は、シートP及び第1〜第3センサレバー20〜22の配置関係を示す断面図である。図10(a)は、シートP及び第2センサレバー21の位置関係を示す断面図である。図10(b)は、シートP及び第1センサレバー20の位置関係を示す断面図である。図10(c)は、シートP及び第3センサレバー22の位置関係を示す断面図である。図11は、シートP、第2センサレバー21、第1センサレバー20、第3センサレバー22の位置関係を示す正面図である。なお、図11は、図10(a)〜(c)を矢印Uの方向から見た断面図に相当する。図11に示されるように、シートPは、シート当接部21a、シート当接部20a及びシート当接部22aを通過している。
図10(a)〜(c)及び図11の状態では、シートPの先端は、第2センサレバー21のシート当接部21a、第1センサレバー20のシート当接部20a、第3センサレバー22のシート当接部22aを通過している。
また、図8(a)から図10(a)へと移行する過程で、シートPが搬送されるに従って、シートPが搬送された分だけ第2センサレバー21が更に回転し、第2センサレバー21は、角度αa−3から角度αa−4に回動する。同時に、シートPが搬送された分だけ第1センサレバー20が回転し、第1センサレバー20は、角度αb−2から角度αb−3に更に回動する。同時に、第3センサレバー22がシート当接部22aとの当接位置から回動し、第3センサレバー22は、角度αc−1から角度αc−2に更に回動する。
図10(c)及び図11に示されるように、第3センサレバー22は角度αc−1からαc−2に回動し、第3センサレバー22のリンク当接部22bは、リンク部材26のセンサレバー当接部26bから退避しようとする。センサレバー当接部26bがリンク当接部22bに支持された支持状態から支持解除状態へと移行するために、リンク部材26は自重によって回転し、リンク部材26の遮光部26cがフォトインタラプタ29から退避することにより、シートPの先端が検知される。
図12(a)は、フォトインタラプタ28、フォトインタラプタ29、第1センサレバー20、第2センサレバー21、第3センサレバー22の検知のタイミングを示すタイミングチャートである。図12(a)中のT10は図4及び図5のタイミングと、T11は図6及び図7のタイミングと、T12は図8及び図9のタイミングと、T13は、図10及び図11のタイミングと対応する。
シートPが斜行している場合に関して説明する。シートPが斜行している場合には、シートPが斜行しない場合と同様、シートPの搬送に伴い、第1センサレバー20及び第3センサレバー22が回動し、第1センサレバー20の遮光部20bがフォトインタラプタ28から退避するとシートPの先端が検知される。また、第3センサレバー22が回動し、リンク当接部22bがリンク部材26のセンサレバー当接部26bから退避することにより、リンク部材26に回転運動が発生し、遮光部26cがフォトインタラプタ29から退避とシートPの先端が検知される。
しかし、シートPが斜行している場合には、第1センサレバー20がシートPの先端を検知するタイミングと、第3センサレバー22がシートPの先端を検知するタイミングとの時間差は、斜行していない場合と比べると変わる。こうした斜行量検知装置150により、シートPの斜行量を判別し、シートPの左レジ移動量を算出する方法に関して以下に説明する。
図12(b)は、第1センサレバー20及び第3センサレバー22の位置関係を示す図2(a)の矢印Hの方向から見た側面図である。図12(c)は、図12(b)のF−F線に沿う断面図である。図13(a)は、シートPの先端斜行量d2、及び、シートPの左レジ斜行量dを示す平面図である。図12(c)に示されるように、第1センサレバー20及び第3センサレバー22の間のシート排出方向Xのズレ量をL1mmとする。また、図13(a)に示されるように、シートPに関しては、左レジ斜行量dmm、先端斜行量d2mm、シート排出方向Xに直交するシート幅方向Mのシート幅Lmm、シート排出方向Xのシート長さL2mmとする。図12(b)に示されるように、第1センサレバー20のシート当接部20aと第3センサレバー22のシート当接部22aの距離をKmmとする。図12(a)に示されるように、フォトインタラプタ28とフォトインタラプタ29の検知タイミングのズレの時間をΔt(図14に図示)とする。シートPの搬送速度をVmm/secとする。
図13(b)は、シートPの先端斜行量d2mm、及び、シートPの先端の検知タイミングΔtmsecの関係を示すグラフである。前述の条件下で、フォトインタラプタ28とフォトインタラプタ29でシートPの先端を検知したタイミングのズレ量から、図13(b)に示されるような検知のタイミングのズレ量と先端斜行量d2mmの関係を次式(1)のように、導出できる。図13(a)に示されるように、シートPが右上方向に傾斜したまま上昇して行く場合に、シートPの前辺の傾斜角度をθ1とすると、d2=L×tanθ1となる。そのtanθ1は、第1センサレバー20及び第3センサレバー22のシート排出方向Xの距離差分L1、及び、第1センサレバー20の中心及び第3センサレバー22の端部の間の距離Kから、tanθ1=L1/Kとなる。したがって、d2=L×tanθ1=L×L1/K=LL1/Kとなる。
また、シートPが右上方向に傾斜したまま上昇していく場合の傾斜量を+で表示すると、d2=+LL1/Kとなり、シートPが左上方向に傾斜したまま上昇していく場合の傾斜量を−で表示すると、d2=−LL1/Kとなる。また、d2=−LL1/Kのときには、検知タイミングΔt=0となる。さらに、先端斜行量d2mmが0mmの場合には、図12(c)を考慮すると、検知タイミングΔt=L1/Vとなる。これらを考慮してグラフを作成すると、図13(b)のグラフが書ける。
このようなグラフから、先端斜行量d2mmに関しては、次式(1)を導出することができる。(数1)d2=(V・Δt−L1)L/K・・・(1)。
左レジ斜行量dは、図13(a)に示されるように、シートPが右上方向に傾斜したまま上昇していく場合に、シートPの右辺の傾斜角度をθ2とすると、d=L2×tanθ2となる。そのtanθ2=d2/Lである。このために、d=L2×d2/L=L2d2/Lとなる。
その結果、左レジ斜行量dmmに関しては、次式(2)を導出することができる。左レジ斜行量dmmの向きと量が判別できる。(数2)d=d2・L2/L・・・(2)。
ただし、図13(b)に示される先端斜行量d2mmと検知タイミングΔtmsecとの関係が成り立つためには、シートPが第2センサレバー21のシート当接部21aに他のセンサレバー2022のシート当接部20a、22aよりも先に当接する必要がある。
図14(a)は、第2センサレバー21及び第3センサレバー22の位置関係を示す一部断面図である。前述のように、シートPが最初に第2センサレバー21のシート当接部21aに当接するようにするためには、第2センサレバー21と第3センサレバー22のシート排出方向Xのズレ量L3mmが、シートPに生じ得る先端斜行量d2mm以上に配置されれば良い。
図14(b)は、シートPの最大先端斜行量d2max、及び、シートPの最大左レジ斜行量dmaxを示す平面図である。図14(b)に示されるように、搬送路横幅をRmm、最大先端斜行量をd2max mm、最大左レジ斜行量をdmax mmとする。
そうすると、最大左レジ斜行量dmaxは、次式(3)から導出される。(数3)dmax=R−L・・・(3)。
また、最大先端斜行量d2maxは、次式(4)から導出される。(数4)d2max=L・dmax/L2・・・(4)。
このために、最大先端斜行量d2maxは、次式(5)で表される。(数5)d2max=L・(R−L)/L2・・・(5)。
よって、第2センサレバー21と第3センサレバー22のシート排出方向Xのズレ量L3をd2max mm以上で配置する必要がある。
図15は、左レジの移動量の算出の工程を示す概念図である。図15中で、実線の四角は、斜行して搬送されるシートPの位置を表しており、破線の四角は、斜行してない時のシートPの位置を表している。図15(a)に示されるように、シートPは、左レジ斜行量dmmの状態で斜行して給送されている。図15(b)に示されるように、シートPは、斜行量及び左レジは変化せず、排出ローラ対13の反転により、両面搬送路17へ搬送される。
図15(c)に示されるように、シートPは、斜行量、左レジを保ったままシートPの突出している側の先端がレジストローラ対15に当接する。図15(d)に示されるように、シートPは,静止しているレジストローラ対15にシートPは突き当たり、さらに押し込まれる際、ループを作りながら、シートPの先端が整えられる。これにより、シートPの斜行は補正され、一定の時間後、クラッチ制御により、レジストローラ対15が回転し始め、シートPは再び搬送される。これにより左レジは(d+α)mm移動する。ただし、αは無視できるほど微少なため、左レジは斜行量と同じ、dmmと算出することができる。
算出された左レジの移動量から、画像処理手段により、シート幅方向Mの画像書き出し位置を光学系2で調整することにより、所定の左レジの位置で画像を書くことができる。
次に、第1センサレバー20、第2センサレバー21、及び、第3センサレバー22の機能について説明する。まず、第1センサレバー20は、搬送路の中央付近に配置されている(図3参照)。そして、シートPが搬送されて第1センサレバー20のシート当接部20aに当接することで第1センサレバー20がシートPの先端を検知した場合には、コントローラ50は、シートPが搬送されていることを判断する。
また、シートPが給送された後に一定の時間を過ぎてもシートPが第1センサレバー20のシート当接部20aに当接しないで第1センサレバー20がシートPの先端を検知しない場合には、コントローラ50は、シートPがJAMと判断する。このように、シートPの給送から一定の時間内でのシートPの検知の有無によって、シートPのJAMの検知が行われる。
コントローラ50は、『判断手段』である判断部50c(図1参照)を有する。判断部50cは、フォトインタラプタ29がリンク部材26の所定量の動作を検知した場合には、搬送されるシートPが所定のシート幅以上であると判断する。また、判断部50cは、フォトインタラプタ29がリンク部材26の所定量の動作を検知しない場合には、搬送されるシートPが所定のシート幅未満であると判断する。このように、判断部50cは、搬送されるシートPが所定のシート幅を超えるか否かを判断する(図1参照)。この判断部50cの判断に関して以下に説明する。第2センサレバー21のシート当接部21a、及び、第3センサレバー22のシート当接部22aは、シート幅方向Mの端部側すなわち搬送可能なシートPの左右幅近傍に配置されている(図2(b)及び図2(c)参照)。シートPにおけるシート排出方向Xに直交するシート幅方向Mのシート幅が第2センサレバー21及び第3センサレバー22の間の幅よりも短い場合には、以下のようになる。すなわち、シートPの先端は第2センサレバー21のシート当接部21aもしくは第3センサレバー22のシート当接部22aに当接しないために、シートPの先端が検知されない。
反対に、シートPにおけるシート排出方向Xに直交するシート幅方向Mのシート幅が第2センサレバー21及び第3センサレバー22の間の幅よりも長い場合には、以下のようになる。すなわち、シートPの先端は第2センサレバー21のシート当接部21aおよび第3センサレバー22のシート当接部22aに当接するために、シートPの先端が検知される。
この検知の有無により、搬送されるシートPがある一定のシート幅を下回ることが検知された場合には、定着手段における、非通紙面における過剰昇温を防止するよう、コントローラ50による画像形成装置の動作制御の切替えが行われる。
図16は、実施例2に係る画像形成装置200の構成を示す断面図である。実施例2の画像形成装置200及び装置本体200Aの内部の構成のうち実施例1の画像形成装置100と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。実施例2の画像形成装置200が実施例1の画像形成装置100と異なる点は、以下の点である。すなわち、実施例2の画像形成装置200では、斜行量検知装置150の配置は、給送手段よりもシート排出方向Xの下流側に配置されると共に、転写手段や像担持体よりもシート排出方向Xの上流側に配置される点である。
図16に示されるように、画像形成装置200では、多段オプションで、装置本体200Aの内部には、斜行量検知装置150が配置されている。斜行量検知装置150は、シートPを給送する『給送手段』であるピックアップローラ216、226よりもシート排出方向Xの下流側、かつ、『転写手段』である転写ローラ9や『像担持体』である感光体ドラム3よりもシート排出方向Xの上流側に配置される。
シートPが多段オプションで給送搬送路S1及び給送搬送路S2から給送される。すなわち、シートPは、給送トレイ211、221からピックアップローラ216、226で1枚ずつ給送搬送路S1、S2へと送られる。給送搬送路S1には『搬送手段』である搬送ローラ対217、218が配置され、給送搬送路S2には『搬送手段』である搬送ローラ対227、228が配置されている。シートPは、搬送ローラ対217、218を経由すると、『先端ズレ量導出手段』である斜行量検知装置150へと到達する。シートPは、斜行量検知装置150で斜行量が検知された後に、『補正手段』であるレジストローラ対230によって斜行が補正される。コントローラ50は、検知した斜行量と向きから計算式により、左レジの移動量を算出する。コントローラ50は、シート幅方向Mの書き出し位置を調整し、所定の左レジの位置で画像を書く。
実施例1及び2の構成によれば、 シートPのシート幅方向Mの位置ズレを直接に検知するセンサを追加しなくても、シートPのシート幅方向Mの位置ズレを検知することができ、給送時の斜行量によらずに、安定した左レジ値で画像を出力することができる。その結果、高精度な部品や複雑な制御機構を必要としないで小型化に対応して、左レジを補正することができる。
また、先端斜行量の検知から左レジ斜行量を算出するために、シートPのシート幅方向Mの位置ズレを直接的に検知するセンサが不要となる。また、そのように算出された左レジ斜行量に基づいて像担持体に対して光学系2が画像を書き込むために、シートPのシート幅方向Mの位置ズレを補正する補正手段が不要となる。
実施例1及び2では、第1センサレバー20にてJAMの検知が可能であり、また、シートに当接する搬送可能なシートPの左右幅近傍に配置された第2センサレバー21及び第3センサレバー22の各々を第1センサレバー20の上流と下流に配置する。この結果、第2センサレバー21、第3センサレバー22にて、ある一定のシート幅を超えるかどうかを検知することが可能である。
また、これら検知手段を使用し、フォトインタラプタ28とフォトインタラプタ29でシートPの先端を検知したタイミングのズレ量から、簡単に斜行の向きと斜行量を確実に検知することができる。この結果、特別なセンサを追加することなく、低コストで斜行の検知ができる。
実施例2の構成によれば、1面目の画像の書き出し位置を所定の左レジの位置で書くことができる。
なお、実施例1及び2の構成では、『先端ズレ量導出手段』は、シートPの先端ズレ量の導出と同時に、シートPの斜行方向を導出可能であることはいうまでもない。また、『側端ズレ量導出手段』は、シートPの側端ズレ量と同時に、シートPがシート幅方向でズレるズレ方向を導出可能であることはいうまでもない。
2 光学系(露光手段)
3 感光体ドラム(像担持体)
12 定着部材(搬送手段)
15 レジストローラ対(補正手段)
20 第1センサレバー(第1突出部材)(突出部材)(先端ズレ量導出手段)
21 第2センサレバー(第2突出部材)(突出部材)(先端ズレ量導出手段)
22 第3センサレバー(第3突出部材)(突出部材)(先端ズレ量導出手段)
26 リンク部材(リンク手段)(タイミング検知手段)
28 フォトインタラプタ(第1先端検知手段)(タイミング検知手段)(先端ズレ量導出手段)
29 フォトインタラプタ(第2先端検知手段)(タイミング検知手段)(先端ズレ量導出手段)
50 コントローラ(制御手段)
50a 先端ズレ量算出部(第1算出手段)(先端ズレ量導出手段)
50b 側端ズレ量算出部(第2算出手段)(側端ズレ量導出手段)
50c 判断部(判断手段)
50d 調整部(調整手段)
100 画像形成装置
150 斜行量検知装置(先端ズレ量導出手段)
200 画像形成装置
217、218 搬送ローラ対(搬送手段)
227、228 搬送ローラ対(搬送手段)
230 レジストローラ対(補正手段)
E シート搬送方向
X シート排出方向(シート搬送方向)
Y シート反転方向(シート搬送方向)
M シート幅方向M
P シートP

Claims (7)

  1. シートを搬送する搬送手段と、
    搬送されるシートの斜行を補正する補正手段と、
    前記補正手段よりもシート搬送方向の上流側に配置され、シート搬送方向と直交するシート幅方向に対してシートの先端が最大でズレる先端ズレ量を導出する先端ズレ量導出手段と、
    前記補正手段よりもシート搬送方向の下流側に配置され、画像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対して静電像を書き込む露光手段と、
    前記先端ズレ量導出手段の導出結果に基づいて、シート搬送方向に対してシートの両側端が最大でズレる側端ズレ量を導出する側端ズレ量導出手段と、
    前記側端ズレ量導出手段の導出結果に基づいて、前記露光手段が前記像担持体に静電像を書き込む書き込み位置をシート幅方向で調整する調整手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記先端ズレ量導出手段は、
    シートが搬送される搬送路に向かって突出し、互いにシート搬送方向に対して傾斜角度が異なる複数の突出部材と、
    前記複数の突出部材が動作するタイミングを検知するタイミング検知手段と、
    前記タイミング検知手段が検知したタイミングの差分に基づいて、前記先端ズレ量を算出する第1算出手段と、を有し、
    前記側端ズレ量導出手段は、前記第1算出手段の算出結果に基づいて、前記側端ズレ量を算出する第2算出手段を有し、
    前記調整手段は、前記第2算出手段の算出結果に基づいて前記露光手段が前記像担持体に対して静電像を書き込む書き込み位置をシート幅方向で調整することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の突出部材は、
    シートが搬送されるシート搬送路のシート幅方向の中央側に配置され、前記シート搬送路に向かって突出して搬送中のシートの先端が当接する第1突出部材と、
    前記シート搬送路のシート幅方向の一端側に配置され、前記シート搬送路に向かって突出して搬送中のシートの先端が当接する第2突出部材と、
    前記シート搬送路のシート幅方向の他端側に配置され、前記第2突出部材に対するシートの当接位置よりもシート搬送方向の下流側の位置で、前記シート搬送路に向かって突出して搬送中のシートの先端が当接する第3突出部材と、を有し、
    前記タイミング検知手段は、
    前記第1突出部材にシートの先端が当接したことを検知する第1先端検知手段と、
    前記第2突出部材及び前記第3突出部材の両方にシートの先端が当接した時点で動作するリンク手段と、
    前記リンク手段が所定量の動作を行ったことを検知する第2先端検知手段と、を有し、
    前記第1算出手段は、
    前記第1先端検知手段がシートの先端を検知した第1タイミング及び前記第2先端検知手段がシートの先端を検知した第2タイミングの間の時間差、並びに、シートの搬送速度に基づいて、前記先端ズレ量を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2先端検知手段が前記リンク手段の所定量の動作を検知した場合には、搬送されるシートが所定のシート幅以上であると判断し、前記第2先端検知手段が前記リンク手段の所定量の動作を検知しない場合には、搬送されるシートが所定のシート幅未満であると判断する判断手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記先端ズレ量導出手段は、前記搬送手段、及び、前記搬送手段よりもシート搬送方向の下流側に配置されてシートを排出する場合に正転してシートを両面搬送路に搬送する場合に反転する正反転ローラの間に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記先端ズレ量導出手段は、シートを給送する給送手段よりもシート搬送方向の下流側、かつ、前記像担持体の上流側に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記先端ズレ量導出手段は、前記先端ズレ量の他にシートの斜行方向を導出可能であり、
    前記側端ズレ量導出手段は、前記側端ズレ量の他にシートがシート幅方向でズレるズレ方向を導出可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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