JP2012121279A - インクジェット記録方法、および記録物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のインクジェット記録方法は、インクジェット法により、記録媒体上の光輝性を有する第1画像を形成すべき第1領域に光輝性顔料が分散した光輝性インクを付与する第1画像形成工程と、インクジェット法により、前記記録媒体上の色彩を有する第2画像を形成すべき第2領域に色材を含有したカラーインクを付与する第2画像形成工程と、を有し、前記第1領域と前記第2領域との重複領域における前記光輝性インクの単位面積当たりの吐出量は、前記第1領域の前記重複領域以外の領域における前記光輝性インクの単位面積当たりの吐出量よりも少ないことを特徴とする。
【選択図】なし
Description
また、インクジェット法によって光輝性顔料を有するインク(以下、光輝性インクという)を吐出して記録する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。光輝性インクを用いた記録方法によれば、光輝性を有する画像を簡便に形成することができるとともに、種々の画像を容易に形成することができるという利点がある。
本発明のインクジェット記録方法は、インクジェット法により、記録媒体に対して光輝性を有する第1画像を形成すべき第1領域に光輝性顔料が分散した光輝性インクを付与する第1画像形成工程と、
インクジェット法により、前記記録媒体に対して色彩を有する第2画像を形成すべき第2領域に色材を含有したカラーインクを付与する第2画像形成工程と、を有し、
前記第1領域と前記第2領域との重複領域における前記光輝性インクの単位面積当たりの吐出量は、前記第1領域の前記重複領域以外の領域における前記光輝性インクの単位面積当たりの吐出量よりも少ないことを特徴とする。
これにより、光輝性および耐ガス性に優れた画像を記録(形成)することが可能なインクジェット記録方法を提供することができる。
これにより、光輝性および耐ガス性に優れるとともに、色彩性の高い画像を記録(形成)することができる。
本発明のインクジェット記録方法では、前記重複領域を除く前記第1領域における前記光輝性インクの下記式(1)で算出されるdutyで表される吐出量をX[%]、前記重複領域における前記光輝性インクの下記式(1)で算出されるdutyで表される吐出量をY[%]としたとき、1.00<X/Y≦3.00の関係を満足することが好ましい。
duty(%)=実記録ドット数/(縦解像度×横解像度)×100 … (1)
(式(1)中、「実記録ドット数」は単位面積当たりの実記録ドット数であり、「縦解像度」および「横解像度」はそれぞれ単位面積当たりの解像度である。)
これにより、重複領域における画像を含む画像全体の光輝性が低下するのをより効果的に防止することができるとともに、画像全体としての耐ガス性を特に優れたものとすることができる。
これにより、重複領域を除く第1領域に形成される画像の光輝性および耐ガス性をより優れたものとすることができる。
これにより、重複領域において形成される画像の光輝性および耐ガス性をより優れたものとすることができる。
本発明のインクジェット記録方法では、前記第2画像形成工程の後に、前記第1領域に、色材を実質的に含まないクリアインクを付与するクリアインク付与工程を有することが好ましい。
これにより、耐ガス性に優れるとともに、耐擦性に特に優れた画像を記録(形成)することができる。
これにより、光輝性および耐ガス性に優れた画像をより効果的に記録(形成)することができる。
本発明の記録物は、本発明のインクジェット記録方法によって記録されたことを特徴とする。
これにより、光輝性および耐ガス性に優れた画像が記録された記録物を提供することができる。
《インクジェット装置》
まず、本発明のインクジェット記録方法の説明に先立ち、本発明のインクジェット記録方法に適用されるインクジェット装置(液滴吐出装置)の好適な実施形態について説明する。
図1に示すように、記録装置としてのインクジェット式プリンタ1(以下、プリンタ1という)は、フレーム2を有している。フレーム2には、プラテン3が設けられ、プラテン3上には、記録媒体送りモーター4の駆動により記録媒体Pが給送されるようになっている。また、フレーム2には、プラテン3の長手方向と平行に、棒状のガイド部材5が設けられている。
キャリッジ6には、ヘッド9が設けられるとともに、ヘッド9に液体としてのインクを供給するためのインクカートリッジ10が着脱可能に配置されている。インクカートリッジ10内のインクは、ヘッド9に備えられた図示しない圧電素子の駆動により、インクカートリッジ10からヘッド9へと供給され、ヘッド9のノズル形成面に形成された複数のノズルから、プラテン3上に給送された記録媒体Pに対して吐出されるようになっている。これにより記録物を製造することが可能となる。
吐出方法としては、サーマルジェット(バブルジェット(「バブルジェット」は登録商標))方式でもよい。また、従来公知の方法はいずれも使用できる。
次に、本発明のインクジェット記録方法の好適な実施形態について説明する。
本発明のインクジェット記録方法は、記録媒体に光輝性顔料が分散した光輝性インクと色材を含有したカラーインクとを付与して、記録媒体上に画像を記録する方法である。
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、記録媒体上の光輝性を有する第1画像を形成すべき第1領域に光輝性インクを付与する第1画像形成工程と、記録媒体の色彩を有する第2画像を形成すべき第2領域に、インクジェット法により色材を含有したカラーインクを付与する第2画像形成工程とを有している。
本発明は、上述した第1領域と第2領域とが重なり合う重複領域における光輝性インクの単位面積当たりの吐出量が、第1領域の重複領域以外の領域における前記光輝性インクの単位面積当たりの吐出量よりも少ない点に特徴を有している。
<第1画像形成工程>
本工程では、記録媒体を用意し、記録媒体上の光輝性を有する第1画像を形成すべき第1領域に、上述したようなインクジェット装置を用いて、光輝性インクを付与し、記録媒体上の第1領域に第1画像を形成する(第1画像形成工程)。
duty(%)=実記録ドット数/(縦解像度×横解像度)×100 … (1)
(式(1)中、「実記録ドット数」は単位面積当たりの実記録ドット数であり、「縦解像度」および「横解像度」はそれぞれ単位面積当たりの解像度である。)
また、重複領域における、光輝性インクの上記式(1)で算出されるdutyは、20%以上80%以下であるのが好ましく、30%以上70%以下であるのがより好ましい。これにより、重複領域において形成される画像の光輝性および耐ガス性をより優れたものとすることができる。
また、重複領域において、後述するカラーインクに含まれる色材の種類によって、光輝性インクの吐出量が異なるよう構成してもよい。これにより、光輝性および耐ガス性に優れるとともに、色彩性の高い画像を記録(形成)することができる。
記録媒体としては、特に限定されず、例えば、各種の紙、布、フィルム、シート等が挙げられる。
[光輝性インク]
光輝性インクは、光輝性顔料を含有する。光輝性インクに含有される光輝性顔料としては、インクジェット記録方法によって当該インクの液滴を吐出できる範囲内で、任意のものを用いることができる。光輝性顔料は、光輝性インクが樹脂インクの層の上に付着したときに、光輝性を付与する機能を有し、また、付着物に光輝性を付与することもできる。このような光輝性顔料としては、パール顔料や金属粒子があげられる。パール顔料の代表例としては、二酸化チタン被覆雲母、魚鱗箔、酸塩化ビスマス等の真珠光沢や干渉光沢を有する顔料が挙げられる。一方、金属粒子としてはアルミニウム、銀、金、白金、ニッケル、クロム、錫、亜鉛、インジウム、チタン、銅等の粒子を挙げることができ、これらの単体またはこれらの合金およびこれらの混合物から選ばれる少なくとも1種を用いることができる。
本実施形態で使用される光輝性顔料は、光沢度(光輝性)の高さの観点から、銀粒子を用いることが好ましい。以下、光輝性インクの具体例として銀インクを用いて説明する。
上述したように、本実施形態に係る銀インクは、銀粒子を含むものである。このように、銀インクが、銀粒子を含むものであることにより(特に、所定の条件を満足するワックスとともに含むことにより)、優れた金属光沢を有する画像を形成することができる。また、銀は、各種金属の中でも、白色度の高い金属であるため、他色のインクと重ね合わせることにより、金色、銅色等の様々な金属色を表現することができる。
銀粒子は、いかなる方法で調製されたものであってもよく、例えば、銀イオンを含む溶液を用意し、この銀イオンを還元ずることにより、好適に形成することができる。
本発明に係る光輝性インクは、樹脂を含有していても良く、これを含有することで定着性や耐擦性が向上する。樹脂としては、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリメタアクリル酸エステル、ポリエチルアクリル酸、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリブタジエン、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、クロロプレン共重合体、フッ素樹脂、フッ化ビニリデン、ポリオレフィン樹脂、セルロース、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、ポリスチレン、スチレン−アクリルアミド共重合体、ポリイソブチルアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアセタール、ポリアミド、ロジン系樹脂、ポリエチレン、ポリカーボネート、塩化ビニリデン樹脂、セルロースアセテートブチレートなどのセルロース系樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−アクリル共重合体、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン、ロジンエステル等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
本発明にかかる光輝性インクは、水を50質量%以上含む水系インクであっても、水の含有量が50質量%未満である非水系インクであってもよい。
水を50質量%以上含む水系インクである場合、銀粒子の分散性が向上し、形成した画像表面に銀粒子を効果的に配列させることができる。その結果、光輝性および耐ガス性に優れた画像をより効果的に記録(形成)することができる。
本発明に係る光輝性インクは、多価アルコールを含有することが好ましい。多価アルコールは、本実施形態に係るインクをインクジェット式記録装置に適用した場合に、インクの乾燥を抑制し、インクジェット式記録ヘッド部分におけるインクによる目詰まりを防止することができる。
上記の多価アルコールの中でも、インクは、1,2−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパンを含むものであるのが好ましい。これにより、インク中における銀粒子の分散安定性を特に優れたものとすることができ、インクの保存安定性を特に優れたものとすることができるとともに、インクの吐出安定性を特に優れたものとすることができる。
本発明に係る光輝性インクは、グリコールエーテルを含有することが好ましい。グリコールエーテルを含有することにより、記録媒体などの被記録面への濡れ性を高めてインクの浸透性を高めることができる。
グリコールエーテルとしては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテルなどの多価アルコールの低級アルキルエーテルを挙げることができる。この中でも、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを用いると良好な記録品質を得ることができる。インク中におけるグリコールエーテルの含有率は、特に限定されないが、0.2質量%以上20質量%以下であるのが好ましく、0.3質量%以上10質量%以下であるのがより好ましい。
本発明に係る光輝性インクは、アセチレングリコール系界面活性剤またはポリシロキサン系界面活性剤を含有することが好ましい。アセチレングリコール系界面活性剤またはポリシロキサン系界面活性剤は、記録媒体などの被記録面への濡れ性を高めてインクの浸透性を高めることができる。
さらに、本発明に係るインクは、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤などのその他の界面活性剤を含有することもできる。
光輝性インク中における上記界面活性剤の含有率は、特に限定されないが、0.01質量%以上5.0質量%以下であるのが好ましく、0.1質量%以上1.5質量%以下であるのがより好ましい。
本発明に係る光輝性インクは、上記以外の成分(その他の成分)を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、pH調整剤、浸透剤、有機バインダー、尿素系化合物、アルカノールアミン(トリエタノールアミン等)等の乾燥抑制剤、チオ尿素等が挙げられる。
本工程では、記録媒体上の色彩を有する第2画像を形成すべき第2領域にカラーインクを付与し第2画像を形成する(第2画像形成工程)。これにより、本発明の記録物が得られる。
第2領域におけるカラーインクの吐出量は、特に限定されないが、第1領域と重複する重複領域におけるカラーインクの上記式(1)で算出されるdutyで表される吐出量は、10%以上100%以下であるのが好ましく、20%以上80%以下であるのがより好ましい。これにより、優れた光輝性を損なうことなく、色彩性および耐ガス性に特に優れた画像を形成することができる。
カラーインクには、色材が含まれており、カラーインクとしては、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタ、ダークイエロー、レッド、グリーン、ブルー、オレンジ、バイオレット等のインク、ブラックインク、ライトブラックインク等が挙げられる。
色材としては、顔料および染料が挙げられ、通常のインクに使用することができる色材を特に制限なく使用することができる。
本実施形態に使用可能な顔料としては、特に制限されないが、各種公知の顔料が挙げられる。
シアン有機顔料としては、C.I.ピグメントブルー1、2、3、15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、15:34、16、18、22、25、60、65、66、C.I.バットブルー4、60等が挙げられる。
顔料は、平均粒子径が10nm以上200nm以下の範囲にあるものが好ましく、より好ましくは50nm以上150nm以下程度のものが好ましい。本実施形態における顔料の添加量は、1質量%以上25質量%以下程度の範囲が好ましく、より好ましくは3質量%以上20質量%以下の範囲である。
本実施形態における染料の添加量は、1質量%以上25質量%以下程度の範囲が好ましく、より好ましくは3質量%以上20質量%以下の範囲である。
また、カラーインクには、樹脂成分が含まれているのが好ましい。これにより、第2画像の記録媒体に対する密着性をより高いものとすることができる。
カラーインク中における前記樹脂成分の含有量は、0.1質量%以上10質量%以下であるのが好ましく、0.5質量%以上5質量%以下であるのがより好ましい。これにより、発色性の優れた第2画像をより効果的に形成することができる。樹脂成分を含有することによって一層優れた耐ガス性を有するインクとなる。
以上、本発明について、好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[1]光輝性インクの調製
ポリビニルピロリドン(PVP、重量平均分子量10000)を70℃の条件下で15時間加熱して、その後室温で冷却をした。そのPVP1000gを、エチレングリコール溶液500mlに添加してPVP溶液を調整した。別の容器にエチレングリコールを500ml入れ、硝酸銀128gを加えて電磁攪拌器で十分に攪拌をして硝酸銀溶液を調整した。PVP溶液を120℃の条件下でオーバーヘッドミキサーを用いて攪拌しつつ、硝酸銀溶液を添加して約80分間加熱して反応を進行させた。そして、その後室温で冷却をさせた。得られた溶液を遠心分離機で2200rpmの条件下で10分間遠心分離を行った。その後、分離が出来た銀粒子を取り出して、余分なPVPを除去するためエタノール溶液500mlに添加した。そして、さらに遠心分離を行い、銀粒子を取り出した。さらに、取り出した銀粒子を真空乾燥機で35℃、1.3Paの条件下で乾燥させた。
上記によって製造された銀粒子10質量%に、1,2−ヘキサンジオールを3質量%、トリエタノールアミンを0.3質量%、トリメチロールプロパンを15質量%、非イオン性界面活性剤(日信化学工業株式会社製オルフィン(R)E1010)1質量%、さらに濃度調整用のイオン交換水を添加することにより、光輝性インクとした。
カラーインクは、以下のものを用いた。
・シアンインク(ICC37、セイコーエプソン株式会社製)
・マゼンダインク(ICM37、セイコーエプソン株式会社製)
・イエローインク(ICY37、セイコーエプソン株式会社製)
1,2−ヘキサンジオールが3質量%、トリメチロールプロパンが15質量%、樹脂(ジョンクリル(R)62(BASF社製))が10質量%、非イオン性界面活性剤(日信化学工業株式会社製オルフィン(R)E1010)が1質量%、pH調整剤(トリエタノールアミン)が0.3質量%、イオン交換水が残分となるように調整をした。
(実施例1〜10、比較例、参考例1〜4)
まず、光輝性インクと上述に示すカラーインクをインクジェットプリンタ(「PX−G930」セイコーエプソン株式会社製)の専用カートリッジに充填した。
次に、市販の光沢紙(セイコーエプソン製 写真用紙<光沢>)をプリンタにセットした。
次に、カラーインクにより、光沢紙の第2領域に第2画像を形成した。
なお、第1領域と第2領域との重複領域において、光輝性インクを表1、2に示すduty(%)で付与し、第1領域の重複領域を除く領域には、光輝性インクを表2に示すduty(%)で付与した。また、カラーインクを表1、2に示すduty(%)で付与した。
また、実施例10については、第2画像を形成した後、上述のクリアインクをduty30%で第1領域の重複領域以外の領域の領域に付与した。
耐ガス性試験は、「オゾンウェザーメーターOMS−H型」(商品名、スガ試験機株式会社製)を用い、温度が23.0℃、湿度が50%RH、およびオゾン濃度40ppmの条件下で上記各実施例および各比較例の記録物を2時間オゾンに暴露することにより行った。
A :降下率が10%よりも小さい
B :降下率が10%以上25%未満
C :降下率が25%以上40%未満
D :降下率が40%以上
前記各実施例および各比較例に係る記録物における重複領域以外の第1領域および重複領域について、光沢度計(MINOLTA MULTI GLOSS 268)を用い、煽り角度60°での光沢度を測定した。
これらの結果を表2、表3に示した。
Claims (8)
- インクジェット法により、記録媒体に対して光輝性を有する第1画像を形成すべき第1領域に光輝性顔料が分散した光輝性インクを付与する第1画像形成工程と、
インクジェット法により、前記記録媒体に対して色彩を有する第2画像を形成すべき第2領域に色材を含有したカラーインクを付与する第2画像形成工程と、を有し、
前記第1領域と前記第2領域との重複領域における前記光輝性インクの単位面積当たりの吐出量は、前記第1領域の前記重複領域以外の領域における前記光輝性インクの単位面積当たりの吐出量よりも少ないことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 前記重複領域において、前記カラーインクの前記色材の種類によって、前記光輝性インクの吐出量が異なる請求項1に記載のインクジェット記録方法。
- 前記重複領域を除く前記第1領域における前記光輝性インクの下記式(1)で算出されるdutyで表される吐出量をX[%]、前記重複領域における前記光輝性インクの下記式(1)で算出されるdutyで表される吐出量をY[%]としたとき、1.00<X/Y≦3.00の関係を満足する請求項1または2に記載のインクジェット記録方法。
duty(%)=実記録ドット数/(縦解像度×横解像度)×100 … (1)
(式(1)中、「実記録ドット数」は単位面積当たりの実記録ドット数であり、「縦解像度」および「横解像度」はそれぞれ単位面積当たりの解像度である。) - 前記重複領域を除く前記第1領域における、前記光輝性インクの上記式(1)で算出されるdutyは、30%以上100%以下である請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
- 前記重複領域における、前記光輝性インクの上記式(1)で算出されるdutyは、20%以上80%以下である請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
- 前記第2画像形成工程の後に、前記第1領域に、色材を実質的に含まないクリアインクを付与するクリアインク付与工程を有する請求項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
- 前記光輝性インクは、水を50質量%以上含有する請求項1ないし6のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
- 請求項1ないし7のいずれかに記載のインクジェット記録方法によって記録されたことを特徴とする記録物。
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