JP2012200873A - 転写媒体、転写媒体の製造方法、画像形成方法および記録物 - Google Patents
転写媒体、転写媒体の製造方法、画像形成方法および記録物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012200873A JP2012200873A JP2011064407A JP2011064407A JP2012200873A JP 2012200873 A JP2012200873 A JP 2012200873A JP 2011064407 A JP2011064407 A JP 2011064407A JP 2011064407 A JP2011064407 A JP 2011064407A JP 2012200873 A JP2012200873 A JP 2012200873A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glitter
- ink
- image layer
- layer
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の転写媒体は、転写シートと、転写シート上に、光輝性顔料が分散した光輝性インクをインクジェット方式により付与することにより形成された光輝性画像層と、光輝性画像層の転写シートとは反対の面側に設けられ、接着層の平面視の面積は、光輝性画像層の平面視の面積よりも大きく、かつ、光輝性画像層の縁部から接着層の縁部への最短距離が1mm以上5mm以下であることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
ところで、光輝性インクには、通常、樹脂が含まれている。このように光輝性インクが樹脂を含むことにより、形成した画像の記録媒体に対する密着性が向上し、耐擦性の向上が期待される。
本発明の転写媒体は、転写シートと、
前記転写シート上に、光輝性顔料が分散した光輝性インクをインクジェット方式により付与することにより形成された光輝性画像層と、
前記光輝性画像層側の前記転写シートとは反対の面側に設けられ、接着性を有する化合物を含む材料で形成された接着層とを有し、
、かつ、前記光輝性画像層の縁部から、前記接着層の縁部への最短距離が、1mm以上5mm以下であることを特徴とする。
これにより、光輝性および耐擦性に優れた画像を形成することが可能な転写媒体を提供することができる。
これにより、形成される画像の光輝性および耐擦性をより優れたものとすることができる。
本発明の転写媒体では、前記光輝性インク中における前記樹脂成分の含有量は、0.5質量%以上2.6質量%以下であることが好ましい。
これにより、光輝性インクの成膜性をより適度なものとしつつ、優れた光輝性を有する画像(画像層)をより効果的に形成することができる。
これにより、転写シート等への影響を小さいものとすることができるとともに、光輝性に優れた画像層を形成することができる。また、光輝性インクの吐出性をより高いものとすることができる。
これにより、耐擦性に特に優れた画像を形成することができるとともに、意匠性に特に優れた画像を形成することができる転写媒体を提供することができる。
前記転写シートの前記光輝性画像層を形成した面側に、接着性を有する化合物を含む材料を付与し、接着層を形成する接着層形成工程と、を有し、
前記光輝性画像層の縁部から、前記接着層の縁部への最短距離が、1mm以上5mm以下であることを特徴とする。
これにより、光輝性および耐擦性に優れた画像を形成することが可能な転写媒体を容易に製造することが可能な転写媒体の製造方法を提供することができる。
前記転写シートと前記光輝性画像層とを剥離して、前記光輝性画像層を前記記録媒体へ転写する転写工程と、を有することを特徴とする。
これにより、光輝性および耐擦性に優れた画像を形成することができる。
本発明の記録物は、本発明の画像形成方法によって形成され、
前記記録媒体と、前記接着層と、前記光輝性画像層とを有することを特徴とする。
これにより、光輝性および耐擦性に優れた画像を備えた記録物を提供することができる。
《転写媒体》
まず、本発明の転写媒体の好適な実施形態について説明する。
図1は、本発明の転写媒体の一例を示す断面図である。
図1に示すように、転写媒体100は、転写シート11と、転写シート11上に形成された光輝性画像層12と、光輝性画像層12上に形成された接着層13とを有している。
転写シート11の材質としては、特に限定されないが、例えば、各種の紙、布、フィルム、シート等が挙げられる。
転写シート11としては、普通紙、インク受理層等を有する専用紙等の紙のほか、例えば、インクが付与される表面を含む領域が、各種プラスチック、セラミックス、ガラス、金属や、これらの複合材料で構成された基材等が挙げられる。転写シート11には離形性を有する離型層が形成されていても、されていなくても良い。転写シート11として、インク受理層を有するシートを用いる場合には、その専用紙は空隙層を有するシートであることが好ましい。「空隙層」とは、層を構成する成分のうち、樹脂の割合が3割未満であり、無機粒子で主に構成され、無機粒子間または無機粒子に設けられた孔の空隙に液体が浸透するよう構成された層のことをいう。このような空隙層を有するシートを用いた場合、離型性を有する離型層の形成が不要である。空隙層を有するシートの場合、後述する光輝性インクの光輝性顔料が平滑に配列しやすいため、光輝性に特に優れた画像を形成することが可能である。
光輝性画像層12は、後述するような光輝性インクをインクジェット方式により付与することにより転写シート11上に形成された層である。光輝性画像層12は、転写シート11の全面に形成されてもよいし、転写シート11の一部に形成されてもよい。光輝性画像層12は、転写媒体100から転写先の記録媒体へ転写されたときに、転写先の記録媒体上における画像となる。
接着層13は、光輝性画像層12に対して形成され、光輝性画像層12を転写媒体100から転写先の記録媒体へ転写されたときに、光輝性画像層12と記録媒体とを接着する機能を有している。
ところで、光輝性インクの光輝性は、カラーインクの発色とは異なり、光輝性顔料の平滑な配列による発現するものであり、耐擦性をより優れたものとするために、光輝性インクに多くの樹脂を添加すると、配列を阻害して光輝(光沢)性が低下してしまうといった問題があった。また、優れた光輝性を得ようと樹脂を少なくすると、耐擦性が低下してしまうといった問題があり、特に、形成される画像の縁からの剥離が顕著であった。また、樹脂量を多く含有できないことで、画像を十分に保護する事が出来ず、縁部中心に耐水性にも劣っていた。さらに、画像を保護する樹脂を光輝性インクは多く含有すると光沢度(光輝性)を維持出来ないという問題点があった。
接着層13の厚みは、光輝性画像層12の転写先である記録媒体の性質に応じて適宜設定することができる。例えば、転写先の記録媒体の表面の凹凸が大きい場合には、その凹凸の影響が光輝性画像層12の表面(転写前に転写シート11に接していた面)に生じないように接着層13の厚みを適宜設定することができる。また、転写先の記録媒体が浸透性を有する場合には、その浸透性を考慮した厚みとすることができる。
接着層13は、接着性を有する。ここで、接着性とは、光輝性画像層12と転写先の記録媒体とを、接着する性質のことをいう。本発明において、接着性は、接着層13に、温度(熱)の刺激が印加されたときに発現するものである。
接着層13は、接着性を有する化合物を含む材料で構成されている。
なお、上述した説明では、画像層として光輝性画像層12のみを有するものとして説明したが、光輝性画像層12の他に、光輝性画像層12と転写シート11との間に、色材が分散したカラーインクをインクジェット方式により付与することにより形成されたカラー画像層を有していてもよい。このような構成とすることにより、耐擦性に特に優れた画像を形成することができるとともに、意匠性に特に優れた画像を形成することができる転写媒体を提供することができる。
次に、本発明の転写媒体の画像層(光輝性画像層、カラー画像層)の形成に用いるインクについて説明する。
[光輝性インク]
光輝性インクは、光輝性画像層12を形成するのに用いるインクである。
本実施形態で使用される光輝性顔料は、光沢度(光輝性)の高さの観点から、銀粒子を用いることが好ましい。以下、光輝性インクの具体例として銀インクを用いて説明する。
上述したように、本実施形態に係る銀インクは、銀粒子を含むものである。このように、銀インクが、銀粒子を含むものであることにより、優れた金属光沢を有する画像を形成することができる。また、銀は、各種金属の中でも、白色度の高い金属であるため、他色のインクと重ね合わせることにより、金色、銅色等の様々な金属色を表現することができる。
銀粒子は、いかなる方法で調製されたものであってもよく、例えば、銀イオンを含む溶液を用意し、この銀イオンを還元ずることにより、好適に形成することができる。
本発明に係る光輝性インクは、樹脂を含有していてもよく、これを含有することで定着性や耐擦性が向上する。樹脂としては、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリメタアクリル酸エステル、ポリエチルアクリル酸、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリブタジエン、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、クロロプレン共重合体、フッ素樹脂、フッ化ビニリデン、ポリオレフィン樹脂、セルロース、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、ポリスチレン、スチレン−アクリルアミド共重合体、ポリイソブチルアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアセタール、ポリアミド、ロジン系樹脂、ポリエチレン、ポリカーボネート、塩化ビニリデン樹脂、セルロースアセテートブチレートなどのセルロース系樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−アクリル共重合体、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン、ロジンエステル等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
光輝性インク中における樹脂成分の含有量は、0.5質量%以上2.6質量%以下であるのが好ましく、0.6質量%以上1.9質量%以下であるのがより好ましい。これにより、光輝性インクの成膜性をより適度なものとしつつ、優れた光輝性を有する画像(光輝性画像層12)をより効果的に形成することができる。
本発明にかかる光輝性インクは、水を50質量%以上含む水系インクであっても、水の含有量が50質量%未満である非水系インクであってもよい。特に、水を50質量%以上含む水系インクであるのが好ましい。これにより、転写シート11への影響を小さいものとすることができ、光輝性に優れた光輝性画像層12を容易に形成することができる。
本発明に係る光輝性インクは、多価アルコールを含有することが好ましい。多価アルコールは、本実施形態に係るインクをインクジェット式記録装置に適用した場合に、インクの乾燥を抑制し、インクジェット式記録ヘッド部分におけるインクによる目詰まりを防止することができる。また、インクの吐出性を向上させることができる。また、光輝性顔料をより平滑に配列させることができ、光輝性に特に優れた画像を形成することができる。
本発明に係る光輝性インクは、グリコールエーテルを含有することが好ましい。グリコールエーテルを含有することにより、転写シートなどの被記録面への濡れ性を高めてインクの浸透性を高めることができる。これにより、光輝性顔料をより平滑に配列させることができ、光輝性に特に優れた画像を形成することができる。
本発明に係る光輝性インクは、アセチレングリコール系界面活性剤またはポリシロキサン系界面活性剤を含有することが好ましい。アセチレングリコール系界面活性剤またはポリシロキサン系界面活性剤は、転写シートなどの被記録面への濡れ性を高めてインクの浸透性を高めることができる。その結果、光輝性顔料をより平滑に配列させることができ、光輝性に特に優れた画像を形成することができる。
ポリシロキサン系界面活性剤としては、市販品を利用することができ、例えば、BYK−347、BYK−348(ビックケミー・ジャパン社製)などが挙げられる。
光輝性インク中における上記界面活性剤の含有率は、特に限定されないが、0.01質量%以上5.0質量%以下であるのが好ましく、0.1質量%以上0.5質量%以下であるのがより好ましい。
本発明に係る光輝性インクは、上記以外の成分(その他の成分)を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、pH調整剤、浸透剤、有機バインダー、尿素系化合物、アルカノールアミン(トリエタノールアミン等)等の乾燥抑制剤、チオ尿素等が挙げられる。
カラーインクは、光輝性画像層12上にカラー画像層を形成するのに用いるインクである。
カラーインクには、着色剤が含まれており、カラーインクとしては、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタ、ダークイエロー、レッド、グリーン、ブルー、オレンジ、バイオレット等のインク、ブラックインク、ライトブラックインク等が挙げられる。
着色剤としては、顔料および染料が挙げられ、通常のインクに使用することができる色材を特に制限なく使用することができる。
本実施形態に使用可能な顔料としては、特に制限されないが、各種公知の顔料が挙げられる。
また、マゼンタ、シアンおよびイエロー以外の有機顔料としては、例えば、C.I.ピグメントグリーン7、10、C.I.ピグメントブラウン3、5、25、26、C.I.ピグメントオレンジ2、5、7、13、14、15、16、24、34、36、38、40、43、63等が挙げられる。
本実施形態において使用可能な染料としては、例えば、アクリジン染料、アニリン染料、アントラキノン染料、アジン染料、アゾメチン染料、ベンゾー及びナフトキノン染料、インジゴイド染料、インドフェノール染料、インドアニリン染料、インダミン染料、ロイコ染料、ナフタールイミド染料、ニグロシン染料、インジュリン染料、ニトロ及びニトロソ染料、オキサジン及びジオキサジン染料、酸化染料、フタロシアニン染料、ポリメチン染料、キノフタロン染料、硫化染料、トリ及びジアクリルメタン染料、チアジン染料、チアゾール染料、キサンテン染料、シアニン染料等が挙げられる。
本実施形態における染料の添加量は、1質量%以上25質量%以下程度の範囲が好ましく、より好ましくは3質量%以上20質量%以下の範囲である。
また、カラーインクには、樹脂成分が含まれているのが好ましい。これにより、着色剤の分散性を優れたものとすることができる。また、これにより、転写媒体100の画像層12の転写時には、転写シート11から光輝性画像層12をより容易に剥離することができるとともに、保存時には転写シート11から光輝性画像層12が不本意に剥がれるのを防止することができる。
上述した中でも、樹脂成分として、特に、スチレン−アクリル樹脂、および、ポリウレタンからなる群から選択される少なくとも1種を用いるのが好ましい。
次に、インクジェット装置(液滴吐出装置)の好適な実施形態について説明する。図2は、本実施形態に係るインクジェット装置の概略構成を示す斜視図である。図2に示すように、記録装置としてのインクジェット式プリンター1(以下、プリンター1という)は、フレーム2を有している。フレーム2には、プラテン3が設けられ、プラテン3上には、媒体送りモーター4の駆動により媒体Pが給送されるようになっている。また、フレーム2には、プラテン3の長手方向と平行に、棒状のガイド部材5が設けられている。
キャリッジ6には、ヘッド9が設けられるとともに、ヘッド9に液体としてのインクを供給するためのインクカートリッジ10が着脱可能に配置されている。インクカートリッジ10内のインクは、ヘッド9に備えられた図示しない圧電素子の駆動により、インクカートリッジ10からヘッド9へと供給され、ヘッド9のノズル形成面に形成された複数のノズルから、プラテン3上に給送された媒体Pに対して吐出されるようになっている。これにより画像(画像層)を形成することが可能となる。
吐出方法としては、サーマルジェット(バブルジェット(登録商標))方式でもよい。また、従来公知の方法はいずれも使用できる。
次に、上述したようなインクを用いた転写媒体の製造方法について、詳細に説明する。
図3は、本発明の転写媒体の製造方法の一例を示す模式図である。
本実施形態の転写媒体の製造方法は、転写シート11を準備する転写シート準備工程と、転写シート11にインクジェット法により、光輝性インクを付与し、光輝性画像層12を形成する光輝性画像層形成工程と、形成した光輝性画像層12を乾燥させる乾燥工程と、光輝性画像層12に、接着性を有する化合物を含む材料を付与し、接着層13を形成する接着層形成工程と、を有している。
まず、図3(a)に示すように、転写シート11を用意する(転写シート準備工程)。
転写シート11としては、上述したようなものを用意する。
次に、図3(b)に示すように、転写シート11に、上述したようなインクジェット装置を用いて、上述したような光輝性インクを付与し、光輝性画像層12を形成する(光輝性画像層形成工程)。
乾燥工程では、形成直後の光輝性画像層12中に含まれる水の少なくとも一部を除去する。
次に、図3(c)に示すように、光輝性画像層12上に、接着性を有する化合物を含む材料を付与し、接着層13を形成する(接着層形成工程)。これにより、転写媒体100(本発明の転写媒体)を得ることができる。なお、乾燥工程は設けることが好ましいが、必ずしも設ける必要は無い。
接着性を有する化合物を含む材料を付与する方法としては、特に限定されず、インクジェット法、ディップ法(刷毛、スキージ等による塗布を含む)、バーコート法、孔版印刷法(スクリーン印刷法)、凸版印刷法および凹版印刷法などが挙げられる。これらの方法のうち、インクジェット法は、版を準備する等の工程が不要で、しかも光輝性画像層12上に選択的に付与することができるため、接着性を有する化合物を含む材料の無駄を抑えることができる点でより好ましい。また、上述したような大きさの接着層13を容易に形成することができる。
なお、接着性を有する化合物を含む材料を付与した後、必要に応じて、接着層13を乾燥する乾燥工程を設けてもよい。
次に、上述したような転写媒体100を用いた画像形成方法について説明する。
図4は、本発明の画像形成方法の一例を示す模式図である。
まず、図4(a)に示すように、記録媒体15を用意し、当該記録媒体15と、転写媒体100の接着層13とを対向するように配置し、光輝性画像層12と記録媒体15とを接着層13を介して接着する(接着工程)。
なお、光輝性画像層12と記録媒体15との接着は、加熱により行われる。これにより、光輝性画像層12(接着層13)と記録媒体15との密着性(接着性)をより高いものとすることができる。
以上のような画像形成方法によれば、光輝性および耐擦性に優れた画像を備えた記録物を容易に形成することができる。
以上、本発明について、好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[1]インク
(1)光輝性インク
10N−NaOH水溶液を3mL添加してアルカリ性にした水50mLに、クエン酸3ナトリウム2水和物17g、タンニン酸0.36gを溶解した。得られた溶液に対して3.87mol/L硝酸銀水溶液3mLを添加し、2時間攪拌を行い銀コロイド液を得た。
(2)カラーインク
カラーインクとして、イエローインク(ICY37、セイコーエプソン社製)を用意した。
モビニール727(アクリル系接着剤、日本合成化学工業社製):10質量部と、非イオン性界面活性剤(日信化学工業株式会社製オルフィン(R)E1010):1質量部と、プロピレングリコール:11質量部と、1,2−ヘキサンジオール:5質量部と、2−ピロリドン:2質量部、イオン交換水:71質量部とを混合し、接着層形成用インクを得た。
(実施例1)
ロール状の幅600mm、厚さ12μmの二軸延伸PETフィルム上に低密度重合型ポリエチレンであるワックス(商品名:ハイワックス110P、三井化学社製)を20nm厚に塗布して離型層とし、さらに、メラミン樹脂(商品名:アミラック1000、関西ペイント社製)から作製した熱硬化性のメラミン樹脂層を10nm厚に塗布後130℃で5分加熱硬化させて保護層とし、転写シートを作製した。
その後、形成した光輝性画像層を乾燥した。
次に、光輝性画像層上に、PX−G930(セイコーエプソン社製)により、接着層形成用インクを50%dutyで付与し、乾燥させ、接着層を形成した。接着層の平面視の形状は、光輝性画像層の平面視の形状と相似する形状に形成した。また、接着層は、接着層の平面視の面積が、光輝性画像層の平面視の面積よりも大きく、接着層が光輝性画像層の縁部を覆うように形成した。なお、光輝性画像層の縁部から、接着層の縁部への最短距離は、1mm以上5mm以下の範囲となるように接着層形成用インクを付与した。
これにより、転写媒体を得た。
まず、上記実施例1と同様の転写シートを用意した。
得られた転写シート上に、PX−G930(セイコーエプソン社製)により、イエローインクを50%dutyで付与し、カラー画像層を形成した後、当該カラー画像層の上に光輝性インクを50%dutyで付与して光輝性画像層を形成した。なお、光輝性画像層とカラー画像層の平面視の形状が実質的に同一であり、光輝性画像層全体を被覆するようにそれぞれのインクを付与した。
その後、形成した各画像層を乾燥した。
次に、画像層上に、PX−G930(セイコーエプソン社製)により、接着層形成用インクを50%dutyで付与し、乾燥させ、接着層を形成した。接着層は、その平面視の形状が上記実施例1と同様となるように形成した。
これにより、転写媒体を得た。
接着層を、その平面視の形状が光輝性画像層の平面視の形状と同一となるように形成した以外は、前記実施例1と同様にして転写媒体を製造した。
(比較例2)
接着層を、その平面視の形状が光輝性画像層の平面視の形状と同一となるように形成した以外は、前記実施例2と同様にして転写媒体を製造した。
なお、本明細書において、「duty」とは、下式で算出される値である。
duty(%)=実印刷ドット数/(縦解像度×横解像度)×100
(式中、「実印刷ドット数」は単位面積当たりの実印刷ドット数であり、「縦解像度」および「横解像度」はそれぞれ単位面積当たりの解像度である。)
各実施例および各比較例における使用インクおよび接着層の大きさを表1に示した。
上記(1)で作成した銀コロイド液:10質量部に、非イオン性界面活性剤(日信化学工業株式会社製オルフィン(R)E1010):1質量部と、プロピレングリコール:10質量部と、1,2−ヘキサンジオール:5質量部と、2−ピロリドン:2質量部と、イオン交換水:残部とを添加し、光輝性インクを得た。なお、各参考例の光輝性インクには表2に記載の樹脂を表2の添加量で添加した。表2記載の樹脂1とは、アクリルエマルジョン(日本合成化学工業社製、商品名「モビニール745」)であり、樹脂2とは、ウレタン系エマルジョン(第一工業製薬社製、商品名「スーパーフレックス500M」)である。
次に、画像層上に、PX−G930(セイコーエプソン社製)により、接着層形成用インクを50%dutyで付与し、乾燥させ、接着層を形成した。接着層は、その平面視の形状が上記実施例1と同様となるように形成した。
なお、表2中の「◎、○、△、×」とは、下記[5]の評価に沿って測定され、[5]の基準に基づいて評価された60°光沢度の評価結果である。
紙メディア(スーパーファイン用紙:セイコーエプソン社製)の記録媒体を用意し、各実施例および各比較例の転写媒体を用いて、各記録媒体に画像の転写処理を行い、記録物を得、下記の基準に従い、画像転写性を評価した。なお、転写処理は、JOL-DIGITAL-4R230(日本オフィスラミネーター株式会社製)を用い、熱圧着ローラー温度を130℃、圧力を30kg/cm2、速度を20cm/秒と設定した。
◎ :転写面は平滑で剥離ムラが見られない
○ :5%以下の剥離ムラが見られる。
△ :5%超20%以下の剥離ムラが見られる。
× :20%超の剥離ムラが見られる。
上記[4]で得られた前記各実施例および各比較例に係る記録物について、光沢度計(MINOLTA MULTI GLOSS 268)を用い、煽り角度60°での光沢度を測定し、下記基準に従い、評価した。
◎ :60°光沢値が300以上。
○ :60°光沢値が250以上300未満。
△ :60°光沢値が200以上250未満。
× :60°光沢値が200未満。
実施例1および比較例1の転写媒体、および、上記[4]で得られた実施例1および比較例1に係る記録物をサンプルとして、以下のようにして耐擦性を評価した。
まず、サンプルを学振型摩耗堅牢度試験機AB−301(商品名、テスター産業株式会社製)にセットし、接触部に白綿布(JIS L 0803準拠)を取り付けた摩擦子(荷重;300g)にて50回擦ることで、耐摩耗性評価を実施した。耐擦性試験前後のサンプルについて光沢度(煽り角度60°)を測定し、耐擦性試験前後での光沢度の低下率を求め、下記基準に従い評価した。
○ :光沢度の低下率が10%未満
△ :光沢度の低下率が10%以上20%未満
× :光沢度の低下率が20%以上
実施例2および比較例2の転写媒体、および、上記[4]で得られた実施例2および比較例2に係る記録物をサンプルとして、以下のようにして耐擦性を評価した。
まず、サンプルを学振型摩耗堅牢度試験機AB−301(商品名、テスター産業株式会社製)にセットし、接触部に白綿布(JIS L 0803準拠)を取り付けた摩擦子(荷重;300g)にて50回擦ることで、耐摩耗性評価を実施した。以下の判断基準で評価した。
△ :画像印刷メディアの非印刷部分に若干の地汚れが視認され、白綿布にも記録画像から転写された汚れが視認できる。
× :画像印刷メディアの非印刷部分に明らかに地汚れ視認され、白綿布も記録画像との接触により汚れている。
各実施例および各比較例の転写媒体、および、上記[4]で得られた各実施例および各比較例に係る記録物をサンプルとして、以下のようにして耐水性を評価した。
まず、サンプルの画像層の縁部に1mlのイオン交換水を滴下し、20分後の状態を目視で観察し、以下の基準で評価した。
○ :変化が無い。
△ :印字部分から僅かに色材が流れ出している。
これらの結果を表1に合わせて示した。
表1から明らかなように、各実施例の転写媒体は、光輝性に優れるとともに、耐擦性に優れていた。また、画像転写性、耐水性にも優れていた。これに対して、各比較例の転写媒体は、満足行く結果が得られなかった。
Claims (8)
- 転写シートと、
前記転写シート上に、光輝性顔料が分散した光輝性インクをインクジェット方式により付与することにより形成された光輝性画像層と、
前記光輝性画像層側の前記転写シートとは反対の面側に設けられ、接着性を有する化合物を含む材料で形成された接着層とを有し、
、かつ、前記光輝性画像層の縁部から、前記接着層の縁部への最短距離が、1mm以上5mm以下であることを特徴とする転写媒体。 - 前記光輝性顔料の平均粒径は、1nm以上100nm以下である請求項1に記載の転写媒体。
- 前記光輝性インク中における前記樹脂成分の含有量は、0.5質量%以上2.6質量%以下である請求項1または2に記載の転写媒体。
- 前記接着層の平面視した際の面積は、前記光輝性画像層の平面視した際の面積よりも大きい、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の転写媒体。
- 前記転写シートと前記光輝性画像層との間に、色材が分散したカラーインクをインクジェット方式により付与することにより形成されたカラー画像層を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の転写媒体。
- インクジェット方式により、転写シート上に光輝性顔料が分散した光輝性インクを付与し、光輝性画像層を形成する光輝性画像層形成工程と、
前記転写シートの前記光輝性画像層を形成した面側に、接着性を有する化合物を含む材料を付与し、接着層を形成する接着層形成工程と、を有し、
前記光輝性画像層の縁部から、前記接着層の縁部への最短距離が、1mm以上5mm以下であることを特徴とする転写媒体の製造方法。 - 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の転写媒体の前記接着層と記録媒体とを対向するように配置し、前記光輝性画像層と前記記録媒体とを前記接着層を介して接着する接着工程と、
前記転写シートと前記光輝性画像層とを剥離して、前記光輝性画像層を前記記録媒体へ転写する転写工程と、を有することを特徴とする画像形成方法。 - 請求項7に記載の画像形成方法によって形成され、
前記記録媒体と、前記接着層と、前記光輝性画像層とを有することを特徴とする記録物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011064407A JP2012200873A (ja) | 2011-03-23 | 2011-03-23 | 転写媒体、転写媒体の製造方法、画像形成方法および記録物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011064407A JP2012200873A (ja) | 2011-03-23 | 2011-03-23 | 転写媒体、転写媒体の製造方法、画像形成方法および記録物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012200873A true JP2012200873A (ja) | 2012-10-22 |
Family
ID=47182360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011064407A Pending JP2012200873A (ja) | 2011-03-23 | 2011-03-23 | 転写媒体、転写媒体の製造方法、画像形成方法および記録物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012200873A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016150984A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | セイコーエプソン株式会社 | 非水系インクジェットインク組成物及びインクジェット記録方法 |
WO2018147469A1 (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-16 | 富士フイルム株式会社 | インク組成物、インクセット、画像記録方法、及び記録物 |
JP2019126937A (ja) * | 2018-01-23 | 2019-08-01 | コニカミノルタ株式会社 | 光沢画像形成方法および光沢画像形成装置 |
US11390765B2 (en) | 2019-01-11 | 2022-07-19 | Ricoh Company, Ltd. | Recording liquid and printed matter |
Citations (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0342271A (ja) * | 1989-04-26 | 1991-02-22 | Nissha Printing Co Ltd | 転写材の製造方法 |
JPH0483700A (ja) * | 1990-07-26 | 1992-03-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写箔 |
JPH068377A (ja) * | 1992-06-25 | 1994-01-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写シート |
JP2001054975A (ja) * | 1999-08-19 | 2001-02-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像形成方法 |
JP2002019390A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-01-23 | Japan Polymer-Ku Kk | 繊維製品用の熱転写ラベル |
JP2003001924A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-08 | Konica Corp | インクジェット記録方法 |
JP2003276301A (ja) * | 2002-03-25 | 2003-09-30 | Seiko Epson Corp | 保護層付き記録物の製造方法 |
JP2005349778A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Casio Comput Co Ltd | 加飾方法および加飾部材 |
JP2008173980A (ja) * | 2008-02-08 | 2008-07-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 曲面印刷用転写フィルムおよびその製造方法 |
JP2009107283A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | General Technology Kk | メタリック印刷方法 |
JP2009255322A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写フィルムおよび熱転写システム |
JP2010188591A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Matsui Shikiso Chem Co Ltd | 転写シート並びにその転写シートを用いる被転写物製造方法及び被転写物 |
JP2010536613A (ja) * | 2007-09-18 | 2010-12-02 | ホ チュン,ドー | 転写紙を利用したインテリアー資材製造方法及びその方法を利用したインテリアー資材 |
US20110032321A1 (en) * | 2009-08-10 | 2011-02-10 | Seiko Epson Corporation | Transfer medium manufacturing method and transfer medium |
JP2012166470A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Mimaki Engineering Co Ltd | 金属調印刷物の印刷方法及び金属調印刷物 |
-
2011
- 2011-03-23 JP JP2011064407A patent/JP2012200873A/ja active Pending
Patent Citations (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0342271A (ja) * | 1989-04-26 | 1991-02-22 | Nissha Printing Co Ltd | 転写材の製造方法 |
JPH0483700A (ja) * | 1990-07-26 | 1992-03-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写箔 |
JPH068377A (ja) * | 1992-06-25 | 1994-01-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写シート |
JP2001054975A (ja) * | 1999-08-19 | 2001-02-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像形成方法 |
JP2002019390A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-01-23 | Japan Polymer-Ku Kk | 繊維製品用の熱転写ラベル |
JP2003001924A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-08 | Konica Corp | インクジェット記録方法 |
JP2003276301A (ja) * | 2002-03-25 | 2003-09-30 | Seiko Epson Corp | 保護層付き記録物の製造方法 |
JP2005349778A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Casio Comput Co Ltd | 加飾方法および加飾部材 |
JP2010536613A (ja) * | 2007-09-18 | 2010-12-02 | ホ チュン,ドー | 転写紙を利用したインテリアー資材製造方法及びその方法を利用したインテリアー資材 |
JP2009107283A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | General Technology Kk | メタリック印刷方法 |
JP2008173980A (ja) * | 2008-02-08 | 2008-07-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 曲面印刷用転写フィルムおよびその製造方法 |
JP2009255322A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写フィルムおよび熱転写システム |
JP2010188591A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Matsui Shikiso Chem Co Ltd | 転写シート並びにその転写シートを用いる被転写物製造方法及び被転写物 |
US20110032321A1 (en) * | 2009-08-10 | 2011-02-10 | Seiko Epson Corporation | Transfer medium manufacturing method and transfer medium |
JP2012166470A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Mimaki Engineering Co Ltd | 金属調印刷物の印刷方法及び金属調印刷物 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016150984A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | セイコーエプソン株式会社 | 非水系インクジェットインク組成物及びインクジェット記録方法 |
WO2018147469A1 (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-16 | 富士フイルム株式会社 | インク組成物、インクセット、画像記録方法、及び記録物 |
JP2019126937A (ja) * | 2018-01-23 | 2019-08-01 | コニカミノルタ株式会社 | 光沢画像形成方法および光沢画像形成装置 |
US11390765B2 (en) | 2019-01-11 | 2022-07-19 | Ricoh Company, Ltd. | Recording liquid and printed matter |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5685915B2 (ja) | インクジェット記録方法、および記録物 | |
JP5625607B2 (ja) | インク組成物および印刷物 | |
JP5747611B2 (ja) | インクジェット記録方法および記録物 | |
JP5866822B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
US9566814B2 (en) | Ink jet recording process, ink jet recording apparatus, and recorded matter | |
JP5703622B2 (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP2012236870A (ja) | インクジェット記録方法、記録物およびインクセット | |
JP5170384B2 (ja) | インクジェット記録方法 | |
JP2012101491A (ja) | インクジェット記録方法及び記録物 | |
US20120038702A1 (en) | Ink jet printing method, ink set, and printed matter | |
JP5810571B2 (ja) | インクジェット記録方法 | |
US9475338B2 (en) | Textile printing method | |
JP2012184376A (ja) | インクジェットインク及びインクジェット記録方法 | |
JP2012161959A (ja) | インクジェット記録方法および記録物 | |
JP5942333B2 (ja) | 熱転写媒体、熱転写媒体の製造方法および画像形成方法 | |
JP2013075408A (ja) | 光輝性画像の記録方法 | |
TW201631066A (zh) | 噴墨用水性顏料油墨組合物、圖像形成方法、圖像形成物、油墨組及噴墨印表機 | |
JP2022113704A (ja) | 記録方法 | |
JP5729019B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
JP2012200873A (ja) | 転写媒体、転写媒体の製造方法、画像形成方法および記録物 | |
US20120156451A1 (en) | Ink composition and printed article | |
JP5699622B2 (ja) | 熱転写媒体の製造方法、熱転写媒体、画像形成方法および記録物 | |
JP2012162682A (ja) | インク組成物、インクセット、熱転写媒体の製造方法、熱転写媒体、画像形成方法および記録物 | |
JP2013173289A (ja) | 光輝性画像の記録方法 | |
JP5861263B2 (ja) | 転写方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140310 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150811 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151008 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160119 |