JP2012115260A - ソーセージ風食品の製造方法および製造装置 - Google Patents

ソーセージ風食品の製造方法および製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】原材料を搬送しながらジュール熱により加熱してソーセージ風食品を効率的に製造し得るようにする。
【解決手段】加熱ユニット11,12は樹脂製のスペーサ21と電極22とを有し、内部にはソーセージ風食品の原材料Sを案内する流路が形成されている。加熱ユニット11の入口部25には原材料Sを吐出する吐出ノズル16が対向して配置され、吐出ノズル16には透水性チューブ31が軸方向に折り畳まれた状態で装着されており、透水性チューブ31の先端は閉塞されている。原材料Sを透水性チューブ31内に吐出ノズル16から注入した状態のもとで加熱ユニット11内を搬送しながら、原材料Sは通電加熱される。
【選択図】図1

Description

本発明は豚肉等の鳥獣類の挽肉や魚介類のすり身等を原材料とするソーセージ風食品を製造するためのソーセージ風食品の製造技術に関する。
豚肉や鶏肉等の鳥獣類の挽肉等を原材料とするソーセージは、塩や香辛料で調理した原材料を腸やフィルムの皮つまりケーシングに詰め込み、熱湯でボイルしたり燻煙により薫製処理したりして製造される。ソーセージには、ウインナーソーセージ、フランクフルトソーセージ等がある。ウインナーソーセージは、原材料を羊の腸に詰めたソーセージであり、フランクフルトソーセージは、原材料を豚の腸に詰めたソーセージである。さらに牛の腸に原材料を詰めたものはボロニアソーセージと言われている。一方、原材料に占めるマグロや小エビ等の魚介類の割合が50%を越えるソーセージは、魚肉ソーセージの規格に分類され、魚介類の割合が15〜50%のソーセージは混合ソーセージの規格に分類されている。
これらのソーセージは、フィルムの皮に詰め込んだ状態のもとで調理加熱や殺菌加熱を行うことにより製品化されており、加熱方法としては、従来では殺菌釜で高温加熱する方式が多用されている。ただし、原材料を加熱殺菌した後にケーシング内に詰め込んでソーセージを製造することも可能であり、ケーシング内に原材料を詰め込んで加熱した後に、ケーシングを剥がして製品化する場合もある。なお、この明細書においては、原材料を豚肉等の挽肉とする場合や魚介類とする場合を含めるとともに、ケーシングに詰め込んで加熱した後にケーシングを剥がす場合を含めてソーセージ風食品とも言う。
ところで、ジュースなどの液状の飲食物を連続的に搬送しながら殺菌加熱するために、例えば、特許文献1に記載されるように、複数の環状の電極が設けられた流路に飲食物を流しながらジュール熱によりこれを加熱するようにした加熱装置が使用されている。
特開2001−291574号公報
鳥獣類の挽肉等を原材料とするソーセージや魚介類のすり身等を原材料とする魚肉ソーセージ等のソーセージ風食品を効率的に製造するために、上記特許文献に記載される加熱装置を用いて、ジュール熱を利用して加熱殺菌する試みがなされた。調味料を加えた原材料をそのまま流路内に搬送しながら、ジュール加熱したところ、流路の内壁面に原材料が付着し、その部分ではスパークが発生してしまい、原材料全体を所望の温度に加熱することができなかった。
ソーセージ風食品の原材料を流路内に搬送しながらジュール加熱するようにすると、ソーセージ風食品の原材料はジュース等と比べて流動性が低く、しかも原材料は強く固められるために、原材料が流路の内壁面に付着してしまうことが避けられなかった。特に、魚肉ソーセージの原材料には、デンプン、植物性タンパク、卵白等の結着剤が添加されており、結着剤が加熱時に流路の内壁面に付着してしまうことが多かった。内壁面に原材料が付着すると、その部分ではスパークが発生してしまうことになる。
このため、従来では、ジュール熱を利用してソーセージ風食品を製造することはできず、殺菌釜で高温加熱する方式を採用しなければならず、効率的な通電加熱を採用することができなかった。
本発明の目的は、原材料を搬送しながらジュール熱により加熱してソーセージ風食品を効率的に製造し得るようにすることにある。
本発明のソーセージ風食品の製造方法は、鳥獣類の挽肉や魚介類のすり身等を原材料とするソーセージを製造するソーセージ風食品の製造方法であって、前記原材料を吐出ノズルから透水性チューブ内に注入し、絶縁性材料からなる円筒形状のスペーサとリング状の電極とを交互に複数配置して形成される加熱ユニットの流路内に、前記透水性チューブ内に注入された前記原材料を供給し、前記電極に接続された電源ユニットから前記透水性チューブを介して前記原材料に通電し、前記原材料を前記透水性チューブ内に注入した状態のもとで前記流路を移動しながら前記透水性チューブを介して通電加熱することを特徴とする。
本発明のソーセージ風食品の製造方法は、前記加熱ユニット内に前記透水性チューブと前記電極との間に介在させる媒体液を供給することを特徴とする。本発明のソーセージ風食品の製造方法は、前記加熱ユニット内に設けられたガイド部材により前記透水性チューブを前記加熱ユニットの内周面から離した位置で案内しながら前記原材料を通電加熱することを特徴とする。
本発明のソーセージ風食品の製造装置は、鳥獣類の挽肉や魚介類のすり身等を原材料とするソーセージ風食品を製造するソーセージ風食品の製造装置であって、絶縁性材料からなる円筒形状のスペーサとリング状の電極とを交互に複数配置して形成され、前記原材料を流路内に案内しながら加熱する加熱ユニットと、前記加熱ユニットの流入口前方に配置された透水性チューブ内に前記原材料を注入しながら前記加熱ユニットの前記流路内に前記原材料を供給する吐出ノズルと、前記電力に接続され、前記透水性チューブを介して前記原材料に電力を供給する電源ユニットと、前記原材料を前記透水性チューブ内に注入した状態のもとで前記流路を移動しながら前記透水性チューブを介して通電加熱することを特徴とする。
本発明のソーセージ風食品の製造装置は、前記加熱ユニット内に前記透水性チューブと前記電極との間に介在させる媒体液を供給する媒体供給手段を有することを特徴とする。本発明のソーセージ風食品の製造装置は、前記透水性チューブを前記加熱ユニットの内周面から離した位置で案内するガイド部材を前記加熱ユニット内に設けることを特徴とする。本発明のソーセージ風食品の製造装置は、前記透水性チューブを軸方向に折り畳んだ状態で前記吐出ノズルに配置し、前記吐出ノズルから注入される前記原材料により前記透水性チューブを軸方向に引き延ばしながら前記加熱ユニット内に前記原材料を供給することを特徴とする。
本発明によれば、ソーセージ風食品の原材料を透水性チューブ内に注入した状態で加熱ユニットの流路内を搬送しながら原材料を通電加熱するようにしたので、透水性チューブ内に強く固めて原材料を注入した状態であっても、加熱ユニットの内面に原材料が付着することを防止できる。これにより、ソーセージ風食品をジュール熱により通電加熱することが可能となり、原材料を搬送しながら効率的に製造し得ることが可能となった。
本発明によれば、加熱ユニット内に電極と透水性チューブとの間に媒体液を介在させるようにしたので、透水性チューブ内の原材料全体に均一に電流が流れて、加熱品質を向上させることができる。加熱ユニット内にガイド部材を設けて透水性チューブを加熱ユニットの内周面から離した位置で案内すると、透水性チューブと電極との接触を確実に防止することができ、加熱品質を高めることができる。
ソーセージ風食品の原材料としては、畜肉や鶏肉等の鳥獣類の挽肉を用いたり、魚介類のすり身を用いたりすることができる。特に魚介類のすり身を原材料とする場合には、原材料にデンプンや卵白等の結着剤が添加されるが、結着剤が加熱時に流路の内壁面に付着することを防止して効率的にソーセージ風食品を製造することができる。
本発明の一実施の形態であるソーセージ風食品の製造装置を示す概略図である。 原材料を通電加熱している状態におけるソーセージ風食品の製造装置の一部を拡大して示す断面図である。 本発明の他の実施の形態であるソーセージ風食品の製造装置を示す概略図である。 図3に示したソーセージ風食品の製造装置の一部を拡大して示す断面図である。 図4における5−5線断面図である。 図4における6−6線断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示されるソーセージ風食品の製造装置10は、上流側の加熱ユニット11と下流側の加熱ユニット12の2台の加熱ユニットを有しており、上流側の加熱ユニット11の流出端は下流側の加熱ユニット12の流入端に接続管13により接続されている。これらの加熱ユニット11,12により加熱されるソーセージ風食品の素材つまり原材料Sは、ホッパ14に投入されるようになっている。ホッパ14の流出端に接続された素材供給管15の先端には吐出ノズル16が設けられており、ホッパ14内の原材料Sは素材供給管15に設けられたポンプ17により吐出ノズル16から吐出される。
加熱ユニット11は、樹脂等の絶縁材料からなる円筒形状のスペーサ21とリング状の電極22とを交互に配置することにより、複数のスペーサ21と複数の電極22とにより形成されており、図2に示されるように、加熱ユニット11の内部には流路23が形成されている。加熱ユニット11の流入端にはアース電極24を介して円筒形状の入口部25が取り付けられており、流出端にはアース電極24を介して出口部26が取り付けられている。それぞれのアース電極24はリング状となっており、入口部25と出口部26はそれぞれ絶縁材料からなる円筒形状の部材により形成されている。
図1に示す加熱ユニット11は7つの電極22を有しており、それぞれの電極22は電源ユニット27に接続され、流れ方向に隣り合う2つの電極22が逆極性となるように、電源ユニット27からは高周波電流が供給されるようになっている。
加熱ユニット12は加熱ユニット11と同様の構造であり、円筒形状のスペーサ21とリング状の電極22とを交互に配置することにより形成されており、内部には流路23が形成されている。加熱ユニット12の入口部25は接続管13により加熱ユニット11の出口部26に接続されている。接続管13の内径は、加熱ユニット11,12の流路23の内径とほぼ同様に設定されている。
加熱ユニット12の出口部26には搬出管28が接続され、加熱終了後の原材料Sは次の工程に搬送される。ソーセージ風食品の製造装置を構成するための加熱ユニット11の数は、2台に限られることなく任意の台数とすることができ、さらに、加熱ユニット11,12に設けられる電極22の数は、複数であれば良く、図示する7つに限定されるものではなく、任意の数とすることができる。
吐出ノズル16は、図1に示されるように、加熱ユニット11の入口部25に対向して配置されるとともに入口部25と同軸となっており、吐出ノズル16には透水性チューブ31が装着されるようになっている。透水性チューブ31は、布等のように、水分を吸収する性質を有する薄膜により形成されており、内径は製品化されるソーセージ風食品の径にほぼ対応している。透水性チューブ31は水分を含ませた状態のもとで、図1に模式的に示すように、軸方向に折り畳んで吐出ノズル16に装着されるようになっている。透水性チューブ31の先端部には閉塞端32が設けられており、先端部は閉じられている。
ポンプ17を駆動してホッパ14内のソーセージ風食品の素材としての原材料Sを吐出ノズル16から吐出させると、原材料Sは吐出ノズル16から吐出されて透水性チューブ31内に注入される。透水性チューブ31内に原材料Sが注入されると、原材料Sは図2に示されるように、折り畳まれた透水性チューブ31を引き延ばしながら加熱ユニット11の流路23内に供給される。
透水性チューブ31内に原材料Sが注入されると、注入された原材料Sにより透水性チューブ31が引き延ばされて流路23内を原材料Sが案内されて搬送される。この状態のもとで、電源ユニット27からそれぞれの電極22に所定の周波数の電流を供給すると、原材料Sの移動方向に隣り合って対をなす2つの電極22間に透水性チューブ31および原材料Sを介して電流が流れることになる。これにより、原材料Sにはジュール熱が発生してジュール熱により原材料Sは所定の殺菌温度まで加熱される。加熱ユニット11の流路23を案内しながら原材料Sの通電加熱が終了した後には、下流側の加熱ユニット12により原材料Sに対する通電加熱が行われる。加熱ユニット12から取り出され加熱作業終了後の原材料は、搬出管28により次の処理工程に搬送され、次の処理工程では、透水性チューブ31を一定の長さ毎にひねって一定長さ毎の部位に仕切るようにしたり、包装したりする処理が行われる。
このように、原材料Sを透水性チューブ31内に注入した状態のもとで流路23を案内しながら原材料Sを通電加熱するようにしたので、流路23の内周面つまりスペーサ21と電極22の内周面には原材料Sが付着することがない。しかも、透水性チューブ31が流路23の内周面を滑りながら移動することになるので、内周面の払拭動作が透水性チューブ31により達成され、流路23の内周面には原材料Sが付着しないだけでなく、内周面は常に清浄状態に保持される。
1本の透水性チューブ31に対する原材料Sの注入と、透水性チューブ31内に注入された状態での原材料Sに対する通電加熱が終了すると、吐出ノズル16には新たな透水性チューブ31が装着され、順次、透水性チューブ31を用いた原材料Sの通電加熱が行われる。
通電加熱を行うことにより、ソーセージ風食品は製品化されることになるが、製品化に際しては、透水性チューブ31の中に原材料を注入した状態のままで製品化しても良く、加熱した後に透水性チューブ31を剥がして製品化するようにしても良い。
図3〜図6は本発明の他の実施の形態であるソーセージ風食品の製造装置10aを示す。これらの図においては、上述したソーセージ風食品の製造装置10と共通する部材には同一の符号が付されている。
上述した製造装置10においては、原材料Sが注入された透水性チューブ31を加熱ユニット11,12の内周面つまり流路23の内周面に接触させた状態で移動させながら原材料Sを通電加熱するようにしているのに対し、この製造装置10aにおいては加熱ユニット11,12の内周面と透水性チューブ31との間に導電液である塩水を媒体液として介在させた状態で移動させながら原材料Sを通電加熱するようにしている。
このソーセージ風食品の製造装置10aは、上述した製造装置10と同様に、直列に接続された2つの加熱ユニット11,12を有しており、上流側の加熱ユニット11の上流端部の入口部25には媒体液を加熱ユニット11内に供給するための液体供給口35が設けられている。一方、下流側の加熱ユニット12の出口部26には液体排出口36が設けられており、液体排出口36から排出された媒体液は液体タンク37に排出管38により戻される。液体タンク37に戻された媒体液Lは、媒体供給手段としてのポンプ41が設けられた供給管42により液体供給口35から加熱ユニット11に循環供給される。
加熱ユニット11内に塩水からなる媒体液Lを供給すると、図5に示されるように、透水性チューブ31と加熱ユニット11の内周面43との間には、媒体液Lが介在することになり、透水性チューブ31と電極22との直接接触が回避される。これにより、透水性チューブ31が電極22に部分的ないし局所的に接触することが防止され、原材料Sは全体的に均一に通電加熱される。導電液である塩水からなる媒体液Lは、原材料Sにも電流が流れて十分に原材料Sに通電が行われるように、原材料Sの導電率と同一かそれよりも低い導電率となるように塩水濃度が調整される。塩水濃度が設定値よりも変化したときには、液体タンク37に真水や塩分を供給して塩水濃度が調整される。
原材料Sが注入された透水性チューブ31を流路23で移動させる際に、透水性チューブ31を加熱ユニット11の内周面43から離した位置で案内し、透水性チューブ31と電極22との直接接触を確実に回避するために、図4〜図6に示されるように、加熱ユニット11の内周面43には絶縁材料から棒状の複数のガイド部材44が本円周方向に間隔を隔てて流路23に沿って伸びて配置されている。入口部25には、図6に示すように、断面円形の入口孔45aが形成された入口プラグ45が取り付けられており、それぞれのガイド部材44の一端部は入口プラグ45に取り付けられている。したがって、原材料Sが注入された透水性チューブ31の外周面は入口孔45aの内周面に接触し、加熱ユニット11内に供給された媒体液が入口孔45aから漏出することが防止される。
加熱ユニット11の出口部26には、図4に示されるように、出口プラグ46が取り付けられており、出口プラグ46に形成された出口孔46aの内径は、透水性チューブ31の外径よりも大きく設定されており、透水性チューブ31とともに媒体液が接続管13内の流路23aに送られる。
下流側の加熱ユニット12も加熱ユニット11とほぼ同様の構造となっており、その内周面には加熱ユニット11と同様に複数の棒材からなるガイド部材44が配置されている。ただし、加熱ユニット12の入口部25に設けられる入口プラグは、加熱ユニット11の出口プラグ46と同様に透水性チューブ31とともに媒体液が流れるような内径の入口孔となっている。さらに、加熱ユニット12の出口部26に設けられる出口プラグは、加熱ユニット11の入口プラグ45と同様の内径となっている。
ソーセージ風食品の製造装置10aが1台の加熱ユニット11により形成される場合には、加熱ユニット11の出口部26に液体排出口36が設けられることになる。また、2台を超える加熱ユニットを有する製造装置においては、中間位置に配置される加熱ユニットの入口部25と出口部26は、それぞれには液体供給口35や液体排出口36が設けられないので、図4に示した出口部26と同様の出口プラグが設けられることになる。
図5および図6に示されるように、加熱ユニット11の内周面43に設けられるガイド部材44は4本の棒状部材により形成されているが、ガイド部材44として棒状部材を内周面43に設ける場合には、4本に限られることなく、任意の本数とすることができる。
さらに、ガイド部材44の他の具体例としては、ガイド部材44が透水性チューブ31を、加熱ユニットの内周面43から離した位置で電極22との直接接触を回避して案内する構造であれば、棒状部材に限られることなく、絶縁材料からなり通液性を有するメッシュ状の円筒部材とする形態がある。このように、円筒部材とすると、原材料Sの移動時における横断面形状を円筒形状に保持することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上述したソーセージ風食品の製造装置においては、ソーセージ風食品の素材である原材料として畜肉や鶏肉等の鳥獣類の挽肉を用いてこれを加熱してソーセージ風食品を製造するようにしても良く、魚介類のすり身を原材料してこれを加熱してソーセージ風食品を製造するようにしても良い。魚介類のすり身を原材料としたソーセージ風食品は、魚肉ソーセージの規格に区分されるが、魚肉ソーセージを含めた全ての規格のソーセージを本発明の装置により製造することができる。透水性チューブ31を加熱するためのケーシングとして使用しているが、羊の腸や牛の腸を透水性チューブ31として使用するようにしても良い。
11,12 加熱ユニット
13 接続管
14 ホッパ
15 素材供給管
16 吐出ノズル
17 ポンプ
21 スペーサ
22 電極
23 流路
24 アース電極
25 入口部
26 出口部
27 電源ユニット
28 搬出管
31 透水性チューブ
32 閉塞端
35 液体供給口
36 液体排出口
37 液体タンク
38 排出管
41 ポンプ
42 供給管
43 内周面
44 ガイド部材
45 入口プラグ
46 出口プラグ
S 原材料

Claims (7)

  1. 鳥獣類の挽肉や魚介類のすり身等を原材料とするソーセージ風食品を製造するソーセージ風食品の製造方法であって、
    前記原材料を吐出ノズルから透水性チューブ内に注入し、
    絶縁性材料からなる円筒形状のスペーサとリング状の電極とを交互に複数配置して形成される加熱ユニットの流路内に、前記透水性チューブ内に注入された前記原材料を供給し、
    前記電極に接続された電源ユニットから前記透水性チューブを介して前記原材料に通電し、
    前記原材料を前記透水性チューブ内に注入した状態のもとで前記流路を移動しながら前記透水性チューブを介して通電加熱することを特徴とするソーセージ風食品の製造方法。
  2. 請求項1記載のソーセージ風食品の製造方法において、前記加熱ユニット内に前記透水性チューブと前記電極との間に介在させる媒体液を供給することを特徴とするソーセージ風食品の製造方法。
  3. 請求項2記載のソーセージ風食品の製造方法において、前記加熱ユニット内に設けられたガイド部材により前記透水性チューブを前記加熱ユニットの内周面から離した位置で案内しながら前記原材料を通電加熱することを特徴とするソーセージ風食品の製造方法。
  4. 鳥獣類の挽肉や魚介類のすり身等を原材料とするソーセージ風食品を製造するソーセージ風食品の製造装置であって、
    絶縁性材料からなる円筒形状のスペーサとリング状の電極とを交互に複数配置して形成され、前記原材料を流路内に案内しながら加熱する加熱ユニットと、
    前記加熱ユニットの流入口前方に配置された透水性チューブ内に前記原材料を注入しながら前記加熱ユニットの前記流路内に前記原材料を供給する吐出ノズルと、
    前記電力に接続され、前記透水性チューブを介して前記原材料に電力を供給する電源ユニットと、
    前記原材料を前記透水性チューブ内に注入した状態のもとで前記流路を移動しながら前記透水性チューブを介して通電加熱することを特徴とするソーセージ風食品の製造装置。
  5. 請求項4記載のソーセージ風食品の製造装置において、前記加熱ユニット内に前記透水性チューブと前記電極との間に介在させる媒体液を供給する媒体供給手段を有することを特徴とするソーセージ風食品の製造装置。
  6. 請求項5記載のソーセージ風食品の製造装置において、前記透水性チューブを前記加熱ユニットの内周面から離した位置で案内するガイド部材を前記加熱ユニット内に設けることを特徴とするソーセージ風食品の製造装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載のソーセージ風食品の製造装置において、前記透水性チューブを軸方向に折り畳んだ状態で前記吐出ノズルに配置し、前記吐出ノズルから注入される前記原材料により前記透水性チューブを軸方向に引き延ばしながら前記加熱ユニット内に前記原材料を供給することを特徴とするソーセージ風食品の製造装置。
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