JP2012086953A - エレベータのガイドレール接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドレールと昇降路壁との間隔が比較的狭い場合でも、第2継目板もガイドレールと昇降路壁との間に設置できるエレベータのガイドレール接続構造の提供。
【解決手段】本発明は、第1ガイドレール材1aと第2ガイドレール材1bを接続する既設継目板2に当接するように、雌ねじ部7と、既設継目板2を固定する第1ボルト4に螺合するナット5が挿入されるガイドレール移動防止用穴6とを有する追加継目板3を設け、ガイドレール1側から、第1ガイドレール材1a、第2ガイドレール材1bのボルト穴11a,11b及び既設継目板2のボルト穴2aに挿入されて、追加継目板3の雌ねじ部7に螺合する第2ボルト8を備えた構成にしてある。この構成により、ガイドレール1と昇降路壁9との間隔が比較的狭い場合でも、追加継目板3もガイドレール1と昇降路壁9との間に設置することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗かごあるいはつり合い重りを案内するガイドレールを構成する第1ガイドレール材と第2ガイドレール材との接続部に配置されるエレベータのガイドレール接続構造に関する。
一般に、エレベータの乗かご、あるいはつり合い重りは、昇降路壁に対向するように鉛直方向に複数本立設されるガイドレールによって案内される。これらのガイドレールのそれぞれは、複数本のガイドレール材が連結接続されて構成されている。例えば、第1ガイドレール材と第2ガイドレール材とは、その接続部に配置される継目板と、この継目板を第1ガイドレール材と第2ガイドレール材とに固定するボルトとナットとによって連結されている。この場合、ボルトの頭部が第1ガイドレール材または第2ガイドレール材側に位置し、ナットが昇降路壁側に位置するようにして、これらのボルトとナットによって継目板が締結される。
なお、エレベータのガイドレールは、連結梁としての剛性の計算が行われている。この場合、ガイドレール本体の断面二次モーメントに対して、継目板の断面性能が低いと、前述の連結梁の計算よりも撓みが大きくなる現象を生じやすい。すなわち、第1ガイドレール材と第2ガイドレール材の接続部の強度不足を招きやすい。
このようなことから、特許文献1に、2枚の継目板を重ね合わせるように設け、ガイドレールを連結するに必要な強度を確保しようとした技術が提案されている。この特許文献1に示される従来技術も、2枚の継目板をボルトとナットで締結し、ガイドレールの接続部に取り付けるようにしてあり、ボルトの頭部がガイドレール側に位置し、ナットが昇降路壁側に位置するようになっている。
特開2008−068961号公報
前述した特許文献1に示される従来技術は、重ね合わせた2枚の継目板を、ボルト・ナットで締結することにより、ガイドレール材を連結するに必要な強度を確保するものであるが、例えば既設のエレベータに設けられている既設継目板に重ね合わせるように追加継目板を取り付けようとする場合には、追加継目板の厚さに相当する分だけ昇降路壁との間隔が狭くなる。しがって、追加継目板と昇降路壁との間にナットを回動させて締結する締結工具を挿入して操作することができない場合があり、所望の追加継目板を取り付けることができないことが起こり得る。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、ガイドレールと昇降路壁との間隔が比較的狭い場合でも、第2継目板もガイドレールと昇降路壁との間に設置することができるエレベータのガイドレール接続構造を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係るエレベータのガイドレール接続構造は、エレベータの昇降路壁に対向するように設置される第1ガイドレール材と第2ガイドレール材との接続部に配置され、前記第1ガイドレール材及び前記第2ガイドレール材のそれぞれに形成される複数のボルト穴に適合する複数のボルト穴を有する第1継目板と、前記第1ガイドレール材及び前記第2ガイドレール材のそれぞれに形成された複数の前記ボルト穴と、対応する前記第1継目板の複数のボルト穴のそれぞれに挿通し、頭部が前記第1ガイドレール材または前記第2ガイドレール材の該当する側に位置し、先端部が前記昇降路壁側に位置する複数の第1ボルトと、前記昇降路壁側に配置されて前記第1ボルトのそれぞれに螺合し、これらの第1ボルトの前記頭部と協働して前記第1継目板を、前記第1ガイドレール材及び前記第2ガイドレール材に固定するナットとを備えたエレベータのガイドレール接続構造を有することを前提としている。
このような前提において、本発明は、前記第1継目板に当接するように、この第1継目板よりも前記昇降路壁側に配置される第2継目板を設け、この第2継目板には、前記第1ガイドレール材の複数の前記ボルト穴のうちのいずれか複数の前記ボルト穴、及び前記第2ガイドレール材の複数の前記ボルト穴のうちのいずれか複数の前記ボルト穴と、これらのボルト穴のそれぞれに適合する前記第1継目板の複数の前記ボルト穴のそれぞれに適合する複数の雌ねじ部と、前記第1継目板を固定する前記複数のナットのうちの、前記第1ガイドレール材に前記第1継目板を固定するナット、及び前記第2ガイドレール材に前記第1継目板を固定するナットのそれぞれが挿入されるガイドレール移動防止用穴とを形成してある。
また、本発明は、頭部が前記第1ガイドレール材または前記第2ガイドレール材の該当する側に位置し、先端部が前記第2継目板の前記雌ねじ部のそれぞれに螺合して前記昇降路壁側に位置し、前記第2継目板を、前記第1ガイドレール材または前記第2ガイドレール材と、前記第1継目板とに固定する第2ボルトを備えている。
このように構成した本発明は、例えば、第1継目板が既設継目板であり第2継目板が追加継目板であるとすると、第1継目板は、第1ボルト及びこの第1ボルトに螺合するナットによって、第1ガイドレール材と第2ガイドレール材とを接続するように、これらの第1ガイドレール材と第2ガイドレール材とに固定された状態となっている。また、第1継目板とナットとは、第1ガイドレール材、第2ガイドレール材と、昇降路壁との間の領域に配置された状態となっている。
このように第1継目板が取り付けられている状態にあって、第1継目板に重ね合わせるように第2継目板を取り付ける場合、第2継目板に形成されたガイドレール移動防止用穴内に、第1継目板を固定しているナットが挿入されるようにして第2継目板を第1継目板に重ね合わせることが行われる。すなわち、第1継目板に第2継目板を重ね合わせたときに、ナットに対応するようなガイドレール移動防止用穴が設けられていない第2継目板の部分に対向するナット、及びそのナットが螺合しているボルトの組み合わせは取り外される。これにより、第1継目板に対して第2継目板を支障なく当接させることができる。
このように第1継目板に第2継目板を当接させた状態において、第1ガイドレール材及び第2ガイドレール材側から第2ボルトを、第1ガイドレール材のボルト穴及び第1継目板のボルト穴を挿通させて、第2継目板の雌ねじ部に螺合させ、また第2ガイドレール材のボルト穴及び第1継目板のボルト穴を挿通させて、第2継目板の雌ねじ部に螺合させる。このようにして、第2ボルトによって第1ガイドレール材及び第2ガイドレール材と、第1継目板とに、第2継目板を固定することができる。これにより、第2継目板は、第1継目板と昇降路壁との間に配置される。なお、このような第2継目板の取り付けの間に、第2継目板のガイドレール移動防止用穴のそれぞれに、第1ガイドレール材に第1継目板を固定しているナットと、第2ガイドレール材に第1継目板を固定しているナットとが適宜係止されることにより、第1ガイドレール材と第2ガイドレール材とは互いに移動しないように保持される。
このように本発明は、第2継目板を固定する第2ボルトを、第1ガイドレール材、及び第2ガイドレール材のそれぞれの側から挿入操作することにより、第2継目板と昇降路壁との間にナットを回す締結工具を挿入操作する必要なく第2継目板を固定することができる。
すなわち本発明は、ガイドレールと昇降路壁との間隔が比較的狭い状況にあっても、基本的には、既に設置されている第1継目板と昇降路壁との間に、第2継目板を挿入し、第1継目板に当接させる操作を可能にする間隔が有れば、第1ガイドレール材と第2ガイドレール材とを接続する第1継目板と、第2継目板とを重ね合わせて、昇降路壁とガイドレールとの間に設置することができる。したがって、このようにガイドレールと昇降路壁との間隔が比較的狭いときでも、ガイドレールを連結するに必要な十分な強度を確保することができる。
また本発明は、前記発明において、前記第2ボルトの長さ寸法を、前記第1ボルトの長さ寸法よりもわずかに長い寸法、または同等の寸法に設定したことを特徴としている。
また本発明は、前記発明において、前記第2継目板の前記雌ねじ部は、前記第1ガイドレール材の3つの前記ボルト穴、及びこれらのボルト穴のそれぞれに適合する前記第1継目板の3つの前記ボルト穴のそれぞれに適合する3つの雌ねじ部と、前記第2ガイドレール材の3つの前記ボルト穴、及びこれらのボルト穴のそれぞれに適合する前記第1継目板の3つの前記ボルト穴のそれぞれに適合する別の3つの雌ねじ部との合計で6つの雌ねじ部から成り、前記第2継目板の前記ガイドレール移動防止用穴は、記第1ガイドレール材に前記第1継目板を固定する1つのナットが挿入される1つのガイドレール移動防止用穴と、記第2ガイドレール材に前記第1継目板を固定する1つのナットが挿入される別の1つのガイドレール移動防止用穴との合計で2つのガイドレール移動防止用穴から成り、前記第1ボルトは、前記第1継目板を前記第1ガイドレール材に固定する1本のボルトと、前記第1継目板を前記第2ガイドレール材に固定する別の1本のボルトとの合計で2本のボルトから成り、前記第2ボルトは、前記第2継目板を前記第1ガイドレール材と前記第1継目板とに固定する3本のボルトと、前記第2継目板を前記第2ガイドレール材と前記第1継目板とに固定する別の3本のボルトとの合計6本のボルトから成ることを特徴としている。
前述のように本発明は、第1ガイドレール材と第2ガイドレール材を接続する第1継目板に当接するように、雌ねじ部と、第1継目板を固定する第1ボルトに螺合するナットが挿入されるガイドレール移動防止用穴とを有する第2継目板を設け、第1ガイドレール材及び第2ガイドレール材側から、第1ガイドレール材、第2ガイドレール材のボルト穴、及び第1継目板のボルト穴に挿入されて、第2継目板の雌ねじ部に螺合する第2ボルトを備えた構成にしてある。この構成により、ガイドレールと昇降路壁との間隔が比較的狭い場合でも、第2継目板もガイドレールと昇降路壁との間に設置することができる。したがって、このようにガイドレールと昇降路壁との間隔が比較的狭い場合でも、第2継目板を設置することにより、従来では困難であったガイドレールを連結するに必要な十分な強度を確保することができ、地震等に対する優れた安全性の確保に貢献する。
本発明に係るエレベータのガイドレール接続構造の一実施形態を示す側面図である。 図1の背面図である。 第1継目板である既設継目板が設けられている既設エレベータのガイドレール接続構造を示す側面図である。 図3の背面図である。
以下、本発明に係るエレベータのガイドレール接続構造の実施の形態を図に基づいて説明する。
本実施形態は、例えば既設エレベータのガイドレール接続構造において、第1継目板を補強するために第2継目板を取り付けるようにしたものである。はじめに、図3,4に基づいて既設エレベータのガイドレール接続構造について説明する。
これらの図3,4に示すように、エレベータは、図示しない乗かご、あるいはつり合い重りを案内するガイドレール1を備えている。ガイドレール1は、前述したように複数のガイドレール材が互いに連結されている。例えば第1ガイドレール材1aと第2ガイドレール材1bとが連結されており、その接続部1cに第1継目板、すなわち既設継目板2が取り付けられている。
第1ガイドレール材1aには、例えば4つのボルト穴11aが設けられ、第2ガイドレール材1bにも4つのボルト穴11bが設けられている。既設継目板2には、第1ガイドレール材1aの4つのボルト穴11aと第2ガイドレール材1bの4つのボルト穴11bに適合するように、上側に4つ、下側に4つ、合計で8つのボルト穴2aが設けられている。
既設継目板2を、第1ガイドレール材1a及び第2ガイドレール材1bに取り付けるボルトである第1ボルト4は8本設けられている。すなわち、第1ガイドレール材1aの4つのボルト穴11a及び既設継目板2の4つのボルト穴2aのそれぞれに挿通され、ナット5が螺合される4本の第1ボルト4と、第2ガイドレール材1bの4つのボルト穴11b及び既設継目板2の4つのボルト穴2aにそれぞれ挿通され、ナット5が螺合される4本の第1ボルト4の合計8本の第1ボルト4が設けられている。
第1ボルト4のそれぞれの頭部4aは、第1ガイドレール材1a、第2ガイドレール材1b側に位置し、それぞれの先端部4bは、昇降路壁9側に位置している。第1ボルト4に螺合して、既設継目板2を締結するナット5も、昇降路壁9側に、すなわち既設継目板2と昇降路壁9の間に配置されている。第1ボルト4は、先端部4bがナット5から突出する長さ寸法H1に設定されている。
次に、このようにして、第1ガイドレール材1a、第2ガイドレール材1bに、第1ボルト4及びナット5によって既設継目板2が固定されている状態にあって、第2継目板、すなわち追加継目板3を既設継目板2に重ね合わせるように固定する本実施形態のガイドレール接続構造について、図1,2に基づいて説明する。
追加継目板3は、例えば既設継目板2と同等の形状寸法に設定してある。この追加継目板3には、図1,2に示すように、第1ガイドレール材1aの4つのボルト穴11aのうちのいずれか複数のボルト穴、例えば3つのボルト穴11a、及び第2ガイドレール材1bの4つのボルト穴11bのうちのいずれか複数のボルト穴、例えば3つのボルト穴11bと、これらのボルト穴11a,11bのそれぞれに適合する既設継目板2のボルト穴2aのそれぞれに適合する雌ねじ部7を形成してある。
すなわち、第1ガイドレール材1aの3つのボルト穴11a、及び既設継目板2の3つのボルト穴2aのそれぞれに適合する3つの雌ねじ部7と、第2ガイドレール材1bの3つのボルト穴11b、及び既設継目板2の3つのボルト穴2aのそれぞれに適合する3つの雌ねじ部7との合計で6つの雌ねじ部7を、追加継目板3に形成してある。
また、既設継目板3には、既設継目板2を固定する8つのナット5のうちの、第1ガイドレール材1aに既設継目板2を固定する例えば図2に示す1つのナット5が挿入される1つのガイドレール移動防止用穴6と、第2ガイドレール材1bに既設継目板2を固定する例えば図2に示す1つのナット5が挿入される別の1つのガイドレール移動防止用穴6
との、合計2つのガイドレール移動防止用穴6を形成してある。
また、本実施形態は、頭部8aが第1ガイドレール材1aまたは第2ガイドレール材1bの該当する側に位置し、先端部8bが追加継目板3の雌ねじ部7のそれぞれに螺合して昇降路壁9側に位置し、追加継目板3を、第1ガイドレール材1aまたは第2ガイドレール材1bと、既設継目板2とに固定する第2ボルト8を備えている。
本実施形態における第1ボルト4の数は、既設継目板2を第1ガイドレール材1aに固定する1本のボルトと、既設継目板2を第2ガイドレール材1bに固定する別の1本のボルトとの合計2本である。また、第2ボルト8の数は、追加継目板3を第1ガイドレール材1aと既設継目板2とに固定する3本のボルトと、追加継目板3を第2ガイドレール材1bと既設継目板2とに固定する別の3本のボルトの合計6本である。
第2ボルト8の長さ寸法H2は、第1ボルト4の長さ寸法H1よりもわずかに長く設定してあるが、追加継目板3の雌ねじ部7との螺合を十分に確保し得る場合には、第2ボルト8の長さ寸法H2と第1ボルト4の長さ寸法H1とを同等の長さ寸法に設定してもよい。
このように構成した本実施形態では、既設継目板2が第1ガイドレール材1a及び第2ガイドレール材1bに取り付けられている状態にあって、追加継目板3を既設継目板2に重ね合わせるように取り付けるに際しては、例えば以下のようにして追加継目板3の取り付けが行われる。
追加継目板3に形成された2つのガイドレール移動防止用穴6内に、既設継目板2を固定しているナット5が挿入されるようにして、追加継目板3を既設継目板2に重ね合わせることが行われる。すなわち、既設継目板2に追加継目板3を重ね合わせたときに、ナット5に対応するようなガイドレール移動防止用穴6が設けられていない追加継目板2の部分に対向するナット5、及びそのナット5が螺合している第1ボルト4の組み合わせは取り外される。これにより、既設継目板2に対して追加継目板3を支障なく当接させることができる。
このように既設継目板2に追加継目板3を当接させた状態において、第1ガイドレール材1a側から3本の第1ボルト8のそれぞれを、第1ガイドレール材1aのボルト穴11a及び既設継目板2のボルト穴2aを挿通させて、追加継目板3の上側の3つの雌ねじ部7のそれぞれに螺合させる。また、第2ガイドレール材1b側から3本の第2ボルト8のそれぞれを、第2ガイドレール材1bのボルト穴11b、及び既設継目板2のボルト穴2aを挿通させて、追加継目板3の下側の3つの雌ねじ部7のそれぞれに螺合させる。
このようにして、第2ボルト8によって第1ガイドレール材1a及び第2ガイドレール材1bと、既設継目板2とに、追加継目板3を固定することができる。これにより、追加継目板3は、既設継目板2と昇降路壁9との間に配置される。
なお、このような追加継目板3の取り付けの間に、追加継目板3の2つのガイドレール移動防止用穴6のそれぞれに、第1ガイドレール材1aに既設継目板2を固定している1つのナット5と、第2ガイドレール材1bに既設継目板2を固定している他の1つのナット5とが適宜係止されることにより、第1ガイドレール材1aと第2ガイドレール材1bとは互いに移動しないように保持される。これにより、上述した追加継目板3の取り付けを支障なく行うことができる。
前述したように本実施形態によれば、追加継目板2を固定する第2ボルト8を、第1ガイドレール材1a、及び第2ガイドレール材1bのそれぞれの側から挿入操作することにより、追加継目板3と昇降路壁9との間に、ナットを回す締結工具を挿入操作する必要なく追加継目板3を固定することができる。したがって、ガイドレール1と昇降路壁9との間隔が比較的狭い場合でも、追加継目板3を設置することができる。これにより、ガイドレール1を連結するに必要な十分な強度を確保することができ、地震等に対する優れた安全性の確保に貢献する。
なお、追加継目板3に形成される雌ねじ部7の数、及びガイドレール移動防止用穴6の数は、前述した実施形態に限定されない。必要に応じた数に設定することができる。
また、前述の実施形態では、既設継目板2と追加継目板3とを同等の形状寸法に設定してあるが、追加継目板3を既設継目板2とは異なる形状寸法に設定してもよい。例えば追加継目板3を、ガイドレール材1a,1bの連結に必要な十分な強度を考慮して、既設継目板2とは異なる厚さ寸法に設定してもよい。
また、前述の実施形態では、既設エレベータに設けられる既設継目板2に重ね合わせるように追加継目板3を取り付ける構成にしてあるが、本発明は、このように第1継目板を既設継目板2とし、第2継目板を追加継目板3とする構成には限定されない。新設エレベータにおいて、第1継目板と第2継目板とを同じ作業中に取り付けるようにしてもよい。このようにして第1継目板と第2継目板とを取り付ける場合も、基本構成は、前述した実施形態と同等であり、前述した実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
1 ガイドレール
1a 第1ガイドレール材
1b 第2ガイドレール材
1c 接続部
2 既設継目板(第1継目板)
2a ボルト穴
3 追加継目板(第2継目板)
4 第1ボルト
4a 頭部
4b 先端部
5 ナット
6 ガイドレール移動防止用穴
7 雌ねじ部
8 第2ボルト
8a 頭部
8b 先端部
9 昇降路壁
11a ボルト穴
11b ボルト穴

Claims (3)

  1. エレベータの昇降路壁に対向するように設置される第1ガイドレール材と第2ガイドレール材との接続部に配置され、
    前記第1ガイドレール材及び前記第2ガイドレール材のそれぞれに形成される複数のボルト穴に適合する複数のボルト穴を有する第1継目板と、
    前記第1ガイドレール材及び前記第2ガイドレール材のそれぞれに形成された複数の前記ボルト穴と、対応する前記第1継目板の複数のボルト穴のそれぞれに挿通し、頭部が前記第1ガイドレール材または前記第2ガイドレール材の該当する側に位置し、先端部が前記昇降路壁側に位置する複数の第1ボルトと、
    前記昇降路壁側に配置されて前記第1ボルトのそれぞれに螺合し、これらの第1ボルトの前記頭部と協働して前記第1継目板を、前記第1ガイドレール材及び前記第2ガイドレール材に固定するナットとを備えたエレベータのガイドレール接続構造において、
    前記第1継目板に当接するように、この第1継目板よりも前記昇降路壁側に配置される第2継目板を設け、
    この第2継目板には、前記第1ガイドレール材の複数の前記ボルト穴のうちのいずれか複数の前記ボルト穴、及び前記第2ガイドレール材の複数の前記ボルト穴のうちのいずれか複数の前記ボルト穴と、これらのボルト穴のそれぞれに適合する前記第1継目板の複数の前記ボルト穴のそれぞれに適合する複数の雌ねじ部と、前記第1継目板を固定する前記複数のナットのうちの、前記第1ガイドレール材に前記第1継目板を固定するナット、及び前記第2ガイドレール材に前記第1継目板を固定するナットのそれぞれが挿入されるガイドレール移動防止用穴とを形成してあり、
    頭部が前記第1ガイドレール材または前記第2ガイドレール材の該当する側に位置し、先端部が前記第2継目板の前記雌ねじ部のそれぞれに螺合して前記昇降路壁側に位置し、前記第2継目板を、前記第1ガイドレール材または前記第2ガイドレール材と、前記第1継目板とに固定する第2ボルトとを備えたことを特徴とするエレベータのガイドレール接続構造。
  2. 請求項1に記載のエレベータのガイドレール接続構造において、
    前記第2ボルトの長さ寸法を、前記第1ボルトの長さ寸法よりもわずかに長い寸法、または同等の寸法に設定したことを特徴とするエレベータのガイドレール接続構造。
  3. 請求項2に記載のエレベータのガイドレール接続構造において、
    前記第2継目板の前記雌ねじ部は、前記第1ガイドレール材の3つの前記ボルト穴、及びこれらのボルト穴のそれぞれに適合する前記第1継目板の3つの前記ボルト穴のそれぞれに適合する3つの雌ねじ部と、前記第2ガイドレール材の3つの前記ボルト穴、及びこれらのボルト穴のそれぞれに適合する前記第1継目板の3つの前記ボルト穴のそれぞれに適合する別の3つの雌ねじ部との合計で6つの雌ねじ部から成り、
    前記第2継目板の前記ガイドレール移動防止用穴は、記第1ガイドレール材に前記第1継目板を固定する1つのナットが挿入される1つのガイドレール移動防止用穴と、記第2ガイドレール材に前記第1継目板を固定する1つのナットが挿入される別の1つのガイドレール移動防止用穴との合計で2つのガイドレール移動防止用穴から成り、
    前記第1ボルトは、前記第1継目板を前記第1ガイドレール材に固定する1本のボルトと、前記第1継目板を前記第2ガイドレール材に固定する別の1本のボルトとの合計で2本のボルトから成り、
    前記第2ボルトは、前記第2継目板を前記第1ガイドレール材と前記第1継目板とに固定する3本のボルトと、前記第2継目板を前記第2ガイドレール材と前記第1継目板とに固定する別の3本のボルトとの合計6本のボルトから成ることを特徴とするエレベータのガイドレール接続構造。
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