JP5840634B2 - エレベーター用ガイドレールの補強金具およびエレベーター用ガイドレールの補強構造 - Google Patents

エレベーター用ガイドレールの補強金具およびエレベーター用ガイドレールの補強構造 Download PDF

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本発明は、エレベーターの乗りかごや釣り合いおもりを案内するガイドレールに付設される補強金具と、かかる補強金具を用いたエレベーター用ガイドレールの補強構造に関するものである。
エレベーターの乗りかごや釣り合いおもりは、昇降路壁に鉛直方向に立てて設置されたガイドレールに沿って昇降するようになっており、ガイドレールは複数のレール材を連結することで構成されている。具体的には、隣接するレール材の接続部に継目板を橋渡し、これらレール材と継目板をボルト・ナット等の締結部材で固定することにより、レール材同士が連結されるようになっている。そして、このように連結された各レール材をブラケットを介して昇降路壁に固定することにより、昇降路壁に鉛直方向に立設するガイドレールが構成される。
ここで、エレベーターのガイドレールの強度は、ガイドレールに乗りかごや釣り合いおもりの地震発生時の荷重が印加された場合を想定して設計されている。レール材や継目板の強度(断面性能)はこれらの断面積の比率が影響しており、レール材の断面積に比較して継目板の断面積が小さい場合は、レール材の接続部において断面性能が不足する可能性がある。
このような場合に対応するため、従来より、継目板の断面積の増加を目的として、特許文献1に開示されたようなガイドレールの補強構造が提案されている。この補強構造は、隣接するレール材を連結している継目板に平板状の補強金具を重ね合わせ、継目板を挟んで積層されたレール材と補強金具の三者をボルト・ナットで固定することにより、継目板の断面性能を向上させるようにしている。
実開昭59−165872号公報、図7
ところで、特許文献1に開示された従来の補強構造では、レール材と継目板および補強金具の三者をボルト・ナットで固定するようにしているため、かかる補強構造を既設エレベーターのガイドレールに適用する場合、既に位置決めが完了したレール材と継目板とを固定しているボルト・ナットを一度取り外した後、継目板に補強金具を重ね合わせてから再度ボルト・ナットで固定する必要がある。しかしながら、既設エレベーターのガイドレールは各レール材の自重が鉛直方向に作用しているため、既設のレール材と継目板とを固定しているボルト・ナットを取り外す際に、締結工具の回転トルクでレール材が捩れて設置位置がずれてしまう虞があり、その場合、再度位置決めを行うために基準器具の設置やレール材の位置修正等の多大な作業が発生することになる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、既設エレベーターのガイドレールに対してボルト・ナットを取り外すことなく簡単に付設することができる補強金具を提供することにあり、その第2の目的は、既設エレベーターのガイドレールに対してボルト・ナットを取り外すことなく簡単に補強金具を付設することができる補強構造を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために、本発明に係るエレベーター用ガイドレールの補強金具は、エレベーターの昇降路壁に鉛直方向に立設された複数のレール材と、これらレール材を連結する継目板と、前記レール材と前記継目板を貫通する複数のボルトと、前記昇降路壁側に突出する前記ボルトの先端部に螺合されたナットとを備えたエレベーター用ガイドレールに付設される補強金具において、前記ナットを収容可能な複数の逃げ穴が設けられた板状の補強板材と、この補強板材の板面から突出して前記継目板と同等以上の厚さ寸法を有する取付片とによって構成されると共に、これら補強板材と取付片が前記レール材の幅方向両端から突出する部位を有し、当該部位にクリップ用ボルト穴が設けられていることを特徴としている。
また、上記第2の目的を達成するために、本発明に係るエレベーター用ガイドレールの補強構造は、エレベーターの昇降路壁に鉛直方向に立設された複数のレール材と、これらレール材の接続部に配置された継目板とを備え、前記レール材側から挿入した複数のボルトを前記継目板を貫通して前記昇降路壁側に突出させ、これらボルトの先端部にナットを螺合することで前記レール材と前記継目板が連結されていると共に、これらレール材と継目板の連結部に補強金具が付設されているエレベーター用ガイドレールの補強構造において、前記補強金具が、複数の逃げ穴を有する板状の補強板材と、この補強板材の板面から前記継目板と同等以上の厚さ寸法で突出する取付片とを備えると共に、これら補強板材と取付片を貫通するようにクリップ用ボルト穴が設けられており、前記補強金具を前記継目板に被着して前記逃げ穴内に前記ナットを収容させると共に、前記クリップ用ボルト穴を前記レール材の幅方向両端から突出させ、前記レール材側から前記クリップ用ボルト穴に挿入したクリップ用ボルトの先端部にクリップ用ナットを螺合することにより、前記レール材と前記補強金具とが固定されていることを特徴としている。
本発明によれば、レール材と継目板を固定しているボルト・ナットを取り外すことなく補強金具を簡単に付設することができるため、既設エレベーターのガイドレールに固定された継目板の断面性能を簡単かつ確実に向上させることができる。
本発明の第1実施例に係るエレベーター用ガイドレールの補強金具を示す斜視図である。 図1の補強金具が付設されたエレベーター用ガイドレールの補強構造を示す側面図である。 図1の補強金具が付設されたエレベーター用ガイドレールの補強構造を示す正面図である。 図1の補強金具が付設されたエレベーター用ガイドレールの補強構造を示す背面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第2実施例に係る補強金具が付設されたエレベーター用ガイドレールの補強構造を示す側面図である。 図7のC−C線に沿う断面図である。 図7の補強金具に設けられたクリップ用ボルト穴の説明図である。 本発明の第3実施例に係るエレベーター用ガイドレールの補強金具を示す斜視図である。 図10の補強金具が付設されたエレベーター用ガイドレールの補強構造を示す側面図である。
以下、本発明に係るエレベーター用ガイドレールの補強金具とそれを用いた補強構造の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、図1〜図6に示す第1実施例について説明すると、エレベーターは図示せぬ乗りかごや釣り合いおもりを案内するガイドレール1を備えており、このガイドレール1は複数のレール材を互いに連結して構成されている。説明の都合上、上下方向に隣接する一対のレール材をそれぞれ第1レール材laと第2レール材1bと呼ぶと、これら第1レール材laと第2レール材1bとの接続部1cには継目板2が接続部lcを橋渡しするように配置されている。
第1レール材laと第2レール材lbにはそれぞれ4つのボルト穴3が形成されており、継目板2には第1レール材1aの4つのボルト穴3と第2レール材lbの4つのボルト穴3に適合するように8つのボルト穴3が形成されている。第1レール材1aの4つのボルト穴3と継目板2の上側4つのボルト穴3にはそれぞれボルト4が挿通されており、これら第1レール材1aと継目板2とはボルト4に螺合するナット5によって固定されている。同様に、第2レール材1bの4つのボルト穴3と継目板2の下側4つのボルト穴3にはそれぞれボルト4が挿通されており、これら第2レール材1bと継目板2もボルト4に螺合するナット5によって固定されている。なお、これら8本のボルト4の頭部は第1レール材laと第2レール材1b側に配置されており、各ボルト4の先端部とナット5は昇降路壁6側に配置されている。
このように第1レール材laと第2レール材lbを継目板2で連結して構成される既設のガイドレール1に対して、補強金具7を付設することによって接続部の強度が補強されている。図1に示すように、この補強金具7は、補強作用を担当する長方形板状の補強板材7dと、補強板材7dの上下両端側の板面から突出する一対の取付片7bとで構成されている。補強板材7dにはボルト4の先端部に螺合されたナット5よりも大きい8つの逃げ穴7aが設けられており、後述するように、補強金具7を継目板2に重ね合わせた際に、各逃げ穴7a内に対応するナット5が収容されることにより、ナット5と補強板材7dが干渉しないようになっている。また、一対の取付片7bの幅方向両端側にはクリップ用ボルト穴7cが設けられており、これらクリップ用ボルト穴7cは補強板材7dを貫通している。すなわち、補強金具7の四隅に補強板材7dと取付片7bを貫通する4つのクリップ用ボルト穴7cが設けられており、後述するように、これらクリップ用ボルト穴7cに挿通したクリップ用ボルト9を用いて補強金具7が第1レール材1aと第2レール材1bに固定されるようになっている。
補強板材7dの長さ寸法は継目板2の全長よりも長めに設定されており、具体的には、補強板材7dは継目板2の上下両端から延出する部分を有しており、これら延出部に設けられた一対の取付片7bが継目板2と干渉しない程度の長さに設定された補強板材7dであれば良い。また、補強板材7dと取付片7bの幅寸法は、第1レール材laと第2レール材lbおよび継目板2の幅寸法に対して大きめに設定されており、具体的には、4つのクリップ用ボルト穴7cにクリップ用ボルト9を挿入した状態で、各クリップ用ボルト9が第1レール材laと第2レール材lbと干渉しない程度の幅寸法であれば良い。さらに、取付片7bの厚さ寸法は継目板2の厚さ寸法と同等以上であれば良い。
次に、このように構成された補強金具7を既設エレベーターの第1レール材1aと第2レール材lbとの接続部lcに設置する手順と設置後の状況を図2〜図6に基づいて説明する。
まず、補強金具7の取付片7bを昇降路壁6を正面に見た状態で手前になるように配置し、この姿勢のまま補強金具7を継目板2と昇降路壁6との間に挿入する。次に、図6に示すように、ボルト4の先端部に螺合されたナット5が補強板材7dに設けられた逃げ穴7aに収容されるように補強金具7の位置を修正し、補強板材7dを継目板2に重ね合わせる。次に、図5に示すように、クリップ用ボルト9にクリップ8を挿通した状態で、このクリップ用ボルト9を第1レール材laと第2レール材lb側からクリップ用ボルト穴7cに挿入した後、昇降路壁6側に突出するクリップ用ボルト9の先端部にスプリングワッシャ11とクリップ用ナット10を挿通する。次に、このクリップ用ナット10をスパナで固定した上でクリップ用ボルト9の頭部をスパナまたはラチェットレンチ、トルクレンチ等の締結工具を用いて回転させると、補強金具7が第1レール材laと第2レール材lbに対して4本のクリップ用ボルト9を用いて締結される。図3はこの状態での正面図、図4は同じく背面図、図5は同じく側面図をそれぞれ示している。
このように補強金具7をガイドレール1に付設した状態では、第1レール材laと第2レール材1bとの接続部1cを含む断面において、継目板2の断面性能に補強板材7dの断面性能が加わるため、地震等による外力が加わった場合のレール材の接続部の強度を増すことが可能となる。また、補強金具7を付設する補強作業に際し、第1および第2レール材la,1bと継目板2とを締結しているボルト4やナット5を取り外す作業が不要となるため、ボルト4やナット5を取り外す際の締結工具の回転トルクに起因するガイドレールの捩れを防止することができる。
次に、図7〜図9に示す第2実施例について説明すると、この第2実施例で用いられる補強金具71が前述した第1実施例の補強金具7と相違する点は、補強板材71dの昇降路壁6に面する側のクリップ用ボルト穴7cの開口端に凹部7eが設けられていると共に、この凹部7eの内周面にクリップ用ナット10の回転を阻止する平坦状の回転防止部7fが設けられていることにあり、それ以外の構成は基本的に第1実施例と同じであって、対応する部分には同一符号を付してある。
この補強金具71を既設エレベーターのガイドレール1に設置する場合は、設置前に予め凹部7eにクリップ用ナット10とスプリングワッシャ11を収納して図示せぬテープ等で仮止めしておき、この状態のまま補強金具71をガイドレール1と昇降路壁6との隙間に挿入する。次に、クリップ用ボルト9にクリップ8を挿通したまま、このクリップ用ボルト9を第1レール材laと第2レール材lb側からクリップ用ボルト穴7cに挿入することにより、クリップ用ボルト9の先端部を予め凹部7eに配置したクリップ用ナット10に係合させる。この状態でクリップ用ボルト9の頭部をスパナ等の締結工具で回転すると、クリップ用ナット10が回転防止部7fに係合して回転阻止されているため、補強金具71を第1レール材1aと第2レール材lbに締結することができる。なお、図7に示すように、クリップ用ボルト9の長さはクリップ用ナット10と完全に螺合しかつ昇降路壁6と干渉しない長さに設定する必要がある。
したがって、第2実施例に係る補強金具71を用いたガイドレール1の補強構造は、昇降路壁6側へのクリップ用ボルト9やクリップ用ナット10の出張りを低減することができ、ガイドレール1と昇降路壁6との隙間が狭い場合に対して好適である。
次に、図10と図11に示す第3実施例について説明すると、この第3実施例で用いられる補強金具72が第1実施例の補強金具7と相違する点は、継目板2と同等の長さ寸法を有する補強板材72dの幅方向両側に複数の取付片72bを突設し、これら取付片72bが継目板2の上端と下端よりも内側に配置されるようにしたことにあり、それ以外の構成は基本的に第1実施例と同じであって、対応する部分には同一符号を付してある。
すなわち、この補強金具72は、補強作用を担当する長方形板状の補強板材72dと、補強板材7dの左右両端側の板面から突出する4つの取付片7bとで構成されており、補強板材72dには8つの逃げ穴7aが設けられている。補強板材72dの長さ寸法は継目板2と同等に設定され、補強板材72dの幅寸法は第1レール材laと第2レール材lbおよび継目板2よりも大きく設定されている。取付片72bは補強板材72dの幅方向両側の対向する位置に2つずつ、合計で4つ設けられており、各取付片72bとそれに重なる補強板材72dを貫通するようにクリップ用ボルト穴7cが設けられている。なお、取付片72bの厚さ寸法は継目板2の厚さ寸法と同等以上であれば良く、また、補強板材72dの長さ寸法は継目板2よりも若干長くても良い。
第3実施例に係る補強金具72を既設エレベーターのガイドレール1に設置する手順は第1実施例と同様であるため、ここでは重複する説明を省略するが、補強板材72dの長さ寸法を継目板2の長さ寸法と同等に設定することが可能となるため、前述した第1実施例に記載の効果に加えて、補強金具72の継目板2に対する上下方向の出張りを低減することができる。したがって、第1実施例に係る補強金具7が設置困難な塔内機器の配置の場合においても、本発明を適用することが可能となる。また、補強板材72dの昇降路壁6に面する側のクリップ用ボルト穴7cの開口端に第2実施例で説明したものと同様の凹部や回転防止部を設けることにより、ガイドレール1と昇降路壁6との隙間が狭い場合にも適用することが可能となる。
1 ガイドレール
1a 第1レール材
1b 第2レール材
lc 接続部
2 継目板
3 ボルト穴
4 ボルト
5 ナット
6 昇降路壁
7,71,72 補強金具
7a 逃げ穴
7b,72b 取付片
7c クリップ用ボルト穴
7d,71d,72d 補強板材
7e 凹部
7f 回転防止部
8 クリップ
9 クリップ用ボルト
10 クリップ用ナット
11 スプリングワッシャ

Claims (8)

  1. エレベーターの昇降路壁に鉛直方向に立設された複数のレール材と、これらレール材を連結する継目板と、前記レール材と前記継目板を貫通する複数のボルトと、前記昇降路壁側に突出する前記ボルトの先端部に螺合されたナットとを備えたエレベーター用ガイドレールに付設される補強金具において、
    前記ナットを収容可能な複数の逃げ穴が設けられた板状の補強板材と、この補強板材の板面から突出して前記継目板と同等以上の厚さ寸法を有する取付片とによって構成されると共に、これら補強板材と取付片が前記レール材の幅方向両端から突出する部位を有し、当該部位にクリップ用ボルト穴が設けられていることを特徴とするエレベーター用ガイドレールの補強金具。
  2. 請求項1に記載のエレベーター用ガイドレールの補強金具において、前記補強板材の幅寸法を前記継目板の幅寸法よりも大きく設定し、前記取付片を前記補強板材の幅方向両端側にそれぞれ設けたことを特徴とするエレベーター用ガイドレールの補強金具。
  3. 請求項1または2に記載のエレベーター用ガイドレールの補強金具において、前記補強板材を貫通する前記クリップ用ボルト穴の開口端に凹部を設け、この凹部内にクリップ用ナットを収容可能としたことを特徴とするエレベーター用ガイドレールの補強構造。
  4. 請求項3に記載のエレベーター用ガイドレールの補強構造において、前記凹部の内周面に前記クリップ用ナットの回転を阻止する回転防止部が形成されていることを特徴とするエレベーター用ガイドレールの補強金具。
  5. エレベーターの昇降路壁に鉛直方向に立設された複数のレール材と、これらレール材の接続部に配置された継目板とを備え、前記レール材側から挿入した複数のボルトを前記継目板を貫通して前記昇降路壁側に突出させ、これらボルトの先端部にナットを螺合することで前記レール材と前記継目板が連結されていると共に、これらレール材と継目板の連結部に補強金具が付設されているエレベーター用ガイドレールの補強構造において、
    前記補強金具が、複数の逃げ穴を有する板状の補強板材と、この補強板材の板面から前記継目板と同等以上の厚さ寸法で突出する取付片とを備えると共に、これら補強板材と取付片を貫通するようにクリップ用ボルト穴が設けられており、
    前記補強金具を前記継目板に被着して前記逃げ穴内に前記ナットを収容させると共に、前記クリップ用ボルト穴を前記レール材の幅方向両端から突出させ、前記レール材側から前記クリップ用ボルト穴に挿入したクリップ用ボルトの先端部にクリップ用ナットを螺合することにより、前記レール材と前記補強金具とが固定されていることを特徴とするエレベーター用ガイドレールの補強構造。
  6. 請求項5に記載のエレベーター用ガイドレールの補強構造において、前記補強板材の幅寸法を前記継目板の幅寸法よりも大きく設定し、前記取付片を前記補強板材の幅方向両端側にそれぞれ設けたことを特徴とするエレベーター用ガイドレールの補強構造。
  7. 請求項5または6に記載のエレベーター用ガイドレールの補強構造において、前記補強板材を貫通する前記クリップ用ボルト穴の開口端に凹部を設け、この凹部内に前記クリップ用ナットを収容可能としたことを特徴とするエレベーター用ガイドレールの補強構造。
  8. 請求項7に記載のエレベーター用ガイドレールの補強構造において、前記凹部の内周面に前記クリップ用ナットの回転を阻止する回転防止部が形成されていることを特徴とするエレベーター用ガイドレールの補強構造。
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