JP2008068961A - エレベータ用ガイドレールの継目板 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータ用ガイドレールの継目板において、簡易な構造により、ガイドレール材の長さを調整することなくガイドレールを組み立てる。
【解決手段】エレベータのガイドレール18には、隣接するガイドレール材18aを連結する補強継目板14とクリップ押付継目板12が設けられている。クリップ押付継目板12は、ガイドレール18のフランジ部20より幅が広く、フランジ部20よりはみ出した部分にクリップ26により押し付け可能なはみ出し部48を有している。この構成により、継目板10がブラケット30の位置に来ても、ガイドレール18をブラケット30に固定することができる。よって、ガイドレール材18aの長さを切断等により調整することなくガイドレール18を組み立てることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ用ガイドレールの継目板、特にその構造に関する。
エレベータの乗りかご及び釣合い重りは、昇降路の上下方向に立てて配置されたガイドレールに沿って昇降する。ガイドレールは、例えば定尺5mのガイドレール材を複数連結して構成される。ガイドレール材の連結は、隣接するガイドレール材に橋渡しされて、それぞれのガイドレール材と、ボルト・ナット等の締結部材により固定される継目板によって達成される。現地では、ガイドレール材が昇降路の壁面に設けられたブラケットに固定され、また、これと並行して隣接ガイドレール材を連結して、ガイドレールが作り上げられる。
ガイドレールをブラケットに固定する機構として、図4〜6に示すような、クリップを用いた固定機構が知られている。図4は、ガイドレールがブラケットに固定された状態を示す平面図である。図5は、図4において左側から見た側面図であり、図6は、図4において下側から見た側面図である。
ガイドレール110は、断面略T字状であり、以降、このT字の横画をフランジ部190、縦画をガイド部200と記す。フランジ部190は、ガイド部200が設けられた側のおもて面160と、これと反対側の裏面170を有している。
昇降路の壁面(図示せず)には、鉄骨梁150,プレート140を介して、ブラケット130が固定されている。このブラケット130は、ガイドレール110を支持するレール支持面180を有する。レール支持面180には、ガイドレール110をこのレール支持面180に押し付けるクリップ120がクリップ用ボルト120aにより支持されている。クリップ120は、一端がレール支持面180に当接し、他端がガイドレール110のフランジ部190のおもて面160に当接するよう形成されている。クリップ用ボルト120aを締め付けると、クリップ120によりガイドレール110がブラケット130に押し付けられ、ガイドレール110がブラケット130に固定される。
ガイドレール材110aは継目板100を介して連結される。継目板100は、フランジ部190とほぼ等しい幅を有し、隣接する互いのガイドレール材110aのフランジ部190の裏面170に当接しており、継目ボルト100aによりこれらのガイドレール材110aに固定されている。継目板100は、隣接するガイドレール材110aを連結するのに必要な強度を確保するのに十分な厚さt1を有する。なお、継目板100の厚さt1は、ガイドレール材110aの大きさ等により決定される。
ガイドレール110がブラケット130に固定される位置に、隣接するガイドレール材110a同士が連結される継目板100が来た場合、レール支持面180からフランジ部190のおもて面160までの高さは、継目板100の厚さt1を加えた高さになる。クリップ120は、この高さを押し付けるように形成されていないため、ガイドレール110をブラケット130に固定することができない。よって、現地でガイドレール110を組み立てるときに、継目板100がブラケット130の位置に来ないようにガイドレール材110aを切断するなどして長さを調整していた。
下記特許文献1には、隣接するガイドレール材を連結する継目板の機能をブラケットに持たせ、クリップを使用せずに、ガイドレールがブラケットに固定される機構が開示されている。
特開平9−52675号公報
しかしながら、継目板100がブラケット130の位置に来ないようにするために、ガイドレール材110aを切断するなどして長さを調節する作業は、手間がかかってしまう。
本発明の目的は、簡易な構造により、ガイドレール材の長さを調整することなくガイドレールを組み立てることができるエレベータ用ガイドレールの継目板を提供することにある。
本発明は、エレベータのガイドレールの裏面に当接し、当該ガイドレール同士を連結するエレベータ用ガイドレールの継目板であって、エレベータが昇降する昇降路の壁面に設けられたブラケットに当該ガイドレールを押し付けて固定する固定部材が当接可能な被押付部を有し、継目板は、ガイドレールの裏面より幅が広く、継目板の、ガイドレールの底面よりはみ出した部分が、前記被押付部であることを特徴とする。
また、前記被押付部を含む第一継目板と、前記第一継目板より幅が狭く形成され、ガイドレールの連結強度を補う第二継目板とを有し、前記第一継目板及び前記第二継目板は、ガイドレールの底面に対し前記第二継目板、前記第一継目板の順に積層されることを特徴とすることが好適である。
本発明のエレベータ用ガイドレールの継目板によれば、簡易な構造により、ガイドレール材の長さを調整することなくガイドレールを組み立てることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面に従って説明する。図1は、本実施形態に係る継目板を用いてガイドレールがブラケットに固定された状態を示す平面図である。図2は、図1において左側から見た側面図であり、図3は、図1において下側から見た側面図である。
ガイドレール18は、エレベータの昇降路(図示せず)の上下方向に立てて配置され、昇降路の壁面(図示せず)に設けられたブラケット30に固定されている。本実施形態の昇降路は、例えば鉄骨構造の建屋に設けられているため、昇降路の壁面は、鉄骨梁44とこれに支持される軽量コンクリート(図示せず)により構成される。軽量コンクリートには、ガイドレール18が固定されたブラケット30を支持する強度がないため、鉄骨梁44にブラケット30が固定される。
ガイドレール18は、定尺例えば5mのガイドレール材18aを複数連結して構成される。ガイドレール材18aは、断面略T字状であり、以降、T字の横画をフランジ部20、縦画をガイド部46と記す。このフランジ部20は、ガイド部46が設けられた側のおもて面22と、これと反対側の裏面24を有している。
隣接するガイドレール材18aのフランジ部20の裏面24には、これらのガイドレール材18aを連結する継目板10が継目板用ボルト16により支持されている。継目板10は、大きさが異なる長方形状の補強継目板14とクリップ押付継目板12から構成される。継目板10は、フランジ部20の裏面24に対し補強継目板14、クリップ押付継目板12の順に積層されて、継目板用ボルト16によりガイドレール材18aに支持される。
クリップ押付継目板12は、隣接するガイドレール材18aを橋渡しするのに十分な長さを有している。また、クリップ押付継目板12は、フランジ部20より広い幅と、フランジ部20と同じ厚さを有している。つまり、クリップ押付継目板12の両側は、フランジ部20よりはみ出しており、このはみ出している部分、すなわちはみ出し部48は、フランジ部20と同じ厚さである。クリップ26は、ブラケット部20をブラケット30に押し付けるため、一端がブラケット30に、他端がフランジ部20のおもて面22に当接するよう形成されている。クリップ押付継目板12の、はみ出し部48は、フランジ部20と同じ厚さである。このため、クリップ26の形状により、クリップ26の一端がブラケット30に、他端がはみ出し部48の、補強継目板14が設けられた側の面に当接することができる。
一方、補強継目板14は、クリップ押付継目板12と同じように隣接するガイドレール材18aを橋渡しするのに十分な長さを有している。また、補強継目板14は、クリップ押付継目板12のはみ出し部48よりも狭い幅、例えばフランジ部20とほぼ同じ幅を有している。また、補強継目板14の板厚は、この板厚とクリップ押付継目板12の板厚と合わせた板厚がt2になるような厚さである。板厚t2は、隣接するガイドレール材100aを連結するのに必要な強度を確保するのに十分な厚さである継目板100の板厚t1と同じ値である。これら2枚の継目板12,14が重ね合わせてこの板厚t2を有することにより、継目板10は、隣接するガイドレール材18aを連結するのに必要な強度を確保することができる。
次に、ガイドレール18が昇降路の壁面に固定される機構について説明する。昇降路の壁面には、鉄骨梁44が設けられており、この鉄骨梁44の上面には板状のプレート42が溶接により固定されている。プレート42と、このプレート42に固定されるブラケット30には、ブラケット用ボルト34が貫通する長穴36a,36bがそれぞれ形成されている。ブラケット30は、予め設定されたガイドレール18の位置においてガイドレール18を支持するため、プレート42に対し、これらの長穴36a,36bが延びる範囲内において移動し、ガイドレール18を支持する位置を調整することができる。ブラケット30は、ブラケット用ボルト34を締め付けることによりプレート42に固定される。または、ブラケット用ボルト34を使用せずに、溶接によりブラケット30をプレート42に固定してもよい。
ブラケット30は、断面略L字状であり、ガイドレール18を支持するレール支持面32を有している。本実施形態のレール支持面32には、ガイドレール材18aを連結する継目板10に含まれるクリップ押付継目板12が当接している。クリップ押付継目板12から継目板用ボルト16及びこれに対応するナット等の締結部材が突出している。これら締結部材が接触しないようにブラケット30には、レール支持面32からプレート42が当接している面にかけて切り欠き部38がコ字状に形成されている。
レール支持面32には、クリップ押付継目板12が支持されている。さらに、このクリップ押付継目板12をレール支持面32に押し付けるクリップ26がクリップ用ボルト28により支持されている。これらクリップ押付継目板12とクリップ26は、ガイドレール18の製造公差を調整することができるシム40を介してレール支持面32に支持されてもよい。クリップ押付継目板12がフランジ部20と同じ厚さであるはみ出し部48を有することにより、クリップ26は、一端がレール支持面32に当接し、他端がクリップ押付継目板12に当接することができる。クリップ用ボルト28を締め付けると、クリップ26によりはみ出し部48がブラケット30に押し付けられる。すなわち、はみ出し部48を有するクリップ押付継目板12がブラケット30に押し付けられ、クリップ押付継目板12がブラケット30に固定される。この結果、クリップ押付継目板12が含まれる継目板10と一体化されているガイドレール18がブラケット30に固定される。
この継目板10の構成によれば、ガイドレール18がブラケット30に固定される位置と、継目板10の位置の関係にかかわらず、ガイドレール18をブラケット30に固定することができる。よって、ガイドレール18の長さを切断等により調整することなく、ガイドレール18を組み立てることができる。
本実施形態では、継目板10が2枚からなる構成について説明したが、この構成に限定されるものではない。継目板10がガイドレール材18aを連結する強度を有する厚さt2を有し、かつ、クリップ26により押し付け可能なはみ出し部48が形成されていれば、一体に構成されていてもよい。
本実施形態では、クリップ押付継目板12はフランジ部20より幅が広く形成された長方形状であることについて説明したが、この構成に限定されるものではない。クリップ押付継目板12は、クリップにより押し付け可能なはみ出し部48が両側にそれぞれ一箇所または複数設けられていれば、長方形状でなくてもよい。
本実施形態に係る継目板を用いてガイドレールがブラケットに固定された状態を示す平面図である。 図1において左側から見た側面図である。 図1において下側から見た側面図である。 従来のガイドレールがブラケットに固定された状態を示す平面図である。 図4において左側から見た側面図である。 図4において下側から見た側面図である。
符号の説明
10 継目板、12 クリップ押付継目板、14 補強継目板、16 継目板用ボルト、18 ガイドレール、20 フランジ部、22 おもて面、24 裏面、26 クリップ、28 クリップ用ボルト、30 ブラケット、32 レール支持面、34 ブラケット用ボルト、36 長穴、38 切り欠き部、40 シム、42 プレート、44 鉄骨梁、46 ガイド部、48 はみ出し部、100 継目版、110 ガイドレール、120 クリップ、130 ブラケット、140 プレート、150 鉄骨梁、160 おもて面、170 裏面、180 レール支持面、190 フランジ部、200 ガイド部。

Claims (2)

  1. エレベータのガイドレールの裏面に当接し、当該ガイドレール同士を連結するエレベータ用ガイドレールの継目板であって、
    エレベータが昇降する昇降路の壁面に設けられたブラケットに当該ガイドレールを押し付けて固定する固定部材が当接可能な被押付部を有し、
    継目板は、ガイドレールの裏面より幅が広く、継目板の、ガイドレールの底面よりはみ出した部分が、前記被押付部である、
    ことを特徴とするエレベータ用ガイドレールの継目板。
  2. 請求項1記載のエレベータ用ガイドレールの継目板において、
    前記被押付部を含む第一継目板と、
    前記第一継目板より幅が狭く形成され、ガイドレールの連結強度を補う第二継目板と、
    を有し、
    前記第一継目板及び前記第二継目板は、ガイドレールの底面に対し前記第二継目板、前記第一継目板の順に積層される、
    ことを特徴とするエレベータ用ガイドレールの継目板。
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