JP2012083707A - 画像形成装置、印刷システム、外部記憶媒体、画像調整方法 - Google Patents

画像形成装置、印刷システム、外部記憶媒体、画像調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サーバが転写紙の種類毎に設定データ群を集中管理しても、各ユーザが所持する画像形成装置により所望の画像品質の印刷が可能となる画像形成装置等を提供すること。
【解決手段】転写紙識別情報の入力を受け付ける識別情報受け付け手段151と、前記転写紙識別情報受け付け手段が受け付けた、前記転写紙識別情報に対応づける画像形成工程の制御値を、画像形成工程に適用して画像を形成する画像形成手段111〜114と、制御値の補正値の入力を受け付け、前記転写紙識別情報に対応づけて記憶する補正値受け付け手段52と、を有し、画像形成手段は、転写紙識別情報受け付け手段が受け付けた転写紙識別情報に補正値が対応づけられている場合、補正値で補正された制御値を画像形成工程に適用して画像を形成する、ことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、転写紙に画像を形成する画像形成装置に関し、特に、画質を調整可能な画像形成装置等に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ、又は、これらの機能の2つ以上を搭載した複合機などの画像形成装置は、画像をシート型媒体である転写紙に転写する画像形成機能を搭載する。画像形成装置は当初一般のオフィス等に普及したが、近年、小ロットへの対応性とバリアブル印刷(チラシやダイレクトメール等に可変データを印刷すること)の特長を生かし、これまでオフセット印刷機が主流であったプロダクション市場(商用印刷市場や企業内印刷市場)にも普及し始めている。
プロダクション印刷用の画像形成装置は、印刷方式はオフィス用の画像形成装置と同じ電子写真方式であるが、大量の転写紙に印刷することが多く、また、印刷物が商品となるため、画像品質がより重要視されることが多い。
ところがこの画像品質は、同じ印刷条件でも転写紙の種類(普通紙、光沢紙、マット紙、封筒用紙、フィルム、また、これらの厚みやサイズが違っても種類が異なる)により影響を受けることが知られている。
このため、画像形成装置は転写紙の各特性値(例えば、転写紙の重さ、転写紙のサイズ、転写紙の光沢度等)を、ユーザから受け付け、特性値に則した画像形成条件を自動設定する手段を有することが多い(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、このような手法では多種多様な転写紙がある中のごく一般的な転写紙にしか対応することができず、転写紙の特性によっては最適な画像が形成されない場合がある。この場合、画像形成条件に対して調節を行うことも出来るが、転写紙の種類ごとに転写紙の特性値と画像形成条件の組み合わせを管理せねばならず、管理が複雑になりがちであった。
転写紙の種類に関わらずに出力物の画像品質を一定に保つため、メーカは、各転写紙毎にトナーの付着性などの特性を調査した上で、最適な画像形成条件を見出し、画像形成装置に設定するという対応を取ることが多い。この設定データを探る作業は画像形成装置に精通している必要があり、一般的なユーザが実施するのは困難である。このため、この作業はメーカのカスタマーエンジニア(以下、CEという)が行うことが多い。
図1(a)〜(c)は、画像品質を調整するためのテスト印刷を説明する図の一例である。図1(a)は主にトナー濃度と画像品質の関係のテスト印刷の一例を示す。8つの領域は異なるトナー濃度で印刷されており、メーカのCEは、トナー濃度を検査してムラや偏りが生じないように画像形成条件を見いだす。図1(b)は主にトナーの定着性をテストするテスト印刷の一例を示す。各ブロックはトナーの付着性に影響する条件を変えて印刷されており、CEは印刷面をひっかくなどして、最適なトナー付着性が得られるように画像形成条件を見いだす。図1(c)は、ある濃度で網掛け印刷したテスト印刷の一例を示す。CEは、転写紙に白点(トナーがかけてしまう)や汚れ(トナーが多く付着してしまう)、又は、縞状のノイズが生じないように画像形成条件を見いだす。
このような画像形成条件は、二次転写基準電流、定着温度、線速補正値などの設定デー
タをまとめた設定データ群として画像形成装置に記憶される。画像形成装置は、転写紙毎に設定された設定データ群を読み出して、最適な画像品質にて印刷することができる。
しかしながら、流通している転写紙の数が増えるにつれ、CEが個別に対応することが困難になってきている。このため、転写紙の種類と設定データ群の関係をサーバに集約することが考えられている(例えば、特許文献2参照。)。
特許文献2には、例えば画像形成装置が、画像形成装置と通信回線で接続されたサーバに転写紙毎の設定データ群を保存しておき、ユーザが転写紙の種類を選択することで、サーバから画像形成装置に設定データ群が自動でセットされる画像形成システムが開示されている。
しかしながら、この手法ではサーバに保存する転写紙の種類と設定データ群の組の数を増やすために、画像形成装置の専門のCEが手動で追加する必要があることに変わりはなく、日々増加する転写紙の数に対応するのは事実上困難である。
そこで、特許文献2ではさらにサーバにユーザの所望の転写紙の種類がない場合、試験用の設定データ群で転写紙に対して画像を形成し、その出力物をスキャナ等の画像読み取り装置に読み取らせることで最適な設定データ群を探る画像形成装置が開示されている。
これにより、ユーザは容易な手順でサーバに保存されていない転写紙の種類に対する設定データを取得することができる。しかし、高い印刷品質を必要とするユーザに対しては、画像読み取り装置で得られる情報のみで作成された設定データ群では満足する画像品質を確約できないおそれが高い。この場合、結局は転写紙の評価を専門とするCEが転写紙を評価し、設定データ群を決定する必要がある。
そこで、専門施設が専門に転写紙の評価を行い、最短の期間でサーバに反映する技術が考案されている(例えば、特許文献3参照。)。特許文献3には、各画像形成装置に接続されたサーバと、遠隔地にある転写紙管理システムを通信回線でつなぎ、専門施設での転写紙の評価結果が最短の期間で反映されるサーバが開示されている。
しかしながら、特許文献2,3のいずれの場合も、サーバが全ての転写紙の種類の設定データ群を一括管理することになるため、あるユーザがその設定データ群では画像品質に満足できなかった場合、設定データ群を変更することが出来ないといった問題がある。
すなわち、同じ種類の転写紙を複数のユーザが利用しているとき、あるユーザは画像品質に不満を持ったが、それ以外の大多数のユーザが画像品質に満足している場合、あるユーザによりサーバの設定データが変更されると、それ以外のユーザにとって満足な画像品質が得られないことになる。
この問題を解決する場合、各ユーザ毎に転写紙の種類と設定データ群の関係をサーバが管理すればよいが、そうすると、サーバは、転写紙の種類の数にユーザの数を乗算した組み合わせ数の設定データ群を保持する必要がある。これでは、ユーザや転写紙の種類の増加に伴ってデータ量が膨大になり、事実上、システムの運営が困難になってしまう。
本発明は、上記の課題に鑑み、サーバが転写紙の種類毎に設定データ群を集中管理しても、各ユーザが所持する画像形成装置により所望の画像品質の印刷が可能となる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、転写紙に画像を形成する画像形成装置であって、転写紙識別情報の入力を受け付ける識別情報受け付け手段と、前記転写紙識別情報受け付け手段が受け付けた、前記転写紙識別情報に対応づける画像形成工程の制御値を、画像形成工程に適用して画像を形成する画像形成手段と、前記制御値の補正値の入力を受け付け、前記転写紙識別情報に対応づけて記憶する補正値受け付け手段と、を有し、前記画像形成手段は、前記転写紙識別情報受け付け手段が受け付けた前記転写紙識別情報に前記補正値が対応づけられている場合、前記補正値で補正された前記制御値を画像形成工程に適用して画像を形成する、ことを特徴とする。
サーバが転写紙の種類毎に設定データ群を集中管理しても、各ユーザが所持する画像形成装置により所望の画像品質の印刷が可能となる画像形成装置等を提供することができる。
画像品質を調整するためのテスト印刷を説明する図の一例である。 画像形成装置の概略を説明する図の一例である。 印刷システムの概略構成図の一例である。 画像形成装置の概略構成図の一例である。 画像形成装置の制御部のハードウェア構成図の一例である。 サーバのハードウェア構成図の一例である。 印刷システムの機能ブロック図の一例である。 設定データ群の一例を示す図である。 微調整データの一例を示す図である。 オペレータが画像品質を微調整するための画面例を示す図である。 画像形成装置がオペレータによる微調整データの登録を受け付ける手順を示すフローチャート図の一例である。 印刷システムが微調整データを用いた印刷を実行する動作手順の一例を示すフローチャート図である。 オペレータが画像品質を微調整するための画面例を示す図である。 本実施例の設定データと微調整データを模式的に説明する図の一例である。 サーバの機能ブロック図の一例である。 サーバが収集する情報の一例を示す図である。 サーバが異常の兆候のある画像形成装置を特定する手順を示すフローチャート図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図2は、本実施例の画像形成装置100の概略を説明する図の一例である。まず、サーバ200は、専門施設が図1のような様々な手法で転写紙の性能を評価して得た設定データ群を記憶している。
画像形成装置100は、ユーザが使用する転写紙の設定データ群をサーバ200からダウンロードすることができる。したがって多くのユーザは、この設定データ群を用いることで、転写紙の特性に応じた印刷が可能である。
しかしながら、あるユーザがその設定データ群では画像品質に満足できなかった場合、このユーザは設定データ群に微調整を加えることができる。以下、設定データ群に対する微調整分の設定データを微調整データという。
したがって、画像形成装置100のユーザは設定データ群を利用しつつ、それぞれのユーザの好みの画像品質で印刷することができる。
なお、専門施設とは、特定のメーカが運営する転写紙の性能を評価する施設であればよく、標準機関や公的機関であることまでは必要としない。また、ユーザには、画像形成装置100の法人としてのユーザという意味と、自然人としてのユーザという意味があるが、本実施例では前者をユーザ、後者をオペレータと呼ぶことで区別する。ただし、厳密に区別しなくても意味が通じればユーザで総称することがある。
〔構成〕
図3は、印刷システム500の概略構成図の一例を示す。印刷システム500は、ネットワーク400を介して接続されたサーバ200、画像形成装置100及びPC(Personal Computer)300を有する。サーバ200は、専門施設が運営するコンピュータであり設定データ群を記憶している。サーバ200は一台である必要はなく、複数台、存在してもよく、設定データ群を記憶する記憶手段のみがネットワーク400に接続されていてもよい。
画像形成装置100には、種々のオプションが連結されている。本実施例では、オプションは必須の構成でなく、画像形成装置100が単体で存在すればよい。
また、画像形成装置100は、転写紙に画像形成する機能を有すればよいが、複写機能、スキャナー機能及びFAX機能の1つ以上を備えているMFP(Multifunction Peripheral)であってもよい。
オプションについて簡単に説明する。給紙トレイユニット99は、大容量の転写紙を積載しておくための給紙専用装置である。冷却ユニット98は、画像が形成された転写紙を冷却するための装置である。インサートフィーダ97は、おもて紙/うら紙、合紙を転写紙間にインサートする装置である。Z折りユニット96は、転写紙をZ折りする装置である
。スタッカー95は印刷後(製本後)の転写紙を積載し、台車で搬送することが可能な装置である。フィニッシャー94は紙揃えしながら転写紙を積層する装置である。この他、オプションには、中綴じユニット(複数の転写紙を例えばステープルにより中綴じする)やリング製本機などもある。
PC300は、ユーザが操作して印刷データを画像形成装置100に送信するために使用される。ユーザはPC300を操作して何らかのアプリケーションプログラム(例えば、イラストレータソフト、ワープロソフト、PDFソフト等)を操作して文書データを作成する。ユーザが文書データの印刷をPC300に指示すると、アプリケーションプログラムは、OS(オペレーションシステム)のグラフィック制御部(例えばGDI)に文書データの印刷を要求する。グラフィック制御部は、アプリケーションに依存しないAPI(基本関数)により文書データを描画する描画命令(中間ファイル)を生成する。
この後、グラフィック制御部は、画像形成装置100が対応したPDLデータを生成するプリンタドライバを呼び出す。グラフィック制御部とプリンタドライバの間には、DDI(Device Driver Interface)と呼ばれるインタフェースが定義されている。プリンタドライバは、中間ファイルを画像形成装置100が解釈可能なPDLデータに変換し、画像形成装置100に送信する。
PDLデータとしては、PostScript、PCL、RPCS、PDF(Portable Document Format)、又は、XPSなどのフォーマットが知られており、PDLデータのフォーマットは画像形成装置100が解析可能なフォーマットである必要がある。
なお、このようにPC300がPDLデータを画像形成装置100に送信するのでなく、PDLデータを記録した記憶媒体をユーザが画像形成装置100に装着することで、画像形成装置100にPDLデータを登録することもできる。
図4は、画像形成装置100の概略構成図であり、この図を用いて電子写真方式のプリンタについて説明する。このプリンタを搭載した、複写機、FAX装置、スキャナ装置、又は、MFP(Multifunction Peripheral)の全てが本実施例の画像形成装置100となる。
本画像形成装置100の基本的な構成について説明する。この他の給紙部などの構成は省略した。
プリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のそれぞれのトナー像を生成する。プリンタは、4つの感光体ドラム11y、11m、11c、11kを有し、各感光体ドラムにおいて各色のトナー像を形成する。感光体ドラムの周囲には画像形成ユニット1y、1m、1c、1kがある。
画像形成ユニット1y、1m、1c、1kは、ドラム帯電器12y、12m、12c、12k、露光装置13y、13m、13c、13k、現像器14y、14m、14c、14k、転写器15y、15m、15c、15k、及び、ドラム清掃装置16y、16m、16c、16kをそれぞれ備えている。
画像形成ユニット1y〜1kでは、例えば1yがイエロー、1mがマゼンダ、1cがシアン、1kがブラックの異なる色のトナー像を形成する。転写ベルト21はこれらのトナー像を重ね合わせる。トナー像を転写する際に、転写ベルト21と感光体ドラム11y、11m、11c、11kを当接させるため、当接ローラ22y、22m、22c、22kが設けられている。
転写ベルト21の周囲にはベルト駆動ローラ23、ベルト清掃装置24が配置されている。また、転写ベルト21の下端に対向する位置に第2次転写器31が備え付けられていて、第2次転写器31と転写ベルト21の間を転写紙32が通過する様に転写紙搬送路33があり、第2次転写器31と転写ベルト21の間を通過した先に定着器34が設けられている。
各画像形成ユニット1y〜1kにおけるトナー像形成プロセスに関してイエロー(Y)のトナー像形成のプロセスを例に説明する。感光体ドラム11yが回転を開始すると、ドラム帯電器12yに高電圧が印加され、感光体ドラム11yの表面に負の電荷が均一に帯電される。また、当接ローラ22yが上部に移動し、転写ベルト21と感光体ドラム11yが当接される。次にコントローラ(図示せず)から画像形成装置に対し画像情報を送信すると、露光装置13yが画像情報に応じて発光信号のオン/オフを制御する。すると、感光体ドラム11yの表面に露光装置13yからレーザー光が照射された部分と照射されない部分が形成され、レーザー光が照射された部分においては、負の電荷が低下する。
感光体ドラム11y上の電荷の低下した部分が現像器14yと対向する位置に到達すると、感光体ドラム11y上の電化の低下した部分に負電荷に帯電したトナーが付着し、トナー像が形成される。
感光体ドラム11y上に形成されたトナー像が転写ベルト21と当接する位置に到達すると、転写器15yに印加された高電圧の作用により、トナー像が転写ベルト21上に転写される。その後、転写ベルト21と当接する部分を通過した感光体ドラム11yはドラム清掃装置16yを通過し、感光体ドラム11yの表面上に残留したトナー等が除去される。
他の色に関しても同様のプロセスで各感光体ドラム11m、11c、11k上にトナー像が形成され、転写ベルト21上にトナー像が重なる様に転写されてフルカラー画像が形成される。
転写ベルト21はベルト駆動ローラ23により矢印Aの方向に搬送される。転写ベルト21上に形成されたフルカラー画像が第2次転写器31と対向する部分に到達するのと同時に、矢印B方向に転写紙搬送路33を搬送されてきたシート状媒体の一例である転写紙32が第2次転写器31上に到達する。すると、第2次転写器31に印加された高電圧の作用により、転写紙32にフルカラー画像が転写される。
転写紙32上に転写されたフルカラー画像は、転写紙32が定着器34を通過する際に融解定着される。一方、第2次転写器31と対向する部分を通過した転写ベルト21はベルト清掃装置24を通過し、転写ベルト21の表面上に残留したトナー等が除去される。
上述した様に、画像形成装置100では画像形成ユニット1y、1m、1c、1kで作成されたトナー像を、転写ベルト21と転写器15y、15m、15c、15kと第2次転写器31を用いて転写紙32上に転写し、最後に定着器34によってトナー像を転写紙に定着させる。
しかしながら、一般市場に流通している転写紙には様々な種類の転写紙が存在し、転写紙の厚さ、サイズ、含有成分、表面の滑らかさ、水分含有率、コート剤処理の有無、コート剤の種類、といった特性がそれぞれ異なる。こういった特性の違いに応じて画像形成ユニット、各転写器、定着器の制御内容を調整しないとユーザが満足する出力結果を得ることが出来ない状況になっている。
図5は、画像形成装置100のコントローラ150のハードウェア構成図の一例を示す。画像形成装置100のコントローラ150は一般的なコンピュータとしての機能を備える。
画像形成装置100は、画像形成装置100の全体を制御するコントローラ150と、用紙に画像を印刷するためのエンジン160 と、オペレータとのユーザインタフェースとなる操作部140とを有する。
コントローラ150 は、CPU151、ROM152、RAM153、NVRAM154、ネットワークI/F155、エンジンI/F156、パネルI/F157、記憶媒体装着部159,HDD158を有する。
ROM152は、起動用のプログラムや初期設定値などが記憶されている。RAM153は、コントローラ150が作成するページメモリやソフトウエアが動作するために必要なワークメモリとして利用される。NVRAM154は、画像形成装置100に設定された印刷条件などを保存しておく不揮発性メモリである。ネットワークI/F155は、ネットワーク400上に接続されたサーバ200やPC300とデータを送受信する。エンジンI/F156は印刷指示等を行いエンジン160を制御する。記憶媒体装着部159は可搬型の記憶媒体(例えば、外部記憶媒体134)を脱着するI/Fである。
エンジン160は、少なくとも画像形成を行う上述したプロッタエンジンを有する。なお、プロッタエンジンは、インクジェット方式でもよい。また、エンジン160には、スキャナエンジンやFAXエンジンがある。
操作部140は、オペレータが画像形成装置100を操作する為に用いる入力部と表示部を備える。入力部は、ハードキーと表示部表示される各種のソフトキーである。また、表示部はGUI画面に操作メニューやソフトキーを表示する液晶などの表示手段である。表示部にはタッチパネルが一体に設けられ、オペレータによるソフトキーの操作を受け付ける。
パネルI/F157は操作部140との入出力を制御する。HDD158は不揮発性の記憶手段の一例であり、フラッシュメモリなどで代用することができる。HDD158には後述する本実施例に特徴的なデータや、プログラム161が記憶されている。
図6は、サーバ200のハードウェア構成図の一例を示す。サーバ200は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、記憶媒体装着部205、NIC(Network Interface Card)206、入力装置207、及び、表示制御部208を有する。このようなサーバ200の構成は公知であるので説明は省略する。なお、HDD204にはプログラム210が記憶されている。
図7は、印刷システム500の機能ブロック図の一例を示す。なお、図7において図5と同一部には同一の符号を付しその説明は省略する。
画像形成装置100は、操作部140、本体制御部102、記憶手段132、通信手段131、外部記憶媒体装着部133、搬送制御部111、現像制御部112、転写制御部113、及び、定着制御部114を有する。記憶手段132は例えば図5のHDD158
であり、通信手段131は図5のネットワークI/Fである。
外部記憶媒体装着部133は、記憶媒体装着部159を実体として、外部記憶媒体134を脱着可能な外部記憶媒体134の装着部である。外部記憶媒体134は、例えば、USBメモリ、SDカードなどのフラッシュメモリであり、後述のユーザ設定転写紙データが記憶される。また、上記のデータはこの外部記憶媒体134に記憶した状態で配布されたり、不図示のサーバ200からダウンロードされる態様で配布される。
加えて、ソフトウェアの制御部としてソフトウェア全体を制御する本体制御部110、搬送制御部111、現像制御部112、転写制御部113、及び、定着制御部114は、CPU151がプログラム161を実行することで提供する機能、及び、モータやヒータを制御するASIC等のハードウェアが協働して実現される。
本体制御部110は、設定データ群をサーバ200から取得したり、設定データ群に微調整データを対応づけて記憶するなど、画像形成装置100の全体を制御する。本体制御部102は、さらに設定データ群取得部51、微調整データ受け付け部52、及び、ユーザ設定転写紙データ送信部53、を有する。
設定データ群取得部51は、オペレータが入力した転写紙銘柄を受け付け、該転写紙銘柄をサーバ200に送信することで、転写紙銘柄に対応づけられた設定データ群を取得する。微調整データ受け付け部52は、オペレータから微調整データ及び微調整データが付された転写紙銘柄の新たな転写紙銘柄(ユーザ設定転写紙銘柄)を受け付ける。微調整データ受け付け部52は、オペレータがユーザ設定転写紙銘柄を入力した場合、設定データ群を複製し、ユーザ設定転写紙銘柄に対応づけて、複製された設定データ群及び微調整データを記憶する。このユーザ設定転写紙銘柄、複製された設定データ群及び微調整データが、1つの「ユーザ設定転写紙データ」である。
なお、記憶手段132には普通紙などの汎用性のある転写紙の設定データ群が最低1つは、画像形成装置100の出荷時に記憶されている。
ユーザ設定転写紙データ送信部53は、画像形成装置100の識別情報とユーザ設定転写紙データ(ユーザ設定転写紙銘柄、複製された設定データ群及び微調整データ)をサーバ200に送信する。
搬送制御部111は、転写紙搬送路33の制御を司り、転写紙の位置や搬送速度を制御する。現像制御部112は、画像形成ユニット1y、1m、1c、1kの制御を司り、感光体ドラム11y、11m、11c、11kの回転速度、感光体ドラム11y、11m、11c、11kの帯電電圧、感光体ドラム11y、11m、11c、11kへのトナー付着量等を制御する。転写制御部113は、転写ベルト21と転写器15y、15m、15c、15kと第2次転写器31の制御を司り、転写ベルト21の回転速度、転写器15y、15m、15c、15kや第2次転写器31のバイアス電圧等を制御する。定着制御部114は定着器34の制御を司り、定着器の温度や加熱ロータと加圧ローラの圧着度などを制御する。
記憶手段132は、設定データ群、微調整データ、及び、ユーザ設定転写紙銘柄が記憶される。これらについては後述する。
なお、転写紙銘柄は、オペレータが選択して操作部140から入力した転写紙の識別情報である。また、出力物120は、画像が形成された転写紙である。
これまで説明したように、画像形成装置100は通信手段131によりサーバ200と通信可能に接続されている。サーバ200は転写紙の設定データ群及びユーザ設定転写紙データを記憶する。サーバ200の設定データ群は、画像形成装置100が取得する設定データ群のオリジナルなので、サーバ200の設定データ群の一部又は全部は画像形成装置100が取得する設定データ群と同じものである。ユーザ設定転写紙データについても同様である。
なお、サーバ200としては、画像形成装置100を遠隔監視する遠隔監視用サーバと兼用することができる。遠隔監視用サーバは、ファイヤウォール越しに画像形成装置100を常時、監視して、印刷枚数、トナー残量、エラー情報等を収集している。これにより、遠隔監視用サーバは画像形成装置100がトナー切れなどを起こすことなくCE(カスタマーエンジニア)を派遣して、画像形成装置100の可用性(Availability)が低下することを防止している。
〔設定データ群〕
図8は、設定データ群の一例を示す図である。設定データ群は画像形成装置100とサーバ200のいずれにも記憶されうるがフォーマットは同じである。1つの行が1つの設定データ群、1つの行の各設定項目が1つの設定データ(図の設定データ群は3つの設定データを有する)、図8の全体が設定データ群の一覧(リスト)である。
設定データ群は、転写紙銘柄に対応づけられた、2次転写基準電流、定着器温度、線速補正値等の設定データを有する。この3つは一例であり、転写紙の画像品質に影響する電圧値、電流値など多くの情報が含まれる。設定データ群の登録態様は大きく2つある。1つは専門機関が登録する態様で、もう1つは画像形成装置100を操作するCEが登録する態様である。
まず、転写紙銘柄は、転写紙の評価を専門とする施設にて転写紙を評価した際に定めた転写紙の名称となる。転写紙銘柄は、例えば、次のようにして付与される。
{転写紙の製造メーカ又は販売元の社名+転写紙の商品名+画像品質に影響を与える転写紙の属性}
図8では転写紙の製造メーカ又は販売元の社名(A社、B社)に転写紙の商品名(転写紙A、転写紙B、転写紙C)とが組み合わされている。商品名には、普通紙、光沢紙、マット紙、封筒用紙、フィルム、の区別が含まれているのが通常なので、商品名により区別することでかなりの転写紙は区別可能である。
そして、図では画像品質に影響を与える転写紙の属性が省略されているが、この属性としては、厚み(mm)、サイズ等が挙げられ、同じ商品名の転写紙でも画像品質を異ならせる属性を転写紙銘柄に含めることで、オペレータが正しい転写紙銘柄を選べば、適切な設定データ群を呼び出すことが可能となる。
なお、転写紙銘柄の他に、サーバ200では転写紙銘柄を一意に識別するための転写紙IDが付与されている。
また、転写紙銘柄と設定データ群を専門機関が決定するのでなく、画像形成装置100を操作して設定データ群を決定したCEが転写紙銘柄と設定データ群をサーバ200に送信することで、転写紙銘柄と設定データ群を登録することができる。
この場合、CEは転写紙銘柄の付け方のルールに則り転写紙銘柄を付与する。または、CEが転写紙の情報(製造メーカ等)をサーバ200に送り、転写紙銘柄の付与をサーバ200に要求してもよい。転写紙の情報は、転写紙を包む包装に印刷されたバーコードなどに含まれる。画像形成装置100はバーコードを読み取り復号化し、復号化された情報から厚みやサイズなどの転写紙データを抽出してサーバ200に送信する。サーバ200は転写紙銘柄を付与して設定データ群と共に記憶する。
CEが画像形成装置100を介して登録した設定データは画像形成装置100も記憶していることが好ましいので、サーバ200は付与した転写紙銘柄を画像形成装置100に送信する。これにより、画像形成装置100はサーバ200と共通の転写紙銘柄に対応づけて設定データ群を記憶することができる。
なお、2次転写基準電流は、転写制御部113が第2次転写器31に供給するバイアス電圧を制御するための電流値である。2次転写基準電流が大きいほど、第2次転写器31のバイアス電圧が高くなり、転写ベルトから転写紙へトナー像が転写されやすくなるが、過度に高いと部材の耐電性能に不都合が生じることがあるので、図1のような試験結果に基づき適切な値が設定されている。
定着器温度は、定着器の加熱ローラの温度である。一般に定着温度が高いほどトナーの転写紙への定着性が向上するが、定着温度が過度に高いと光沢が低下することが知られている。このため、図1のような試験結果に基づき適切な値が設定されている。
線速補正値は、転写ベルト21及び感光体ドラム11y、11m、11c、11kの表面速度を補正する補正値である。転写ベルトの表面速度は速いほうが生産性が向上するが過度に速いと画像のぶれなどの原因になり、過度に遅いと転写性が低下する。このため、図1のような試験結果に基づき適切な値が設定されている。
画像形成装置100は図8のような設定データ群のうち転写紙銘柄を、例えば、起動時、1日一回、又は、定期的にサーバ200から取得して、記憶手段132に記憶する。また、オペレータが一度使用した転写紙の設定データ群は記憶手段132にキャッシュして記憶される。
オペレータは操作部140を操作して、転写紙銘柄の一覧を表示させ、その中から使用する転写紙の転写紙銘柄を選択する。すると、本体制御部102の設定データ群取得部51は、通信手段131に転写紙銘柄を送信させ、サーバ200から使用する転写紙銘柄の設定データ群を取得する。こうすることで、ユーザは使用する転写紙銘柄に最適な設定データ群で印刷することができる。
また、オペレータは、一覧の中から転写紙銘柄を選択するのでなく、操作部140からの手動操作で転写紙銘柄を入力することもできる。また、オペレータは、転写紙を包む包装に印刷されたバーコードを画像形成装置100に読み取らせて、転写紙銘柄を入力することもできる。なお、ユーザが用意した(購入した)転写紙の転写紙銘柄がサーバ200に登録されていない状況も生じ得る。この場合、オペレータは転写紙の種類(普通紙、光沢紙、マット紙など)と厚み、サイズ(以下、まとめて転写紙データという)を操作部140から設定する。本体制御部102は、記憶手段132に記憶されている転写紙の中で、入力された転写紙データに最も近い転写紙銘柄を特定し、その転写紙銘柄の設定データ群で印刷を実行する。
〔微調整データ〕
図9を例に微調整データについて説明する。微調整データは、転写紙銘柄毎に登録される。設定データ群は、専門施設又はCEがその転写紙銘柄で最もよい画像品質が得られる画像形成のパラメータであるが、ユーザの好み、画像形成装置100の経時変化などにより出力物120の画像品質にユーザが満足できない場合もある。このような場合、オペレータは操作部140から画像品質を微調整することができる。
図10は、オペレータが画像品質を微調整するための画面例を示す。オペレータは微調整データを操作する際、操作部140を操作して初期設定画面などから図示する画面を操作部140に表示させる。この画面は微調整データ受け付け部52により表示される。なお、PC300に表示してPC300からオペレータが微調整することもできる。図10ではユーザが微調整可能な項目毎に、微調整値欄301、プラスボタン302、マイナスボタン303が表示されている。
微調整可能な項目は、図9の微調整データと同じく、画像濃度調整、異常画質改善、定着強度調整、レジスト調整等である。微調整値欄301には整数が表示され、微調値欄の微調整値がゼロの場合、微調整項目に対応づけられた設定データは微調整されないこと、すなわち画像形成装置100は設定データのまま印刷することを意味する。
オペレータは、プラスボタン302を押下して微調整値を1ずつ、0.1ずつといった
微調整単位毎に大きくすることができ、マイナスボタン303を押下して微調整値を1ずつ、0.1ずつといった微調整単位毎に小さくすることができる。この微調整単位はメー
カによって設定データの種類毎にあらかじめ決められている値である。画像濃度調整の微調整値は大きいほど出力物120の濃度が濃くなる。なお、画像濃度調整はトナーの色毎に調整可能であってもよい。
異常画質改善とは、例えば、出力物120にごくたまに見られる白点(転写紙上でトナーが付着するはずの場所にトナーが付着しない現象。主に2次転写の電流値が高すぎる場合に発生。)や汚れ(転写紙上でトナー濃度が一定であるはずの場所に粒状のトナー濃度が濃い部分が発生する現象。主に2次転写の電流値が低すぎる場合に発生。)をなくすことをいう。異常画質改善の微調整は標準調整値(±0)から白点を改善する側(−側)と汚れを改善する側(+側)に値を変化させていくことにより行う。値が標準調整値から離れるほど調整量が大きくなる。
定着強度調整とは、定着強度を調整する微調整値で、微調整値が大きいほど出力物120のトナーの定着強度が大きくなる。
レジスト調整とは、転写紙上における画像形成の位置を調整する微調整値で、転写紙搬送方向と垂直な方向である主走査方向、平行な方向である副走査方向それぞれ調整を行うことが出来る。主走査の場合は転写紙搬送方向に対して左側の転写紙端、副走査の場合は転写紙搬送方向に対して上側の転写紙端がそれぞれ基準となり、微調整値が大きいほど基準から離れる方向に画像形成位置をずらすことが出来る。
なお、微調整値はオペレータが自由に調整できるので便利である一方、自由に調整してしまうと画像形成が困難になったり、最悪の場合は機械の故障や事故を招く可能性もあるので、そのようなことが生じないようにユーザが調整可能な上限値と下限値をメーカが予め定めておく。
微調整データ受け付け部52は、オペレータが設定した微調整値を転写紙銘柄に対応づけて記憶する。図では、設定データ群に追加する形で転写紙銘柄に対応づけて記憶手段132に記憶されているが、設定データ群と微調整データとは別々に記憶されてもよい。
図9では、「A社転写紙B」の画像濃度調整はゼロ、異常画質改善は−1、定着強度調整は+1、に微調整されていることが分かる。
画像濃度調整の微調整値が正値の場合、転写制御部113は転写器のバイアス電圧を微調整値に応じて大きくする。また、現像制御部112は現像機のバイアス電圧や露光装置の出力の強さを微調整値に応じて大きくする。画像濃度調整が負値の場合、この逆の制御が行われる。
異常画質改善の微調整値が正値の場合、転写制御部113は2次転写基準電流を微調整値に応じて大きくし、異常画質改善の微調整値が負値の場合、この逆の制御が行われる。
定着強度調整の微調整値が正値の場合、定着制御部114は例えば定着器温度を高くし、加圧ローラと加熱ローラの圧力を大きくする。定着強度調整の微調整値が負値の場合、この逆の制御が行われる。
このように、微調整データと設定データ群は必ずしも1対1に対応しないが、微調整データが自身に関連するすべての設定データを増減させるので、画像形成装置100は専門施設が定めた設定データ群に微調整を加えて画像形成することができる。
以上のような微調整により、例えば、画像形成装置100が設定データ群に基づき印刷した出力物120の定着性が低く、出力物表面をこするとトナー像がこぼれ落ちてしまうような場合、オペレータが定着強度調整の微調整値を調整することで、定着性を上げるといった微調整が可能となる。
なお、搬送制御部111、現像制御部112、転写制御部113、及び、定着制御部114は、それぞれ関係する設定データと微調整データを動作パラメータに変換して画像形成を行う。本実施例の微調整データは原則的に画像形成装置100の記憶手段132に記憶され、サーバ200には送信されない。また、オペレータは一度設定した微調整データを変更することもできる。
〔動作手順〕
図11は、画像形成装置100がオペレータによる微調整データの登録を受け付ける手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、ユーザは転写紙を用意して転写紙銘柄を入力する(So-1)。ユーザは操作部140に表示された転写紙銘柄の一覧から用意した転写紙の転写紙銘柄を選択することで入力することも、転写紙の包装に印刷されたバーコードを画像形成装置100に読み取らせることで入力することもできる。
設定データ群取得部51は、転写紙銘柄の入力を受け付ける(Sg-1)。ここでは、画像形成装置100に設定データ群が登録されていないものとして、本体制御部102はサーバ200に転写紙銘柄を送信し設定データ群を要求する。
これに対しサーバ200は設定データ群を画像形成装置100に送信し(Ss-1)、画像形成装置100は設定データ群を受信する(Sg-2)。
この後、オペレータは操作部140を操作して設定データ群を用いて画像形成を実行する(Sg-3)。オペレータは画像品質に満足できず、図10のような画面を操作部140に表示させ、微調整データを入力する(So-2)。
微調整データ受け付け部52は、微調整データの入力を受け付け、転写紙銘柄に対応づけて微調整データを記憶手段132に記憶する(Sg-4)。このようにして画像形成装置100は転写紙銘柄毎に微調整データを登録することができる。
図12は、印刷システム500が微調整データを用いた印刷を実行する動作手順の一例を示すフローチャート図である。
まず、ユーザは転写紙を用意して転写紙銘柄を入力する(So-11)。入力方法は上記のとおりである。
本体制御部102の設定データ群取得部51は転写紙銘柄の入力を受け付ける(Sg-11)。
設定データ群取得部51は、入力された転写紙銘柄が記憶手段132に記憶されているか否かを判定する(Sg-12)。すでに使用したことのある転写紙銘柄の設定データ群やCEが当該画像形成装置100で登録した転写紙銘柄の設定データ群は記憶手段132にすでに記憶されている場合がある。
入力された転写紙銘柄が設定データ群の一覧に登録されている場合(Sg-12のYes)、本体制御部102は、転写紙銘柄に対応づけられた設定データ群を読み出し、さらに転写紙銘柄に微調整データが対応づけられている場合には微調整データを読み出す(Sg-17)。この場合、処理は画像形成の処理に進む(Sg-18)。
入力された転写紙銘柄が設定データ群の一覧に登録されていない場合(Sg-12のNo)、本体制御部102の設定データ群取得部51は転写紙銘柄をサーバ200に送信する(Sg-13)。
サーバ200は、画像形成装置100から転写紙銘柄を受信する(Ss-11)。そして、サーバ200は転写紙銘柄の設定データ群を記憶しているか否かを判定する(Ss-12)。
転写紙銘柄の設定データ群を記憶している場合(Ss-12のYes)、サーバ200は設定データ群を画像形成装置100に送信する(Ss-13)。
転写紙銘柄の設定データを記憶していない場合(Ss-12のNo)、サーバ200は設定データ群を記憶していない旨を画像形成装置100に送信する(Ss-14)。サーバ200は、記憶していないことが判明した転写紙銘柄を記録し、その設定データ群を早急に決定するよう専門機関の職員に促す。画像形成装置100の設定データ群取得部51は、サーバ200から設定データ群又は設定データ群がない旨を受信する(Sg-14)。
本体制御部102の設定データ群取得部151は、受信内容に基づきサーバ200においても転写紙銘柄に対応づけられた設定データ群がないか否かを判定する(Sg-15)。
サーバ200から設定データ群を受信できた場合(Sg-15のNo)、本体制御部102は設定データ群を用いて画像形成を開始する。
サーバ200から設定データ群を受信できない場合(Sg-15のYes)、本体制御部102は操作部140に設定データ群が存在しないという旨のメッセージを表示すると共に、転写紙データの選択(入力)を促す。
これにより、オペレータは、転写紙データを選択(入力)することができる(So-12)。オペレータは操作部140から転写紙の種類、厚さ、サイズ、といった転写紙の特性を入力する。
画像形成装置100の本体制御部102は、転写紙データの入力を受け付ける(Sg-16)。そして、本体制御部102は、設定データ群の一覧に記憶されている転写紙の中で入力された転写紙データに最も近い転写紙銘柄を特定し、転写紙銘柄に紐付けられた設定データ群を読み込む。
設定データ群の転写紙銘柄には、転写紙の種類、厚さ、サイズ、といった転写紙データが紐付けられているので、本体制御部102は、まず、オペレータが入力した転写紙の種類と同じ種類の転写紙銘柄を設定データ群の一覧から抽出する。そして、その中から厚さや種類が最も近い転写紙銘柄を特定する。また、これらの条件を満たす転写紙が複数あれば、その中からサイズが最も近い転写紙銘柄を特定する。転写紙銘柄を特定できれば、設定データ群も特定できる。
以上のようにして、本体制御部102は、設定データ群、又は、設定データ群と微調整データを取得したので、画像形成を行う(Sg-18)。
具体的には、本体制御部102は、設定データ群のみを取得した場合、設定データ群の2次転写基準電流、定着器温度、線速補正等をそれぞれ動作パラメータにして搬送制御部111、現像制御部112、転写制御部113及び定着制御部114に設定する。
また、本体制御部102は、設定データ群と微調整データを取得した場合、設定データ群に基づいて対応する各設定データを微調整データに基づき増減して動作パラメータに変換し、搬送制御部111、現像制御部112、転写制御部113及び定着制御部114に設定する。
本体制御部102が各部に制御動作の開始を要求すると、各制御部はそれぞれに与えられた動作パラメータに応じて動作を実施し、転写紙に画像を形成する。
以上説明したように、本実施例の印刷システム500は、設定データ群に満足できないユーザがいても、ユーザは微調整データにより設定データ群を調整することができるので、日々増える転写紙に対し最適な条件で印刷することができる。また、微調整データはユーザが個別に管理するので、サーバ200での管理が破綻することもない。
実施例1では、1つの転写紙銘柄に1つの微調整データを対応づけることができる印刷システム500について説明した。しかし、ユーザとしては、1つの転写紙銘柄について微調整データを変えながら最適な微調整データを設定したい場合もある。この場合、1つの設定データ群に異なる微調整データが対応づけられると便利である。
また、微調整データを他の画像形成装置100にも適用したい場合、設定データ群と微調整データの組を外部記憶装置に記憶して携帯できれば便利である。
そこで、本実施例では、1つの設定データ群に異なる微調整データを対応づけることができる印刷システム500について説明する。
図13は、本実施例の、オペレータが画像品質を微調整するための画面例を示す。図13において図10と同一部には同一の符号を付しその説明は省略する。図13では、オペレータが転写紙銘柄を入力するための転写紙銘柄欄304を有する。
転写紙銘柄欄304には、設定データ群と微調整データの組にオペレータが識別するための名称を入力することができる。以下、この名称をユーザ設定転写紙銘柄という。ユーザ設定転写紙銘柄は、ユーザが独自に付与するものなのでユーザがどの転写紙の設定データ群から生成したかを把握できればどのような名称としてもよい。しかし、好ましくは、設定データ群に登録された転写紙銘柄を含む形とすることが好ましい。図では「A社転写紙A」の設定データ群が微調整されたものであることが分かるように「A社転写紙A ユーザ設定1」という転写紙銘柄が付与されている。
ユーザがOKボタンを押下すると、微調整データ受け付け部52は記憶手段132に記憶された設定データ群と微調整データに新たなレコードを追加して、転写紙銘柄欄304のユーザ設定転写紙銘柄を転写紙銘柄として登録する。
図14は、本実施例の設定データ群と微調整データを模式的に説明する図の一例である。図示するように、転写紙銘柄に「A社転写紙A ユーザ設定1」と登録されている。また、設定データ群と微調整データの組のうち設定データ群は、「A社転写紙A」の設定データ群なので、微調整データ受け付け部52は「A社転写紙A」の設定データ群を「A社転写紙A ユーザ設定1」のレコードに複製する。
また、微調整データ受け付け部52は、図13の画面からユーザが設定した微調整データを「A社転写紙A ユーザ設定1」のレコードの微調整データのフィールドに登録する。
このように、設定データ群と微調整データの組にオペレータが自由に名前を付与できるので、画像形成装置100がサーバ200から取得した1つの設定データ群に対し、複数の微調整データを対応づけて記憶することができる。1つのレコードの、ユーザ設定転写紙銘柄、複製された設定データ群及び微調整データがユーザ設定転写紙データである。
また、ユーザ設定転写紙データ送信部53は、オペレータが設定データ群と微調整データの組にユーザ設定転写紙銘柄を付与した場合、ユーザ設定転写紙データをサーバ200に送信する。
仮に、ユーザ設定転写紙データ送信部53が微調整データだけをサーバ200に送信する場合、サーバ200は、転写紙銘柄と微調整データの対応付けを管理する必要がある。例えば、1つの転写紙銘柄に対し複数の微調整データを対応づけてもユーザが所望の設定データ群と微調整データの組を選択できるように、転写紙銘柄と微調整データの組にユーザが判別できる新たな転写紙銘柄を付与する必要がある。
しかし、本実施例では、設定データ群と微調整データの組にオペレータがすでにユーザ設定転写紙銘柄を付与しているので、サーバ200は、ユーザ設定転写紙データをそのまま記憶すればよい。ただし、別のユーザが設定データ群と微調整データの組に同じユーザ設定転写紙銘柄を付与する可能性があるので、サーバ200は画像形成装置100の識別情報を、ユーザ設定転写紙銘柄、設定データ群及び微調整データと共に登録することが好ましい。
いったん、サーバ200に登録されたユーザ設定転写紙データは、オペレータがユーザ設定転写紙銘柄を指定するだけで、サーバ200が特定して画像形成装置100に送信するので、ユーザは専門施設が定めた設定データ群と同様にユーザが利用することができる。なお、オペレータが意識してもしなくても、画像形成装置の識別情報(例えば、IPアドレス)がサーバに送信されるので、サーバはユーザ設定転写紙データを送信した画像形成装置を特定することができる。
また、オペレータは操作部140を操作して記憶手段132に記憶されたユーザ設定転写紙データを、外部記憶媒体134に複製することもできる。ユーザ設定転写紙データは、オペレータがPC300等で保存することもできる。
また、オペレータは複数台の画像形成装置100に同一の微調整データによる印刷を実行させたい場合、外部記憶媒体134のユーザ設定転写紙データを画像形成装置100に読み取らせる。これにより、ユーザ内の複数台の画像形成装置100が同一の微調整データにより印刷でき、画像品質を社内で統一しやすくなる。
以上説明したように、本実施例の印刷システム500は、オペレータが設定データ群と微調整データの組にユーザ設定転写紙銘柄を付与できるので、1つの設定データ群に複数の微調整データを対応づけることができる。また、サーバ200はオリジナルの設定データ群を変更することなく、1つの設定データ群に複数の微調整データを対応づけて管理することができ、ユーザはこのユーザ設定転写紙データをダウンロードして印刷できる。また、各ユーザが設定データと微調整データの組にユーザ設定転写紙銘柄を付与して管理するので、サーバ200がユーザ設定転写紙データを記憶してもサーバ200の負荷が大きく増大することもない。
実施例1、2では主に微調整データの生成について説明したが、本実施例では微調整データを用いた画像形成装置100の管理について説明する。
図15は、サーバ200の機能ブロック図の一例を示す。サーバ200は、カスタマイズデータ収集部61、乖離量判定部62、及び、ユーザ設定転写紙データDB63を有する。カスタマイズデータ収集部61及び乖離量判定部62はサーバ200のCPU201がプログラム210を実行して実現される。また、ユーザ設定転写紙データDB63は例えばHDD204に実装される。
実施例2にて説明したように、画像形成装置100は、ユーザ設定転写紙データをサーバ200に送信する。サーバ200のカスタマイズデータ収集部61は、画像形成装置100が例えば定期的に送信するユーザ設定転写紙データを受信して画像形成装置100の識別情報に対応づけてユーザ設定転写紙銘柄データDB63に記憶する。
本実施例では、サーバ200が送信元の画像形成装置100を特定できるよう画像形成装置100は画像形成装置100の識別情報(例えば、記憶手段132に保存された製造機番)を送信するものとする。
これにより、サーバ200は図16に示すような収集データを得られる。図の収集データには、画像形成装置100の識別情報に対応づけて、ユーザ設定転写紙銘柄、転写紙銘柄、及び、微調整データが登録されている。ユーザ設定転写紙銘柄と転写紙銘柄の紐付けはサーバ200側では困難なので、図16のように収集データに転写紙銘柄を登録するには、画像形成装置100がサーバ200に設定データ群の複製元の転写紙銘柄も送信する。
微調整データは、各転写紙の特性やユーザの嗜好、装置の状態を収集するのに有用である。微調整データの絶対値は設定データ群からの乖離を表すので、画像形成装置100が正常と仮定すれば、乖離量が大きい微調整データは例えばその転写紙が特殊であることを意味する。
また、画像形成装置100が正常かどうか不明であれば、乖離量が大きい微調整データは、例えば装置の寿命や故障の前兆である場合が考えられる。
したがって、微調整データは、装置のメンテナンスを実施するCEにとっては重要な情報となる。CEは、乖離量が大きい微調整データの画像形成装置100が検出されると、その画像形成装置100が設置されているユーザを訪問するなどして、画像形成装置100に異常の兆候がないかを検査したり、異常の兆候がなければ、画像形成装置100の微調整データを今後の設定データ群の決定方法の参考にすることができる。
サーバ200の乖離量判定部62は、微調整データを読み出して、乖離量が大きいためCEに訪問させるべきか否かを判定する。乖離量判定部62は、例えば、微調整データの各項目の絶対値を取り出し、閾値以上の場合、又は、1つでも微調整データの各項目の絶対値が閾値以上の場合、画像形成装置100の識別情報を読み出しCEに通知する。通知の方法は、どのようなものでもよく、例えば、CEのメールアドレス宛に、画像形成装置100の識別情報とユーザ設定転写紙データを記述した電子メールを送信する等の方法がある。
また、同じ転写紙銘柄の微調整データのみで比較することも有効である。例えば、A社転写紙Aについて、多くの画像形成装置100では比較的大きい絶対値の微調整が登録されているが、ある画像形成装置100では小さい絶対値の微調整が登録されている場合、この画像形成装置100に異常の兆候がある可能性がある。
この場合、乖離量判定部62は、同じ転写紙銘柄の微調整データにおいて項目毎に平均値を算出し、各画像形成装置100の微調整値の標準偏差を算出する。標準偏差が大きく異なっている画像形成装置100は異常の兆候が可能性がある。
例えば、図16では、画像形成装置100の識別情報「0002」の異常画像改善が「+5」であるので、乖離量判定部62は画像形成装置100の識別情報「0002」を読み出しCEに通知する。こうすることで、同装置は異常画像が発生しやすい状況にあるといった推測が可能となり、率先してCEを装置に派遣するといった対応を取ることができる。
図17は、サーバ200が異常の兆候のある画像形成装置100を特定する手順を示すフローチャート図の一例である。図17の手順は、例えば、画像形成装置100に新しい微調整データが登録されること、又は、画像形成装置100が定期的に微調整データをサーバ200に送信すること、によりスタートする。
まず、画像形成装置100のユーザ設定転写紙データ送信部53は、画像形成装置100の識別情報、ユーザ設定転写紙データ、及び、複製元の転写紙銘柄、をサーバ200に送信する(Sg-21)。
サーバ200のカスタマイズデータ収集部61は画像形成装置100の識別情報、ユーザ設定転写紙データ、及び、複製元の転写紙銘柄を受信する(Ss-21)。カスタマイズデータ収集部61は、画像形成装置100の識別情報に対応づけて、ユーザ設定転写紙銘柄、転写紙銘柄及び微調整データをユーザ設定転写紙データDB62に記憶する。
乖離量判定部62は、ユーザ設定転写紙データを読み出し、1件毎に、微調整データの微調整値が閾値を超えているか否かを判定する(Ss-22)。
微調整データの微調整値が閾値を超えていない場合(Ss-22のNo)、乖離量判定部62は何もせず、次のユーザ設定転写紙データを読みだす。
微調整データの微調整値が閾値を超えている場合(Ss-22のYes)、乖離量判定部62は、CEに画像形成装置100の識別情報を通知する(Ss-23)。
以上説明したように、本実施例の印刷システム500は、微調整データを監視することで画像形成装置100の異常の兆候を早期に検出し、また、特殊な転写紙の使用を検出することができる。
1y、1m、1c、1k 画像形成ユニット
12y、12m、12c、12k ドラム帯電器
13y、13m、13c、13k 露光装置
14y、14m、14c、14k 現像器
15y、15m、15c、15k 転写器
16y、16m、16c、16k ドラム清掃装置
21 転写ベルト
31 第2次転写器
34 定着器
51 設定データ群取得部
52 微調整データ受け付け部
53 ユーザ設定転写紙データ送信部
61 カスタマイズデータ収集部
62 乖離量判定部
63 ユーザ設定転写紙データDB
100 画像形成装置
110 本体制御部
111 搬送制御部
112 現像制御部
113 転写制御部
114 定着制御部
132 記憶手段
131 通信手段
133 外部記憶媒体装着部
134 外部記憶媒体
200 サーバ
300 PC
400 ネットワーク
500 印刷システム
特開2006−276473号公報 特開2008−102261号公報 特開2009−271139号公報

Claims (15)

  1. 転写紙に画像を形成する画像形成装置であって、
    転写紙識別情報の入力を受け付ける識別情報受け付け手段と、
    前記転写紙識別情報受け付け手段が受け付けた、前記転写紙識別情報に対応づけられた画像形成工程の制御値を、画像形成工程に適用して画像を形成する画像形成手段と、
    前記制御値の補正値の入力を受け付け、前記転写紙識別情報に対応づけて記憶手段に記憶する補正値受け付け手段と、を有し、
    前記画像形成手段は、前記転写紙識別情報受け付け手段が受け付けた前記転写紙識別情報に前記補正値が対応づけられている場合、前記補正値で補正された前記制御値を画像形成工程に適用して画像を形成する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正値受け付け手段は、前記制御値の前記補正値の入力と共に前記転写紙識別情報としてユーザ設定転写紙識別情報の入力を受け付け、
    前記識別情報受け付け手段が受け付けた前記転写紙識別情報に対応づけられた前記制御値を複製して、複製された前記制御値と前記補正値を前記ユーザ設定転写紙識別情報に対応づけて記憶する記憶手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ユーザ設定転写紙識別情報に対応づけて記憶された前記補正値と前記制御値を外部記録媒体へ記録する外部記録媒体アクセス手段、を有することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記転写紙識別情報に前記制御値が対応づけて登録された設定データ群を記憶する記憶手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記識別情報受け付け手段が受け付けた前記転写紙識別情報を送信して、前記設定データ群を外部情報処理装置から取得する設定データ群取得手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記ユーザ設定転写紙識別情報に対応づけて記憶された前記補正値、前記制御値、及び、当該画像形成装置の識別情報を外部情報処理装置へ送信するユーザ設定転写紙データ送信手段、を有し、
    前記設定データ群取得手段は、前記ユーザ設定転写紙識別情報及び当該画像形成装置の識別情報を指定して、外部情報処理装置から前記前記補正値及び前記制御値を取得する、
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成手段は、前記外部記録媒体アクセス手段が前記外部記憶媒体から読み出した前記補正値で補正された前記制御値を画像形成工程に適用して画像を形成する、
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成手段は、前記設定データ群取得手段が外部情報処理装置から取得した前記前記補正値で補正された前記制御値を画像形成工程に適用して画像を形成する、
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  9. 外部情報処理装置と画像形成装置がネットワークを介して接続された印刷システムであって、
    前記画像形成装置は、
    転写紙識別情報の入力を受け付ける識別情報受け付け手段と、
    前記転写紙識別情報受け付け手段が受け付けた前記転写紙識別情報に対応づけられた画像形成工程の制御値を、画像形成工程に適用して画像を形成する画像形成手段と、
    前記制御値の補正値の入力を受け付け、前記転写紙識別情報に対応づけて記憶手段に記憶する補正値受け付け手段と、を有し、
    前記画像形成手段は、前記転写紙識別情報受け付け手段が受け付けた前記転写紙識別情報に前記補正値が対応づけられている場合、前記補正値で補正された前記制御値を画像形成工程に適用して画像を形成する、ことを特徴とする印刷システム。
  10. 前記画像形成装置は、
    前記転写紙識別情報に前記制御値が対応づけて登録された設定データ群を記憶する記憶手段を有する、
    ことを特徴とする請求項9の印刷システム。
  11. 前記外部情報処理装置は、
    複数の前記転写紙識別情報と前記補正値、前記制御値、及び、画像形成装置の識別情報の組み合わせであるユーザ設定転写紙データを記憶するユーザ設定転写紙データ記憶手段を有し、
    前記画像形成装置に前記ユーザ設定転写紙データを配信する、
    ことを特徴とする請求項9記載の印刷システム。
  12. 前記補正値受け付け手段は、前記制御値の前記補正値の入力と共に前記転写紙識別情報としてユーザ設定転写紙識別情報の入力を受け付け、
    前記識別情報受け付け手段が受け付けた前記転写紙識別情報に対応づけられた前記制御値を複製して、複製された前記制御値と前記補正値を前記ユーザ設定転写紙識別情報に対応づけて記憶手段に記憶する、
    ことを特徴とする請求項9〜11いずれか1項記載の印刷システム。
  13. 前記外部情報処理装置は、
    前記ユーザ設定転写紙識別情報に対応づけて記憶された前記補正値、前記制御値、及び、当該画像形成装置の識別情報を収集して記憶するデータ収集手段と、
    前記制御値に基づき前記画像形成装置の異常の兆候を検出する異常検出手段と、
    を有することを特徴とする請求項9〜12いずれか1項記載の印刷システム。
  14. 請求項3記載の前記外部記録媒体アクセス手段が、前記ユーザ設定転写紙識別情報に対応づけた前記補正値と前記制御値を記憶する外部記録媒体。
  15. 画像形成工程の制御値に基づき転写紙に画像を形成する画像形成装置の画像調整方法であって、
    識別情報受け付け手段が、前記転写紙識別情報の入力を受け付けるステップと、
    補正値受け付け手段が、前記制御値の補正値の入力を受け付け、前記転写紙識別情報に対応づけて記憶手段に記憶するステップと、
    前記画像形成手段が、前記転写紙識別情報受け付け手段が受け付けた前記転写紙識別情報に対応づけられた前記制御値を、前記補正値で補正して画像形成工程に適用して画像を形成するステップと、
    を有することを特徴とする画像調整方法。
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