JP2012069200A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本実施形態は、データ書き込みの高速化をはかり得る不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】実施形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、半導体基板上に積層された複数のワード線に、電荷蓄積層を有する複数のメモリセルがそれぞれ接続され、且つ、隣接するメモリセル間で電荷蓄積層が連続しているセル構造のメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイのn番目(nは自然数)のワード線に接続されたメモリセル群にデータを書き込む際に、(n−1)番目及び(n+1)番目のワード線に接続されたメモリセル群に同一の書き込み電圧を同時に印加するよう制御する制御回路と、を具備したことを特徴とする。
【選択図】図12

Description

実施形態は、積層型のメモリセル構造を有する不揮発性半導体記憶装置に関する。
近年、NAND型フラッシュメモリのビット密度向上に向けたアプローチとして、メモリセルを積層した積層型NAND、いわゆるBiCS(Bit-Cost Scalable)タイプのメモリが提案されている。
特開2009−266946号公報
本実施形態は、データ書き込みの高速化をはかり得る不揮発性半導体記憶装置を提供する。
実施形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、半導体基板上に積層された複数のワード線に、電荷蓄積層を有する複数のメモリセルがそれぞれ接続され、且つ、隣接するメモリセル間で電荷蓄積層が連続しているセル構造のメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイのn番目(nは自然数)のワード線に接続されたメモリセル群にデータを書き込む際に、(n−1)番目及び(n+1)番目のワード線に接続されたメモリセル群に同一の書き込み電圧を同時に印加するよう制御する制御回路と、を具備したことを特徴とする。
第1の実施形態に用いた不揮発性半導体記憶装置の素子構造の一例を示す鳥瞰図。 図1の不揮発性半導体記憶装置の1つのNANDストリングの構造を示す斜視図。 図1の不揮発性半導体記憶装置の1つのNANDストリングの構造を示す断面図。 1bit/cellの平面NANDタイプの不揮発性半導体記憶装置のVthバジェットを示す図。 1bit/cellのBiCSタイプの不揮発性半導体記憶装置のVthバジェットを示す図。 第1の実施形態に係わる不揮発性半導体記憶装置の回路構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係わる不揮発性半導体記憶装置の動作を示すフローチャート図。 第1の実施形態における書き込みのタイミングチャートを示す図。 第1の実施形態におけるベリファイのタイミングチャートを示す図。 第1の実施形態におけるベリファイのタイミングチャートの別の例を示す図。 第1の実施形態における書き込みによる閾値変化を示す図。 第1の実施形態における書き込みによるn番目及び(n±1)番目のワード線に接続されたメモリセルの閾値分布を示す図。 複数ワード線群に接続されたメモリセルに書き込みを行った場合の各メモリセルの閾値分布の状態を示す図。 (a)は、先行の不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作を示すタイミングチャート図、(b)は、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作を示すタイミングチャート図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。また、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係わる3次元積層型不揮発性半導体記憶装置を例として、図6のブロック図を用いて説明する。
[不揮発性半導体記憶装置の構成]
本実施形態の3次元積層型不揮発性半導体記憶装置は、BiCSフラッシュメモリ10と、メモリコントローラ(外部コントローラともいう)20とを有する。ここで、BiCSフラッシュメモリ10は、メモリセルアレイ11、センスアンプ12、カラムアドレスバッファ/カラムデコーダ13、ロウデコーダ14、制御回路(内部コントローラともいう)15、電圧生成回路16、パワーオン検出回路17、ロウアドレスバッファ18、入出力バッファ19を備える。
<メモリセルアレイ>
まず、本実施形態のメモリセルアレイ1について、図1乃至図3を用いて説明する。
メモリセルアレイ1は、図1の鳥瞰図に示すような素子構造を有する。このメモリセルアレイ1は、消去の一単位となる複数のブロックを複数個、有する。説明の便宜上、図1では、2つのブロックBK<i>,BK<i+1> について図示した。
図1に示すように、このブロックは、ソース拡散層32、ソース拡散層32上方に形成された導電層(図1では、SGS,SGD,WL<0> 乃至WL<3> を示す)、活性層AAなどにより形成される。
<<ソース拡散層>>
半導体基板31内に形成されるソース拡散層32は、例えば、同一プレーン内の全ブロックBKに共通に1つ設けられる。ソース拡散層32は、コンタクトプラグPSLを介して、ソース線SL・M1に接続される。
また、ソース拡散層32上には、例えば、導電性ポリシリコンから構成される3以上の導電層が層間絶縁膜(図示略)を介して積層される。
<<導電層>>
本実施形態では、導電層は、層間絶縁膜を介して6層積層された構造となっている。図1では、導電膜は、ワード線WL<0> 乃至WL<3> と、ドレイン側セレクトゲート線(第1セレクトゲート線)SGDと、ソース側セレクトゲート線(第2セレクトゲート線)SGSである。
最上層(図1における、SGD<0> 乃至SGD<5> )を除く残りの5つの導電層は、1つのブロックBK<i+1> 内でそれぞれプレート状に形成される。また、6つの導電層のx方向の端部は、各々の導電層にコンタクトをとるために全体として階段状に形成される。例えば、ワード線WL<0> は、ソース側セレクトゲート線SGS上方に形成されるが、ソース側セレクトゲート線SGSのコンタクトをとるための領域の上方には形成されない。すなわち、ワード線WL<0> は、ソース側セレクトゲート線SGSよりもx軸方向の幅が短く形成される。同様に、ワード線WL<1> は、ワード線WL<2> よりもx軸方向の幅が短く形成され、ワード線WL<2> は、ワード線WL<3> よりもx軸方向の幅が短く形成され、ワード線WL<3> は、ドレイン側セレクトゲート線SGDよりもx軸方向の幅が短く形成される。
最下層は、ソース側セレクトゲート線SGSとなり、最下層及び最上層を除く残りの4つの導電層は、ワード線WL<0>,WL<1>,WL<2>,WL<3> となる。
最上層は、x方向に延びるライン状の複数の導電線から構成される。1つのブロックBK<i+1> 内には、例えば、6本の導電線が配置される。最上層の例えば6本の導電線は、ドレイン側セレクトゲート線SGD<0> 〜SGD<5> となる。
<<活性層>>
そして、NANDストリング(図3で後述する)を構成するための複数の活性層(アクティブエリア)AAは、z方向(半導体基板の表面に対して垂直方向)に柱状に形成されており、ソース拡散層32から複数の導電層を突き抜けてビット線BLに達するように形成される。
複数の活性層AAの上端は、y方向に延びる複数のビット線BL<0> 〜BL<m> に接続される。また、ソース側セレクトゲート線SGSは、コンタクトプラグPSGS を介して、x方向に延びる引き出し線SGS−M1に接続され、ワード線WL<0> 〜WL<3> は、それぞれ、コンタクトプラグPWL<0>〜PWL<3> を介して、x方向に延びる引き出し線WL<0>・M1〜WL<3>・M1に接続される。
さらに、ドレイン側セレクトゲート線SGD<0> 〜SGD<5> は、それぞれ、コンタクトプラグPSGD<0>〜PSGD<5> を介して、x方向に延びる引き出し線SGD<0>・M1〜SGD<5>・M1に接続される。
複数のビット線BL<0> 〜BL<m> 及び引き出し線SGS・M1,WL<0>・M1,WL<1>・M1〜WL<3>・M1,SGD<0>・M1〜SGD<5>・M1は、例えば、金属から構成される。
図2は、1つのNANDストリングの鳥瞰図を示している。図1に示すようなブロックBKには、図2に示すようなNANDストリングを複数個(例えば、24個)、有する。このNANDストリングは、複数のメモリセルと、ソース側選択ゲートトランジスタと、ドレイン側選択トランジスタとを有する。
図3は、1つのNANDストリングの構造例を示す断面図であり、(a)は全体構成を示し、(b)は一部を拡大して示している。
図2及び図3に示すように、メモリセルは、半導体基板31表面に対して垂直方向(z方向)に柱状に形成された活性層AAとワード線WL<0> 〜WL<3> との交差部分に形成される。また、ソース側選択ゲートトランジスタは、活性層AAとソース側セレクトゲート線SGSとの交差部分に形成され、ドレイン側選択ゲートトランジスタは、活性層AAとドレイン側セレクトゲート線SGDとの交差部分に形成される。
ソース側セレクトゲート線SGSとドレイン側セレクトゲート線SGDは、複数のワード線WL<0> 〜WL<3> を挟むように形成される。
3次元構造のNANDストリングの特徴の一つは、ドレイン側セレクトゲート線SGD<5>が、柱状の活性層AAの側面を取り囲む構造を有している点にある。
このため、例えば、複数の活性層AAを細くして、半導体基板31上により多くの活性層AAを形成し、大容量化を図っても、NANDストリングを構成する選択トランジスタの駆動力を十分に確保できることになる。
図3に示すように、1つのNANDストリングを構成している複数のメモリセルMC及び選択ゲートトランジスタST(ソース側選択ゲートトランジスタ、ドレイン側選択ゲートトランジスタ)は、層間絶縁膜37を介してz方向に積層される。
メモリセルMCは、MONOS構造を有する。MONOS構造とは、電荷蓄積層がSiN等の窒化物などの絶縁体から構成されるメモリセル構造のことである。即ち、図3(b)に示すように、メモリセルMCは、電荷蓄積層34が、例えば、2つの絶縁膜33,35に挟み込まれた構造を有した、ONO(Oxide-Nitride-Oxide)の構成となっている。電荷蓄積層34と活性層AAとの間には、絶縁膜33が介在している。絶縁膜33は、データの書き込み時にはトンネル絶縁膜として機能し、データの保持時には電荷が活性層AAにリークするのを防止する。電荷蓄積層34と制御ゲート36との間には、ブロック絶縁膜35が介在している。ブロック絶縁膜35は、電荷蓄積層34に捕獲された電荷が制御ゲート36にリークするのを防止する。制御ゲート36は、ワード線WLに接続される。
なお、メモリセルMCは、ブロック絶縁膜35を設けないMNOS構造のメモリセルでもよい。
1つのワード線WLを共有する各NANDストリング内のメモリセルトランジスタMの集合は、データ読み出し及び書き込みの単位となるページを構成する。また、ワード線WLを共有する複数のNANDストリングの集合は、データ消去の単位となるブロックを構成する。
<センスアンプ及びカラムアドレスバッファ/カラムデコーダ>
図6に示すように、センスアンプ12は、ビット線BLを介してメモリセルアレイ11と接続される。センスアンプ12は、読み出しの際にメモリセルアレイ11のデータをページ単位で読み出しを行い、書き込みの際にメモリセルアレイ11にデータをページ単位で書き込む。
また、センスアンプ12はカラムアドレスバッファ/カラムデコーダ13とも接続されており、センスアンプ12はカラムアドレスバッファ/カラムデコーダ13(後述する)から入力される選択信号をデコードして、ビット線BLのいずれかを選択し、駆動する。
センスアンプ12は、書き込む際のデータを保持するデータラッチの機能も兼ねる。本実施形態のセンスアンプでは、それぞれのセンスアンプには複数個(通常、2bit/cellのMLCでは3つ)のデータラッチ回路を有する。
カラムアドレスバッファ/カラムデコーダ13は、メモリコントローラ20からロウアドレスバッファ18を介して入力されるカラムアドレス信号を一時的に格納し、カラムアドレス信号に従ってビット線BLのいずれかを選択する選択信号をセンスアンプ12に出力する。
<ロウデコーダ>
ロウデコーダ14は、ロウアドレスバッファ18を介して入力されるロウアドレス信号をデコードして、ワード線WL及びセレクトゲート線SGD,SGSを選択し、駆動する。
なお、本実施形態のBiCSフラッシュメモリ10には、外部入出力端子I/O(図示略)が設けられており、この外部入出力端子I/Oを介して入出力バッファ19とメモリコントローラ20のデータの授受が行われる。外部入出力端子I/Oを介して入力されるアドレス信号は、ロウアドレスバッファ18を介してロウデコーダ14及びカラムアドレスバッファ/カラムデコーダ13に出力される。
<制御回路>
制御回路15は、メモリコントローラ20を介して供給される各種外部制御信号(書き込みイネーブル信号WEn、読み出しイネーブル信号REn、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE等)とコマンドCMDに基づいて、データ書き込み及び消去のシーケンス制御及び読み出しの動作・制御を行う。制御回路15は、パワーオン検出回路17から入力される検知信号を受けて、初期化動作を自動的に行う。
<電圧生成回路>
電圧発生回路16は、制御回路15により制御されて、書き込み、消去及び読み出しの動作に必要な各種内部電圧を発生するもので、電源電圧より高い内部電圧を発生するために昇圧回路が用いられる。
<パワーオン検出回路>
パワーオン検出回路17は、制御回路15に接続される。パワーオン検出回路17は、電源の投入を検出し、制御回路15に検知信号を出力する。
<メモリコンロトーラ>
メモリコンロトーラ20は、BiCSフラッシュメモリ10に必要なコマンドなどを出力し、BiCSフラッシュメモリ10の動作モード(後述する、第1の書き込みモード、第2の書き込みモードを含む。)を設定し、読み出し及び書き込みを行う。
[本実施形態の経緯]
ここで、本実施形態の不揮発性半導体メモリは、図3(b)に示すように、隣接するメモリセル間で電荷蓄積層34がつながっている。このため、平面NANDタイプの不揮発性半導体メモリのようにメモリセルの消去レベルを負にしたVthバジェットを使用すると、本実施形態の不揮発性半導体メモリのデータリテンションが悪化する場合がある。その支配的要因はいわゆる電荷の横抜けである。これは、例えば同一チャネルのボディで正の閾値のメモリセルと負の閾値のメモリセルが隣接した場合に起こる。
すなわち、閾値を正に書き込んだメモリセルに隣接するメモリセルが閾値が負の消去セルの場合、物理的につながった電荷蓄積層間でホールとエレクトロンの再結合が起こり、正の閾値に書き込んだメモリセルの閾値の低下と、負の閾値のメモリセルの閾値の上昇が起こる。これにより、データリテンション特性が低下する。以降、このようなデータリテンション特性の低下をデータの横抜けと呼び、データの横抜けが起こるデータパターンをデータの横抜けパターンと呼ぶ。そこで、このデータの横抜けを防ぐために、消去レベルを正にしておくことが有効である。
図4は、1bit/cellの平面NANDタイプの不揮発性半導体記憶装置のVthバジェットを示す図である。平面NANDタイプの不揮発性半導体記憶装置では、書き込みセルを正の閾値に書き込み、非書き込みセルについては、閾値が負の消去状態のままにしておく。この場合には、書き込む際に分布を一つ書き込むだけでよいため、書き込み電圧のステップアップ幅であるΔVPGM を大きく設定できる。その結果、書き込みループ回数が少なくなり、非常に高速の書き込みが実現できる。
図5は、1bit/cellのBiCSタイプの先行の不揮発性半導体記憶装置のVthバジェットを示す図である。先に説明したデータの横抜けを防止するために、非書き込みセルについて、初期の消去状態(第1の消去状態ともいう)から閾値電圧が正である消去状態(第2の消去状態ともいい、図5におけるE’レベルを意味する)への書き込みが必要で、書き込みセルについては、更に高いAレベルへの書き込みを行う必要がある。なお、第1の消去状態は、全ての非書き込みセルの閾値電圧が負である状態に限られず、非書き込みセルの一部の閾値電圧が正の状態であってもよい。また、第2の消去状態は、全ての非書き込みセルの閾値分布が正の状態である。
先行の不揮発性半導体記憶装置の場合には、正に2つの閾値分布を書く必要があることから、メモリセルへの書き込み過ぎを防止すべく初期VPGM を低くする必要があるとともに、E’レベルの上裾とAレベルの下裾とのマージンを確保すべくΔVPGM をアッパーページ書き込みと同程度に小さく設定し、閾値分布を細く書き込む必要がある。
そのため、図5の場合と比較して、初期VPGM を低く、ΔVPGM が小さく、且つAレベルを高いレベルまで書き込む必要があり、書き込む際に印加するパルス数が増大する。その結果、書き込み時間が大幅に長くなる。
そこで、この問題を解決するために本実施形態では、消去レベルを正に書き戻す必要のない、高速なSLC書き込みを実現することで、データ書き込みの高速化を図りうる不揮発性半導体記憶装置を提供する。
[不揮発性半導体記憶装置の動作]
次に、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作について、図7のフローチャート図を用いて説明する。
ステップS1では、メモリコントローラ20から専用コマンドが発行され、専用コマンドが、入出力バッファ19を介して制御回路15に入力される。また、アドレス信号は、入出力バッファ19を介してロウアドレスバッファ18に入力される。さらに、書き込みデータは入出力バッファ19を介してセンスアンプ12のデータラッチ回路(図示略)に入力される。
ステップS2で、制御回路15は、ステップS1で入力されたコマンドを受けて、高速書き込み動作モード信号(第1の書き込みモード信号ともいう)を生成する。
ステップS3で、制御回路15は、電圧を生成するためのタイミング制御信号、電圧設定信号を電圧生成回路16に出力する。
ステップS4で、制御回路15は、アドレス制御信号、メモリセルへのアクセス制御信号に基づいて、センスアンプ12,ロウデコーダ14及び電圧生成回路16を制御し、選択されたブロックBK内の選択されたn番目のワード線WL(選択ワード線WLともいう)と、(n±1)番目のワード線WLに同一の書き込み電圧VPGM を印加する。ただし、nは自然数である。
ステップS5で、書き込み電圧VPGM の印加後に、制御回路15は、n番目のワード線WLに接続されたメモリセルのみベリファイを行うようセンスアンプ12,ロウデコーダ14及び電圧生成回路16を制御する。
ステップS6で、ステップS5のベリファイの結果に応じて、n番目のワード線WLに接続されたメモリセルの閾値電圧が所望の電圧を超えたか否かを、制御回路15は判定し、このメモリセルの閾値電圧が所望の電圧を超えるまで、ステップS4からステップS6までを繰り返す。ステップS6で、n番目のワード線WLに接続されたメモリセルの閾値電圧が所望の電圧を超えないと判定された場合には(ステップS6でNG)、ステップS4の書き込み電圧にΔVPGM を昇圧した電圧を、新たに書き込み電圧として設定し、ステップS4で、新たに設定された書き込み電圧を印加する。したがって、ステップS6で、n番目のワード線WLに接続されたメモリセルの閾値電圧が所望の電圧を超えないと判定されるたびに、書き込み電圧はΔVPGM ずつ昇圧される。
図8に、本実施形態の書き込み時におけるプログラムタイミングチャートを示す。
書き込みセルと非書き込みセルはBL電圧で制御する。“0”データの書き込みセルに接続されたビット線には0Vを印加し、t1時から昇圧し“1”データの非書き込みセルに接続されたビット線にはVddを印加する。
また、ドレイン側選択ゲートSGDには、非書き込みセルに接続されたビット線BLの電圧をセルチャネルに転送するために電圧Vsgを印加し、セルチャネルにVddの転送が完了したところで、Vsgd にする。ソース側選択ゲートSGS(図示略)には0Vを印加する。
これにより選択されたNANDストリング内のチャネルについて、書き込みセルのチャネルを0V、非書き込みセルのチャネルをVddとできる。その後(t4後に)、選択ワード線WLと選択ワード線WLに隣接するワード線WLを含めた3本のワード線WLに書き込み電圧Vpgm(例えば18V)、それ以外のワード線WLにVpass(例えば、10V)を印加する。
図9及び図10に、ベリファイにおけるプログラムタイミングチャートを示す。
図9では、選択ワード線WLのみベリファイを行う。これは、n番目の選択ワード線WLの両隣の(n±1)番目のワード線WLに関してはデータ格納のためではなく、n番目のワード線WLの電荷抜けを防止するためであり、(n±1)番目のワード線WLに接続されたメモリセルの閾値がベリファイレベルを超えているか確認する必要がないためである。それ以上に、ベリファイを選択ワード線WLのみで済ませることができ、高速化に有利である。
具体的には、図9に示すように、t0時から、ドレイン側選択ゲートSGDには、電圧Vsgを印加し、選択ワード線WLには、Vverifyを印加する。t1時から非選択ワード線WLにVreadを印加する。
t0後のt1時からビット線BLにはVblを印加し、この昇圧されたVblの電圧が下がるか否かでベリファイパス/フェイルの判定をする。
t4時からソース側選択ゲートSGS(図示略)には、Vsqを印加する。
図10では、選択ワード線WLとその両隣のワード線WLに対してベリファイを行う。この場合には、3本のワード線に対してベリファイを行うために、より確実に電荷の横抜けを防止することができる。この場合には、3本のワード線に対してベリファイを行うために、選択ワード線WLの両隣のワード線に接続されたメモリセルの閾値もベリファイレベル以上であることが保障される。したがって、選択ワード線WLに接続されたメモリセルに対してより確実に電荷の横抜けを防止することができる。
[本実施形態の効果]
以上により、データ書き込みの高速化をはかり得る不揮発性半導体記憶装置を提供できる。以下、具体的に説明する。図11は、第1の実施形態における書き込みによるn番目及び(n±1)番目のワード線に接続されたメモリセルの閾値分布を示す図であり、図12は、複数ワード線群に接続されたメモリセルに書き込みを行った場合の各メモリセルの閾値分布の状態を示す図である。
本実施形態の不揮発性半導体記憶装置では、n番目及び(n±1)番目のワード線間において、隣接するメモリセルに同一の書き込み電圧VPGM を印加する。このため、例えば、上記のステップS4からステップS6を3回繰り返すことで、図11(b)に示すようなメモリセルの閾値分布となる。
このような書き込みを行うことによって、全てのメモリセルを第2の消去状態に書き込むことなく、図12に示すように、着目ワード線WLに接続されたメモリセルにおいてデータの横抜けパターンを取り除くことが可能となる。ここで、図12に示すEは第1の消去状態、Aはベリファイレベルを超えた書き込み状態、Pは、実際にはベリファイは行わないが、閾値がベリファイレベル付近であることが期待される書き込み状態である。
なお、ベリファイについては、n番目のワード線WLに対してのみ行い、(n±1)番目のワード線WLについてはベリファイを行わない。
このように平面NANDと同様、第2の消去状態に書き込むことなく、初期VPGM、ΔVPGM を大きめに設定しても、閾値分布間のマージンを確保しやすく、書き込みの高速化が期待できる。
また、本実施形態で行うベリファイは、n番目のワード線に接続されたメモリセルの閾値電圧が所望の電圧を超えたか否かを判定するものである。先行の不揮発性半導体記憶装置の場合には、第2の消去状態(E’)のベリファイを行う必要があるが、本実施形態では、第2の消去状態(E’)のベリファイを行う必要はない。したがって、図14に示すように、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置(図14(b)参照)は、先行の不揮発性半導体記憶装置(図14(a)参照)と比べて、印加するパルス数を低減できる。ここで、図14(a)は、先行の不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作を示すタイミングチャート図であり、図14(b)は、本実施形態の不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作を示すタイミングチャート図である。
したがって、先行の不揮発性半導体記憶装置と比べて、本実施形態は、データ書き込みの高速化を図りうる不揮発性半導体記憶装置を提供できる。
但し、nページ(WLn)に書き込みを行った後は、次に書き込み可能なページは(n+3)ページ(WLn+3)になるため、このSLCバッファ方式を用いた場合、2ビット/cellのMLCの1ブロック分のデータを書き込むのに6ブロックが必要となる。
より詳しく本実施形態の効果について図13を用いて説明する。図13は、複数のワード線群に書き込みを行った場合のメモリセルの閾値分布の状態を示す模式図である。ここで、n番目乃至(n+2)番目のワード線を1つのワード線群とする。図13では、本実施形態の一例として、2つのワード線群(n番目乃至(n+2)番目のワード線を有する第1のワード線群、(n+3)番目乃至(n+5)番目のワード線を有する第2のワード線群)においてデータの書き込みを行った場合を示す。
第1のワード線群について、(n+1)番目のワード線WLを着目ワード線として、その前後のn番目及び(n+2)番目のワード線WLにも同時に書き込みを行う。第2のワード線群について、(n+4)番目のワード線WLを着目ワード線として、その前後の(n+3)番目及び(n+5)番目のワード線WLにも同時に書き込みを行う。
第1のワード線群における(n+1)番目のワード線と第2のワード線群における(n+4)番目のワード線とに接続されたメモリセルは、本来のデータを格納する部分として使用する。
この場合に、(n+2)番目のワード線WL(第1のワード線群)に接続されたメモリセルに対して、(n+3)番目のワード線WL(第2のワード線群)に接続された隣接するメモリセルの関係で、データの横抜けパターンが生じる場合がある。しかし、(n+2)番目と(n+3)番目のワード線WLに接続されたメモリセルは本来のデータを格納する部分ではない。したがって、これらメモリセルの間でデータの横抜けパターンが生じても、本来のデータを格納する部分である(n+1)番目のワード線と(n+4)番目のワード線とに接続されたメモリセルの電荷蓄積層に蓄積された電荷の横抜けを軽減できる。その結果、データの破損などを防止でき、データの信頼性を向上できる。
このように本実施形態によれば、メモリセルアレイのn番目のワード線WLに接続されたメモリセル群にデータを書き込む際に、(n−1)番目のワード線WL及び(n+1)番目のワード線WLに接続されたメモリセル群に同じデータを同時に書き込むことにより、データ書き込みの高速化及びデータ信頼性の向上をはかることができる。
即ち、3本のワード線WLに接続されたメモリセルを用いて、1ページのデータを書き込むため、着目ワード線WLの両側のワード線WLをシールドとして用いることにより、データ信頼性の向上をはかることができる。しかも、書き込みに際しては3本のワード線を同時に選択するのみで良いため、書き込み時間が増大することもない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係わる不揮発性半導体記憶装置を説明する。MLCのチップを用いたSSD(Solid State Drive)においてSLCをバッファとして使用した例を用いて説明する。本実施形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は、第1の実施形態に係わる不揮発性半導体記憶装置と構成は同一であるが、動作方法が異なる。したがって、本実施形態では、不揮発性半導体記憶装置の動作方法について詳細に説明する。
[不揮発性半導体記憶装置の動作方法]
説明の便宜上、第1の実施形態におけるステップS1からステップS6までのいわゆるSLC書き込みを行い、SLCバッファにデータが書き込まれていることを前提として説明する。
ステップSAで、制御回路15は、SLCバッファにデータが書き込まれた2ページ分を選択するようロウデコーダ14、センスアンプ12などを制御する。
ステップSBで、制御回路15は、センスアンプ12などを制御し、センスアンプ12に2ページ分のデータを読み出し、センスアンプ12内のデータラッチにこれらのデータを保持する。
ステップSCで、制御回路15は、メモリセルアレイ11内の所望のアドレス信号をロウデコーダ14、センスアンプ12に出力し、データラッチに保持された2ページ分のデータを、所望のアドレスのメモリセルに対してMLC書き込みできるようロウデコーダ14、センスアンプ12、電圧生成回路16などを制御する。
このステップSAからステップSCを第1の実施形態で書き込まれたブロックに対して行う。すなわち、第1の実施形態で書き込まれたブロックの全てのページがMLC書き込みされるまで、ステップSAからステップSCを繰り返す。
ステップSDで、第1の実施形態で書き込まれたブロックの全てのページがMLC書き込みされたとき、制御回路15は、SLCバッファに書き込まれたブロックのデータを消去する。
なお、ステップSBで、センスアンプ12に2ページ分のデータを読み出し、センスアンプ12内のデータラッチにこれらのデータを保持する際に、読み出した2ページ分のデータを外部入出力端子I/Oを介してメモリコントローラ20に読み出し、その後にECCでエラー訂正を行った後に、ステップSCを行ってもよい。
このように、MLCのチップでも高速なデータ書き込みが必要な場合には、SLCをバッファとして使用する。第1の実施形態同様に、本実施形態でも、データ書き込みの高速化をはかり得る不揮発性半導体記憶装置を提供できる。
(第3の実施形態)
本実施形態の不揮発性半導体記憶装置では、第1及び第2の実施形態に対して、メモリコントローラが、第1の実施形態のように3本のワード線に接続されたメモリセルにデータ書き込みを行う超高速SLCバッファーモード(第1の書き込みモード)と、1本のワード線に接続されたメモリセルの消去状態を、第1の消去状態から第2の消去状態に書き込み、データ書き込みを行う高速SLCバッファーモード(第2の書き込みモード)を選択する点で異なり、その他は同様である。
本実施形態では、メモリコントローラ20は、第1の書き込みモード及び第2の書き込みモードのいずれかを選択する。第1の実施形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作におけるステップS2で、本実施形態のメモリコントローラ20が、第1モードを選択するとき第1の書き込みモード信号を、第2モードを選択するとき第2の書き込みモード信号を生成する。
第1の書き込みモードでは、第1の実施形態と同様に、3本のワード線WLに接続されたメモリセルを用いて1ページのデータを書き込む。このモードでは、両隣接ワード線WLにも同時に同じデータを書き込むことによって、3本のワード線WLに接続されたメモリセルの閾値を正に書き戻す必要がなくなる。このため、高速・高信頼性のデータを書き込むことができる。ここでは、両隣接WLをシールドページと呼ぶ。
第2の書き込みモードでは、図11に示したように、1本のワード線に接続されたメモリセルの消去状態を、第1の消去状態から第2の消去状態に書き込み、データ書き込みを行う。また、この第2の書き込みモードでは、シールドページが不要なことから、第1の書き込みモードで書き込む場合よりも、本来のデータを格納するためのページ数を1/3に削減することができる。また、第2の書き込みモードは、通常のMLCで書き込む場合と比較しても、後述するようにデータの信頼性が高く、かつ、書き込み速度も高速である。
このように本実施形態によれば、例えばメモリコントローラからの要求が非常に高速な書き込みである場合には、メモリコントローラ20は3本のワード線WLの領域を用いて1ページのデータを書き込む第1の書き込みモードを選択し、メモリコントローラからの要求が第1の書き込みモードと比較して高速な書き込みでない場合には、メモリコントローラ20は第2の書き込みモードを選択する。その結果、要求される書き込み速度に応じて最適な書き込み制御を行うことができる。
また、例えばブロックの管理情報など高い信頼性が要求されるデータをメモリセルアレイに書き込む場合には、メモリコントローラ20は第2の書き込みモードを選択する。これにより、このデータはMLC書き込みでなく、SLC書き込みを行うことになり、データの信頼性を向上できる。このように外部メモリコントローラは、用途に応じて書き込みモード信号を生成し、最適な書き込みを行う。
(変形例)
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。メモリセルアレイの構成は必ずしもBiCSに限るものではなく、電荷蓄積層と制御ゲートを有するメモリセルを基板上に積層した、積層型のメモリセル構造の不揮発性半導体記憶装置に適用することができる。さらに、BiCSの構造も前記図1に何ら限定されるものではなく、仕様に応じて適宜変更可能である。
また、実施形態ではSLCのデータ書き込みに適用した例で説明したが、MLCのデータ書き込みに適用することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…BiCSフラッシュメモリ
11…メモリセルアレイ
12…センスアンプ
13…カラムアドレスバッファ/カラムデコーダ
14…ロウデコーダ
15…制御回路
16…電圧生成回路
17…パワーオン検出回路
18…ロウアドレスバッファ
19…入出力バッファ
20…メモリコントローラ
31…半導体基板
32…ソース拡散層
33…トンネル絶縁膜
34…電荷蓄積層
35…ブロック絶縁膜
36…制御ゲート

Claims (6)

  1. 半導体基板上に積層された複数のワード線に、電荷蓄積層を有する複数のメモリセルがそれぞれ接続され、且つ、隣接するメモリセル間で電荷蓄積層が連続しているセル構造のメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイのn番目(nは自然数)のワード線に接続されたメモリセル群にデータを書き込む際に、(n−1)番目及び(n+1)番目のワード線に接続されたメモリセル群に同一の書き込み電圧を同時に印加するよう制御する制御回路と、
    を具備したことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記制御回路は、前記n番目のワード線に接続されたメモリセル群にベリファイを行い、前記n番目のワード線に接続されたメモリセル群における閾値電圧が所望の電圧を超えるまで、前記n番目及び前記(n±1)番目のワード線に接続されたメモリセル群に書き込むよう制御することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記制御回路は、さらに、前記(n±1)番目のワード線に接続されたメモリセル群それぞれにベリファイを行い、前記n番目及び前記(n±1)番目のワード線に接続されたメモリセル群における閾値電圧が所望の電圧を超えるまで、前記n番目及び(n±1)番目のワード線に接続されたメモリセル群に書き込むよう制御することを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 複数の前記メモリセル、選択ゲートトランジスタを含むNANDストリングは、ビット線に接続されており、
    前記制御回路は、前記ベリファイの結果に応じて、ベリファイパスしたメモリセルと電気的に接続されたビット線に非書き込み電圧を印加し、
    ベリファイフェイルしたメモリセルと電気的に接続されたビット線に書き込み電圧を印加することを特徴とする請求項2又は3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記メモリセルアレイは、
    前記半導体基板上に柱状に形成された活性層と、
    前記活性層の側壁面を囲むようにトンネル絶縁膜,電荷蓄積層,及びブロック絶縁膜が形成されたゲート絶縁膜部と、
    前記ゲート絶縁膜部の側壁面を囲むように形成されて、且つ前記半導体基板上に複数の層間絶縁膜と複数の導電層が交互に積層された積層構造部と
    を有し、
    前記シリコン層,トンネル絶縁膜,電荷蓄積層,ブロック絶縁膜,及び導電層を含むトランジスタで前記メモリセルを構成したものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記制御回路は、要求される書き込み速度に応じて、
    前記メモリセルアレイのn番目のワード線に接続されたメモリセル群にデータを書き込む際に、(n−1)番目及び(n+1)番目のワード線に接続されたメモリセル群に同一の書き込み電圧を同時に印加する第1の書き込みモードと、
    前記n番目のワード線に接続されたメモリセル群のうち、第1の消去状態のメモリセルに対して、所望の電圧を印加し第2の消去状態にする第2の書き込みモードと、
    のいずれかを選択することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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