JP2012056416A - 空気入りタイヤ及びその加硫用金型 - Google Patents

空気入りタイヤ及びその加硫用金型 Download PDF

Info

Publication number
JP2012056416A
JP2012056416A JP2010200595A JP2010200595A JP2012056416A JP 2012056416 A JP2012056416 A JP 2012056416A JP 2010200595 A JP2010200595 A JP 2010200595A JP 2010200595 A JP2010200595 A JP 2010200595A JP 2012056416 A JP2012056416 A JP 2012056416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ridge
circumferential direction
tire circumferential
tire
ridges
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010200595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4911332B2 (ja
Inventor
Hiroshi Tokizaki
浩 鴇崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2010200595A priority Critical patent/JP4911332B2/ja
Priority to US13/196,147 priority patent/US8776852B2/en
Priority to CN201110247642.8A priority patent/CN102398486B/zh
Priority to DE102011053416.4A priority patent/DE102011053416B4/de
Publication of JP2012056416A publication Critical patent/JP2012056416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4911332B2 publication Critical patent/JP4911332B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C13/02Arrangement of grooves or ribs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0606Vulcanising moulds not integral with vulcanising presses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C13/001Decorating, marking or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0606Vulcanising moulds not integral with vulcanising presses
    • B29D2030/0607Constructional features of the moulds
    • B29D2030/0612Means for forming recesses or protrusions in the tyres, e.g. grooves or ribs, to create the tread or sidewalls patterns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/72Side-walls
    • B29D2030/726Decorating or marking the sidewalls before tyre vulcanization

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

【課題】サイドウォールの外表面に生ずる凹凸を目立たなくすることができ、さらにタイヤの装飾性を向上することのできる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】この空気入りタイヤは、サイドウォール1の外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部2に第1及び第2リッジグループ10,20が設けられ、各リッジグループ10,20がそれぞれリッジRの束から成るとともに、各リッジグループ10,20がそれぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成され、各リッジグループ10,20が互いにタイヤ周方向の複数箇所で交差しているので、タイヤ径方向に延びる複数のリッジ30が装飾部2の全面に亘って設けられて各リッジ30がタイヤ周方向に規則正しく等間隔に配置されている場合等と比較し、装飾部2が目立ち、タイヤの装飾性を向上することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、4輪自動車、トラック、バス等に用いられる空気入りタイヤ及びその加硫用金型に関するものである。
一般に、この種の空気入りタイヤとしては、サイドウォールの外表面にタイヤ径方向に延びる複数のリッジから成る装飾帯が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。一般に、サイドウォールの外表面を平面状に形成すると、カーカスの折返し端部が存在すること等に起因してサイドウォールの外表面に生ずるわずかな凹凸が目立つので、この凹凸を目立たなくすることを目的に一つとして、前記複数のリッジから成る装飾帯が設けられている。
特開平11−201228号公報
ところで、前記空気入りタイヤでは、タイヤ径方向に延びる複数のリッジがタイヤ周方向に規則正しく等間隔に配置されているだけなので、サイドウォールの外表面に生ずる凹凸が目立つ場合があり、凹凸をより目立たなくしたいという要求がある。
また、近年では、タイヤの装飾性を向上する目的として、サイドウォールの外表面の装飾帯を目立たせたいという要求が高まってきている。
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サイドウォールの外表面に生ずる凹凸を目立たなくすることができ、さらにタイヤの装飾性を向上することのできる空気入りタイヤ及びその加硫用金型を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、サイドウォールの外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部を備えた空気入りタイヤにおいて、前記装飾部に複数のリッジグループが設けられるとともに、各リッジグループがそれぞれ複数のリッジの束から成り、各リッジグループは、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第1部分と、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第2部分とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、それぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成され、各リッジグループが互いにタイヤ周方向の複数箇所で交差するように構成され、前記各リッジグループが交差する各交差部分は、あるリッジグループの第1部分が他のリッジグループの第2部分と交差するように構成されている。
このように、サイドウォールの外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部に複数のリッジグループが設けられ、各リッジグループがそれぞれリッジの束から成るとともに、各リッジグループがそれぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成され、各リッジグループが互いにタイヤ周方向の複数箇所で交差するように構成されているので、前記装飾部にタイヤ径方向に延びる複数のリッジがタイヤ周方向に規則正しく等間隔に配置されている場合等と比較し、装飾部が目立つ。
また、本発明は、サイドウォールの外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部を備えた空気入りタイヤにおいて、前記装飾部に、複数のリッジの束から成る第1リッジグループと、複数のリッジの束から成る第2リッジグループとが設けられ、第1リッジグループは、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第1リッジ第1部分と、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第1リッジ第2部分とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、タイヤ周方向に延びる波形状に形成され、第2リッジグループは、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第2リッジ第1部分と、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第2リッジ第2部分とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、タイヤ周方向に延びる波形状に形成され、第1リッジ第1部分と第2リッジ第2部分とがタイヤ周方向の複数箇所で交差し、第1リッジ第2部分と第2リッジ第1部分とがタイヤ周方向の複数箇所で交差するように構成されている。
このように、サイドウォールの外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部に第1及び第2リッジグループが設けられ、各リッジグループがそれぞれリッジの束から成るとともに、各リッジグループがそれぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成され、各リッジグループが互いにタイヤ周方向の複数箇所で交差するように構成されているので、前記装飾部にタイヤ径方向に延びる複数のリッジがタイヤ周方向に規則正しく等間隔に配置されている場合等と比較し、装飾部が目立つ。
また、本発明は、サイドウォールの外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部を備えた空気入りタイヤにおいて、前記装飾部に複数のリッジの束から成るリッジグループが設けられ、リッジグループは、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第1部分と、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第2部分とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成され、リッジグループの第1部分を構成する各リッジは、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように形成され、リッジグループの第2部分を構成する各リッジも、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように形成されている。
このように、サイドウォールの外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部にリッジグループが設けられ、リッジグループがリッジの束から成るとともに、リッジグループが全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成され、リッジグループの第1部分及び第2部分を構成する各リッジは、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように形成されているので、リッジグループを例えば正面(タイヤ軸方向)から観察した場合に、各リッジの間隔が狭い部分よりも広い部分の方が手前側に見える視覚的効果を生じ、各リッジグループ50,60,70が立体的に見える。このため、前記装飾部にタイヤ径方向に延びる複数のリッジがタイヤ周方向に規則正しく等間隔に配置されている場合等と比較し、装飾部が目立つ。
本発明の空気入りタイヤによれば、タイヤ径方向に延びる複数のリッジが装飾部の全面に亘って設けられて各リッジがタイヤ周方向に規則正しく等間隔に配置されている場合等と比較し、装飾部が目立つので、サイドウォールの外表面に生ずる凹凸を目立たなくすることができ、さらにタイヤの装飾性を向上することができる。
本発明の第1実施形態の空気入りタイヤの正面図 空気入りタイヤの要部正面図 空気入りタイヤの要部正面図 第1実施形態の変形例を示す空気リタイヤの正面図 本発明の第2実施形態を示す空気入りタイヤの正面図 本発明の第3実施形態を示す空気入りタイヤの正面図 実施例1のサンプル 実施例2のサンプル 実施例3のサンプル 比較例1のサンプル 比較例2のサンプル 評価結果をあらわす表
本発明の第1実施形態の空気入りタイヤを図1〜図3を参照しながら説明する。この空気入りタイヤは、例えば4輪自動車、トラック、バス等の自動車に装着されて使用される。
この空気入りタイヤは、図1及び図2に示すように、サイドウォール1の外表面における径方向所定範囲ARに全周に亘って帯状に装飾部2が設けられている。装飾部2には、複数のリッジRの束から成る第1リッジグループ10と、複数のリッジRの束から成る第2リッジグループ20とが設けられている。また、装飾部2における第1及び第2リッジグループ10,20以外の部分には、それぞれタイヤ径方向に延びる複数の径方向リッジ30が設けられ、各径方向リッジ30は隣り合うリッジと互いに略平行(1°以下)に並ぶように配置されている。また、装飾部2には文字や図形によって標章をあらわす表示部40が周方向の2箇所に設けられ、表示部40の文字等はサイドウォール1の表面から突出するように設けられている。尚、本タイヤを加硫成形する加硫用金型のキャビティには、第1リッジグループ10、第2リッジグループ20、複数の径方向リッジ30及び各表示部40に応じた凹凸が設けられ、その凹凸によってサイドウォール1の外表面に第1リッジグループ10、第2リッジグループ20、複数の径方向リッジ30及び各表示部40が刻設されている。
第1リッジグループ10は複数(本実施形態では10本)のリッジRの束から成る。また、第1リッジグループ10は、複数のリッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第1リッジ第1部分11と、複数のリッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第1リッジ第2部分12とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、タイヤ周方向に延びる波形状に形成されている。また、本実施形態では、第1リッジグループ10はタイヤ1周に6つの波を有し、各波の形状は互いに等しいので、各波の波長はタイヤ1周に対して1/6の長さである。
第2リッジグループ20は複数(本実施形態では10本)のリッジRの束からなる。また、第2リッジグループ20は、複数のリッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に向かって延びる第2リッジ第1部分21と、複数のリッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第2リッジ第2部分22とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、タイヤ周方向に延びる波形状に形成されている。また、本実施形態では、第2リッジグループ20はタイヤ1周に6つの波を有し、各波の形状は互いに等しいので、各波の波長はタイヤ一周に対して1/6の長さである。また、本実施形態では、第2リッジグループ20の形状は第1リッジグループ10と同一であり、第2リッジグループ20は第1リッジグループ10に対してタイヤ周方向に第1リッジグループ10の波長の5/12倍だけ位相をずらして配置されている。各リッジグループ10,20の各リッジRは例えば幅0.3〜1.0mm程度で高さが0.1〜0.5mm程度である。
また、第1リッジグループ10の第1リッジ第1部分11と第2リッジグループ20の第2リッジ第2部分22とがタイヤ周方向の複数箇所で交差し、第1リッジグループ10の第1リッジ第2部分12と第2リッジグループ20の第2リッジ第1部分21とがタイヤ周方向の複数箇所で交差している。
また、各リッジグループ10,20が交差する各交差部分は、第1リッジ第1部分11によって第2リッジ第2部分22の各リッジRがその延設方向に分断されるように構成され(図1の範囲AR1参照)、また、第2リッジ第1部分21によって第1リッジ第2部分12の各リッジRがその延設方向に分断されている(図1の範囲AR2参照)。
また、図3に示すように、第1リッジ第2部分12は、該第2部分12に対してタイヤ周方向の他方の最も近くに配置された第1リッジ第1部分11の各リッジRのうち最もタイヤ周方向一方側に配置されたリッジR-Lmaxと、該第2部分12に対してタイヤ周方向の一方の最も近くに配置された第1リッジ第1部分11の各リッジRのうち最もタイヤ周方向の他方側に配置されたリッジR−Rmaxとの間に配置されている。
また、第2リッジ第2部分22も、第1リッジグループ10の場合と同様に、該第2部分22に対してタイヤ周方向の他方の最も近くに配置された第2リッジ第1部分21の各リッジRのうち最もタイヤ周方向一方側に配置されたリッジRと、該第2部分22に対してタイヤ周方向の一方の最も近くに配置された第2リッジ第1部分21の各リッジRのうち最もタイヤ周方向の他方側に配置されたリッジRとの間に配置されている。
各第1リッジ第1部分11及び各第2リッジ第1部分21を構成する各リッジRは、互いの間隔Lがタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように構成され、各第1リッジ第2部分12及び各第2リッジ第2部分22を構成する各リッジRも、互いの間隔Lがタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように構成されている(図2及び図3の範囲AR3〜AR6参照)。本実施形態では、各リッジ部分11,12,21,22のリッジの間隔Lは、最も小さい部分の間隔Lminに対して最も大きい部分の間隔Lmaxが1.2倍以上となるように構成されている(図3参照)。尚、この倍率は1.2倍以上であることが好ましいが、1.1倍程度でも以下に示す効果はあらわれる。また、この倍率は大きい方が好ましい。
このように、本実施形態によれば、サイドウォール1の外表面におけるタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部2に第1及び第2リッジグループ10,20が設けられ、各リッジグループ10,20がそれぞれリッジRの束から成るとともに、各リッジグループ10,20がそれぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成され、各リッジグループ10,20が互いにタイヤ周方向の複数箇所で交差しているので、タイヤ径方向に延びる複数のリッジ30が装飾部2の全面に亘って設けられて各リッジ30がタイヤ周方向に規則正しく等間隔に配置されている場合等と比較し、装飾部2が目立つ。このように、装飾部2を目立たせることができるので、カーカスの折返し端部が存在すること等に起因してサイドウォール1の外表面に生ずる凹凸を目立たなくすることができ、また、タイヤの装飾性を向上することができる。
また、各第1リッジ第1部分11及び各第2リッジ第1部分21を構成する各リッジRは、互いの間隔Lがタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなっており、また、各第1リッジ第2部分12及び各第2リッジ第2部分22を構成する各リッジRも、互いの間隔Lがタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなっている。この構成に加え、各リッジグループ10,20がそれぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成されているので、各リッジグループ10,20を例えば正面(タイヤ軸方向)から観察した場合に、各リッジRの間隔Lが狭い部分よりも広い部分の方が手前側に見える視覚的効果を生じ、各リッジグループ10,20が立体的に見え、装飾部2をより一層目立たせることができる。
また、前記各リッジグループ10,20が交差する各交差部分は、第1リッジ第1部分11によって第2リッジ第2部分22の各リッジRがその延設方向に分断されるように構成され(図1の範囲AR1参照)、また、第2リッジ第1部分21によって第1リッジ第2部分12の各リッジRがその延設方向に分断されている(図1の範囲AR2参照)。この構成に加え、各リッジグループ10,20がそれぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成されているので、各リッジグループ10,20を観察した場合に、各リッジグループ10,20が互いに絡まり合っているように見える視覚的効果を生じ、各リッジグループ10,20が立体的に見え、装飾部2をより一層目立たせることができる。また、この構成により、第1リッジグループ10の各リッジRが第2リッジグループ20の各リッジRと一本一本交差することが無くなる。これに対し、前述のように分断される構成を採用せずに、第1リッジグループ10の各リッジRが第2リッジグループ20の各リッジRと一本一本交差する場合は、加硫用金型の当該部分に細かな突起が複数設けられることになり、加硫用金型の耐久性を低下させる原因となるが、第1リッジグループ10の各リッジRが第2リッジグループ20の各リッジRと一本一本交差することが無くなるので、加硫用金型の耐久性の向上を図ることが可能となる。
また、図3に示すように、第1リッジ第2部分12は、該第2部分12に対してタイヤ周方向の他方の最も近くに配置された第1リッジ第1部分11の各リッジRのうち最もタイヤ周方向一方側に配置されたリッジR-Lmaxと、該第2部分12に対してタイヤ周方向の一方の最も近くに配置された第1リッジ第1部分11の各リッジRのうち最もタイヤ周方向の他方側に配置されたリッジR−Rmaxとの間に配置されている。また、第2リッジ第2部分22も、第1リッジグループ10の場合と同様に、該第2部分22に対してタイヤ周方向の他方の最も近くに配置された第2リッジ第1部分21の各リッジRのうち最もタイヤ周方向一方側に配置されたリッジRと、該第2部分22に対してタイヤ周方向の一方の最も近くに配置された第2リッジ第1部分21の各リッジRのうち最もタイヤ周方向の他方側に配置されたリッジRとの間に配置されている。この構成に加え、各リッジグループ10,20がそれぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成されているので、各リッジグループ10,20において第1部分11,21が第2部分12,22よりも手前側に見える視覚的効果を生じ、リッジグループ10,20が立体的に見え、装飾部2をより一層目立たせることができる。
また、第1リッジグループ10の波形状と第2リッジグループ20の波形状とがタイヤ周方向に同一の波長を有し、第2リッジグループ20は第1リッジグループ10に対してタイヤ周方向に第1リッジグループ10の波長の5/12倍だけ位相をずらして配置されている。このため、第2リッジグループ20を第1リッジグループ10に対してタイヤ周方向に波長の1/2倍だけずらしている場合と比較し、第1リッジグループ10と第2リッジグループ20とが互いに絡まり合っているように見える視覚的効果がより顕著にあらわられ、各リッジグループ10,20がより一層立体的に見え、装飾部2をより一層目立たせることができる。尚、本実施形態では、第2リッジグループ20を第1リッジグループ10に対してタイヤ周方向に第1リッジグループ10の波長の5/12倍だけ位相をずらして配置したものを示したが、第2リッジグループ20を第1リッジグループ10に対してタイヤ周方向に第1リッジグループ10の波長の1/12倍以上5/12倍以下だけ位相をずらして配置することにより、第1リッジグループ10と第2リッジグループ20とが互いに絡まり合っているように見える視覚的効果が顕著にあらわられる。尚、第2リッジグループ20を第1リッジグループ10に対してタイヤ周方向に第1リッジグループ10の波長の1/6倍以上1/3倍以下だけ位相をずらして配置することにより、その効果がより顕著になる。
尚、第1実施形態では、第1リッジグループ10が10本のリッジRの束から成り、第2リッジグループ20も10本のリッジRの束から成るものを示したが、第2リッジグループ20が例えば5本や15本や25本のリッジRの束から成る場合でも、前述と同様の作用効果を達成可能である。
尚、第1実施形態では、第2リッジグループ20が第1リッジグループ10に対してタイヤ周方向に第1リッジグループ10の波長の5/12倍だけ位相をずらして配置されているものを示した。これに対し、第2リッジグループ20を第1リッジグループ10に対してタイヤ周方向に第1リッジグループ10の波長の1/2倍だけ位相をずらして配置することも可能である。
また、第1実施形態では、第1リッジグループ10と第2リッジグループ20とが同一の波形状を有するものを示したが、第2リッジグループ20の波形状を第1リッジグループ10よりもタイヤ径方向の振幅が大きいものにすることも可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。
また、第1実施形態では、第2リッジグループ20が第1リッジグループ10と同一の波形状を有し、互いにタイヤ周方向の波長が等しい6つの波から成るものを示した。これに対し、図4に示すように、例えば第2リッジグループ20を、タイヤ周方向の波長が3種類の6つの波から成る波形状に形成することも可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。尚、図4では、径方向リッジ30を記載していないが、径方向リッジ30を適宜設けることも可能である。また、図4では、第1リッジ第2部分12及び第2リッジ第2部分22が、該第2部分12,22に対してタイヤ周方向の他方の最も近くに配置された第1部分11,21の各リッジRのうち最もタイヤ周方向一方側に配置されたリッジRと、該第2部分12,22に対してタイヤ周方向の一方の最も近くに配置された第1部分11,21の各リッジRのうち最もタイヤ周方向の他方側に配置されたリッジRとの間に配置される構成を、採用していない。尚、第1リッジグループ10もタイヤ周方向の波長が複数種類の複数の波から成る波形状に形成することが可能である。
また、図4では、各リッジグループ10,20が交差する交差部分は、第1リッジ第1部分11によって第2リッジ第2部分22の各リッジRがその延設方向に分断され、第1リッジ第2部分12によって第2リッジ第1部分21の各リッジRがその延設方向に分断されるように構成されている。このため、第1リッジグループ10が第2リッジグループ20よりも手前側に見える視覚的効果を生じ、リッジグループ10,20が立体的に見え、装飾部2をより一層目立たせることができる。
尚、第1実施形態では、各リッジグループ10,20はタイヤ1周に6つの波を有し、各波の形状が互いに等しく、各波の波長がタイヤ1周に対して1/6であるものを示した。これに対し、各波の波長がタイヤ1周に対して1/14以上1/5以下の範囲で前述と同様の効果が顕著にあらわれ、各波の波長がタイヤ1周に対して1/12以上1/6以下の範囲で前述と同様の効果がより顕著にあらわれる。
本発明の第2実施形態の空気入りタイヤを図5を参照しながら説明する。この空気入りタイヤは第1実施形態において装飾部2の構成を変更したものである。本実施形態の装飾部2には、複数のリッジの束から成る第1リッジグループ50と、複数のリッジの束から成る第2リッジグループ60と、複数のリッジの束から成る第3リッジグループ70とが設けられている。装飾部2における第1、第2及び第3リッジグループ50,60,70以外の部分には、図示されていないが、第1実施形態と同様に、それぞれタイヤ径方向に延びる複数の径方向リッジが設けられている。また、装飾部2には文字や図形によって標章をあらわす表示部40が周方向の2箇所に設けられ、表示部40の文字等はサイドウォール1の表面から突出するように設けられている。尚、本タイヤを加硫成形する加硫用金型のキャビティには、第1リッジグループ50、第2リッジグループ60、第3リッジグループ70、複数の径方向リッジ及び各表示部40に応じた凹凸が設けられ、その凹凸によってサイドウォール1の外表面に第1リッジグループ50、第2リッジグループ50、第3リッジグループ70、複数の径方向リッジ及び各表示部40が刻設されている。
第1リッジグループ50は複数(本実施形態では7本)のリッジRの束から成る。また、第1リッジグループ50は、複数のリッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第1リッジ第1部分51と、複数のリッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第1リッジ第2部分52とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、タイヤ周方向に延びる波形状に形成されている。また、本実施形態では、第1リッジグループはタイヤ1周に6つの波を有し、各波の形状は互いに等しいので、各波の波長はタイヤ1周に対して1/6の長さである。
第2リッジグループ60は複数(本実施形態では7本)のリッジRの束からなる。また、第2リッジグループ60は、複数のリッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に向かって延びる第2リッジ第1部分61と、複数のリッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第2リッジ第2部分62とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、タイヤ周方向に延びる波形状に形成されている。また、本実施形態では、第2リッジグループ60はタイヤ1周に6つの波を有し、各波の形状は互いに等しいので、各波の波長はタイヤ一周に対して1/6の長さである。また、本実施形態では、第2リッジグループ60の形状は第1リッジグループ50と同一であり、第2リッジグループ60は第1リッジグループ50に対してタイヤ周方向に第1リッジグループ50の波長の1/6倍だけ位相をずらして配置されている。
第3リッジグループ70は複数(本実施形態では7本)のリッジRの束からなる。また、第3リッジグループ70は、複数のリッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に向かって延びる第3リッジ第1部分71と、複数のリッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第3リッジ第2部分72とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、タイヤ周方向に延びる波形状に形成されている。また、本実施形態では、第3リッジグループ70はタイヤ1周に6つの波を有し、各波の形状は互いに等しいので、各波の波長はタイヤ一周に対して1/6の長さである。また、本実施形態では、第3リッジグループ70の形状は第1リッジグループ50と同一であり、第3リッジグループ70は第1リッジグループ50に対してタイヤ周方向に第1リッジグループ50の波長の1/3倍だけ位相をずらして配置されている。
また、第1リッジグループ50の第1リッジ第1部分51と第2リッジ第2部分62及び第3リッジ第2部分72とがタイヤ周方向の複数個所で交差し、第2リッジグループ60の第1リッジ第1部分61と第3リッジ第2部分72及び第1リッジ第2部分52とがタイヤ周方向の複数個所で交差し、第3リッジグループ70の第1リッジ第1部分71と第1リッジ第2部分52及び第2リッジ第2部分62とがタイヤ周方向の複数個所で交差している。
また、各第1リッジ第1部分51、各第1リッジ第2部分52、各第2リッジ第1部分61、各第2リッジ第2部分62、各第3リッジ第1部分71、及び各第3リッジ第2部分72を構成する各リッジRは、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように構成されている。本実施形態では、各リッジ部分51,52,61,62,71,72のリッジの間隔は、最も小さい部分の間隔に対して最も大きい部分の間隔が1.2倍以上となるように構成されている。尚、この倍率は大きい方が好ましい。尚、この倍率は1.2倍以上であることが好ましいが、1.1倍程度でも以下に示す効果はあらわれる。また、この倍率は大きい方が好ましい。
このように、本実施形態によれば、サイドウォール1の外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾帯2に複数のリッジグループ50,60,70が設けられ、各リッジグループ50,60,70はそれぞれ複数のリッジRの束から成り、各リッジグループ50,60,70は、リッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第1部分51,61,71と、リッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第2部分52,62,72とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、各リッジグループ50,60,70がそれぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成されている。また、各リッジグループ50,60,70が互いにタイヤ周方向の複数個所で交差するように構成され、各リッジグループ50,60,70が交差する各交差部分は、第1リッジ第1部分51が他のリッジグループ60,70の第2部分62,72と交差し、第2リッジ第1部分61が他のリッジグループ50,70の第2部分52,72と交差し、第3リッジ第1部分71が他のリッジグループ50,60の第2部分52,62と交差するように構成されている。このため、タイヤ径方向に延びる複数のリッジが装飾部2の全面に亘って設けられて各リッジがタイヤ周方向に規則正しく等間隔に配置されている場合等と比較し、装飾部2が目立つ。このように、装飾部2を目立たせることができるので、カーカスの折返し端部が存在すること等に起因してサイドウォール1の外表面に生ずる凹凸を目立たなくすることができ、また、タイヤの装飾性を向上することができる。
また、各第1リッジ第1部分51、各第1リッジ第2部分52、各第2リッジ第1部分61、各第2リッジ第2部分62、各第3リッジ第1部分71、及び各第3リッジ第2部分72を構成する各リッジRは、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように構成されている。この構成に加え、各リッジグループ50,60,70がそれぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成されているので、各リッジグループ50,60,70を例えば正面(タイヤ軸方向)から観察した場合に、各リッジRの間隔が狭い部分よりも広い部分の方が手前側に見える視覚的効果を生じ、各リッジグループ50,60,70が立体的に見え、装飾部2をより一層目立たせることができる。
また、本実施形態において、各リッジグループ50,60,70が交差する各交差部分を、第1リッジ第1部分51によって他のリッジグループ60,70の第2部分62,72の各リッジRがその延設方向に分断され、第2リッジ第1部分61によって他のリッジグループ50,70の第2部分52,72の各リッジRがその延設方向に分断され、第3リッジ第1部分71によって他のリッジグループ50,60の第2部分52,62の各リッジRがその延設方向に分断されるように構成できる。この場合、各リッジグループ50,60,70がそれぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成されているので、各リッジグループ50,60,70を観察した場合に、各リッジグループ50,60,70が互いに絡まり合っているように見える視覚的効果を生じ、リッジグループ50,60,70が立体的に見え、装飾部2をより一層目立たせることができる。
また、本実施形態において、各リッジグループ50,60,70が交差する各交差部分を、第1リッジ第1部分51及び第1リッジ第2部分52によって他のリッジグループ60,70の第1部分61,71及び第2部分62,72の各リッジRがその延設方向に分断され、第2リッジ第1部分61及び第2リッジ第2部分62によって第3リッジグループ70の第1部分71及び第2部分72の各リッジRがその延設方向に分断されるように構成できる。この場合、第1リッジグループ50が他のリッジグループ60,70よりも手前側に見える視覚的効果を生ずるとともに、第2リッジグループ60が第3リッジグループ70よりも手前側に見える視覚的効果を生じ、リッジグループ50,60,70が立体的に見え、装飾部2をより一層目立たせることができる。また、この構成により、例えば第1リッジグループ10の各リッジRが他のリッジグループ60,70の各リッジRと一本一本交差することが無くなる。ここで、前述のように分断される構成を採用せずに、各リッジグループ50,60,70の各リッジRが互いに一本一本交差する場合は、加硫用金型の当該部分に細かな突起が複数設けられることになり、加硫用金型の耐久性を低下させる原因となるが、各リッジグループ50,60,70の各リッジRが互いに一本一本交差することが無くなるので、加硫用金型の耐久性の向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態において、第1実施形態の各リッジグループ10,20と同様に、各リッジグループ50,60,70の第2部分52,62,72が、該第2部分52,62,72に対してタイヤ周方向の他方の最も近くに配置された第1部分51,61,71の各リッジRのうち最もタイヤ周方向の一方側に配置されたリッジRと、該第2部分52,62,72に対してタイヤ周方向の一方の最も近くに配置された第1部分51,61,71の各リッジRのうち最もタイヤ周方向の他方側に配置されたリッジRとの間に配置されるように、各リッジグループ50,60,70を構成することも可能である。この場合、各リッジグループ50,60,70がそれぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成されているので、各リッジグループ50,60,70において第1部分51,61,71が第2部分52,62,72よりも手前側に見える視覚的効果を生じ、リッジグループ50,60,70が立体的に見え、装飾部2をより一層目立たせることができる。
尚、本実施形態では、3つのリッジグループ50,60,70を設けるものを示したが、4つ以上のリッジグループを設けることも可能である。
本発明の第3実施形態の空気入りタイヤを図6を参照しながら説明する。この空気入りタイヤは第1実施形態において装飾部2の構成を変更したものである。本実施形態の装飾部2には、複数のリッジの束から成るリッジグループ80が設けられている。装飾部2におけるリッジグループ80以外の部分には、図示されていないが、それぞれタイヤ径方向に延びる複数の径方向リッジが設けられている。また、装飾部2には文字や図形によって標章をあらわす表示部40が周方向の2箇所に設けられ、表示部40の文字等はサイドウォール1の表面から突出するように設けられている。尚、本タイヤを加硫成形する加硫用金型のキャビティには、リッジグループ80、複数の径方向リッジ及び各表示部40に応じた凹凸が設けられ、その凹凸によってサイドウォール1の外表面にリッジグループ80、複数の径方向リッジ及び各表示部40が刻設されている。
リッジグループ80は複数(本実施形態では16本)のリッジRの束から成る。また、リッジグループ80は、複数のリッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第1部分81と、複数のリッジRの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第2部分82とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、タイヤ周方向に延びる波形状に形成されている。また、本実施形態では、第1リッジグループはタイヤ1周に6つの波を有し、各波の形状は互いに等しいので、各波の波長はタイヤ1周に対して1/6の長さである。
また、各第1部分81及び各第2部分82を構成する各リッジRは、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように構成されている。本実施形態では、各リッジ部分81,82のリッジの間隔は、最も小さい部分の間隔に対して最も大きい部分の間隔が1.2倍以上となるように構成されている。尚、この倍率は大きい方が好ましい。尚、この倍率は1.2倍以上であることが好ましいが、1.1倍程度でも以下に示す効果はあらわれる。また、この倍率は大きい方が好ましい。
また、各第2部分82は、該第2部分82に対してタイヤ周方向の他方の最も近くに配置された第1部分81の各リッジRのうち最もタイヤ周方向の一方側に配置されたリッジRと、該第2部分82に対してタイヤ周方向の一方の最も近くに配置された第1部分81の各リッジRのうち最もタイヤ周方向の他方側に配置されたリッジRとの間に配置されている。
このように、本実施形態によれば、装飾部2に複数のリッジRの束から成るリッジグループ80が設けられ、リッジグループ80は全体としてタイヤ周方向に延びる波状に形成され、リッジグループ80の第1部分81及び第2部分82を構成する各リッジRは、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように形成されている。このため、リッジグループ80を例えば正面(タイヤ軸方向)から観察した場合に、各リッジRの間隔が狭い部分よりも広い部分の方が手前側に見える視覚的効果を生じ、リッジグループ80が立体的に見え、装飾部2をより一層目立たせることができる。
また、各第2部分82は、該第2部分82に対してタイヤ周方向の他方の最も近くに配置された第1部分81の各リッジRのうち最もタイヤ周方向の一方側に配置されたリッジRと、該第2部分82に対してタイヤ周方向の一方の最も近くに配置された第1部分81の各リッジRのうち最もタイヤ周方向の他方側に配置されたリッジRとの間に配置されている。この構成に加え、リッジグループ80が全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成されているので、第1部分81が第2部分82よりも手前側に見える視覚的効果を生じ、リッジグループ80が立体的に見え、装飾部2をより一層目立たせることができる。
また、第1乃至第3実施形態では、装飾部2におけるリッジグループ10,20,50,60,70,80が設けられた範囲以外の範囲に複数の径方向リッジを設けたものを示した。これに対し、第1乃至第3実施形態において、装飾部2におけるリッジグループ10,20,50,60,70,80が設けられた範囲以外の範囲にタイヤ周方向に延びる複数のリッジを設けることも可能であり、その他の形状のリッジを設けることも可能であり、リッジグループ10,20,50,60,70,80が設けられた範囲以外の範囲にリッジを設けないことも可能である。
尚、第1乃至第3実施形態では、装飾部2がタイヤの全周に亘って設けられている。これに対し、装飾部2がタイヤの半周や1/4周等の一部に設けられている場合でも、装飾部2に各リッジグループ10,20,50,60,70,80が設けられることにより、前述と同様の作用効果を達成可能である。
第1〜第3実施形態で記載した各リッジグループ10,20,50,60,70,80の効果を確認するために、図7〜図11に示すような装飾部2のサンプルを作成した。図7のサンプルは、第1実施形態において径方向リッジ30及び表示部40を設けずに各リッジグループ10,20のみを装飾部2に設けたものである。図8のサンプルは、図7のサンプルにおいて、第1リッジ第1部分11によって第2リッジ第2部分22の各リッジRがその延設方向に分断されず、第2リッジ第1部分21によって第1リッジ第2部分12の各リッジRがその延設方向に分断されていないものである。図9のサンプルは、第3実施形態において径方向リッジ及び表示部40を設けずにリッジグループ80のみを装飾部2に設けたものである。また、図9のサンプルでは、各第2部分82が、該第2部分82に対してタイヤ周方向の他方の最も近くに配置された第1部分81の各リッジRのうち最もタイヤ周方向の一方側に配置されたリッジRと、該第2部分82に対してタイヤ周方向の一方の最も近くに配置された第1部分81の各リッジRのうち最もタイヤ周方向の他方側に配置されたリッジRとの間に配置されているという、第3実施形態で採用した構成を、採用していない。即ち、第2部分82の各リッジRはその一端側及び他端側で第1部分81の各リッジRと交差している。図10のサンプルでは、複数のリッジRがそれぞれタイヤ径方向に延びるように装飾部2に設けられ、各リッジRが隣り合うリッジRと互いに略並行に並ぶように配置されている。図11のサンプルでは、それぞれタイヤ周方向に波形状に形成された複数のリッジRが互いに略並行に並ぶように配置されている。
図12は、図7〜11のサンプルを30人が観察し、装飾部2に設けられたリッジRからなる模様が立体的に見えるか否かの判定と、装飾部2に設けられたリッジRからなる模様の装飾性の高さの判定を行い、その判定結果を指数化したものである。立体的に見えるか否かの判定では、立体的に見えると判断した人数が全体の70%を超える場合は、判定値を105とし、立体的に見えると判断した人数が全体の85%を超える場合は、判定値を110とし、立体的に見えると判断した人数が全体の95%を超える場合は、判定値を115とし、立体的に見えると判断した人数が30%を超える場合は、判定値を100とし、立体的に見えると判断した人数が30%以下である場合は、判定値を95とし、立体的に見えると判断した人数が0%である場合は、判定値を90とした。
また、装飾性の高さの判定では、図10の場合に比べて装飾性が極めて高いと判断した人数が全体の50%を超える場合は、判定値を105とし、装飾性が極めて高いと判断した人数が全体の75%を超える場合は、判定値を110とし、装飾性が極めて高いと判断した人数が全体の90%を超える場合は、判定値を115とし、装飾性が極めて高いと判断した人数が30%を超える場合は、判定値を100とし、装飾性が極めて高いと判断した人数が30%以下である場合は、判定値を95とし、装飾性が極めて高いと判断した人数が0%である場合は、判定値を90とした。
評価結果より、実施例1〜3は何れも、リッジRからなる模様が立体的に見えると判断され、比較例1,2に比べて装飾性が高いと判定された。
1…サイドウォール、2…装飾部、10…第1リッジグループ、11…第1リッジ第1部分、12…第1リッジ第2部分、20…第2リッジグループ、21…第2リッジ第1部分、22…第2リッジ第2部分、30…径方向リッジ、40…表示部、50…第1リッジグループ、51…第1リッジ第1部分、52…第1リッジ第2部分、60…第2リッジグループ、61…第2リッジ第1部分、62…第2リッジ第2部分、70…第3リッジグループ、71…第3リッジ第1部分、72…第3リッジ第2部分、80…リッジグループ、81…第1部分、82…第2部分、R…リッジ。

Claims (16)

  1. サイドウォールの外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部を備えた空気入りタイヤにおいて、
    前記装飾部に複数のリッジグループが設けられるとともに、各リッジグループがそれぞれ複数のリッジの束から成り、
    各リッジグループは、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第1部分と、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第2部分とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、それぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成され、
    各リッジグループが互いにタイヤ周方向の複数箇所で交差するように構成され、
    前記各リッジグループが交差する各交差部分は、あるリッジグループの第1部分が他のリッジグループの第2部分と交差し、前記あるリッジグループの第2部分が前記他のリッジグループの第1部分と交差するように構成されている
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記各リッジグループの第1部分を構成する各リッジは、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように形成され、
    各リッジグループの第2部分を構成する各リッジも、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記各リッジグループにおいて、第2部分は、該第2部分に対してタイヤ周方向の他方の最も近くに配置された第1部分の各リッジのうち最もタイヤ周方向一方側に配置されたリッジと、該第2部分に対してタイヤ周方向の一方の最も近くに配置された第1部分の各リッジのうち最もタイヤ周方向の他方側に配置されたリッジとの間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記各リッジグループが交差する各交差部分は、前記あるリッジグループの第1部分によって前記他のリッジグループの第2部分の各リッジがその延設方向に分断され、前記他のリッジグループの第1部分によって前記あるリッジグループの第2部分の各リッジがその延設方向に分断されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1、2または3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記各リッジグループが交差する各交差部分は、前記あるリッジグループの第1部分及び第2部分によって他のリッジグループの第2部分及び第1部分がその延設方向に分断されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1、2または3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  6. サイドウォールの外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部を備えた空気入りタイヤにおいて、
    前記装飾部に、複数のリッジの束から成る第1リッジグループと、複数のリッジの束から成る第2リッジグループとが設けられ、
    第1リッジグループは、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第1リッジ第1部分と、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第1リッジ第2部分とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、タイヤ周方向に延びる波形状に形成され、
    第2リッジグループは、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第2リッジ第1部分と、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第2リッジ第2部分とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、タイヤ周方向に延びる波形状に形成され、
    第1リッジ第1部分と第2リッジ第2部分とがタイヤ周方向の複数箇所で交差し、第1リッジ第2部分と第2リッジ第1部分とがタイヤ周方向の複数箇所で交差するように構成されている
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  7. 前記各リッジグループの第1部分を構成する各リッジは、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように形成され、
    各リッジグループの第2部分を構成する各リッジも、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記各リッジグループにおいて、第2部分は、該第2部分に対してタイヤ周方向の他方の最も近くに配置された第1部分の各リッジのうち最もタイヤ周方向一方側に配置されたリッジと、該第2部分に対してタイヤ周方向の一方の最も近くに配置された第1部分の各リッジのうち最もタイヤ周方向の他方側に配置されたリッジとの間に配置されている
    ことを特徴とする請求項6または7の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記各リッジグループが交差する各交差部分は、第1リッジ第1部分によって第2リッジ第2部分の各リッジがその延設方向に分断され、第2リッジ第1部分によって第1リッジ第2部分の各リッジがその延設方向に分断されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項6、7または8の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記各リッジグループが交差する各交差部分は、第1リッジ第1部分によって第2リッジ第2部分の各リッジがその延設方向に分断され、第1リッジ第2部分によって第2リッジ第1部分の各リッジがその延設方向に分断されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項6、7または8の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  11. 各リッジグループの波形状が互いにタイヤ周方向に同一の波長を有し、各リッジグループが互いにタイヤ周方向に前記波長の1/12倍以上5/12倍以下ずらして配置されている
    ことを特徴とする請求項6、7、8、9または10の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  12. サイドウォールの外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部を備えた空気入りタイヤにおいて、
    前記装飾部に複数のリッジの束から成るリッジグループが設けられ、
    リッジグループは、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第1部分と、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第2部分とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成され、
    リッジグループの第1部分を構成する各リッジは、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように形成され、
    リッジグループの第2部分を構成する各リッジも、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように形成されている
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  13. 前記第2部分は、該第2部分に対してタイヤ周方向の他方の最も近くに配置された第1部分の各リッジのうち最もタイヤ周方向一方側に配置されたリッジと、該第2部分に対してタイヤ周方向の一方の最も近くに配置された第1部分の各リッジのうち最もタイヤ周方向の他方側に配置されたリッジとの間に配置されている
    ことを特徴とする請求項12に記載の空気入りタイヤ。
  14. サイドウォールの外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部を備えた空気入りタイヤを成形する加硫用金型であって、
    前記装飾部に複数のリッジグループが設けられるとともに、各リッジグループがそれぞれ複数のリッジの束から成り、各リッジグループが、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第1部分と、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第2部分とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、それぞれ全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成され、各リッジグループが互いにタイヤ周方向の複数箇所で交差するように構成され、前記各リッジグループが交差する各交差部分は、あるリッジグループの第1部分が他のリッジグループの第2部分と交差し、前記あるリッジグループの第2部分が前記他のリッジグループの第1部分と交差するように構成されている空気入りタイヤ用の加硫用金型。
  15. サイドウォールの外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部を備えた空気入りタイヤを成形する加硫用金型であって、
    前記装飾部に、複数のリッジの束から成る第1リッジグループと、複数のリッジの束から成る第2リッジグループとが設けられ、第1リッジグループが、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第1リッジ第1部分と、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第1リッジ第2部分とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、タイヤ周方向に延びる波形状に形成され、第2リッジグループが、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第2リッジ第1部分と、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第2リッジ第2部分とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、タイヤ周方向に延びる波形状に形成され、第1リッジ第1部分と第2リッジ第2部分とがタイヤ周方向の複数箇所で交差し、第1リッジ第2部分と第2リッジ第1部分とがタイヤ周方向の複数箇所で交差するように構成されている空気入りタイヤ用の加硫用金型。
  16. サイドウォールの外表面にタイヤ周方向に帯状に延びる装飾部を備えた空気入りタイヤを成形する加硫用金型であって、前記装飾部に複数のリッジの束から成るリッジグループが設けられ、リッジグループが、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の内側から外側に延びる第1部分と、リッジの束がタイヤ周方向の一方から他方に向かってタイヤ径方向の外側から内側に延びる第2部分とを、タイヤ周方向に交互に配置することにより、全体としてタイヤ周方向に延びる波形状に形成され、リッジグループの第1部分を構成する各リッジは、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように形成され、リッジグループの第2部分を構成する各リッジも、互いの間隔がタイヤ周方向の一方から他方に向かって徐々に広くなった後に狭くなるように形成されている空気入りタイヤ用の加硫用金型。
JP2010200595A 2010-09-08 2010-09-08 空気入りタイヤ及びその加硫用金型 Active JP4911332B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010200595A JP4911332B2 (ja) 2010-09-08 2010-09-08 空気入りタイヤ及びその加硫用金型
US13/196,147 US8776852B2 (en) 2010-09-08 2011-08-02 Pneumatic tire and vulcanization mold for the same
CN201110247642.8A CN102398486B (zh) 2010-09-08 2011-08-26 充气轮胎及其硫化用模具
DE102011053416.4A DE102011053416B4 (de) 2010-09-08 2011-09-08 Luftreifen und Vulkanisierform für diesen

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010200595A JP4911332B2 (ja) 2010-09-08 2010-09-08 空気入りタイヤ及びその加硫用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012056416A true JP2012056416A (ja) 2012-03-22
JP4911332B2 JP4911332B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=45595561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010200595A Active JP4911332B2 (ja) 2010-09-08 2010-09-08 空気入りタイヤ及びその加硫用金型

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8776852B2 (ja)
JP (1) JP4911332B2 (ja)
CN (1) CN102398486B (ja)
DE (1) DE102011053416B4 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014076575A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤモールド、空気入りタイヤの製造方法、及び、空気入りタイヤ
JP2017001438A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP2018131021A (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP2021091364A (ja) * 2019-12-12 2021-06-17 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ
CN113874227A (zh) * 2019-06-03 2021-12-31 株式会社普利司通 轮胎

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5519812B1 (ja) * 2013-01-09 2014-06-11 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
FR3007325B1 (fr) * 2013-06-21 2016-02-12 Michelin & Cie Pneumatique comportant un marquage a fort contraste
JP5869019B2 (ja) 2014-03-05 2016-02-24 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP6257438B2 (ja) * 2014-05-08 2018-01-10 東洋ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP1547940S (ja) * 2015-10-07 2019-04-01
JP1547885S (ja) * 2015-10-09 2016-04-18
JP1553436S (ja) * 2015-11-10 2016-07-11
DE102016218486A1 (de) * 2016-09-27 2018-03-29 Continental Reifen Deutschland Gmbh Fahrzeugreifen
JP6972966B2 (ja) * 2017-11-27 2021-11-24 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
JP6948930B2 (ja) * 2017-12-13 2021-10-13 株式会社ブリヂストン タイヤ
CN111629912B (zh) * 2018-01-30 2022-03-22 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
DE102019207939A1 (de) 2019-05-29 2020-12-03 Continental Reifen Deutschland Gmbh Fahrzeugluftreifen aufweisend eine Markierungsfläche
EP4140781B1 (en) * 2021-08-27 2024-04-03 Toyo Tire Corporation Pneumatic tire

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54107004A (en) * 1977-12-23 1979-08-22 Dunlop Co Ltd Tire
JPH10907A (ja) * 1996-06-18 1998-01-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd タイヤと車輪と乗り物と製造方法
JP2006347202A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
WO2008075544A1 (ja) * 2006-12-20 2008-06-26 Bridgestone Corporation タイヤ
JP2010143420A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0596649A (ja) * 1991-10-08 1993-04-20 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP2983946B2 (ja) 1998-01-16 1999-11-29 住友建設株式会社 復元・減衰装置
EP1310384B1 (en) * 2001-11-08 2014-01-29 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Vehicle tire
DE102004038142A1 (de) * 2004-08-06 2006-03-16 Continental Ag Fahrzeugluftreifen
JP2006213282A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
JP4990562B2 (ja) * 2006-06-02 2012-08-01 株式会社ブリヂストン タイヤ
USD639727S1 (en) 2010-11-24 2011-06-14 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Automobile tire

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54107004A (en) * 1977-12-23 1979-08-22 Dunlop Co Ltd Tire
JPH10907A (ja) * 1996-06-18 1998-01-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd タイヤと車輪と乗り物と製造方法
JP2006347202A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ
WO2008075544A1 (ja) * 2006-12-20 2008-06-26 Bridgestone Corporation タイヤ
JP2010143420A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014076575A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤモールド、空気入りタイヤの製造方法、及び、空気入りタイヤ
US9393844B2 (en) 2012-10-10 2016-07-19 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Tire mold
US10245899B2 (en) 2012-10-10 2019-04-02 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire
JP2017001438A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP2018131021A (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
WO2018150650A1 (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
US11420481B2 (en) 2017-02-14 2022-08-23 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire
CN113874227A (zh) * 2019-06-03 2021-12-31 株式会社普利司通 轮胎
JP2021091364A (ja) * 2019-12-12 2021-06-17 Toyo Tire株式会社 空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
CN102398486A (zh) 2012-04-04
JP4911332B2 (ja) 2012-04-04
US8776852B2 (en) 2014-07-15
DE102011053416A1 (de) 2012-03-08
CN102398486B (zh) 2015-04-22
DE102011053416B4 (de) 2016-07-28
US20120055603A1 (en) 2012-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4911332B2 (ja) 空気入りタイヤ及びその加硫用金型
CN105452020B (zh) 在侧壁上具有特殊纹理部的轮胎
JP4640517B2 (ja) 空気入りタイヤ
USD637549S1 (en) Automobile tire
CN102602251B (zh) 充气轮胎
JP5588482B2 (ja) 空気入りタイヤ
USD642117S1 (en) Automobile tire
USD624488S1 (en) Tread portion of an automobile tire
JP5793159B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5913229B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2012101754A (ja) 空気入りタイヤ及びその加硫用金型
WO2014199731A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP2013035313A (ja) 空気入りタイヤ
JP2013010401A (ja) 空気入りタイヤ
JP2011037388A (ja) 空気入りタイヤ
JP2014121978A (ja) 空気入りタイヤ
JP2014162447A (ja) 空気入りタイヤ
JP2012040886A (ja) 空気入りタイヤ
EP3192675B1 (en) Pneumatic tire
CN103303071A (zh) 不平整地面用充气轮胎胎面结构
CN110382261A (zh) 在侧壁上设置有纹理部的轮胎
US11654726B2 (en) Pneumatic tire
JP6196555B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2012101752A (ja) 空気入りタイヤ及びその加硫用金型
JP2017030558A (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120103

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4911332

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250