JP4990562B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、一対のサイドウォールの少なくとも一方の表面に設けられた環状装飾帯に、多数のリッジを並べてなる背景部分を設け、この背景部分の中に標章となる標章部分を配置した空気入りタイヤに関し、特に、標章の視認性を向上させるとともに耐クラック性を向上させることのできるものに関する。
タイヤのトレードマーク、トレードドレス等を表示するため、そのサイドウォールに、多数のリッジを並べた背景部分を設け、この背景部分の中に、文字、記号または図形よりなる標章を形成することが行われていて、これらの標章を目立たせることを目的とした、以下のようなタイヤが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開平7−164831号公報 特開平8−318717号公報
しかしながら、これらのタイヤにおいて、リッジは、(1)隣接するリッジとの最短距離が変化したり、(2)直線だけで、もしくは直線と曲線との組み合わせで構成されていたり、また、(3)曲率が不連続に変化する部分を含んでいたりしており、(1)の場合には、リッジ間の距離を全ての点で最小にはなっていないので、リッジの密度が周密でないことに起因して標章の視認性が低下し、(2)の場合には、直線部分が、標章の外輪郭と同じ向きになってしまう可能性があるため、この場合にも標章の視認性の低下をもたらし、また、(3)の場合には、曲率が不連続な部分があるとそこに応力が集中しそこからクラックが発生するというタイヤ不良を招く可能性があった。
図1は、従来例1として示すタイヤの全体側面図、図2は、その一部を拡大して示す側面図であり、このタイヤ90のサイドウォール92上には環状装飾帯93が設けられ、環状装飾帯93は、多数のリッジ91よりなる背景部分94の中に、リッジのない標章部分95を配置することによって標章を表すよう構成され、これらのリッジ91はタイヤ中心軸の周りに回転対称に配置されており、したがって、各リッジ91の隣接するもの同士の間隔は、環状装飾帯93の内側ではdin、外側とではdoutとなって異なっており、このことによって背景部分94には最稠密にリッジ91を配置することができず、標章の視認性を低下させている。また、リッジ91は、直線だけよりなり、標章輪郭と同じ向きで延在する可能性があり、これによっても視認性が低下する。
図3は、従来例2として示すタイヤの全体側面図、図4は、その一部を拡大して示す側面図であり、タイヤ90Aのサイドウォール92A上の環状装飾帯93Aは、背景部分94A内に標章部分95Aを配置して構成され、背景部分94Aは周方向に並ぶ複数の領域97a、97b、97c、97dに分割され、それぞれの領域97a、97b、97c、97dは、領域毎に予め定められた方向に向いて並ぶ互いに平行な直線よりなる多数のリッジ91Aで構成されている。リッジ91Aは平行に並ぶのでこれらを稠密に配置することはできるが、直線だけからなっていることによって、標章輪郭と同じ向きで延在する可能性が生じ視認性が低下することに加えて、リッジ91Aが領域の境界99Aにおいてぶつかることになり、ぶつかった点98Aからクラックが発生する可能性が高くなるという問題があった。
図5は、従来例3として示すタイヤの全体側面図であり、図6は、その一部を拡大して示す側面図であり、このタイヤ90Bも、複数の領域97e、97f、97g、97hからなる背景部分94Bを有し、それぞれの領域は、領域毎に予め定められた方向に向いて並ぶ互いに平行な直線よりなる多数のリッジ91Bが配置される。このタイヤ90Bにおいても、リッジ91Bが直線であることによる問題のほか、この場合も、領域の境界99Bでリッジ同士が角度をもって連結する点98Bができこの付近に応力が集中してクラックが発生する可能性がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、一対のサイドウォールの少なくとも一方の表面に設けられた環状装飾帯に、多数のリッジを並べてなる背景部分を設け、この背景部分の中に標章となる標章部分を配置したタイヤにおいて、標章の視認性を向上させるとともに耐クラック性を向上させることのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
<1>は、一対のサイドウォールの少なくとも一方の表面に設けられた環状装飾帯に、多数のリッジを並べてなる背景部分を設け、この背景部分の中に標章となる標章部分を配置した空気入りタイヤにおいて、
前記環状装飾帯を、タイヤ中心軸線を中心とする円環で構成し、複数の円中心を周方向にジグザグに配置して並べ、隣接する前記円中心同士を結ぶ線分を隣接するリッジの最短距離の間隔で等分し、当該線分上の等分されたそれぞれの点を通る同心円を描くことにより、
各リッジを、隣接するリッジとの最短距離がリッジ上のどの点をとっても一定で、かつ、曲率が連続な曲線で構成してなる空気入りタイヤである。
ここで、標章とは、文字、記号、図形、および、これらの組み合わせをいうものとする。また、リッジとは、高さが0.3〜2mmの凸条をいい、本明細書において、曲線とは、直線部分を含まない線をいう。
< 1 > によれば、各リッジは、隣接するリッジとの最短距離がどの点をとっても一定となるように並ぶので、この距離を最小にすることによってリッジを最稠密に配置して視認性を高めるとともに、曲線で構成されていることにより、標章等の輪郭部分と平行して延在する部分をなくしこれによっても標章の視認性を向上させることができ、さらに、これらの曲線は曲率が連続であることにより、応力が集中する部分をなくし耐クラック性を向上させることができる。
また、前記リッジの少なくとも1本が曲率正負反転する部分を有するよう構成されることになるため、リッジの傾斜を一本内で大きく変化させることができ、このことによっても、リッジが、標章の外輪郭の傾斜角度と近似した傾斜で延在する長さをさらに短くすることができ、視認性を一層向上させることができる。
さらに、複数の円中心を周方向に並べ、これらの円中心を中心とする同心円同士を接続するので前記曲線を容易に形成することができる。
加えて、前記環状装飾帯を、タイヤ中心軸線を中心とする円環で構成し、前記円中心を周方向にジグザグに配置したので、照射方向に依存しにくい背景部分を形成することができ、安定した視認性を付与することができる。
本発明の実施形態について、図に基づいて説明する。図7は、実施例として示すタイヤの全体側面図、図8は、リッジの作図ルールを説明する概念図であり、このタイヤ10のサイドウォール2上には環状装飾帯3が設けられ、環状装飾帯3は、多数のリッジ1よりなる背景部分4の中に、リッジのない標章部分5を配置することによって標章を表すよう構成され、これらのリッジ1は、それぞれ、リッジ1上の各点における、隣接するリッジ1との最短距離dが一定で、かつ曲率が連続な曲線で構成されている。
本発明は、リッジ1をこのように構成することによって、標章の視認性を向上させるとともに、もしリッジを構成する曲線において曲率が不連続になる部分があればその部分に応力が集中してそこからクラックが入るのを抑制することができる。
そして、好ましくは、リッジ1の少なくとも1本を、曲率正負反転する部分を有するよう構成するのがよく、このことによってリッジ1の傾斜角度を一本内で大きく変化させることができ、視認性を一層向上させることができる。
図示の例は、以上の要件を容易に実現することのできる例を示しており、環状装飾帯3を円環で形成し、この円環の周方向に沿って複数の仮想円中心11をジグザグに配置し、各円中心、例えば、一つの円中心11aの周囲に所定の間隔dを空けて同心円12aを配置し、同心円12aと、円中心11aに隣接する円中心11bの周りに所定の間隔dを空けて配置された同心円12bとを、それらの接線が一致する位置13で接続することにより、隣接するリッジ1との最短距離dが一定で、曲率が連続的する曲線からなるリッジ1を構成することができる。
より具体的には、隣接する円中心11a、11b同士を結ぶ線分15を所定の間隔dで等分し、この線分15上の等分されたそれぞれの点を通る同心円12a、12bを描くことで前記曲線を設計することができる。
図7に示す実施例のタイヤ、および、図1、図3、図5にそれぞれ示す従来例1〜3のタイヤのそれぞれについて、視認性と耐クラック性との評価を行い、これらを比較した。それぞれの例のリッジに関する諸元および評価結果を表1に示す。この評価に用いたタイヤのサイズはいずれも235/50R17であった。また、視認性の評価は光源の位置と強さを段階的に変化させ、各段階について配置文字の判読が可能かどうかを記録し、判読可能であった段階の数を評価結果とし、一方、耐クラック性の評価は、ドラム試験機にて、クラックが発生するまでの走行距離を評価結果とし、表1には、これらの評価結果を実施例のものを100とする指数で表した。この指数の数値が大きいほど、それぞれの性能に優れていることを意味する。また、視認性の評価については、その評点が光の照射方向に依存するため評点の最大値と最小値との両方を記した。
表1から明らかなように、実施例のものは従来例のいずれに対しても、視認性および耐クラック性に優れていることが分かる。
Figure 0004990562
本発明は、種々の種類や用途のタイヤに好適に用いることができる。
従来例1のタイヤを示す側面図である。 図1の一部を拡大して示す側面図である。 従来例2のタイヤを示す側面図である。 図3の一部を拡大して示す側面図である。 従来例3のタイヤを示す側面図である。 図5の一部を拡大して示す側面図である。 本発明に係る実施形態(実施例)のタイヤを示す側面図である。 実施例のタイヤのリッジに関する作図ルールを示す概念図である。
符号の説明
1 環状装飾帯
2 サイドウォール
3 環状装飾帯
4 背景部分
5 第二標章部分
10 タイヤ

Claims (1)

  1. 一対のサイドウォールの少なくとも一方の表面に設けられた環状装飾帯に、多数のリッジを並べてなる背景部分を設け、この背景部分の中に標章となる標章部分を配置した空気入りタイヤにおいて、
    前記環状装飾帯を、タイヤ中心軸線を中心とする円環で構成し、複数の円中心を周方向にジグザグに配置して並べ、隣接する前記円中心同士を結ぶ線分を隣接するリッジの最短距離の間隔で等分し、当該線分上の等分されたそれぞれの点を通る同心円を描くことにより、
    各リッジを、隣接するリッジとの最短距離がリッジ上のどの点をとっても一定で、かつ、曲率が連続な曲線で構成してなる空気入りタイヤ。
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