JP2012047955A - エレクトロクロミック表示装置の駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表示基板と、夫々がエレクトロクロミック層を有し互いが離間してなる複数の表示電極と、該複数の表示電極に対向して設けられた対向電極と、対向基板とを備え、前記表示基板に最も近接してなる表示電極と前記対向電極とに挟持されてなる電解質と、を有し、前記複数の表示電極の中の1の表示電極と他の表示電極との間の電気抵抗は、当該1の表示電極の電気抵抗よりも大きいエレクトロクロミック表示装置の駆動方法であって、前記複数の表示電極の中の1を選択する選択工程と、該選択工程で選択された1の表示電極と前記対向電極との間に定電流を印加し、当該1の表示電極が有するエレクトロクロミック層を所望の色濃度で発色させる発色工程と、を前記複数の表示電極の夫々に対して行うことを特徴とする。
【選択図】図3
Description
電子ペーパーは、表示装置が紙のように用いられるところに特徴があるため、CRTや液晶ディスプレイといった従来の表示装置とは異なった特性が要求される。例えば、反射型表示装置であり、かつ、高い白反射率・高いコントラスト比を有すること、高精細な表示ができること、表示にメモリ効果があること、低電圧でも駆動できること、薄くて軽いこと、安価であること、などの特性が要求される。このうち特に、表示の品質に関わる特性として、紙と同等な白反射率・コントラスト比についての要求度が高い。
白反射率・コントラスト比が大幅に低下した場合は、視認性が非常に悪くなり、電子ペーパーとして用いることが困難である。
電圧を印加することで、可逆的に酸化還元反応が起こり、可逆的に色が変化する現象をエレクトロクロミズムという。このエレクトロクロミズム現象を引き起こすエレクトロクロミック化合物の発色/消色(以下、発消色)を利用した表示装置が、エレクトロクロミック表示装置である。このエレクトロクロミック表示装置については、反射型の表示装置であること、メモリ効果があること、低電圧で駆動できることから、電子ペーパー用途の表示装置技術の有力な候補として、材料開発からデバイス設計に至るまで、幅広く研究開発が行われている。
特許文献1では、エレクトロクロミック化合物を電極近傍に固定させることによって発消色の応答速度の改善を図った例が記載されている。特許文献1の記載によれば、従来数10秒程度だった発消色に要する時間は、無色から青色への発色時間、青色から無色への消色時間は、ともに1秒程度まで向上している。ただし、これで十分というわけではなく、エレクトロクロミック表示装置の研究開発に際しては、さらなる発消色の応答速度の向上が必要である。
このようなエレクトロクロミック表示装置を利用した多色表示装置には、いくつか公知になっている例がある。
しかしながら、特許文献4に記載されている一定電圧の印加による駆動方法では、発色色濃度を制御することは可能ではあるが、たとえば16階調などの多くの階調性を表示することは難しい。
(1):表示基板と、該表示基板に対向して設けられた対向基板と、前記表示基板と前記対向基板とに挟持され、該表示基板側からこの順に積層されてなる、夫々がエレクトロクロミック層を有し互いが離間してなる複数の表示電極と、該複数の表示電極に対向して設けられた対向電極と、を備え、前記表示基板に最も近接してなる表示基板と前記対向電極とに挟持されてなる電解質と、を有し、前記複数の表示電極の中の1の表示電極と他の表示電極との間の電気抵抗は、当該1の表示電極の電気抵抗よりも大きい、エレクトロクロミック表示装置の駆動方法であって、前記複数の表示電極の中の1を選択する選択工程と、該選択工程で選択された1の表示電極と前記対向電極との間に定電流を印加し、当該1の表示電極が有するエレクトロクロミック層を所望の色濃度で発色させる発色工程と、を具備し、前記選択工程と、前記発色工程と、を前記複数の表示電極の夫々に対して行うことを特徴とするエレクトロクロミック表示装置の駆動方法である。
但し、前記選択工程では、前記複数の表示電極が有するエレクトロクロミック層が既に所望の色濃度で発色しているものについては選択の対象から除く。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1を参照し、本発明に係るエレクトロクロミック表示装置の制御方法を適用可能なエレクトエレクトロクロミック表示装置を説明する。
図1は、本発明に係るエレクトロクロミック表示装置の制御方法を適用可能なエレクトロクロミック表示装置の第1の実施の形態における構成を模式的に示す断面図である。ただし、図1は、本発明に係るエレクトロクロミック表示装置の制御方法を適用可能なエレクトロクロミック表示装置の一例を示すものであり、本発明の形態に係るエレクトロクロミック表示装置の制御方法を適用可能なエレクトロクロミック表示装置は、図1の構成に限定されない。特に図1に示す表示装置はエレクトロクロミック層が3層積層されているが、本発明によれば2層以上の表示装置であれば全てに当てはまる。なお、図1において周知慣用の材料により形成されたスペーサ18により区画されたセル19が一つの画素に相当するものとし、このエレクトロクロミック表示装置10を複数配列してもよい。
すなわち、表示基板11は、表示基板11aに形成された第1の表示電極13aと、第1の表示電極13aに接して設けられた第1のエレクトロクロミック層14aと、第1のエレクトロクロミック層14aに接して設けられた第1の絶縁層22aと、第1の絶縁層22aに接して設けられた第2の表示電極13bと、第2の表示電極13bに接して設けられた第2のエレクトロクロミック層14bと、第2のエレクトロクロミック層14bに接して設けられた第2の絶縁層22bと、第2の絶縁層22bに接して設けられた第3の表示電極13cと、第3の表示電極13cに接して設けられた第3のエレクトロクロミック層14cと、を有する。
<表示電極13>
表示電極13a、13b、13cを構成する材料としては、導電性を有する材料であれば特に限定されるものではないが、光の透過性を確保する必要があるため、透明且つ導電性に優れた透明導電性材料が用いられる。これにより、発色させる色の視認性をより高めることができる。透明導電性材料としては、スズをドープした酸化インジウム(以下ITO)、フッ素をドープした酸化スズ(以下FTO)、アンチモンをドープした酸化スズ(以下ATO)等の無機材料を用いることができるが、特に、真空成膜により形成されたインジウム酸化物(以下、In酸化物という)、スズ酸化物(以下、Sn酸化物という)又は亜鉛酸化物(以下、Zn酸化物という)の何れか1つを含む無機材料であることが好ましい。In酸化物、Sn酸化物及びZn酸化物は、スパッタ法により、容易に成膜が可能な材料であると共に、良好な透明性と電気伝導度が得られる材料である。また、特に好ましい材料は、InSnO、GaZnO、SnO、In2O3、ZnOである。
表示基板11を構成する材料としては、ガラス、プラスチック等が挙げられる。このとき、表示基板11として、プラスチックフィルムを用いると、軽量でフレキシブルな表示装置を作製することができる。
電解質層20としては、支持塩を溶媒に溶解させた層が用いられる。このため、イオン伝導度が高い。
電解質層20の材料としては、支持塩として、例えば、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等の無機イオン塩、4級アンモニウム塩や酸類、アルカリ類の支持塩を用いることができる。具体的には、LiClO4、LiBF4、LiAsF6、LiPF6、LiCF3SO3、LiCF3COO、KCl、NaClO3、NaCl、NaBF4、NaSCN、KBF4、Mg(ClO4)2、Mg(BF4)2、過塩素酸テトラブチルアンモニウムなどを用いることができる。また、溶媒として、例えば、プロピレンカーボネート、アセトニトリル、γ−ブチロラクトン、エチレンカーボネート、スルホラン、ジオキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、1,2−ジメトキシエタン、1,2−エトキシメトキシエタン、ポリエチレングリコール、アルコール類など、が用いられる。その他、支持塩を溶媒に溶解させた液体状の電解質に特に限定されるものではないため、イオン液体、ゲル状の電解質や、ポリマー電解質等の固体電解質も用いられる。
光硬化樹脂により電解質層を硬化する場合は白色顔料粒子21aを増量すると光を遮蔽するため硬化不良となりやすい。電解質層の厚さにも依存するが、好ましい含有量は10〜50wt%である。
また、電解質層の膜厚は0.1〜200μmの範囲にある。好ましくは1〜50μmである。電解質層がこれよりも厚いと電荷が拡散しやすい、またこれよりも薄いと電解質の保持が困難になるためである。
換言すると、表示基板11に最も近接してなる表示電極13aと、対向電極15と、スペーサ18と、により区画されたセル19内が電解質で満たされてなる(セル19内に電解質層20が形成されてなる)。
エレクトロクロミック層14a,14b,14cには酸化還元により色の変化を起こす材料が用いられる。このような材料として、ポリマー系、色素系、金属錯体、金属酸化物等の公知のエレクトロクロミック化合物が用いられる。
具体的に、ポリマー系、色素系、のエレクトロクロミック化合物として、アゾベンゼン系、アントラキノン系、ジアリールエテン系、ジヒドロプレン系、スチリル系、スチリルスピロピラン系、スピロオキサジン系、スピロチオピラン系、チオインジゴ系、テトラチアフルバレン系、テレフタル酸系、トリフェニルメタン系、トリフェニルアミン系、ナフトピラン系、ビオロゲン系、ジピリジン系、ピラゾリン系、フェナジン系、フェニレンジアミン系、フェノキサジン系、フェノチアジン系、フタロシアニン系、フルオラン系、フルギド系、ベンゾピラン系、メタロセン系、等の低分子系有機エレクトロクロミック化合物、ポリアニリン、ポリチオフェン等の導電性高分子化合物が用いられる。
Aは置換基を有しても良いアリール基、複素環基を表す。
第1の表示電極13a、第2の表示電極13b、第3の表示電極13cとの間の電極間抵抗が、第1の表示電極13a、第2の表示電極13b及び第3の表示電極13cの何れかの表示電極のシート抵抗よりも小さい場合、第1の表示電極13a、第2の表示電極13b、第3の表示電極13cの何れかの表示電極に電圧印加をすると、同程度の電圧が他の表示電極にも印加されてしまい、各表示電極に対応するエレクトロクロミック層を独立に消色することができない。
各表示電極間抵抗は、夫々の表示電極のシート抵抗の500倍以上あることが好ましい。抵抗値を確保するためには後述する絶縁層22を形成することが好ましい。
ここで、本発明においては上述の如く、それぞれの表示電極13の抵抗と表示電極13間の抵抗とが著しく異なることにより、それぞれの表示電極13の電位が他の表示電極13の電位から独立して制御できるような状態を「離間」と称する。即ち、本発明に係るエレクトロクロミック表示装置の駆動方法では、エレクトロクロミック表示装置10におけるエレクトロクロミック層14をそれぞれが有する複数の表示電極13が、互いが電気的に離間して設けられていることを要し、互いが電気的に絶縁されて設けられていることが好ましい。
従って、単に構造上接触(例えば、エレクトロクロミック層14を介して表示電極同士13が一部接触)しているとしても、この接触した互いの表示電極の電位を独立して制御できれば、本発明における「離間」の範疇に属するものである。
絶縁層22a、22bの材料としては、多孔質であればよく特に限定されるものではないが、絶縁性、耐久性及び成膜性に優れた有機材料および無機材料を用いることができる。
多孔質膜の形成方法としては、燒結法(高分子微粒子や無機粒子をバインダ等を添加して部分的に融着させ粒子間に生じた孔を利用する)、抽出法(溶剤に可溶な有機物または無機物類と溶剤に溶解しないバインダ等で構成層を形成した後に、溶剤で有機物または無機物類を溶解させ細孔を得る)、高分子重合体等を加熱や脱気する等して発泡させる発泡法、良溶媒と貧溶媒を操作して高分子類の混合物を相分離させる相転換法、各種放射線を輻射して細孔を形成させる放射線照射法等の公知の形成方法を用いることができる。
この無機膜としては、少なくともZnSを含む材料が好ましい。ZnSは、スパッタ法によって、エレクトロクロミック層などにダメージを与えることなく高速に成膜できるという特徴を有する。更に、ZnSを主な成分として含む材料として、ZnO−SiO2、ZnS−SiC、ZnS−Si、ZnS−Ge等を用いることができる。ここで、ZnSの含有率は、絶縁層22を形成した際の結晶性を良好に保つために、約50〜90mol%とすることが好ましい。従って、特に好ましい材料は、ZnS−SiO2(8/2)、ZnS−SiO2(7/3)、ZnS−ZnO−In2O3−Ga2O3(60/23/10/7)である。
このような絶縁層22a、22bの材料を用いることにより、薄膜で良好な絶縁効果が得られ、多層化による膜強度低下(すなわち膜のはがれ)を防止することができる。
対向基板12の材料としては、特に限定されるものではなく、表示基板11と同様の材料を用いることができる。表示基板11と、表示基板11に対向して設けられた対向基板12と、で、前述したエレクトロクロミック層14を有する表示電極13を複数層及び表示電極13に対向して設けられた対向電極をこの順に挟持してなる。
また対向電極15の材料としては、導電性を有する材料であれば、特に限定されるものではない。対向基板12として、ガラス基板、プラスチックフィルムが用いられる場合、対向電極15の材料として、ITO、FTO、酸化亜鉛等の透明導電膜、あるいは亜鉛、白金等の導電性金属膜、さらにはカーボンなどが用いられる。これらの透明導電膜又は導電性金属からなる対向電極15は、対向基板12に真空製膜または湿式コーティングにより形成される。一方、対向電極15として、亜鉛等の金属板が用いられる場合、対向基板12が対向電極15を兼ねる。
さらに、エレクトロクロミック層14a、14b、14cの起こす酸化還元反応の逆反応を起こす材料を対向電極に形成することで、安定した発消色が可能である。すなわち、エレクトロクロミック層が酸化により発色する場合は還元反応を起こし、エレクトロクロミック層が還元により発色する場合は酸化反応を起こす材料を対向電極15として、または対向電極表面に形成して用いると、エレクトロクロミック層14a、14b、14cにおける発消色の反応がより安定となる。
なお、白色反射層21の膜厚は0.1〜50μmの範囲にあり、更に好ましくは0.5〜5μmである。この範囲よりも膜厚が薄い場合、白色反射効果を得にくくなる。またこの範囲よりも膜厚が厚い場合、浸透性と膜強度を両立することが困難となる。
ただし、酸化チタン粒子含有層を用いても最大反射率が得られる膜厚まで厚膜化すると膜強度が不足しやすい。そこで、膜強度が得られる白色反射層と電解質層20に白色顔料粒子21aを混合した白色電解質層との2層構成で白色反射層を形成することが好ましい。
本発明のエレクトロクロミック表示装置の駆動方法の第1の実施の形態は、前述のエレクトロクロミック表示装置に対して、複数の表示電極13を1つずつ順次選択し、対向電極15との間に定電流を所望の色濃度になるまで印加することで各表示電極13に接した各エレクトロクロミック層14を順次発色させる。
図2を参照すると、負荷110としては、エレクトロクロミック素子があり、負荷110の一端は電源端子3に接続し、他端は定電流駆動用トランジスタ8のドレインに接続し、トランジスタ8のソースは接地端子4に接続する。
また、トランジスタ8のゲートと接地端子4の間には電荷保持容量100を接続する。
電荷保持容量100およびトランジスタ8の接続点には、スイッチ用トランジスタ9の一端を接続し、スイッチ用トランジスタ9のゲートは、制御端子2として、トランジスタ9の導通・遮断を制御し、従って、トランジスタ8を介して、負荷110に供給される定電流の導通・遮断を行う。
スイッチ用トランジスタ9の他端は、トランジスタ8と同一導電型のトランジスタ7ゲートおよびドレインを接続し、トランジスタ7のソースは接地端子4に接続する。
トランジスタ7および8はスイッチ用トランジスタ9を介して、カレントミラー回路を構成する。
なお、図2では、スイッチ用トランジスタ9の極性(導電型)を示していないが、NおよびPチャネルMOSトランジスタのどちらを用いてもよい。
トランジスタ7のゲートおよびドレインは、抵抗6を介してソースフォロワ用トランジスタ5のソースに接続する。
トランジスタ5のゲートは入力端子1とし、ドレインは電源端子3に接続する。抵抗6の両端に発生する電圧によって、トランジスタ7および8で構成するカレントミラー回路の電流値は決定される。
本発明のエレクトロクロミック表示装置の駆動方法の第2の実施の形態は、選択した1の表示電極13に定電流を間欠的に複数回印加することで各エレクトロクロミック層14を所望の色濃度まで発色させる。
一般的なエレクトロクロミック化合物はメモリ特性があるため、発色途中で電流印加を止めてもすぐに消色することはなく、再び電流印加を行うと発色状態の続きから再び発色反応が起こる。従って、所望の色濃度まで一度に発色させる必要はなく、間欠的に複数回電流印加することができる。
本実施の形態により、所望の色濃度になるまで電流を印加し続けることによる弊害、すなわち発熱などの要因による電流値の不安定化などを抑えることができ、一定の電流を安定してエレクトロクロミック層14に印加できるため安定した高画質の画像表示を行うことができる。
本発明のエレクトロクロミック表示装置の駆動方法の第3の実施の形態は、選択した1の表示電極13に定電流を間欠的に複数回印加するときの印加回数によって階調表示を行う。1回あたりの印加時間を最も低い色濃度の階調を発色するために必要な印加時間以下に設定し、所望の色濃度に達するまで1回以上の電流印加をおこなうことでエレクトロクロミック層14を発色させる。
本実施の形態の駆動方法を用いれば印加回数を設定するだけで階調表示ができるため、容易なデジタル制御で表示ができる。既存のディスプレイに使用されている60Hzや120Hzの制御ドライバーをそのまま用い、ON/OFFのデューティー比で階調表示することもできる。
本発明のエレクトロクロミック表示装置の駆動方法の第4の実施の形態は、選択した1の表示電極13に接したエレクトロクロミック層14が所望の色濃度まで発色するまで定電流を印加した後に次の表示電極13を選択することである。
本実施の形態の駆動方法を用いると表示電極13の数の回数だけ表示電極13側の切り替えをおこなえばよい。例えばイエロー、マゼンタ、シアンを発色するエレクトロクロミック層を各々有する3つの表示電極13a,13b,13cが積層されたエレクトロクロミック表示装置の場合では、電源電極の一方を1つの表示電極13a、例えばイエロー発色電極を選択して所望のイエロー画像を作成する。次に別の表示電極13b、例えばマゼンタ発色電極を選択して所望のマゼンタ画像を作成する。この時点で、イエローとマゼンタを重ね合わせた画像が出来上がる。次の残りの表示電極13c、例えばシアン発色電極を選択して所望のシアン画像を作成する。この時点で、イエロー、マゼンタ、シアンを重ね合わせた画像となりカラー画像が出来上がる。
本実施の形態の駆動方法の利点は表示電極13側の電源切り替え回数が少ないため、切り替え部分の制御機構を簡略化でき、コストを低減することができる。
本発明のエレクトロクロミック表示装置の駆動方法の第5の実施の形態は、選択した1つの表示電極13に一定時間定電流印加した後に、次の表示電極13へ切り換え、すべての表示電極13に一定時間、定電流印加した後に、最初に選択した表示電極13から再び一定時間定電流印加することを繰り返すことで、各表示電極13に接した各々のエレクトロクロミック層14を所望の色濃度まで発色させることである。
例えばイエロー、マゼンタ、シアンを発色するエレクトロクロミック層を各々有する3つの表示電極13a,13b,13cが積層されたエレクトロクロミック表示装置の場合では、電源電極の一方を1つの表示電極13a、例えばイエロー発色電極を選択して一定の時間、あるいは一定回数の電流印加をおこないイエロー画像を途中(全体に色濃度が低い状態)まで作成する。
次に別の表示電極13b、例えばマゼンタ発色電極を選択して、イエローと同様にマゼンタ画像を途中(全体に色濃度が低い状態)まで作成する。この時点で、イエローとマゼンタを重ね合わせた色濃度が低い画像が出来上がる。
次の残りの表示電極13c、例えばシアン発色電極を選択して、イエロー、マゼンタと同様にシアン画像を途中(全体に色濃度が低い状態)まで作成する。この時点で、イエロー、マゼンタ、シアンを重ね合わせた色濃度は低いが、完成画像に近い画像が視認できる。
この状態から再びイエローを選択して、イエロー発色濃度を上げ、マゼンタ、シアンと順次、所望の色濃度を得るまで繰返していく。
本実施の形態の駆動方法の利点は画像が最後まで形成される前におおよそ視認できることである。早く視認できることでユーザーのストレスを減少させることができる。また、間違った画像が表示された場合に途中でキャンセルをして消去する等のことができるため、操作感が向上する効果がある。
本発明のエレクトロクロミック表示装置の駆動方法の第6の実施の形態は、少なくともイエロー色を発色するエレクトロクロミック層、マゼンタ色を発色するエレクトロクロミック層、シアン色を発色するエレクトロクロミック層を含むエレクトロクロミック表示装置を駆動する。
本実施の形態に用いるエレクトロクロミック表示装置は積層構造であるため、各層で異なる色を発色させると減法混色になる。従って、減法混色における3原色であるイエロー、マゼンタ、シアン発色をするエレクトロクロミック層を用いることによってフルカラー表示が実現できる。
(表示電極及びエレクトロクロミック層の作製)
40mm×40mmのガラス基板上にスパッタ法により厚さ約100nmのITO膜を20mm×20mmの領域および引き出し部分に形成し、第1の表示電極を作製した。この第1の表示電極面内の抵抗は約200Ωであった。この上に酸化チタンナノ粒子分散液(商品名:SP210 昭和タイタニウム社製)をスピンコートし、120℃ 15minのアニール処理により、酸化チタン粒子膜を形成し、さらにこの上に青色発色するエレクトロクロミック化合物である下記構造式(2)で示されるビオロゲン化合物の5wt% 2,2,3,3,テトラフロロプロパノール溶液をスピンコートし、120℃ 10minのアニール処理により、酸化チタン粒子とエレクトロクロミック化合物からなる第1のエレクトロクロミック層を形成した。
40mm×40mmのガラス基板上の全面に、酸化スズからなる対向電極を形成した。この酸化スズの透明導電性薄膜が全面に形成されたガラス基板の上面に、熱硬化性の導電性カーボンインク(商品名:CH10 十条ケミカル社製)に酢酸2エトキシエチルを25wt%添加した溶液をスピンコートし、その後120℃15minでアニール処理することにより、対向電極を作製した。
電解質として過塩素酸テトラブチルアンモニウム、溶媒としてジメチルスルホキシドおよびポリエチレングリコール(分子量:200)さらにUV硬化接着剤(商品名:PTC10 十条ケミカル社製)を重量比1.2対5.4対6対16で混合した溶液に白色酸化チタン粒子(商品名:CR50 石原産業株式会社製、平均粒子径:約250nm)を20wt%添加した分散液ペーストを用意した。これを前述の表示基板(エレクトロクロミック層および無機絶縁層の積層側)に滴下塗布した後、対向電極面と重ね、対向基板側からUV光照射硬化して貼り合わせるエレクトロクロミック表示装置を作製した。なお、電解質層の厚さはビーズスペーサを電解層に0.2wt%混合することにより10μmに設定した。
上記で作製したエレクトロクロミック表示装置の発色評価を実施した。
表示装置にハロゲン光を照射し、反射した光を分光光度測定装置(大塚電子社製 LCD5000)により測光した。光入射は30度方向から行い、90度方向の反射光の強度を測光した。標準白色板(横河電機社製 Model990 02)をリファレンスとして、上記で作製したエレクトロクロミック表示装置の発色前の状態での反射率は60%であった。なお、以下に示す比較例1及び実施例2においても同じ方法で発色試験を行った。
−0.6mAを10秒印加することで消色した後、0.6mAの定電流を5秒印加したところ反射率は29%となり薄い青色発色した。
再び消色した後、0.6mAの定電流を3秒印加したところ反射率は39%となりさらに薄い青色発色した。
印加時間と反射率の関係をプロットすると自然関数で表される減衰曲線上にプロットでき、印加時間により反射率、すなわち色濃度が容易に制御できた。
−0.4mAを10秒印加することで消色した後、0.4mAの定電流を5秒印加したところ反射率は38%となり薄いマゼンタ色発色した。
再び消色した後、0.4mAの定電流を3秒印加したところ反射率は46%となりさらに薄いマゼンタ色発色した。
第1の表示電極の場合の同様に印加時間と反射率の関係をプロットすると自然関数で表される減衰曲線上にプロットでき、印加時間により反射率、すなわち色濃度が容易に制御できた。
逆電流を印加することで消色した後、同様に第1の表示電極に0.6mAの定電流を、第2の表示電極に0.4mAをそれぞれ5秒印加したところ反射率は11%となり紫色発色した。
同様に第1の表示電極に0.6mAの定電流を、第2の表示電極に0.4mAをそれぞれ3秒印加したところ反射率は18%となり薄い紫色発色した。
それぞれ10秒、5秒、3秒印加した場合において、紫色の色彩は変わらず色濃度のみが変化した。従って、混色表示において色彩を変えることなく容易に色濃度が制御できた。
実施例1と同じエレクトロクロミック表示装置を作製した。
上記で作製したエレクトロクロミック表示装置の発色前の状態での反射率は60%であった。
第1の表示電極を負極に、対向電極を正極に繋ぎ、ポテンショスタットを用いて3.0Vの定電圧を1秒印加したところ反射率は14%となり青色発色した。
−3.0Vを1秒印加することで消色した後、3.0Vの定電圧を0.5秒印加したところ反射率は22%となり薄い青色発色した。
再び消色した後、3.0Vの定電圧を0.3秒印加したところ反射率は27%となりさらに薄い青色発色した。
印加時間と反射率の関係をプロットすると減衰曲線ではあり再現性はあるが規則性はなかった。
−2.6Vを10秒印加することで消色した後、2.6Vの定電圧を5秒印加したところ反射率は33%となり薄いマゼンタ色発色した。
再び消色した後、2.6Vの定電圧を3秒印加したところ反射率は38%となりさらに薄いマゼンタ色発色した。
第1の表示電極の場合の同様に印加時間と反射率の関係をプロットすると再現性はあるが規則性はなかった。
逆電流を印加することで消色した後、同様に第1の表示電極に3.0Vの定電圧を、第2の表示電極に2.6Vの定電圧をそれぞれ5秒印加したところ反射率は8%となり紫色発色したが、10秒印加した場合と比較して青色味が大きい紫色になった。
同様に第1の表示電極に3.0Vの定電圧を、第2の表示電極に2.6Vの定電圧をそれぞれ3秒印加したところ反射率は11%となり薄い紫色発色した。しかしながら、10秒印加した場合、5秒印加した場合と比較して青色味が大きい紫色になった。
それぞれ10秒、5秒、3秒印加した場合において、紫色の色彩が変わってしまい、混色表示において色彩を変えることなく色濃度を容易に制御することは難しかった。
実施例1と同じエレクトロクロミック表示装置を作製した。
第1の表示電極を負極に、対向電極を正極に繋ぎ、ポテンショスタットを用いて0.6mAの定電流を10秒印加したところ反射率は14%となり青色発色した。消色させた後、0.6mAの定電流を1秒ずつ10回印加したところ、反射率は10秒続けて印加した場合と同じく14%となり青色発色した。
消色させた後、0.6mAの定電流を1秒ずつ5回印加したところ、反射率は5秒続けて印加した場合と同じく29%となり青色発色した。
電流印加回数により反射率、すなわち色濃度が容易に制御できた。
2 制御端子
3 電源端子
4 接地端子
5 トランジスタ
6 抵抗
7 トランジスタ
8 定電流駆動用トランジスタ
9 スイッチ用トランジスタ
10 エレクトロクロミック表示装置
11 表示基板
12 対向基板
13 表示電極
14 エレクトロクロミック層
15 対向電極
16 エレクトロクロミック化合物
17 ナノ構造半導体材料
18 スペーサ
19 セル
20 電解質層
22 絶縁層
100 電荷保持容量
110 負荷
120 スイッチ装置
Claims (6)
- 表示基板と、
該表示基板に対向して設けられた対向基板と、
前記表示基板と前記対向基板とに挟持され、該表示基板側からこの順に積層されてなる、夫々がエレクトロクロミック層を有し互いが離間してなる複数の表示電極と、該複数の表示電極に対向して設けられた対向電極と、を備え、
前記表示基板に最も近接してなる表示電極と前記対向電極とに挟持されてなる電解質と、を有し、
前記複数の表示電極の中の1の表示電極と他の表示電極との間の電気抵抗は、当該1の表示電極の電気抵抗よりも大きい、エレクトロクロミック表示装置の駆動方法であって、
前記複数の表示電極の中の1を選択する選択工程と、
該選択工程で選択された1の表示電極と前記対向電極との間に定電流を印加し、当該1の表示電極が有するエレクトロクロミック層を所望の色濃度で発色させる発色工程と、を具備し、
前記選択工程と、前記発色工程と、を前記複数の表示電極の夫々に対して行うことを特徴とするエレクトロクロミック表示装置の駆動方法。 - 前記発色工程は、前記定電流を間欠的に複数回印加し、当該1の表示電極が有するエレクトロクロミック層を所望の色濃度まで発色させることを特徴とする請求項1に記載のエレクトロクロミック表示装置の駆動方法。
- 前記発色工程は、前記定電流の印加回数により、当該1の表示電極が有するエレクトロクロミック層の所望の色階調表示を行うことを特徴とする請求項2に記載のエレクトロクロミック表示装置の駆動方法。
- 前記発色工程は、当該1の表示電極が有するエレクトロクロミック層が所望の色濃度で発色するまで定電流を印加し、
しかる後に、前記選択工程と前記発色工程とを繰り返し、前記複数の表示電極の中の他の表示電極を順次選択し、当該他の表示電極が有するエレクトロクロミック層を所望の色濃度で発色させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエレクトロクロミック表示装置の駆動方法。 - (I)前記選択工程は、前記複数の表示電極の全ての1を順次選択し、前記発色工程は、前記選択工程で1の表示電極が選択される毎に当該1の表示電極に前記定電流を一定時間印加し、
(II)前記(I)を前記複数の表示電極が有するエレクトロクロミック層のいずれもが所望の色濃度で発色するまで繰り返す、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエレクトロクロミック表示装置の駆動方法。
但し、前記選択工程では、前記複数の表示電極が有するエレクトロクロミック層が既に所望の色濃度で発色しているものについては選択の対象から除く。 - 前記複数の表示電極は、イエロー色を発色するエレクトロクロミック層を有する第1の表示電極と、マゼンタ色を発色するエレクトロクロミック層を有する第2の表示電極と、シアン色を発色するエレクトロクロミック層をする第3の表示電極と、を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のエレクトロクロミック表示装置の駆動方法。
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