JP5584957B2 - エレクトロクロミック表示素子及び画像表示装置 - Google Patents
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Description
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のエレクトロクロミック表示素子において、前記表示基板に形成されている表示電極とは異なる表示電極のうちの少なくとも一つは、メッシュ形状であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、画像表示装置において、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のエレクトロクロミック表示素子を含むことを特徴とする。これにより、簡便な制御で任意の色を発色させることの可能な画像表示装置を提供することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像表示装置において、複数の前記エレクトロクロミック表示素子を含み、該複数のエレクトロクロミック表示素子は、マトリクス状に配置されていることを特徴とする。
(第1の実施の形態)
図1及び図2を参照し、本発明の第1の実施の形態に係るエレクトロクロミック表示装置を説明する。
(第1の実施の形態の第1の変形例)
次に、図3を参照し、第1の実施の形態の第1の変形例について説明する。
(第1の実施の形態の第2の変形例)
次に、図4を参照し、第1の実施の形態の第2の変形例について説明する。
(第1の実施の形態に係る第3の変形例)
次に、図5を参照し、第1の実施の形態の第3の変形例について説明する。
(第1の実施の形態の第1の製造方法)
本発明の第1の実施の形態に係るエレクトロクロミック表示装置の第1の製造方法について説明する。
(第1の実施の形態の第2の製造方法)
本発明の第1の実施の形態に係るエレクトロクロミック表示装置の第2の製造方法について説明する。
(第2の実施の形態)
図8乃至図10を参照し、本発明の第2の実施の形態に係る画像表示装置を説明する。
まず、酸化チタンナノ粒子に2−ブロモエチルトリクロロシラン、4,4´−ビピリジン、1―ブロモヘキサンを順次反応させ、第1のエレクトロクロミック粒子を作製した。
(表示電極及びエレクトロクロミック層の作製)
表示電極及びエレクトロクロミック層の作製は以下のように行った。酸化スズの透明導電性薄膜が全面に形成されたガラス基板の一部をマスクにより被覆した。レジストをスピンコート法により塗布した後、所定のメタルマスクを用いて露光、現像を行い、パターニングしたレジストによりガラス基板の一部を被覆し、第1のマスクとした。
(対向電極の作製)
ガラス基板からなる対向基板の全面に、酸化スズからなる対向電極を形成した。酸化スズの透明導電性薄膜が全面に形成されたガラス基板の上面に、1次粒径30nmの酸化スズ粒子(三菱マテリアル社製)の20wt%水分散液を、スピンコート法により厚さ約2μmになるように塗布した。その後、400℃で1時間焼結させ、対向電極を作製した。
(エレクトロクロミック表示装置の作製)
表示基板と対向基板を75μmのスペーサを介して貼り合わせ、セルを作製した。過塩素酸クロライドを炭酸プロピレンに0.2M溶解させた溶液に、一次粒径300nmの酸化チタン粒子(石原産業株式会社製)を35wt%分散させ、電解質溶液を調製し、セル内に封入することで表示素子を作製した。
(発消色試験)
素子の発消色測定は、大塚電子株式会社製分光測色計LCD―5000を用いて拡散光を照射することにより行った。電圧の印加には、株式会社東方技研社製ファンクションジェネレータFG−02を用いた。本実施例のエレクトロクロミック表示装置は、電圧を印加しない状態で、白色を示し、約60%の高い反射率を示した。次に、第1の表示電極を負極に、対向電極を正極に繋ぎ、電圧2.5Vを印加したところ、青色に発色した。次に、第2の表示電極を負極に、対向電極を正極に繋ぎ、電圧2.5Vを印加したところ、緑色に発色した。さらに、第1の表示電極及び第2の表示電極を負極に、対向電極を正極に繋ぎ、電圧2.5Vを印加したところ、黒色に発色した。すなわち、電圧を印加する表示電極を第1の表示電極と第2の表示電極との間で選択することにより、容易に多色表示が可能なエレクトロクロミック表示装置が得られた。
(エレクトロクロミック粒子の作製)
実施例1と同様の方法を用いて、第1のエレクトロクロミック粒子及び第2のエレクトロクロミック粒子を作製した。
(表示電極及びエレクトロクロミック層の作製)
その後、第1のエレクトロクロミック層、絶縁層、第2の表示電極、第2のエレクトロクロミック層、の形成は、以下のように行った。
(対向電極の作製)
実施例1と同様の方法を用いて、ガラス基板からなる対向基板の全面に、酸化スズからなる対向電極を形成した。
(エレクトロクロミック表示装置の作製)
実施例1と同様の方法を用いて、表示基板と対向基板を75μmのスペーサを介して貼り合わせ、セルを作製した。
(発消色試験)
実施例1と同様の方法を用いて、素子の発消色測定を行い、実施例1と同様の結果を得た。本実施例のエレクトロクロミック表示装置は、電圧を印加しない状態で、白色を示し、約60%の高い反射率を示した。次に、第1の表示電極を負極に、対向電極を正極に繋ぎ、電圧2.5Vを印加したところ、青色に発色した。次に、第2の表示電極を負極に、対向電極を正極に繋ぎ、電圧2.5Vを印加したところ、緑色に発色した。さらに、第1の表示電極及び第2の表示電極を負極に、対向電極を正極に繋ぎ、電圧2.5Vを印加したところ、黒色に発色した。すなわち、電圧を印加する表示電極を第1の表示電極と第2の表示電極との間で選択することにより、容易に多色表示が可能なエレクトロクロミック表示装置が得られた。
11、11a、11b 表示基板(透明基板)
12 対向基板
13a 第1の表示電極
13b 第2の表示電極
13c 第3の表示電極
14a 第1のエレクトロクロミック層
14b 第2のエレクトロクロミック層
14c 第3のエレクトロクロミック層
15 対向電極
16a 第1のエレクトロクロミック化合物
16b 第2のエレクトロクロミック化合物
16c 第3のエレクトロクロミック化合物
17 金属酸化物
18 スペーサ
19 セル
20 電解質
21 白色反射層
22、22a、22b 絶縁膜
23a、23b レジスト
24a、24b メタルマスク
25a 第1のマスク
25b 第2のマスク
26a、26b インクジェットヘッド
30 画像表示装置
31 エレクトロクロミック表示素子
33a、33b 薄膜トランジスタ(TFT)
34a、34b 水平方向の導線
35a、35b 垂直方向の導線
Claims (8)
- 表示基板と、複数の表示電極と、対向基板と、単一の対向電極と、複数のエレクトロクロミック層を有し、
前記複数のエレクトロクロミック層の各々は、前記複数の表示電極の各々に接して設けられており、
前記表示基板と前記対向電極との間に、複数の、前記エレクトロクロミック層が前記表示電極に接して設けられている積層体が各々、支持塩が溶媒に溶解している溶液のみを介して、隔離して設けられており、
前記複数のエレクトロクロミック層は、互いに異なる色を発色し、積層して設けられていることを特徴とするエレクトロクロミック表示素子。 - 前記表示電極は、透明電極であることを特徴とする請求項1に記載のエレクトロクロミック表示素子。
- 前記エレクトロクロミック層は、エレクトロクロミック化合物が担持されている金属酸化物を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレクトロクロミック表示素子。
- 前記金属酸化物は、ナノ粒子であることを特徴とする請求項3に記載のエレクトロクロミック表示素子。
- 前記複数の表示電極のうちの一つは、前記表示基板に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエレクトロクロミック表示素子。
- 前記表示基板に形成されている表示電極とは異なる表示電極のうちの少なくとも一つは、メッシュ形状であることを特徴とする請求項5に記載のエレクトロクロミック表示素子。
- 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のエレクトロクロミック表示素子を含むことを特徴とする画像表示装置。
- 複数の前記エレクトロクロミック表示素子を含み、
該複数のエレクトロクロミック表示素子は、マトリクス状に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
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