JP2012016869A - 押圧装置、及びそれを用いた空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】曲げ変形し難いゴム部材においてもその重ね継ぎ部をしかりと押圧して接合でき、接合外れの発生を抑制する。
【解決手段】成形ドラム2上で円筒状に巻き付けられかつその周方向両端部3a、3bが重ね継ぎされるゴム部材3の外周面を、押圧しながらドラム周方向に転動する押圧ローラー5を有する押圧装置6。前記押圧ローラー5は、少なくとも該押圧ローラー5の外周をなす押圧面Sが硬質部材からなり、かつ前記押圧面Sの少なくとも一部が、ローラ軸心iに対して傾斜するテーパ面TSとした。
【選択図】図2

Description

本発明は、成形ドラム上で円筒状に巻き付けられかつその周方向両端部が重ね継ぎされるゴム部材の外周面を、成形ドラム側にしっかりと押し付けて貼着する押圧装置、及びそれを用いた空気入りタイヤの製造方法に関する。
生タイヤを製造する際、図7に例示するすように、例えばインナーライナゴムa1、カーカスプライa2、サイドウォールゴムa3などのタイヤ形成用のゴム部材aを、成形ドラムb上で順次円筒状に巻き付けて互いに貼合わせることが行わる。このとき、前記ゴム部材a、a間に空気溜まりが発生しないように、さらにはゴム部材aの周方向両端間の重ね継ぎ部がしっかりと接合されるように、押圧ローラーcを用いてゴム部材aの外周面を押圧している。
そしてこの押圧ローラーcとして、例えば図8(A)に示すように、金属製の芯材dの周囲に、スポンジの層eを形成した一層構造の押圧ローラーc1、或いは図8(B)に示すように、芯材dとスポンジの層eとの間に高弾性のウレタンゴムの層fを形成した二層構造の押圧ローラーc2等が広く用いられている(例えば特許文献1参照。)。
このような押圧ローラーcは、図8(C)に示すように、ゴム部材aの外表面の凹凸g、例えば周方向両端ae、ae間の重ね継ぎ部Jを、前記スポンジの圧縮変形によって吸収しうるため、ゴム部材aの外表面全体を比較的均一に押し付けしうるという利点がある。しかしながら、押し付け力も前記スポンジの圧縮変形によって吸収されてしまうため、高い押し付け力をうることができない。そのため、例えばサイドウォールゴムa3のように厚さが大きく曲げ変形し難いゴム部材aの場合には、同図の如く、前記重ね継ぎ部Jにて押し付け力が不足し接合外れDを招くという問題が生じる。特に、サイドウォールゴムa3では、前記図7の如く、ドラム軸方向内側端部a3iが傾斜面をなすため、この部分での押し付け力が著しく不足し、この部分を起点として前記接合外れDが顕著に発生する。
特開2003−145642号公報
そこで本発明は、押圧ローラーの押圧面を硬質部材で形成し、かつ該押圧面の少なくとも一部をテーパ面とすることを基本として、曲げ変形し難いゴム部材においてもその重ね継ぎ部をしかりと押圧して接合でき、接合外れの発生を抑制しうる押圧装置、及びそれを用いた空気入りタイヤの製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、成形ドラム上で円筒状に巻き付けられかつその周方向両端部が重ね継ぎされるゴム部材の外周面を、押圧しながらドラム周方向に転動する押圧ローラーを有する押圧装置であって、
前記押圧ローラーは、少なくとも該押圧ローラーの外周をなす押圧面が硬質部材からなり、かつ前記押圧面の少なくとも一部が、ローラ軸心に対して傾斜するテーパ面としたことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記押圧ローラーは、前記押圧面に、凹凸加工が施されていることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記押圧ローラーは、ローラ軸心方向に分割された2以上の分割ローラからなり、この分割ローラは、押圧面をローラ軸心に対して傾斜させたテーパ面としたテーパローラと、押圧面をローラ軸心に対して傾斜させない平行面とした平行ローラとを含むことを特徴としている。
又請求項4の発明では、各前記分割ローラは、支持軸に装着される軸受け部材と、この軸受け部材に装着される弾性変形自在な中間リング部と、この中間リング部に外挿されかつ外周に押圧面を有する硬質部材からなる外周リング部とを具えることを特徴としている。
又請求項5の発明では、前記押圧ローラーは、支持軸に装着される軸受け部材と、この軸受け部材に装着される弾性変形自在な中間リング部と、この中間リング部に外挿されかつ外周に押圧面を有する硬質部材からなる外周リング部とを具えるとともに、
前記外周リング部は、ローラ軸心方向に分割された2以上の分割リング片からなり、この分割リング片は、押圧面をローラ軸心に対して傾斜させたテーパ面としたテーパリング片と、押圧面をローラ軸心に対して傾斜させない平行面とした平行リング片とを含むことを特徴としている。
又請求項6の発明では、前記押圧面の凹凸は、ピッチ1.5mm以上の網目状のアヤメローレットからなることを特徴としている。
又請求項7の発明は、空気入りタイヤの製造方法であって、請求項1〜6に記載の押圧装置を用いて、成形ドラム上で円筒状に巻き付けられかつその周方向両端部が重ね継ぎされるゴム部材の外周面を、成形ドラム側に押し付ける押圧工程を含むことを特徴としている。
本発明は叙上の如く、少なくとも押圧ローラーの外周をなす押圧面を、硬質部材にて形成している。従って、スポンジの如く圧縮変形しないため、重ね継ぎ部のような局部的な凸部に対しても、高い押し付け力を発生でき、重ね継ぎ部における接合外れを抑制しうる。しかも、前記押圧面はテーパ面を含むため、例えば、サイドウォールゴムのように外周に傾斜面を有するゴム部材に対して、接合外れの起点となる前記傾斜面を前記テーパ面によってしっかりと押し付けでき、接合外れの抑制効果をより高く発揮できる。
本発明の空気入りタイヤの製造方法に用いる押圧装置を概念的に示す斜視図である。 ゴム部材としてのサイドウォールゴムを示す斜視図である。 押圧ローラーを示す断面図である。 (A)は押圧ローラーによる重ね継ぎ部への押し付けを示す断面図、(B)はそのときの問題点を説明する拡大断面図である。 押圧ローラーの作用効果の一つを示す断面図である。 押圧ローラーの他の実施例を示す断面図である。 生タイヤの製造方法における押圧工程を示す断面図である。 (A)、(B)はそれに用いる従来の押圧ローラーを示す断面図、(C)はその問題点を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
空気入りタイヤの製造方法は、従来と同様、未加硫の生タイヤを形成する生タイヤ形成工程と、この生タイヤを金型内で加硫成形する加硫工程とを具える。又前記生タイヤ形成工程には、図1に示すように、成形ドラム2上でゴム部材3を円筒状に巻付け、かつその周方向両端部3a、3bを重ね継ぎする巻回工程K1と、前記巻回されたゴム部材3の外表面(重ね継ぎ部Jの外表面を含む。)を押圧装置1の押圧ローラー5を用いて成形ドラム2側に押し付ける押圧工程K2とが含まれる。
同図には、押圧工程K2が、巻回工程K1後に行われる場合が例示されるが、ゴム部材3の巻付けと並行し、その巻き付け部分を順次押圧ローラー5を用いて押し付けることもできる。又本例では、前記ゴム部材3がサイドウォールゴム3Aであり、先に巻回されたカーカスプライの外側に、サイドウォールゴム3Aが巻回されるとともに、その外表面を前記押圧ローラー5を用いて押し付ける。なお便宜上、図1、3、4ではカーカスプライなど先に巻回されるゴム部材は省略して描かれている。又図2に示すように、前記サイドウォールゴム3Aのドラム軸方向内側端部3Eは、トレッドゴムとの接合のために傾斜面Esにて形成されている。なおサイドウォールゴム3Aの周方向両端部3a、3bも、重ね継ぎ部Jにおける接合面積を高めかつ滑らかに接合するために、その端面を斜面にて形成している。
そして前記押圧工程K2に用る押圧装置1は、前記押圧ローラー5を含んで形成される。具体的には、本例の押圧装置1は、位置合わせのためにドラム軸方向に横移動しうる横移動体7と、この横移動体7に支持されるとともに前記押圧ローラー5を成形ドラム2に向かって押圧させる押し圧手段8とをさらに含んで構成される。なお前記横移動体7は、例えばボールネジ機構などを用いた周知の駆動手段(図示しない。)によりレール9に沿って横移動でき、サイドウォールゴム3Aのサイズおよび巻き付け位置等に応じて押圧ローラー5を位置合わせする。又前記押し圧手段8は、本例では、前記横移動体7に固定のシリンダであって、そのロット端に、ローラホルダ10を介して前記押圧ローラー5をドラム周方向に転動可能に枢支している。
前記ローラホルダ10は、図3に示すように、コ字状のホルダ基体11と、その側板11a、11a間に架け渡されかつドラム軸方向にのびる支持軸12とを具える。
又前記押圧ローラー5は、少なくともその外周をなす押圧面Sが硬質部材からなり、かつ該押圧面Sの少なくとも一部が、ローラ軸心iに対して傾斜するテーパ面TSとしている。本例では、押圧面Sが、前記テーパ面TSと、ローラ軸心iに対して傾斜しない平行面HSとを含んで形成される場合が示される。
第1実施形態の押圧ローラー5は、ローラ軸心方向に分割された2以上の分割ローラ15からなり、この分割ローラ15は、押圧面Sを前記テーパ面TSとしたテーパローラ15Tと、押圧面Sを前記平行面HSとした平行ローラ15Hとを含んで構成される。より具体的には、本例の押圧ローラー5は、各1個のテーパローラ15Tと、平行ローラ15Hとから形成されている。なお前記テーパ面TSのローラ軸心iに対する角度θaは、例えば10〜20°程度であって、サイドウォールゴム3Aの前記傾斜面Esの底面に対する角度θbとほぼ等しく、その差|θa−θb|は20°以下に設定される。
又各分割ローラ15は、前記支持軸12に装着される軸受け部材16と、この軸受け部材16に装着される弾性変形自在な中間リング部17と、この中間リング部17に外挿されかつ外周に押圧面Sを有する硬質部材からなる外周リング部18とを具える。前記軸受け部材16は、本例では、支持軸12に交換自在に外挿される基筒部16A、及びこの基筒部16Aと支持軸12との間に介在する例えばボールベアリング等の軸受け片16Bを具える。しかし、基筒部16A自体を軸受け材料で形成することにより前記軸受け片16Bを削除するなど、種々の構造が採用しうる。なお符号19は、前記基筒部16Aの両端に設ける側板である。
前記中間リング部17は、弾性変形自在なゴム状弾性材から形成される。このゴム状弾性材として、NR(天然ゴム)、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、BR(ブタジエンゴム)、CR(クロロプレンゴム)等のジエン系ゴム、IIR(ブチルゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)、U(ウレタンゴム)、Q(シリコンゴム)等の非ジエン系ゴムなどが好適に使用できる。特にウレタンゴムは、加硫が不要でありかつ注型や射出成形などを容易とするとともに、ゴム弾性特性に優れる点でより好適に採用しうる。又本例の中間リング部17は、前記ゴム状弾性材を非発泡とした所謂ソリッド状態にて形成されるが、要求により前記ゴム状弾性材を発泡させた所謂スポンジ状態にて形成することもできる。なお前記中間リング部17は、前記基筒部16Aと外周リング部18との間に、半径方向には実質的に隙間を有することなく充填される。
又前記外周リング部18は、硬質部材からなり、この硬質部材として、鉄、アルミ等の金属材料、及びナイロン、エポキシ樹脂等の合成樹脂材料が好適に使用できる。特に金属材料、とりわけ鉄は、硬度が大であり、耐摩耗性、耐久性等の観点から好適に使用しうる。又この外周リング部18の外周面(押圧面S)には凹凸加工が施され、ゴム部材3との滑りが防止される。
このように形成した本実施形態の押圧ローラー5は、前記押圧面Sが硬質部材にて形成されているため、重ね継ぎ部Jのような局部的な凸部に対しても、押圧面Sが変形することなく高い押し付け力を発生できる。他方、前記押圧面Sを硬質部材とした場合、逆に、スポンジの如きクッション性が失われるため、サイドウォールゴム3Aのように傾斜面Esを有するゴム部材に対して、その傾斜面Esへの押し付けが困難となり、この部分では接合外れをより大きく発生させるという不利が生じる。しかし本実施形態では前記押圧面Sがテーパ面TSを含むため、このテーパ面TSによって傾斜面Esもしっかりと押し付けしうるなど、前記不利を解決でき、接合外れの抑制効果をより高く発揮できる。
又本発明者の研究の結果、前記押圧面Sを硬質部材とした場合、図4(A)に示すように、押圧ローラー5が、重ね継ぎ部Jの頂部Jpを通過した後、ゴムの反発Fによって押圧ローラー5が重ね継ぎ部Jの下り斜面Jaを滑り落ちる傾向が生じる。そしてこの滑り落ちによって、前記下り斜面Jaでは押し付け力が不充分となり、図4(B)に示すように、一旦接合した後、時間の経過とともに前記下り斜面Jaの部分が外れて口開きMを発生させやすくなることが判明した。そこで本例では、前述の如く押圧面Sに凹凸加工を施し、下り斜面Jaでの滑り落ちを抑えて前記口開きを抑制している。前記凹凸加工としては、ゴム部材3の表面に食い込んでゴム部材3との滑りをより効果的に防止するために、ピッチを1.5mm以上、さらには1.7mmとした目の粗いローレット、とりわけ網目状のローレット(例えばアヤメローレット)を採用するのが好ましい。なお凹凸の深さは、ローレットの場合、前記ピッチの略1/2である。前記ピッチが粗すぎると、押圧時にゴム部材3の表面性が損なわれ、タイヤ加硫成形後に跡が残って外観品質に不利となる。従って、前記ピッチの上限は10mm以下、さらには5mm以下が好ましい。
又本例では、前記押圧ローラー5をテーパローラ15Tと平行ローラ15Hとに分割するとともに、各ローラ15T、15Hの内部に、ゴム状弾性材からなる中間リング部17を設けている。そのため、各ローラ15T、15Hは、中間リング部17の弾性変形により、各外周リング部18をそれぞれ独立して上下に変動させることが可能となる。従って、押圧ローラー5をセットする際、図5に示すように、前記傾斜面Esの上の稜線Es1と、テーパ面TSの上の稜線TS1とが正確に位置合わせされていなくとも、テーパ面TSと平行面HSとを、傾斜面Esを含むサイドウォールゴム3Aの外面に、浮きを生じることなく圧接させることができる。
図6に、第2実施形態の押圧ローラー5を示す。第2実施形態の押圧ローラー5は、第1実施形態の分割ローラ15と同様に、支持軸12に装着される軸受け部材16と、この軸受け部材16に装着される弾性変形自在な中間リング部17と、この中間リング部17に外挿されかつ外周に押圧面Sを有する硬質部材からなる外周リング部18とを具える。
そして前記外周リング部18は、ローラ軸心方向に分割された2以上の分割リング片20からなり、この分割リング片20は、押圧面Sを前記テーパ面TSとしたテーパリング片20Tと、押圧面Sを前記平行面HSとした平行リング片20Hとを含んで形成される。本例では、分割リング片20が、テーパリング片20Tと平行リング片20Hとからなる場合が例示される。
このように、外周リング部18のみをテーパリング片20Tと平行リング片20Hとに分割した場合にも、押圧ローラー5自体をテーパローラ15Tと平行ローラ15Hとに分割した第1実施形態の場合と同様、中間リング部17の弾性変形によって、各リング片20T、20Hをそれぞれ独立して上下に変動させることができる。従って、第1実施形態と同様、押圧ローラー5を正確に位置合わせしなくても、テーパ面TSと平行面HSとを、傾斜面Esを含むサイドウォールゴム3Aの外面に、浮きを生じることなく圧接させることができ、押し付け精度、及び生産効率を向上させることが可能となる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
2 成形ドラム
3 ゴム部材
3a、3b 周方向両端部
5 押圧ローラー
6 押圧装置
12 支持軸
15 分割ローラ
15H 平行ローラ
15T テーパローラ
16 軸受け部材
17 中間リング部
18 外周リング部
20 分割リング片
20H 平行リング片
20T テーパリング片
i ローラ軸心
S 押圧面
TS テーパ面

Claims (7)

  1. 成形ドラム上で円筒状に巻き付けられかつその周方向両端部が重ね継ぎされるゴム部材の外周面を、押圧しながらドラム周方向に転動する押圧ローラーを有する押圧装置であって、
    前記押圧ローラーは、少なくとも該押圧ローラーの外周をなす押圧面が硬質部材からなり、かつ前記押圧面の少なくとも一部が、ローラ軸心に対して傾斜するテーパ面としたことを特徴とする押圧装置。
  2. 前記押圧ローラーは、前記押圧面に、凹凸加工が施されていることを特徴とする請求項1記載の押圧装置。
  3. 前記押圧ローラーは、ローラ軸心方向に分割された2以上の分割ローラからなり、この分割ローラは、押圧面をローラ軸心に対して傾斜させたテーパ面としたテーパローラと、押圧面をローラ軸心に対して傾斜させない平行面とした平行ローラとを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の押圧装置。
  4. 各前記分割ローラは、支持軸に装着される軸受け部材と、この軸受け部材に装着される弾性変形自在な中間リング部と、この中間リング部に外挿されかつ外周に押圧面を有する硬質部材からなる外周リング部とを具えることを特徴とする請求項3記載の押圧装置。
  5. 前記押圧ローラーは、支持軸に装着される軸受け部材と、この軸受け部材に装着される弾性変形自在な中間リング部と、この中間リング部に外挿されかつ外周に押圧面を有する硬質部材からなる外周リング部とを具えるとともに、
    前記外周リング部は、ローラ軸心方向に分割された2以上の分割リング片からなり、この分割リング片は、押圧面をローラ軸心に対して傾斜させたテーパ面としたテーパリング片と、押圧面をローラ軸心に対して傾斜させない平行面とした平行リング片とを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の押圧装置。
  6. 前記押圧面の凹凸は、ピッチ1.5mm以上の網目状のローレットからなることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の押圧装置。
  7. 請求項1〜6に記載の押圧装置を用いて、成形ドラム上で円筒状に巻き付けられかつその周方向両端部が重ね継ぎされるゴム部材の外周面を、成形ドラム側に押し付ける押圧工程を含むことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
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