JP2020175622A - ゴム部材成形用押圧ローラー - Google Patents

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【課題】高品質なタイヤの製造に貢献できる、ゴム部材成形用押圧ローラー2の提供。【解決手段】ゴム部材成形用押圧ローラー2は、支持軸6と、支持軸6に支持されるローラー本体8と、ローラー本体8を覆い、ゴム部材Gと接触するカバー10とを備える。ローラー本体8は支持軸6の長さ方向に並ぶ複数のローラー片12を有し、それぞれのローラー片12において、支持軸6に対する外周面の位置が変位可能であり、カバー10は柔軟で伸縮可能な素材からなる。好ましくは、カバー10の素材は、ニット、スポンジ及びゴムのいずれかである。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴム部材成形用押圧ローラーに関する。
タイヤのトレッドやサイドウォールのためのゴム部材の形成方法のひとつとして、ストリップワインド工法がある。このストリップワインド工法では、テープ状のゴムストリップを成形ドラムに螺旋状に巻き重ねて、所望の形状を有するゴム部材が形成される。
ストリップワインド工法で形成されたゴム部材では、ゴムストリップの重なり部分に空気が閉じ込められることがある。また、ゴム部材の表面には、ゴムストリップのエッジに起因した凹凸が形成されてしまう。空気の排出を促し、ゴムストリップ同士を密着させるために、例えば、下記の特許文献1が開示するような、押圧ローラーが用いられる。
前述の特許文献1が開示する押圧ローラーでは、ゴム部材を押圧する部分が、支持軸の軸方向に並列した複数のローラー片で構成される。この押圧ローラーでは、ローラー片の外周面がゴム部材と接触する。ゴム部材の形状に合わせて各ローラー片の外周面の位置が変動する。
国際公開第2017/195533号
前述の押圧ローラーでは、各ローラー片の外周面の位置が変動し、一の外周面の位置に対して他の外周面の位置がずれると、押圧ローラーの表面には段差が形成される。この段差の部分では、押圧ローラーとゴム部材との接触が不十分となり、エアが十分に排出されない恐れがある。この押圧ローラーではさらに、一のローラー片に対して他のローラー片が移動する際に、ゴム部材の一部が2つのローラー片の間に挟まれることも懸念される。高品質なタイヤを製造するために、この押圧ローラーには改良の余地がある。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、高品質なタイヤの製造に貢献できる、ゴム部材成形用押圧ローラーを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るゴム部材成形用押圧ローラーは、未加硫のゴム部材を押圧するための押圧ローラーである。このゴム部材成形用押圧ローラーは、支持軸と、前記支持軸に支持されるローラー本体と、前記ローラー本体を覆い、前記ゴム部材と接触するカバーとを備える。前記ローラー本体は前記支持軸の長さ方向に並ぶ複数のローラー片を有し、それぞれのローラー片において、前記支持軸に対する外周面の位置が変位可能であり、前記カバーは柔軟で伸縮可能な素材からなる。
好ましくは、このゴム部材成形用押圧ローラーでは、前記素材は、ニット、スポンジ及びゴムのいずれかである。
好ましくは、このゴム部材成形用押圧ローラーでは、前記カバーの厚さは0.5mm以上3mm以下である。
好ましくは、このゴム部材成形用押圧ローラーでは、前記複数のローラー片は互いに独立して回転可能に前記支持軸に支持される。
本発明のゴム部材成形用押圧ローラーによれば、ゴム部材が十分に押圧され、エアの排出が促される。さらにこの押圧ローラーでは、一のローラー片に対して他のローラー片が移動する際に、ゴム部材の一部が2つのローラー片の間に挟まれることも防止される。この押圧ローラーは、高品質なタイヤの製造に貢献できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴム部材成形用押圧ローラーの要部を示す概略図である。 図2は、ローラー片を説明する説明図である。 図3は、弾性変形したローラー片を説明する説明図である。 図4は、図1の押圧ローラーにてゴム部材を押圧する状況を説明する説明図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
図1には、本発明の一実施形態に係るゴム部材成形用押圧ローラー2が示される。このゴム部材成形用押圧ローラー2(以下、押圧ローラー2)は、未加硫のゴム部材を押圧するために用いられる。
未加硫のゴム部材は、未加硫状態のゴムを所定の形状に成形した部材である。このゴム部材としては、例えば、トレッド、サイドウォール等のタイヤの構成部材のための部品が挙げられる。このゴム部材は、例えば、未加硫状態のゴムからなる帯状の成形体であるゴムストリップを成形ドラムに螺旋状に巻き重ねて形成される。このゴム部材は、押出機を用いて未加硫状態のゴムを押し出すことによっても形成される。なお、成形途中のゴム部材も未加硫のゴム部材である。
未加硫状態のゴムは、バンバリーミキサー等の混錬機を用いて基材ゴム及び薬品を混合して得られるゴム組成物である。この基材ゴムとしては、天然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)及びブチルゴム(IIR)が例示される。薬品としては、カーボンブラックやシリカのような補強剤、アロマチックオイル等のような可塑剤、酸化亜鉛等のような充填剤、ステアリン酸のような滑剤、老化防止剤、加工助剤、硫黄及び加硫促進剤が例示される。基材ゴム及び薬品の選定、選定した薬品の含有量等は、このゴムが適用される構成部材の仕様に応じて、適宜決められる。
押圧ローラー2は、押圧装置4にセットされる。詳述しないが、押圧装置4は、押圧ローラー2を支持し、押圧対象のゴム部材に対する押圧ローラー2の位置を調整し、この押圧ローラー2を所定の荷重でゴム部材に押し付けることができる装置である。なお、押圧ローラー2を支持し、押圧対象のゴム部材に対する押圧ローラー2の位置を調整し、この押圧ローラー2を所定の荷重でゴム部材に押し付けることができるのであれば、押圧装置4の構成に特に制限はない。
図1において、左右方向は押圧ローラー2の長さ方向である。この押圧ローラー2の長さ方向は、この押圧ローラー2によって押圧されるゴム部材の幅方向に相当する。この押圧ローラー2は、支持軸6と、ローラー本体8と、カバー10とを備える。
支持軸6は長さ方向に延びる。この支持軸6は丸棒である。この押圧ローラー2では、支持軸6の両端部分は押圧装置4のフレーム4aに固定される。
ローラー本体8は円柱状である。このローラー本体8は、その中心部分に支持軸6が通される。このローラー本体8は支持軸6に支持される。
このローラー本体8は、複数のディスク状のローラー片12を有する。これらローラー片12は、支持軸6の長さ方向に並ぶ。このローラー本体8において、一のローラー片12とこの一のローラー片12の隣に位置する他のローラー片12とは互いに独立する。
各ローラー片12は、支持軸6に支持される。図1に示されるように、この押圧ローラー2では、ローラー片12は互いに独立した軸受14を介して支持軸6に支持される。
図1において、両矢印Dはローラー片12の外径であり、両矢印Tはこのローラー片12の厚さである。この押圧ローラー2では、ローラー片12の外径D及び厚さTは、押圧するゴム部材の仕様に応じて適宜設定される。ローラー片12の外径Dは通常、30〜200mmの範囲で設定される。ローラー片12の厚さTは通常、2〜10mmの範囲で設定される。
この押圧ローラー2では、長さ方向においてローラー本体8の両側には保持手段16が配置される。この押圧ローラー2では、二つの保持手段16でローラー本体8を挟み込むことで、このローラー本体8を構成する複数のローラー片12の位置ずれが防止される。この押圧ローラー2では、保持手段16は、ローラー本体8の外側に位置し、支持軸6に軸受18を介して支持される回動プレート20と、この回動プレート20の外側に配置され、この支持軸6に固定される固定プレート22とにより構成される。この保持手段16において、回動プレート20は支持軸6を中心に回転するが、固定プレート22は回転しない。
図2には、ローラー片12の一例が示される。この図2において、紙面に対して垂直な方向が支持軸6の長さ方向である。このローラー片12は、弾性変形可能である。この図2のローラー片12には、荷重はかけられていない。
ローラー片12は、内輪部24と、外輪部26と、連結部28とを含む。この押圧ローラー2では、内輪部24、外輪部26及び連結部28は一体である。
この押圧ローラー2では、ローラー片12は樹脂製である。このローラー片12の材質としては、例えば、MCナイロン(クオドラントポリペンコジャパン株式会社の登録商標)、6ナイロン、及び、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)が挙げられる。柔軟性及び耐衝撃性の観点から、このローラー片12の材質としては6ナイロンが好ましい。なお、このローラー片12の材質は樹脂に限られない。この押圧ローラー2では、金属製のローラー片12が採用されてもよい。また、ローラー片12の内輪部24、外輪部26及び連結部28がそれぞれ異なる材料で構成されてもよい。
内輪部24は、支持軸6側に位置する。内輪部24の中心には、円形の孔30が設けられる。内輪部24はリング状である。この押圧ローラー2では、内輪部24の孔30に前述の軸受14が嵌め込まれる。この孔30の内径は、軸受14の外径と略同一に設定される。
外輪部26は、内輪部24の外側に位置する。外輪部26の中心には、円形の孔32が設けられる。外輪部26はリング状である。この押圧ローラー2では、外輪部26の孔32の内径は前述の内輪部24の外径よりも大きい。
連結部28は、内輪部24と外輪部26との間を螺旋状に延びる。この連結部28は、内輪部24と外輪部26との間を繋ぐ。図2に示されるように、この押圧ローラー2の連結部28は、渦巻状である。この連結部28は、内側部34、外側部36及び接続部38を含む。この内側部34、外側部36及び接続部38は、一体である。
内側部34は、内輪部24の外周面の一部に固定される。外側部36は、外輪部26の内周面の一部に固定される。接続部38は、内側部34と外側部36との間を螺旋状(渦巻状)に延びる。
図2において、符号PCはローラー片12の中心である。この中心PCは、内輪部24の中心でもあり、外輪部26の中心でもある。両矢印Lは、ローラー片12の中心PCから接続部38の外周面までの距離を表す。
この押圧ローラー2では、接続部38は、内側部34の一端40aから外側部36の一端42aにかけて、ローラー片12の中心PCと接続部38の外周面との距離Lを漸増させながら、内側部34と外側部36との間を螺旋状(渦巻状)に延びる。接続部38と内輪部24との間、及び、接続部38と外輪部26との間は、螺旋状(渦巻状)に延びる隙間44である。このローラー片12では、接続部38は、内輪部24と外輪部26との間で弾性変形可能である。
このローラー片12では、内輪部24と連結部28との間の隙間44は第一隙間44aであり、外輪部26と連結部28との間の隙間44は第二隙間44bである。図2に示されるように、第一隙間44aの幅WAは、内側部34の一端40aから外側部36の一端42aにかけて漸増する。第二隙間44bの幅WBは、外側部36の他端42bから一端42aにかけて漸減する。これにより、このローラー片12では、接続部38が一様に変形するように調整されている。
図3には、押圧ローラー2をゴム部材Gに押し付けた際のローラー片12の状態が示される。押圧ローラー2をゴム部材Gに押し付けると、押圧ローラー2には荷重が作用する。これにより、ローラー片12の連結部28の一部をなす接続部38が弾性変形する。
前述したように、ローラー片12は支持軸6に支持される。このため、前述の接続部38の弾性変形により、支持軸6に対する外輪部26の位置、すなわち、ローラー片12の外周面46の位置が変位する。この押圧ローラー2では、ローラー本体8を構成する複数のローラー片12それぞれにおいて、支持軸6に対する外周面の位置が変位可能である。
この押圧ローラー2では、以上説明した弾性変形可能なローラー片12を用いることにより、ローラー本体8を構成するそれぞれのローラー片12の外周面46の位置が変位させられる。この押圧ローラー2では、各ローラー片12の外周面46の位置を変位できるのであれば、外周面46の位置を変位させるための構成に特に制限はない。図2に示された構成以外の構成で、ローラー片12の外周面48の位置が変位させられてもよい。軸方向に並ぶ複数のローラー片12の内側に加圧機構を設け、この加圧機構によってそれぞれのローラー片12の外周面46の位置が変位させられてもよい。
カバー10は筒状の部材である。カバー10は、ローラー本体8を覆う。このカバー10は、柔軟で伸縮可能な素材からなる。この押圧ローラー2では、カバー10が柔軟で伸縮可能であれば、このカバー10の素材に特に制限はない。
図4には、押圧ローラー2にてゴム部材Gを押圧している状況が示される。この図4において、押圧ローラー2が押圧しているゴム部材Gは、ゴムストリップGSを成形ドラムFDに螺旋状に巻き重ねて形成されたゴム部材である。この図4において、左右方向は押圧ローラー2の長さ方向である。この左右方向は、支持軸6の長さ方向でもある。この図4においては、説明の便宜のために、カバー10及びゴム部材Gについては断面で表されている。
図4に示されるように、ローラー本体8とゴム部材Gとの間にはカバー10が位置する。この押圧ローラー2では、ローラー本体8ではなく、カバー10がゴム部材Gと接触する。
前述したように、この押圧ローラー2では、カバー10が柔軟で伸縮可能な素材からなる。この押圧ローラー2をゴム部材Gに押し付けると、カバー10とともにローラー本体8を構成するローラー片12が弾性変形し、ゴム部材Gの形状に合わせて、ローラー片12の外周面46の位置が変位する。ローラー本体8はカバー10で覆われるので、ローラー片12の外周面46の変位によって生じた段差48とゴム部材Gとの間には、ゴム部材Gの形状に合わせて変形したカバー10が位置する。この押圧ローラー2では、ロール本体の段差48の部分においても、カバー10がゴム部材Gと十分に接触する。
この押圧ローラー2では、ローラー本体8を構成するローラー片12は弾性変形する。弾性変形したローラー片12には反力が生じるので、ローラー片12はカバー10を介して効果的にゴム部材Gを押圧する。
この押圧ローラー2では、カバー10がゴム部材Gと十分に接触するとともに、ローラー片12がカバー10を介して効果的にゴム部材Gを押圧する。この押圧ローラー2によれば、ゴム部材Gが十分に押圧され、エアの排出が促される。
さらにこの押圧ローラー2では、カバー10がローラー本体8全体を覆うので、一のローラー片12に対して他のローラー片12が移動する際に、ゴム部材Gの一部が2つのローラー片12の間に挟まれることも防止される。
そしてこの押圧ローラー2では、ローラー本体8とカバー10とは一体ではない上に、カバー10が伸縮性を有するので、カバー10の着脱が容易である。厚さの異なるカバー10を準備しておくことで、ゴム部材Gの形状を考慮した、カバー10の変更も可能である。
この押圧ローラー2は、高品質なタイヤの製造に貢献できる。
前述したように、この押圧ローラー2では、ローラー片12は互いに独立した軸受14を介して支持軸6に支持される。言い換えれば、この押圧ローラー2では、ローラー本体8を構成する複数のローラー片12は互いに独立して回転可能に支持軸6に支持される。この押圧ローラー2では、ローラー片12は支持軸6を中心に回転できるので、ゴム部材Gの形状に合わせてローラー片12の外周面46の位置が変位した状態で、ローラー片12が回転しても、このローラー片12に大きな捻れが生じることが防止される。この押圧ローラー2では、捻じれによるローラー片12の損傷が効果的に防止される。この押圧ローラー2は、高品質なタイヤの安定な製造に貢献する。この観点から、この押圧ローラー2では、ローラー本体8を構成する複数のローラー片12は互いに独立して回転可能に支持軸6に支持されるのが好ましい。
前述したように、この押圧ローラー2では、カバー10は柔軟で伸縮可能な素材からなる。柔軟で伸縮可能な素材としては、ニット、スポンジ及びゴムが挙げられる。
ニットは、編物又は編物のように織った織物である。このニットの材質として、ポリウレタン、ポリエステル及びナイロンが挙げられる。ニットの材質としては、ナイロンが好ましい。
スポンジは、内部に多数の気泡を含むポリマー成形体である。このスポンジの材質としては、ポリウレタン、ポリエチレン、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム及びニトリルゴムが挙げられる。スポンジの材質としては、ポリウレタンが好ましい。
ゴムは、ゴム組成物の架橋体である。このゴムの材質としては、ポリウレタンゴム、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム及びシリコンゴムが挙げられる。ゴムの材質としては、ポリウレタンゴムが好ましい。
この押圧ローラー2では、柔軟性及び伸縮性の観点から、カバー10の素材としては、ニット、スポンジ及びゴムのいずれかであるのが好ましい。これらの中でも、良好な柔軟性及び伸縮性が得られる観点から、ニット及びスポンジがより好ましく、ニットがさらに好ましい。ニットとしては、良好な柔軟性及び伸縮性が得られる観点から、ストッキングやタイツに用いられる素材の編目と同様の編目を有する素材が特に好ましい。なお、カバー10の素材としてニットを用いる場合、毛羽立ちにくいニットが好適に用いられる。
タイヤのゴム部材Gの色は通常、黒である。このゴム部材Gとの識別容易の観点から、この押圧ローラー2では、カバーの色は黒以外で設定されるのが好ましい。黒以外の色としては、例えば、緑、黄及び白が挙げられる。
図2において、両矢印TCはカバー10の厚さである。この押圧ローラー2では、カバー10の厚さTCはローラー本体8にカバー10を装着した状態で測定される。
この押圧ローラー2では、ローラー本体8に生じた段差48の影響が効果的に抑えられる観点から、カバー10の厚さTCは0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましい。ゴム部材Gが十分に押圧されエアの排出が促される観点から、このカバー10の厚さTCは3mm以下が好ましく、2mm以下がより好ましい。
以上説明したように、本発明によれば、高品質なタイヤの製造に貢献できる、ゴム部材成形用押圧ローラー2が得られる。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は前述の実施形態に限定されるものではなく、この技術的範囲には特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
以上説明された、ゴム部材を押圧する技術は、種々のタイヤの製造にも適用できる。
2・・・押圧ローラー
6・・・支持軸
8・・・ローラー本体
10・・・カバー
12・・・ローラー片
24・・・内輪部
26・・・外輪部
28・・・連結部
34・・・連結部28の内側部
36・・・連結部28の外側部
38・・・連結部28の接続部
40a・・・内側部34の一端
40b・・・内側部34の他端
42a・・・外側部36の一端
42b・・・外側部36の他端
44・・・隙間
44a・・・第一隙間
44b・・・第二隙間
46・・・ローラー片12の外周面
48・・・段差

Claims (4)

  1. 未加硫のゴム部材を押圧するための押圧ローラーであって、
    支持軸と、
    前記支持軸に支持されるローラー本体と、
    前記ローラー本体を覆い、前記ゴム部材と接触するカバーと
    を備え、
    前記ローラー本体が前記支持軸の長さ方向に並ぶ複数のローラー片を有し、
    それぞれのローラー片において、前記支持軸に対する外周面の位置が変位可能であり、
    前記カバーが柔軟で伸縮可能な素材からなる、ゴム部材成形用押圧ローラー。
  2. 前記素材が、ニット、スポンジ及びゴムのいずれかである、請求項1に記載のゴム部材成形用押圧ローラー。
  3. 前記カバーの厚さが0.5mm以上3mm以下である、請求項1又は2に記載のゴム部材成形用押圧ローラー
  4. 前記複数のローラー片が互いに独立して回転可能に前記支持軸に支持される、請求項1から3のいずれかに記載のゴム部材成形用押圧ローラー。
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