JP2014094474A - ゴムストリップ押さえローラーおよびゴムストリップ貼り付け装置 - Google Patents

ゴムストリップ押さえローラーおよびゴムストリップ貼り付け装置 Download PDF

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敬道 佐川
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Abstract

【課題】ゴムストリップを貼り付ける際、ゴムストリップのズレの発生を十分に抑制することができると共に、押さえローラーの破壊の発生を十分に抑制することができるゴムストリップ押さえローラーおよびゴムストリップ貼り付け装置を提供する。
【解決手段】アプリケーターを介して供給されたゴムストリップを、貼り付けドラムに押し付けて貼り付けるゴムストリップ押さえローラー1であって、鉄製の中芯の周面に発泡ゴムが被覆されて構成されており、発泡ゴムが、JIS−K6253に記載のデュロメーター硬さ試験タイプAで測定した硬度が50°以下の発泡ゴムであり、エッジ部に、3〜5mmのR面取り加工が施されていることを特徴とするゴムストリップ押さえローラー。前記ゴムストリップ押さえローラーが用いられているゴムストリップ貼り付け装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストリップワインド成形法において使用されるゴムストリップ押さえローラーおよびゴムストリップ貼り付け装置に関する。
空気入りタイヤの製造工程においては、一般に、円筒状のドラムにタイヤ構成部材である各種ゴムストリップを貼り付け積層するストリップワインド成形法を用いて、生タイヤの成形が行われている。
具体的には、ゴムストリップ製造装置を用いて製造されたゴムストリップが、複数のガイドロールなどを経由して、図3に示すような構成のゴムストリップ貼り付け装置まで搬送された後、貼り付けられる。
即ち、ゴムストリップ貼り付け装置まで搬送されてきたゴムストリップWは、アプリケーター2を経由して、矢印方向に回転する貼り付けドラム3に供給される。アプリケーター2の先端にはゴムストリップ押さえローラー(以下、単に「押さえローラー」ともいう)1が取り付けられている。押さえローラー1は、鉄を中芯としてその周囲に発泡ゴムが被覆されて構成されている本体部1aと、アプリケーター2と繋がれて本体部1aを回転自在に支持する支持部1bとを備えている。
アプリケーター2を経て供給されたゴムストリップWは、押さえローラー1の本体部1aにより貼り付けドラム3に押さえ付けられ、アプリケーター2および押さえローラー1が、図4(a)に示すように、貼り付けドラム3上を白抜き矢印の方向に移動することにより貼り付けドラム3に貼り付けられる(例えば、特許文献1)。
特開平2000−326419号公報
しかしながら、従来は、図4(b)に示すように、ゴムストリップ貼り付け時、ゴムストリップWがアプリケーター2からズレて貼り付けドラム3に貼り付けられることがあった。このようなゴムストリップWのズレの発生は、生タイヤの成形不良を招くため製品タイヤに品質不良を発生させる恐れがある。
また、ゴムストリップ貼り付け時、押さえローラーが破壊されることもあった。押さえローラーが破壊されると、貼り付け作業を中断して破壊された押さえローラーを交換する必要があるため、交換頻度が高くなるとコストの上昇や生産性の低下を招く。
そこで、本発明は、ゴムストリップを貼り付ける際、ゴムストリップのズレの発生を十分に抑制することができると共に、押さえローラーの破壊の発生を十分に抑制することができるゴムストリップ押さえローラーおよびゴムストリップ貼り付け装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、
アプリケーターを介して供給されたゴムストリップを、貼り付けドラムに押し付けて貼り付けるゴムストリップ押さえローラーであって、
鉄製の中芯の周面に発泡ゴムが被覆されて構成されており、
前記発泡ゴムが、JIS−K6253に記載のデュロメーター硬さ試験タイプAで測定した硬度が50°以下の発泡ゴムであり、
エッジ部に、3〜5mmのR面取り加工が施されている
ことを特徴とするゴムストリップ押さえローラーである。
請求項2に記載の発明は、
直径が、25〜45mmφであることを特徴とする請求項1に記載のゴムストリップ押さえローラーである。
請求項3に記載の発明は、
幅が、前記ゴムストリップの幅に比べて、5〜15mm大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゴムストリップ押さえローラーである。
請求項4に記載の発明は、
貼り付けドラムと、
前記貼り付けドラムにゴムストリップを供給するアプリケーターと、
前記アプリケーターの先端部分に取り付けられて、前記ゴムストリップを前記貼り付けドラムに押さえ付けて貼り付けるゴムストリップ押さえローラーと
を備えており、
前記ゴムストリップ押さえローラーが、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のゴムストリップ押さえローラーである
ことを特徴とするゴムストリップ貼り付け装置である。
本発明によれば、ゴムストリップを貼り付ける際、ゴムストリップのズレの発生を十分に抑制することができると共に、押さえローラー破壊の発生を十分に抑制することができるゴムストリップ押さえローラーおよびゴムストリップ貼り付け装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るゴムストリップ押さえローラーの(a)平面図、(b)側面図である。 ゴムストリップ押さえローラーの破壊を説明する正面図である。 ゴムストリップ貼り付け装置の構成を説明する側面図である。 ゴムストリップの貼り付けを説明する斜視図である。
以下、本発明を実施の形態に基づき、図面を参照して説明する。
本発明者は、前記したゴムストリップのズレや押さえローラーの破壊が、押さえローラーの本体部表面に被覆されている発泡ゴムと関係していると考えて種々の実験をした。その結果、発泡ゴムが柔らかい場合には、押さえローラーが短期間で破壊されてしまい、交換頻度が高くなることが分かった。しかし、ゴムストリップのズレは生じていなかった。
これに対して、発泡ゴムが硬い場合には、押さえローラーの破壊が低減して交換頻度は低くなるものの、ゴムストリップを押さえる力が弱くなり、ゴムストリップのズレが生じ易いことが分かった。
1.ゴムストリップのズレの抑制について
そこで、本発明者は、まず、製品品質に直結するゴムストリップのズレ抑制について検討を行った。具体的には、上記した通り、発泡ゴムの硬度が高くなるとゴムストリップのズレが生じ易いことが分かったため、種々の硬度の発泡ゴムを用いて押さえローラーを作製し、ゴムストリップのズレが生じることがない硬度を確認した。
その結果、発泡ゴムとして、JIS−K6253に記載のデュロメーター硬さ試験タイプAで測定した硬度(以下、単に「硬度」という)が50°以下の発泡ゴムを使用した場合には、ゴムストリップのズレの発生を十分に抑制できることが分かった。
2.押さえローラーの破壊の抑制について
本発明者は、次に、硬度が50°以下の柔らかい発泡ゴムを用いた押さえローラーの破壊の抑制方法について検討を行った。
その結果、従来の押さえローラーは本体部のエッジ部が角張っていたため、貼り付け時、押さえローラーの破壊を招いていたことが分かった。即ち、図2(a)に示すように、Aの部分において、移動する押さえローラーの本体部1aが、先に貼り付けられて積層されているゴムストリップWの山(出っ張り)とぶつかるため、押さえローラーが破壊することが分かった。
そこで、図2(b)に示すように、エッジ部のBの部分に半径Rの面取り加工(R面取り加工)を施すことにより、この山を乗り越えることができれば、押さえローラーの破壊を抑制できると考え、種々の半径(R)でR面取り加工を施した押さえローラーを作製し、押さえローラーが破壊されない半径Rについて確認した。その結果、Rが3mm以上のR面取り加工を施した場合、押さえローラーの破壊が十分に抑制されることが分かった。しかし、Rが5mmを超えると、ゴムストリップのズレが発生した。
以上の結果より、硬度が50°以下の発泡ゴムが被覆され、R3〜5mmのR面取り加工が施された押さえローラーであれば、ゴムストリップのズレの発生を十分に抑制し、かつ、ローラーの破壊の発生が十分に抑制することができることが分かった。
3.押さえローラー
図1に、上記の知見より作製された押さえローラーを示す。図1において、(a)は平面図、(b)は側面図であり、1は押さえローラー、1aは本体部、1bは支持部である。
図1に示すように、エッジ部にR面取り加工が施されている点を除けば、従来の押さえローラーと同様の構成となっている。なお、本体部1aは鉄を中芯として、その周囲に硬度が50°以下の柔らかい発泡ゴムが被覆されている。
このような押さえローラーを用いることにより、前記したように、貼り付け時、ゴムストリップのズレの発生が十分に抑制され、押さえローラーの破壊の発生も十分に抑制される。
なお、硬度が50°以下の発泡ゴムとしては、例えば、ウレタンゴム、クロロプレンゴムなどを用いることができる。厚みとしては、10〜20mm程度が好ましい。
そして、本体部1aの直径Dとしては25〜45mmφが好ましい。また、本体部1aの幅Lとしては、ゴムストリップの幅に比べて、5〜15mm大きいことが好ましい。このような直径D、幅Lの本体部1aを有する押さえローラー1を、上記した硬度50°以下の発泡ゴムで図1に示すようにR面取り加工を施して作製し、ゴムストリップの貼り付けに使用することにより、適切な貼り付け力をゴムストリップに与えて、ゴムストリップのズレを発生させることなく貼り付けを行うことができると共に、押さえローラーの破壊を防止することができる。
次に、実験例に基づき、本発明をより具体的に説明する。
1.押さえローラーの作製
最初に、押さえローラーとして、表1に示すように、硬度が異なる発泡ゴム(ウレタンゴム、厚み10mm)が鉄の中芯に被覆され、Rが異なる面取り加工が施された押さえローラー(直径:35mmφ、幅:30mm)を作製した。
2.評価方法
上記の各押さえローラーを用いて、幅30mm、厚み1.0mmのゴムストリップを、表面速度1000mm/secで回転する貼り付けドラム(周長:1000mm)に貼り付け、押さえローラーの寿命とゴムストリップの貼り付けズレの発生の有無を評価した。なお、このとき、アプリケーターは、15mm/secの速度で横方向に移動させた。また、ゴムストリップの貼り付け量は、70000m/日とした。
3.評価結果
(1)評価の基準
イ.寿命の評価
84日間貼り付けを実施し、押さえローラーが破壊されて使用できなくなるまでの日数を測定し、評価した。
ロ.貼り付けズレ
貼り付け時、規定の貼り付け位置に対して、ゴムストリップが2mm以上のズレを発生した場合を「有」と評価した。
(2)評価結果
表1に評価結果をまとめて示す。なお、表1において、2重枠で囲っている部分が実施例である。
Figure 2014094474
表1より、R3以上になると、押さえローラーの寿命が長くなる傾向にあることが分かる。また、R10の場合を除いて、発泡ゴムの硬度が50°を超えるとゴムストリップのズレが発生していることが分かる。そして、Rが10と大きすぎる場合には、押さえローラーの寿命は十分長くなるものの、ゴムストリップのズレが発生することが分かる。
そして、各実施例においては、押さえローラーの寿命が28日以上と十分に長く、ゴムストリップのズレの発生もないことが分かる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
1 押さえローラー
1a 本体部
1b 支持部
2 アプリケーター
3 貼り付けドラム
D 直径
L 幅
R 面取りの半径
W ゴムストリップ

Claims (4)

  1. アプリケーターを介して供給されたゴムストリップを、貼り付けドラムに押し付けて貼り付けるゴムストリップ押さえローラーであって、
    鉄製の中芯の周面に発泡ゴムが被覆されて構成されており、
    前記発泡ゴムが、JIS−K6253に記載のデュロメーター硬さ試験タイプAで測定した硬度が50°以下の発泡ゴムであり、
    エッジ部に、3〜5mmのR面取り加工が施されている
    ことを特徴とするゴムストリップ押さえローラー。
  2. 直径が、25〜45mmφであることを特徴とする請求項1に記載のゴムストリップ押さえローラー。
  3. 幅が、前記ゴムストリップの幅に比べて、5〜15mm大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゴムストリップ押さえローラー。
  4. 貼り付けドラムと、
    前記貼り付けドラムにゴムストリップを供給するアプリケーターと、
    前記アプリケーターの先端部分に取り付けられて、前記ゴムストリップを前記貼り付けドラムに押さえ付けて貼り付けるゴムストリップ押さえローラーと
    を備えており、
    前記ゴムストリップ押さえローラーが、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のゴムストリップ押さえローラーである
    ことを特徴とするゴムストリップ貼り付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019038147A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 株式会社ブリヂストン 帯状ゴム部材の巻回方法および装置
JP2019081300A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 住友ゴム工業株式会社 タイヤ成形用の押圧ローラーと押圧装置およびタイヤ成形装置
JP2020175622A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 住友ゴム工業株式会社 ゴム部材成形用押圧ローラー

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