JP2012012161A - エレベータのリニューアル方法及びリニューアルされたエレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号の取り扱い方式が異なる場合、工事日程を短縮するために、配線の取り扱い期間を如何に短縮できるかが課題である。
【解決手段】昇降路10側に、エレベータの運行を制御する機器15,17が設けられ、昇降路10外に設けられた制御装置14は、これら各機器15,17との間にそれぞれ設けられたパラレル配線により信号授受を行うと共に、この配線の中間部には、集線ボックス13を設けた既存のエレベータ装置を、新規な制御装置を有し、この新規な制御装置が用いるシリアル通信方式を用いて各機器との信号授受を行う新方式のエレベータにリニューアルするリニューアル方法であって、機器との間の既存のパラレル配線を撤去せずに残存させ、集線ボックス13と新規な制御装置との間はシリアル通信方式の配線を新たに施し、この集線ボックス13内にシリアル/パラレル信号変換ユニット24を設け、各機器と新たな制御装置との間で相互に信号通信を行う。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、旧方式から新方式にリニューアルするエレベータのリニューアル方法及びリニューアルされたエレベータ装置に関する。
これまで、比較的低層の建物におけるエレベータ装置としては、機械室を昇降路直上や昇降路に近接した場所に設置しなくてよく、高さ制限といった建物でのレイアウト制限を余り受けないことから油圧式のエレベータ装置が多く設置されていた。このようなエレベータ装置がリニューアルの時期を迎えた場合、最近では省エネルギー化など環境への対応が重視されていることから、マシンルームレスエレベータヘのリニューアルが行われるケースが多くなっている。
従来、油圧式のエレベータ装置をリニューアルする場合は、これまで使用してきた用品類を昇降路より撤去し、マシンルームレスエレベータに更新するといった方法が採られる。
しかし、この方法では工事期間中、エレベータは全面停止するので、建物での上下移動設備が失われることとなる。工事期間は規模にもよるが3週間以上になることもあり、該当期間は建物利用者に不便を強いることとなっていた。
そこで撤去する用品は最小限に留め、昇降駆動用の油圧シリンダを残存させ、この油圧シリンダで乗りかごの昇降駆動を継続しながら、夜間など運転が行われない時間帯に、昇降路内の隙間の空間に、マシンルームレスエレベータ用の巻上機などの用品を配置する所謂,間欠的停止により工事を行い、しかるべき時点で全面停止して、残工事工程を完了させるというような工法が考えられている。
特開2000−143118号公報
このように、油圧エレベータのリニューアルエ事において、再度油圧エレベータが設置されることは少なくなり、機械室なしのエレベータを設置する傾向にある。この時、旧用品は全撤去し、新しく用品類を昇降路内に設置していく方法が主流であったが、撤去ならびに新既用品取付にかかる期間、エレベータは当然のごとく連続して利用が出来ない。そこで間欠停止する期間、完全に停止しなければならない期間とを分けて利用停止期間の短縮を図る方法が考えられるようになっている。この中で、昇降路内を引き回す配線を扱う工程は、その撤去及び新たな敷設作業に長時間を要する。
通常、リニューアルに当たっては、エレベータの運転制御などに用いる信号の取り扱い方式が異なってくることから、旧方式での配線撤去及び新方式での配線敷設作業が必要となる。これらの作業はエレベータを完全停止する期間に行わなければならないことから、停止期間、ひいては工事期間の短縮を実現する上での障害となっていた。すなわち、昇降路内外の配線取付ならびに引き回しは、撤去新設において時間を消費する工程であり、しかも、エレベータを完全に停止しなければならない期間でもある。
したがって、これら信号の取り扱い方式が異なる場合の、配線の取り扱い期間を如何に短縮できるかが、工事日程を短縮するための大きなポイントとなる
本発明の実施の形態によるエレベータのリニューアル方法は、昇降路側に、エレベータの運行を制御する機器が設けられ、前記昇降路外に設けられた制御装置は、これら各機器との間にそれぞれ設けられた配線によりパラレル通信方式で信号授受を行うと共に、このパラレル通信方式による配線の中間部には、前記配線を昇降路側と制御装置側に区分し、かつ、これらの間をそれぞれ突き合わせ接続する集線ボックスを設けた既存方式のエレベータ装置を、新規な制御装置を有し、この新規な制御装置が用いるシリアル通信方式を用いて各機器との信号授受を行う新方式のエレベータにリニューアルする方法であって、前記各機器から前記集線ボックスまでのパラレル通信方式の配線を撤去せずに残存させ、この集線ボックスと前記新規な制御装置との間はシリアル通信方式の配線を新たに施し、この集線ボックス内に信号変換ユニットを設け、この信号変換ユニットにより、各制御機器との間で前記既存の配線によりパラレル信号の授受を行い、前記新規な制御装置との間では前記シリアル通信方式で信号の授受を行い、これらパラレル信号をシリアル通信方式へ、また、シリアル通信方式の信号をパラレル信号へ、それぞれ変換することにより、前記各機器と新たな制御装置との間で相互に信号通信を行うことを特徴とする。
本発明の一実施形態に用いる信号変換ユニットの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に用いる集線ボックスの構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態におけるリニューアル前の昇降路側の配線状態を説明する図である。 本発明の一実施形態による工事期間短縮の程度を説明するために示す従来のリニューアル工程図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の実施の形態に係るエレベータのリニューアル方法は、昇降路側に設けられた機器と、昇降路外に設けられた制御装置との間で、パラレル通信方式により信号授受を行っていた既存方式のエレベータ装置を、新方式のエレベータにリニューアルする方法である。ここで、既存方式(例えば、油圧式として以下説明する)のエレベータ装置では、昇降路側(昇降路、この昇降路内を昇降移動する乗りかご、この乗りかごが停止可能な各階ホールを含む)に、乗りかごの運行を制御する機器がそれぞれ設けられている。また、昇降路外にはエレベータの運行を制御する制御装置が設けられており、この制御装置と昇降路側の各機器との間では、それぞれの機器ごとに敷設された配線によりパラレル通信方式で信号授受が行われていた。
これに対し、新方式(マシンルームレスのロープ式とする)のエレベータ装置は、新規な制御装置を有し、この新規な制御装置と前記各機器との間の信号授受をシリアル通信方式で実行するよう構成されている。すなわち、新しい制御装置は、そのユニットとの通信装置を、信号授受相手である機器側が具備していることを前提としている。このシリアル通信方式では、基本的に電源ならびに1対のツイスト信号線を、新規な制御装置から各機器に対してシリアルに敷設接続すればよく、それにより、エレベータの呼び入力や表示出力等、多数の信号授受が実現される。
しかし、既設の各機器は、前述のように1つの信号に対し1本の配線を割り当てるパラレル配線による信号受け渡し方式であるため、これらの配線を使用することができない。したがって、従来は、エレベータの運行を完全停止した状態で、既設のパラレル配線を撤去し、シリアル通信方式による配線を新たに敷設しなければならず、これがリニューアル工事期間を長引かせる大きな要因となっていた。
ところで、油圧式エレベータ装置は、ロープ巻上機により動力伝達する方式のエレベータとは異なり、油圧機器やその制御装置等を収容する機械室は、必ずしも昇降路に近接して設置する必要が無い。したがって、昇降路内と機械室とを接続すべく手配される配線長さが、物件により大幅に異なるという特徴を持っている。また、油を使用することから、施工的には厳しい延焼防止措置を採らなくてはならない。具体的には、配線を外部に導出するために昇降路壁を貫通する配線口をできるだけ少なく、かつ小さな貫通断面積にしなくてはならない。
このために、油圧式エレベータ装置では昇降路底部に集線ボックスを設け、昇降路からの全ての配線と機械室から来る全ての配線を突き合わせ接続している。このように集線ボックスにより突合せ接続するためには、多くの配線を一つの配線束として収束しなければならず、昇降路壁を貫通する配線口をできるだけ少なく、かつ小さな貫通断面積とすることができる。また、このように構成すると当該集線ボックスには、昇降路側の配線、すなわち、各階ホールを含め、昇降路内外の機器側からの配線が完成した形で存在する。このように完成している配線を利用できれば、昇降路側における配線の変更引き回しを最小限に留めることができ、工事期間の短縮に貢献できる。
すなわち、既存の設備では、パラレル通信方式による複数の配線の中間部に、パラレル配線を昇降路側と制御装置側に区分し、かつ、これらの間をそれぞれ突き合わせ接続する集線ボックスを昇降路内に設けているので、この実施の形態では、この集線ボックス及び昇降路側における既存のパラレル配線を利用できるようにして工事期間を短縮しようとするものである。
図3は、上記従来方式における昇降路10側のパラレル配線の敷設状態を表す図である。図3において、図示しない乗りかごから導出されたテールコード11は、昇降路10の中間高さ地点に設けられた中間支持部12を経て、昇降路10内下部に設けられた集線ボックス13内に、その図示左側面に形成された開口13aから挿入される。このテールコード11は、乗りかご内に設けられた表示器や操作ボタンスイッチなどの機器とそれぞれ接続するパラレル配線を有し、これら各機器からの信号を外部に設けられた制御装置14に伝えると共に、外部の制御装置14からの表示制御信号を、乗りかご側の各機器に伝えるものである。
また、乗りかごが停止する各階ホールには、乗場呼び用のスイッチや表示器などの機器15がそれぞれ設けられている。これら各ホールの機器15にも、それぞれ信号授受用の配線16がパラレル配線されており、それらの図示していない各端部も、集線ボックス13内に開口13aを通って挿入される。
さらに、昇降路10内には、乗りかごの位置を検出して、それを停止制御するためのリミットスイッチなどの機器17が複数個設置されている。これら昇降路10内の各機器17にも、それぞれ信号授受用の配線18がパラレル配線されており、それらの図示していない各端部も、集線ボックス13内に開口13aを通って挿入される。
集線ボックス13内に開口13aを通って挿入された各配線11,16,18の端部は、集線ボックス13において、外部制御装置14への図示しない配線束の先端とそれぞれ突合せ接続される。この配線束は、昇降路10壁に穿たれた開口19を通って外部に導出され、配線ダクト20により、機械室などに設けられた既設の制御装置14まで敷設される。
この実施の形態では、上述した昇降路10側の集線ボックス13までの配線11,16,18は撤去せずに、そのまま利用する。一方、既存の制御装置14は、それが設けられた機械室がそもそも廃しされるので、配線ダクト20と共に撤去される。そして既存の油圧に変わるロープ式エレベータ用の新規な制御装置が適切な設置場所に設置される。このため、集線ボックス13と新規な制御装置との間はシリアル通信方式の配線を新たに施し、この集線ボックス13内には信号変換ユニットを設ける。
この集線ボックス13と新規な制御装置との間のシリアル通信方式による配線の敷設は、油圧ジャッキによる乗りかごの昇降駆動が行われているリニューアル工事期間中、すなわち、間接停止期間中に実施しておく。
集線ボックス内に設けられる信号変換ユニットは、各機器との間で授受される既存の配線によるパラレル信号と、新規な制御装置との間で授受されるシリアル通信方式による信号との相互変換を可能とするものである。すなわち、パラレル信号をシリアル通信方式へ、また、シリアル通信方式の信号をパラレル信号へ、それぞれ変換する。この信号変換ユニットを介して昇降路10側の各機器と新たな制御装置との間で相互に信号通信を行う。
図2は集線ボックス13を、そのカバーを取り去った状態で示す構成図である。集線ボックス13は昇降路10の下部、ただし最下階レベルよりは上部に設置されている。その側面両側の中央部には配線を入線するための開口13a,13bが設けられている。これら関ロ13a,13bのうち、一方13aには、前述のようにテールコードを含む昇降路10内外からの配線11,16,18が入線し、他方13bには制御装置から来る配線が入線する。従来は、これら配線端末はコネクタ加工されており、ボックス13内に設置した上下2段のケーブル懸架用パイプ22に対しケーブルを載せて固定し、端末コネクタをフリーハンギングで接続するというのが通例で、この集線ボックス13の内部で突き合わせ接続されていた。
しかし、リニューアル後の制御装置は、昇降路10側の各機器側に通信装置があることを前提としたシリアル通信方式であり、各機器と制御装置との間で通信することで信号入出力を行い、操作や表示を可能としている。よって、基本的に電源ならびに1対のツイスト信号線を敷設接続すれば良い。
この実施の形態では、昇降路10内はもちろんのこと、ホール表示装置といった昇降路10外や乗りかごからの信号配線は全て集線ボックス13に配線されている。したがって、集線ボックス13に入線した一方はパラレル配線であり、他方はリニューアル後におけるシリアル配線であるため、信号方式が異なる。したがって、ボックス13内で直接接続することができない。そこで、集線ボックス13に信号変換ユニット24を取り付ける。
この信号変換ユニット24は、図1で示すように、基板上に設けられた電源ユニット33、変換処理ユニット34及びその自己診断確認ユニット35、通信内容処理ユニット36、既設信号入出力ユニット37を有し、外部との接続用として電源入力コネクタ31、伝送信号接続コネクタ32、既存信号接続コネクタ38を有する。
昇降路10側の配線11,16,18は、集線ボックス13内において、図1で示した既存信号コネクタ38にそれぞれ接続される。また、新規な制御装置との間のシリアル通信方式による配線は、伝送信号コネクタ32に接続される。電源入力コネクタ31には、図示しない電源線が接続されるので、電源ユニット33は、この電源入力コネクタ31により入力された電源を変換処理ユニット34及び既設信号入出力ユニット37に供給する。
昇降路10側に設けられた各機器からの既設配線を介したパラレル信号は、既設信号接続コネクタ38を介して入力され、既設信号入出力ユニット37を経て変換処理ユニット34に入力され、ここでシリアル通信用の信号に変換される。その後、通信内容処理ユニット36及び伝送信号接続コネクタ32を経て、シリアル通信方式により新たな制御装置に送信される。
反対に、新たな制御装置からの信号は、伝送信号接続コネクタ32および通信内容処理ユニット36を経て変換処理ユニット34に入力され、ここでシリアル通信用の信号から、各機器へのパラレル信号に変換され、既設信号入出力ユニット37及び既存信号接続コネクタ38を経て、対応する機器へ出力される。
ここで、信号変換ユニット24は、油圧エレベータが特殊な例を除き最大8階床までの適用であることから、小型の基板ユニットとなり、集線ボックス13への収納が可能である。すなわち、基板ユニット24は、収納ボックス23内に取付け、集線ボックス13側に穴明けし、上面ならびに側面を利用して締結する。このことで、図示のように、集線ボックス13内の上部に取付けることができる。本実施形態ではボックス−イン−ボックス構造としているが、防滴性や固定方法が問題とはならない範囲で設計や締結方法を変更することは自由である。
このようにすれば、集線ボックス13から昇降路10側の機器側配線を撤去新設することなく、そのまま流用して工事を進めることが可能となる。また、新規の制御装置からは、集線ボックス13に収納した信号変換用基板24までの通信線のみを引き回し接続することで機器配線の工程を終了できる。このように、配線の撤去ならびに取付引き回しの工程を省略することで、工期の短縮が可能となる。
この工期短縮を従来のリニューアル工事と比較してみる。従来のリニューアル工事では概ね図4に記述した項目の作業が実施されるが、配線については、このうち太枠で示した作業が該当する。図4はエレベータの運行を継続し、夜間などに工事を実行する間欠停止時の作業と、エレベータの運行を完全停止させて行う完全停止時の作業とに区分して示している。ただし、図4中に記述する項目は全てではない。例えば、旧機械室内での作業ならびにホール表示装置取付は並行して作業が可能である考えから明示的には記述していない。
このような作業工程において、集線ボックス13に信号変換基板ユニット24を取り付ければ、完全停止して行わなければならない配線作業項目を削減できる。間欠停止期間中の配線作業は、新設する制御装置とシリアル通信するための信号線を含めて、集線ボックス13まで配線敷設する必要があるため項目そのものの削減は出来ないが、仮配線という扱いではなく敷設固定が出来るため、結果として作業時間短縮に貢献する。具体的には、完全停止時における、配線作業項目(既存配線の撤去、及び新設配線の敷設)が削減できることから、完全停止による工事日程を従来に比べ、1/3程度に減少させることができる。
なお、旧意匠品をそのまま残す場合には本実施形態の適用で問題ないが、実際にはリニューアルを実施する場合、ドア駆動を含めて電装品、意匠品を変更してしまうことがある。このような場合、集線ボックス13へ配線を下ろすより、乗りかごの制御部から改めてテールコードを引き回す方が有利である。このようになったとしても、必要となる作業時間に大幅な追加はない。すなわち、各機器の一部にシリアル通信方式による新規な構成の機器が用いられた場合、この新規な構成の機器は、新たな制御装置との間で、既存の配線11,16,18及び集線ボックス13を介することなく、直接的にシリアル通信方式で信号授受を行うように構成してもよい。
なお、ホール表示装置などにおいて、従来機器をそのまま使用するのは本実施形態の通りであるが、制御装置に合わせて最新の意匠に統一する要請が当然の如くある。これについては、パラレル信号で新型意匠表示を実現する製品が実現されており、実装されている用品類がシリアル通信で表示する装置とは異なるものの、表示装置に組み込まれ一体交換で適用できるものである。よって、交換用品としてパラレル信号に適用した表示装置を手配すれば、シリアル信号適用品と同等の作業である。
また、集線ボックス13内に設置される基板ユニット24としては、リニューアル専用に特別に製作されたものではなく、従来から、例えば建物の監視装置に対してエレベータ制御装置から動作信号を出力するために利用される装置を転用してもよい。これを信号変換ユニット収納ボックス23に収納の上、集線ボックス13の上部に取付設置する。すなわち、信号変換ユニット24は、既設の制御装置から別置きの監視装置へ、シリアル通信方式で動作信号を出力する際に用いられていたものを利用することもできる。
これらの実施形態によれば、エレベータを完全停止しなければならない中での工事項目を削減することが可能となり、ひいては工事期間全体の短縮に貢献する。
10…昇降路
11,16,18…昇降路10側の配線
13…集線ボックス
14…既存の制御装置
15,17…昇降路10側の機器
24…信号変換ユニット

Claims (5)

  1. 昇降路側に、エレベータの運行を制御する機器が設けられ、前記昇降路外に設けられた制御装置は、これら各機器との間にそれぞれ設けられた配線によりパラレル通信方式で信号授受を行うと共に、このパラレル通信方式による配線の中間部には、前記配線を昇降路側と制御装置側に区分し、かつ、これらの間をそれぞれ突き合わせ接続する集線ボックスを設けた既存方式のエレベータ装置を、新規な制御装置を有し、この新規な制御装置が用いるシリアル通信方式を用いて各機器との信号授受を行う新方式のエレベータにリニューアルするエレベータのリニューアル方法であって、
    前記各機器から前記集線ボックスまでのパラレル通信方式の配線を撤去せずに残存させ、この集線ボックスと前記新規な制御装置との間はシリアル通信方式の配線を新たに施し、この集線ボックス内に信号変換ユニットを設け、この信号変換ユニットにより、各制御機器との間で前記既存の配線によりパラレル信号の授受を行い、前記新規な制御装置との間では前記シリアル通信方式で信号の授受を行い、これらパラレル信号をシリアル通信方式へ、また、シリアル通信方式の信号をパラレル信号へ、それぞれ変換することにより、前記各機器と新たな制御装置との間で相互に信号通信を行う
    ことを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
  2. 既存方式のエレベータ装置は油圧ジャッキにより乗りかごを昇降させる油圧式であり、これを巻上機及び釣合錘を用いたロープ式にリニューアルするリニューアル方法であり、
    前記集線ボックスと前記新規な制御装置との間のシリアル通信方式の配線の敷設は、前記油圧ジャッキによる乗りかごの昇降駆動が行われているリニューアル工事期間中に実施しておくことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのリニューアル方法。
  3. 昇降路側に、エレベータの運行を制御する機器が設けられ、前記昇降路外に設けられた制御装置は、これら各機器との間にそれぞれ設けられた配線によりパラレル通信方式で信号授受を行うと共に、このパラレル通信方式による配線の中間部には、前記配線を昇降路側と制御装置側に区分し、かつ、これらの間をそれぞれ突き合わせ接続する集線ボックスを設けた既存方式のエレベータ装置を、新規な制御装置を有し、この新規な制御装置が用いるシリアル通信方式を用いて各機器との信号授受を行う
    新方式にリニューアルされたエレベータ装置であって、
    前記各機器から前記集線ボックスまでにそれぞれ配線された既存の配線と、
    前記集線ボックスと前記新規な制御装置との間に敷設されたシリアル通信方式の配線と、
    この集線ボックス内に設けられ、各制御機器との間の前記既存の配線によりパラレル信号の授受を行い、前記新規な制御装置との間では前記シリアル通信方式で信号の授受を行い、これらパラレル信号をシリアル通信方式へ、また、シリアル通信方式の信号をパラレル信号へ、それぞれ変換する信号変換ユニットと、
    を備えたことを特徴とするリニューアルされたエレベータ装置。
  4. 前記各機器の一部にシリアル通信方式による新規な構成の機器が用いられた場合、この新規な構成の機器は、新たな制御装置との間で、前記既存の配線及び前記集線ボックスを介することなく、直接的にシリアル通信方式で信号授受を行うように構成した請求項3に記載のリニューアルされたエレベータ装置。
  5. 前記信号変換ユニットは、既設の制御装置から別置きの監視装置へシリアル通信方式で動作信号を出力する際に用いられていたものを利用したものであることを特徴とする請求項3に記載のリニューアルされたエレベータ装置。
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