JP2006225070A - エレベータの電源供給システム - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベータ制御盤の小型化、薄型化を実現することにある。
【解決手段】昇降路上部の機械室1等に設置されるエレベータ制御盤3内に収納され、巻上機の動力及び当該制御盤に関係する電力使用機器4に電力を給電する動力対応電源装置6と、昇降路に設置される昇降路継箱8近傍に設けられ、各階床及び昇降路内の電力使用機器に電力を給電する継箱対応電源装置9と、乗りかご12に搭載され、かご内外の電力使用機器14に電力を給電するかご対応電源装置13と、これら分散配置される各電源装置6,9,13と客先電源2とを接続し、当該客先電源2の主電源を各電源装置6,9,13に供給する複数の主電源電力ケーブル5a〜5cとを設け、エレベータ制御盤の小型化、薄型化を実現するエレベータの電源供給システムである。
【選択図】図1
【解決手段】昇降路上部の機械室1等に設置されるエレベータ制御盤3内に収納され、巻上機の動力及び当該制御盤に関係する電力使用機器4に電力を給電する動力対応電源装置6と、昇降路に設置される昇降路継箱8近傍に設けられ、各階床及び昇降路内の電力使用機器に電力を給電する継箱対応電源装置9と、乗りかご12に搭載され、かご内外の電力使用機器14に電力を給電するかご対応電源装置13と、これら分散配置される各電源装置6,9,13と客先電源2とを接続し、当該客先電源2の主電源を各電源装置6,9,13に供給する複数の主電源電力ケーブル5a〜5cとを設け、エレベータ制御盤の小型化、薄型化を実現するエレベータの電源供給システムである。
【選択図】図1
Description
本発明はエレベータシステムの電力使用機器に電力を給電するエレベータの電源供給システムに関する。
従来、エレベータの電源供給システムにおいては、通常,昇降路上部の機械室又は昇降路の適宜な個所にエレベータ制御盤が設置され、外部から供給される客先電源を直接受電するか、或いは受電盤を経由して受電した後、エレベータ制御盤内に収納されている電源装置を用いて所定の電源電力に変換した後、エレベータの巻上機を駆動する電動機や当該電動機を制御する制御部、昇降路内に設置する機器、各階床に設置するホール使用機器、乗りかご内外に設置するかご機器などに供給している。
また、エレベータシステムに使用する電源としては、マイコン制御用や昇降路内スイッチなどの直流電源、乗りかご内の照明機器や各種の電力使用に設置されるコンセントに供給する交流電源など,複数種類の電源が幅広く使用されている。
ところで、前述したようにエレベータ制御盤内に収納される電源装置を用いて、エレベータシステムの全電力使用機器に電力を供給する場合、電源装置自体が大容量、大きな占有スペースを必要とすることから、エレベータ制御盤が大型化する。また、各階のホール呼びボタン、ホールインジケータ及び乗りかご内のかご呼びボタンなどは階床数に応じて必要とする電源容量が異なるため、特に高層・超高層建物に設置するエレベータでは、大容量の電源装置が必要になり、エレベータ制御盤の小型化、薄型化の大きな障害となっている。
従って、以上のようなエレベータの電源供給システムでは、エレベータ制御盤内の電源装置からエレベータシステムの全電力使用機器に電力を供給することから、当該電源装置を収納するエレベータ制御盤の外形寸法が大きくなり、相当大きなスペースを必要とすることから、設置場所を選定することが難しく、また取付け上の工夫も必要となる問題がある。
また、高層、超高層建物に設置するエレベータでは、電源装置の電源容量が益々増えることから、エレベータ制御盤における電源装置の占める面積割合が益々増えてくる。その結果、エレベータ制御盤は、機械室に限らず、小型化して適宜な場所に設置可能とする要求があるにも拘らず、建物の高層化に伴って小型化、薄型化する上で大きな障害となっている。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたもので、電源装置の合理的な分散化を図り、エレベータ制御盤の小型化及び薄型化を実現するエレベータの電源供給システムを提供することを目的とする。
(1) 上記課題を解決するために、本発明は、客先電源の主電源をエレベータシステムに供給するエレベータの電源供給システムであって、昇降路上部の機械室又は昇降路の適宜な個所に設置されるエレベータ制御盤内に収納され、巻上機の動力及び当該制御盤に関係する電力使用機器に電力を給電する動力対応電源装置と、昇降路に設置される昇降路継箱又は当該継箱近傍に設けられ、各階床及び昇降路内で使用する電力使用機器に電力を給電する継箱対応電源装置と、乗りかごに搭載され、当該乗りかご内外の電力使用機器に電力を給電するかご対応電源装置と、分散配置される前記各電源装置と前記客先電源とを接続し、当該客先電源の主電源を前記各電源装置に供給する複数の主電源電力ケーブルとを設けたエレベータの電源供給システムである。
この発明は以上のような構成とすることにより、エレベータ制御盤内には巻上機の動力に関係する電力使用機器及び制御盤内の電力使用機器で必要とする電力容量を有する動力対応電源装置を収納し、その他は昇降路継箱内又は継箱近傍に継箱対応電源装置、また乗りかごにはかご対応電源装置を分散配置し、客先電源から導出される主電源電力ケーブルを各電源装置に接続したので、エレベータ制御盤内に収納される動力対応電源装置は巻上機の動力に関係する電力使用機器及び制御盤内の電力使用機器で必要とする電力容量だけとなり、動力対応電源装置の占有スペースが小さくなり、エレベータ制御盤の小型化に大きく貢献する。また、エレベータ制御盤の小型化により、機械室だけでなく、昇降路の適宜な個所に設置可能となる。また、ある程度まとまりをもった電力使用機器の近傍に複数の電源装置を分散配置し、客先電源と前記各電源装置とを主電源電力ケーブルで接続したので、エレベータ制御盤から個別に配線する場合に比較して配線作業を効率的に行うことが可能である。
(2) この発明は、昇降路に設置される昇降路継箱又は当該継箱近傍に設けられ、各階床及び昇降路内で使用する電力使用機器と巻上機の動力及びエレベータ制御盤に関係する電力使用機器に電力を給電する動力・継箱対応電源装置と、乗りかごに搭載され、当該乗りかご内外の電力使用機器に電力を給電するかご対応電源装置と、分散配置される前記各電源装置と前記客先電源とを接続し、当該客先電源の主電源を前記各電源装置に供給する複数の主電源電力ケーブルとを設けたエレベータの電源供給システムである。
この発明は以上のような構成とすることにより、エレベータ制御盤から電源装置を取り除くことにより、益々エレベータ制御盤の小型化だけでなく、薄型化を図ることができる。また、主電源電力ケーブルの配線本数の減少により配線作業の効率を上げることが可能となる。
(3) 本発明は、昇降路に設置される昇降路継箱又は当該継箱近傍に設けられ、前記エレベータシステムの全電力使用機器に電力を供給する全電力対応電源装置と、この全電力対応電源装置と前記客先電源とを接続し、当該客先電源の主電源を当該全電力対応電源装置に供給する単一の主電源電力ケーブとを設けたエレベータの電源供給システムである
この発明は以上のような構成とすることにより、エレベータ制御盤については前記(1)及び(2)と同様な作用効果を奏する他、エレベータ制御盤を昇降路の適宜なスペースを利用して設置することが可能となる。また、各種の電力使用機器の中間部に相当する昇降路に全機器対応電源装置を配置したので、この全機器対応電源装置から最短の長さで各電力使用機器に配線することが可能となり、電力損失の低減化に大きく貢献する。
この発明は以上のような構成とすることにより、エレベータ制御盤については前記(1)及び(2)と同様な作用効果を奏する他、エレベータ制御盤を昇降路の適宜なスペースを利用して設置することが可能となる。また、各種の電力使用機器の中間部に相当する昇降路に全機器対応電源装置を配置したので、この全機器対応電源装置から最短の長さで各電力使用機器に配線することが可能となり、電力損失の低減化に大きく貢献する。
(4) さらに、本発明は、前記(1)ないし(3)の構成に新たに、前記主電源電力ケーブルに接続され、常時は当該主電源電力ケーブルから供給される交流主電源の電力を直流の電力に変換し蓄電する蓄電装置と、この蓄電装置から導出され、蓄電された直流電力を供給するための直流電力ケーブルと、前記各電源装置の入力側と前記主電源電力ケーブル及び前記直流電力ケーブルとの間に設けられ、前記客先電源を含む交流主電源系統の異常有無を監視し、異常有りと判断された場合に前記主電源電力ケーブルから直流電力用ケーブルに切替え、前記蓄電装置から供給される直流電力を交流電力に変換し、対応する各電源装置に供給する電源切替装置とを設けたエレベータの電源供給システムである。
この発明においては、前記(1)ないし(3)の構成による作用効果を奏する他、客先電源を含む交流主電源系統の主電源の喪失時、確実にエレベータシステムの全電力使用機器に電力を確実にバックアップすることが可能である。
(5) さらに、本発明は、昇降路上部の機械室又は昇降路の適宜な個所に設置されるエレベータ制御盤内に収納され、巻上機の動力及び当該制御盤に関係する電力使用機器に電力を給電する動力対応電源装置と、乗りかごに搭載され、当該乗りかご内外の電力使用機器と各階床及び昇降路内で使用する電力使用機器に電力を給電するかご・継箱対応電源装置と、分散配置される前記各電源装置と前記客先電源とを接続し、当該客先電源の主電源を前記各電源装置に供給する複数の主電源電力ケーブルとを設けたエレベータの電源供給システムである。
さらに、本発明はは、昇降路上部の機械室又は昇降路の適宜な個所に設置されるエレベータ制御盤内に収納され、巻上機の動力及び当該制御盤に関係する電力使用機器に電力を給電する動力対応電源装置と、昇降路に設置される昇降路継箱又は当該継箱近傍に設けられ、各階床及び昇降路内で使用する電力使用機器と乗りかご内外の電力使用機器に電力を給電する継箱・かご対応電源装置と、分散配置される前記各電源装置と前記客先電源とを接続し、当該客先電源の主電源を前記各電源装置に供給する複数の主電源電力ケーブルとを有するエレベータの電源供給システムとすることもできる。
本発明によれば、複数の電源装置をある程度まとまりをもった電力使用機器ごとに合理的に分散配置でき、よってエレベータ制御盤の小型化及び薄型化を実現でき、かつ主電源の電力ケーブル配線本数を減らして配線作業の効率を高めることができるエレベータの電源供給システムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係るエレベータの電源供給システムの第1の実施形態を示す構成図である。
このエレベータの電源供給システムは、例えば昇降路上部の機械室1又は昇降路の適宜な個所に設置される巻上機(図示せず)の近傍に、客先電源2、エレベータ制御盤3及び機械室内電力使用機器4が配置されている。この客先電源2は外部から引込んだ所要の交流電力をエレベータシステムに供給する機能を有する。この客先電源2からは後記する電源装置に主電源を供給するために複数本の主電源電力ケーブル5a,5b,5cが導出されている。
図1は本発明に係るエレベータの電源供給システムの第1の実施形態を示す構成図である。
このエレベータの電源供給システムは、例えば昇降路上部の機械室1又は昇降路の適宜な個所に設置される巻上機(図示せず)の近傍に、客先電源2、エレベータ制御盤3及び機械室内電力使用機器4が配置されている。この客先電源2は外部から引込んだ所要の交流電力をエレベータシステムに供給する機能を有する。この客先電源2からは後記する電源装置に主電源を供給するために複数本の主電源電力ケーブル5a,5b,5cが導出されている。
すなわち、複数本の主電源電力ケーブル5a,5b,5cのうち、1つの主電源電力ケーブル5aはエレベータ制御盤3内に収納される動力対応電源装置6に接続されている。動力対応電源装置6は、機械室1内又は巻上機近傍に設置される前記機械室内電力使用機器4で必要とする電源容量に相当する電力に変換し、当該機械室内電力使用機器4に給電する。従って、エレベータ制御盤3内の動力対応電源装置6は、機械室1内又は巻上機近傍に比較的まとまって設置されている機械室内電力使用機器4のために使用される。なお、機械室内電力使用機器4としては、巻上機を含む巻上機周辺機器及び制御盤3内の例えば動力制御回路、電源側コンバータ、電動機側インバータ、コンバータ及びインバータ等を制御する制御部等が挙げられる。
また、昇降路7内には昇降路継箱8が設けられているが、当該昇降路継箱8内又は昇降路継箱8近傍に継箱対応電源装置9が配置されている。継箱対応電源装置9には客先電源2から導出される主電源電力ケーブル5bが接続されている。昇降路継箱8は、各階床のホール用電力使用機器10,…や昇降路7内で使用する各種の昇降路内電力使用機器11,…に対する所定の信号の中継機能を有する。継箱対応電源装置9は、各階床のホール用電力使用機器10,…や各種の昇降路用電力使用機器11,…で必要とする電源容量に相当する電力に変換し、各機器10,…、11,…に給電する。よって、昇降路継箱8に対応する電源装置9は、昇降路7に連なる一連の電力使用機器10,…、11,…のために使用される。この継箱対応電源装置9は、建物の階床数や各階に入るテナントの要求に応じて電源容量が変動するので、予めその電源容量の変動を見越して設計されるとともに、当該電力変動に対して当該電源装置9だけの改変により実現可能とする。
また、昇降路7内には、巻上機に掛け渡される主索(図示せず)に吊り下げられ、当該巻上機の回転駆動に従って昇降運転するエレベータの乗りかご12が配置されている。この乗りかご12にはかご対応電源装置13が搭載され、客先電源2から導出される主電源電力ケーブル5cが接続されている。かご対応電源装置13は、乗りかご12内外に設置されるかご用電力使用機器14で必要とする電源容量に相当する電力に変換し、かご用電力使用機器14に給電する。なお、かご用電力使用機器14としては、照明機器、空調機器その他乗りかご12に取付ける付帯設備機器が挙げられる。従って、乗りかご搭載のかご対応電源装置13は、乗りかご12内外に比較的まとまって設置されるかご用電力使用機器14のために使用される。
次に、以上のような電源供給システムの動作について説明する。
機械室などに設置される客先電源2には複数本の電力ケーブル5a,5b,5cが導出され、その1つの主電源電力ケーブル5aは、客先電源2からの主電源を動力対応電源装置6に供給し、ここで機械室1内又は巻上機近傍に設置される前記機械室内電力使用機器4で必要とする電源容量に相当する電力に変換し、当該機械室内電力使用機器4に給電する。また、他の主電源電力ケーブル5bは、客先電源2からの主電源を継箱対応電源装置9に供給し、ここで各階床ごとのホール用電力使用機器10,…や昇降路7内で使用する各種の昇降路内電力使用機器11,…で必要とする電源容量に相当する電力に変換し、各機器10,…、11,…に給電する。さらに、残りの主電源電力ケーブル5cは、客先電源2からの主電源をかご対応電源装置13に供給し、ここで乗りかご12内外に設置されるかご用電力使用機器14で必要とする電源容量に相当する電力に変換し、当該かご用電力使用機器14に給電する。
機械室などに設置される客先電源2には複数本の電力ケーブル5a,5b,5cが導出され、その1つの主電源電力ケーブル5aは、客先電源2からの主電源を動力対応電源装置6に供給し、ここで機械室1内又は巻上機近傍に設置される前記機械室内電力使用機器4で必要とする電源容量に相当する電力に変換し、当該機械室内電力使用機器4に給電する。また、他の主電源電力ケーブル5bは、客先電源2からの主電源を継箱対応電源装置9に供給し、ここで各階床ごとのホール用電力使用機器10,…や昇降路7内で使用する各種の昇降路内電力使用機器11,…で必要とする電源容量に相当する電力に変換し、各機器10,…、11,…に給電する。さらに、残りの主電源電力ケーブル5cは、客先電源2からの主電源をかご対応電源装置13に供給し、ここで乗りかご12内外に設置されるかご用電力使用機器14で必要とする電源容量に相当する電力に変換し、当該かご用電力使用機器14に給電する。
なお、上記実施の形態では、客先電源2から複数本の主電源電力ケーブル5a〜5cを導出されていると記載されているが、客先電源2から順次分岐される主電源電力ケーブル5a〜5cを含むものである。以下の各実施の形態で説明する主電源電力ケーブル5a〜5cについても、同様の意味であることは言うまでもない。
以上のような実施の形態によれば、エレベータ制御盤3内に巻上機の動力に関係する電力使用機器4及び制御盤3内の電力使用機器4で必要とする電力容量を有する動力対応電源装置6を収納し、また昇降路継箱8内又は継箱8近傍に継箱対応電源装置9、また乗りかご12にはかご対応電源装置13を分散配置し、客先電源2から主電源電力ケーブル5a〜5cを導出し各電源装置6,9,13に接続するので、エレベータ制御盤3内に収納される動力対応電源装置6は巻上機の動力に関係する電力使用機器4及び制御盤内の電力使用機器4で必要とする電力容量だけとなり、動力対応電源装置6の占有スペースが小さくなり、エレベータ制御盤3の小型化を図ることができる。また、エレベータ制御盤3の小型化により、機械室1だけでなく、昇降路7の適宜な個所に設置可能となる。また、ある程度まとまりをもった電力使用機器の近傍に複数の電源装置6,9,13を分散配置し、客先電源2と各電源装置6,9,13とを主電源電力ケーブル5a,5b,5cで接続したので、エレベータ制御盤3から個別に配線する場合に比較して配線作業を効率的に行うことができる。
さらに、客先電源2からの主電源電力ケーブル5a,5b,5cが少ないことから、メンテナンス時に各電源系統の確認等が容易になる。また、電源装置6,9,13の分散化により、階床数や各階テナントの要求による電源容量に変動に対し、継箱対応電源装置9だけを必要に応じて改変すればよく、柔軟性に富んだシステム変更が可能である。
(第2の実施の形態)
図2は本発明に係るエレベータの電源供給システムの第2の実施形態を示す構成図である。なお、同図において、図1と同一又は等価な部分には図1と同様の符号を付し、その詳しい説明を省略する。以下の各実施の形態においても同様に同一符号を用いて説明する。
図2は本発明に係るエレベータの電源供給システムの第2の実施形態を示す構成図である。なお、同図において、図1と同一又は等価な部分には図1と同様の符号を付し、その詳しい説明を省略する。以下の各実施の形態においても同様に同一符号を用いて説明する。
このエレベータの電源供給システムは、図1に示すエレベータ制御盤3内から動力対応電源装置6を削除する一方、客先電源2から2本の主電源電力ケーブル5b,5cが導出され、それぞれ昇降路継箱8内又は昇降路継箱8近傍に設置される動力・継箱対応電源装置21及び乗りかご12に搭載されるかご対応電源装置13に接続されている。従って、2つの電源装置21,13は何れも昇降路7内に設置することが可能となる。そして、動力・継箱対応電源装置21は、電力ケーブル5bから供給される主電源をそれぞれ機械室内電力使用機器4、各階床ごとのホール用電力使用機器10,…及び昇降路内電力使用機器11,…ごとに分け、それぞれ必要とする電源容量に相当する電力に変換し、機械室内電力使用機器4、各ホール用電力使用機器10,…及び昇降路内電力使用機器11,…に給電する構成である。なお、図2に示す電源供給システムに設置される各種構成体の機能・動作等の詳細は図1の説明に譲る。
以上のような実施の形態によれば、エレベータ制御盤3内から電源装置6を取り除くことにより、益々エレベータ制御盤3の小型化を実現できるだけでなく、薄型化も実現できる。これにより、エレベータ制御盤3を昇降路7の適宜な個所に簡単、かつ容易に取付けることができる。また、図1のシステムと比べて、主電源電力ケーブル5b,5cの配線本数も少なくなり、しかも全て昇降路7側から各電力使用機器4,10,…、11,…から配線作業を進めることができる。
(第3の実施の形態)
図3は本発明に係るエレベータの電源供給システムの第3の実施形態を示す構成図である。
この電源供給システムは、昇降路7の昇降路継箱8内又は昇降路継箱8近傍にエレベータシステムで使用する全電力使用機器に電力を供給する全機器対応電源装置22を設置するとともに、当該全機器対応電源装置22と客先電源2とを主電源電力ケーブル5bで接続した構成である。ここで、全電力使用機器とは、機械室1内又は巻上機近傍に設置される前記機械室内電力使用機器4、各階床のホール用電力使用機器10,…、昇降路7内で使用する各種の昇降路内電力使用機器11,…及び乗りかご12内外に設置されるかご用電力使用機器14に相当する。
図3は本発明に係るエレベータの電源供給システムの第3の実施形態を示す構成図である。
この電源供給システムは、昇降路7の昇降路継箱8内又は昇降路継箱8近傍にエレベータシステムで使用する全電力使用機器に電力を供給する全機器対応電源装置22を設置するとともに、当該全機器対応電源装置22と客先電源2とを主電源電力ケーブル5bで接続した構成である。ここで、全電力使用機器とは、機械室1内又は巻上機近傍に設置される前記機械室内電力使用機器4、各階床のホール用電力使用機器10,…、昇降路7内で使用する各種の昇降路内電力使用機器11,…及び乗りかご12内外に設置されるかご用電力使用機器14に相当する。
そして、全機器対応電源装置22は、客先電源2から主電源電力ケーブル5bを介して供給される主電源をそれぞれ機械室内電力使用機器4、各階床のホール用電力使用機器10,…、昇降路内電力使用機器11,…及びかご用電力使用機器14ごとに分け、それぞれ必要とする電源容量に相当する電力に変換し、機械室内電力使用機器4、各ホール用電力使用機器10,…、各昇降路内電力使用機器11,…及びかご用電力使用機器14に給電する。
なお、図3に示す電源供給システムに設置される各種構成体の機能・動作等の詳細は図1,図2の説明に譲る。
以上のような実施の形態によれば、エレベータ主制御盤3から電源装置6を取り除いたことにより、第2の実施の形態と同様の効果を奏する他、各種電力使用機器の中間部に相当する昇降路7内の全機器対応電源装置22から必要とする電源容量の電力を給電するので、各種電力使用機器の中間部に相当する昇降路7内の全機器対応電源装置22から必要とする電源容量の電力を給電するので、1台の電源装置22でありながら合理的に配線作業を進めることができる。全機器対応電源装置22と各電力使用機器4,10,11,14との電線長を最短とすることにより、1台の電源装置22を用いて電力損失を極力低減できる。
(第4の実施の形態)
図4は本発明に係るエレベータの電源供給システムの第4の実施形態を示す構成図である。
この電源供給システムは、客先電源2及び主電源電力ケーブル5a〜5cに何らかの異常が発生したとき、一時的に電力のバックアップを行う機能を備えたものである。具体的には、客先電源2の出力側から分岐される主電源電力ケーブル5dに蓄電装置31が接続されている。この蓄電装置31は、常時電力ケーブル5dから供給される交流主電源を直流電力に変換する電力変換手段31aと、この電力変換手段31aで変換された直流電力を蓄電する大容量の蓄電池31bとで構成されている。また、客先電源2からエレベータ制御盤3内に収納される動力対応電源装置6に至る主電源電力ケーブル5aの中間部には第1の電源切替装置32が介在されている。第1の電源切替装置32は、客先電源2を含む交流主電源系統に何らかの異常が発生したか否かを監視し、交流主電源系統に異常有りと判断したとき直流電力ケーブル33に切替える電源監視手段32aと、蓄電装置31から供給される直流電力を交流電力に変換し、エレベータ制御盤3内に収納される動力対応電源装置6に供給する交流電力変換手段32bとが設けられている。電源監視手段32aは、交流主電源が異常であると判断したとき、蓄電装置31にバックアップ指示信号を送出する。
図4は本発明に係るエレベータの電源供給システムの第4の実施形態を示す構成図である。
この電源供給システムは、客先電源2及び主電源電力ケーブル5a〜5cに何らかの異常が発生したとき、一時的に電力のバックアップを行う機能を備えたものである。具体的には、客先電源2の出力側から分岐される主電源電力ケーブル5dに蓄電装置31が接続されている。この蓄電装置31は、常時電力ケーブル5dから供給される交流主電源を直流電力に変換する電力変換手段31aと、この電力変換手段31aで変換された直流電力を蓄電する大容量の蓄電池31bとで構成されている。また、客先電源2からエレベータ制御盤3内に収納される動力対応電源装置6に至る主電源電力ケーブル5aの中間部には第1の電源切替装置32が介在されている。第1の電源切替装置32は、客先電源2を含む交流主電源系統に何らかの異常が発生したか否かを監視し、交流主電源系統に異常有りと判断したとき直流電力ケーブル33に切替える電源監視手段32aと、蓄電装置31から供給される直流電力を交流電力に変換し、エレベータ制御盤3内に収納される動力対応電源装置6に供給する交流電力変換手段32bとが設けられている。電源監視手段32aは、交流主電源が異常であると判断したとき、蓄電装置31にバックアップ指示信号を送出する。
前記直流電力ケーブル33は、蓄電装置31から導出され、第1の電源切替装置32、継箱対応電源装置9内又は当該電源装置9に隣接して設置される第2の電源切替装置34及びかご対応電源装置13内又はかご対応電源装置13に隣接して設置される第3の電源切替装置35にそれぞれ接続されている。
第2の電源切替装置34は、客先電源2を含む交流主電源系統に何らかの異常が発生したか否かを監視し、交流主電源系統に異常有りと判断したとき直流電力ケーブル33に切替える電源監視手段34aと、蓄電装置31から供給される直流電力を交流電力に変換し、エレベータ制御盤3内に収納される継箱対応電源装置9に供給する交流電力変換手段34bとが設けられている。また、第3の電源切替装置35は、第2の電源切替装置34と同様に、客先電源2を含む交流主電源系統に何らかの異常が発生したか否かを監視し、交流主電源系統に異常有りと判断したとき直流電力ケーブル33に切替える電源監視手段35aと、蓄電装置31から供給される直流電力を交流電力に変換し、乗りかご12に搭載されるかご対応電源装置13に供給する交流電力変換手段35bとが設けられている。その他の構成は図1と同様であるので省略する。
次に、以上のような電源供給システムの動作について説明する。
客先電源2を含む主電源系統が正常である通常時、各主電源電力ケーブル5a,5b,5cの交流主電源は、対応する第1ないし第3の電源切替装置32,34,35を経由して各動力対応電源装置6,継箱対応電源装置9,かご対応電源装置13に供給されている。
客先電源2を含む主電源系統が正常である通常時、各主電源電力ケーブル5a,5b,5cの交流主電源は、対応する第1ないし第3の電源切替装置32,34,35を経由して各動力対応電源装置6,継箱対応電源装置9,かご対応電源装置13に供給されている。
この客先電源2から動力対応電源装置6,継箱対応電源装置9,かご対応電源装置13への交流主電源の供給時、蓄電装置31は、電力変換手段31aが常時主電源電力ケーブル5dから供給される交流主電源を直流電力に変換し、この変換された直流電力を大容量の蓄電池31bに蓄電している。
この状態において、客先電源2を含む交流主電源系統に何らかの異常が発生した場合、第1ないし第3の電源切替装置32,34,35の電源監視手段32a,34a,35aがそれぞれ交流主電源系統で異常有りと判断し、直流電力ケーブル33に切替える。また、第1の電源切替装置32の電源監視手段32aが異常と判断したとき、蓄電装置31にバックアップ指示信号を送出する。
ここで、蓄電装置31は、バックアップ指示信号を受けると、少なくとも蓄電池31bの出力端を直流電力ケーブル33に接続し、当該直流電力ケーブル33を介して蓄電池31bの直流電力を第1ないし第3の電源切替装置32,34,35に送出する。
その結果、各電源切替装置32,34,35の交流電力変換手段32b,34b,35bでは、蓄電装置31から供給される直流電力をそれぞれ交流電力に変換し、動力対応電源装置6,継箱対応電源装置9,かご対応電源装置13に供給する。ここで、動力対応電源装置6,継箱対応電源装置9,かご対応電源装置13は、図1で説明したようにそれぞれ機械室内電力使用機器4、各階床ごとのホール用電力使用機器10,…や昇降路内電力使用機器11,…、かご用電力使用機器14で必要とする電源容量に相当する電力に変換し、該当する電力使用機器4、10,…、11,…及びかご用電力使用機器14に給電するものである。
従って、以上のような実施の形態によれば、前述した第1の実施の形態と同様の効果を奏する他、通常時に蓄電装置31が交流主電源を取り込んで常時蓄電池31bに蓄電しているので、客先電源2を含む主電源系統の電源喪失時に各電源切替装置32,34,35が蓄電池31bからの直流電力を交流電力に変換して動力対応電源装置6,継箱対応電源装置9,かご対応電源装置13に供給するので、主電源喪失時でも必要とする電力をエレベータシステムの電力使用機器に確実に供給できる。
なお、この実施の形態では、第1の電源切替装置32の電源監視手段32aが主電源喪失を監視し、蓄電装置31にバックアップ指示信号を送出したが、他の電源切替装置34又は35に同様の機能を持たせてもよい。また、蓄電装置31自体で客先電源2を含む主電源系統の異常を監視してもよい。
さらに、このバックアップ機能は、図1に示す電源供給システムに適用したが、図2及び図3のシステムにも同様に適用できることは言うまでもない。
(第5の実施の形態)
図5は本発明に係るエレベータの電源供給システムの第5の実施形態を示す構成図である。
この電源供給システムは、エレベータ制御盤3内に動力対応電源装置6を設け、また乗りかご12にかご・継箱対応電源装置23を搭載し、客先電源2から導出される主電源電力ケーブル5a,5cをそれぞれ動力対応電源装置6、かご・継箱対応電源装置23に接続している。かご・継箱対応電源装置23は、機械室1内又は巻上機近傍に設置される前記機械室内電力使用機器4、各階床のホール用電力使用機器10,…や昇降路7内で使用する各種の昇降路内電力使用機器11,…ごとに分け、それぞれ必要とする電源容量に相当する電力に変換し、機械室内電力使用機器4、各階床のホール用電力使用機器10,…、各種の昇降路内電力使用機器11,…に給電するものである。
図5は本発明に係るエレベータの電源供給システムの第5の実施形態を示す構成図である。
この電源供給システムは、エレベータ制御盤3内に動力対応電源装置6を設け、また乗りかご12にかご・継箱対応電源装置23を搭載し、客先電源2から導出される主電源電力ケーブル5a,5cをそれぞれ動力対応電源装置6、かご・継箱対応電源装置23に接続している。かご・継箱対応電源装置23は、機械室1内又は巻上機近傍に設置される前記機械室内電力使用機器4、各階床のホール用電力使用機器10,…や昇降路7内で使用する各種の昇降路内電力使用機器11,…ごとに分け、それぞれ必要とする電源容量に相当する電力に変換し、機械室内電力使用機器4、各階床のホール用電力使用機器10,…、各種の昇降路内電力使用機器11,…に給電するものである。
このような実施の形態によれば、従来のエレベータ制御盤内に収納される電源装置を、ある程度まとまりをもった電力使用機器近傍に動力対応電源装置6と昇降路7内を昇降する乗りかご12にかご・継箱対応電源装置23とを独立分散化することにより、本来エレベータ制御盤3内に収納される電源装置は動力対応電源装置6だけとなる。その結果、制御盤3内の動力対応電源装置6の電源容量を一定の大きさにすることができ、階床数やテナントの要求等による電源容量の変動を受けることがなく、また占有スペースが従来と比較して大幅に小さくすることができるので、エレベータ制御盤3の小型化を図ることができる。また、従来と比較して電力使用機器に対する配線作業を効率化できる。さらに、電源装置6,23の分散化により、階床数や各階テナントの要求に応じて、かご・継箱対応電源装置23だけを必要に応じて改変すればよく、柔軟性に富んだシステム変更が可能となる。
(第6の実施の形態)
図6は本発明に係るエレベータの電源供給システムの第6の実施形態を示す構成図である。
この電源供給システムは、図5とは異なり、エレベータ制御盤3内に動力対応電源装置6を設け、また昇降路継箱8内又は昇降路継箱8近傍に継箱・かご対応電源装置24を設け、客先電源2から導出される主電源電力ケーブル5a,5bをそれぞれ動力対応電源装置6及び継箱・かご対応電源装置24に接続したものである。この継箱・かご対応電源装置24は、各階床のホール用電力使用機器10,…、各種の昇降路内電力使用機器11,…及び乗りかご12内外に設置されるかご用電力使用機器14ごとに分け、それぞれ必要とする電源容量に相当する電力に変換し、ホール用電力使用機器10,…、各種の昇降路内電力使用機器11,…及びかご用電力使用機器14に給電するものである。
図6は本発明に係るエレベータの電源供給システムの第6の実施形態を示す構成図である。
この電源供給システムは、図5とは異なり、エレベータ制御盤3内に動力対応電源装置6を設け、また昇降路継箱8内又は昇降路継箱8近傍に継箱・かご対応電源装置24を設け、客先電源2から導出される主電源電力ケーブル5a,5bをそれぞれ動力対応電源装置6及び継箱・かご対応電源装置24に接続したものである。この継箱・かご対応電源装置24は、各階床のホール用電力使用機器10,…、各種の昇降路内電力使用機器11,…及び乗りかご12内外に設置されるかご用電力使用機器14ごとに分け、それぞれ必要とする電源容量に相当する電力に変換し、ホール用電力使用機器10,…、各種の昇降路内電力使用機器11,…及びかご用電力使用機器14に給電するものである。
このような実施の形態によれば、従来のエレベータ制御盤内に収納される電源装置を、ある程度まとまりをもった電力使用機器近傍に動力対応電源装置6と昇降路7の中央部に設置される継箱・かご対応電源装置24とに独立して分散化するので、第5の実施の形態と同様の効果を奏する他、昇降路7の継箱・かご対応電源装置24からホール用電力使用機器10,…、各種の昇降路内電力使用機器11,…及びかご用電力使用機器14に配線するので、合理的に配線でき、各電力使用機器10,11,14との電線長を最短とすることにより、配線の電力損失を極力低減できる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、各実施の形態は組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。
1…機械室、2…客先電源、3…エレベータ制御盤、4…機械室内電力使用機器、5a,5b,5c,5d…主電源電力ケーブル、6…動力対応電源装置、7…昇降路、8…昇降路継箱、9…継箱対応電源装置、10…ホール用電力使用機器、11…昇降路内電力使用機器、12…乗りかご、13…かご対応電源装置、14…かご用電力使用機器、21…動力・継箱対応電源装置、22…全機器対応電源装置、23…かご・継箱対応電源装置、24…継箱・かご対応電源装置、31…蓄電装置、31a…電力変換手段、31b…蓄電池、32…第1の電源切替装置、32a…電源監視手段、32b…交流電力変換手段、33…直流電力ケーブル、34…第2の電源切替装置、34a…電源監視手段、34b…交流電力変換手段、35…第3の電源切替装置、35a…電源監視手段、35b…交流電力変換手段。
Claims (6)
- 客先電源の主電源をエレベータシステムに供給するエレベータの電源供給システムであって、
昇降路上部の機械室又は昇降路の適宜な個所に設置されるエレベータ制御盤内に収納され、巻上機の動力及び当該制御盤に関係する電力使用機器に電力を給電する動力対応電源装置と、
昇降路に設置される昇降路継箱又は当該継箱近傍に設けられ、各階床及び昇降路内で使用する電力使用機器に電力を給電する継箱対応電源装置と、
乗りかごに搭載され、当該乗りかご内外の電力使用機器に電力を給電するかご対応電源装置と、
分散配置される前記各電源装置と前記客先電源とを接続し、当該客先電源の主電源を前記各電源装置に供給する複数の主電源電力ケーブルと
を備えたことを特徴とするエレベータの電源供給システム。 - 客先電源の主電源をエレベータシステムに供給するエレベータの電源供給システムであって、
昇降路に設置される昇降路継箱又は当該継箱近傍に設けられ、各階床及び昇降路内で使用する電力使用機器と巻上機の動力及びエレベータ制御盤に関係する電力使用機器に電力を給電する動力・継箱対応電源装置と、
乗りかごに搭載され、当該乗りかご内外の電力使用機器に電力を給電するかご対応電源装置と、
分散配置される前記各電源装置と前記客先電源とを接続し、当該客先電源の主電源を前記各電源装置に供給する複数の主電源電力ケーブルと
を備えたことを特徴とするエレベータの電源供給システム。 - 客先電源の主電源をエレベータシステムに供給するエレベータの電源供給システムであって、
昇降路に設置される昇降路継箱又は当該継箱近傍に設けられ、前記エレベータシステムの全電力使用機器に電力を供給する全電力対応電源装置と、
この全電力対応電源装置と前記客先電源とを接続し、当該客先電源の主電源を当該全電力対応電源装置に供給する単一の主電源電力ケーブと
を備えたことを特徴とするエレベータの電源供給システム。 - 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載のエレベータの電源供給システムにおいて、
前記主電源電力ケーブルに接続され、常時は当該主電源電力ケーブルから供給される交流主電源の電力を直流の電力に変換し蓄電する蓄電装置と、
この蓄電装置から導出され、蓄電された直流電力を供給するための直流電力ケーブルと、
前記各電源装置の入力側と前記主電源電力ケーブル及び前記直流電力ケーブルとの間に設けられ、前記客先電源を含む交流主電源系統の異常有無を監視し、異常有りと判断された場合に前記主電源電力ケーブルから直流電力用ケーブルに切替え、前記蓄電装置から供給される直流電力を交流電力に変換し、対応する各電源装置に供給する電源切替装置と
を備えたことを特徴とするエレベータの電源供給システム。 - 客先電源の主電源をエレベータシステムに供給するエレベータの電源供給システムであって、
昇降路上部の機械室又は昇降路の適宜な個所に設置されるエレベータ制御盤内に収納され、巻上機の動力及び当該制御盤に関係する電力使用機器に電力を給電する動力対応電源装置と、
乗りかごに搭載され、当該乗りかご内外の電力使用機器と各階床及び昇降路内で使用する電力使用機器に電力を給電するかご・継箱対応電源装置と、
分散配置される前記各電源装置と前記客先電源とを接続し、当該客先電源の主電源を前記各電源装置に供給する複数の主電源電力ケーブルと
を備えたことを特徴とするエレベータの電源供給システム。 - 客先電源の主電源をエレベータシステムに供給するエレベータの電源供給システムであって、
昇降路上部の機械室又は昇降路の適宜な個所に設置されるエレベータ制御盤内に収納され、巻上機の動力及び当該制御盤に関係する電力使用機器に電力を給電する動力対応電源装置と、
昇降路に設置される昇降路継箱又は当該継箱近傍に設けられ、各階床及び昇降路内で使用する電力使用機器と乗りかご内外の電力使用機器に電力を給電する継箱・かご対応電源装置と、
分散配置される前記各電源装置と前記客先電源とを接続し、当該客先電源の主電源を前記各電源装置に供給する複数の主電源電力ケーブルと
を備えたことを特徴とするエレベータの電源供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005038200A JP2006225070A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | エレベータの電源供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005038200A JP2006225070A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | エレベータの電源供給システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006225070A true JP2006225070A (ja) | 2006-08-31 |
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ID=36986770
Family Applications (1)
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JP2005038200A Pending JP2006225070A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | エレベータの電源供給システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006225070A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7778809B2 (en) | 2006-08-22 | 2010-08-17 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Tire characteristic calculation method, tire dynamic element parameter value derivation method, vehicle traveling simulation method, and tire designing method and vehicle designing method in which consideration is given to tire friction ellipse |
JP2012184636A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-27 | Kyc Machine Industry Co Ltd | 昇降式足場装置 |
JP2013509343A (ja) * | 2009-10-29 | 2013-03-14 | オーチス エレベータ カンパニー | エレベータドア制御装置システム |
-
2005
- 2005-02-15 JP JP2005038200A patent/JP2006225070A/ja active Pending
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