JP4682015B2 - 建屋内外部通信伝送路及び統合信号伝送システム - Google Patents

建屋内外部通信伝送路及び統合信号伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、建屋内に設けられる外部との通信伝送路に関する。
近年、インターネットなどの普及に伴って、高速大容量の通信伝送路は必須の要件となりつつある。また、従来このような大容量通信伝送路が必要なかった中小の事務所ビルあるいは集合住宅などにおいてもその必要性が増してきている。これらの通信伝送路は、LAN(Local Area Network)の利用等を目的として光ケーブルを敷設することによって構成することが多くなされている。
図8に光ケーブルによる通信伝送路網を示す。基幹光ケーブル101によって各基幹局107が接続され基幹光ネットワークが形成される。各基幹局107には基幹分配器108が設けられ、基幹光ケーブル101を各幹線光ケーブル102に分岐する。各幹線光ケーブル102は分岐点109にて各建物114に向かう支線光ケーブル103を分岐する。各支線光ケーブル103は各建物114の主配線盤110に接続される。主配線盤110からは建屋内光ケーブル104によって建物各階の分配器111に接続され、各分配器から個別光ケーブル106によって各個の端末112に接続されている。各個別の住宅117に接続する時には、幹線光ケーブル102の分岐点109から光ドロップケーブル116によって接続器113に接続され、ここから屋内の個別光ケーブル106によって各個の端末112に接続される。
上記の基幹光ケーブル101、幹線光ケーブル102、支線光ケーブル103、建屋内光ケーブル104は、複数の大容量あるいは中小容量回線であることから、図9(a)のように、数十から数百のテープ心線121を溝つきスペーサ122のスロット126に収容し外面を押さえ巻き124およびポリエチレンシース125で覆ったテープスロット型ケーブル120が用いられる。また、個別光ケーブル106には図9(b)のような1つのテープ心線121の周りをポリエチレンシース125で覆ったインドアケーブル130が用いられる。テープ心線121は石英ガラスでできている非常に脆弱な光ファイバを保護するために、その周囲を紫外線硬化樹脂で覆った心線を複数本並べてさらに紫外線硬化樹脂で覆ったものである。また、光ケーブルの敷設時に光ファイバに張力がかかり破損することを防止するためにテープスロット型ケーブル、インドアケーブルともに鋼線からなるテンションメンバ123が埋め込まれている。
光ファイバはその特性上、曲がると伝播特性が劣化したり、破損が生じたりすることから、各ケーブルに最小曲げ半径が規定されている。幹線光ケーブルに用いられる、数百心をまとめた大容量のテープスロット型ケーブルではその最小曲げ半径は300〜600mm、支線光ケーブル103、建屋内光ケーブル104に用いられる数十心をまとめた中小容量のテープスロット型ケーブルでもその最小曲げ半径は100〜200mmで、個別光ケーブル106に用いられる単心のインドアケーブルでは15〜30mm程度となっている。このため、建屋内光ケーブル104は専用の直線状の縦配線路に設置され、分配器からの個別光ケーブル106は各個への曲げ配管の中に設置されている。
古いビル、あるいは中小の事務所ビルあるいは集合住宅はこのような光ファイバケーブルによる高速大容量の通信伝送路を設置することを考慮した設計となっていないため、上記のような直線状の縦配線路を設置できるようなスペースがなく、光ファイバケーブルによる高速大容量の通信伝送路を敷設できない状況が発生してきている。いくつかの曲がり配線路がある場合には、主配線盤110のそばに分配器111を配置し、そこから各個の端末まで個別光ケーブル106を敷設することが考えられるが、少数のケーブルの場合は可能であっても、数百箇所もの端末があるビルや集合住宅では、このような大規模な個別光ケーブルを設置することは困難で、実質的には光ファイバケーブルによる高速大容量の通信伝送路を敷設することは非常に困難であった。
そこで、このような建物内へ光ケーブルを敷設する場合は、建物の各階の床に穴開けし、建物の縦方向に光ケーブルを敷設する縦配線路を設けていた。そのために、まず各階の床をX線による非破壊検査等で検査して、床の中に埋め込まれている電気ケーブルや配管の位置を事前調査し、それらの場所を避けて床に穴開け施工して、その穴に直線状の縦配線管を設置して、配管中に光ケーブルを敷設する方法が行われている。
しかし、建物の各階の床に穴開け施工を行うことは、非破壊検査等による事前調査と床が厚いことによる大規模工事が必要になることから、工期とコストが増大するという問題があった。また、光ファイバケーブルは光ファイバに張力を掛けないように設置することが必要なことから、縦配線路に多くのサポートをとることが必要で、工期とコストが増大するという問題があった。
そこで、本発明の目的は、建屋に床の穴開けなどの大規模工事をすることなく、縦配線路のサポート数を少なくして、建屋の居住者に光ケーブルを短期間にかつ低コストの工事で、敷設することが可能な建屋内外部通信伝送路を提供することにある。
本発明の建屋内外部通信伝送路は、外部通信光ケーブルを各階に設けられた分配器に接続する建屋内外部通信伝送路において、昇降路の最上部の機械室に配置された外部通信光ケーブルを分岐する主配線盤と、各階の昇降路壁を貫通するように昇降路壁の中に取り付けられた取付ケースと、前記取付けケースに収容された外部通信光ケーブル接続コネクタと、前記外部通信光ケーブル接続コネクタと前記分配器とを同一階において接続する分配器接続光ケーブルと、各前記外部通信光ケーブル接続コネクタと前記主配線盤とを直接接続するために昇降路内に配置された各階別外部通信光ケーブルとを含むことを特徴とする。また、本発明の建屋内外部通信伝送路において、前記取付ケースは、各階に設けられる呼び出し用操作盤背面の前記昇降路壁を貫通するように前記昇降路壁の中に取り付けられたこととしてもよいし、各階の天井裏に接する前記昇降路壁を貫通するように前記昇降路壁の中に取り付けられたこととしてもよいし、各階の床上と接する前記昇降路壁を貫通するように前記昇降路壁の中に取り付けられたこととしてもよいし、各階の上げ床部と接する前記昇降路壁を貫通するように前記昇降路壁の中に取り付けられたこととしてもよい。また、前記各階別外部通信光ケーブルは前記機械室又は昇降路最上部から吊り下げ配置されていることとしてもよい。
本発明の統合信号伝送システムは、外部通信光ケーブルを各階に設けられた分配器に接続するとともに、昇降機制御ケーブルを各階に設けられた呼び出し用操作制御盤に接続する統合信号伝送システムにおいて、各階の昇降路壁を貫通するように前記昇降路壁の中に取り付けられた共通の取付ケースと、前記共通の取付ケースに収容された昇降機制御ケーブル接続コネクタと、前記昇降機制御ケーブル接続コネクタと前記呼び出し用操作制御盤とを同一階において接続する制御盤接続ケーブルと、前記各昇降機制御ケーブル接続コネクタ間を接続するために昇降路内に設置された昇降機制御渡りケーブルと、昇降路の最上部の機械室に配置された外部通信光ケーブルを分岐する主配線盤と、前記共通の取付ケースに収容された外部通信光ケーブル接続コネクタと、前記外部通信光ケーブル接続コネクタと前記分配器とを同一階において接続する分配器接続光ケーブルと、各前記外部通信光ケーブル接続コネクタと前記主配線盤とを直接接続するために昇降路内に配置された各階別外部通信光ケーブルと、を有すること、を特徴とする。
本発明による建屋内外部通信伝送路は、建屋の昇降機の昇降路内に外部通信ケーブルを配置するため、床の非破壊検査等による事前調査や穴開け施工が不要で光ケーブルの敷設が容易になり、建屋内の居住者に外部通信伝送路を短期間にかつ低コストの工事で、敷設することができるという効果を奏する。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。図1から図5は本発明の第1から第5の実施形態の建屋内外部通信伝送路の説明図である。
図1は、建屋1の中に設置された昇降機2の昇降路30とその中に配置された建屋内外部通信伝送路を示している。建屋1は、複数の階を有し、その複数の階を連絡するために昇降機2が設置されている。昇降機2は建屋1に設けられた昇降路30の中を上下に移動するように設置され、昇降路30の最上部の機械室31には昇降機を駆動するための巻き上げ機などの駆動機構が設置されている。建屋の各階には昇降機を呼び出すための押しボタンなどが配置された呼び出し用操作盤22が設けられている。
外部の幹線通信路から分岐した外部通信ケーブル3は建屋1の中に引き込まれ、建屋内の主配線盤10に接続されている。建屋の各階にはケーブルを各個に分配する分配器11が設置されている。主配線盤10と各分配器11とは、一端に主配線盤側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14bが取り付けられた階別外部通信ケーブル6と、一端に分配器側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14aが取り付けられた分配器接続ケーブル7によって接続されている。図1に示すように、分配器側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14aと主配線盤側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14bとからなる階別外部通信ケーブル接続コネクタ14は取り付けケース35に収容されて昇降機の呼び出し用操作盤22の背面の昇降路壁32取り付けられている。また、分配器11は呼び出し用操作盤22の内部に設置してあってもよい。階別外部通信ケーブル6は建屋上部から昇降路30の中に吊り下げて配置されている。階別外部通信ケーブル6は、数十心をまとめた中小容量のテープスロット型ケーブルが用いられるため、最小曲げ半径が100〜200mmとなるように昇降路30内に配置されることが必要であるが、本発明の第1の実施形態においては、階別外部通信ケーブル6は、昇降路30の上部でサポート63によって吊り下げ配置され、昇降路30内では曲がり部が少ない配置となっている。また、階別外部通信ケーブル接続コネクタ14は各階に設けられている呼び出し用操作盤の中に設けられていてもよいし、分配器11も各階に設けられている呼び出し用操作盤の中に設けられていてもよい。
上記の階別外部通信ケーブル6は、昇降路最上部に位置する機械室31から昇降路30の中に落とし込んで敷設していく工法がとられる場合が多い。この場合、図6に示すように、テープスロット型光ファイバケーブルに埋め込まれているテンションメンバ123を取り出して吊り下げ用輪を作り、これを機械室天井62のフック61にかけて、機械室天井から光ファイバケーブルを吊り下げ、中の光ファイバを損傷しないように敷設工事を進めることができる。また、図7に示すように、機械室のスペースを利用して、円形ドラムにフルラップで光ファイバケーブルを巻きつけて上部から吊り下ろしていく工法もある。この場合は円形ドラムに巻きつけておいて、徐々に昇降路30の中にケーブルを直線状に敷設していくことから、常に光ファイバケーブルを最小曲げ半径以上に保ちながら敷設することができる。一方、個別接続ケーブル13は最小曲げ半径は15〜30mm単心のインドアケーブルが用いられるので、分配器11から既設の電話回線配管などの曲がり配管内に自在に配置される。
本発明の第1の実施形態によると、最小曲げ半径が100〜200mmの数十心をまとめた中小容量のテープスロット型ケーブルを床に穴を開けずに配置できることから、床の非破壊検査等による事前調査や穴開け施工が不要で光ケーブルの敷設が容易になり、建屋内の居住者に外部通信伝送路を短期間にかつ低コストの工事で、敷設することができるという効果を奏する。また、階別外部通信ケーブル6は昇降路30の上端部から吊り下げサポートによって垂直配置されることから、昇降路内部に必要なサポートが少なくなり、現場作業を低減し工事を短期間にすることができるという効果を奏する。更に、ケーブル敷設時に機械室床50あるいは天井62を利用して光ファイバケーブルを吊り下ろすことが可能となることから、作業工数が低減できるとともに、敷設中の光ファイバケーブルの損傷を防止することができるという効果を奏する。
本発明の第2の実施形態について図2を参照しながら説明する。第1の実施形態と同様の部分については同様の符号を用い説明は省略する。
第1の実施形態と同様、主配線盤10と各分配器11とは、一端に主配線盤側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14bが取り付けられた階別外部通信ケーブル6と、一端に分配器側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14aが取り付けられた分配器接続ケーブル7によって接続され、階別外部通信ケーブル6は建屋上部から昇降路30の中に吊り下げて配置されている。分配器側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14aと主配線盤側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14bとからなる階別外部通信ケーブル接続コネクタ14aは昇降路30に、図2に示すように、取り付けケース35によって床50と天井51の間にある天井裏52に接する昇降路壁32に固定されている。各階の分配器11と各個の端末12の間は個別接続ケーブル13によって接続されている。各階の分配器11は各階の部屋の内部に設置してもよいし、天井裏52に設置してもよい。天井裏52に分配器11を設置した場合は、分配器接続ケーブル7、及び個別接続ケーブル13は天井裏52に配線することができる。
本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を奏すると共に、空きスペースである天井裏スペースを分配器接続ケーブル7や個別接続ケーブル13の配線スペースとして利用できることから配線が容易になる上、分配器11や配線を目立たなくする美観上の効果がある。さらに、第三者の手が届かない場所にこれらの機器を設置することができることから、第三者のいたずらを防止することができる効果を奏する。
本発明の第3の実施形態について図3を参照しながら説明する。第1、第2の実施形態と同様の部分については同様の符号を用い説明は省略する。
第3の実施形態は、階別外部通信ケーブル接続コネクタ14は取り付けケース35に収納されて床50に接する昇降路の壁に固定されているか、あるいは、床50の上のポスト54の上に床板53を載せて構成された上げ床と接する昇降路壁32に固定されているか、床50に設置された接続箱55の中に固定されている。本実施形態は第1の実施形態と同様の効果を奏するほか、階別外部通信ケーブル接続コネクタ14が取り付けケース35に収納されて床50に接する昇降路の壁に固定されている場合には、分配器接続ケーブル7は床上に敷設されたカーペットの下に配設するアンダーカーペット配線とされ、分配器11までの配線を目立たなくすることができる効果を奏する。また、配線を床上において処理することができることから、設置工事の作業性が優れ、工事が容易になるという効果を奏する。階別外部通信ケーブル接続コネクタ14が上げ床と接する昇降路壁32に固定された場合には、分配器接続ケーブル7は上げ床の中を通すことができること、敷設工事において、配線を床上において処理することができることから、上記と同様、設置工事の作業性が優れ、工事が容易になるという効果を奏する。床上の接続箱55に接続した場合も上記と同様の効果を奏する。
本発明の第4の実施形態について図4を参照しながら説明する。第1、第2、第3の実施形態と同様の部分については同様の符号を用い説明は省略する。
本発明の第4の実施形態では、第1の実施形態と同様、主配線盤10と各分配器11とは、一端に主配線盤側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14bが取り付けられた階別外部通信ケーブル6と、一端に分配器側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14aが取り付けられた分配器接続ケーブル7によって接続され、階別外部通信ケーブル6は建屋上部から昇降路30の中に吊り下げて配置されている。図4に示すように、分配器側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14aと主配線盤側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14bとからなる階別外部通信ケーブル接続コネクタ14は共通ケース33に収容されて昇降機2の呼び出し用操作盤22の背面の昇降路壁32に取り付けられている。また、呼び出し用操作盤22の中には、呼び出し操作制御盤23が配置されている。機械室31の昇降機制御盤20と呼び出し制御盤23とは、一端に昇降機制御盤側昇降機制御ケーブル接続コネクタ26bが取り付けられた昇降機制御ケーブル21と、一端に呼び出し用操作盤側昇降機制御ケーブル接続コネクタ26aが取り付けられた制御盤接続ケーブル24によって接続されている。昇降機制御盤側昇降機制御ケーブル接続コネクタ26bと呼び出し用操作盤側昇降機制御ケーブル接続コネクタ26aを有する昇降機制御ケーブル接続コネクタ26は、共通ケース33に収容され昇降路壁32に固定されている。また、呼び出し制御盤23相互間は、一端に呼び出し用操作盤側昇降機制御ケーブル接続コネクタ26aが取り付けられた制御盤接続ケーブル24と一端に昇降機制御渡りケーブル側昇降機制御ケーブル接続コネクタ26cが取り付けられた昇降機制御渡りケーブル25によって、昇降路30の中で接続されている。このように各階の呼び出し制御盤23は昇降機制御ケーブル21、昇降機制御渡りケーブル25、昇降機制御ケーブル接続コネクタ26、制御盤接続ケーブル24によって接続され、各階から昇降機2の呼び出しをすることができるようになっている。本発明の第4の実施形態では、階別外部通信ケーブル接続コネクタ14と昇降機制御ケーブル接続コネクタ26は共通ケース33に収容されて、昇降路壁32に取り付けられている。
本発明の第4の実施形態は、本発明の第1の実施形態の効果に加えて、昇降機の交換、メンテナンスと同時に外部通信伝送路の敷設を行う場合に、階別外部通信ケーブル接続コネクタ14と昇降機制御ケーブル接続コネクタ26は共通ケース33に納められて昇降路壁32に固定されることから、昇降機制御ケーブル21と外部通信伝送路の両方の設置を同時に行うことができ、さらに短期間にかつ低コストの工事で、外部通信伝送路を敷設することができるという効果を奏する
本発明の参考例について図5を参照しながら説明する。第1の実施形態と同様の部分については同様の符号を用い説明は省略する。
第1の実施形態と同様、主配線盤10と各分配器11とは昇降路30の中で階別外部通信ケーブル接続コネクタ14を介して分配器接続ケーブル7と階別外部通信ケーブル6とで接続され、階別外部通信ケーブル6は建屋上部から昇降路30の中に吊り下げて配置されている。また、分配器11と室内側の端末12は昇降路壁32の壁孔34を貫通する個別接続ケーブル13にて接続されている。壁孔34は利用する場所にもっとも近く、配線が容易な場所から取り出すように複数の孔としてもよい。
このように、昇降路30の中に分配器11を配置する場合には、第1の実施形態の効果に加えて、分配器11を室内に設置するスペースが必要ないので、室内スペースに余裕がない場合でも外部通信伝送路の設置が容易にできること、及び分配器11を第三者の目に触れないところに配置することができることから、第三者のいたずらを防止することができるという効果を奏する。さらに複数の壁孔34を設けた場合には、分配器11から各端末12へ最短距離で個別接続ケーブル13の設置を行うことができることから、個別ケーブルの長さを短くできると共に、曲がりを少なくすることによって伝送品質の低下を防止することが容易になるという効果を奏する。
本発明はエレベータなどの人貨用の昇降機の昇降路に限らず、小荷物専用昇降機や、自動車用エレベータなどの昇降路に外部通信伝送路を敷設する場合にも同様に適用することができる。
本発明の第1の実施形態の建屋内外部通信伝送路の説明図である。 本発明の第2の実施形態の建屋内外部通信伝送路の説明図である。 本発明の第3の実施形態の建屋内外部通信伝送路の説明図である。 本発明の第4の実施形態の建屋内外部通信伝送路の説明図である。 本発明の参考例の建屋内外部通信伝送路の説明図である。 本発明の光ファイバケーブルの敷設方法を示す説明図(1)である。 本発明の光ファイバケーブルの敷設方法を示す説明図(2)である。 光ケーブルによる通信伝送路網の概念図である。 光ファイバケーブルの断面図である。
1 建屋、2 昇降機、3 外部通信ケーブル、6 階別外部通信ケーブル、7 分配器接続ケーブル、10 主配線盤、11 分配器、12 端末、13 個別接続ケーブル、14 階別外部通信ケーブル接続コネクタ、14a 分配器側階別外部通信ケーブル接続コネクタ、14b 主配線盤側階別外部通信ケーブル接続コネクタ、20 昇降機制御盤、21 昇降機制御ケーブル、22 呼び出し用操作盤、23 呼び出し操作制御盤、24 制御盤接続ケーブル、25 昇降機制御渡りケーブル、26 昇降機制御ケーブル接続コネクタ、26a 呼び出し用操作盤側昇降機制御ケーブル接続コネクタ、26b 昇降機制御盤側昇降機制御ケーブル接続コネクタ、26c 昇降機制御渡りケーブル側昇降機制御ケーブル接続コネクタ、30 昇降路、31 機械室、32 昇降路壁、33 共通ケース、34 壁孔、35 取り付けケース、50 床、51 天井、52 天井裏、53 床板、54 ポスト、55 接続箱、61 フック、63 サポート、64 ドラム、103 支線光ケーブル、104 建屋内光ケーブル、106 個別光ケーブル、110 主配線盤、111 分配器、112 端末、114 建物、121 テープ心線、122 溝つきスペーサ、123 テンションメンバ、124 押さえ巻き、125 ポリエチレンシース、126 スロット、130 インドアケーブル。

Claims (7)

  1. 外部通信光ケーブルを各階に設けられた分配器に接続する建屋内外部通信伝送路において、
    昇降路の最上部の機械室に配置された外部通信光ケーブルを分岐する主配線盤と、
    各階の昇降路壁を貫通するように昇降路壁の中に取り付けられた取付ケースと、
    前記取付けケースに収容された外部通信光ケーブル接続コネクタと、
    前記外部通信光ケーブル接続コネクタと前記分配器とを同一階において接続する分配器接続光ケーブルと、
    各前記外部通信光ケーブル接続コネクタと前記主配線盤とを直接接続するために昇降路内に配置された各階別外部通信光ケーブルと、
    を含む建屋内外部通信伝送路。
  2. 前記取付ケースは、各階に設けられる呼び出し用操作盤背面の前記昇降路壁を貫通するように前記昇降路壁の中に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の建屋内外部通信伝送路。
  3. 前記取付ケースは、各階の天井裏に接する前記昇降路壁を貫通するように前記昇降路壁の中に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の建屋内外部通信伝送路。
  4. 前記取付ケースは、各階の床上と接する前記昇降路壁を貫通するように前記昇降路壁の中に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の建屋内外部通信伝送路。
  5. 前記取付ケースは、各階の上げ床部と接する前記昇降路壁を貫通するように前記昇降路壁の中に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の建屋内外部通信伝送路。
  6. 前記各階別外部通信光ケーブルは前記機械室又は昇降路最上部から吊り下げ配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の建屋内外部通信伝送路。
  7. 外部通信光ケーブルを各階に設けられた分配器に接続するとともに、昇降機制御ケーブルを各階に設けられた呼び出し用操作制御盤に接続する統合信号伝送システムにおいて、
    各階の昇降路壁を貫通するように前記昇降路壁の中に取り付けられた共通の取付ケースと、
    前記共通の取付ケースに収容された昇降機制御ケーブル接続コネクタと、
    前記昇降機制御ケーブル接続コネクタと前記呼び出し用操作制御盤とを同一階において接続する制御盤接続ケーブルと、
    前記各昇降機制御ケーブル接続コネクタ間を接続するために昇降路内に設置された昇降機制御渡りケーブルと、
    昇降路の最上部の機械室に配置された外部通信光ケーブルを分岐する主配線盤と、
    前記共通の取付ケースに収容された外部通信光ケーブル接続コネクタと、
    前記外部通信光ケーブル接続コネクタと前記分配器とを同一階において接続する分配器接続光ケーブルと、
    各前記外部通信光ケーブル接続コネクタと前記主配線盤とを直接接続するために昇降路内に配置された各階別外部通信光ケーブルと、
    を有すること、
    を特徴とした統合信号伝送システム。
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