JP2012006215A - 圧着葉書 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基材の少なくとも一方の面に、圧力により接着する感圧接着剤層が設けられ、該感圧接着剤層の面同士が剥離可能に接着される圧着葉書において、接着後に剥がした面に記載された情報を、印象深く認識することができて満足できる圧着葉書を提供する。
【解決手段】 基材の少なくとも一方の面に、圧力により接着する感圧接着剤層が設けられ、該感圧接着剤層の面同士が剥離可能に接着される圧着葉書において、前記基材と感圧接着剤層との間に、基材側から絵柄インキ層、マット状下地インキ層を順に設けた構成にした。これにより、上記の課題を解決することが可能となった。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基材上に、圧力により接着する感圧接着剤層が設けられ、該接着剤層の面同士が剥離可能に接着される圧着葉書に関し、さらに詳しくは該感圧接着剤層同士が接着した後に、剥がした面に記載された情報を、印象深く認識することができて満足できる圧着葉書に関する。
従来、圧着葉書は感圧接着剤層が設けられた葉書紙片の感圧接着剤層面に隠蔽すべき、また、葉書の開封者に有益な情報をプリントした後に、感圧接着剤層を内側にして2つ折りなど加圧することにより、剥離可能に接着した構成のものが挙げられる。例えば、特許文献1に、コート紙などの基材上に、圧力により接着する再剥離型粘着剤が形成された接着シートで、接着後に剥がした面の光沢感を高めた二つ折りなどの圧着葉書が示されている。
また、ベース紙にフィルムを貼ったフィルム層を形成し、そのフィルム面同士を再剥離可能に熱圧着して、フィルム層を軟化して貼り合せた圧着葉書が、特許文献2などに、記載されていて、接着後に剥がした面がプラスチックフィルムであり、高光沢を有したものである。
上記の高光沢を有する圧着葉書は、差出人からの広告や通知等の情報を、見る人の視覚に訴えて、情報の伝達手段として、重宝され使用されていた。
しかし、上記のタイプは、一般ユーザーが見慣れてしまって、陳腐化し、圧着葉書の情報伝達の手段として、満足できなくなっている。
特許第3701359号公報 実開平4−2680号公報
したがって、本発明は基材の少なくとも一方の面に、圧力により接着する感圧接着剤層が設けられ、該感圧接着剤層の面同士が剥離可能に接着される圧着葉書において、接着後に剥がした面に記載された情報を、印象深く認識することができて満足できる圧着葉書を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1の発明は、基材の少なくとも一方の面に、圧力により接着する感圧接着剤層が設けられ、該感圧接着剤層の面同士が剥離可能に接着される圧着葉書において、前記基材と感圧接着剤層との間に、基材側から絵柄インキ層、マット状下地インキ層を順に設けたことを特徴とする圧着葉書に関するものである。これにより、上記の課題を解決することが可能となった。
請求項2の発明は、請求項1に記載する絵柄インキ層、マット状下地インキ層、感圧接着剤層の全ての層が、UV硬化型インキまたはEB硬化型インキを硬化させて形成されたことを特徴とする圧着葉書に関するものである。これにより、圧着葉書が圧着により接着した後に、感圧接着剤層の面同士が剥離し、その剥離面に記載された情報が、微細な凹凸表面を有した均一なマット状の目新しい、非常に印象深く満足できるものとなる。
本発明の圧着葉書は、感圧接着剤層の面同士が接着している状態では、郵送時などの取扱い上、その接着面が剥がれずに、絵柄インキ層による情報を隠蔽でき、その接着後に、該圧着葉書の感圧接着剤層の面同士を剥離した面に記載された情報が、微細な凹凸表面を有したマット状となり、印象深く認識することができて満足できるものであった。このことにより、本発明の圧着葉書は、非常に実用性が高いものである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
本発明では、圧着葉書として、圧力により接着する感圧接着剤層が設けられ、該感圧接着剤層の面同士が剥離可能に接着されるもので、「葉書」の用語を用いているが、郵便はがきに限らず、ダイレクトメール、通知書、パンフレット、クジ等でも、本発明の構成を満足するものであれば、適宜、適用できるものを意味している。
図1は、本発明の1実施例を示す圧着葉書の説明図であり、図1の1)は、圧着葉書の概略平面図であり、その平面図で示したX−Xにおける断面図が、図1の2)である。基材2上に、絵柄インキ層4、マット状下地インキ層5、感圧接着剤層3を設けた構成の圧着葉書1であり、圧着葉書1の中央部に、二つ折りをするためのミシン目6が設けられている。このミシン目6を利用して、圧着葉書1が折り畳まれて(2つ折りされて)、感圧接着剤層3の面同士が接着される。
本発明の圧着葉書を構成する各層について、以下に詳細に説明する。
(基材)
基材2としては、絵柄インキ層を形成できる平滑性が高い従来公知のアート紙、コート紙、軽量コート紙などが挙げられ、特にマットコート紙が微細な凹凸表面を有したマット状となり、好ましい。また基材の坪量は、通常40〜150g/m2程度で使用される。
(感圧接着剤層)
感圧接着剤層3は、感圧接着剤層の表面同士が重なって、接着し、その後に感圧接着剤層の上記表面同士を剥離できるものである。感圧接着剤層は、スチレン−ブタジエンゴムなどの粘着主剤のエマルジョンにポリスチレン樹脂粒子などの充填剤を添加したものを使用することができるが、UV(Ultra Violet、紫外線)硬化型インキ、またはEB(Electronic Beam、電子線)硬化型インキにより形成することが好ましい。それは、上記硬化型インキで感圧接着剤層を形成すれば、表面の微細な凹凸を正確にかつ均一に形成できるからである。
感圧接着剤層を形成するためのUV硬化型インキまたはEB硬化型インキについて、以下に説明する。このインキはUVやEB硬化後に通常状態では接着せず、インキによる皮膜同士を対接させ所定の圧力を付与することにより接着するが、接着後に接着面を剥離することができるものである。UV硬化型インキまたはEB硬化型インキは、アクリル系光重合性オリゴマー及び/又はアクリル系光重合性モノマーが、UVやEBの照射により重合して硬化したものが用いられる。尚、UV硬化型インキの場合は、上記のオリゴマー及び/又はモノマーと光重合開始剤が添加され、また必要に応じて、増感剤も添加される。
上記のアクリル系光重合性オリゴマーは、末端にアクリロイル基、メタクリロイル基を有するオリゴマーであり、そのオリゴマーとしては、エポキシ系アクリレート、ポリエステル系アクリレート、ポリビニルアルコール系オリゴマー、ポリアクリル酸系オリゴマー、ウレタン系アクリレート等であり、具体的には、エポキシ樹脂のアクリル酸エステル、例えばビスフェノールAのジグリシジルエーテルジアクリレート、エポキシ樹脂とアクリル酸とメチルテトラヒドロフタル酸無水物との反応生成物等のエポキシ系アクリレート、グリシジルジアクリレートと無水フタル酸との開環共重合エステル、アクリル酸と無水フタル酸とプロピレンオキシドから得られるポリエステル、メタクリル酸二量体とポリオールとのエステル、ポリエチレングリコールと無水マレイン酸とグリシジルメタクリレートとの反応生成物等のポリエステル系オリゴマー、ポリビニルアルコールとN−メチロールアクリルアミドとの反応生成物、ポリビニルアルコールを無水コハク酸でエステル化した後、グリシジルメタクリレートを付加させたもの等のポリビニルアルコール系オリゴマー、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体と2−ヒドロキシエチルアクリレートとの反応生成物、又はこれにさらにグリシジルメタクリレートを反応させたもの等のポリアクリル酸系オリゴマー、飽和ポリエステルセグメント、又はウレタン結合を介してポリオキシアルキレンセグメント、あるいはその両方が連結し、両末端にアクリロイル基又はメタクロイル基を有するウレタン系オリゴマー等を挙げることができる。
アクリル系光重合性モノマーとしては、具体的には、例えばアクリル酸やメタクリル酸などの不飽和カルボン酸又はそのエステル、例えばハロゲン化アルキル−、アルキル−、シクロアルキル−、アルコキシアルキル−、ヒドロキシアルキル−、アミノアルキル−、テトラヒドロフルフリル−、アリル−、グリシジル−、ベンジル−、フェノキシ−アクリレート及びメタクリレート、低級アルキレングリコール、アクリルアミド、メタクリルアミド又はその誘導体、例えばアルキル基やヒドロキシアルキル基でモノ置換、又はジ置換されたアクリルアミド及びメタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド及びメタクリルアミド、N,N´−アルキレンビスアクリルアミド及びメタクリルアミド等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよいし、また2種以上を混合して使用してもよい。
光重合開始剤としては、公知の光重合開始剤の中から任意のものを選んで用いることができる。その光重合開始剤としては、例えばベンゾインやベンゾインエチルエーテル、ベンゾイン−n−プロピルエーテル、ベンゾイン−イソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチル−エーテルなどのベンゾインアルキルエーテル類、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、ベンゾフェノン、9,10−アントラキノン、2−エチル−9,10−アントラキノン、ベンジル、ジアセチル、ジフェニルスルフィド、エオシン、チオニン等を挙げることができる。これらの光重合開始剤は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。この光重合開始剤は、接着剤層全体の固形分に対して、約0.1%〜10%(質量基準)の範囲で添加する。
また、増感剤としては、例えばn−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルホスフィンなどを用いることができる。本発明で用いる感圧接着型接着剤は、UV硬化型インキやEB硬化型インキにより、グラビアコーター、フレキソ、エアナイフコーター、バーコーター等の塗布手段により、基材上に塗布され、接着剤層は、基材の一方の面、あるいは両面に、そして基材の全面、あるいは基材の一部分の表面に塗布して形成する。感圧接着剤層は、接着性、剥離性等を考慮して、その厚さとして乾燥状態で0.5〜20g/m2、好ましくは3〜10g/m2程度で形成される。
(絵柄インキ層)
本発明の圧着葉書は、基材と感圧接着剤層との間に絵柄インキ層4を設けて、広告や通知等の情報を多く盛り込むことができる。この絵柄インキ層は、グラビア印刷、活版印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、電子写真印刷、インクジェット印刷等の印刷手段で形成することができる。特に、絵柄インキ層は、基材、マット状下地インキ層との密着性を高く維持できるUV硬化型インキまたはEB硬化型インキで形成することが好ましい。
絵柄インキ層は文字、記号、図形、絵柄、写真調画像等の各種パターンで形成できる。また、絵柄インキ層は、マット状下地インキ層や感圧接着剤層の形成前に基材に設けるので、固定情報を設けることが好ましく行われる。
(マット状下地インキ層)
上記の絵柄インキ層の表面に部分的あるいは全面に、マット状下地インキ層5が設けられる。但し、上記の絵柄インキ層の全面とは、絵柄インキ層の上だけではなく、絵柄インキ層の形成されていない部分も含めて、基材に直接、あるいは絵柄インキ層を介して、基材上の全面に、マット状下地インキ層が設けられることを意味する。この絵柄インキ層の全面にマット状下地インキ層を設けることは、圧着された葉書の接着面を剥離し、その剥離された見開き面の全面がマット状となり、使用者に非常に印象深く、大きな満足を提供できるので、好ましい。またマット状下地インキ層を絵柄インキ層の表面に、部分的に設けることによって、マット状下地インキ層が設けられた部分が凹凸感を有するマット状の加工部分となり、一方でマット状下地インキ層が設けられていない部分は、光沢がある、艶がある加工部分となり、マット状の加工部分と艶がある加工部分との両部分を有し、両部分の対比が著しい独特な印刷加工物とすることができる。
マット状下地インキ層に使用するインキも、電子線または紫外線硬化型インキであり、少なくともポリマー、モノマー、光重合開始剤を混合した主剤に、ポリエチレンワックス、反応性シリコーンを助剤として主剤に対して0〜15質量%加えたものを使用する。このマット状下地インキ層は、基材上に乾燥膜厚で約1〜10g/m2となるような量で設けることが好ましい。絵柄インキ層とマット状下地インキ層を設けた後、電子線又は紫外線照射により硬化させた後、前記の感圧接着剤層が設けられる。
ポリマーとしては、例えば、メチルアクリレート、メチルメタクリレート(以下、「メチルアクリレート」と「メチルメタクリレート」とを、「(メタ)アクリレート」と表記する。以下、同様。)、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン、スチレンの如き1分子中に1個の重合性ビニル基を有する、いわゆる単官能モノマー;エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレートの如き1分子中に2個の重合性ビニル基を有する、いわゆる2官能のモノマー;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレートの如き1分子中に3個以上の重合性ビニル基を有する、いわゆる多官能モノマー、などがあげられる。
さらに、オリゴマーとして、不飽和ポリエステル類、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレートなどのオリゴマーを用いることもできる。
光重合開始剤として特に制約を設ける必要はないが、重合性の組成物に溶解可能な物質が好ましく、例えば、ラジカル重合開始剤、カチオン重合開始剤であって良い。そのような光重合開始剤としては、例えば、p−ブチルトリクロロアセトフェノン、2,2’−ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オンの如きアセトフェノン類;ベンゾフェノン、4,4’−ビスジメチルアミノベンゾフェノン2−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンの如きケトン類;ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテルの如きベンゾイン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシムエステル、テトラメチルメウラムモノサルファイド、などが挙げられる。
また、光重合開始剤に光増感剤を併用しても差し支えない。このような光増感剤としては、例えば、n−ブチルアミン、n−ジブチルアミン、トリエチルアミン、トリエチレンテトラミン、トリエタノールアミンなどが挙げられる。
このマット状下地インキ層は、グラビア印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷、エアナイフコーター、バーコーター等の印刷、塗布手段により、形成することができる。
本発明の圧着葉書は、図1に示したような2つ折りの形態に限らず、3つ折り、4つ折り、または一つのシートを切って重ねた形態、あるいは別体同士の重ね合わせ等、各種の重ね合わせの形態で使用でき、また感圧接着剤層同士の接合で一時的には接着するが、必要に応じて容易に剥離できる見開き面を有するハガキ、ダイレクトメール、通知書、パンフレット、クジ、各種帳票、各種カード等の様々な用途に使用できる。
実施例により、本発明の圧着葉書について、さらに詳細に説明する。
(実施例1)
二つ折り圧着葉書を作製するために、基材として、マットコート紙(紙厚が約100μm)を用い、この基材の接着予定面となる表面側の面の略全面にUV硬化型インキのプロセスカラーインキ(ザ・インクテック(株)製、BOF−AZ)で写真調の画像及び広告文をオフセット印刷で形成し、印刷直後に紫外線を照射して硬化処理して、絵柄インキ層を形成した。また、その絵柄インキ層を形成した面と反対面に、赤のUV硬化型インキにより、感圧接着剤層の面同士が接着した状態になった時に、その2つ折り葉書の四隅のうちの接着面を剥がし始める箇所となる位置に、「ここから剥がして、開封して下さい。」の文言と、郵便番号の7桁が記載される枠を含めたオフセット印刷をインラインで行い、その印刷直後に紫外線を照射して硬化処理した。
次に、上記のオフセット印刷の後に、インラインで下記組成のマット状下地インキを用いて、上記基材の写真調の画像及び広告文である絵柄インキ層の形成面の全面に(絵柄インキ層の形成されていない部分も含めて)、ベタ状にマット状下地インキ層をオフセット印刷し、印刷直後に紫外線を照射して、乾燥硬化させ、乾燥膜厚で3g/m2となるように形成した。
(マット状下地インキ)
ポリエステル樹脂 15〜25質量%
アクリルエステルオリゴマーモノマー 50〜75質量%
光開始剤 5〜10質量%
ポリエチレンワックス 1〜2質量%
反応性シリコーン 2〜3質量%
上記のインラインによる絵柄インキ層(基材の両面)、マット状下地インキ層のオフセット印刷の際に、同じ印刷機にて、インラインで2つ折りの折り込み用のミシン目加工として、タテミシン刃を使用して、連続的にミシン目6の加工と、さらに連続の長尺シートの圧着葉書の左右両端にマージナルパンチを0.5インチの間隔で連続的に形成した。
次に、上記のマット状下地インキ層の上に、該マット状下地インキ層を覆うように、ポリエステル系アクリレートと光重合開始剤のベンゾインを用いた組成(光重合開始剤が感圧接着剤層全体の固形分に対して、2%(質量基準)の割合で添加されている)の感圧接着剤を、線数150線でセル深さ50μmのグラビア版によるダイレクトグラビアコーターにて塗工し、塗工直後に紫外線を照射して硬化処理を行い、塗布量5g/m2(乾燥時、以下同様)の感圧接着剤層を形成した。
さらに、上記の圧着葉書を、中央のミシン目に沿って、折り込んで二つ折りにし、接着予定面である感圧接着剤層同士を対向させ、圧着機(ミヤコシ製、油圧式圧着機)で、200gf/6インチ幅の圧力により、圧着し、また連続の長尺シートを単票化するようにシートカットして、枚葉状の2つ折りの圧着葉書を作製した。
上記で作製した実施例の圧着葉書は、感圧接着剤層の面同士が接着している状態では、郵送時などの取扱い上、その接着面が剥がれずに、絵柄インキ層による情報を隠蔽できるものであった。そして、その感圧接着剤層の面同士を剥離でき、その剥離した面に記載された情報が、微細な凹凸表面を有したマット状であり、印象深く認識することができるもので、満足できるものであった。
本発明の1実施例を示す圧着葉書の説明図である。
1 圧着葉書
2 基材
3 感圧接着剤層
4 絵柄インキ層
5 マット状下地インキ層
6 ミシン目

Claims (2)

  1. 基材の少なくとも一方の面に、圧力により接着する感圧接着剤層が設けられ、該感圧接着剤層の面同士が剥離可能に接着される圧着葉書において、前記基材と感圧接着剤層との間に、基材側から絵柄インキ層、マット状下地インキ層を順に設けたことを特徴とする圧着葉書。
  2. 前記の絵柄インキ層、マット状下地インキ層、感圧接着剤層の全ての層が、UV硬化型インキまたはEB硬化型インキを硬化させて形成されたことを特徴とする請求項1に記載する圧着葉書。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014186055A (ja) * 2013-03-21 2014-10-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成方法及び圧着はがきの製造方法

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