JP2011526480A5 - - Google Patents

Claims (19)

1. 少なくとも１つのＦｃ領域のアミノ酸の突然変異を有し、該少なくとも１つのＦｃ領域のアミノ酸の突然変異を有していない同一抗体よりも大きい抗体依存性細胞傷害（ＡＤＣＣ）を示し、そして１×１０^-7Ｍ以下のＫ_Dでヒトインテグリンα５β１に結合することができる、分離されたヒト完全長ＩｇＧ１抗体。
2. 抗体が５×１０^-8Ｍ以下のＫ_Dでヒトインテグリンα５β１に結合する、請求項１に記載の抗体。
3. １×１０^-7Ｍ以下のＫ_Dでヒトインテグリンα５β１に結合し、そして配列番号７に記載のアミノ酸配列と少なくとも９０％同一である重鎖可変領域を含む、分離されたモノクローナル抗体又はその抗原結合部分。
4. 配列番号８に記載のアミノ酸配列と少なくとも９０％同一である軽鎖可変領域を更に含む、請求項３に記載の抗体又はその抗原結合部分。
5. （ａ）配列番号１を含む重鎖可変領域ＣＤＲ１；
   （ｂ）配列番号２を含む重鎖可変領域ＣＤＲ２；
   （ｃ）配列番号３を含む重鎖可変領域ＣＤＲ３；
   （ｄ）配列番号４を含む軽鎖可変領域ＣＤＲ１；
   （ｅ）配列番号５を含む軽鎖可変領域ＣＤＲ２；及び
   （ｆ）配列番号６を含む軽鎖可変領域ＣＤＲ３；
   を含む、分離されたモノクローナル抗体又はその抗原結合部分。
6. （ａ）配列番号７のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域；及び
   （ｂ）配列番号８のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域；
   を含む、請求項５に記載の抗体又は抗原結合部分。
7. 抗体がヒト完全長ＩｇＧ１抗体であり、そしてここで抗体のＦｃ領域の少なくとも１つのアミノ酸が突然変異し、そして更にここで該抗体は該少なくとも１つのアミノ酸が突然変異していない同一抗体よりも大きいＡＤＣＣを示す請求項３〜６のいずれか１項に記載の抗体。
8. 請求項１又は７に記載の抗体であって、少なくとも１つの突然変異がセリン２４７、アラニン３３８、又はイソロイシン３４０のアミノ酸位置で起こる、上記抗体。
9. 少なくとも１つの突然変異が、セリン２４７からアスパラギン酸（Ｓ２４７Ｄ）、アラニン３３８からロイシン（Ａ３３８Ｌ）、及びイソロイシン３４０からグルタミン酸（Ｉ３４０Ｅ）から成る群から選択される、請求項８に記載の抗体。
10. 抗体が突然変異Ｓ２４７Ｄ、Ａ３３８Ｌ、及びＩ３４０Ｅを含む、請求項９に記載の抗体。
11. 抗体が配列番号９に記載のアミノ酸配列と少なくとも９０％同一である重鎖アミノ酸配列を含む、請求項５に記載の抗体。
12. 抗体が配列番号１０に記載のアミノ酸配列と少なくとも９０％同一である軽鎖アミノ酸配列を含む、請求項５に記載の抗体。
13. 抗体が配列番号９に記載のアミノ酸配列と少なくとも９０％同一である重鎖アミノ酸配列、及び配列番号１０に記載のアミノ酸配列と少なくとも９０％同一である軽鎖アミノ酸配列を含む、請求項５に記載の抗体。
14. 請求項１〜１３のいずれか１項に記載の抗体又は抗原結合部分、及び薬学的に許容される担体を含む組成物。
15. 請求項１〜１３のいずれか１項に記載の、任意の抗体の重鎖及び／又は軽鎖、又はその抗原結合部分をコード化する分離された核酸分子。
16. 請求項１５に記載の核酸分子を含む、発現ベクター。
17. 請求項１６に記載の発現ベクターを含む、宿主細胞。
18. 請求項１７に記載の宿主細胞において抗体又は抗原結合部分を発現させることを含む、抗α５β１抗体又はその抗原結合部分を調製する方法。
19. 細胞を、腫瘍細胞の増殖を阻害するのに有効な量の、請求項１〜１３のいずれか１項に記載の抗体若しくはその抗原結合部分又は請求項１４に記載の組成物と接触させることを含む、インテグリンα５β１を発現する腫瘍細胞の増殖を阻害する方法。