JP2011500842A5

JP2011500842A5 -

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Publication number: JP2011500842A5
Application number: JP2010531272A
Authority: JP
Filing date: 2008-10-24
Publication date: 2011-12-08
Anticipated expiration: 2028-10-24

Claims

ＰＥＧ化複合体であって、
ａ）ｃＡＭＰ依存性タンパク質キナーゼの調節サブユニット由来のＤＤＤ（二量体化／ドッキングドメイン）配列に付着した治療薬；および
ｂ）Ａキナーゼアンカリングタンパク質（ＡＫＡＰ）由来のＡＤ（アンカードメイン）配列に付着したＰＥＧ部分を含み、
２つのＤＤＤ配列が１つのＡＤ配列に結合してＰＥＧ化複合体を形成し、前記ＤＤＤ配列とＡＤ配列の間のジスルフィド結合をさらに含む、ＰＥＧ化複合体。
前記ＤＤＤ配列が配列番号２を含む、請求項１に記載の複合体。
前記ＰＥＧ部分が、一方の端でメトキシ基によりキャッピングされている、請求項１に記載の複合体。
前記治療薬が、酵素、サイトカイン、ケモカイン、成長因子、ペプチド、抗体、および抗体断片からなる群より選択される、請求項１に記載の複合体。
前記治療薬が、インターフェロン−α、インターフェロン−β、インターフェロン−γ、ＭＩＦ、ＨＭＧＢ−Ｉ（高移動度グループボックスタンパク質１）、ＴＮＦ−α、ＩＬ−Ｉ、ＩＬ−２、ＩＬ−３、ＩＬ−４、ＩＬ−５、ＩＬ−６、ＩＬ−７、ＩＬ−８、ＩＬ−９、ＩＬ−１０、ＩＬ−１１、ＩＬ−１２、ＩＬ−１３、ＩＬ−１５、ＩＬ−１６、ＩＬ−１７、ＩＬ−１８、ＩＬ−１９、ＩＬ−２３、ＩＬ−２４、ＣＣＬ１９、ＣＣＬ２１、ＭＣＰ−１、ＲＡＮＴＥＳ、ＭＩＰ−ＩＡ、ＭＩＰ−ＩＢ、ＥＮＡ−７８、ＭＣＰ−Ｉ、ＩＰ−１０、Ｇｒｏ−β、エオタキシン、Ｇ−ＣＳＦ、ＧＭ−ＣＳＦ、ＳＣＦ、ＰＤＧＦ、ＭＳＦ、Ｆｌｔ−３リガンド、エリスロポエチン、トロンボポエチン、ｈＧＨ、ＣＮＴＦ、レプチン、オンコスタチンＭ、ＶＥＧＦ、ＥＧＦ、ＦＧＦ、ＰｌＧＦ、インスリン、ｈＧＨ、カルシトニン、第ＶＩＩＩ因子、ＩＧＦ、ソマトスタチン、組織プラスミノーゲンアクチベーター、およびＬＩＦからなる群より選択される、請求項４に記載の複合体。
ＡＤ配列に付着した前記ＰＥＧ部分が、ＩＭＰ３５０、ＩＭＰ３６０、ＩＭＰ３６２、ＩＭＰ４１３、またはＩＭＰ４５７を含む、請求項１に記載の複合体。
前記治療薬が、インターフェロン（ＩＦＮ）−α２ｂ、Ｇ−ＣＳＦ、またはエリスロポエチンである、請求項１に記載の複合体。
ＤＤＤ配列に付着した前記治療薬が、融合タンパク質である、請求項１に記載の複合体。
前記ＰＥＧ化複合体の血清からのクリアランス速度が、ＰＥＧ化されていない治療薬のクリアランス速度よりも少なくとも１桁遅い、請求項１に記載の複合体。
ＰＥＧ化複合体であって、
ａ）ｃＡＭＰ依存性タンパク質キナーゼの調節サブユニット由来のＡＤ配列に付着した治療薬；および
ｂ）Ａキナーゼアンカリングタンパク質（ＡＫＡＰ）由来のＤＤＤ配列に付着したＰＥＧ部分を含み、
２つのＤＤＤ配列が１つのＡＤ配列に結合してＰＥＧ化複合体を形成する、ＰＥＧ化複合体。
前記ＰＥＧ化複合体の血清からのクリアランス速度が、ＰＥＧ化されていない治療薬のクリアランス速度よりも少なくとも１桁遅い、請求項１０に記載の方法。
治療薬をＰＥＧ化する方法であって、
ａ）治療薬をｃＡＭＰ依存性タンパク質キナーゼの調節サブユニット由来のＤＤＤ配列に付着させる工程；
ｂ）ＰＥＧ部分をＡキナーゼアンカリングタンパク質（ＡＫＡＰ）由来のＡＤ配列に付着させる工程；ならびに、
ｃ）前記ＤＤＤ配列を前記ＡＤ配列に結合させて、２つの治療薬−ＤＤＤ配列および１つのＰＥＧ−ＡＤ配列を含むＰＥＧ化複合体を形成させる工程
を含む方法。
前記治療薬が、酵素、サイトカイン、ケモカイン、成長因子、ペプチド、抗体、および抗体断片からなる群より選択される、請求項１２に記載の方法。
前記ＰＥＧ化複合体の血清からのクリアランス速度が、ＰＥＧ化されていない治療薬のクリアランス速度よりも少なくとも１桁遅い、請求項１２に記載の方法。
治療薬をＰＥＧ化する方法であって、
ａ）治療薬をＡキナーゼアンカリングタンパク質（ＡＫＡＰ）由来のＡＤ配列に付着させる工程；
ｂ）ＰＥＧ部分をｃＡＭＰ依存性タンパク質キナーゼの調節サブユニット由来のＤＤＤ配列に付着させる工程；ならびに
ｃ）前記ＤＤＤ配列を前記ＡＤ配列に結合させて、２つの治療薬−ＤＤＤ配列および１つのＰＥＧ−ＡＤ配列を含むＰＥＧ化複合体を形成させる工程
を含む方法。