JP2010031018A5 - - Google Patents

Claims (24)

1. 患者における代謝疾患または代謝障害の処置のための薬学的組成物であって、以下：
   ｉ）ＧＡＳＰ１、および
   ｉｉ）少なくとも１つの薬学的に受容可能なキャリア
   を含む、組成物。
2. 前記代謝疾患または代謝障害が、インスリン依存性（１型）糖尿病、インスリン非依存性（２型）糖尿病、高血糖症、傷害性グルコース耐性、代謝症候群（例えば、症候群Ｘ）、外傷（例えば、火傷または窒素不均衡）によって誘導されるインスリン耐性、または肥満症である、請求項１に記載の組成物。
3. 前記ＧＡＳＰ１が、該タンパク質のインビトロおよび／もしくはインビボでの半減期を増加させ、該タンパク質の循環半減期を増加させ、そして／または該タンパク質のタンパク質分解を減少させる安定化改変を有する、請求項１に記載の組成物。
4. 前記改変がＩｇＧ分子のＦｃ領域への融合である、請求項３に記載の組成物。
5. 前記ＩｇＧ分子が、ＩｇＧ１もしくはＩｇＧ４またはその誘導体である、請求項４に記載の組成物。
6. 前記ＩｇＧ分子がＩｇＧ１またはその誘導体である、請求項５に記載の組成物。
7. 前記ＩｇＧ分子がリンカーペプチドによって前記ＧＡＳＰ１に融合される、請求項４に記載の組成物。
8. 前記改変が改変されたグリコシル化部位を含む、請求項３に記載の組成物。
9. 前記改変が少なくとも１つの炭水化物部分を含む、請求項３に記載の組成物。
10. 前記改変がアルブミンまたはアルブミン誘導体を含む、請求項３に記載の組成物。
11. 前記改変が非タンパク質様ポリマーを含む、請求項３に記載の組成物。
12. 前記改変がペグ化を含む、請求項３に記載の組成物。
13. 患者における代謝疾患または代謝障害を診断するためのキットであって、該キットは、ＧＡＳＰ１と、以下：
    ｉ）ＧＡＳＰ１に結合体化され得る少なくとも１つの因子；
    ｉｉ）少なくとも１つの緩衝液および／または溶液；ならびに
    ｉｉｉ）診断アッセイを行う少なくとも１つの構造的な成分
    から選択される少なくとも１つの他のキット成分とを備える、キット。
14. 前記障害が肥満症のような脂肪組織障害である、請求項１３に記載の組成物。
15. 前記ＧＡＳＰ１が、同時あるいは１日間隔、１週間間隔または１ヶ月間隔で投与される、請求項１に記載の組成物。
16. 前記ＧＡＳＰ１が、５ｍｇ〜１００ｍｇの用量で投与される、請求項１に記載の組成物。
17. 前記ＧＡＳＰ１が、１５ｍｇ〜８５ｍｇの用量で投与される、請求項１に記載の組成物。
18. 前記ＧＡＳＰ１が、３０ｍｇ〜７０ｍｇの用量で投与される、請求項１に記載の組成物。
19. 前記ＧＡＳＰ１が、４０ｍｇ〜６０ｍｇの用量で投与される、請求項１に記載の組成物。
20. 前記ＧＡＳＰ１が以下：
    ｉ）配列番号５；および
    ｉｉ）配列番号７
    から選択される、請求項１に記載の組成物。
21. 前記ＧＡＳＰ１が以下：
    ｉ）配列番号４；
    ｉｉ）配列番号６；および
    ｉｉｉ）ｉ）またはｉｉ）によってコードされるものと同じアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列
    から選択されるヌクレオチド配列によってコードされる、請求項１に記載の組成物。
22. 患者における筋疾患、筋障害、代謝疾患または代謝障害の処置のための薬学的組成物であって、以下：
    ｉ）ａ）配列番号５のアミノ酸１７４〜２３９；および
    ｂ）配列番号７のアミノ酸１１０〜１７５
    から選択されるＧＡＳＰ１フラグメント；ならびに
    ｉｉ）少なくとも１つの薬学的に受容可能なキャリア
    を含む、組成物。
23. 前記ＧＡＳＰ１フラグメントが、以下：
    ｉ）配列番号４のヌクレオチド５２０〜７１７；
    ｉｉ）配列番号６のヌクレオチド３２８〜５２５；および
    ｉｉｉ）ｉ）またはｉｉ）によってコードされるものと同じアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列
    から選択されるヌクレオチド配列によってコードされる、請求項２２に記載の組成物。
24. 本明細書中に記載の方法。