JP2010506926A5

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Publication number: JP2010506926A5
Application number: JP2009533371A
Authority: JP
Filing date: 2007-10-18
Publication date: 2010-11-25

Claims

被験体における目的の病原体に向けられるワクチンの効力を増大するための製薬学的製剤であって、
ａ）病原体のゲノムによりコードされるエピトープ含有タンパク質若しくはその一部分、またはそれをコードするＤＮＡを含むワクチン、と
ｂ）ｉ）Ｉｉ−ｋｅｙタンパク質のＬＲＭＫ残基；および
ｉｉ）段階ａ）のタンパク質若しくはその部分内に含有されるＭＨＣクラスＩＩエピトープまたは
ｉ）およびｉｉ）のエレメントをコードするＤＮＡ
を含むＩｉ−Ｋｅｙハイブリッド構築物とが組み合わさっていること、かつ、
ｃ）Ｉｉ−ｋｅｙ構築物は被験体における免疫応答の刺激に適切な条件下で被検体に投与されることによりその免疫系を予備刺激するものであり、
ｄ）ワクチンは前記ｃ）の免疫応答を追加免疫するのに適切な条件下で被検体に投与されることにより予備刺激されない投与に比べてワクチンの効力が増大されるものであること、と特徴とする上記製薬学的製剤。
ａ）のタンパク質が組換えＤＮＡ技術により製造されたものである、請求項１に記載の製薬学的製剤。
ワクチンがＤＮＡワクチンであり、かつ、コドン使用頻度が被験体のコドンの優先性に一致するように最適化されている、請求項１に記載の製薬学的製剤。
病原体がウイルスである、請求項１に記載の製薬学的製剤。
病原体が細菌である、請求項１に記載の製薬学的製剤。
被験体が哺乳動物である、請求項１に記載の製薬学的製剤。
被験体がヒトである、請求項１に記載の製薬学的製剤。
被験体がトリである、請求項１に記載の製薬学的製剤。
トリが家禽である、請求項８に記載の製薬学的製剤。
病原体がＡ型インフルエンザである、請求項１に記載の製薬学的製剤。
段階ａ）のタンパク質が赤血球凝集素である、請求項１０に記載の製薬学的製剤。
ａ）のタンパク質がノイラミニダーゼである、請求項１０に記載の製薬学的製剤。
Ａ型インフルエンザ病原体が株Ｈ５Ｎ１である、請求項１０に記載の製薬学的製剤。
ａ）のタンパク質が赤血球凝集素である、請求項１３に記載の製薬学的製剤。
ａ）のタンパク質がノイラミニダーゼである、請求項１３に記載の製薬学的製剤。
ＭＨＣクラスＩＩエピトープが残基ＧＬＳＬＷＭＣＳＮを含んでなる、請求項１４に記載の製薬学的製剤。
ＭＨＣクラスＩＩエピトープが残基ＦＲＮＶＩＷＬＩＫを含んでなる、請求項１４に記載の製薬学的製剤。
ＭＨＣクラスＩＩエピトープが残基ＳＧＲＭＥＦＦＷＴを含んでなる、請求項１４に記載の製薬学的製剤。
病原体がＨＩＶである、請求項１に記載の製薬学的製剤。
ａ）のタンパク質がｇａｇである、請求項１９に記載の製薬学的製剤。
ＭＨＣクラスＩＩエピトープが残基ＤＲＦＹＫＴＬＲＡを含んでなる、請求項２０に記載の製薬学的製剤。
ｃ）とｄ）の間に、Ｉｉ−Ｋｅｙタンパク質のＬＲＭＫ残基およびＭＨＣクラスＩＩエピトープｇａｇ１９８を含んでなるＩｉ−ｋｅｙハイブリッドで被験体を再刺激することをさらに含んでなる、請求項２１に記載の製薬学的製剤。
ｃ）とｄ）の間に、ＭＨＣクラスＩＩエピトープが残基ＤＲＦＹＫＴＬＲＡを含んでなる段階ｂ）のＩｉ−ｋｅｙハイブリッドで被験体を再刺激することをさらに含んでなる、請求項２１に記載の製薬学的製剤。
目的の病原体に向けられるワクチンの予備刺激における使用のための組成物であって、該組成物は製薬学的に許容できる担体中にＩｉ−ｋｅｙハイブリッド構築物を含んでなり、該Ｉｉ−ｋｅｙハイブリッド構築物が
ａ）Ｉｉｋｅｙタンパク質のＬＲＭＫ残基；および
ｂ）Ａ型インフルエンザのＨ５Ｎ１株によりコードされる赤血球凝集素ＭＨＣクラスＩＩエピトープ；
若しくはａ）およびｂ）のエレメントをコードするＤＮＡ
を含んでなる、上記組成物。
ＭＨＣクラスＩＩエピトープが残基ＧＬＳＬＷＭＣＳＮを含んでなる、請求項２４に記載の組成物。
ＭＨＣクラスＩＩエピトープが残基ＦＲＮＶＩＷＬＩＫを含んでなる、請求項２４に記載の組成物。
ＭＨＣクラスＩＩエピトープが残基ＳＧＲＭＥＦＦＷＴを含んでなる、請求項２４に記載の組成物。
Ｉｉ−ｋｅｙハイブリッド構築物がａ）およびｂ）のエレメントをコードするＤＮＡを含んでなり、ならびに、コドン使用頻度が被験体の優先性に一致するように最適化されている、請求項２４に記載の組成物。
目的の病原体に向けられるＤＮＡワクチンの予備刺激における使用のための組成物であって、該組成物は製薬学的に許容できる担体中にＩｉ−ｋｅｙハイブリッド構築物を含んでなり、該Ｉｉ−ｋｅｙハイブリッド構築物が
ａ）Ｉｉｋｅｙタンパク質のＬＲＭＫ残基；および
ｂ）ＨＩＶによりコードされるｇａｇＭＨＣクラスＩＩエピトープ；
若しくはａ）およびｂ）のエレメントをコードするＤＮＡ
を含んでなる、上記組成物。
ＭＨＣクラスＩＩエピトープが残基ＤＲＦＹＫＴＬＲＡを含んでなる、請求項２９に記載の組成物。
ＭＨＣクラスＩＩエピトープが残基ＭＱＭＬＫＥＴＩＮを含んでなる、請求項２９に記載の組成物。
Ｉｉ−ｋｅｙハイブリッド構築物がａ）およびｂ）のエレメントをコードするＤＮＡを含んでなり、ならびに、コドン使用頻度が被験体の優先性に一致するように最適化されている、請求項２９に記載の組成物。