JP2011257430A - 沈殿物の評価 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体系内に生成された沈殿物を評価する方法及び装置について記述している。
【解決手段】本発明の方法は、沈殿物に関連する高さの計測、ひいては、体積のデータの計測を実現するための情報を光学的に取得するステップを有している。液体系の単一のサンプルを処理することが可能であるが、本発明の方法は、複数のサンプルを処理することにより、沈殿物に関係するデータを高速で取得するのに特に適している。本発明の装置は、ワークステーション間において、且つ、沈殿物に関係する情報の取得に使用される関連した光学装置に対して、サンプルを移動することが可能な自動運搬装置を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、沈殿物の体積の計測及び評価に関するものである。
沈殿物の体積からの情報の導出は、非常に重要である。例えば、沈殿物の体積は、多くの多成分液体系(multi−component liquid−based system)にとって重要なパラメータである。このような沈殿物の体積は、水関連産業にとって主要な計測値であり、更なる濾過又は更なる追加の必要性を評価するべく使用されており、飲料水の供給における品質管理にも使用されている。又、沈殿物の体積計測は、ビールやワインなどの製品の品質評価にも使用されている。
その他のアプリケーションにおいては、多成分液体系内における成分の膨潤体積は、水分補給の際に材料が膨潤する程度の重要な尺度である。これは、様々な小麦粉及び天然又は人工の澱粉並びにこれらの混合物の振る舞いの特徴を判定するべく、焼成又は濃縮特性などにおける性能の標識として食品産業において広く使用されている。膨潤体積は、通常、その系に追加された成分の乾燥重量に対する体積として計測されている(即ち、ml/gm)。
その他の多成分液体系においては、沈殿物の体積判定の前に、沈殿作用を促進させる必要があろう。このような沈殿作用を促進させる状態は、凝集剤を使用して実現することが可能である。いくつかの系においては、凝集は、特定の微粒子懸濁液によって自然に発生するが、その他の系の場合には、液体生成物からは沈殿しない(又は、ゆっくりとしか沈殿しない)透明な小さな粒子に対して凝集剤を追加してやる必要がある。沈殿は、凝集が発生した後に生じることになり、沈殿物の体積を計測することにより、存在している粒子の量を評価することができる。
その他のアプリケーションにおいては、液体系から沈殿又は結晶化した成分の体積を判定することが重要であろう。
沈殿物を形成することが可能な成分の代表的な例は、小麦粉、天然又は人工の澱粉、金属酸化物(例えば、酸化チタン(TiO2)、二酸化ケイ素(SiO2)、酸化アルミニウム(Al32)、セラミック粉、粘土(例えば、カオリナイト粘土(陶土、ボールクレー)、モンモリロナイト、及びタルク)等である。
以上の説明から、本発明は、様々な沈殿物に対して適用可能であり、且つ、疑念を回避するべく、本明細書において使用されている「沈殿物(sediment)」という用語は、凝集剤を伴う又は伴わない沈殿物と、沈殿及び結晶化した材料とを含むことを意図するものであることが理解されるであろう。
多くの沈殿物の体積判定において速度を決定するステップは、沈殿物自体の生成及び安定化のステップである。例えば、澱粉の沈殿物を計測する際には、沈殿が発生するように、24時間という標準期間を使用している。この手法については、エ−.タヤル(A.Tayal)、アール.シャリフ(R.Shariff)、及びジェイ.ウェイリ(J.Whaley)による「粘り気のある澱粉の標準的な特性(Modelling Properties of Viscosifying Starches)」という名称の論文(食品産業のための樹脂および酸化防止剤(Gums and Stabilizers for the Food Industry),12,23〜27,2003年6月,97〜107)に記述されている。又、沈殿物の体積を判定する標準的な手法は、相対的に大量の材料を使用するものであり、従って、相対的に多数のサンプルの生成及びこれに続くそれらのサンプルの迅速な評価には有用ではない。
本発明の目的は、複数のサンプルにわたって一貫性を有しており、且つ、妥当な速度を有する、液体サンプル中における沈殿物の体積を評価する方法を提供することにある。
本出願人らは、画像分析法を使用することにより、液体サンプル中の沈殿物の体積を反復的に計測することが可能であり、且つ、この結果が、標準的な方法から得られた結果と整合していることを見出した。尚、例えば、凝集反応及び相分離系用の画像分析法については、公知である(例えば、米国特許第4794450号(USP4794450)、米国特許第5768407号(USP5768407)、米国特許第5783826号(USP5783826)、欧州特許公開公報第0755654号(EP−A−0755654)、ドイツ特許公開公報第10218693号(DE−A−10218693)、特開2001−165752号公報(JP−A−2001−165752)、特開平09−133687号公報(JP−A−09−133687)、国際公開パンフレットWO 01/04608、及び国際公開パンフレットWO 2004/053468を参照のこと)。ただし、この種の画像分析の手法は、沈殿物の体積判定に使用されてはいない。
本発明によれば、液体サンプル内における沈殿物の体積を評価する方法は、(a)サンプルを収容しているチューブを、チューブの画像を取り込む機能を有する光電気装置(Opto−elecrical Device)に対して配置するステップと、(b)光電気装置を使用し、チューブに対して垂直方向の当該チューブの画像を取り込むステップと、(c)取り込まれた画像を分析し、沈殿物の高さを判定するステップと、(d)高さの計測値を使用し、沈殿物の体積の計測値を生成するステップとを有している。
本明細書において使用されている「チューブ(tube)」という用語は、液体系の相対的な小さなサンプル(上記の液体系は、その内部に生成された沈殿物を含んでいる)を保持する機能を有し、且つ、その長さにわたって一定の断面積を具備している任意の便利な形状の容器を意味している。これは、光学的に透明である必要性を有していることから、ガラス、或いは、被検液体に対して事実上化学的に不活性であるその他の光学的に透明な材料から製造されることが好ましい。このチューブは、通常、55mmの長さを有しており、外部直径が17mmであり、内部半径が7.6mmであって、ほぼ平坦な底部を有するガラス瓶であることが好ましい。
好ましくは、取り込まれた画像の分析は、取り込まれた画像(画像1)をバイナリ画像(画像2)に変換する段階と、沈殿物に対応したバイナリ画像の部分の面積及び幅を計測する段階とを有している。単純に面積を幅によって除算することにより、沈殿物の高さを導出している。次いで、高さの計測値をチューブの断面積と組み合わせて使用することにより、沈殿物の体積を判定している。
光電子装置(Opto−electronic Device:光電気装置と同じもの)によって取り込まれた画像に対して、好ましくは、例えば、ドイツのホールベルグムースのカール ツァイス ビジョン社(Carl Zeiss Vision GmbH,Hallbergmoos, Germany)から提供されているKS300画像分析システム(KS300 Image Analysis System)等の適切なソフトウェアによる分析を適用している。
画像1は、白黒画像又はカラー画像として取得可能である。カラー画像は、白黒画像に処理される。カラー画像は、ディジタル画像の少なくとも1つの情報チャネル(赤、緑、又は青)を選択し、これから、1つの電子フレーム内において白黒画像を生成することにより、処理可能である。
但し、まず、グレースケールの白黒画像として画像1を生成した後に、バイナリ画像(画像2)に自動変換することが好ましい。画像1の予想される沈殿物要素の中央領域が過剰に明るくなったり(即ち、白)、或いは、過剰に暗くなったりしないように保証することによって変換プロセスを促進するべく、光電気装置は、この領域内の画像1のピクセル強度を制限するべく設定されている。このピクセル強度は、好適には、光電子装置のピクセル強度の範囲の約60%〜90%に設定することが可能である(これは、例えば、8ビットのカメラを使用した際の約170〜230(黒が0であり、白が255である)のピクセル強度の範囲に等しい)。一実施例においては、この制限されたピクセル強度の範囲を、まず、光電子装置のピクセル強度の範囲の75%〜82%に設定することが可能である(78%に設定するのが便利である)。別のさらに好適な実施例においては、この制限されたピクセル強度の範囲を、まず、前述の範囲の約65%〜75%に設定している。この実施例においては、この制限されたピクセル強度の範囲を前述の範囲の約70%に設定するのが便利である。
本発明の方法は、処理対象である画像の品質を改善するべく、付随したステップを包含することが可能である。例えば、チューブの画像を取り込む際に使用される照明の結果、画像を横切る陰がもたらされる場合には、画像1に対して、例えば、メジアンフィルタを使用した部分的なスムージング操作を適用することにより、多少のディテール(detail)を除去しつつ、エッジ情報を保持し、これにより、スムージング済みの画像(画像1a)を生成する。バイナリ画像2への自動変換が適用される対象は、この画像1aである。
次いで、バイナリ画像2に対してスクラップ操作を適用し、黒い領域内における小さな白い特徴を除去すると共に、充填操作を適用することにより、白いオブジェクト内の孔を充填し、これにより、上記の白いオブジェクトをさらに完全なものにすることができる(画像3)。
次いで、画像3を編集することにより、チューブの底部のガラス壁に起因したグレア(glare)に関連する特徴を除去し、さらに、ガラス瓶内の沈殿物の底部の領域を再構築することが可能である。後者の段階は、チューブの底部内の沈殿物が、十分に散乱しておらず、従って、バイナリ画像2から消失する可能性がある場合に、必要となるであろう。チューブの底部には、常に沈殿物が存在しており、且つ、画像2内におけるチューブの位置は、常に同一であることから、一定の編集を画像3に対して適用することにより、補正済みのバイナリ画像4を生成することが可能である。
沈殿物の垂直方向の端部は、多少非線形になる可能性があり、このような事実が、沈殿物の幅の計測と、従って、高さの判定に影響を及ぼす可能性があるため、その軸がチューブの軸に沿っており、その幅が沈殿物の幅を下回っている白又は黒の矩形から構成された新しいバイナリ画像(画像5)を生成する。次いで、適宜、反転操作を施した後の画像4と、画像5を使用してブールAND演算を実行し、沈殿物の中央部分の画像である画像6を生成する。
白い中央部分の面積及び幅を計測することにより、画像6から沈殿物の高さを判定する。沈殿物の最上部表面は、常に平坦ではないことから、単一のポイントのみを採用した場合には、高さをどこで計測するのかという問題が生じる。このため、前述の手法を使用することにより、最終的なバイナリ画像内の白い中央部分の幅全体にわたって高さを計測している。
サンプル内の沈殿物の高さが判明した後に、高さの計測値とチューブの断面積から、沈殿物の体積を導出している。
従って、本発明は、チューブの液体サンプル内に形成されている沈殿物の高さ及び/又は体積を判定する方法をも包含しており、この方法は、チューブ内の沈殿物のディジタルバイナリ画像に対して、(a)このディジタルバイナリ画像(画像1)を電子フレーム内に複写し(画像2)、次いで、この電子フレームから画像2をクリアしてオリジナルのディジタル画像(画像1)と同一のピクセル寸法を有する新しいブランクフレームを生成するステップと、(b)電子フレームと関連するグラフィックスプレーン内に矩形を生成して、画像2の画像プレーンとグラフィックスプレーンをマージし、矩形が白又は黒であり、残りの部分が黒又は白であるとそれぞれ規定することにより、対照的な背景上に矩形のバイナリ画像(画像3)を生成するステップであって、この矩形は、計測対象である沈殿物の予想される長さよりも長く、且つ、チューブの内部寸法の幅よりも狭い寸法を有しているステップと、(c)必要に応じて反転操作を施した後の画像1と、画像3に対してブールAND演算を適用し、沈殿物の高さを表す画像(画像4)を生成するステップと、(d)画像4内の矩形の寸法を測定し、沈殿物の高さと、必要に応じて、沈殿物の体積を判定するステップといったような電子的な操作を適用するステップを有している。
尚、前の段落において識別されている画像1、3、及び4は、本発明による沈殿物の体積を評価する方法と関連して前述した画像4、5、及び6と等価であることを理解されたい。
好ましくは、前述のステップ(b)においては、矩形が白であり、残りの部分が黒である。
オリジナルのグレースケール画像から最初に得られるバイナリ画像の品質は、検討対象である沈殿系に応じて、大きなばらつきを有する可能性がある。例えば、澱粉の沈殿系は、様々な画像のタイプをもたらす可能性があり、これらの画像が異なる方式によって2値化され、バイナリ画像が付与されることになる。しばしば、グレースケールの沈殿物領域のバイナリ表現が肉眼による観察において不良であり、良好な表現を得るべく、初期画像を取り込んだ際に採用された条件の変更が必要となる場合がある。例えば、画像は、良好なものにもなり得るが(即ち、十分に安定した沈殿物と透明な浮遊物を具備している)、安定していない澱粉の細粒に起因し、浮遊物がぼんやりとしており、この結果、拡散した沈殿物/浮遊物の境界がもたらされる可能性があり、或いは、沈殿物が、高ピクセル強度を示す白い点を含む可能性もある。
従って、本発明の好適な実施例においては、沈殿物の高さを判定する前に、取り込まれた画像をチェックしている。画像の品質が不良である場合には、それを拒絶することも可能であり、或いは、この代わりに、後続の手作業による調査のために、その画像を取り込み及びブックマークしておくことも可能である。
好ましくは、画像品質の初期チェックを実行することにより、沈殿物の事前に定義された領域内の最大ピクセル強度(Imax)が、必要な範囲(通常は、合計のピクセル強度の範囲の70%〜75%の範囲)内にあるかどうかを判定する。Imaxが、必要な範囲内にある場合には、後述するように、画像の品質をさらにチェックする。しかしながら、Imaxが、必要な範囲を上回っている場合には、許容可能な画像が取得されるまで、反復するプロセスにおいて、照明レベルを低減させると共に/又は、画像取り込みの際に採用されたカメラの設定(例えば、露光時間)を低減させる。同様に、Imaxが、必要な範囲を下回っている場合には、許容可能な画像が取得されるまで、反復するプロセスにおいて、照明レベルを増大させると共に/又は、画像取り込みの際に採用された露光時間を増大させる。
調節可能な限度に到達した場合には、後続の調査のために、最終画像の取り込み、保存、及びブックマークを実行することを理解されたい。
必要な範囲内のImaxを有する画像が取得された後に、好ましくは、沈殿物のバイナリ表現上に一連の垂直ラインを重畳し、これらのラインの長さを計測して、これらの長さの標準偏差を取得することにより、画像の品質をさらにチェックする。この標準偏差が、事前に選択されている標準偏差を上回っている場合には、画像の品質が不良であり、このような画像からの沈殿物の体積判定は疑問である。比較のために使用される事前に選択された標準偏差は、一連の良好な画像及び不良な画像をチェックし、それを超過した場合には画像の品質が許容不能である標準偏差を選択することによって取得される。
前述のように、取り込まれた画像からバイナリ画像を生成する操作の結果、不良なバイナリ画像がもたらされる場合には、通常、画像の不良品質問題が生じることになる。このような画像は、大きな標準偏差をもたらす。取り込まれた画像の品質は、チューブの照明を変化させることによって改善することが可能である。但し、チューブの照明の変化によっても結果的に許容可能な画像が得られない場合には、前述のように、そのサンプルを拒絶するか又は取り込んでブックマークすることが可能である。
好適な実施例においては、バイナリ画像が不良である場合には(即ち、事前に選択された標準偏差を上回る標準偏差を有している場合には)、画像内の指定領域における平均ピクセル強度(Imean)を計測し、(a)このImeanが、必要なImaxの範囲内にある場合には、光の強度を低減させて、画像の処理のために沈殿物の新しい画像を取り込み、(b)Imeanが、第2のImaxの範囲(これは、事前に選択されたImaxとして定義されているものであり、例えば、前述のピクセル強度の範囲の70%±選択された%(例えば、5%))外にある場合には、光の強度を増強して、画像の処理のために沈殿物の新しい画像を取り込む。
尚、直前の段落部分で述べたステップ(a)及びステップ(b)は、反復的であり、許容可能な画像が第1の光強度調節の後に得られない場合には、関連するステップが反復される。上記のステップ(a)に関していえば、Imeanが、事前に定義されている最小値(例えば、ピクセル強度の範囲の40%)を下回っている際に許容可能な画像が実現されない場合には、本プロセスを終了し、前述のように最終画像を取り込み及びブックマークする。上記のステップ(b)に関していえば、このステップ(b)のプロセスは、Imeanが第2のImaxの範囲内に入るまで反復され、光の強度が、利用可能な最大値になった場合には、本プロセスを終了し、前述のように、最終画像を取り込み及びブックマークする。
上記のステップ(a)においては、浮遊物(即ち、澱粉沈殿系との関連において前述したぼんやりとした浮遊物)内の粒子からのフレア(flare)によって大きな標準偏差が発生し、この結果、光レベルの低下により、浮遊物内のこのような粒子からの光の反射量が低減するものと仮定されている。
上記のステップ(b)においては、局所的に大きなImaxの値(即ち、澱粉沈殿系に関連した前述の白い点)をもたらす特定の領域を沈殿物が有しており、この結果、光強度の増大の結果として、沈殿物の残りの部分が、背景のImeanの増大をもたらすものと仮定されている。
meanを計測するための画像の指定領域は、通常、いくつかの代表的なサンプルの調査と、メニスカス(meniscus)の位置とチューブの底部の境界を判定することによって判定される。
本発明の方法を使用した場合の代表的な沈殿物の体積計測時間は、1分未満であり、通常は、当初のサンプルの配置からその最終的なサンプルホルダからの除去に至るまで、約40秒である。沈殿物が十分に安定しており、浮遊物がぼんやりしていない場合には、本プロセスの所要時間は、さらに短く、10〜20秒の範囲となるであろう。本発明の方法の簡便性に起因し、多数のサンプルを短時間に試験することができる。サンプルは、1つずつ順番に試験することが可能であり、さらに好ましくは、複数のサンプルの複数バッチを並行して試験することが可能である。従って、本発明の方法は、複数のサンプルの複数バッチを連続的に又は並行して処理するステップを含んでいる。複数のサンプルを並行して処理する際には、複数のサンプル(但し、これは、100サンプル未満であり、さらに好ましくは、少なくとも10サンプルであるが、50サンプルを上回っていない)を一緒に処理することが好ましい。
十分な数の光電子装置を提供することにより、多数のサンプルの沈殿物の体積を計測することが可能ではあろうが、本発明の方法においては、このように使用される装置の数を最小化することが好ましい。即ち、サンプルのそれぞれのバッチごとに、それぞれのチューブを順番に配列し、チューブ内の沈殿物の画像を取り込むことが好ましい。
本発明は、様々な沈殿系との関連において有用性を具備しているが、本出願人は、特に、澱粉に基づいた沈殿系との関連におけるその有用性を見出している。即ち、特に好適な実施例においては、サンプルは、前述のように水中に分散した天然もしくは人工の澱粉又は澱粉の混合物を有している。
本発明の別の実施例によれば、液体サンプル内に形成された沈殿物の体積を判定するための装置は、沈殿物を生成した液体サンプルを収容するべく一端が開口したチューブと、チューブに隣接して使用されるべく配置された(チューブの画像を取り込む機能を有する)光電子装置と、前述の画像を受信し、受信した画像を分析して沈殿物の体積の計測値を提供する機能を有する制御手段とを備えている。
画像を取り込む機能を有する光電子装置は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)チップ内蔵カメラ等のアナログ又はディジタル出力を有する電子カメラであることが好ましい。沈殿物の高さを判定するためのチューブの画像を生成する必要性を有していることから、この装置は、752x582のピクセル解像度を有するカメラ等の低解像度の白黒カメラであることが有利である。例えば、ペンタックス(Pentax) 25mm f1.4レンズを使用したソニー(Sony) XC−75CEが適切なカメラである。但し、必要に応じて、例えば、1300x1030のピクセル分解能を有するカメラ等の中程度又は高度な分解能を有するカメラも使用することが可能である。例えば、カール ツァイス ビジョン社(Carl Zeiss Vision GmbH)から提供されているアキシオカム(AxioCam) MRCが適切なカメラであろう。
適切な照明を提供することにより、画像を取り込み可能にしなければならないことが理解されるであろう。この場合、2つの光源を使用することが有利である。第1の光源は、(カメラの位置に対して)前面照明であるが、画像を取り込む際のカメラに対する光の逆反射を回避するべく、オフセットされた位置に配置されている。適切な光源は、ユニバーサル エレクトロニクス インダストリーズ株式会社(Universal Electronics Industries Ltd.)から提供されている冷陰極LP−100ランプである。第2光源は、チューブの真下に配置されることになり、適切な光源は、グースネック(gooseneck)の光ファイバケーブルを有するスコット(Schott)冷光源である。
外来光源を排除し、取り込まれた画像の品質に影響を及ぼす可能性のある逆反射を回避することが好ましい。非反射性の環境によって包み込んで、外来光源による反射が画像の一部として取り込まれる可能性をさらに最小化することが好ましい。
本発明による装置の好適な実施例においては、本装置は、1つ又は複数の光電子装置が配置されるワークステーションと、このワークステーションに対してチューブを移動させると共に、光電子装置に対してチューブを配置する自動運搬装置とをさらに備えており、前述の制御手段は、この自動運搬装置を制御してワークステーションとの間においてチューブを移動させると共に、チューブ及び1つ又は複数の光電子装置を相互に移動させるべく構成されている。
好ましくは、この制御手段は、本発明による方法に関連して前述したように、光電子装置によって取り込まれた画像の品質を自動的にチェックし、且つ、チューブの照明を変化させると共に/又は、チューブを拒絶すると共に/又は、そのサンプルの沈殿物の体積判定をブックマークするべく動作可能である。
さらに別の態様においては、本発明は、液体系内の沈殿物の体積を評価する装置を包含しており、この装置は、沈殿液体系のサンプルを収容するチューブの画像を生成する機能を有する光電子装置が配置されるワークステーションと、このワークステーションに対してチューブを移動させる自動運搬装置と、光電子装置からの入力に応答して所定のアクション(action)を起動し、且つ、光電子装置がワークステーションに配置されている際に、前述の自動運搬装置を制御して、ワークステーションとの間において、且つ、光電子装置に対して、チューブを移動させるべく構成された制御手段を有しており、この制御手段は、前述の画像を受信する機能を有しており、且つ、この受信した画像を分析して沈殿物の体積の計測値を提供するべく動作可能である。
サンプルの自動運搬は、例えば、様々な関連するワークステーションと共に、ザイマーク コーポレーション社(Zymark Corporation)(ザイマーク センター(Zymark Center),ホプキントン(Hopkinton),米国マサチューセッツ州01748(MA01748,USA))から提供されているザイマーク(Zymark) XP追跡ロボットシステムを使用することによって実現される。本発明のシステム及び光電子装置の制御は、イージーラブ(Easylab)ロボット制御プログラミング言語によって実行可能である。但し、様々なその他のロボットシステムを利用することも可能であろう。
液体インジェクタ等の液体供給手段を1つの又はそれぞれのワークステーションと関連付けることにより、サンプルのサンプルチューブへの導入を可能にすると共に、自動廃棄物処理を提供することが可能である。或いは、この代わりに、ワークステーションから離れたところに、サンプルチューブのラックを準備することも可能であり、自動運搬手段がアクセス可能なワークステーションに、このラックを導入することが可能である。使用後には、サンプルチューブを廃棄することが可能であり、これは、サンプルチューブを洗浄して再利用するよりも経済的である。
以下、添付の図面及び以下の例を参照しながら、本発明について説明することとする。
本発明に係る自動サンプル運搬及び計測装置の概略的な平面図である。 チューブの画像を取り込み、これらの画像を処理して例1に示されている沈殿物に関係する情報を取得するために使用される全般的な手順を示すフローチャートである。
図1には、本発明に係る自動サンプル運搬及び試験装置が示されている。この装置10は、ロボットアーム14が、垂直軸16を中心とし、且つ、この垂直軸16の方向において回転するべく取り付けられているザイマーク(Zymark) XPロボットシステム12を具備している。アーム14の一端は、サンプルチューブ20を把持することが可能な把持メカニズム18を具備している。
垂直軸16を中心としたロボットアーム14の回転により、1つ又は複数のワークステーションにアクセスすることが可能である。装置10内のワークステーションの数は、アプリケーションに適合するように変更することが可能である。図1においては、装置10は、サンプルチューブ20のラック24が配置されるチューブ保持ステーション22と、カメラ28と、サンプルチューブ20用のホルダ30が配置される画像取り込み及び分析ステーション26とを有するワークステーションを具備するものとして示されている。
カメラ28は、沈殿物を収容しているチューブの画像を取り込む機能を有する8ビットCCDカメラである。カメラ28は、チューブ20から約280〜350mmのところに配置されているペンタックス(Pentax) 25mm f1.4レンズが装着されたソニー(Sony) XC−75CEである。望ましくない反射がチューブ(並びに、沈殿物)の画像の一部として取り込まれることを防止するべく、ステーション26は、側壁32、上部(図示されてはいない)、底部34、及びアクセスを容易にするための前面カーテン36を含む非反射性の光学的に中立の環境によって包み込まれている。又、沈殿物が、角度を有して前方から照射されることにより、迷光反射が極小化されるように、ステーション26には、カメラ28に対してチューブの位置の上前方に配置された冷陰極LP−100ランプ光源と、その端部がチューブの真下に配置されているグースネックの光ファイバケーブルを有するスコット(Schott)冷光源とが提供されている。
適切なコンピュータシステム38(これは、単一のコンピュータであってよく、或いは、複数のコンピュータであってもよい)の形態の制御装置を使用することにより、ロボットシステム12を制御すると共に、カメラ28を制御してチューブ画像を取り込み、画像及び当該画像から判定された沈殿物の体積を処理及び保存する。画像は、ツァイス(Zeiss) KS300画像分析システムのソフトウェアを使用して処理している。但し、ビジュアル ベーシック(Visual Basic)又はこれに等価なパッケージに基づいたソフトウェアを含む任意の画像生成/画像分析ソフトウェアパッケージを使用することも可能である。
一般に、装置10の動作は、次のとおりである。
複数のサンプルチューブ20をステーション22のラック24内に配置する。チューブ20は、沈殿物を生成している液体系のサンプルを収容している。
本発明のその他の実施例においては、サンプルをチューブ20内に導入することが可能な更なるステーションが存在可能であることを理解されたい。
ロボットアーム14をステーション22及び26間において垂直軸16を中心として回転させることにより、チューブの画像を取り込むステーション26にサンプルチューブ20を移送する。
サンプルの試験が完了した後に、ロボットアーム14は、サンプルチューブ20をラック24内の元の位置に返す。
次いで、ステーション22内に配置されている残りのチューブ20について、上記の手順を反復する。
以下、例を参照することとする。
(例1)
サンプルを収容しているガラス試験管20(それぞれ、55mmの長さx17mmの外部直径である)が配置されたラック24をステーション22に配置した。チューブ20を、それぞれ、チューブ20の画像を取り込むステーション26に対して順番に移送した。カメラ28は、沈殿物の予想される中心部分のピクセル強度が200(ピクセル強度の範囲の78%)を超過しないように設定した。
取り込んだ画像をコンピュータシステム38内に保存し、処理して沈殿物の体積の計測値を提供した。処理の一部として、コンピュータは、取り込まれた画像の品質をチェックし、許容可能ではない場合には、光レベルを調節した後に、第2の画像(並びに、必要に応じて、複数の後続の画像)を処理した。許容可能な画像が取り込まれず、且つ、既定の光レベルに到達した場合には、その時点において入手可能な画像を取り込み及び保存し、コンピュータは、後のステップにおいて1つ又は複数の画像の手作業による調査を実行できるように、その事実を記録した。
コンピュータシステム38上におけるツァイス(Zeiss) KS300画像分析システムのソフトウェアを使用した画像処理とこれに続く画像分析の組み合わせを使用することにより、画像の分析を実行した。
具体的には、画像の取り込みと後続の処理/分析は、次のように実行した。
(画像の取り込み)
1.カメラ28を使用してチューブ20の全体画像を取り込み(*注)、この画像を指定されたファイル内に保存する。
2.画像のImaxを計測し、このImaxが合計のピクセル強度の範囲の70%〜75%内にあるかどうかを判定することにより、画像の品質をチェックし、(a)このImaxが、必要な範囲内にある場合には、更なる処理のために画像を取り込み、(b)Imaxが、必要な範囲内にない場合には、(i)Imaxが、必要な範囲を上回っているときは、光レベルを低減させると共に/又は、カメラのシャッタ速度を増大させて、許容可能な画像が取得されるまで、このステップ(i)を反復し、(ii)Imaxが、必要な範囲を下回っている場合には、照明レベルを増大させると共に/又は、カメラのシャッタ速度を低減させて、許容可能な画像が取得されるまで、このステップ(ii)を反復し、許容可能な画像が取得された後に、更なる処理のための画像を取り込む。
3.取り込まれた画像を処理し、沈殿物の体積を判定する。
尚、調節可能な限度に到達した場合には、後続の調査のために、最終画像の取り込み、保存、及びブックマークを実行することを理解されたい。
(*注)カメラ46の出力は、アナログである。カメラ46の出力は、ソフトウェアを実行しているコンピュータの「フレームグラバボード(framegrabber board)」内においてディジタル画像に変換されている。処理及び分析される対象は、このディジタル画像である。
(沈殿物の高さの分析)
1.例えば、メジアンフィルタを使用することにより、カメラ28の出力からフレームグラバボードにより生成されたディジタル画像(画像1)に対して部分的なスムージング操作を適用し、多少のディテールを除去しつつ、エッジ情報を保持することにより、スムージング済みの画像(画像1a)を生成する。バイナリ画像2への自動変換が適用される対象は、この画像1aである。
2.次いで、バイナリ画像2に対してスクラップ操作を適用して黒い領域内の小さな白い特徴を除去すると共に、充填操作を適用して白いオブジェクト内の孔を充填することにより、これらの白いオブジェクトをさらに完全なものにする(画像3)。
3.次いで、画像3を編集することにより、チューブの底部における壁に起因したグレアに関連する特徴を除去すると共に、ガラス瓶内の沈殿物の底部の領域を再構築する。後者の段階は、チューブの底部内の沈殿物が、十分に分散しておらず、この結果、バイナリ画像2から消失する可能性がある場合に、必要となるであろう。チューブの底部には常に沈殿物が存在しており、且つ、画像2内のチューブの位置は、常に同一であることから、一定の編集を画像3に適用することにより、補正済みのバイナリ画像4が生成される。
4.カメラ28の出力からフレームグラバボードにより生成されたディジタル画像(画像1)を電子フレーム(画像5)内に複写し、次いで、この電子フレームをクリアしてオリジナルのディジタル画像(画像1)と同一のピクセル寸法を有するブランク画像(新しい画像6)を生成する。
5.電子フレームと関連するグラフィックスプレーン内に矩形を生成し、このグラフィックスプレーンを画像6の画像プレーンとマージする。矩形が白であり、残りの部分が黒であると規定し、これにより、白い矩形のバイナリ画像(画像7)を生成し(この矩形は、計測対象である沈殿物の予想される長さよりも長く、且つ、チューブの内部寸法の幅よりも狭い寸法を有している)、電子フレームのグラフィックスプレーンをクリアする。この矩形は、画像1内に観察される沈殿物の中心軸を下方に通過しているが、沈殿物ほどに広くはないことが重要である。
6.画像4及び画像7に対してブールAND演算を適用し、沈殿物の高さを表す画像(画像8)を生成する。
7.沈殿物を表す画像8の部分上に一連の垂直ラインを重畳し、沈殿物の領域内にあるラインの長さを計測して、これらの長さの標準偏差を取得することにより、画像8の品質をチェックする。この標準偏差が、事前に選択されている標準偏差を上回っている場合には、画像の品質は不良であり、このような画像からの沈殿物の体積判定は疑問である。
8.前述のステップ7の画像品質の評価チェックにおいて、(a)前述のステップ7において評価された画像8の標準偏差が、事前に選択されている標準偏差を下回っている場合には、下記のステップ9に進み、(b)前述のステップ7において評価された画像8の標準偏差が、事前に選択されている標準偏差を上回っている場合には、画像8のImeanを計測し、(i)Imeanが、必要なImaxの範囲内にある場合には、スコット(Schott)冷光源の光強度を低減させて沈殿物の新しい画像を取り込むと共に、前述のステップ1〜ステップ7を反復し、(ii)Imeanが、第2のImaxの範囲(即ち、70%±5%)外にある場合には、スコット(Schott)冷光源の光強度を増大させて沈殿物の新しい画像を取り込み、前述のステップ1〜ステップ7を反復し、(c)前述のステップ8の(b)及び(i)における新しい画像8が許容可能である場合には、下記のステップ9に進み、そうでない場合には、Imeanがピクセル強度の範囲の40%のレベル未満になるまで、前述のステップ8の(b)及び(i)を反復し、画像が、依然として、要求される品質を有していない場合には、いずれにしてもその画像を取り込んで、下記のステップ9に進み(但し、後続の手作業による調査のために、この記録をブックマークする)、(d)前述のステップ8の(b)及び(ii)における新しい画像8が許容可能である場合には、下記のステップ9に進み、そうでない場合には、Imeanが範囲内に入るまで、前述のステップ8の(b)及び(ii)を反復し、光強度が、利用可能な最大値である場合には、いずれにしてもその画像を取り込む(但し、後続の手作業による調査のために、この記録をブックマークする)。
9.画像8を計測し、沈殿物の高さを判定する。
10.沈殿物の体積を判定する。
以上のルーチンにおいては、ソフトウェアは、距離を補正するべく、この倍率におけるカメラ28の較正ファイルを読み込んでいる。このカメラ28を較正するステップは、ガラスチューブ20によって通常占有されている正確な位置に配置された標準スケール画像の取り込みを通じて別個に実行される。
図2には、フローチャートとして前述の手順が概略的に示されている。
反転、希薄化、開放、侵食、拡張等の本明細書に記述されているカメラによって取り込まれた画像の処理に使用される様々な電子的な操作は、当該技術分野において周知であることを理解されたい。この種の用語に関係する情報は、一般に入手可能であり、特に、ジョン シー. ラス(John C. Russ)による「コンピュータを利用した顕微鏡検査(Computer−assisted Microscopy): 画像の計測及び分析(The Measurement and Analysis of Images)」(プレナム プレス(Plenum Press),ニューヨーク(New York),1990年)、並びに、ジョン シー. ラス(John C. Russ)による「画像処理ハンドブック(第2版)(The Image Processing Handbook(2nd Edition))」(CRC プレス(CRC Press),ボカ レイトン(Boca Raton),1995年)を参照されたい。ディジタルカメラのタイプに関する情報は、デーブ ジョンソン(Dave Johnson)による「ディジタルカメラを用いて全てのことを処理する方法(第3版)(How to Do Everything with Your Digital Camera(3rd Edition))」(マグロヒル(McGraw−Hill),オスボーン(Osbourne),2003年)を参照されたい。
以下の〔表1〕には、この例1において調査した材料が、判定された沈殿物の体積と共に一覧表示されている。サンプル1及びサンプル2の場合には、複数のチューブの端部を密封し、それらを数回にわたって反転させることにより、計測対象である量の材料をチューブ内の5mlの水に分散させている。サンプル3の場合には、これは、事前に生成された分散液5mlをチューブ内に配置したものである。チューブは、画像を処理して沈殿物の体積を判定する前に、24時間にわたって放置している。
(例2)
ナショナル スターチ アンド ケミカル社(National Starch and Chemical Co.)(ブリッジウォータ(Bridgewater),米国ニュージャージー州(NJ,USA))から提供されている4つの変性もち状とうもろこし澱粉を使用し、例1を反復した。5mlの水中に1wt%の澱粉を分散させてチューブ内に懸濁液を生成することにより、サンプルを準備した。沸騰している湯槽内にチューブを浸し、ガラス棒を使用して懸濁液を3分にわたって攪拌した。次いで、チューブの最上部を覆い、サンプルをさらに20分間にわたって処理した。次いで、チューブを24時間にわたって放置した後に、例1に記述されているように処理し、沈殿物の体積を判定した。この結果は、次の〔表2〕に付与されている。この例においては、沈殿物の体積は、澱粉の膨潤体積と等しくなっている。
Figure 2011257430
Figure 2011257430
このデータを従来の方法から得られたデータと比較することにより、本明細書に記述されている本発明を使用して得られたデータの妥当性が実証された。
(例3)
ナショナル スターチ アンド ケミカル社(National Starch and Chemical Co.)(ブリッジウォータ,米国ニュージャージー州)から提供されている4つの冷水膨潤澱粉を使用して例2を反復した(サンプル8〜11)。ぼんやりとした浮遊物液をサンプルに付与するとされているpH3.0において澱粉の準備を実行した。沈殿物の予想される中央部分のピクセル強度が170(ピクセル強度の範囲の67%)を超過しないようにカメラ28を設定したことを除いて、例1に記述されているように、チューブ内のサンプルの沈殿物の体積を判定した。
この結果が次の〔表3〕に付与されている。
Figure 2011257430
以上の説明及び例に引用されているピクセル強度の値は、本出願人にとって好ましいものであり、必要に応じて、その他のピクセル強度の値を選択することも、本発明の範囲に含まれることを理解されたい。
沈殿物を形成することが可能な成分の代表的な例は、小麦粉、天然又は人工の澱粉、金属酸化物(例えば、酸化チタン(TiO2)、二酸化ケイ素(SiO2)、酸化アルミニウム(Al 2 3 )、セラミック粉、粘土(例えば、カオリナイト粘土(陶土、ボールクレー)、モンモリロナイト、及びタルク)等である。
カメラ28は、沈殿物を収容しているチューブの画像を取り込む機能を有する8ビットCCDカメラである。カメラ28は、チューブ20から約280〜350mmのところに配置されているペンタックス(Pentax) 25mm f1.4レンズが装着されたソニー(Sony) XC−75CEである。望ましくない反射がチューブ(並びに、沈殿物)の画像の一部として取り込まれることを防止するべく、ステーション26は、側壁32、上部(図示されてはいない)、底部、及びアクセスを容易にするための前面カーテン36を含む非反射性の光学的に中立の環境によって包み込まれている。又、沈殿物が、角度を有して前方から照射されることにより、迷光反射が極小化されるように、ステーション26には、カメラ28に対してチューブの位置の上前方に配置された冷陰極LP−100ランプ光源と、その端部がチューブの真下に配置されているグースネックの光ファイバケーブルを有するスコット(Schott)冷光源とが提供されている。
(*注)カメラの出力は、アナログである。カメラの出力は、ソフトウェアを実行しているコンピュータの「フレームグラバボード(framegrabber board)」内においてディジタル画像に変換されている。処理及び分析される対象は、このディジタル画像である。

Claims (24)

  1. 液体サンプル内の沈殿物の体積を評価する方法において、
    (a)前記液体サンプルを収容しているチューブを、該チューブの画像を取り込む機能を有する光電気装置に対して配置するステップと、
    (b)前記光電気装置を使用し、前記チューブに対して垂直方向の前記チューブの画像を取り込むステップと、
    (c)取り込まれた前記画像(画像1)を分析し、前記沈殿物の高さを判定するステップと、
    (d)前記高さの計測値を使用し、沈殿物の体積の計測値を生成するステップとを有することを特徴とする方法。
  2. 取り込まれた前記画像(画像1)を分析し、前記沈殿物の高さを判定するステップ(c)において、取り込まれた前記画像の分析は、画像1をバイナリ画像(画像2)に変換する段階と、前記沈殿物に対応したバイナリ画像の部分の面積及び幅を計測する段階とを含む請求項1記載の方法。
  3. 前記光電気装置は、前記画像1の予想される沈殿物要素の中央領域内における前記画像1のピクセル強度を制限するべく設定されている請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記ピクセル強度は、前記光電気装置のピクセル強度の範囲の約60%〜90%に設定されており、さらに好ましくは、前記ピクセル強度の範囲の約65%〜75%に設定されている請求項3記載の方法。
  5. 取り込まれた前記画像(画像1)を分析し、前記沈殿物の高さを判定するステップ(c)において、画像1に対して部分的なスムージング操作を適用する請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記バイナリ画像(画像2)に対してスクラップ操作を適用して黒い領域内の小さな白い特徴を除去すると共に、充填操作を適用して白いオブジェクト内の孔を充填することにより、前記白いオブジェクトをさらに完全なもの(画像3)にする請求項5記載の方法。
  7. 取り込まれた前記画像(画像1)を分析し、前記沈殿物の高さを判定するステップ(c)において、取り込まれた前記画像の分析は、前記画像を編集することにより、前記チューブの底部における壁に起因したグレアに関連する特徴を除去すると共に、ガラス瓶内の前記沈殿物の底部の領域を再構築する段階を含む請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 取り込まれた前記画像(画像1)を分析し、前記沈殿物の高さを判定するステップ(c)において、取り込まれた前記画像の分析は、その軸が前記チューブの軸に沿っており、その幅が前記沈殿物の幅を下回っている白又は黒の矩形からなる新しいバイナリ画像を生成する段階と、前記画像と前記沈殿物の前記バイナリ画像を使用してブールAND演算を実行することにより、前記沈殿物の中央部分の高さの画像である新しいバイナリ画像を生成する段階とを含む請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記沈殿物の前記高さは、前記新しい画像の面積及び幅を計測することによって判定される請求項8記載の方法。
  10. 複数のサンプルが、順番に又は並行して評価される請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記複数のサンプルが並行して行われる評価において、前記複数のサンプル(但し、100個を上回らないサンプルであって、さらに好ましくは、少なくとも10個のサンプルであるが、50個を上回らないサンプル)が一緒に処理される請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 取り込まれた前記画像(画像1)を分析し、前記沈殿物の高さを判定するステップ(c)において、取り込まれた前記画像の品質をチェックし、前記画像が既定の規格を満足していない場合には、異なる画像取り込み条件を用いて、前記光電気装置を使用し、前記チューブに対して垂直方向の前記チューブの画像を取り込むステップ(b)、及び、取り込まれた前記画像(画像1)を分析し、前記沈殿物の高さを判定するステップ(c)を反復することにより、可能な場合に、許容可能な画像を取得し、この後に、前記高さの計測値を使用し、沈殿物の体積の計測値を生成するステップ(d)に進む請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記光電気装置を使用し、前記チューブに対して垂直方向の前記チューブの画像を取り込むステップ(b)、及び、取り込まれた前記画像(画像1)を分析し、前記沈殿物の高さを判定するステップ(c)を反復した後に、前記画像が前記規格を満足していない場合には、その時点における画像を取り込み、この事実を記録する請求項12記載の方法。
  14. 前記画像のImaxを計測し、前記画像のImaxが合計の前記ピクセル強度の範囲の必要な範囲内にあるかどうかを判定することによって前記画像の品質をチェックし、
    (a)前記画像が、前記画像の必要なImaxの範囲内にある場合には、前記画像をさらに処理し、
    (b)前記画像が、前記画像の必要なImaxの範囲内にない場合には、(i)前記画像のImaxが、前記画像の必要なImaxの範囲を上回っているときは、照明レベルを低減させると共に/又は、画像取り込み速度を増大させて、許容可能な画像が取得されるまで、この段階(i)を反復し、(ii)前記画像のImaxが、前記画像の必要なImaxの範囲を下回っているときは、前記照明レベルを増大させると共に/又は、前記画像取り込み速度を低減させて、許容可能な画像が取得されるまで、この段階(ii)を反復し、許容可能な画像が取得された後に、前記画像をさらに処理する請求項12又は13記載の方法。
  15. 前記沈殿物の前記画像上に一連の垂直ラインを重畳し、前記ラインの長さを計測して、前記ラインの長さの標準偏差を取得し、当該標準偏差を事前に選択されている標準偏差と比較することによって前記画像の品質をさらにチェックする請求項14記載の方法。
  16. (a)前記画像の前記標準偏差が、前記選択されている標準偏差を下回っている場合には、前記画像をさらに処理し、
    (b)前記画像の前記標準偏差が、前記選択されている標準偏差を上回っている場合には、前記画像のImeanを計測し、(i)前記画像のImeanが、前記画像の必要なImaxの範囲内にある場合には、前記光強度を低減させて前記沈殿物の新しい画像を取り込み、前記沈殿物の画像を取り込み及び処理する段階を反復し、(ii)前記画像のImeanが、第2のImaxの範囲外にある場合には、前記光強度を増大させて前記沈殿物の新しい画像を取り込み、前記沈殿物の画像を取り込み及び処理する段階を反復し、
    (c)この段階(b)及び段階(i)における前記新しい画像が許容可能である場合には、前記画像をさらに処理し、そうでない場合には、前記画像のImeanが、前記ピクセル強度の範囲の事前に選択されているレベルを下回るまで、この段階(b)及び段階(i)の反復を維持し、前記画像が依然として必要な品質を有していない場合には、いずれにしても前記画像を取り込んで当該画像をさらに処理し、後続の手作業による調査のために、このようにして取得された記録をブックマークし、
    (d)この段階(b)及び段階(ii)における前記新しい画像が許容可能である場合には、前記画像をさらに処理し、そうでない場合には、前記画像のImeanが前記第2のImaxの範囲内に入るまで、この段階(b)及び段階(ii)を反復するステップを維持し、前記光強度が、利用可能な最大値にある場合には、いずれにしても前記画像を取り込み、後続の手作業による調査のために、このようにして取得されたレコードをブックマークする請求項15記載の方法。
  17. チューブ内の液体サンプル内に形成された沈殿物の高さ及び/又は体積を判定する方法において、
    前記チューブ内の前記沈殿物のディジタル黒白画像に対して、
    (a)ディジタル画像(画像1)を電子フレーム内に複写し(画像2)、次いで、前記電子フレームから画像2をクリアし、オリジナルの前記ディジタル画像(画像1)と同一のピクセル寸法を有する新しいブランクフレームを生成するステップと、
    (b)前記電子フレームと関連するグラフィックスプレーン内に矩形を生成し、前記グラフィックスプレーンを画像2の画像プレーンとマージし、前記矩形が白又は黒であり、残りの部分が黒又は白であるとそれぞれ規定することにより、対照的な背景上に矩形のバイナリ画像(画像3)を生成するステップであって、前記矩形は、計測対象である前記沈殿物の予想される長さよりも長く、且つ、前記チューブの内部寸法の幅よりも狭い寸法を有しているステップと、
    (c)必要に応じた反転操作の後の画像1と、画像3に対してブールAND演算を適用することにより、前記沈殿物の高さを表す画像(画像4)を生成するステップと、
    (d)画像4を計測することにより、前記沈殿物の高さと、必要に応じて、前記沈殿物体積とを判定するステップといったような電子的な操作を適用するステップを有することを特徴とする方法。
  18. 前記電子フレームと関連するグラフィックスプレーン内に矩形を生成し、前記グラフィックスプレーンを画像2の画像プレーンとマージするステップ(b)において、前記矩形は白であり、前記残りの部分は黒である請求項17記載の方法。
  19. 前記サンプルは、天然もしくは人工の澱粉又は澱粉の混合物を有する請求項1から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 液体サンプル内に形成された沈殿物の体積を判定する装置において、
    沈殿物を生成する液体サンプルを収容するべく一端が開口したチューブと、
    前記チューブに隣接して使用されるべく配置された光電子装置であって、前記チューブの画像を取り込む機能を有している光電子装置と、
    前記画像を受信する機能を有し、且つ、受信した前記画像を分析して沈殿物の体積の計測値を提供する機能を有する制御手段とを備えることを特徴とする装置。
  21. 前記光電子装置は、前記チューブの位置に対して固定されている請求項20記載の装置。
  22. 1つ又は複数の前記光電子装置が配置されるワークステーションと、前記ワークステーションに対して前記チューブを移動させると共に、前記光電子装置に対して前記チューブを配置する自動運搬装置とをさらに備えており、前記制御手段は、前記自動運搬装置を制御して前記ワークステーションとの間において前記チューブを移動させると共に、前記チューブ及び1つ又は複数の前記光電子装置を相互に移動させるべく構成されている請求項20又は21記載の装置。
  23. 前記制御手段は、前記光電子装置によって取り込まれた前記画像の品質を自動的にチェックし、前記光電子装置と、品質チェックのために前記チューブの新しい画像を取り込むべく前記光電子装置が動作する条件とを制御すると共に/又は、前記チューブを拒絶すると共に/又は、品質未達画像を受け付け、且つ、前記液体サンプルの前記沈殿物の体積判定をブックマークするべく動作可能である請求項20から22のいずれか一項に記載の装置。
  24. 液体系内における沈殿物の体積を評価する装置において、
    沈殿液体系のサンプルを収容しているチューブの画像を生成する機能を有する光電子装置が配置されるワークステーションと、
    前記ワークステーションに対して前記チューブを移動させる自動運搬装置と、
    前記光電子装置からの入力に応答してアクションを起動し、且つ、前記光電子装置が前記ワークステーションに配置された状態において、前記自動運搬装置を制御して、前記ワークステーションとの間において、且つ、前記光電子装置に対して、前記チューブを移動させるべく構成され、さらに、前記画像を受信する機能を有し、且つ、受信した前記画像を分析して沈殿物の体積の計測値を提供する機能を有する制御手段とを備えることを特徴とする装置。
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