JPH10277309A - 懸濁汚水の凝集分離方法及び凝集沈殿装置 - Google Patents

懸濁汚水の凝集分離方法及び凝集沈殿装置

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JPH10277309A
JPH10277309A JP3791798A JP3791798A JPH10277309A JP H10277309 A JPH10277309 A JP H10277309A JP 3791798 A JP3791798 A JP 3791798A JP 3791798 A JP3791798 A JP 3791798A JP H10277309 A JPH10277309 A JP H10277309A
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JP
Japan
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suspended
sewage
tank
flocculant
mixing
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JP3791798A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Shinohara
好美 篠原
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Shinohara Seiki KK
Original Assignee
Shinohara Seiki KK
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Publication date
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来から凝集分離が行えなかった汚水でも凝
集分離を行うことができる懸濁汚水の凝集分離方法及び
凝集沈殿装置を得る。 【解決手段】 凝集剤の添加前に、軽質炭酸カルシウム
粉末,消石灰,又は,生石灰を懸濁汚水中に添加・混合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば無機凝集剤及
び高分子凝集剤等の凝集剤を用いた凝集分離の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】凝集分離とは、水に懸濁している細かい
コロイド分散粒子を凝集し、水から分離するものであ
る。代表的な無機凝集剤としては、硫酸アルミニウム
(所謂、硫酸バンド)や、最近ではポリ塩化アルミニウ
ム等がある。また、無機凝集剤による凝集強度があまり
大きくないため、長い鎖状の分子構造を持った高分子凝
集剤がある。この高分子凝集剤には、負に荷電している
懸濁粒子の表面荷電の中和と架橋作用を目的としたカチ
オン性ポリマーと、無機凝集剤と併用されて、粒子間に
吸着架橋してフロックの粗大化を目的としたアニオン性
又はノニオン性ポリマーとがある。
【0003】これら凝集剤を用いた凝集分離は、水に懸
濁している粒子のうち、10-7〜10-4cmの範囲の細か
いコロイド分散粒子の荷電を中和させて凝集するもので
あるが、この凝集分離によっても、濁りを取り除けない
汚水がある。例えば、より細かな微粒子や,高分子有機
物のように所謂半分溶解しつつ半分析出しつつあるよう
な物質等では、凝集剤を種々選択しても、濁りを取り除
けない汚水がある。具体的には、澱粉製造の過程で生じ
る澱粉排水は、無機凝集剤や、カチオン,アニオン,ノ
ニオンの高分子凝集剤を組合わせても、排水の濁りを取
り除くことができない汚水の一つである。
【0004】詳しくは、澱粉は穀物を細かく粉砕した
後、水に曝して不純物を取り除いて精製する。しかし、
曝された排水には、精製されない澱粉が多量に混入して
いる。澱粉は生物学的に非常に安定した物質であり、し
かも、澱粉を他の微生物が分解可能な糖に分解する微生
物が活性汚泥中に少なく、澱粉排水の活性汚泥法での処
理は難しいと考えられていた。
【0005】従って、現状では、澱粉排水は沈殿(沈
降)式のみで行われており、悪臭の発生を防止するため
に酸素による曝気を行い、沈んだ汚物のみを3〜4カ月
毎に汲み取り処理している。そこで、澱粉を含んだ排水
の処理は、凝集剤による凝集沈殿法によることが試みら
れているが、単に無機凝集剤や、カチオン,アニオン,
ノニオンの高分子凝集剤を組合わせても、排水の濁りを
取り除くことができないのが現状であった。
【0006】一方、水力発電,原子力発電の冷却水とし
て用いられている海水の取水配管に付着するカラス貝等
の貝類を取り除いた際に排出される貝殻などは、洗浄等
を施して肥料として再利用することが試みられている。
しかし、洗浄処理物を洗浄した際に排出される汚水(以
下、貝類洗浄排水と記す)は、貝類に起因する蛋白質等
の栄養分が多く、その栄養分の腐敗が進み、悪臭のする
高BODの汚水である。この汚水からの肥料の作成を考
慮した場合、やはり懸濁粒子を凝集分離で分離した汚泥
で行うことが最も効率的であるが、この汚水も単に無機
凝集剤や、カチオン,アニオン,ノニオンの高分子凝集
剤を組合わせても、排水の濁りを取り除くことができな
いのが現状であった。
【0007】更に、切削機械等で切断刃を冷却し潤滑す
る切削油には、不水溶性の切削油とエマルジョン型の水
溶性の切削油とがあり、切削機械の高速化、高精度化に
よって、水溶性切削油が多く使用されている。水溶性切
削油は、切削機械等使用する際には、水で希釈して用い
る。所定期間の使用の後に新しい切削油を導入するが、
その際廃棄される使用済み切削廃油の処理は現在問題と
なっている。焼却するにも高い水分含量によって燃焼効
率が悪く、水処理をするにも活性汚泥で資化できない油
分が含まれている場合もある。更に、界面活性剤が含ま
れているので、油分と水分とを分離し難い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来から凝
集分離が行えなかった汚水でも凝集分離を行うことがで
きる懸濁汚水の凝集分離方法及び凝集沈殿装置を得るこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本請求項1に記載された
発明に係る懸濁汚水の凝集分離方法は、懸濁汚水に凝集
剤を添加・混合することにより、懸濁汚水中の懸濁粒子
をフロック状に凝集させて分離する凝集分離方法におい
て、前記凝集剤の添加前に、軽質炭酸カルシウム粉末を
前記懸濁汚水中に添加・混合する方法である。
【0010】本請求項2に記載された発明に係る懸濁汚
水の凝集分離方法は、懸濁汚水に凝集剤を添加・混合す
ることにより、懸濁汚水中の懸濁粒子をフロック状に凝
集させて分離する凝集分離方法において、前記懸濁汚水
が、炭酸ガスを含んだ汚水であり、前記凝集剤の添加前
に、消石灰又は生石灰を前記懸濁汚水中に添加・混合す
る方法である。
【0011】本請求項3に記載された発明に係る懸濁汚
水の凝集分離方法は、懸濁汚水に凝集剤を添加・混合す
ることにより、懸濁汚水中の懸濁粒子をフロック状に凝
集させて分離する凝集分離方法において、懸濁汚水を腐
敗菌を主体とした微生物と共に予め定められた時間静置
した後、得られた懸濁汚水に軽質炭酸カルシウム粉末,
消石灰,又は,生石灰を予め定められた濃度となるよう
に添加・混合した後、得られた懸濁汚水に凝集剤を添加
・混合して、澱粉排水中の懸濁粒子をフロック状に凝集
させて分離する方法である。
【0012】本請求項4に記載された発明に係る懸濁汚
水の凝集分離方法は、請求項3に記載された懸濁汚水の
凝集分離方法において、前記腐敗菌を主体とした微生物
として、予め懸濁汚水の水温よりも高く微生物の生育可
能な温度で増殖させたものを、前記懸濁汚水中に添加し
て予め定められた時間静置する方法である。
【0013】本請求項5に記載された発明に係る懸濁汚
水の凝集分離方法は、懸濁汚水に凝集剤を添加・混合す
ることにより、懸濁汚水中の懸濁粒子をフロック状に凝
集させて分離する凝集分離方法において、前記懸濁汚水
が、油と水とが懸濁した懸濁廃油であり、前記凝集剤の
添加前に、消石灰又は生石灰を前記懸濁汚水中に添加・
混合する方法である。
【0014】本請求項6に記載された発明に係る懸濁汚
水の凝集分離方法は、請求項5に記載された凝集沈殿装
置において、前記懸濁廃油が、切削油が水に懸濁された
切削廃油である方法である。
【0015】本請求項7に記載された発明に係る凝集沈
殿装置は、懸濁汚水を導入させ腐敗菌を主体とした微生
物と共に予め定められた時間静置する滞留槽と、この滞
留槽から得られた汚水に軽質炭酸カルシウム粉末,消石
灰,又は,生石灰を予め定められた濃度となるように添
加・混合する石灰混合槽と、この石灰混合槽から得られ
た汚水に凝集剤を予め定められた濃度となるように添加
・混合する凝集剤混合槽と、この凝集剤混合槽から得ら
れた汚水を静置する凝集沈殿槽とを備えたものである。
【0016】本請求項8に記載された発明に係る凝集沈
殿装置は、請求項7に記載された凝集沈殿装置におい
て、懸濁汚水の一部を導入して、前記腐敗菌主体とした
微生物をこの懸濁汚水の水温よりも高く微生物の生育可
能な温度で増殖させた一部を、前記滞留槽に排出する微
生物増殖槽を更に備えたものである。
【0017】本請求項9に記載された発明に係る凝集沈
殿装置は、請求項5又は6に記載された凝集分離方法を
行う懸濁廃油用凝集沈殿装置において、攪拌手段を備
え、懸濁廃油を攪拌しながら予め定められた軽質炭酸カ
ルシウム粉末,消石灰,又は,生石灰と凝集剤とを順次
投入する反応分離槽と、反応分離槽側壁の相違する高さ
位置に複数設置され、反応が終了した後に改選して上清
を抜出す抜出し経路と、抜出された上清を微生物群と共
に曝気する曝気槽とを備えたものである。
【0018】本請求項10に記載された発明に係る凝集
沈殿装置は、請求項9に記載された抜出した上清を濾布
を介して曝気槽に導入することを特徴とするものであ
る。
【0019】本発明で用いる凝集剤としては、市販の凝
集剤のうちから処理される懸濁汚水に最適なものを選択
することができる。例えば、ポリ塩化アルミニウムを始
めとする無機凝集剤や、カチオン性ポリマー,アニオン
性ポリマー,ノニオン性ポリマーを始めとする高分子凝
集剤等を用いることができる。
【0020】本発明で添加する軽質炭酸カルシウム粉
末,消石灰,又は,生石灰の添加量は、対象とする懸濁
汚水中の通常の凝集剤で凝集できない濁りのもととなる
微細な懸濁粒子の種類や濃度に応じて変動する。従っ
て、好ましい濃度は対象となる懸濁汚水に応じて、例え
ばジャーテスト等で予め求めておく。
【0021】本発明での懸濁汚水を腐敗菌を主体とした
微生物と共にする静置は、砂,ゴミ等の沈降性物質の沈
降も兼ねる。従って、曝気処理は不要である。静置時間
は長ければ清澄度のよい処理水が得られる。しかし、曝
気を行わないので、懸濁汚水の種類によっては、排水初
期には腐敗臭がない懸濁汚水であっても3,4日で腐敗
臭が発生するため、腐敗臭の発生の前に、後続の軽質炭
酸カルシウム粉末,消石灰,又は,生石灰の添加処理及
び凝集剤による凝集処理を行う。
【0022】本発明での腐敗菌を主体とした微生物は、
懸濁汚水中の栄養分によって生育可能な1種以上の微生
物からなるものであり、懸濁汚水の種類に応じてその種
類や菌叢は異なると考えられる。通常は懸濁汚水を一次
貯留しておく、貯留槽からその懸濁汚水の一部を抜出し
て放置することにより、得られる微生物群を指す。
【0023】本発明での懸濁汚水としての懸濁廃油は、
油と水とが懸濁したものであればよく、例えば、一般切
削加工全般の切削廃油、一般研磨加工全般の切削廃油、
非鉄金属の切削研削加工の廃油、ガラス水晶等の研削加
工の廃油、タップ加工,リーマ加工,旋盤加工,フライ
ス切削加工,歯切加工等の切削廃油を含む。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明では、軽質炭酸カルシウム
粉末を前記懸濁汚水中に添加・混合する方法、及び、懸
濁汚水中に炭酸ガスが含まれている場合には、凝集剤の
添加前に、消石灰又は生石灰を前記懸濁汚水中に添加・
混合する方法である。生石灰(CaO)は水に溶解する
と消石灰(Ca(OH)2 )となり、消石灰は炭酸ガス
と反応して軽質炭酸カルシウムを生じる。従って、本発
明では、凝集剤が添加される前には懸濁汚水は軽質炭酸
カルシウムと混合されている状態となる。これにより、
通常の凝集剤による凝集分離では濁りを取り除くことの
できなかった汚水であっても、清澄度の高い処理水が得
られる。
【0025】本発明の軽質炭酸カルシウム粉末,消石
灰,又は,生石灰の添加・混合は、凝集剤の添加前に行
われる。軽質炭酸カルシウム粉末,消石灰,又は,生石
灰を凝集剤と同時に添加・混合すると、凝集剤のみで処
理したものと比べて処理水の濁りが充分に除去できな
い。また、凝集剤の添加後に軽質炭酸カルシウム粉末,
消石灰,又は,生石灰を添加・混合しても、凝集剤のみ
で処理したものと比べて処理水の濁りは殆ど解消されな
い。
【0026】本発明の詳しい作用機構は、不明ではある
が、通常の凝集剤による凝集分離を行う前に、軽質炭酸
カルシウム粉末,消石灰,又は,生石灰の添加・混合に
よって汚水中に分散された軽質炭酸カルシウムで、懸濁
汚水中の微細な懸濁粒子を吸着し、この微細な懸濁粒子
を吸着した軽質炭酸カルシウムを汚水中の他の懸濁粒子
と共に凝集分離する作用機構が生じていると思われる。
【0027】この軽質炭酸カルシウムは、市販の軽質炭
酸カルシウム粉末はもとより、消石灰又は生石灰を添加
して汚水中の炭酸ガスで生じるようにしてもよい。
【0028】本発明では、特に、澱粉製造の過程で生じ
る澱粉排水や海水の取水配管に付着する貝類を取り除い
た際に排出される貝類洗浄排水のような高分子有機物の
ように所謂半分溶解しつつ半分析出しつつあるような懸
濁汚水から清澄度の高い処理水を得るため、懸濁汚水を
腐敗菌を主体とした微生物と共に予め定められた時間静
置した懸濁汚水に、前述のように、軽質炭酸カルシウム
粉末,消石灰,又は,生石灰を予め定められた濃度とな
るように添加・混合した後に、凝集剤で凝集分離を行
う。
【0029】具体的には、1日の懸濁汚水量の数倍の貯
留槽に幾つかの仕切板を配して、迂回路を形成して滞留
槽として用いる。この滞留槽では、砂,ゴミ等の沈降性
物質が沈降すると共に、微生物によって懸濁汚水中の富
栄養分の分解が行われる。尚、この滞留槽は地下に埋設
したものを利用することにより、1日の気温の変化や四
季の気温の変化の影響が少なくなり、安定した処理水の
清澄度が得られる。また、一つの貯留槽に仕切板で迂回
路を形成するのでなく、複数の貯留槽を配管で連絡し
て、迂回路を形成してもよい。
【0030】この懸濁汚水を腐敗菌を主体とした微生物
と共に予め定められた時間静置することによる詳しい作
用機構は、不明ではあるが、砂,ゴミ等の沈降性物質が
沈降すると共に、微生物が懸濁汚水中の富栄養分の分解
を進める。このとき、微生物によって、澱粉排水や貝類
洗浄排水中の濁りのもととなる半分溶解しつつ半分析出
しつつあるものを捕食・固定し、前述のような軽質炭酸
カルシウム粉末,消石灰,又は,生石灰を予め定められ
た濃度となるように添加・混合した後に、凝集剤で凝集
分離を行うことにより、清澄度の高い処理水が得られる
ものと考えられる。
【0031】更に、本発明では、腐敗菌を主体とした微
生物として、予め懸濁汚水の水温よりも高く微生物の生
育可能な温度で増殖させたものを、前記懸濁汚水中に添
加して予め定められた時間静置することにより、短時間
の静置で後続の軽質炭酸カルシウム粉末,消石灰,又
は,生石灰の添加・混合処理、及び、凝集剤での凝集分
離処理を行うことができる。
【0032】具体的には、懸濁汚水の一部を微生物増殖
加温タンクで40℃に加温して、微生物の菌数を1×1
7cell/g としたものを、懸濁汚水量の0.5%となる
ように戻すことにより、48時間の静置時間で後続の処
理を行うことができる。また、増殖させた微生物の懸濁
汚水量に対する添加割合を増やすことによって、静置時
間を更に短縮できることは言うまでもない。
【0033】本発明の凝集分離方法では、懸濁汚水とし
て油と水とが懸濁した懸濁廃油でも良好な凝集分離が行
われた。これは凝集剤の添加前に、懸濁汚水に添加・混
合される汚水中に分散された軽質炭酸カルシウムで、懸
濁廃油中の微細な廃油粒子を吸着し、この微細な廃油粒
子を吸着した軽質炭酸カルシウムを汚水中の他の懸濁粒
子と共に凝集分離する作用機構が生じていると思われ
る。この軽質炭酸カルシウムは、市販の軽質炭酸カルシ
ウム粉末はもとより、消石灰又は生石灰を添加して懸濁
廃油中の炭酸ガスで生じるようにしてもよい。
【0034】
【実施例】
実施例A(ジャーテスト1) 採取から所定時間放置した澱粉排水を用いて、無機凝集
剤(ポリ塩化アルミニウム)の添加後に、弱アニオン性
の高分子凝集剤(商品名「ダイヤフロックAP410
H」ダイヤフロック株式会社製)を添加する凝集処理の
前処理として、軽質炭酸カルシウム粉末,消石灰,及び
生石灰を各々添加するジャーテストを行い、得られた処
理水の透視度とSSを計測した。尚、前処理を行わない
ものを比較例とした。結果を次の表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】表1に示す通り、採取から経過した時間が
長いほど(即ち、懸濁汚水を腐敗菌を主体とした微生物
と共に静置する時間が長いほど)、凝集処理による透視
度及び処理水SSが低下していることが判る。また、各
経過時間ごとの比較では、軽質炭酸カルシウム粉末,消
石灰,生石灰を添加する前処理を行ったものが、行わな
かったものよりも圧倒的に透視度及び処理水SSが低下
していることが判る。
【0037】実施例B(ジャーテスト2) 前処理に用いる軽質炭酸カルシウム粉末及び消石灰の最
適な濃度を検証するために、各前処理剤の添加量を変化
させたジャーテストを行い、得られた処理水の透視度と
SSを計測した。尚、原水は、採取から24,48,7
2時間放置した澱粉排水と、田子ノ浦海底から浚渫され
たヘドロ液とを用いた。更に、無機凝集剤及び高分子凝
集剤としては、実施例Aと同様にポリ塩化アルミニウ
ム、及び弱アニオン性の商品名「ダイヤフロックAP4
10H」を用いた。結果を次の表2〜表5に示す。
【0038】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0039】表2〜表5に示す通り、対象とする排水原
水(懸濁汚水)中の濁りのもととなる微細な懸濁粒子の
種類や濃度やその状態によって、用いる前処理剤の濃度
が変化することが判った。
【0040】実施例C(凝集沈殿装置) 図1は本発明による凝集沈殿装置の一実施例の構成を示
す説明図である。図に示す通り、懸濁汚水として20m
3/日排出される澱粉排水(1) は、40m3 容量の滞留槽
(2) に配管(3) によって導入される。配管(3) の途中に
は、微生物増殖槽(4) に分岐する分岐配管(5) が配され
ており、澱粉排水(1) の一部が微生物増殖槽(4) に導か
れている。
【0041】微生物増殖槽(4) は0.1m3 の容量を有
し、槽内を40℃に加温する加温手段(図示せず)を有
している。この微生物増殖槽(4) には排水は1日滞留し
て、菌数が1×107cell/g に増殖した後、滞留槽(2)
に配管(6) によって、滞留槽(2) に導入される。
【0042】滞留槽(2) には、仕切板(7) が配されてお
り、この仕切板(7) によって迂回路が形成されている。
滞留槽(2) に導入された澱粉排水は、迂回路を経て、2
日後に、配管(8) によって、石灰混合槽(9) に導入され
る。尚、配管(8) の取水口は、滞留槽(2) の水面と沈殿
物表面との間に設けられている。
【0043】石灰混合槽(9) では、澱粉排水は、石灰予
備溶解槽(10)で消石灰を予め溶解した濃溶液を一定の濃
度となるように添加し、攪拌羽根で混合し、配管(11)を
介して第1の凝集剤混合槽である無機凝集剤混合槽(12)
に導入される。尚、本実施例では消石灰を用いたが、生
石灰又は軽質炭酸カルシウム粉末を石灰予備溶解槽(10)
に溶解又は懸濁させて用いてもよい。
【0044】無機凝集剤混合槽(12)では、澱粉排水は、
予備溶解槽(13)でポリ塩化アルミニウムを予め溶解した
濃溶液を一定の濃度となるように添加し、攪拌羽根で混
合し、配管(14)を介して第2の凝集剤混合槽である高分
子凝集剤混合槽(15)に導入される。尚、本実施例では無
機凝集剤としてポリ塩化アルミニウムを用いたが、これ
に限るものではない。
【0045】高分子凝集剤混合槽(15)では、澱粉排水
は、予備溶解槽(16)で高分子凝集剤を予め溶解した濃溶
液を一定の濃度となるように添加し、攪拌羽根で混合
し、配管(17)を介して凝集沈殿槽(18)に導入される。消
石灰、無機凝集剤、及び高分子凝集剤が添加・混合され
た澱粉排水は、この凝集沈殿槽(18)で懸濁粒子をフロッ
クとして沈殿させる。上清は凝集沈殿槽上面の溢流板及
び溢流桶(19)で溢流させ、通常の生物学的処理を行い、
放流する。沈殿したフロックは引抜き、汚泥脱水機で脱
水し、液分は配管(20)を介して凝集沈殿槽(18)に返却
し、脱水ケーキは肥料化処理を行う。
【0046】以上のような構成の凝集沈殿装置によっ
て、澱粉排水は清澄度の高い処理水となった。次の表7
は澱粉排水原水と処理水との分析結果を示すものであ
る。
【0047】
【表6】
【0048】本実施例では、懸濁汚水として澱粉排水を
用いたが、貝類洗浄排水のような高分子有機物のように
所謂半分溶解しつつ半分析出しつつあるような懸濁汚水
から清澄度の高い処理水を得ることができる。尚、貝類
洗浄排水のような既に臭気が発生している懸濁汚水の場
合には、滞留槽等を密閉状態に保持しておく必要があ
る。
【0049】実施例D(懸濁廃油凝集分離) 図2は本発明の凝集分離法を用いた切削廃油の処理工程
を示す説明図である。図に示す通り、廃油と水とが懸濁
した切削廃油は貯留タンク内で所定期間放置して、含ま
れる金属粉等の自然沈降物を沈降させる。その後、凝集
剤の添加前に、懸濁汚水に軽質炭酸カルシウム粉末,消
石灰,又は,生石灰を予め定められた濃度となるように
添加・混合する本発明の凝集分離を行い、主に油分が沈
降汚泥として沈降する。
【0050】沈降した沈降汚泥は脱水した後、焼却処分
される。懸濁油分が沈降した上清は、BOD等が高く排
出基準を上回る状態であるならば、希釈調整された後
に、活性汚泥法等の微生物学的処理又はオゾン分解処理
によって、BOD等を減じた後に、放流される。尚、懸
濁油分が沈降した上清がBOD等の排出基準を下回って
いれば、微生物学的処理又はオゾン分解処理を行わず、
放流することもできる。
【0051】図3は本発明の凝集沈殿装置の別の実施例
の構成を示す説明図である。図に示す通り、本凝集沈殿
装置(30)は、攪拌手段として原動機(33)によって回転す
る攪拌羽根(34)と、懸濁廃油を攪拌しながら予め定めら
れた軽質炭酸カルシウム粉末,消石灰,又は,生石灰と
凝集剤とを順次投入する反応分離槽(32)とが、内部がオ
ゾン曝気槽(35)となった台座(36)上に設置されている。
尚、反応分離槽(32)の有効容積は50リットルである。
【0052】反応分離槽(32)の側壁には相違する高さ位
置に4つ設置された抜出し経路(37)が形成され、各々の
抜出し経路にはバルブ(38)が設けられている。抜出し経
路(37)の下流には、濾布で作られた袋(50)を保持させる
脱水ボックス(39)が設けられ、脱水ボックス(39)の底部
には、台座(36)内部のオゾン曝気槽(35)に通じる導管(4
0)が設けられている。
【0053】オゾン曝気槽(35)は、仕切壁(41)によって
2つの領域に区切られ、第1オゾン曝気槽(43)と第2オ
ゾン曝気槽(44)とを構成している。尚、第1オゾン曝気
槽(43)及び第2オゾン曝気槽(44)は各々有効容積は10
0リットルである。
【0054】2つのオゾン曝気槽(43)(44)中の処理水
は、ブロワー(45)からの空気がオゾン発生器(42)を通っ
て配管(46)に吹き込まれ、尚且つ、循環ポンプ(47)で循
環するようになっている。尚、第2オゾン曝気槽(44)に
は、第2オゾン曝気槽(44)内の液位を観察するための液
位計(48)と、第2オゾン曝気槽(44)内の処理水を排出す
る排出路(49)とが設けられている。
【0055】既設の貯留タンク(31)に貯留されていた水
溶性切削廃油を反応分離槽(32)に導入した。この貯留タ
ンク(31)による貯留で、切削の際に混入した金属粉の大
きいもの等は沈降する。尚、反応分離槽(32)に導入され
る水溶性切削廃油中の水分含量は一定に調整した方が、
後に投入する薬剤等の量を調整する手間を省くことがで
きるため、好ましい。本実施例では、切削油を20倍に
希釈した濃度に調整して行った。
【0056】反応分離槽(32)内に導入された切削廃油
は、攪拌羽根(34)を回動する攪拌原動機(33)によって攪
拌される。充分に攪拌された切削廃油中に先ず、消石灰
を切削廃油10リットルに対して50g投入し、2〜3
分後に無機凝集剤(ポリ塩化アルミニウム)を60cc
添加し、同様に2〜3分後に弱アニオン性の高分子凝集
剤(商品名「ダイヤフロックAP410H」ダイヤフロ
ック株式会社製)を70cc添加した。
【0057】最後の高分子凝集剤を投入した後、2〜3
分後に攪拌を止め、そのまま静置すると、白濁していた
切削廃油が清澄な上清と沈降汚泥とに分離した。上清は
沈降汚泥の上面が抜出し経路(37)よりも充分に下回った
時点で、バルブ(38)を開けて、上位の抜出し経路(37)か
ら順に排出する。排出された上清は、脱水ボックス内の
濾布からなる袋(50)内に導入され、滲み出た上清は、導
管(40)を経てオゾン曝気槽(35)内に排出される。
【0058】オゾン曝気槽(35)内で充分に曝気された処
理水は、BOD値等が排出基準を下回ったことを確認し
て、排出路(49)から抜出される。この時、循環ポンプ(4
7)の駆動を止めておき、排出路(49)から抜出される処理
水は、第2オゾン曝気槽(44)内のものとし、第1オゾン
曝気槽(43)内の処理水は残しておき、新たな凝集分離の
上清をこれに混ぜ合わせてオゾン処理を繰り返す。
【0059】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、従来から
凝集分離が行えなかった汚水でも凝集分離を行うことが
できる懸濁汚水の凝集分離方法及び凝集沈殿装置を得る
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による凝集沈殿装置の一実施例の構成を
示す説明図である。
【図2】本発明の凝集分離法を用いた切削廃油の処理工
程を示す説明図である。
【図3】本発明の凝集沈殿装置の別の実施例の構成を示
す説明図である。
【符号の説明】
(1) …澱粉排水、 (2) …滞留槽、 (3) …配管、 (4) …微生物増殖槽、 (5) …分岐配管、 (6) …配管、 (7) …仕切板、 (8) …配管、 (9) …石灰混合槽、 (10)…石灰予備溶解槽、 (11)…配管、 (12)…無機凝集剤混合槽、 (13)…予備溶解槽、 (14)…配管、 (15)…高分子凝集剤混合槽、 (16)…予備溶解槽、 (17)…配管、 (18)…凝集沈殿槽、 (19)…溢流板溢流桶、 (20)…配管、 (30)…凝集沈殿装置、 (31)…貯留タンク、 (32)…反応分離槽、 (33)…原動機、 (34)…攪拌羽根、 (35)…オゾン曝気槽、 (36)…台座、 (37)…抜出し経路、 (38)…バルブ、 (39)…脱水ボックス、 (40)…導管、 (41)…仕切壁、 (42)…オゾン発生器、 (43)…第1オゾン曝気槽、 (44)…第2オゾン曝気槽、 (45)…ブロワー、 (46)…配管、 (47)…循環ポンプ、 (48)…液位計、 (49)…排出路、 (50)…袋、

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 懸濁汚水に凝集剤を添加・混合すること
    により、懸濁汚水中の懸濁粒子をフロック状に凝集させ
    て分離する凝集分離方法において、 前記凝集剤の添加前に、軽質炭酸カルシウム粉末を前記
    懸濁汚水中に添加・混合することを特徴とする懸濁汚水
    の凝集分離方法。
  2. 【請求項2】 懸濁汚水に凝集剤を添加・混合すること
    により、懸濁汚水中の懸濁粒子をフロック状に凝集させ
    て分離する凝集分離方法において、 前記懸濁汚水が、炭酸ガスを含んだ汚水であり、 前記凝集剤の添加前に、消石灰又は生石灰を前記懸濁汚
    水中に添加・混合することを特徴とする懸濁汚水の凝集
    分離方法。
  3. 【請求項3】 懸濁汚水に凝集剤を添加・混合すること
    により、懸濁汚水中の懸濁粒子をフロック状に凝集させ
    て分離する凝集分離方法において、 懸濁汚水を腐敗菌を主体とした微生物と共に予め定めら
    れた時間静置した後、 得られた懸濁汚水に軽質炭酸カルシウム粉末,消石灰,
    又は,生石灰を予め定められた濃度となるように添加・
    混合した後、 得られた懸濁汚水に凝集剤を添加・混合して、澱粉排水
    中の懸濁粒子をフロック状に凝集させて分離することを
    特徴とする懸濁汚水の凝集分離方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された懸濁汚水の凝集分
    離方法において、 前記腐敗菌を主体とした微生物として、予め懸濁汚水の
    水温よりも高く微生物の生育可能な温度で増殖させたも
    のを、前記懸濁汚水中に添加して予め定められた時間静
    置することを特徴とする懸濁汚水の凝集分離方法。
  5. 【請求項5】 懸濁汚水に凝集剤を添加・混合すること
    により、懸濁汚水中の懸濁粒子をフロック状に凝集させ
    て分離する凝集分離方法において、 前記懸濁汚水が、油と水とが懸濁した懸濁廃油であり、 前記凝集剤の添加前に、懸濁汚水に軽質炭酸カルシウム
    粉末,消石灰,又は,生石灰を予め定められた濃度とな
    るように添加・混合した後、 得られた懸濁汚水に凝集剤を添加・混合して、澱粉排水
    中の懸濁粒子をフロック状に凝集させて分離することを
    特徴とする懸濁汚水の凝集分離方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された凝集沈殿装置にお
    いて、 前記懸濁廃油が、切削油が水に懸濁された切削廃油であ
    ることを特徴とする懸濁汚水の凝集分離方法。
  7. 【請求項7】 懸濁汚水を導入させ腐敗菌を主体とした
    微生物と共に予め定められた時間静置する滞留槽と、 この滞留槽から得られた汚水に軽質炭酸カルシウム粉
    末,消石灰,又は,生石灰を予め定められた濃度となる
    ように添加・混合する石灰混合槽と、 この石灰混合槽から得られた汚水に凝集剤を予め定めら
    れた濃度となるように添加・混合する凝集剤混合槽と、 この凝集剤混合槽から得られた汚水を静置する凝集沈殿
    槽とを備えたことを特徴とする凝集沈殿装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載された凝集沈殿装置にお
    いて、 懸濁汚水の一部を導入して、前記腐敗菌主体とした微生
    物をこの懸濁汚水の水温よりも高く微生物の生育可能な
    温度で増殖させた一部を、前記滞留槽に排出する微生物
    増殖槽を更に備えたことを特徴とする凝集沈殿装置。
  9. 【請求項9】 請求項5又は6に記載された凝集分離方
    法を行う懸濁廃油用凝集沈殿装置において、 攪拌手段を備え、懸濁廃油を攪拌しながら予め定められ
    た軽質炭酸カルシウム粉末,消石灰,又は,生石灰と凝
    集剤とを順次投入する反応分離槽と、 反応分離槽側壁の相違する高さ位置に複数設置され、反
    応が終了した後に改選して上清を抜出す抜出し経路と、 抜出された上清を微生物群と共に曝気する曝気槽とを備
    えたことを特徴とする凝集沈殿装置。
  10. 【請求項10】 前記抜出した上清を濾布を介して曝気
    槽に導入することを特徴とする請求項9に記載された凝
    集沈殿装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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