JPH1137845A - 血清量測定装置 - Google Patents
血清量測定装置Info
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- JPH1137845A JPH1137845A JP19467897A JP19467897A JPH1137845A JP H1137845 A JPH1137845 A JP H1137845A JP 19467897 A JP19467897 A JP 19467897A JP 19467897 A JP19467897 A JP 19467897A JP H1137845 A JPH1137845 A JP H1137845A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 血液の画像を取り込んで血清成分の画像を取
り出す血清量測定装置において、血清成分の色彩の分布
が不連続な場合であっても、動作しない色抽出手段が発
生する問題を解消して、抽出精度を向上させること、お
よび2値化のための閾値決定に要する時間を飛躍的に短
縮することを目的とする。 【解決手段】 血液の画像を取り込んで血清成分の画像
を取り出す血清量測定装置において、閾値決定手段14
が抽出誤りの少ない閾値を決定するときに、色座標変換
した色度平面上での血清成分の色情報の分布領域のみに
色抽出手段20を割り当てる指示を閾値決定手段14に
供給する抽出領域決定手段26を備えたことを特徴とす
る血清量測定装置。
り出す血清量測定装置において、血清成分の色彩の分布
が不連続な場合であっても、動作しない色抽出手段が発
生する問題を解消して、抽出精度を向上させること、お
よび2値化のための閾値決定に要する時間を飛躍的に短
縮することを目的とする。 【解決手段】 血液の画像を取り込んで血清成分の画像
を取り出す血清量測定装置において、閾値決定手段14
が抽出誤りの少ない閾値を決定するときに、色座標変換
した色度平面上での血清成分の色情報の分布領域のみに
色抽出手段20を割り当てる指示を閾値決定手段14に
供給する抽出領域決定手段26を備えたことを特徴とす
る血清量測定装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院等で患者から
採血された血液の血清成分だけを抽出して病状を検査す
るのに用いられる血清量測定装置に関するものである。
採血された血液の血清成分だけを抽出して病状を検査す
るのに用いられる血清量測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、多くの病院において患者の病気を
診断するのに、患者から採血された血液を分析する装置
が広く利用されている。
診断するのに、患者から採血された血液を分析する装置
が広く利用されている。
【0003】血液を分析する装置において、多くの血液
検体を高速に処理するためには、検査装置内に送る血液
量を人手によらず測定し、血液検体の搬入から検査終了
までを一貫したラインで自動運転する事が必要不可欠で
ある。
検体を高速に処理するためには、検査装置内に送る血液
量を人手によらず測定し、血液検体の搬入から検査終了
までを一貫したラインで自動運転する事が必要不可欠で
ある。
【0004】この種の血清量測定装置は、例えば、試験
管中の血清成分の画像を取り込んで、血清成分の色彩の
抽出画を取り出して試験管中にある血清成分量の計測に
使用されるものである。
管中の血清成分の画像を取り込んで、血清成分の色彩の
抽出画を取り出して試験管中にある血清成分量の計測に
使用されるものである。
【0005】従来の血清量測定装置は、図7に示すよう
に構成されている。患者から採血した血液を試験管7に
入れて、円心分離器などにより試験管7の血液を成分ご
とに分離する。この分離した血液1は、試験管7の底側
から順に、血餅成分3、分離剤4、血清成分2の層に分
離されている。前記の分離剤4は、血清成分2と血餅成
分3とを分離するものである。
に構成されている。患者から採血した血液を試験管7に
入れて、円心分離器などにより試験管7の血液を成分ご
とに分離する。この分離した血液1は、試験管7の底側
から順に、血餅成分3、分離剤4、血清成分2の層に分
離されている。前記の分離剤4は、血清成分2と血餅成
分3とを分離するものである。
【0006】一般に、血餅成分3の色は黒色、分離剤4
の色は乳白色、血清成分2の色は透明の黄色である。血
清成分2と血餅成分3に分離した血液1を含む試験管7
は、図8に示すように、白色の背景8の前に設置されて
いる。図7に示すカラー視覚センサ18は、図8に示す
ように、試験管7のみでなく、白色の背景8も含めて撮
像する。
の色は乳白色、血清成分2の色は透明の黄色である。血
清成分2と血餅成分3に分離した血液1を含む試験管7
は、図8に示すように、白色の背景8の前に設置されて
いる。図7に示すカラー視覚センサ18は、図8に示す
ように、試験管7のみでなく、白色の背景8も含めて撮
像する。
【0007】カラー視覚センサ18は、図7に示すよう
に、カラーのデジタル画像データである赤色成分データ
Rと緑色成分データGと青色成分データB(以下、RG
Bのカラーのデジタル画像データと呼ぶ)とを色座標変
換手段19に出力する。
に、カラーのデジタル画像データである赤色成分データ
Rと緑色成分データGと青色成分データB(以下、RG
Bのカラーのデジタル画像データと呼ぶ)とを色座標変
換手段19に出力する。
【0008】前記のRGBのカラーのデジタル画像デー
タの出力を色座標変換手段19で色の属性である色度情
報のx座標、色度情報のy座標および明度情報Lの3属
性に変換している。
タの出力を色座標変換手段19で色の属性である色度情
報のx座標、色度情報のy座標および明度情報Lの3属
性に変換している。
【0009】色座標変換手段19の出力は色抽出手段2
0で処理される。この色抽出手段20は、血清成分2の
色彩を抽出するものであり、色抽出部20a〜20hの
8個で構成されている。
0で処理される。この色抽出手段20は、血清成分2の
色彩を抽出するものであり、色抽出部20a〜20hの
8個で構成されている。
【0010】色抽出手段20は画像メモリ10に接続さ
れていて、色抽出部20a〜20hから出力された画像
データは、画像メモリ10にそれぞれ重ね合わせて記憶
される。
れていて、色抽出部20a〜20hから出力された画像
データは、画像メモリ10にそれぞれ重ね合わせて記憶
される。
【0011】画像メモリ10は、血清成分の上部境界位
置の検出手段11と血清成分の下部境界位置の検出手段
12とに接続されている。血清成分の上部境界位置の検
出手段11は、画像メモリ10に格納されている血液画
像データから血清成分2の上部境界位置5を検出する。
置の検出手段11と血清成分の下部境界位置の検出手段
12とに接続されている。血清成分の上部境界位置の検
出手段11は、画像メモリ10に格納されている血液画
像データから血清成分2の上部境界位置5を検出する。
【0012】血清成分の下部境界位置の検出手段12
は、画像メモリ10に格納されている血液画像データか
ら血清成分2の下部境界位置6を検出する。血清成分量
の計測手段13は、血清成分の上部境界位置の検出手段
11と血清成分の下部境界位置の検出手段12とに接続
されていて、上部境界位置5と下部境界位置6との距離
と試験管7の直径から血清成分量Nを計測するものであ
る。
は、画像メモリ10に格納されている血液画像データか
ら血清成分2の下部境界位置6を検出する。血清成分量
の計測手段13は、血清成分の上部境界位置の検出手段
11と血清成分の下部境界位置の検出手段12とに接続
されていて、上部境界位置5と下部境界位置6との距離
と試験管7の直径から血清成分量Nを計測するものであ
る。
【0013】また、色抽出手段20の出力は、制御装置
17を介してディスプレイ装置16にも接続されてい
て、ディスプレイ装置16の画像としては、色抽出部2
0a〜20hのそれぞれの画像データを重ね合わせて表
示する。
17を介してディスプレイ装置16にも接続されてい
て、ディスプレイ装置16の画像としては、色抽出部2
0a〜20hのそれぞれの画像データを重ね合わせて表
示する。
【0014】ディスプレイ装置16に表示された抽出画
の中に血清成分2の色彩以外の部分が含まれている場合
は、この血清成分2の色彩以外の部分を血清成分2の色
彩以外の部分として、制御装置17に接続された入力装
置8により手動で指定して変更できる。また、血清成分
2の色彩の部分を変更することも同様に手動で指定して
変更可能である。
の中に血清成分2の色彩以外の部分が含まれている場合
は、この血清成分2の色彩以外の部分を血清成分2の色
彩以外の部分として、制御装置17に接続された入力装
置8により手動で指定して変更できる。また、血清成分
2の色彩の部分を変更することも同様に手動で指定して
変更可能である。
【0015】なお、色抽出手段20の色抽出部20a〜
20hの各閾値は、閾値決定手段14と制御装置17に
よって以下のようにしてコントロールされている。閾値
決定手段14は、血清成分2の色彩領域の明度分布と色
度分布のヒストグラムを作成し、前記ヒストグラムの分
布形態を調べて、血清成分2の色彩領域の閾値を自動的
に算出して、この閾値の算出結果を色抽出手段20の各
色抽出部20a〜20hに送出する。
20hの各閾値は、閾値決定手段14と制御装置17に
よって以下のようにしてコントロールされている。閾値
決定手段14は、血清成分2の色彩領域の明度分布と色
度分布のヒストグラムを作成し、前記ヒストグラムの分
布形態を調べて、血清成分2の色彩領域の閾値を自動的
に算出して、この閾値の算出結果を色抽出手段20の各
色抽出部20a〜20hに送出する。
【0016】色抽出手段20の各色抽出部20a〜20
hは、閾値決定手段14で指定された閾値に基づいて血
清成分2の色彩領域の色抽出を行い、ディスプレイ装置
16の画像としては、各色抽出部20a〜20hの抽出
画を重ね合わせて画面上に表示する。
hは、閾値決定手段14で指定された閾値に基づいて血
清成分2の色彩領域の色抽出を行い、ディスプレイ装置
16の画像としては、各色抽出部20a〜20hの抽出
画を重ね合わせて画面上に表示する。
【0017】以下に、閾値決定手段14における具体的
な閾値の算出方法について説明する。色座標変換手段1
9により前記RGBのカラーのデジタル画像データを色
の属性である色度情報のx座標、色度情報のy座標およ
び明度情報Lの3属性に変換する。前記3属性に変換し
た座標上には、図9(a)に示すように、血清成分2の
画像に対応する血清成分2の色彩領域21および血清成
分2以外の画像に対応する血清成分2以外の色彩領域2
2が存在する。
な閾値の算出方法について説明する。色座標変換手段1
9により前記RGBのカラーのデジタル画像データを色
の属性である色度情報のx座標、色度情報のy座標およ
び明度情報Lの3属性に変換する。前記3属性に変換し
た座標上には、図9(a)に示すように、血清成分2の
画像に対応する血清成分2の色彩領域21および血清成
分2以外の画像に対応する血清成分2以外の色彩領域2
2が存在する。
【0018】閾値決定手段14は、図9(b)に示すよ
うに、明度座標に対する頻度(画素の多さ)を示す1次
元の明度分布のヒストグラムを作成する。前記の明度分
布のヒストグラムには、血清成分2の色彩領域21と血
清成分2以外の色彩領域22の明度情報を含んでいる。
うに、明度座標に対する頻度(画素の多さ)を示す1次
元の明度分布のヒストグラムを作成する。前記の明度分
布のヒストグラムには、血清成分2の色彩領域21と血
清成分2以外の色彩領域22の明度情報を含んでいる。
【0019】血清成分2の色彩領域の明度分布の2値化
のための上限閾値Utおよび下限閾値Dtを下記の閾値
決定規則に従って決定する。具体的に、図9(b)に示
すヒストグラムの場合は、閾値決定規則の規則2が適用
されて、図13のパターン2に該当する。
のための上限閾値Utおよび下限閾値Dtを下記の閾値
決定規則に従って決定する。具体的に、図9(b)に示
すヒストグラムの場合は、閾値決定規則の規則2が適用
されて、図13のパターン2に該当する。
【0020】血清成分2の色彩領域21の明度分布の2
値化のための上限閾値Utおよび下限閾値Dtの決定と
は、血清成分2の色彩領域21の明度座標の明度情報の
範囲を決定するものである。
値化のための上限閾値Utおよび下限閾値Dtの決定と
は、血清成分2の色彩領域21の明度座標の明度情報の
範囲を決定するものである。
【0021】図9(a)において、上方位置Aから色度
情報xy座標平面を見たときの血清成分2の色彩領域2
1および血清成分2以外の色彩領域22の状態を図10
(a)に示す。
情報xy座標平面を見たときの血清成分2の色彩領域2
1および血清成分2以外の色彩領域22の状態を図10
(a)に示す。
【0022】閾値決定手段14は、図10(a)に示す
ように血清成分2の色彩領域21の色度情報x成分の最
大値Xmaxと最小値Xminを決定し、図10(b)
に示すように血清成分2の色彩領域21の色度情報x成
分の最大値Xmaxから最小値Xminまでを8個の部
分集合40a〜40hに等分割する。
ように血清成分2の色彩領域21の色度情報x成分の最
大値Xmaxと最小値Xminを決定し、図10(b)
に示すように血清成分2の色彩領域21の色度情報x成
分の最大値Xmaxから最小値Xminまでを8個の部
分集合40a〜40hに等分割する。
【0023】図11(a)に示す1つの部分集合40a
について色度情報y成分のヒストグラムを作成する。前
記の色度情報y成分のヒストグラムには、図11(b)
に示すように、血清成分2の色彩領域21と血清成分2
以外の色彩領域22のy成分の色度情報を含んでいる。
について色度情報y成分のヒストグラムを作成する。前
記の色度情報y成分のヒストグラムには、図11(b)
に示すように、血清成分2の色彩領域21と血清成分2
以外の色彩領域22のy成分の色度情報を含んでいる。
【0024】血清成分2の色彩領域21の1つの部分集
合40aについて、色度情報y成分の2値化のための上
限閾値Utおよび下限閾値Dtを下記の閾値決定規則に
従って決定する。具体的に、図11(b)に示すヒスト
グラムの場合は、閾値決定規則の規則2および規則9が
適用されて、図13のパターン2に該当する。図11
(a)に示すように、前記の上限閾値Utおよび下限閾
値Dtに区切られた領域を41aとする。
合40aについて、色度情報y成分の2値化のための上
限閾値Utおよび下限閾値Dtを下記の閾値決定規則に
従って決定する。具体的に、図11(b)に示すヒスト
グラムの場合は、閾値決定規則の規則2および規則9が
適用されて、図13のパターン2に該当する。図11
(a)に示すように、前記の上限閾値Utおよび下限閾
値Dtに区切られた領域を41aとする。
【0025】部分集合40b〜40hの色度情報y成分
の2値化のための上限閾値Utおよび下限閾値Dtにつ
いても前記と同様に決定し、図12に示すように、部分
集合40b〜40hそれぞれの上限閾値Utおよび下限
閾値Dtに区切られたそれぞれの領域を41b〜41h
とする。
の2値化のための上限閾値Utおよび下限閾値Dtにつ
いても前記と同様に決定し、図12に示すように、部分
集合40b〜40hそれぞれの上限閾値Utおよび下限
閾値Dtに区切られたそれぞれの領域を41b〜41h
とする。
【0026】閾値決定手段14は、前記の領域41a〜
41hを色抽出部20a〜20hの分担領域として決定
する。 (閾値判定規則) 規則1:血清成分の部位と血清成分以外の部位の明度分
布のヒストグラムが、図13におけるパターン1に相当
するとき、すなわち、血清成分の部位の明度分布が血清
成分以外の部位の明度分布に対して、高明度の部分だけ
オーバーラップしている場合は、2値化の下限閾値を血
清成分の部位の明度分布が0から立ち上がる点に定め
る。また、2値化の上限閾値に関しては、血清成分の部
位の明度分布と血清成分以外の部位の明度分布との交点
を上限閾値と定める。
41hを色抽出部20a〜20hの分担領域として決定
する。 (閾値判定規則) 規則1:血清成分の部位と血清成分以外の部位の明度分
布のヒストグラムが、図13におけるパターン1に相当
するとき、すなわち、血清成分の部位の明度分布が血清
成分以外の部位の明度分布に対して、高明度の部分だけ
オーバーラップしている場合は、2値化の下限閾値を血
清成分の部位の明度分布が0から立ち上がる点に定め
る。また、2値化の上限閾値に関しては、血清成分の部
位の明度分布と血清成分以外の部位の明度分布との交点
を上限閾値と定める。
【0027】なお、血清成分の部位の明度分布と血清成
分以外の部位の明度分布との交点が複数存在するとき
は、それらの点のすべての組み合わせより、数1におけ
るrの値を最小ならしめる点の組み合わせを上限閾値お
よび下限閾値と定める。
分以外の部位の明度分布との交点が複数存在するとき
は、それらの点のすべての組み合わせより、数1におけ
るrの値を最小ならしめる点の組み合わせを上限閾値お
よび下限閾値と定める。
【0028】
【数1】 ここに q(k)は、血清成分以外の部位の明度分布 p(k)は、血清成分の部位の明度分布 t1は、血清成分の部位の明度分布が0から立ち上がる
点の明度値 t2は、血清成分の部位の明度分布と血清成分以外の部
位の明度分布との交点の明度値 rは、2値化色抽出を誤る確率 規則2:血清成分の部位と血清成分以外の部位の明度分
布のヒストグラムが、図13におけるパターン2に相当
するとき、すなわち、血清成分の部位の明度分布と血清
成分以外の部位の明度分布とのオーバーラップする領域
が存在しない場合は、2値化の下限閾値を血清成分の部
位の明度分布が0から立ち上がる点に定める。また、2
値化の上限閾値を血清成分の部位の明度分布が0に立ち
下がる点に定める。
点の明度値 t2は、血清成分の部位の明度分布と血清成分以外の部
位の明度分布との交点の明度値 rは、2値化色抽出を誤る確率 規則2:血清成分の部位と血清成分以外の部位の明度分
布のヒストグラムが、図13におけるパターン2に相当
するとき、すなわち、血清成分の部位の明度分布と血清
成分以外の部位の明度分布とのオーバーラップする領域
が存在しない場合は、2値化の下限閾値を血清成分の部
位の明度分布が0から立ち上がる点に定める。また、2
値化の上限閾値を血清成分の部位の明度分布が0に立ち
下がる点に定める。
【0029】なお、血清成分の部位の明度分布が0から
立ち上がる点および0に立ち下がる点が複数存在すると
きは、それらの点のすべての組み合わせより、数1にお
けるrの値を最小ならしめる点の組み合わせを上限閾
値、および下限閾値と定める。ただしこの場合、数1に
おけるt2の解釈を「血清成分の明度分布が0に立ち下
がる点の明度値」と読み替えること。
立ち上がる点および0に立ち下がる点が複数存在すると
きは、それらの点のすべての組み合わせより、数1にお
けるrの値を最小ならしめる点の組み合わせを上限閾
値、および下限閾値と定める。ただしこの場合、数1に
おけるt2の解釈を「血清成分の明度分布が0に立ち下
がる点の明度値」と読み替えること。
【0030】規則3:血清成分の部位と血清成分以外の
部位の明度分布のヒストグラムが、図13におけるパタ
ーン3に相当するとき、すなわち、血清成分の部位の明
度分布が血清成分以外の部位の明度分布に対して、低明
度の部分だけオーバーラップしている場合は、2値化の
下限閾値に関しては、血清成分の部位の明度分布と血清
成分以外の部位の明度分布との交点を下限閾値と定め
る。また、2値化の上限閾値に関しては、血清成分の部
位の明度分布が0に立ち下がる点に定める。
部位の明度分布のヒストグラムが、図13におけるパタ
ーン3に相当するとき、すなわち、血清成分の部位の明
度分布が血清成分以外の部位の明度分布に対して、低明
度の部分だけオーバーラップしている場合は、2値化の
下限閾値に関しては、血清成分の部位の明度分布と血清
成分以外の部位の明度分布との交点を下限閾値と定め
る。また、2値化の上限閾値に関しては、血清成分の部
位の明度分布が0に立ち下がる点に定める。
【0031】なお、血清成分の部位の明度分布と血清成
分以外の部位の明度分布との交点、および血清成分の部
位の明度分布が0に立ち下がる点が複数存在するとき
は、それらの点のすべての組み合わせより、数1におけ
るrの値を最小ならしめる点の組み合わせを上限閾値、
および下限閾値と定める。ただしこの場合、数1におけ
るt1の解釈を、「血清成分の部位の明度分布と血清成
分以外の部位の明度分布との交点の明度値」と読み替
え、また、t2の解釈を「血清成分の部位の明度分布が
0に立ち下がる点の明度値」と読み替えること。
分以外の部位の明度分布との交点、および血清成分の部
位の明度分布が0に立ち下がる点が複数存在するとき
は、それらの点のすべての組み合わせより、数1におけ
るrの値を最小ならしめる点の組み合わせを上限閾値、
および下限閾値と定める。ただしこの場合、数1におけ
るt1の解釈を、「血清成分の部位の明度分布と血清成
分以外の部位の明度分布との交点の明度値」と読み替
え、また、t2の解釈を「血清成分の部位の明度分布が
0に立ち下がる点の明度値」と読み替えること。
【0032】規則4:血清成分の部位と血清成分以外の
部位の明度分布のヒストグラムが、図13におけるパタ
ーン4に相当するとき、すなわち、血清成分の部位の明
度分布と血清成分以外の部位の明度分布とのオーバーラ
ップする領域が存在しない場合は、2値化の下限閾値
を、血清成分の部位の明度分布が0から立ち上がる点に
定める。また、2値化の上限閾値を血清成分の部位の明
度分布が0に立ち下がる点に定める。
部位の明度分布のヒストグラムが、図13におけるパタ
ーン4に相当するとき、すなわち、血清成分の部位の明
度分布と血清成分以外の部位の明度分布とのオーバーラ
ップする領域が存在しない場合は、2値化の下限閾値
を、血清成分の部位の明度分布が0から立ち上がる点に
定める。また、2値化の上限閾値を血清成分の部位の明
度分布が0に立ち下がる点に定める。
【0033】なお、血清成分の部位の明度分布が0から
立ち上がる点、および血清成分の部位の明度分布が0に
立ち下がる点が複数存在するときは、それらの点のすべ
ての組み合わせより、数1におけるrの値を最小ならし
める点の組み合わせを上限閾値、および下限閾値と定め
る。ただしこの場合、数1におけるt2の解釈を「血清
成分の明度分布が0に立ち下がる点の明度値」と読み替
えること。
立ち上がる点、および血清成分の部位の明度分布が0に
立ち下がる点が複数存在するときは、それらの点のすべ
ての組み合わせより、数1におけるrの値を最小ならし
める点の組み合わせを上限閾値、および下限閾値と定め
る。ただしこの場合、数1におけるt2の解釈を「血清
成分の明度分布が0に立ち下がる点の明度値」と読み替
えること。
【0034】規則5:血清成分の部位の明度分布のヒス
トグラムが図13におけるパターン5に相当するとき、
すなわち、血清成分の部位の明度分布が血清成分以外の
部位の明度分布に含まれる場合は、2値化の下限閾値に
関しては、血清成分の部位の明度分布と血清成分以外の
部位の明度分布との交点を下限閾値と定める。また、2
値化の上限閾値に関しては、血清成分の部位の明度分布
と血清成分以外の部位の明度分布との交点を上限閾値と
定める。
トグラムが図13におけるパターン5に相当するとき、
すなわち、血清成分の部位の明度分布が血清成分以外の
部位の明度分布に含まれる場合は、2値化の下限閾値に
関しては、血清成分の部位の明度分布と血清成分以外の
部位の明度分布との交点を下限閾値と定める。また、2
値化の上限閾値に関しては、血清成分の部位の明度分布
と血清成分以外の部位の明度分布との交点を上限閾値と
定める。
【0035】なお、血清成分の部位の明度分布と血清成
分以外の部位の明度分布との交点が複数存在するとき
は、それらの点のすべての組み合わせより、数1におけ
るrの値を最小ならしめる点の組み合わせを上限閾値、
および下限閾値と定める。ただしこの場合、数1におけ
るt1の解釈を、「血清成分の部位の明度分布と血清成
分以外の部位の明度分布との交点の明度値」と読み替え
ること。
分以外の部位の明度分布との交点が複数存在するとき
は、それらの点のすべての組み合わせより、数1におけ
るrの値を最小ならしめる点の組み合わせを上限閾値、
および下限閾値と定める。ただしこの場合、数1におけ
るt1の解釈を、「血清成分の部位の明度分布と血清成
分以外の部位の明度分布との交点の明度値」と読み替え
ること。
【0036】規則6:血清成分の部位の明度分布のヒス
トグラムが図13におけるパターン6に相当するとき、
すなわち、血清成分以外の部位の明度分布が血清成分の
部位の明度分布に含まれる場合は、2値化の上限閾値
を、血清成分の部位の明度分布の最小値に定め、2値化
の下限閾値を血清成分の部位の明度分布の最大値に定め
る。
トグラムが図13におけるパターン6に相当するとき、
すなわち、血清成分以外の部位の明度分布が血清成分の
部位の明度分布に含まれる場合は、2値化の上限閾値
を、血清成分の部位の明度分布の最小値に定め、2値化
の下限閾値を血清成分の部位の明度分布の最大値に定め
る。
【0037】規則7:血清成分の部位の明度分布のヒス
トグラムに関して、数3が成立したときは、規則1から
規則6の記述に関わらず、2値化における下限閾値を明
度最小値(0)、2値化における上限閾値を明度最大値
(255)に定める。
トグラムに関して、数3が成立したときは、規則1から
規則6の記述に関わらず、2値化における下限閾値を明
度最小値(0)、2値化における上限閾値を明度最大値
(255)に定める。
【0038】
【数2】h/w<0.0001 ここにhは、血清成分の部位の明度分布の頻度の最大値 wは、血清成分の部位の明度の存在する幅 規則8:色度情報のx成分に関しては、規則1から規則
7を同様に適用する。ただし、規則1から規則7までの
「明度」の記述に関しては「色度情報のx成分」と読み
替え、図13の横軸の「明度」の記述に関しては「色度
情報x座標」と読み替えること。
7を同様に適用する。ただし、規則1から規則7までの
「明度」の記述に関しては「色度情報のx成分」と読み
替え、図13の横軸の「明度」の記述に関しては「色度
情報x座標」と読み替えること。
【0039】規則9:色度情報のy成分に関しても、規
則1から規則7を同様に適用する。ただし、規則1から
規則7までの「明度」の記述に関しては「色度情報のy
成分」と読み替え、図13の横軸の「明度」の記述に関
しては「色度情報y座標」と読み替えること。
則1から規則7を同様に適用する。ただし、規則1から
規則7までの「明度」の記述に関しては「色度情報のy
成分」と読み替え、図13の横軸の「明度」の記述に関
しては「色度情報y座標」と読み替えること。
【0040】前記の規則1〜規則7までのパターンに関
して、規則2および規則4のパターンである場合がほと
んどであり、次いで規則1および規則3のパターンであ
る場合があり、規則5から規則7のパターンである場合
はほとんど少ない。
して、規則2および規則4のパターンである場合がほと
んどであり、次いで規則1および規則3のパターンであ
る場合があり、規則5から規則7のパターンである場合
はほとんど少ない。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
血清量測定装置では、血清中の不純物等により、血清色
が赤みを帯びたり、白濁した部分が存在するなど、血清
の色彩の分布が広範囲に及び、図14に示すように、血
清成分2の色彩領域21a、21bの分布が複数存在し
て不連続になる場合がある。
血清量測定装置では、血清中の不純物等により、血清色
が赤みを帯びたり、白濁した部分が存在するなど、血清
の色彩の分布が広範囲に及び、図14に示すように、血
清成分2の色彩領域21a、21bの分布が複数存在し
て不連続になる場合がある。
【0042】血清成分2の色彩領域21a、21bが複
数存在しても単数かつ連続として認識するため、血清成
分2の色彩領域21bの色度情報x座標の最大値を色度
情報のx成分の最大値Xmaxと血清成分2の色彩領域
21aの色度情報x座標の最小値を色度情報の最小値X
minとして決定し、色抽出部20a〜20hの数で前
記色度情報x成分の最大値Xmaxと最小値Xmin間
を等分割して部分集合40a〜40hの領域とするため
に、血清成分2の色彩が存在しない領域にも色抽出部2
0a〜20hのいずれかが割り当てられる場合がある。
数存在しても単数かつ連続として認識するため、血清成
分2の色彩領域21bの色度情報x座標の最大値を色度
情報のx成分の最大値Xmaxと血清成分2の色彩領域
21aの色度情報x座標の最小値を色度情報の最小値X
minとして決定し、色抽出部20a〜20hの数で前
記色度情報x成分の最大値Xmaxと最小値Xmin間
を等分割して部分集合40a〜40hの領域とするため
に、血清成分2の色彩が存在しない領域にも色抽出部2
0a〜20hのいずれかが割り当てられる場合がある。
【0043】部分集合40cの領域には、血清成分2の
色彩領域21a、21bが存在しないので、結果的にこ
の部分を分担すべき色抽出部20cは色抽出を行わず、
実質的に動作しない色抽出部20cが発生する問題があ
る。
色彩領域21a、21bが存在しないので、結果的にこ
の部分を分担すべき色抽出部20cは色抽出を行わず、
実質的に動作しない色抽出部20cが発生する問題があ
る。
【0044】血清成分2の色彩領域21a、21bのみ
に色抽出部20a〜20h全てが割り当てられた場合
と、実質的に動作しない色抽出部が発生している場合と
を比べれば、動作しない色抽出部の分だけ抽出精度が低
下する問題がある。
に色抽出部20a〜20h全てが割り当てられた場合
と、実質的に動作しない色抽出部が発生している場合と
を比べれば、動作しない色抽出部の分だけ抽出精度が低
下する問題がある。
【0045】また、色抽出部20a〜20h全てが血清
成分2の色彩領域21a、21bのみに割り当てられる
ように調整する場合、ディスプレイ装置16で血清成分
2の色彩領域21a、21bを確認して、入力装置15
で血清成分2の色彩領域21a、21bおよび血清成分
2以外の色彩領域の指定を手動調整により行うため、長
い作業時間を要する問題がある。
成分2の色彩領域21a、21bのみに割り当てられる
ように調整する場合、ディスプレイ装置16で血清成分
2の色彩領域21a、21bを確認して、入力装置15
で血清成分2の色彩領域21a、21bおよび血清成分
2以外の色彩領域の指定を手動調整により行うため、長
い作業時間を要する問題がある。
【0046】本発明では、血清成分の色彩領域が不連続
になる場合または血清成分の血清成分の色彩の分布が広
範囲に及んだ場合でも、実質的に動作しない色抽出部が
発生する問題を解消して、抽出精度を向上させて、血清
成分量を正確に計測し、2値化のための閾値決定に要す
る時間を短縮して、常に必要な血清成分量を抽出できる
血清量測定装置を提供することを目的とする。
になる場合または血清成分の血清成分の色彩の分布が広
範囲に及んだ場合でも、実質的に動作しない色抽出部が
発生する問題を解消して、抽出精度を向上させて、血清
成分量を正確に計測し、2値化のための閾値決定に要す
る時間を短縮して、常に必要な血清成分量を抽出できる
血清量測定装置を提供することを目的とする。
【0047】
【課題を解決するための手段】本発明の血清量測定装置
は、閾値決定手段が抽出誤りの少ない閾値を決定すると
きに、血清成分の色情報の分布領域のみに色抽出手段を
割り当てる指示を閾値決定手段に供給する抽出領域決定
手段を備えたことを特徴とするものである。
は、閾値決定手段が抽出誤りの少ない閾値を決定すると
きに、血清成分の色情報の分布領域のみに色抽出手段を
割り当てる指示を閾値決定手段に供給する抽出領域決定
手段を備えたことを特徴とするものである。
【0048】この本発明である血清量測定装置による
と、血液中の血清成分の色彩分布が広範囲に及び、かつ
血清中に異色の成分が混入して血清成分の色彩領域が複
数存在して不連続となる場合においても、抽出領域決定
手段が血清成分の色情報の分布領域のみに色抽出部を割
り当てる指示を閾値決定手段に供給して色抽出手段の閾
値の決定をコントロールするので、実質的に動作してい
ない色抽出部が発生する問題を解消して、精度のよい2
値化テーブルの設定を自動で行い、抽出精度を向上する
ことができる。また、正確な血清成分を抽出するための
2値化閾値の手動調整を必要とせず、前記の閾値決定に
要する時間を短縮することができる。。
と、血液中の血清成分の色彩分布が広範囲に及び、かつ
血清中に異色の成分が混入して血清成分の色彩領域が複
数存在して不連続となる場合においても、抽出領域決定
手段が血清成分の色情報の分布領域のみに色抽出部を割
り当てる指示を閾値決定手段に供給して色抽出手段の閾
値の決定をコントロールするので、実質的に動作してい
ない色抽出部が発生する問題を解消して、精度のよい2
値化テーブルの設定を自動で行い、抽出精度を向上する
ことができる。また、正確な血清成分を抽出するための
2値化閾値の手動調整を必要とせず、前記の閾値決定に
要する時間を短縮することができる。。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明の血清量測定装置は、血液
の画像の3原色信号を取り込む画像入力手段と、前記画
像入力手段で取り込まれた画像信号から特徴部位の色領
域の画像を抽出する色抽出手段と、前記画像信号のうち
色抽出すべき部位の色情報の分布形態が予め設定された
何れのパターンに属するかを判定して、閾値を決定して
前記色抽出手段に抽出の閾値を指示する閾値決定手段
と、前記閾値決定手段が抽出誤りの少ない前記閾値を決
定するときに、色抽出すべき部位の色情報の分布領域の
みに前記色抽出手段を割り当てる指示を前記閾値決定手
段に供給する抽出領域決定手段とを備えたものであり、
血清成分の色彩領域が複数存在して不連続となる場合に
おいても、血清成分の色情報の分布領域のみに色抽出部
を抽出領域決定手段が割り当てる事により、動作しない
色抽出部が発生する問題を解消して、精度のよい2値化
テーブルの設定を自動で行い、抽出精度を向上すること
ができる。
の画像の3原色信号を取り込む画像入力手段と、前記画
像入力手段で取り込まれた画像信号から特徴部位の色領
域の画像を抽出する色抽出手段と、前記画像信号のうち
色抽出すべき部位の色情報の分布形態が予め設定された
何れのパターンに属するかを判定して、閾値を決定して
前記色抽出手段に抽出の閾値を指示する閾値決定手段
と、前記閾値決定手段が抽出誤りの少ない前記閾値を決
定するときに、色抽出すべき部位の色情報の分布領域の
みに前記色抽出手段を割り当てる指示を前記閾値決定手
段に供給する抽出領域決定手段とを備えたものであり、
血清成分の色彩領域が複数存在して不連続となる場合に
おいても、血清成分の色情報の分布領域のみに色抽出部
を抽出領域決定手段が割り当てる事により、動作しない
色抽出部が発生する問題を解消して、精度のよい2値化
テーブルの設定を自動で行い、抽出精度を向上すること
ができる。
【0050】具体的には、画像入力手段を、血清成分と
血餅成分に分離された血液を撮像するカラー視覚センサ
ーと、3原色情報を色度情報x座標、y座標と明度情報
とに変換する色座標変換手段とで構成する。
血餅成分に分離された血液を撮像するカラー視覚センサ
ーと、3原色情報を色度情報x座標、y座標と明度情報
とに変換する色座標変換手段とで構成する。
【0051】閾値決定手段を、色抽出すべき部位および
色抽出すべきでない部位の領域の明度情報・色度情報の
濃度分布を参照して、明度情報についての濃度分布の分
布形態があらかじめ定められたパターンのどれに相当す
るかを判定してそのパターンにおける最も抽出誤りの少
ない2値化閾値を判定するとともに、色抽出すべき部位
の色度情報の濃度分布を複数の部分集合に分けてそれぞ
れの部分集合ごとに分布形態があらかじめ定められたパ
ターンのどれに相当するかを判定してそのパターンにお
ける最も抽出誤りの少ない2値化閾値を決定するよう構
成する。
色抽出すべきでない部位の領域の明度情報・色度情報の
濃度分布を参照して、明度情報についての濃度分布の分
布形態があらかじめ定められたパターンのどれに相当す
るかを判定してそのパターンにおける最も抽出誤りの少
ない2値化閾値を判定するとともに、色抽出すべき部位
の色度情報の濃度分布を複数の部分集合に分けてそれぞ
れの部分集合ごとに分布形態があらかじめ定められたパ
ターンのどれに相当するかを判定してそのパターンにお
ける最も抽出誤りの少ない2値化閾値を決定するよう構
成する。
【0052】具体的には、抽出領域決定手段は、前記カ
ラー視覚センサが撮像した血液の色度平面上での連続し
た色度の領域の個数及び各領域の面積を計測するラベリ
ング手段と、前記ラベリング手段から得られた色度領域
の個数に従い複数の色抽出手段を分配する分配手段とで
構成する。
ラー視覚センサが撮像した血液の色度平面上での連続し
た色度の領域の個数及び各領域の面積を計測するラベリ
ング手段と、前記ラベリング手段から得られた色度領域
の個数に従い複数の色抽出手段を分配する分配手段とで
構成する。
【0053】具体的には、色抽出手段は、複数個の色抽
出部を有する色抽出手段で構成する。以下、本発明の血
清量測定装置を実施の形態に基づいて説明する。なお、
従来例と同一の作用を奏するものには同一の符号を付し
てその説明する。
出部を有する色抽出手段で構成する。以下、本発明の血
清量測定装置を実施の形態に基づいて説明する。なお、
従来例と同一の作用を奏するものには同一の符号を付し
てその説明する。
【0054】(実施の形態)本発明の実施の形態の血清
量測定装置は、図1に示すように構成されている。従来
例を示す図7と異なる点は、制御装置17と閾値決定手
段14の間に抽出領域決定手段26が介装されている点
である。
量測定装置は、図1に示すように構成されている。従来
例を示す図7と異なる点は、制御装置17と閾値決定手
段14の間に抽出領域決定手段26が介装されている点
である。
【0055】抽出領域決定手段26は、例えばラベリン
グ手段27と分配手段28とから構成されていてる。制
御装置17は、ラベリング手段27、分配手段28、閾
値決定手段14に接続されている。
グ手段27と分配手段28とから構成されていてる。制
御装置17は、ラベリング手段27、分配手段28、閾
値決定手段14に接続されている。
【0056】ラベリング手段15は、血清成分の色彩領
域がいくつ存在するかを計測し、その面積が大きい順に
番号付けを行う。図2(a)に示すような血清成分の色
彩領域21a、21bが複数存在して不連続となる場合
において、閾値決定手段14は図2(b)に示す明度分
布のヒストグラムを参照して、血清成分の色彩領域21
の明度分布の2値化のためのパラメータ、例えば上限閾
値Utおよび下限閾値Dtを従来の閾値決定規則に従っ
て自動的に決定する。具体的には、図2(b)に示すヒ
ストグラムの場合は閾値決定規則の規則1が適用され
て、図13のパターン1に該当し、上限閾値Utおよび
下限閾値Dt決定する。
域がいくつ存在するかを計測し、その面積が大きい順に
番号付けを行う。図2(a)に示すような血清成分の色
彩領域21a、21bが複数存在して不連続となる場合
において、閾値決定手段14は図2(b)に示す明度分
布のヒストグラムを参照して、血清成分の色彩領域21
の明度分布の2値化のためのパラメータ、例えば上限閾
値Utおよび下限閾値Dtを従来の閾値決定規則に従っ
て自動的に決定する。具体的には、図2(b)に示すヒ
ストグラムの場合は閾値決定規則の規則1が適用され
て、図13のパターン1に該当し、上限閾値Utおよび
下限閾値Dt決定する。
【0057】前記の決定された2値化のための上限閾値
Utおよび下限閾値Dtを色抽出手段20の色抽出部2
0a〜20hに転送する。図2(a)の上方位置Aから
色度座標xy平面を見たときの血清成分の色彩領域21
および血清成分以外の色彩領域22の状態を図3に示
す。
Utおよび下限閾値Dtを色抽出手段20の色抽出部2
0a〜20hに転送する。図2(a)の上方位置Aから
色度座標xy平面を見たときの血清成分の色彩領域21
および血清成分以外の色彩領域22の状態を図3に示
す。
【0058】ラベリング手段27は、図3に示すように
血清成分の色彩領域21a、21bが2個存在すること
を計測し、血清成分の色彩領域21a、21bのそれぞ
れの面積を求める。
血清成分の色彩領域21a、21bが2個存在すること
を計測し、血清成分の色彩領域21a、21bのそれぞ
れの面積を求める。
【0059】血清成分の色彩領域21aの面積をS1、
血清成分の色彩領域21bの面積をS2とした場合、面
積S1、S2の比較を行いその面積が大きい順に番号付
けを行う。ただしこの場合において、面積の大きさはS
1>S2の関係であるとする。
血清成分の色彩領域21bの面積をS2とした場合、面
積S1、S2の比較を行いその面積が大きい順に番号付
けを行う。ただしこの場合において、面積の大きさはS
1>S2の関係であるとする。
【0060】分配手段28において、本装置が有する複
数の色抽出部20a〜20h(本実施の形態では色抽出
部は全部で8個とした)を面積の大きい領域から順に、
各領域の面積に比例した数の色抽出手段20が割り当て
られる様に分配することを自動的に決定する。例えば、
図3に示すように、面積の大きい方の血清成分の色彩領
域21aには6つの色抽出部20a〜20fを、面積の
小さい方の血清成分の色彩領域21bには2つの色抽出
部20g〜20hを割り当てるといった具合に色抽出手
段20を分配するものである。
数の色抽出部20a〜20h(本実施の形態では色抽出
部は全部で8個とした)を面積の大きい領域から順に、
各領域の面積に比例した数の色抽出手段20が割り当て
られる様に分配することを自動的に決定する。例えば、
図3に示すように、面積の大きい方の血清成分の色彩領
域21aには6つの色抽出部20a〜20fを、面積の
小さい方の血清成分の色彩領域21bには2つの色抽出
部20g〜20hを割り当てるといった具合に色抽出手
段20を分配するものである。
【0061】血清成分の色彩領域の数が色抽出部20a
〜20hの総数を超えた場合は、血清成分の色彩領域の
面積の大きい順にそれぞれ色抽出部20a〜20hの1
個ずつで分担するものとし、色抽出手段20が割り当て
られなかった残りの領域は切り捨てるものとする。
〜20hの総数を超えた場合は、血清成分の色彩領域の
面積の大きい順にそれぞれ色抽出部20a〜20hの1
個ずつで分担するものとし、色抽出手段20が割り当て
られなかった残りの領域は切り捨てるものとする。
【0062】各領域に割り当てられた色抽出部20a〜
20hの2値化のための上限閾値Utおよび下限閾値D
tを閾値決定手段14によりそれぞれ自動的に決定す
る。色度情報の上限閾値Utおよび下限閾値Dtの決定
方法について以下に説明する。
20hの2値化のための上限閾値Utおよび下限閾値D
tを閾値決定手段14によりそれぞれ自動的に決定す
る。色度情報の上限閾値Utおよび下限閾値Dtの決定
方法について以下に説明する。
【0063】色度情報のx成分に関しては、図4(a)
に示すように、複数の領域21a、21b毎に色度情報
のx成分の最大値Xmaxと最小値Xminとをそれぞ
れ求めて、領域21a、21bの面積に比例して割り当
てられた色抽出部の個数で前記最大値Xmaxから最小
値Xminまでを分割する。前記分割された部分集合3
0a〜30hのそれぞれについての色度座標cxの最大
値および最小値を部分集合30a〜30hのそれぞれの
色度情報のx成分の上限閾値Utおよび下限閾値Dtと
する。
に示すように、複数の領域21a、21b毎に色度情報
のx成分の最大値Xmaxと最小値Xminとをそれぞ
れ求めて、領域21a、21bの面積に比例して割り当
てられた色抽出部の個数で前記最大値Xmaxから最小
値Xminまでを分割する。前記分割された部分集合3
0a〜30hのそれぞれについての色度座標cxの最大
値および最小値を部分集合30a〜30hのそれぞれの
色度情報のx成分の上限閾値Utおよび下限閾値Dtと
する。
【0064】色度情報のy成分に関しては、血清成分の
色彩領域21a、21bの色度情報のy成分および血清
成分以外の色彩領域の22の色度情報のy成分を各部分
集合30a〜30hごとに集計し、ヒストグラムを作成
する。
色彩領域21a、21bの色度情報のy成分および血清
成分以外の色彩領域の22の色度情報のy成分を各部分
集合30a〜30hごとに集計し、ヒストグラムを作成
する。
【0065】最初に部分集合30aについて、血清成分
の色彩領域の21aの色度情報のy成分および血清成分
以外の色彩領域の22の色度情報のy成分を集計する
と、図4(b)に示すようなヒストグラムとなる。
の色彩領域の21aの色度情報のy成分および血清成分
以外の色彩領域の22の色度情報のy成分を集計する
と、図4(b)に示すようなヒストグラムとなる。
【0066】前記ヒストグラムに従来の閾値判定規則を
適用し、各上限閾値Utおよび下限閾値Dtを決定す
る。具体的には、図4(b)に示すヒストグラムの場合
は閾値決定規則の規則1および規則9が適用されて、図
13のパターン1に該当し、従来の閾値判定規則により
上限閾値Utおよび下限閾値Dtを決定する。図4
(a)に示すように、前記の上限閾値Utおよび下限閾
値Dtに区切られた領域を31aとする。
適用し、各上限閾値Utおよび下限閾値Dtを決定す
る。具体的には、図4(b)に示すヒストグラムの場合
は閾値決定規則の規則1および規則9が適用されて、図
13のパターン1に該当し、従来の閾値判定規則により
上限閾値Utおよび下限閾値Dtを決定する。図4
(a)に示すように、前記の上限閾値Utおよび下限閾
値Dtに区切られた領域を31aとする。
【0067】残りの部分集合30b〜30hについても
同様に、色度情報のy成分を集計し、ヒストグラムを作
成し、従来の閾値判定規則により色度情報のy成分の上
限閾値Utおよび下限閾値Dtをそれぞれ部分集合30
b〜30h毎に決定する。図5に示すように、色度情報
のy成分の閾値が決定されたそれぞれの領域を31b〜
31hとする。
同様に、色度情報のy成分を集計し、ヒストグラムを作
成し、従来の閾値判定規則により色度情報のy成分の上
限閾値Utおよび下限閾値Dtをそれぞれ部分集合30
b〜30h毎に決定する。図5に示すように、色度情報
のy成分の閾値が決定されたそれぞれの領域を31b〜
31hとする。
【0068】領域31a〜31hの色度情報のx成分お
よびy成分の上限閾値Utおよび下限閾値Dtを色抽出
手段20の色抽出部20a〜20hに2値化のための上
限閾値Ut、下限閾値Dtとして転送して、色抽出部2
0a〜20hの抽出色が決定される。前記の色抽出部2
0a〜20hからそれぞれ出力される抽出画は、重ね合
わせてディスプレイ装置16に表示されるとともに、画
像メモリ10にも重ね合わせて記憶される。
よびy成分の上限閾値Utおよび下限閾値Dtを色抽出
手段20の色抽出部20a〜20hに2値化のための上
限閾値Ut、下限閾値Dtとして転送して、色抽出部2
0a〜20hの抽出色が決定される。前記の色抽出部2
0a〜20hからそれぞれ出力される抽出画は、重ね合
わせてディスプレイ装置16に表示されるとともに、画
像メモリ10にも重ね合わせて記憶される。
【0069】血清成分の上部境界位置の検出手段11
は、画像メモリ10に格納されている血液画像データか
ら血清成分2の上部境界位置5を検出する。血清成分の
下部境界位置の検出手段12は、画像メモリ10に格納
されている血液画像データから血清成分2の下部境界位
置6を検出する。
は、画像メモリ10に格納されている血液画像データか
ら血清成分2の上部境界位置5を検出する。血清成分の
下部境界位置の検出手段12は、画像メモリ10に格納
されている血液画像データから血清成分2の下部境界位
置6を検出する。
【0070】血清成分量の計測手段13は、血清成分の
上部境界位置の検出手段11と血清成分の下部境界位置
の検出手段12とに接続されていて、上部境界位置5と
下部境界位置6との距離と試験管7の直径から血清成分
量Nを正確に計測するものである。
上部境界位置の検出手段11と血清成分の下部境界位置
の検出手段12とに接続されていて、上部境界位置5と
下部境界位置6との距離と試験管7の直径から血清成分
量Nを正確に計測するものである。
【0071】図6に示すように、色抽出のためのパラメ
ータである2値化閾値決定ついてフローチャート順に説
明する。色抽出のためのパラメータである2値化閾値の
決定は、本装置を調整のモードに移行して行う。
ータである2値化閾値決定ついてフローチャート順に説
明する。色抽出のためのパラメータである2値化閾値の
決定は、本装置を調整のモードに移行して行う。
【0072】まず、ステップ1として図1に示すカラー
視覚センサ18より分離した血液1を撮像し、RGBの
カラーのデジタル画像データを色座標変換手段19に出
力する。色座標変換手段19は、前記のRGBのカラー
画像データを色の3属性である色度情報のx座標、色度
情報yの座標および明度情報Lに変換する。
視覚センサ18より分離した血液1を撮像し、RGBの
カラーのデジタル画像データを色座標変換手段19に出
力する。色座標変換手段19は、前記のRGBのカラー
画像データを色の3属性である色度情報のx座標、色度
情報yの座標および明度情報Lに変換する。
【0073】ステップ2において、ディスプレー装置1
6の画面上で血清成分の色彩領域と血清成分以外の色彩
領域を入力装置15を用いて指定する。ステップ3にお
いて、ラベリング手段27は、血清成分の色彩領域、色
度情報のx座標、色度情報のy座標、連続した色彩領域
の個数、及び各領域の面積を計測する。
6の画面上で血清成分の色彩領域と血清成分以外の色彩
領域を入力装置15を用いて指定する。ステップ3にお
いて、ラベリング手段27は、血清成分の色彩領域、色
度情報のx座標、色度情報のy座標、連続した色彩領域
の個数、及び各領域の面積を計測する。
【0074】ステップ4において、ラベリング手段27
の計測した各領域の面積に比例して、複数の色抽出部を
分配手段28により分配する。血清成分の色彩領域の個
数が色抽出部20a〜20hの数よりも多いときは、大
きい領域から優先して、血清成分の色彩領域の1つに対
して色抽出部を1個ずつ順番に分配する。
の計測した各領域の面積に比例して、複数の色抽出部を
分配手段28により分配する。血清成分の色彩領域の個
数が色抽出部20a〜20hの数よりも多いときは、大
きい領域から優先して、血清成分の色彩領域の1つに対
して色抽出部を1個ずつ順番に分配する。
【0075】ステップ5において、色座標変換手段19
から出力された色度情報のx座標および色度情報のy座
標の2次元分布と、明度情報Lの1次元分布から、血清
成分の色彩領域と血清成分以外の色彩領域の分布を連続
した各領域ごとに、閾値決定手段14により計測する。
から出力された色度情報のx座標および色度情報のy座
標の2次元分布と、明度情報Lの1次元分布から、血清
成分の色彩領域と血清成分以外の色彩領域の分布を連続
した各領域ごとに、閾値決定手段14により計測する。
【0076】ステップ6において、図3に示すように血
清成分の部位と血清成分以外の部位の分布が重なってい
る場合は、各パターンのどれに該当するかを判定し、色
度情報のx座標、色度情報のy座標、明度情報Lの分布
が、図3に記載されている値を、2値化のためのパラメ
ータである上下限閾値として決定し、各抽出手段20a
〜20hに書き込む。ただし、明度分布Lに関しては、
1次元分布により算出された値を抽出手段20a〜20
hで共通して用いる。
清成分の部位と血清成分以外の部位の分布が重なってい
る場合は、各パターンのどれに該当するかを判定し、色
度情報のx座標、色度情報のy座標、明度情報Lの分布
が、図3に記載されている値を、2値化のためのパラメ
ータである上下限閾値として決定し、各抽出手段20a
〜20hに書き込む。ただし、明度分布Lに関しては、
1次元分布により算出された値を抽出手段20a〜20
hで共通して用いる。
【0077】ステップ7において、抽出画像をディスプ
レイ装置16で確認する。確認した抽出画像の結果が良
好であればパラメータ決定を終了し、修正の必要があれ
ばステップ1から作業をやり直す。
レイ装置16で確認する。確認した抽出画像の結果が良
好であればパラメータ決定を終了し、修正の必要があれ
ばステップ1から作業をやり直す。
【0078】以上のことより、血清成分の色彩領域が複
数存在して不連続となる場合であっても、前記の領域の
個数および面積を各々計測し、面積の大きい領域から順
に、各領域の面積に比例した数の色抽出部が割り当てら
れるように複数の色抽出部20a〜20hを分配し、各
色抽出部20a〜20hごとに分布形態を判定する事に
より、実質的に動作しない色抽出手段が発生する問題を
解消して、精度のよい2値化テーブルの設定を自動で行
い、抽出精度を向上することができる。また、2値化の
ための閾値の手動調整を必要とせず、前記の閾値決定に
要する時間を飛躍的に短縮することができる。
数存在して不連続となる場合であっても、前記の領域の
個数および面積を各々計測し、面積の大きい領域から順
に、各領域の面積に比例した数の色抽出部が割り当てら
れるように複数の色抽出部20a〜20hを分配し、各
色抽出部20a〜20hごとに分布形態を判定する事に
より、実質的に動作しない色抽出手段が発生する問題を
解消して、精度のよい2値化テーブルの設定を自動で行
い、抽出精度を向上することができる。また、2値化の
ための閾値の手動調整を必要とせず、前記の閾値決定に
要する時間を飛躍的に短縮することができる。
【0079】また、実施の形態において、色度情報のy
成分の最大値Ymaxと最小値Yminとの区間をその
領域に割り当てられた色抽出部の個数で等分割し、色度
情報のx成分について、ヒストグラムを作成して、従来
の装置における閾値決定手段14の閾値判定規則を適用
し、各上限閾値Utおよび下限閾値Dtを決定して色抽
出する場合も前記と同様の効果を有する。
成分の最大値Ymaxと最小値Yminとの区間をその
領域に割り当てられた色抽出部の個数で等分割し、色度
情報のx成分について、ヒストグラムを作成して、従来
の装置における閾値決定手段14の閾値判定規則を適用
し、各上限閾値Utおよび下限閾値Dtを決定して色抽
出する場合も前記と同様の効果を有する。
【0080】また、実施の形態において、血清成分の色
彩領域の数より色抽出部20a〜20hの個数の方が多
くした場合、血清成分の色彩領域すべてに色抽出手段2
0を割り当てることができ、さらに色抽出精度が向上す
る。
彩領域の数より色抽出部20a〜20hの個数の方が多
くした場合、血清成分の色彩領域すべてに色抽出手段2
0を割り当てることができ、さらに色抽出精度が向上す
る。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明の血清量測定装置に
よれば、血清成分の色彩領域が複数存在して不連続とな
る場合または血清成分の色彩の分布が広範囲に及んだ場
合であっても、抽出領域決定手段が血清成分の色情報の
分布領域のみに色抽出部を割り当てる指示を閾値決定手
段に供給して色抽出手段の閾値の決定をコントロールす
るので、具体的には、血清成分の色彩領域の個数および
面積を計測し、前記領域のそれぞれの面積に比例した複
数の色抽出部を分配し、各色抽出部ごとに分布形態を判
定して、実質的に動作しない色抽出部が発生する問題を
解消して、精度のよい2値化テーブルの設定を自動で行
うことができ、抽出精度を向上することができる。
よれば、血清成分の色彩領域が複数存在して不連続とな
る場合または血清成分の色彩の分布が広範囲に及んだ場
合であっても、抽出領域決定手段が血清成分の色情報の
分布領域のみに色抽出部を割り当てる指示を閾値決定手
段に供給して色抽出手段の閾値の決定をコントロールす
るので、具体的には、血清成分の色彩領域の個数および
面積を計測し、前記領域のそれぞれの面積に比例した複
数の色抽出部を分配し、各色抽出部ごとに分布形態を判
定して、実質的に動作しない色抽出部が発生する問題を
解消して、精度のよい2値化テーブルの設定を自動で行
うことができ、抽出精度を向上することができる。
【0082】また、2値化のための閾値の手動調整を必
要とせず、前記の閾値決定に要する時間を飛躍的に短縮
することができ、良好な血清量測定装置を得ることがで
きる。
要とせず、前記の閾値決定に要する時間を飛躍的に短縮
することができ、良好な血清量測定装置を得ることがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態における血清量測定装置の
構成図
構成図
【図2】同実施の形態の色度座標上に血清成分の色彩領
域が不連続に存在している例を示す図
域が不連続に存在している例を示す図
【図3】同実施の形態の色度平面上に血清成分の色彩領
域が不連続に存在している場合の色度情報のx成分の分
割の例を示す図
域が不連続に存在している場合の色度情報のx成分の分
割の例を示す図
【図4】同実施の形態の色度平面上に血清成分の色彩領
域が不連続に存在している場合の色度情報のx成分・y
成分の閾値決定の例を示す図
域が不連続に存在している場合の色度情報のx成分・y
成分の閾値決定の例を示す図
【図5】同実施の形態の色度平面上の血清成分の色彩領
域の閾値が決定された例を示す図
域の閾値が決定された例を示す図
【図6】同実施の形態の閾値決定方法を示すフローチャ
ート図
ート図
【図7】従来の血清量測定装置の構成図
【図8】従来のカラー視覚センサで分離した血液を含む
試験管および背景を撮像した画像を示す図
試験管および背景を撮像した画像を示す図
【図9】従来の色度情報x成分・y成分と明度の3次元
の座標上に血清成分の色彩領域と血清成分以外の色彩領
域が存在している例を示す図
の座標上に血清成分の色彩領域と血清成分以外の色彩領
域が存在している例を示す図
【図10】従来の色度座標平面上の血清成分の色彩領域
の色度情報のx成分の分割の例を示す図
の色度情報のx成分の分割の例を示す図
【図11】同平面上の血清成分の色彩領域の1つの領域
の色度情報のy成分の閾値が決定された例を示す図
の色度情報のy成分の閾値が決定された例を示す図
【図12】同平面上の血清成分の色彩領域の閾値が決定
された例を示す図
された例を示す図
【図13】従来の明度分布および色度分布の分布形態の
判定に用いられるパターン図
判定に用いられるパターン図
【図14】従来の血清量測定装置において、血清成分の
色彩領域が不連続に存在した場合の閾値決定の例を示す
図
色彩領域が不連続に存在した場合の閾値決定の例を示す
図
1 分離した血液 2 血清成分 3 血餅成分 4 分離剤 5 血清成分の上部境界位置 6 血清成分の下部境界位置 7 試験管 8 背景 10 画像メモリ 11 上部境界位置の検出手段 12 下部境界位置の検出手段 13 血清量計測手段 14 閾値決定手段 15 入出力装置 16 ディスプレイ装置 17 制御装置 18 カラー視覚センサ 19 色変換手段 20 色抽出手段 20a〜20h 色抽出部 21 血清成分の色彩領域 21a、21b 血清成分の色彩領域 22 血清成分以外の色彩領域 26 抽出領域決定手段 27 ラベリング手段 28 分配手段 30a〜30h 本発明の場合の色度情報のx成分にて
分割した部分集合 31a〜31h 各色抽出部の分担領域 40a〜40h 従来の場合の色度情報のx成分にて分
割した部分集合 41a〜41h 各色抽出部の分担領域
分割した部分集合 31a〜31h 各色抽出部の分担領域 40a〜40h 従来の場合の色度情報のx成分にて分
割した部分集合 41a〜41h 各色抽出部の分担領域
Claims (4)
- 【請求項1】 血液の画像を取り込んで血清成分の画像
を取り出す血清量測定装置であって、 血液の画像の3原色信号を取り込む画像入力手段と、 前記画像入力手段で取り込まれた画像信号から特徴部位
の色領域の画像を抽出する色抽出手段と、 前記画像信号のうち色抽出すべき部位の色情報の分布形
態が予め設定された何れのパターンに属するかを判定し
て、閾値を決定して前記色抽出手段に抽出の閾値を指示
する閾値決定手段と、 前記閾値決定手段が抽出誤りの少ない前記閾値を決定す
るときに、色抽出すべき部位の色情報の分布領域のみに
前記色抽出手段を割り当てる指示を前記閾値決定手段に
供給する抽出領域決定手段とを備え、色抽出のための閾
値を自動決定するように構成した血清量測定装置。 - 【請求項2】 血液の画像を取り込んで血清成分の画像
を取り出す血清量測定装置であって、 血清成分と血餅成分に分離された血液を撮像するカラー
視覚センサと、 前記カラー視覚センサーが出力した3原色情報を色度情
報x座標、y座標と明度情報とに変換する色座標変換手
段と、 前記の色度情報x座標、y座標と明度情報を同時に抽出
する色抽出手段と、 色抽出すべき部位および色抽出すべきでない部位の領域
の明度情報・色度情報の濃度分布を参照して、明度情報
についての濃度分布の分布形態があらかじめ定められた
パターンのどれに相当するかを判定してそのパターンに
おける最も抽出誤りの少ない2値化閾値を判定するとと
もに、色抽出すべき部位の色度情報の濃度分布を複数の
部分集合に分けてそれぞれの部分集合ごとに分布形態が
あらかじめ定められたパターンのどれに相当するかを判
定してそのパターンにおける最も抽出誤りの少ない2値
化閾値を決定する閾値決定手段と、 前記色抽出手段から得られたデジタル画像データを記憶
する画像メモリと、 前記画像メモリに格納されたデジタル画像データから前
記血清成分の上部境界位置を検出する血清成分上部境界
位置検出手段と、 前記血清成分の下部境界位置を検出する血清成分下部境
界位置検出手段と、 前記上部境界位置及び前記下部境界位置から血清成分量
を計測する血清成分量計測手段と、 前記閾値決定手段が抽出誤りの少ない前記閾値を決定す
るときに、色抽出すべき部位の色情報の分布領域のみに
前記色抽出手段を割り当てる指示を前記閾値決定手段に
供給する抽出領域決定手段とを備え、色抽出のための閾
値を自動決定するように構成した血清量測定装置。 - 【請求項3】 抽出領域決定手段は、前記カラー視覚セ
ンサが撮像した血液の色度平面上での連続した色度の領
域の個数及び各領域の面積を計測するラベリング手段
と、 前記ラベリング手段から得られた色度領域の個数に従い
複数の色抽出手段を分配する分配手段とで構成した請求
項2記載の血清量測定装置。 - 【請求項4】 色抽出手段は、複数個の色抽出部を有す
る色抽出手段とで構成した請求項2記載の血清量測定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19467897A JPH1137845A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 血清量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19467897A JPH1137845A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 血清量測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1137845A true JPH1137845A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16328480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19467897A Pending JPH1137845A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 血清量測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1137845A (ja) |
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1997
- 1997-07-22 JP JP19467897A patent/JPH1137845A/ja active Pending
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