JP2011255814A - ウェビング巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1エネルギー吸収部材及び第2エネルギー吸収部材の長さに制限が少なく、長いエネルギー吸収のストロークを得られるウェビング巻取装置を得る。
【解決手段】スプール18の半径方向に保持部92と第2挿通孔65とが並んで、保持部94と第1挿通孔64とが並んだ場合に、スプール18の軸方向に保持部92と第2挿通孔65とが並ばないように第2挿通孔65よりもスプール18の半径方向外側に保持部92の形成位置が設定され、スプール18の軸方向に保持部94と第1挿通孔64とが重ならないように第1挿通孔64よりもスプール18の半径方向外側に保持部94の形成位置が設定される。このため、第1荷重吸収ワイヤ72は第2荷重吸収ワイヤ82の頭部88と収容孔62の半径方向内側の内壁との間に割り込んで第2挿通孔65よりも更に引出方向側まで第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74を引出すことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の乗員の身体を拘束するウェビングを巻取って格納するウェビング巻取装置に関する。
下記特許文献1に開示されたウェビング巻取装置では、ロック機構が作動して引出方向へのロックベースの回転が規制された状態でスプールが引出方向に回転すると、2本の荷重吸収ワイヤがスプールの軸方向一端側へ引出されつつスプールの周方向に変形させられる。スプールを引出方向に回転させる力、すなわち、ウェビングを引っ張る力の一部が、この2本の荷重吸収ワイヤの変形に供されて吸収される。
特開2010−828の公報
この特許文献1に開示された構成では、各荷重吸収ワイヤにおいて各挿通孔に挿し込まれる部分の長さの和を、スプールにおける環状溝の周方向長さよりも長くすると、ロックベースに対するスプールの引出方向への相対回転で、一方の荷重吸収ワイヤが挿し込まれた挿通孔に他方の荷重吸収ワイヤにおいてロックベースに保持された部分が接近すると、双方の荷重吸収ワイヤが互いに干渉してしまう。このように、上記の特許文献1に開示された構成では、荷重吸収ワイヤの長さに厳しい制限がある。
本発明は、上記事実を考慮して、第1エネルギー吸収部材及び第2エネルギー吸収部材の長さに制限が少なく、長いエネルギー吸収のストロークを得られるウェビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、巻取方向に回転することで長尺帯状のウェビングの長手方向基端側から巻取って格納し、前記ウェビングをその先端側へ引っ張って引出すことで、前記巻取方向とは反対の引出方向に回転するスプールと、前記スプールの中心軸線から半径方向に離間した位置に形成されて前記スプールの軸方向一端にて開口した第1挿通孔に挿し込まれた第1エネルギー吸収部材と、前記スプールにおける前記第1挿通孔の形成位置とは異なる位置で、前記スプールの中心軸線から半径方向に離間した位置に形成されて前記スプールの軸方向一端にて開口した第2挿通孔に挿し込まれた第2エネルギー吸収部材と、前記スプールの軸方向他端部又は中間部にて前記スプールに対して相対回転不能に連結された連結部材と、前記スプールの軸方向一端側で前記スプールに対して相対回転可能に設けられると共に、前記連結部材を介して前記スプールに相対回転不能に連結され、前記第1エネルギー吸収部材及び前記第2エネルギー吸収部材の基端部を保持して、前記スプールに対して相対的に前記巻取方向に回転することで前記第1挿通孔から前記第1エネルギー吸収部材を引出しつつ、前記第1エネルギー吸収部材を前記スプールに係合させて前記スプールの周方向に変形させると共に前記第2挿通孔から前記第2エネルギー吸収部材を引出しつつ、前記第2エネルギー吸収部材を前記スプールに係合させて前記スプールの周方向に変形させるロックベースを有し、作動することで前記ロックベースの回転を規制するロック手段と、を備え、更に、前記スプールの中心軸線から前記スプールの軸方向一端における前記第1挿通孔の開口位置までの距離よりも前記スプールの中心軸線から回転半径方向外側に離間した位置で前記ロックベースに前記第2エネルギー吸収部材の基端部を保持させ、前記スプールの中心軸線から前記スプールの軸方向一端における前記第2挿通孔の開口位置までの距離よりも前記スプールの中心軸線から回転半径方向外側に離間した位置で前記第1エネルギー吸収部材の基端部を前記ロックベースに保持させている。
請求項1に記載の本発明に係るウェビング巻取装置によれば、車両急減速状態及びスプールが急激に引出方向へ回転した状態の少なくとも何れかの一方の状態になるとロック手段が引出方向へのロックベースの回転を規制する。ロックベースは連結部材を介してスプールに連結されているので、引出方向へのロックベースの回転が規制されることで引出方向へのスプールの回転が規制される。これにより、スプールからのウェビングの引出しが規制され、ウェビングを装着している乗員の身体がウェビングにより強く拘束される。
上記のように、スプールは連結部材によりロックベースに一体的に連結されているが、例えば、車両急減速時の慣性で乗員の身体が急激にウェビングを引っ張り、これにより、引出方向への所定の大きさ以上の回転力がスプールに付与されると、ロックベースの回転規制が維持されたままスプールが引出方向に回転し、この回転分だけスプールからのウェビングの引出しが許容される。
さらに、このようなロックベースとスプールとの間の相対回転が生じると、基端部がロックベースに保持された第1エネルギー吸収部材及び第2エネルギー吸収部材がスプールに対して相対回転する。第1エネルギー吸収部材は先端側がスプールに形成された第1挿通孔に挿し込まれており、第2エネルギー吸収部材は先端側がスプールに形成された第2挿通孔に挿し込まれている。
このため、ロックベースと共に第1エネルギー吸収部材及び第2エネルギー吸収部材の各基端部がスプールに対して回転することで、第1エネルギー吸収部材の先端側が第1挿通孔から抜け出ると共に第2エネルギー吸収部材の先端側が第2挿通孔から抜け出る。このように第1エネルギー吸収部材及び第2エネルギー吸収部材の各先端側が第1挿通孔及び第2挿通孔から抜け出る際に第1エネルギー吸収部材及び第2エネルギー吸収部材の各々に変形が生じ、ウェビングを引っ張るエネルギーのうち、第1エネルギー吸収部材及び第2エネルギー吸収部材の各々の変形に供されるエネルギーが吸収される。
ここで、本発明に係るウェビング巻取装置では、スプールの中心軸線からロックベースにおける第1エネルギー吸収部材の保持位置までの距離が、スプールの中心軸線からスプールの軸方向一端における第1挿通孔の開口位置までの距離よりも離れていると共に、スプールの中心軸線からロックベースにおける第2エネルギー吸収部材の保持位置までの距離が、スプールの中心軸線からスプールの軸方向一端における第2挿通孔の開口位置までの距離よりも離れている。
このため、第1エネルギー吸収部材の基端部が、第2挿通孔から抜け出た直後の第2エネルギー吸収部材よりもスプールの半径方向外側を通過でき、第2エネルギー吸収部材の基端部が、第1挿通孔から抜け出た直後の第1エネルギー吸収部材よりもスプールの半径方向外側を通過できる。これにより、スプールから引出される第1エネルギー吸収部材の長さと第2エネルギー吸収部材の長さとの和を、第1挿通孔及び第2挿通孔の開口位置の中心を通過するスプールの中心軸線周りの仮想円の円周長さよりも長く設定できる。
請求項2に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、請求項1に記載の本発明において、前記スプールの中心軸線と平行な軸周りに前記第1エネルギー吸収部材の基端部を揺動可能に前記ロックベースが保持すると共に、前記第1エネルギー吸収部材における前記第1挿通孔に挿し込まれた部分の長さを、前記スプールの一端における前記第1挿通孔の開口位置から前記第2挿通孔の開口位置まで前記引出方向に沿った長さ以下に設定している。
請求項2に記載の本発明に係るウェビング巻取装置では、第1エネルギー吸収部材における前記第1挿通孔に挿し込まれた部分の長さが、スプールの一端における第1挿通孔の開口位置から第2挿通孔の開口位置まで引出方向に沿った長さ以下に設定されると共に、この第1エネルギー吸収部材の基端部は、ロックベースによってスプールの中心軸線と平行な軸周りに揺動可能に保持される。
ロックベースに対してスプールが引出方向に相対回転して、スプールの軸方向一端における第2挿通孔の開口がロックベースにおける第1エネルギー吸収部材の保持位置の側方を通過した後、第2挿通孔から引出された直後の第2エネルギー吸収部材が第1エネルギー吸収部材に干渉されると、第2エネルギー吸収部材からの押圧力で第1エネルギー吸収部材はロックベースに保持に保持された部分を中心に第2エネルギー吸収部材から離間する向きへ揺動する。これにより、第1エネルギー吸収部材に干渉された後も第2エネルギー吸収部材は第2挿通孔から引出されつつ変形できる。
請求項3に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、請求項1に記載の本発明において、前記スプールの軸方向一端における前記第2挿通孔の開口位置の前記巻取方向側で前記第1エネルギー吸収部材に干渉可能に前記スプールに設けられ、前記第1エネルギー吸収部材に干渉することで前記第2挿通孔よりも前記スプールの半径方向外側に前記第1エネルギー吸収部材を導く第1ガイド部と、前記スプールの軸方向一端における前記第1挿通孔の開口位置の前記巻取方向側で前記第2エネルギー吸収部材に干渉可能に前記スプールに設けられ、前記第2エネルギー吸収部材に干渉することで前記第1挿通孔よりも前記スプールの半径方向外側に前記第2エネルギー吸収部材を導く第2ガイド部と、を備えている。
請求項3に記載の本発明に係るウェビング巻取装置では、ロックベースに対してスプールが引出方向に相対回転して、スプールの軸方向一端における第2挿通孔の開口がロックベースにおける第1エネルギー吸収部材の保持位置の側方の近傍に到達すると、第1エネルギー吸収部材がスプールの第1ガイド部に干渉される。この状態で更にロックベースに対してスプールが引出方向に相対回転すると、第1エネルギー吸収部材が第1ガイド部によってスプールの半径方向外側に案内される。これにより、第1エネルギー吸収部材の基端部が第2挿通孔の側方を通過すると、第2挿通孔から引出された第2エネルギー吸収部材の外側を第1エネルギー吸収部材が通過しつつ変形する。
一方、ロックベースに対してスプールが引出方向に相対回転して、スプールの軸方向一端における第1挿通孔の開口がロックベースにおける第2エネルギー吸収部材の保持位置の側方の近傍に到達すると、第2エネルギー吸収部材がスプールの第2ガイド部に干渉される。この状態で更にロックベースに対してスプールが引出方向に相対回転すると、第2エネルギー吸収部材が第2ガイド部によってスプールの半径方向外側に案内される。これにより、第2エネルギー吸収部材の基端部が第1挿通孔の側方を通過すると、第1挿通孔から引出された第1エネルギー吸収部材の外側を第2エネルギー吸収部材が通過しつつ変形する。
以上説明したように、本発明に係るウェビング巻取装置では、第1エネルギー吸収部材及び第2エネルギー吸収部材の長さに制限が少なく、長いエネルギー吸収のストロークを得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置の構成を概略的に示す正面断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置の要部の構成を概略的に示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置の要部の構成を概略的に示す側面図である。 ロックベースに対してスプールが引出方向に相対回転を開始した状態を示す図3に対応した側面図である。 スプールの半径方向に沿って第1挿通孔の開口端とロックベースにおける第2エネルギー吸収部材の保持部分が並び、第2挿通孔の開口端とロックベースにおける第1エネルギー吸収部材の保持部分が並んだ状態を示す図3に対応した側面図である。 図5図示状態から更にロックベースに対してスプールが引出方向に相対回転を開始した状態を示す図3に対応した側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウェビング巻取装置の要部の構成を概略的に示す図3に対応した側面図である。 第1ガイド部に倣って第1エネルギー吸収部材が変形し、第2ガイド部に倣って第2エネルギー吸収部材が変形している状態を示す図7に対応した側面図である。 第2エネルギー吸収部材の外側に第1エネルギー吸収部材が位置し、第1エネルギー吸収部材の外側に第2エネルギー吸収部材が位置するまでロックベースに対してスプールが引出方向に相対回転を開始した状態を示す図7に対応した側面図である。
<第1の実施の形態の構成>
図1には本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置10の構成の概略が正面断面図により示されており、図2にはウェビング巻取装置10の要部の構成が分解斜視図により示されている。
これらの図に示されるように、ウェビング巻取装置10は車体の所定部位に締結固定されるフレーム12を備えている。このフレーム12は一対の脚板14、16を備えている。脚板14、16の各々は平板状に形成されており、各々の厚さ方向に互いに対向している。脚板14と脚板16との間にはスプール18が配置されている。スプール18は軸方向が脚板14と脚板16との対向方向に沿った略円柱形状に形成されており、自らの中心軸線周りに回転可能とされている。
スプール18には長尺帯状のウェビング20の長手方向基端部が係止されている。スプール18は自らの中心軸線周り一方である巻取方向に回転すると、ウェビング20をその長手方向基端側から外周部に層状に巻取る。また、ウェビング20を先端側へ引っ張るとスプール18に巻取られているウェビング20が引出されると共にスプール18が巻取方向とは反対の引出方向に回転する。
スプール18の脚板14の側にはアダプタ22が設けられている。アダプタ22はスプール18の脚板14の側の端部にて開口した嵌挿孔24に嵌め込まれている。嵌挿孔24の内周形状及びアダプタ22の外周形状は非円形とされており、嵌挿孔24に嵌挿されたアダプタ22はスプール18に対するスプール18の中心軸線周りの相対回転が不能とされ、スプール18の中心軸線周りにスプール18及びアダプタ22の何れかの一方が回転すると何れかの他方が一体的に回転する。
アダプタ22は脚板14を貫通して、脚板14の側方(脚板14を介して脚板16とは反対側)でフレーム12に固定されたスプリングハウジング26内に入り込んでおり、アダプタ22がスプール18の中心軸線周りに回動自在にスプリングハウジング26に支持されている。スプリングハウジング26の内部には渦巻きばね等の付勢手段が収容されている。この付勢手段は一部がアダプタ22に直接又は間接的に連結されており、アダプタ22が引出方向に回転すると、アダプタ22を巻取方向に付勢する。
一方、脚板16の側方(脚板16を介して脚板14とは反対側)にはロック手段としてのロック機構30のハウジング32がフレーム12に固定されている。ロック機構30はロックベース34を備えている。ロックベース34は軸方向寸法が比較的短い円柱状の嵌挿部36を備えている。嵌挿部36に対応してスプール18には嵌挿孔38が形成されている。嵌挿孔38は内周形状がスプール18に対して同軸の円形とされてスプール18の脚板16側の端面にて開口している。嵌挿孔38の内径寸法は嵌挿部36の外径寸法よりも極僅かに大きく、嵌挿孔38に嵌挿部36が嵌挿された状態では、スプール18の中心軸線周りにスプール18に対してロックベース34が自在に回転できる。
また、ロックベース34はラチェット部40を備えている。ラチェット部40は外歯のラチェットホイールとされており、嵌挿部36に対して同軸的に形成され、嵌挿部36が嵌挿孔38に嵌挿された状態ではスプール18の脚板16側の端面に隣接する。ロックベース34の回転半径方向に沿ったラチェット部40の側方では、ロック機構30を構成するロックパウル42がスプール18の軸方向と同じ向きを軸方向とする軸周りに回動自在に脚板16に支持されている。
ロックパウル42は回動することでラチェット部40の外周部に対して接離する。また、ロックパウル42にはラチェット部40の外周部に形成されたラチェット歯44に噛合可能なロック歯46が形成されており、ラチェット部40の外周部に対して接近する向きにロックパウル42が回動すると、図5に示されるように、ラチェット部40のラチェット歯44にロックパウル42のロック歯46が噛み合う。ラチェット歯44にロック歯46が噛み合った状態では、ラチェット部40、すなわち、ロックベース34の引出方向への回転が規制される。
また、このロックパウル42の他に、ハウジング32の内側にはロック機構30を構成する各種の部材が収容されており、本ウェビング巻取装置10が搭載された車両が急減速状態になった場合や、ロックベース34が急激に引出方向に回転した場合にロック機構30が作動し、ロック歯46をラチェット歯44に接近させて噛合させる向きにロックパウル42を回動させる。
一方、図1に示されるように、スプール18には貫通孔52が形成されている。貫通孔52はスプール18に対して同軸的に形成され、その一端は嵌挿孔24の底部にて開口し、他端は嵌挿孔38の底部にて開口している。貫通孔52の内側には、後述する第1エネルギー吸収部材としての第1荷重吸収ワイヤ72や、第2エネルギー吸収部材としての第2荷重吸収ワイヤ82とは別途設けられたエネルギー吸収手段として連結部材を構成するトーションシャフト54が設けられている。トーションシャフト54は脚板14側の端部にてアダプタ22に対するスプール18の中心軸線周りの相対回転が不能な状態でアダプタ22に連結されている。
また、トーションシャフト54は脚板16側の端部にて嵌挿部36(ロックベース34)に対するスプール18の中心軸線周りの相対回転が不能な状態で嵌挿部36(ロックベース34)に連結されている。すなわち、上記のように、ロックベース34はスプール18の中心軸線周りにスプール18に対して相対回転可能に嵌挿部36が嵌挿孔38に嵌挿されているものの、トーションシャフト54がスプール18及びロックベース34の双方に対してスプール18の中心軸線周りの相対回転が可能であることから、基本的にロックベース34はスプール18に対して相対回転が不能で、スプール18と共にロックベース34が一体的に回転し、ロックパウル42のロック歯46がロックベース34のラチェット歯44に噛み合えば、引出方向へのスプール18の回転が規制される。
一方、図1及び図2に示されるように、スプール18の脚板16側の端部には収容孔62が形成されている。図2及び図3に示されるように、収容孔62はスプール18の中心軸線に対して同軸の円形とされており、スプール18の脚板16側の端面にて開口している。さらに、図1及び図2に示されるように、スプール18には複数(本実施の形態では2つ)の第1挿通孔64及び第2挿通孔65が形成されている。
図1に示されるように、第1挿通孔64は、一端がスプール18の脚板14側の端面にて開口しており、他端が収容孔62の底部にて開口している。第1挿通孔64の一端から他端への向きはスプール18の中心軸線の向きと同じ向きとされている。これに対して、第2挿通孔65は、第1挿通孔64に対してスプール18の中心軸線周りに概ね180度ずれた位置に形成されている。第2挿通孔65は一端がスプール18の脚板14側の端面にて開口しており、他端が収容孔62の底部にて開口している。第1挿通孔64の一端から他端への向きはスプール18の中心軸線の向きと同じ向きとされている。
また、図2に示されるように、本ウェビング巻取装置10は第1エネルギー吸収部材としての第1荷重吸収ワイヤ72と、第2エネルギー吸収部材としての第2荷重吸収ワイヤ82とを備えている。第1荷重吸収ワイヤ72は挿込部74を備えている。挿込部74は先端が先細テーパ状に形成された断面円形の棒形状とされている。
テーパ状とされた部分以外は挿込部74の外径寸法が第1挿通孔64の内径寸法以下とされている。挿込部74の基端部からは連続して棒状部76が形成されている。棒状部76は外径寸法が挿込部74の外径寸法に略等しい棒状とされ、長手方向が挿込部74の長手方向に対して直交している。棒状部76の挿込部74とは反対側の端部には頭部78が連続して形成されている。棒状部76の挿込部74とは反対側の端部には頭部78が連続して形成されている。
一方、図3示されるように、第2荷重吸収ワイヤ82は基本的に第1荷重吸収ワイヤ72と同じ構造とされ、挿込部74に対応した挿込部84、棒状部76に対応した棒状部86、頭部78に対応した頭部88を第2荷重吸収ワイヤ82は備えている。第1荷重吸収ワイヤ72と同様に第2荷重吸収ワイヤ82は、対応する第2挿通孔65に挿込部84を挿し込むことができる。但し、挿込部84の長さは、第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74よりも短く、更に言うと、スプール18の周方向に沿った第1挿通孔64の収容孔62側の開口から第2挿通孔65の収容孔62側の開口までの距離よりも短い。
また、上記のロックベース34を構成するラチェット部40のスプール18と対向する側の端部には、第1荷重吸収ワイヤ72の頭部78を保持する保持部92が形成されている。保持部92はスプール18の中心軸線と平行な向きを軸方向とする軸周りに、頭部78を揺動可能に保持しており、これにより、第1荷重吸収ワイヤ72がラチェット部40(ロックベース34)に連結されている。ここで、スプール18の半径方向に保持部92と第2挿通孔65とが並んだ場合に、スプール18の軸方向に保持部92と第2挿通孔65とが重ならないように保持部92の方が第2挿通孔65よりもスプール18の半径方向外側に保持部92の形成位置が設定されている。
一方、ロックベース34における保持部92の形成位置からロックベース34の中心軸線周りに概ね180度ずれた位置には、第2荷重吸収ワイヤ82の頭部88を保持する保持部94が形成されている。保持部94はスプール18の中心軸線と平行な向きを軸方向とする軸周りに、頭部88を揺動可能に保持しており、これにより、第2荷重吸収ワイヤ82がラチェット部40(ロックベース34)に連結されている。ここで、スプール18の半径方向に保持部94と第1挿通孔64とが並んだ場合に、スプール18の軸方向に保持部94と第1挿通孔64とが重ならないように保持部94の方が第1挿通孔64よりもスプール18の半径方向外側に保持部94の形成位置が設定されている。
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に、第1の実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本ウェビング巻取装置10では、車両の乗員の身体にスプール18から引出されたウェビング20が装着されている状態で車両減速状態になり、この状態をロック機構30の加速度センサが検知したり、また、車両減速状態での慣性により乗員の身体がスプール18を急激に引っ張ることでスプール18が急激に引出方向へ回転したりすると、ロック機構30が作動する。ロック機構30が作動すると、ロックパウル42がロックベース34のラチェット部40へ接近する向きに回動し、これにより、ロックパウル42のロック歯46がラチェット部40のラチェット歯44に噛み合う。
これにより、ロックベース34の引出方向への回転が規制され、ひいては、スプール18の引出方向への回転が規制される。このように、スプール18の引出方向への回転が規制されることで、スプール18に巻取られているウェビング20の引出しが規制されるので、車両急減速時に車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体がウェビング20により強く拘束される。
このような状態で、車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体がウェビング20を引っ張ることでスプール18に付与される引出方向への回転力が、トーションシャフト54、第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74、及び第2荷重吸収ワイヤ82の挿込部84の機械的強度を上回ると、トーションシャフト54の脚板16の側に対して脚板14の側が引出方向に捩じれるように塑性変形を開始して、ロックパウル42により引出方向への回転が規制されたロックベース34に対し、スプール18が引出方向に回転を開始する。
さらに、このようにロックベース34に対してスプール18が引出方向に回転を開始すると、図4に示されるように、頭部78がロックベース34の保持部92に保持された第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74が第1挿通孔64から抜け出る共に、頭部88が保持部92に保持された第2荷重吸収ワイヤ82の挿込部84が第2挿通孔65から抜け出る。このようにして第1挿通孔64及び第2挿通孔65の各々から抜け出た挿込部74、84は第1挿通孔64又は第2挿通孔65の開口縁にしごかれると共に、収容孔62における半径方向内側の内壁に圧接させられ、この内壁に倣って湾曲させられる。
この状態から第2荷重吸収ワイヤ82の挿込部84の全てが第2挿通孔65から抜け出るまでスプール18がロックベース34に対して更に引出方向に回転すると、保持部92の近傍に第2挿通孔65の収容孔62側の開口端が到達し、保持部94の近傍に第1挿通孔64の収容孔62側の開口端が到達する。
ここで、上述したように、スプール18の半径方向に保持部92と第2挿通孔65とが並んだ場合に、スプール18の軸方向に保持部92と第2挿通孔65とが並ばないように保持部92の方が第2挿通孔65よりもスプール18の半径方向外側に保持部92の形成位置が設定されており、スプール18の半径方向に保持部94と第1挿通孔64とが並んだ場合に、スプール18の軸方向に保持部94と第1挿通孔64とが重ならないように保持部94の方が第1挿通孔64よりもスプール18の半径方向外側に保持部94の形成位置が設定されている。
このため、スプール18の半径方向に沿った保持部92の側方に第2挿通孔65の収容孔62側の開口端が到達して、スプール18の半径方向に沿った保持部94の側方に第1挿通孔64の収容孔62側の開口端が到達すると、図5に示されるように、第2荷重吸収ワイヤ82の頭部88が第1挿通孔64よりもスプール18の半径方向外側に位置し、第1荷重吸収ワイヤ72の頭部78が第2挿通孔65よりもスプール18の半径方向外側に位置する。
この状態では、上記のように、第2荷重吸収ワイヤ82の挿込部84の全てが第2挿通孔65から抜け出ている。このため、この状態からスプール18がロックベース34に対して更に引出方向に回転すると、図6に示されるように、第2荷重吸収ワイヤ82の頭部88と収容孔62の半径方向内側の内壁との間に割り込んだ第1荷重吸収ワイヤ72が第2荷重吸収ワイヤ82を押圧する。
これにより、第2荷重吸収ワイヤ82は頭部88を中心にしてスプール18の中心軸線と同じ向きを軸方向とする軸周りに揺動する。これにより、第1挿通孔64から引出された第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74は更に第2荷重吸収ワイヤ82の頭部88と収容孔62の半径方向内側の内壁との間に割り込むことができる。
このように、本ウェビング巻取装置10では、第1荷重吸収ワイヤ72は第2荷重吸収ワイヤ82の頭部88と収容孔62の半径方向内側の内壁との間に割り込んで第2挿通孔65よりも更に引出方向は側まで第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74を引出すことができる。このため、第1挿通孔64及び第2挿通孔65の各中心軸線を通過するスプール18の中心軸線を中心とする仮想円の円周長よりも、第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74の長さと、第2荷重吸収ワイヤ82の挿込部84の長さとの和を大きくでき、エネルギー吸収のストロークを長く設定できる。
<第2の実施の形態の構成>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本第2の実施の形態を説明するにあたり、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図7には本実施の形態にかかるウェビング巻取装置110の要部の構成が、前記第1の実施の形態を説明するうえで用いた図3に対応する図により示されている。この図に示されるように、本ウェビング巻取装置110では、スプール18の収容孔62における半径方向内側の内壁が第1ガイド部112と第2ガイド部114とを含めて構成されている。
第1ガイド部112の内壁面は、引出方向側の端部が第1挿通孔64におけるスプール18の半径方向内側の部分の近傍に位置しており、巻取方向側へ向けてスプール18の中心軸線から漸次遠ざかる。第1ガイド部112の内壁面の巻取方向側の端部は第2挿通孔65におけるスプール18の半径方向外側の部分の近傍に位置している。
第2ガイド部114の内壁面は、引出方向側の端部が第2挿通孔65におけるスプール18の半径方向内側の部分の近傍に位置しており、巻取方向側へ向けてスプール18の中心軸線から漸次遠ざかる。第2ガイド部114の内壁面の巻取方向側の端部は第1挿通孔64におけるスプール18の半径方向外側の部分の近傍に位置している。
また、本ウェビング巻取装置110では、第2荷重吸収ワイヤ82の挿込部84の長さが、第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74の長さと同じ程度とされている。
<第2の実施の形態の作用、効果>
次に、第2の実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本ウェビング巻取装置110では、ロックベース34に対するスプール18の引出方向への回転が開始され、これにより、第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74が第1挿通孔64から抜け出ると、図8に示されるように、第1挿通孔64から抜け出た第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74が第1ガイド部112の内壁面に圧接されて、第1ガイド部112の内壁面に倣って湾曲される。また、ロックベース34に対するスプール18の引出方向への回転が開始され、これにより、第2荷重吸収ワイヤ82の挿込部84が第2挿通孔65から抜け出ると、図8に示されるように、第2挿通孔64から抜け出た第2荷重吸収ワイヤ82の挿込部84が第2ガイド部114の内壁面に圧接されて、第2ガイド部114の内壁面に倣って湾曲される。
第1ガイド部112の内壁面は、巻取方向側へ向けて漸次スプール18の中心軸線から遠ざかっており、第1ガイド部112の内壁面における巻取方向側の端部は、第2挿通孔65におけるスプール18の半径方向外側の部分の近傍に位置している。このため、スプール18の半径方向に沿って第1荷重吸収ワイヤ72の頭部78と第2挿通孔65とが並ぶと、第2挿通孔65から引出された直後の第2荷重吸収ワイヤ82の挿込部84の外側に第1荷重吸収ワイヤ72の頭部78が並ぶ。この状態から更にスプール18がロックベース34に対して引出方向に回転すると、図9に示されるように、第1ガイド部112の巻取方向側の端部よりも更に巻取方向側では、第1荷重吸収ワイヤ72が第2荷重吸収ワイヤ82よりもスプール18の半径方向外側で収容孔62内に収められる。
一方、第2ガイド部114の内壁面は、巻取方向側へ向けて漸次スプール18の中心軸線から遠ざかっており、第2ガイド部114の内壁面における巻取方向側の端部は、第1挿通孔64におけるスプール18の半径方向外側の部分の近傍に位置している。このため、スプール18の半径方向に沿って第2荷重吸収ワイヤ82の頭部88と第1挿通孔64とが並ぶと、第1挿通孔64から引出された直後の第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74の外側に第2荷重吸収ワイヤ82の頭部88が並ぶ。この状態から更にスプール18がロックベース34に対して引出方向に回転すると、図9に示されるように、第2ガイド部114の巻取方向側の端部よりも更に巻取方向側では、第2荷重吸収ワイヤ82が第1荷重吸収ワイヤ72よりもスプール18の半径方向外側で収容孔62内に収められる。
このように、本ウェビング巻取装置110では、第2挿通孔65から引出された直後の第2荷重吸収ワイヤ82の挿込部84の外側に第1荷重吸収ワイヤ72の頭部78が並んで、第1挿通孔64から引出された直後の第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74の外側に第2荷重吸収ワイヤ82の頭部88が並んだ後にも、第1挿通孔64及び第2挿通孔65の各々から第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74及び第2荷重吸収ワイヤ82の挿込部84を引出して変形させることができる。このため、第1挿通孔64及び第2挿通孔65の各中心軸線を通過するスプール18の中心軸線を中心とする仮想円の円周長よりも、第1荷重吸収ワイヤ72の挿込部74の長さと、第2荷重吸収ワイヤ82の挿込部84の長さとの和を大きくでき、エネルギー吸収のストロークを長く設定できる。
10 ウェビング巻取装置
18 スプール
20 ウェビング
30 ロック機構(ロック手段)
34 ロックベース
64 第1挿通孔
65 第2挿通孔
72 第1荷重吸収ワイヤ(第1エネルギー吸収部材)
82 第2荷重吸収ワイヤ(第2エネルギー吸収部材)
110 ウェビング巻取装置
112 第1ガイド部
114 第2ガイド部

Claims (3)

  1. 巻取方向に回転することで長尺帯状のウェビングの長手方向基端側から巻取って格納し、前記ウェビングをその先端側へ引っ張って引出すことで、前記巻取方向とは反対の引出方向に回転するスプールと、
    前記スプールの中心軸線から半径方向に離間した位置に形成されて前記スプールの軸方向一端にて開口した第1挿通孔に挿し込まれた第1エネルギー吸収部材と、
    前記スプールにおける前記第1挿通孔の形成位置とは異なる位置で、前記スプールの中心軸線から半径方向に離間した位置に形成されて前記スプールの軸方向一端にて開口した第2挿通孔に挿し込まれた第2エネルギー吸収部材と、
    前記スプールの軸方向他端部又は中間部にて前記スプールに対して相対回転不能に連結された連結部材と、
    前記スプールの軸方向一端側で前記スプールに対して相対回転可能に設けられると共に、前記連結部材を介して前記スプールに相対回転不能に連結され、前記第1エネルギー吸収部材及び前記第2エネルギー吸収部材の基端部を保持して、前記スプールに対して相対的に前記巻取方向に回転することで前記第1挿通孔から前記第1エネルギー吸収部材を引出しつつ、前記第1エネルギー吸収部材を前記スプールに係合させて前記スプールの周方向に変形させると共に前記第2挿通孔から前記第2エネルギー吸収部材を引出しつつ、前記第2エネルギー吸収部材を前記スプールに係合させて前記スプールの周方向に変形させるロックベースを有し、作動することで前記ロックベースの回転を規制するロック手段と、
    を備え、更に、前記スプールの中心軸線から前記スプールの軸方向一端における前記第1挿通孔の開口位置までの距離よりも前記スプールの中心軸線から回転半径方向外側に離間した位置で前記ロックベースに前記第2エネルギー吸収部材の基端部を保持させ、前記スプールの中心軸線から前記スプールの軸方向一端における前記第2挿通孔の開口位置までの距離よりも前記スプールの中心軸線から回転半径方向外側に離間した位置で前記第1エネルギー吸収部材の基端部を前記ロックベースに保持させたウェビング巻取装置。
  2. 前記スプールの中心軸線と平行な軸周りに前記第1エネルギー吸収部材の基端部を揺動可能に前記ロックベースが保持すると共に、前記第1エネルギー吸収部材における前記第1挿通孔に挿し込まれた部分の長さを、前記スプールの一端における前記第1挿通孔の開口位置から前記第2挿通孔の開口位置まで前記引出方向に沿った長さ以下に設定した請求項1に記載のウェビング巻取装置。
  3. 前記スプールの軸方向一端における前記第2挿通孔の開口位置の前記巻取方向側で前記第1エネルギー吸収部材に干渉可能に前記スプールに設けられ、前記第1エネルギー吸収部材に干渉することで前記第2挿通孔よりも前記スプールの半径方向外側に前記第1エネルギー吸収部材を導く第1ガイド部と、
    前記スプールの軸方向一端における前記第1挿通孔の開口位置の前記巻取方向側で前記第2エネルギー吸収部材に干渉可能に前記スプールに設けられ、前記第2エネルギー吸収部材に干渉することで前記第1挿通孔よりも前記スプールの半径方向外側に前記第2エネルギー吸収部材を導く第2ガイド部と、
    を備える請求項1に記載のウェビング巻取装置。
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