JP2014205421A - ウェビング巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1エネルギー吸収部材の変形が開始されてから第2エネルギー吸収部材の変形が開始されるまでのスプールの回転数を1回転よりも多くできるウェビング巻取装置を得る。【解決手段】本ウェビング巻取装置10では、係合凹部224の開口側に規制片242が設けられる。このため、ロックリング214の1回転目でストッパパウル218の先端と係合凹部224とが対向しても、ストッパパウル218の先端は、係合凹部224の内側へ入り込むことができない。ストッパパウル218の先端が規制片242の当接部254に当接すると、規制片242の回転が規制される。これによってロックリング214が引出方向に回転すると、規制片242が係合凹部224の開口側から相対移動する。このため、この状態ではストッパパウル218の先端と係合凹部224とが対向すれば、ストッパパウル218の先端は係合凹部224へ入り込むことができる。【選択図】図5

Description

本発明は、車両のシートベルト装置のウェビングを巻取るウェビング巻取装置に関する。
下記特許文献1に開示されたウェビング巻取装置は、メイントーションシャフトとサブトーションシャフトを含んで構成されるフォースリミッタを備えている。このウェビング巻取装置では、フォースリミッタが作動開始すると、先ず、スプールの引出方向の回転に伴ってメイントーションシャフトが捩じり変形され、サブトーションシャフトは、その全体がスプールと共に回転する。この状態からスプールが引出方向に所定角度回転すると、サブトーションシャフトにおいても捩じり変形が生じる。
すなわち、このウェビング巻取装置では、フォースリミッタの作動途中でエネルギーの吸収荷重の大きさを切り替えることができる。
特開2012−96745号の公報
ところで、このウェビング巻取装置はロックリングを備えている。ロックリングはフォースリミッタの作動状態でサブトーションシャフトと共に引出方向に回転する。ロックリングにはロック部が形成されており、ロックリングが引出方向に回転して、ロック部がボデーに形成された切替面に当接すると、ロックリングは引出方向への回転が規制される。ロックリングの引出方向への回転が規制されることにより、サブトーションシャフトは先端側で引出方向への回転が規制される。この状態でスプールが引出方向に回転することでサブトーションが捩じり変形される構成である。
このように、ロックリングはロック部がボデーの切替面に当接することで回転規制されるため、ロックリングは1回転を超えて引出方向に回転することができない。したがって、メイントーションシャフトの捩じり変形が開始されてからサブトーションシャフトの捩じり変形が開始されるまでのスプールの引出方向の回転数は1回転未満に限定される。
本発明は、上記事実を考慮して、第1エネルギー吸収部材の変形が開始されてから第2エネルギー吸収部材の変形が開始されるまでのスプールの回転数を1回転よりも多くできるウェビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、ウェビングを巻取るスプールと、前記スプールの軸方向一端側で前記スプールに対して相対回転可能に設けられたロックベースと、前記スプールが前記ロックベースに対して引出方向に相対回転することにより変形する第1エネルギー吸収部材と、一端が前記スプールに対する相対回転が規制された状態で前記スプールに繋がり、他端に対して一端が引出方向に相対回転することにより変形する第2エネルギー吸収部材と、前記スプールの軸方向他端側に設けられて、前記スプールに対して同軸的に回転可能な回転体と、前記スプールが前記ロックベースに対して引出方向に回転することにより作動して、前記回転体を前記第2エネルギー吸収部材の他端と一体的に引出方向へ回転可能に前記第2エネルギー吸収部材の他端に連結する連結手段と、前記回転体の側方に設けられると共に、前記回転体に接近する方向へ移動可能とされ、前記回転体に接近して前記回転体に形成された係合部に係合することにより前記回転体が引出方向に回転することを規制するロック部材と、前記ロック部材が前記係合部に係合する位置まで移動することを規制すると共に、前記回転体が引出方向に1回転した後に前記ロック部材に対する移動規制を解除する規制部材と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るウェビング巻取装置では、スプールの軸方向一端側にはロックベースが設けられる。ロックベースの引出方向への回転が規制された状態でスプールが引出方向に回転すると、第1エネルギー吸収部材が変形する。これによって、スプールの引出方向への回転力の一部が第1エネルギー吸収部材の変形に供されて吸収される。
また、スプールには第2エネルギー吸収部材の一端がスプールに対する相対回転が規制された状態で繋がっている。また、スプールの軸方向他端側には回転体が回転可能に設けられる。スプールがロックベースに対して引出方向に回転すると、連結手段が作動して、回転体が第2エネルギー吸収部材の他端に間接的に連結される。これによって、回転体は第2エネルギー吸収部材の他端と一体的に引出方向に回転することができる。
この状態で、ロック部材が回転体の係合部に係合すると、回転体の引出方向への回転が規制され、これにより、第2エネルギー吸収部材の他端は引出方向への回転が規制される。このため、この状態でスプールが引出方向に回転すると、スプールの引出方向への回転力の一部は、第1エネルギー吸収部材の変形に供されるのみならず、第2エネルギー吸収部材の変形にも供されて吸収される。
ここで、本発明に係るウェビング巻取装置は規制部材を備えており、ロック部材は規制部材によって係合部に係合する位置まで移動することが規制される。但し、回転体が引出方向に1回転すると、規制部材によるロック部材の移動規制が解除される。このため、係合部がロック部材の側方を一度通過した後に、係合部が再びロック部材の側方に到達すると、ロック部材が係合部に係合し、回転体の引出方向への回転が規制される。
これにより、スプールがロックベースに対して1回転を超えて回転した後に第2エネルギー吸収部材に変形を生じさせることができる。
請求項2に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、請求項1に記載の本発明において、前記係合部は、前記回転体の外周部にて開口した係合凹部とされて、前記回転体は前記ロック部材が前記係合凹部に入り込むことにより引出方向への回転が規制され、前記規制部材は、前記回転体と共に回転可能に前記係合凹部の外側に設けられて前記ロック部材が前記係合凹部に入り込むことを規制し、前記回転体の1回転目で前記係合凹部が前記ロック部材の側方に到達し、又は、前記ロック部材の側方を通過した後に引出方向への回転が規制され、この状態で前記回転体が引出方向に回転することにより前記係合凹部の外側から離脱するように構成している。
請求項2に記載の本発明に係るウェビング巻取装置によれば、回転体の係合部は、回転体の外周部にて開口した係合凹部とされる。ロック部材が回転体の外周部に接近して、係合凹部に入り込むと、ロック部材によって回転体の引出方向への回転が規制される。
一方、規制部材は、回転体と共に回転可能に係合凹部の外側に設けられる。このため、回転体が回転して係合凹部がロック部材の側方を通過した際に、ロック部材が係合凹部に入り込もうとすると、ロック部材に規制部材が当接する。これによって、ロック部材は係合凹部に入り込むことが規制される。
このように、係合凹部が回転体の1回転目でロック部材の側方に到達し、又は、ロック部材の側方を通過した後には、回転体が引出方向に回転することによって規制部材が係合凹部の外側から離脱する。このため、係合凹部が再びロック部材の側方に到達すると、ロック部材が係合凹部に入り込み、回転体はロック部材によって引出方向への回転が規制される。
請求項3に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、請求項2に記載の本発明において、前記ロック部材は、前記回転体の外周部に接近する方向へ付勢されて前記回転体の外周部に圧接し、前記規制部材は、前記ロック部材が係合することにより引出方向への回転が規制され、前記回転体が1回転した後に前記ロック部材と共に前記係合凹部に入り込むように構成している。
請求項3に記載の本発明に係るウェビング巻取装置によれば、ロック部材は回転体の外周部側へ付勢され、これによって、ロック部材は回転体の外周部に圧接される。係合凹部が回転体の1回転目でロック部材の側方に到達すると、ロック部材が係合凹部の外側に設けられた規制部材に圧接される。これによって、ロック部材は規制部材に係合すると共に係合凹部に入り込むことが規制される。
この状態では回転体が引出方向に回転しても、規制部材はロック部材によって引出方向への回転が規制される。このように、回転体が規制部材に対して引出方向に回転することによって、規制部材が係合凹部の外側から離脱する。この状態から係合凹部が再びロック部材の側方に到達すると、規制部材がロック部材と共に係合凹部に入り込む。これによって、回転体の引出方向への回転が規制される。
請求項4に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、請求項2に記載の本発明において、前記ロック部材は、前記回転体の外周部に接近する方向へ移動可能に支持部材に支持されると共に前記回転体の外周部に接近する方向へ付勢されて、前記規制部材は、前記回転体の1回転目で前記係合凹部が前記ロック部材の側方を通過した後に前記支持部材の所定部位に当接して引出方向への回転が規制されるように構成している。
請求項4に記載の本発明に係るウェビング巻取装置によれば、ロック部材は回転体の外周部に接近する方向へ移動可能に支持部材に支持され、更に、回転体の外周部側へ付勢される。これによって、ロック部材は回転体の外周部に圧接される。係合凹部が回転体の1回転目でロック部材の側方に到達すると、ロック部材が係合凹部の外側に設けられた規制部材に圧接される。これによって、ロック部材は係合凹部に入り込むことが規制される。この状態から更に回転体が引出方向に回転すると、規制部材は上記の支持部材の所定部位に当接する。これによって、規制部材は引出方向への回転が規制される。
したがって、この状態で回転体が引出方向に回転することによって、規制部材が係合凹部の外側から離脱する。この状態から係合凹部が再びロック部材の側方に到達すると、ロック部材が係合凹部に入り込む。これによって、回転体の引出方向への回転が規制される。
請求項5に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、請求項1に記載の本発明において、前記係合部は、前記回転体の外周部にて開口した係合凹部とされて、前記回転体は前記ロック部材が前記係合凹部に入り込むことにより引出方向への回転が規制され、前記ロック部材は、前記回転体の外周部に接近する方向へ付勢され、前記規制部材は、前記係合凹部の外側に設けられると共に、その一部が前記回転体に係合し、前記係合凹部が前記ロック部材の側方を通過した後に前記回転体に押圧されて前記係合凹部の外側から離脱する方向へ移動するように構成している。
請求項5に記載の本発明に係るウェビング巻取装置によれば、回転体の係合部は、回転体の外周部にて開口した係合凹部とされる。ロック部材は回転体の外周部に接近する方向へ付勢されている。このため、ロック部材が移動して係合凹部に入り込むと、回転体はロック部材によって引出方向への回転が規制される。
一方、規制部材は、係合凹部の外側に設けられており、その一部は回転体に係合している。回転体が引出方向に回転すると、規制部材が回転体に押圧されて移動する。回転体が引出方向に回転することで係合凹部がロック部材の側方に到達すると、ロック部材は回転体の外周部へ接近する方向に移動して、係合凹部の外側に設けられた規制部材に当接する。このため、ロック部材は係合凹部に入り込むことができない。
この状態で更に回転体が引出方向に回転すると、規制部材は回転体に押圧されて移動し、これによって、規制部材は係合凹部の外側から離脱する。このため、回転体が引出方向に回転して係合凹部が再びロック部材の側方に到達すると、ロック部材は係合凹部に入り込む。これによって、回転体の引出方向への回転が規制される。
請求項6に記載の本発明に係るウェビング巻取装置は、請求項1に記載の本発明において、前記係合部は、前記回転体の外周部から前記回転体の外側へ突出した係合凸部とされて、前記回転体は前記ロック部材が引出方向側から前記係合凸部に当接することにより引出方向への回転が規制され、前記規制部材は、前記回転体の回転による前記係合凸部の回転軌跡上に設けられ、前記ロック部材を支持して前記ロック部材の移動を規制すると共に、前記回転体が引出方向に回転して前記係合凸部と対向することにより前記係合凸部に押圧されて変位して前記ロック部材の支持を解消し、前記ロック部材は、前記回転体の外周部に接近する方向へ付勢され、前記規制部材による支持が解消されることで前記係合凸部の半径方向外側面に圧接し、更に前記回転体が引出方向に回転することにより前記回転体の外周部に接近するように構成している。
請求項6に記載の本発明に係るウェビング巻取装置によれば、回転体の係合部は、回転体の外周部から回転体の外側へ突出した係合凸部とされる。ロック部材は、回転体の外周部に接近する方向へ付勢されており、ロック部材が係合凸部の引出方向側から係合凸部に当接すると、回転体はロック部材によって引出方向への回転が規制される。
一方、規制部材は回転体の回転による係合凸部の回転軌跡上に設けられる。ロック部材は、この規制部材によって支持されており、これによって、回転体の外周部へ接近する方向へのロック部材の移動が規制される。回転体が引出方向に回転して、係合凸部が規制部材の側方に到達すると、規制部材が係合凸部に押圧されて変位する。このように規制部材が変位すると、規制部材によるロック部材の移動規制が解消される。これにより、ロック部材は係合凸部の半径方向外側面に圧接される。
この状態で更に回転体が引出方向に回転すると、ロック部材は係合凸部の外側面から離れて回転体の外周面に接近する。この状態で回転体が更に引出方向に回転して係合凸部がロック部材に接近すると、ロック部材は係合凸部に対して引出方向側から当接する。これによって、回転体の引出方向への回転が規制される。
以上説明したように、本発明に係るウェビング巻取装置は、第1エネルギー吸収部材の変形が開始されてから第2エネルギー吸収部材の変形が開始されるまでのスプールの回転数を1回転よりも多くできる。
第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置のクラッチ機構の構成を示す分解斜視図である。 第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置の切替機構の構成を示す分解斜視図である。 第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置の規制部材の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置の回転体やロック部材、規制部材の初期状態を示す側面図である。 回転体の1回転目で係合凹部がロック部材の側方に位置するまで回転体が回転した状態を示す図4に対応する側面図である。 規制部材に対して回転体が引出方向に回転した状態を示す図4に対応する側面図である。 規制部材とロック部材とが係合凹部に入り込んだ状態を示す図4に対応する側面図である。 第2の実施の形態に係るウェビング巻取装置の規制部材の構成を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係るウェビング巻取装置の回転体やロック部材、規制部材の初期状態を示す側面図である。 回転体の1回転目で係合凹部がロック部材の側方に位置するまで回転体が回転した状態を示す図9に対応する側面図である。 規制部材の引出方向への回転が規制された状態を示す図9に対応する側面図である。 規制部材に対して回転体が引出方向に回転した状態を示す図9に対応する側面図である。 ロック部材が係合凹部に入り込んだ状態を示す図9に対応する側面図である。 第3の実施の形態に係るウェビング巻取装置の規制部材の構成を示す斜視図である。 第3の実施の形態に係るウェビング巻取装置の回転体やロック部材、規制部材の初期状態を示す側面図である。 回転体の1回転目で係合凹部がロック部材の側方に位置するまで回転体が回転した状態を示す図15に対応する側面図である。 規制部材が移動した状態を示す図15に対応する側面図である。 ロック部材が係合凹部に入り込んだ状態を示す図15に対応する側面図である。 第4の実施の形態に係るウェビング巻取装置の規制部材の構成を示す斜視図である。 第4の実施の形態に係るウェビング巻取装置の回転体やロック部材、規制部材の初期状態を示す側面図である。 初期状態での規制部材の状態を示す横断面図である。 規制部材が弾性変形してロック部材の支持が解消された状態を示す図20に対応する側面図である。 図22の状態における図21に対応した横断面図である。 図23図示状態から回転体が引出方向に回転した状態を示す図20に対応する側面図である。 ロック部材が引出方向側から係合凸部に当接した状態を示す図20に対応する側面図である。
次に、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の各実施の形態を説明するに際して、説明している実施の形態と実質的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
<第1の実施の形態の構成>
図1には第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置10におけるクラッチ機構56の構成が分解斜視図によって示されている。
この図に示されるように、ウェビング巻取装置10はフレーム12を備えている。フレーム12は背板28を備えている。背板28は平板状に形成されており、その幅方向両端からは脚板30、32が背板28の厚さ方向一方の側へ延出されている。また、ウェビング巻取装置10はスプール14を備えている。スプール14は中心軸線方向が脚板30と脚板32との対向方向に沿っており、その大部分が脚板30と脚板32との間に位置している。
このスプール14には長尺帯状のウェビング16の長手方向基端側が係止されている。スプール14が中心軸線周りの一方である巻取方向に回転すると、ウェビング16がその長手方向基端側からスプール14の外周部に層状に巻取られる。また、ウェビング16がその長手方向先端側へ引っ張られると、スプール14が巻取方向とは反対の引出方向に回転しつつ、スプール14に巻取られているウェビング16がスプール14から引出される。
一方、上記のスプール14には、その中心軸線方向に貫通した貫通孔15が形成されている。この貫通孔15の内側には、第1エネルギー吸収部材としてのメイントーションシャフト20と、第2エネルギー吸収部材としてのサブトーションシャフト24とが同軸上に設けられている。これらのメイントーションシャフト20及びサブトーションシャフト24を含んでフォースリミッタ機構26が構成されている。
メイントーションシャフト20は、その長手方向中間部よりも先端側が貫通孔15の内側でスプール14に対して同軸的に配置されている。メイントーションシャフト20の先端部にはスプライン状のスプール側係合部42が形成されている。このスプール側係合部42に対応して、スプール14の中心軸線方向中間部では被係合部(図示省略)が貫通孔15の内周部に形成されている。このスプール側係合部42が被係合部に係合することにより、メイントーションシャフト20はスプール14に対する相対回転が規制された状態でスプール14に繋がっている。

一方、メイントーションシャフト20の長手方向中間部にはロックギヤ側係合部40が形成されている。このロックギヤ側係合部40に対応してスプール14の脚板32側にはロック機構を構成するロックベースとしてのロックギヤ18が設けられている。ロックギヤ18は、スプール14に対して同軸的に配置されており、その外周部にはラチェットギヤ部34が形成されている。また、ロックギヤ18の軸心部分にはロックギヤ18の中心軸線方向に貫通する貫通孔36が形成されており、この貫通孔36の内周部にはスプライン状の被係合部38が形成されている。
上述したメイントーションシャフト20のロックギヤ側係合部40は、この被係合部38に係合しており、これにより、ロックギヤ18はメイントーションシャフト20に対する相対回転が規制され、更には、スプール14に対する相対回転が規制される。メイントーションシャフト20のロックギヤ側係合部40と、スプール側係合部42と、の間は棒状のメインエネルギー吸収部44とされている。スプール14がロックギヤ18に対して引出方向に相対回転すると、メインエネルギー吸収部44が捩じれるように変形する。
このロックギヤ18を含んで構成さるウェビング巻取装置10のロック機構は、図示しないロックパウルがロックギヤ18の外周部(すなわち、ラチェットギヤ部34)に対して接離移動可能に設けられる。このロックパウルがロックギヤ18の外周部に接近してラチェットギヤ部34と噛み合うと、ロックギヤ18はロックパウルによって引出方向への回転が規制される。上記のように、スプール14はメイントーションシャフト20を介してロックギヤ18に対する相対回転が規制されているので、ロックギヤ18の引出方向への回転が規制されることによってスプール14は引出方向への回転が規制され、スプール14からのウェビング16の引出しが規制される。
また、ロック機構は車両が急減速した場合や、ロックギヤ18の引出方向への回転加速度が所定の大きさを超えた場合に作動するセンサ機構を備えており、このセンサ機構が作動すると、ロックパウルがロックギヤ18の外周部に接近移動する。
さらに、ロックギヤ18において貫通孔36の形成位置よりもロックギヤ18の回転半径方向外側には係止孔46が形成されている。この係止孔46にはトリガワイヤ22の基端部22Aが係止されている。このトリガワイヤ22の先端側はスプール14において貫通孔15に対して平行に形成された挿通孔48に挿入されている。さらに、トリガワイヤ22の先端部22Bは、挿通孔48の脚板30側の開口端からスプール14の外側へ突出している。
一方、上記のサブトーションシャフト24は、貫通孔15内におけるメイントーションシャフト20よりも脚板30側でスプール14に対して同軸的に配置されている。サブトーションシャフト24においてロックギヤ18の中心軸線方向中央側に位置するサブトーションシャフト24の基端部にはスプライン状のスプール側係合部50が形成されている。
このスプール側係合部50はスプール14の中心軸線方向中央側で貫通孔15の内周部に形成された図示しない被係合部に係合されている。これによって、サブトーションシャフト24はスプール14に対する相対回転が規制されている。また、サブトーションシャフト24の脚板30側の端部である先端部にはスプライン状のスリーブ側係合部52が形成されている。そして、サブトーションシャフト24におけるスリーブ側係合部52とスプール側係合部50との間の部分はサブエネルギー吸収部54とされている。
また、スプール14の脚板30側にはクラッチ機構56が設けられている。クラッチ機構56はスリーブ58を備えている。スリーブ58の軸心部には、軸方向に貫通する貫通孔72が形成されている。また、スリーブ58における貫通孔72の内周部の先端側には、スプライン状の被係合部74が形成されている。サブトーションシャフト24は、スリーブ58の基端側から貫通孔72に挿入され、サブトーションシャフト24のスリーブ側係合部52が被係合部74に係合されている。これによって、サブトーションシャフト24はスリーブ58に対する相対回転が規制されている。
また、クラッチ機構56はクラッチガイド60を備えている。クラッチガイド60の軸心部分には円形の貫通孔80が形成されている。この貫通孔80には、スリーブ58に形成された支持部76が貫通した状態で配置されている。支持部76はスリーブ58の軸方向に見て外径寸法が貫通孔80の内径寸法に略等しい(厳密には僅かに小さな)円形とされており、貫通孔80を貫通した支持部76がクラッチガイド60を回転自在に支持している。さらに、クラッチガイド60における貫通孔80の外側には孔部120が形成されている。孔部120はクラッチガイド60の軸方向に貫通している。上述した挿通孔48から脚板30側に突出したトリガワイヤ22の先端部22Bは、この孔部120を貫通している。
このクラッチガイド60の軸方向側方にはクラッチカバー64がクラッチガイド60と対向するように設けられている。このクラッチカバー64の軸心部分には、軸方向に貫通する貫通孔98が形成されている。この貫通孔98の内周部からは複数の嵌合爪100が径方向内側に突出形成されている。これらの嵌合爪100は貫通孔98の周方向に所定角度毎に形成されている。これらの嵌合爪100は、スリーブ58に形成された外周形状が略六角形の嵌合部78に係合している。これによって、クラッチカバー64はスリーブ58の周方向及び軸方向への変位が規制されている。
このクラッチカバー64には一対の切欠部102が形成されている。これらの切欠部102は、クラッチカバー64の径方向外側に開口するように形成されている。各々の切欠部102の内側には十字爪104が形成されている。これらの十字爪104は、クラッチカバー64の径方向に見てクランク状に屈曲しており、先端側が基端側よりもクラッチガイド60側で且つ巻取方向側へ突出している。
これらの十字爪104にはコイルスプリング70の一端が係止されている。各コイルスプリング70に対応して上述したクラッチガイド60にはコイルスプリング収容部82が形成されており、コイルスプリング70はコイルスプリング収容部82内に収容されている。コイルスプリング収容部82は引出方向側へ向けて開口した凹形状に形成されており、その巻取方向側の底部は圧接壁86とされている。コイルスプリング70は、その付勢力で他端が圧接壁86に圧接している。
トリガワイヤ22が孔部120を貫通した状態では、コイルスプリング70が十字爪104とコイルスプリング収容部82とによって圧縮されている。トリガワイヤ22の先端部22Bが孔部120から抜け出ると、コイルスプリング70の付勢力によってクラッチカバー64に対してクラッチガイド60が巻取方向に回転する。
クラッチガイド60とクラッチカバー64との間には各々が連結手段としての一対のクラッチプレート66が設けられている。これらのクラッチプレート66に対応してクラッチガイド60にはクラッチプレート収容部88が形成されている。クラッチプレート収容部88はコイルスプリング収容部82を構成する圧接壁86の巻取方向側に形成されており、各クラッチプレート66はクラッチプレート収容部88の内側に収容されている。クラッチプレート66の基端部におけるクラッチカバー64側の面からは回動軸110が突出形成されている。
これらの回動軸110は、クラッチカバー64に形成された孔部112に挿し込まれている。これによって、クラッチプレート66はクラッチカバー64に回動可能に支持されている。クラッチガイド60がクラッチカバー64に対して巻取方向に相対回転すると、クラッチカバー64の孔部112にクラッチガイド60の圧接壁86が接近する。これによって、クラッチガイド60の圧接壁86がクラッチプレート66の先端側においてクラッチガイド60の中心軸線側を向く面が押圧されると、クラッチプレート66は、その先端側がクラッチガイド60の半径方向外側へ突出するように回動する。
また、クラッチガイド60とクラッチカバー64との間にはクラッチベース62が設けられている。クラッチベース62は、内周形状が六角形状の被嵌合部94を備えている。被嵌合部94の内周形状は、上述したスリーブ58の嵌合部78の外周形状に略等しく形成されており、嵌合部78に被嵌合部94が嵌め込まれている。これにより、クラッチベース62は、スリーブ58に対する相対回転が規制されている。被嵌合部94の外周部には一対の係止部96が形成されている。これらの係止部96はクラッチガイド60の半径方向内側からクラッチプレート66と対向している。
また、本ウェビング巻取装置10は、図2に示される切替機構200を備えている。切替機構200はシート部材202を備えている。シート部材202の脚板30とは反対側には支持部材としてのボデー206が設けられている。ボデー206はシート部材202側へ向けて開口した凹形状に形成されている。シート部材202は、ボデー206の開口側からボデー206に嵌め込まれて固定されている。これにより、ボデー206の開口側がシート部材202によって閉止されている。
ボデー206の内側はロックリング収容部207とされている。ロックリング収容部207の内側には回転体としてのロックリング214が設けられている。ロックリング214は全体的にリング状に形成されており、ボデー206に回転自在に支持されている。さらに、ボデー206には円孔208がボデー206を貫通するように形成されている。円孔208の内径寸法は、ロックリング214の外径寸法よりも小さく設定されており、ロックリング214に対して同軸的に形成されている。
ロックリング214の内周部にはローレット部214Aが形成されている。このローレット部214Aに対応して上述したクラッチプレート66の先端側にはローレット部66Aが形成されている。クラッチプレート66は、先端側がクラッチプレート収容部88の外側へ突出するように回動すると、ローレット部66Aがロックリング214のローレット部214Aと噛み合う。これにより、ロックリング214はクラッチプレート66に対する相対回転が規制される。
上述したように、クラッチプレート66はスリーブ58に対する相対回転が規制されている。このため、クラッチプレート66のローレット部66Aがロックリング214のローレット部214Aと噛み合うことによってロックリング214はスリーブ58に対する相対回転が規制され、ひいては、サブトーションシャフト24のスリーブ側係合部52に対する相対回転が規制される。
ロックリング214の半径方向外側にはロック部材としてのストッパパウル218が設けられている。ストッパパウル218はパウル本体220を備えている。パウル本体220には孔部222が形成されている。この孔部222に対応してボデー206には図4に示される軸部226が形成されている。図2及び図4に示されるように、軸部226はボデー206におけるシート部材202側に形成されている。この軸部226はパウル本体220の孔部222に入り込んでおり、ストッパパウル218を軸部226周りに回動可能に支持している。
また、ストッパパウル218の先端に対応してロックリング214の外周部には係合部としての係合凹部224が形成されている。ストッパパウル218は、その先端の側方にロックリング214の係合凹部224が位置した状態で軸部226周り一方である係合方向へ回動することによって先端が係合凹部224に入り込める。このようにストッパパウル218の先端が係合凹部224の内側に入り込むことによって、ロックリング214は引出方向への回転が規制される。
さらに、パウル本体220からの外周部からは腕片228が延出されている。腕片228の側方には圧縮コイルばね230が設けられている。圧縮コイルばね230は、一端が腕片228に圧接しており、これによって、ストッパパウル218は上記の係合方向へ付勢されている。
一方、ロックリング214には、規制部材としての規制片242が設けられている。図3に示されるように、規制片242は規制片本体244を備えている。規制片本体244は長手方向がロックリング214の回転接戦方向に沿った細幅板状に形成されている。規制片本体244の長手方向一端からは鉤状部246が延出されている。鉤状部246は、その長手方向中間部でロックリング214の半径方向内側に屈曲されており、その先端は嵌挿部248とされている。
ロックリング214に形成された係合凹部224の引出方向側には嵌挿孔250が形成されている。鉤状部246の嵌挿部248は嵌挿孔250に緩く嵌め込まれている。規制片本体244は、嵌挿部248が嵌挿孔250に嵌め込まれた状態で長手方向他端部が係合凹部224よりも巻取方向側でロックリング214の外周面に当接している。これによって、規制片本体244は係合凹部224をその開口側から蓋をするように係合凹部224の開口側に位置している。このため、係合凹部224がストッパパウル218の先端の側方に位置した状態でストッパパウル218が係合方向に回動すると、ストッパパウル218の先端は規制片本体244に当接する。このため、この状態では、ストッパパウル218の先端は係合凹部224に入り込むことができない。
また、規制片本体244の長手方向他端部には切欠部252が形成されている。切欠部252は規制片本体244の長手方向他端部にて開口していると共に、規制片本体244の厚さ方向に貫通している。さらに、規制片本体244には当接部254が形成されている。当接部254は切欠部252の底部から規制片本体244の長手方向他端側へ延出されている。当接部254は、その長手方向中間部から先端側がロックリング214の半径方向外方へ屈曲されている。
ストッパパウル218の先端が規制片本体244に当接した状態でロックリング214が引出方向に回転すると、ストッパパウル218の先端は当接部254の先端側に当接する。これによって、規制片242は引出方向への移動(回転)が規制される。このため、この状態でロックリング214が更に引出方向に回転すると、図6に示されるように、鉤状部246の嵌挿部248が嵌挿孔250から抜け出る。この状態では、ロックリング214が回転しても規制片242は回転しない。
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本ウェビング巻取装置10では、走行中の車両が急減速したり、スプール14の引出方向への回転加速度が所定の大きさを超えたりすると、ロック機構を構成するセンサが作動する。これによって、ロック機構のロックパウルがロックギヤ18のラチェットギヤ部34と噛み合う。これによって、ロックギヤ18の引出方向への回転が規制される。ロックギヤ18はメイントーションシャフト20を介してスプール14に対する相対回転が規制されている。このため、ロックギヤ18の引出方向への回転が規制されることによってスプール14の引出方向への回転が規制される。
この状態で、ウェビング16が引っ張られると、スプール14は引出方向に回転しようとする。このときのスプール14の回転力がメイントーションシャフト20におけるメインエネルギー吸収部44の機械的強度を超えていると、スプール14はメイントーションシャフト20のメインエネルギー吸収部44を捩じり変形させながら引出方向に回転する。スプール14は、このメインエネルギー吸収部44を捩じり変形分だけ引出方向に回転でき、ウェビング16がスプール14の回転量に応じた長さ分だけスプール14から引出される。これにより、ウェビング16を装着した乗員の身体は、スプール14から引出されたウェビング16の長さ分だけ車両前方へ慣性移動できる。さらに、ウェビング16が乗員の身体から付与される引っ張り力の一部が、メインエネルギー吸収部44の捩じり変形に供されて吸収される。
さらに、このようにスプール14がロックギヤ18に対して引出方向に相対回転すると、トリガワイヤ22がその基端側へ引っ張られる。トリガワイヤ22がその基端側へ引っ張られると、トリガワイヤ22の先端部22Bがクラッチガイド60の孔部120から抜け出る。これによって、クラッチガイド60が、それまで圧縮されていたコイルスプリング70の付勢力によってクラッチカバー64に対して巻取方向に相対回転する。
このようにクラッチガイド60がクラッチカバー64に対して巻取方向に相対回転すると、クラッチプレート66は回動軸110周りに回動し、クラッチプレート66の先端がクラッチガイド60の回転半径方向外側へ突出する。これによって、クラッチプレート66のローレット部66Aがロックリング214のローレット部214Aと噛み合う。これによって、ロックリング214は、クラッチカバー64と一体的に引出方向へ回転できる。
クラッチカバー64は、スリーブ58及びサブトーションシャフト24を介してスプール14に対して相対回転が規制された状態で繋がっている。このため、上記のようにスプール14が引出方向に回転するとロックリング214が引出方向に回転する。
ここで、図4に示されるように、ロックリング214は、初期状態でストッパパウル218の先端が係合凹部224よりも巻取方向側でロックリング214の外周部に圧接するようにセットされる。
この状態からロックリング214が引出方向に回転すると、図5に示されるように、ストッパパウル218の先端と係合凹部224とが対向する。但し、この状態では、規制片242が係合凹部224の開口側に位置している。このため、ストッパパウル218の先端は、係合凹部224と対向しても、規制片242の規制片本体244に圧接して、係合凹部224の内側へ入り込むことはできない。
この状態で更にロックリング214が引出方向に回転すると、図6に示されるように、ストッパパウル218の先端が、規制片242における当接部254の先端側に当接する。これによって、規制片242は引出方向側への移動(回動)が規制される。したがって、この状態で更にロックリング214が引出方向に回転すると、規制片242の嵌挿部248が嵌挿孔250から引抜かれ、ロックリング214の外周面に摺接する。
この状態で更にロックリング214が引出方向に回転して、規制片242が係合凹部224に対向すると、図7に示されるように、規制片242は係合凹部224の内側に入り込み、更に、ストッパパウル218の先端が係合凹部224の内側に入り込む。これによって、ロックリング214は引出方向への回転が規制される。このように、ロックリング214の引出方向への回転が規制されることにより、サブトーションシャフト24はスリーブ側係合部52の引出方向への回転が規制される。
したがって、この状態ではスプール14は、引出方向の回転力がメイントーションシャフト20のメインエネルギー吸収部44の機械的強度と、サブトーションシャフト24のサブエネルギー吸収部54の機械的強度との和を上回っていれば引出方向に回転できる。これにより、メイントーションシャフト20のメインエネルギー吸収部44だけが捩じり変形がされていた状態よりも大きなエネルギーを吸収できる。
しかも、上述したように、本実施の形態に係るウェビング巻取装置10では、ロックリング214が引出方向に回転を開始してから、ストッパパウル218の先端の側方を係合凹部224が1回通過し、その後に再びストッパパウル218の先端の側方に係合凹部224が到達するまでロックリング214は引出方向の回転が規制されない。これにより、メイントーションシャフト20の捩じり変形が開始されてからサブトーションシャフト24の捩じり変形が開始されるまでに要するスプール14の回転数は1回転を超える。
<第2の実施の形態の構成>
次に、第2の実施の形態について説明する。
図9には本実施の形態に係るウェビング巻取装置260の要部の構成が前記第1の実施の形態を説明する際に用いた図4に対応する側面図によって示されている。
この図に示されるように、ウェビング巻取装置260は規制部材262を備えている。図8の斜視図に示されるように、規制部材262は規制部材本体264を備えている。規制部材本体264はロックリング214の外周部に倣って湾曲した細幅板状に形成されている。図9に示されるように、規制部材本体264は、ロックリング214の外周部の外側でロックリング214の外周部に沿って配置される。また、規制部材本体264の引出方向側の端部には当接片266が形成されている。当接片266は規制部材本体264の曲率半径方向外側へ延出されている。
さらに、図8及び図9に示されるように、規制部材本体264の幅方向一端には縦壁268が形成されている。図9に示されるように、縦壁268は規制部材本体264の幅方向一端から規制部材本体264の曲率半径方向内側に延出されている。縦壁268は、規制部材本体264がロックリング214の外周部に沿って配置された状態で、ロックリング214の脚板30側の面の側方に位置する。図8に示されるように、この縦壁268からはシェアピン270がロックリング214側へ向けて突出形成されている。このシェアピン270はロックリング214に形成された孔部272(図9参照)に嵌め込まれている。これによって、規制部材262はロックリング214に連結され、ロックリング214と一体に回転できる。
また、図9に示されるように、シェアピン270が孔部272に嵌め込まれた状態では、規制部材262は規制部材本体264の巻取方向側の部分が係合凹部224をその開口側から蓋をするように係合凹部224の開口側に位置している。また、規制部材本体264の引出方向側の端部には当接片266が形成されている。当接片266は規制部材本体264の曲率半径方向外側へ延出されている。
一方、ボデー206には扇孔部274が形成されている。扇孔部274は円孔208(図2参照)よりも曲率半径が大きく、円孔208と同心の扇状に形成されている。この扇孔部274の内側には当接片266が入り込む。当接片266は扇孔部274の内側でロックリング214と共に回転可能である。この扇孔部274の引出方向側の端部は当接部276とされている。規制部材262は当接片266が当接部276に当接することによって引出方向への回転が規制される。
図11に示されるように、規制部材本体264は、当接片266が当接部276に当接した状態で、その巻取方向側の端部がストッパパウル218の先端よりも引出方向側に位置するように周方向(長手方向)の長さが設定されている。このため、当接片266が当接部276に当接した状態で、ロックリング214だけが引出方向に回転して、係合凹部224がストッパパウル218の先端の側方に位置すると、図13に示されるように、ストッパパウル218の先端が係合凹部224に入り込むことができる。
<第2の実施の形態の作用、効果>
図9に示される初期状態では、ストッパパウル218の先端が、係合凹部224よりも引出方向側で規制部材本体264の外面に圧接している。この状態で、クラッチプレート66のローレット部66Aがロックリング214のローレット部214Aと噛み合い、スプール14と共にロックリング214が引出方向に回転すると、規制部材262がロックリング214と共に引出方向に回転する。この状態では、規制部材本体264の巻取方向側の部分が係合凹部224の開口側に位置している。このため、図10に示されるように、ストッパパウル218の先端が係合凹部224と対向しても、ストッパパウル218の先端は係合凹部224に入り込むことができない。
この状態でロックリング214が引出方向に回転すると規制部材262がストッパパウル218の先端よりも引出方向に回転し、規制部材262の先端は規制部材本体264の外面から脱落してロックリング214の外周面に圧接される。さらに、この状態からロックリング214が引出方向に回転すると、図11に示されるように、当接片266が当接部276に当接する。これによって、規制部材262は引出方向への回転が規制される。この状態からロックリング214が更に引出方向に回転すると、図12に示されるように、シェアピン270は破断される。これにより、規制部材262とロックリング214との連結が解消される。このため、これより後は、ロックリング214だけが引出方向に回転して、規制部材262は引出方向に回転しない。
この状態から更にロックリング214が引出方向に回転することにより、図13に示されるように、ロックリング214の係合凹部224がストッパパウル218の先端と対向すると、ストッパパウル218の先端が係合凹部224に入り込む。これによって、ロックリング214は引出方向への回転が規制される。このように、ロックリング214の引出方向への回転が規制されることにより、サブトーションシャフト24はスリーブ側係合部52の引出方向への回転が規制され、スプール14が引出方向に回転することによりサブトーションシャフト24のサブエネルギー吸収部54においても捩じり変形が開始される。
このように、本実施の形態に係るウェビング巻取装置260でも、ロックリング214が引出方向に回転を開始してから、ストッパパウル218の先端の側方を係合凹部224が1回通過し、その後に再びストッパパウル218の先端の側方に係合凹部224が到達するまでロックリング214は引出方向の回転が規制されない。これにより、メイントーションシャフト20の捩じり変形が開始されてからサブトーションシャフト24の捩じり変形が開始されるまでに要するスプール14の回転数は1回転を超える。
<第3の実施の形態の構成>
次に、第3の実施の形態について説明する。
図15には本実施の形態に係るウェビング巻取装置290の要部の構成が前記第1の実施の形態を説明する際に用いた図4に対応する側面図によって示されている。
この図に示されるように、ウェビング巻取装置290は規制部材としての規制片292を備えている。図14の斜視図に示されるように、規制片292は長手方向がロックリング214の回転接線方向に沿った細幅板状に形成されており、図15に示されるように、ストッパパウル218の先端とロックリング214の外周部との間に配置されている。規制片292の一端はボデー206に形成された収容孔294に入り込んでいる。収容孔294はロックリング収容部207の内周部にて開口しており、規制片292の大部分を収容できる。但し、収容孔294の入口側にはシェア壁296が形成されており、規制片292の一端はシェア壁296に当接している。これにより、規制片292は、シェア壁296を破断しないと、それ以上収容孔294の奥へ入り込むことができない。
一方、図14に示されるように、規制片292の他端側には切欠部298が形成されている。切欠部298は規制片292の長手方向他端部にて開口していると共に、規制片292の厚さ方向に貫通している。さらに、規制片292には弾性当接部300が形成されている。弾性当接部300は切欠部298の底部から規制片292の長手方向他端側への方向に対してロックリング214の半径方向内側へ傾斜した方向へ延出されている。さらに、弾性当接部300は、その長手方向中間部にて屈曲され、この屈曲部分よりも先端側は規制片292の長手方向他端側への方向に対して規制片292の本体部分側へ延びている。
<第3の実施の形態の作用、効果>
図15に示される初期状態では、規制片292の他端側は弾性当接部300と共にロックリング収容部207の内周部とロックリング214の外周部との間の隙間に位置している。この状態で、クラッチプレート66のローレット部66Aがロックリング214のローレット部214Aと噛み合い、ロックリング214がスプール14と共に引出方向に回転する。これによって、係合凹部224が弾性当接部300と対向すると、図16に示されるように、弾性当接部300は弾性的な復元力で係合凹部224の内側に入り込む。
また、この状態では、規制片292がストッパパウル218の先端とロックリング214の外周部との間に介在している。このため、ストッパパウル218の先端が係合凹部224と対向しても、ストッパパウル218の先端は係合凹部224に入り込むことができない。
さらに、この状態からロックリング214が引出方向に回転すると、係合凹部224の内壁が弾性当接部300の先端を押圧する。これにより規制片292の一端が収容孔294に形成されたシェア壁296を押圧するとシェア壁296が破断される。この状態で弾性当接部300の先端が更に係合凹部224の内壁に押圧されると、図17に示されるように、規制片292は、その大部分が収容孔294の奥へ押し込まれる。
この状態で、ロックリング214が更に引出方向に回転して、係合凹部224がストッパパウル218の先端と対向した状態では、ストッパパウル218の先端と係合凹部224との間に規制片292は介在していない。このため、図18に示されるように、ストッパパウル218の先端が係合凹部224に入り込む。これによって、ロックリング214は引出方向への回転が規制される。このように、ロックリング214の引出方向への回転が規制されることにより、サブトーションシャフト24はスリーブ側係合部52の引出方向への回転が規制され、スプール14が引出方向に回転することによりサブトーションシャフト24のサブエネルギー吸収部54においても捩じり変形が開始される。
このように、本実施の形態に係るウェビング巻取装置290でも、ロックリング214が引出方向に回転を開始してから、ストッパパウル218の先端の側方を係合凹部224が1回通過し、その後に再びストッパパウル218の先端の側方に係合凹部224が到達するまでロックリング214は引出方向の回転が規制されない。これにより、メイントーションシャフト20の捩じり変形が開始されてからサブトーションシャフト24の捩じり変形が開始されるまでに要するスプール14の回転数は1回転を超える。
<第4の実施の形態の構成>
次に、第4の実施の形態について説明する。
図20には本実施の形態に係るウェビング巻取装置320の要部の構成が前記第1の実施の形態を説明する際に用いた図4に対応する側面図によって示されている。
この図に示されるように、ウェビング巻取装置320は、ロックリング214に代わる回転体としてのロックリング322を備えている。ロックリング322には係合凹部224が形成されておらず、代わりに係合部としての係合凸部324が形成されている。係合凸部324はロックリング322の外周部から半径方向外側へ延出されている。係合凸部324は巻取方向側が斜面326とされており、この斜面326ではロックリング322の中心から斜面326までの径寸法が巻取方向側へ向けて漸次短くなっている。ロックリング322は、ストッパパウル218の先端が引出方向側から係合凸部324に当接することによって引出方向への回転が規制される。
また、図19に示されるように、ロックリング収容部207の底壁328には矩形の貫通孔330が形成されている。貫通孔330の内周部における巻取方向側の端部からは規制部材としての弾性片332が延出されている。弾性片332は長手方向が貫通孔330の内周部からの延出方向とされ、厚さ方向が底壁328の厚さ方向とされた細幅板状とされている。弾性片332は、その先端が自由端とされ、図24に示されるように、幅方向を軸方向とする軸周りに弾性変形可能とされている。
図19に示されるように、弾性片332の先端には支持突起334が形成されている。支持突起334は弾性片332の先端からロックリング収容部207の内側へ突出するように形成されている。図20に示されるように、支持突起334の上面にはストッパパウル218の先端がロックリング322の係合凸部324の外面よりも更にロックリング322の半径方向外側で圧接している。また、図19及び図21に示されるように、支持突起334は、ロックリング収容部207の内側に入り込んでおり、ロックリング322の回転による係合凸部324の回転軌跡上に位置している。
<第4の実施の形態の作用、効果>
図20に示される初期状態では、クラッチプレート66のローレット部66Aがロックリング322のローレット部214Aと噛み合い、スプール14と共にロックリング322が引出方向に回転する。このようにロックリング322が引出方向に回転することによって、図22に示されるように、ロックリング322の係合凸部324と弾性片332の支持突起334とがロックリング322の軸方向に対向すると、図23に示されるように、支持突起334が係合凸部324に押圧されて弾性片332がロックリング収容部207の開口側とは反対側へ弾性変形する。このように、弾性片332が弾性変形すると、支持突起334の上面とストッパパウル218の先端との対向状態が解消される。これによって、ストッパパウル218の先端は、支持突起334による支持を失い、係合凸部324の外面に圧接する。
この状態でロックリング322が引出方向に回転して、係合凸部324の斜面326がストッパパウル218の先端と対向すると、ストッパパウル218の先端は斜面326に圧接する。この状態でロックリング322が引出方向に回転すると、図24に示されるように、ストッパパウル218の先端は斜面326に倣うように漸次ロックリング322の回転半径方向内側へ回動する。この状態では、ストッパパウル218がロックリング322の軸方向に支持突起334と対向する。このため、支持突起334はストッパパウル218に圧接しており、弾性片332は、その弾性的な復元力で元の状態に戻ることができない。
この状態から更にロックリング322が引出方向に回転すると、ストッパパウル218の先端が係合凸部324の引出方向側で係合凸部324と対向し、図25に示されるように、ストッパパウル218の先端が係合凸部324に当接する。これによって、ロックリング322は引出方向への回転が規制される。このように、ロックリング322の引出方向への回転が規制されることにより、サブトーションシャフト24はスリーブ側係合部52の引出方向への回転が規制され、スプール14が引出方向に回転することによりサブトーションシャフト24のサブエネルギー吸収部54においても捩じり変形が開始される。
このように、本実施の形態に係るウェビング巻取装置320でも、ロックリング322が引出方向に回転を開始してから、ストッパパウル218の先端の側方を係合凸部324が1回通過し、その後にストッパパウル218の先端が引出方向側から係合凸部324に当接するまでロックリング322は引出方向の回転が規制されない。これにより、メイントーションシャフト20の捩じり変形が開始されてからサブトーションシャフト24の捩じり変形が開始されるまでに要するスプール14の回転数は1回転を超える。
10 ウェビング巻取装置
14 スプール
16 ウェビング
18 ロックギヤ(ロックベース)
20 メイントーションシャフト(第1エネルギー吸収部材)
24 サブトーションシャフト(第2エネルギー吸収部材)
66 クラッチプレート(連結手段)
206 ボデー(支持部材)
214 ロックリング(回転体)
218 ストッパパウル(ロック部材)
224 係合凹部(係合部)
242 規制片(規制部材)
260 ウェビング巻取装置
262 規制部材
290 ウェビング巻取装置
292 規制片(規制部材)
320 ウェビング巻取装置
322 ロックリング(回転体)
324 係合凸部(係合部)
332 弾性片(規制部材)

Claims (6)

  1. ウェビングを巻取るスプールと、
    前記スプールの軸方向一端側で前記スプールに対して相対回転可能に設けられたロックベースと、
    前記スプールが前記ロックベースに対して引出方向に相対回転することにより変形する第1エネルギー吸収部材と、
    一端が前記スプールに対する相対回転が規制された状態で前記スプールに繋がり、他端に対して一端が引出方向に相対回転することにより変形する第2エネルギー吸収部材と、
    前記スプールの軸方向他端側に設けられて、前記スプールに対して同軸的に回転可能な回転体と、
    前記スプールが前記ロックベースに対して引出方向に回転することにより作動して、前記回転体を前記第2エネルギー吸収部材の他端と一体的に引出方向へ回転可能に前記第2エネルギー吸収部材の他端に連結する連結手段と、
    前記回転体の側方に設けられると共に、前記回転体に接近する方向へ移動可能とされ、前記回転体に接近して前記回転体に形成された係合部に係合することにより前記回転体が引出方向に回転することを規制するロック部材と、
    前記ロック部材が前記係合部に係合する位置まで移動することを規制すると共に、前記回転体が引出方向に1回転した後に前記ロック部材に対する移動規制を解除する規制部材と、
    を備えるウェビング巻取装置。
  2. 前記係合部は、前記回転体の外周部にて開口した係合凹部とされて、前記回転体は前記ロック部材が前記係合凹部に入り込むことにより引出方向への回転が規制され、
    前記規制部材は、前記回転体と共に回転可能に前記係合凹部の外側に設けられて前記ロック部材が前記係合凹部に入り込むことを規制し、前記回転体の1回転目で前記係合凹部が前記ロック部材の側方に到達し、又は、前記ロック部材の側方を通過した後に引出方向への回転が規制され、この状態で前記回転体が引出方向に回転することにより前記係合凹部の外側から離脱する請求項1に記載のウェビング巻取装置。
  3. 前記ロック部材は、前記回転体の外周部に接近する方向へ付勢されて前記回転体の外周部に圧接し、
    前記規制部材は、前記ロック部材が係合することにより引出方向への回転が規制され、前記回転体が1回転した後に前記ロック部材と共に前記係合凹部に入り込む請求項2に記載のウェビング巻取装置。
  4. 前記ロック部材は、前記回転体の外周部に接近する方向へ移動可能に支持部材に支持されると共に前記回転体の外周部に接近する方向へ付勢されて、
    前記規制部材は、前記回転体の1回転目で前記係合凹部が前記ロック部材の側方を通過した後に前記支持部材の所定部位に当接して引出方向への回転が規制される請求項2に記載のウェビング巻取装置。
  5. 前記係合部は、前記回転体の外周部にて開口した係合凹部とされて、前記回転体は前記ロック部材が前記係合凹部に入り込むことにより引出方向への回転が規制され、
    前記ロック部材は、前記回転体の外周部に接近する方向へ付勢され、
    前記規制部材は、前記係合凹部の外側に設けられると共に、その一部が前記回転体に係合し、前記係合凹部が前記ロック部材の側方を通過した後に前記回転体に押圧されて前記係合凹部の外側から離脱する方向へ移動する請求項1に記載のウェビング巻取装置。
  6. 前記係合部は、前記回転体の外周部から前記回転体の外側へ突出した係合凸部とされて、前記回転体は前記ロック部材が引出方向側から前記係合凸部に当接することにより引出方向への回転が規制され、
    前記規制部材は、前記回転体の回転による前記係合凸部の回転軌跡上に設けられ、前記ロック部材を支持して前記ロック部材の移動を規制すると共に、前記回転体が引出方向に回転して前記係合凸部と対向することにより前記係合凸部に押圧されて変位して前記ロック部材の支持を解消し、
    前記ロック部材は、前記回転体の外周部に接近する方向へ付勢され、前記規制部材による支持が解消されることで前記係合凸部の半径方向外側面に圧接し、更に前記回転体が引出方向に回転することにより前記回転体の外周部に接近する請求項1に記載のウェビング巻取装置。
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