JP2011244979A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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祐仁 尾関
Shigeharu Nakamoto
重陽 中本
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宣彦 藤原
Atsuhito Nakai
厚仁 中井
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Abstract

【課題】乾燥時間の短縮化と衣類のシワ発生を低減する。
【解決手段】ドラム1に開口した第1吹出口8を有する第1風路9と、ドラム1に開口し第1吹出口8よりも空気通過断面積が小さい第2吹出口10を有する第2風路11とを選択的に切り換える風路切換部12と、第1風路9が選択されているときは第2風路11が選択されているときより大風量の乾燥用空気が第1吹出口8からドラム1内へ吹き出し、第2風路11が選択されているときは第1風路9が選択されているときより高圧高速の乾燥用空気が第2吹出口10からドラム1内へ吹き出すように乾燥用空気を送風する送風部4と、ドラム駆動部3を制御し、選択されている風路に応じてドラム1の回転シーケンスを切り換える制御部70と、を備えたものであり、乾燥時間の短縮化と衣類のシワ発生を低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、衣類等の乾燥を行う衣類乾燥機に関するものである。
従来、この種の衣類乾燥機は、乾燥用空気を風路を通してドラム内に送風し、ドラムに投入された衣類等に乾燥用空気を接触させて衣類から水分を奪い衣類を乾燥させるとともに、湿気を含んで高湿度となった乾燥用空気をドラム外の風路に排出するものである。特に、限られた狭いドラムの空間内で衣類の乾燥を行うことから、乾燥中に衣類同士が絡んで乾燥用空気が衣類の絡んだ部分に接触せず乾燥所要時間が増加するという問題がある。また、絡んだ状態で乾燥した後の衣類等には、強いシワがついた状態になるという問題があり、その解決に種々の方法が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来のドラム式洗濯乾燥機は、被乾燥衣類を収容するドラムと、このドラムを正逆両方向に回転させるモータと、ドラム内に温風を供給するファンおよびヒータを主とした温風供給装置とを具備している。このドラム式洗濯乾燥機は、ドラム1回転当たりのモータ負荷の変動量を検知する負荷変動量検知手段を備え、ドラム1回転当たりのモータ負荷の変動量が所定値以上であったときに、被乾燥衣類の絡みが生じていると判断して、モータを逆転させるようにしている。
すなわち、被乾燥衣類の絡みが発生しているときにのみドラムの逆転駆動を行うことにより、ドラム逆転のためのモータの駆動停止時間を必要最小限にし、乾燥時間を短縮するようにしたものである。
特開平7−185196号公報
しかしながら、前記従来の構成では、特に長物の衣類(長袖のカッターシャツや長ズボン等)が相互に強固に絡んだ状態などが発生した場合、単にドラムを逆転させるだけでは衣類同士の絡みを解きほぐすには不十分である。また、絡みが発生する都度、ドラムを逆転駆動させなければならず、ドラムの逆転時には衣類の動きが一時的に無くなり、乾燥用温風の衣類への接触が悪くなることから、結果として乾燥時間が延びてしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、乾燥工程における高圧高速な風により衣類の絡みを解消しながら乾燥する工程においては、ドラムの回転方向を反転させる頻度を少なくすることにより、乾燥時間の短縮化および衣類のシワ発生の低減化を図ることができる衣類乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥機は、ドラムに開口した第1吹出口を有する第1風路と、前記ドラムに開口し前記第1吹出口よりも空気通過断面積が小さい第2吹出口を有する第2風路とを選択的に切り換える風路切換部と、前記第1風路が選択されているときは前記第2風路が選択されているときより大風量の乾燥用空気が前記第1吹出口からドラム内へ吹き出し、前記第2風路が選択されているときは前記第1風路が
選択されているときより高圧高速の乾燥用空気が前記第2吹出口からドラム内へ吹き出すように乾燥用空気を送風する送風部と、ドラム駆動部を制御し、選択されている風路に応じて前記ドラムの回転シーケンスを切り換える制御部とを備えたものである。
これによって、低消費電力量でありながら、乾燥工程における衣類のシワ固着や衣類同士の絡みを効果的に解消することが可能であり、乾燥時間の短縮化および衣類のシワ発生の低減化を図ることができる衣類乾燥機を実現することができる。
本発明の衣類乾燥機は、低消費電力量で、乾燥工程における衣類のシワ固着や衣類同士の絡みを効果的に解消することができ、乾燥時間の短縮と衣類のシワを低減することができる。
本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯乾燥機の要部断面図 同ドラム式洗濯乾燥機のブロック回路図 同ドラム式洗濯乾燥機の動作を示すタイムチャート 図3に示すドラム回転シーケンス1の詳細を示すタイムチャート 図3に示すドラム回転シーケンス2の詳細を示すタイムチャート 図3に示すドラム回転シーケンス2の他の例の詳細を示すタイムチャート
第1の発明は、乾燥対象の衣類等を収容するドラムと、前記ドラムを回転駆動するドラム駆動部と、前記ドラムに開口した第1吹出口を有する第1風路と、前記ドラムに開口し前記第1吹出口よりも空気通過断面積が小さい第2吹出口を有する第2風路と、前記第1風路と前記第2風路とを選択的に切り換える風路切換部と、前記第1風路が選択されているときは前記第2風路が選択されているときより大風量の乾燥用空気が前記第1吹出口からドラム内へ吹き出し、前記第2風路が選択されているときは前記第1風路が選択されているときより高圧高速の乾燥用空気が前記第2吹出口からドラム内へ吹き出すように乾燥用空気を送風する送風部と、前記ドラム駆動部を制御し、選択されている風路に応じて前記ドラムの回転シーケンスを切り換える制御部とを備えたものである。
上記の構成によれば、衣類を収容するドラムに乾燥用空気を導入する風路として、第1風路および第2風路の2つの風路が設けられており、当該2つの風路は風路切換部により切り換えることができる。ここで、第1風路の第1吹出口は、第2風路の第2吹出口よりも空気通過断面積が大きく、圧力損失が少ない。そして、この第1風路が選択されているときには、第2風路が選択されているときよりも大風量の乾燥用空気が、ドラムの後方に開口した第1吹出口からドラム内へ吹き出される。この場合、第1風路の圧力損失が少ないため、比較的少ない消費電力で送風部を駆動しても、大風量の風を得ることができる。よって、大風量の風による乾燥時間の短縮と、消費電力量の低減とを図れる。
一方、第2風路の第2吹出口は、第1吹出口よりも空気通過断面積が小さくなっている。そして、第2風路が選択されているときには、第1風路が選択されているときよりも高圧高速の乾燥用空気が、ドラムの前方に開口した第2吹出口からドラム内へ吹き出される。この場合、高圧高速の風によって衣類(ドラムの前方に偏り易い長袖衣類など)が押し広げられるため、衣類のシワ固着を防ぐことができ、衣類同士の絡みを解きほぐすことができる。そこで、選択されている風路に応じてドラムの回転シーケンスを切り換える。
例えば、第1風路が選択されているときは、ドラムの回転を衣類の絡みが発生しないように所定の時間間隔で反転させ、衣類の絡みを防ぎながら、大風量の温風で乾燥すること
で乾燥時間を短縮する。
一方、第2風路が選択されているときには、高圧で高速な温風で乾燥することで衣類のシワを伸ばし、衣類の絡みを解くことができるため、ドラムの回転を頻繁に反転させることなく乾燥することができる。これにより、第1風路が選択されているときだけドラムの反転を頻繁に行い、第2風路が選択されているときにはドラムの回転を反転させる頻度を減らすことで、衣類の動きがなくなる頻度も減り、乾燥用温風が常に衣類に当たることになり、乾燥時間が短縮され省エネであり、かつ、シワの固着や絡みの解消をはかることができる。
また、ドラムの反転頻度が減ることにより、ドラムの回転起動時に高くなるドラム駆動部(モータ)の電力の増加を抑えることができるため、消費電力が少なく省エネである。
第2の発明は、特に、第1の発明の第2吹き出し口をドラムの前方に開口したことにより、狭いドラム内での衣類の乾燥において、衣類の量が比較的多い場合には、衣類が自由に動くことができる浴比が小さいため、衣類同士が絡みやすい場合も、絡みが少なく乾燥することが可能となる。例えば、長物の衣類を多く含んだ場合には、長袖等の部分が他の衣類に絡みつき易く、絡んだままの状態で乾燥を続けると、乾燥後に衣類のシワが増加するので、ドラム前方からの高圧高速の乾燥用空気で、衣類を押し広げ絡みを解くことができ衣類をバラバラにすることで、乾燥用空気を満遍なく全体衣類に接触させ、乾燥ムラなく、短時間で衣類乾燥が完了することとなる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の制御部は、第2風路が選択されているときのドラムの回転方向を反転させる単位時間あたりの頻度を、第1風路が選択されているときより少なくしたものである。例えば、第1風路が選択されているときは、ドラムの回転を衣類の絡みが発生しないように所定の時間間隔で反転させ、衣類の絡みを防ぎながら、大風量の温風で乾燥することで乾燥時間を短縮する。一方、第2風路が選択されているときには、高圧で高速な温風で乾燥することで衣類のシワを伸ばし、衣類の絡みを解くことができるため、ドラムの回転を頻繁に反転させることなく乾燥することができる。これにより、第2風路が選択されているときに、第1風路が選択されているときよりもドラムの単位時間あたりの反転頻度を少なくすることで、衣類の動きがなくなる頻度も減り、乾燥用温風が常にドラム内で動いている状態の衣類に当たることになり、乾燥時間が短縮され省エネであり、かつ、シワの固着や絡みの解消をはかることができる。また、ドラムの反転頻度が減ることにより、ドラムの回転起動時に高くなるドラム駆動部(モータ)の電力増加を抑えることができるため、消費電力が少なく省エネである。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の制御部は、第2風路が選択されているときはドラム駆動部を制御してドラムの回転数を所定時間毎に変動させるようにしたことにより、第2風路が選択されているときには、第1風路が選択されているときより高圧で高速な乾燥用空気がドラムの前方に開口した第2吹出口からドラム内へ吹き出されるが、第2風路の第2吹出口は、第1吹出口よりも空気通過断面積が小さくなっているため、このようにして吹き出された高圧高速な乾燥用空気が衣類に接触する面積は、空気通過断面積が大きな第1吹出口の時に比べて小さくなる。このため、高圧高速な空気が衣類全体に作用するような工夫が必要となってくる。そこで、ドラムの回転数を所定時間毎に変動させることにより、ドラムの回転数を多くして衣類がドラムの内壁に張り付き気味になるようにしたり、逆に回転数を少なくして衣類が早めに重力で落下するようにしたりするなど、ドラム内における衣類の位置を上下に変動させることができることから、高圧高速ではあるが狭い面積である乾燥用空気を衣類に万遍なく当てることが可能となり、衣類への乾燥用空気の接触効率を高めて乾燥時間を短くすることや、効率よく衣類のシワを伸ばしたりすることが可能となり、低消費電力でシワの少ない乾燥を実現することができ
る。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明の制御部は、第2風路が選択されているときのドラムの回転数を、第1風路が選択されているときより多くするようにしたことにより、第2風路で乾燥するときには、高圧高速な風が衣類に作用することによって衣類の絡みを抑えながら乾燥することができるため、回転数を高めても衣類が絡むことなく乾燥ができる。一方、回転数を高めることで衣類が長い間落下せずドラム内で広がっている状態で、高圧高速ではあるが狭い面積である乾燥用空気を衣類に当てることが可能となり、衣類への乾燥用空気の接触効率を高めて乾燥時間を短くすることができるとともに、効率よく衣類のシワを伸ばすことが可能となり、低消費電力でシワの少ない乾燥を実現することができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の衣類乾燥機に、ドラムを内包して洗濯水を貯留する水槽と、前記水槽に洗濯水を給水する給水弁を設けた給水管と、前記水槽内の洗濯水を排水する排水弁を設けた排水管を有し、洗濯機能を備えたことにより、同一のドラム内で洗濯から乾燥まで一貫して行うことができるとともに、低消費電力量で衣類同士の絡みの少ない乾燥ができる洗濯機能を備えた衣類乾燥機を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の要部断面図、図2は同ブロック回路図である。図1および図2において、洗濯物を収容する前面開口で底面を有する筒状のドラム1は、筐体100内に支持されて洗濯水を貯める筒状の水槽としての受筒2に内包されている。受筒2の背面には、ドラム1の回転軸1aを前上がりに傾斜して回転させるドラム駆動モータ3(ドラム駆動部)が取り付けられている。また、受筒2には、給水弁25(図2参照)が設けられた給水管(図示せず)、および排水弁27が設けられた排水管40が接続されている。
筐体100の前面側には、ドラム1の開口端側に対向させて扉体35が設けられており、使用者は、扉体35を開くことで、ドラム1に対して洗濯物(衣類等)を出し入れすることができる。ドラム1の内周壁面には、内方に向かって複数の突起体(図示せず)が設けられており、ドラム1を低速で回転させることにより、衣類を突起体で引っ掛けて上方に持ち上げた後、適当な高さで落下させるといった攪拌動作(タンブリング動作)を与えることができる。
衣類を乾燥させるための乾燥用空気は、送風部4に送風されて、ドラム1内の洗濯物から水分を奪って多湿状態になり、ドラム1の周側面に多数設けた小孔1bからドラム1の外へ排出され、受筒2上部の前方に設けた排出口5から排出される。排出された乾燥用空気は除湿部6で除湿される。除湿部6で除湿した乾燥用空気は、加熱部7で加熱される。
加熱された乾燥用空気は、第1風路9または第2風路11のいずれかに導かれ、再びドラム1内に吹き出す。ここで、第1風路9は、ドラム1の後方に開口した第1吹出口8を有する。一方、第2風路11は、ドラム1の前方周側面に開口した第2吹出口10を有する。第1風路9の第1吹出口8は、第2吹出口10よりも空気通過断面積が大きくなるように形成されており、第2風路11に比べて圧力損失が少なく、大風量の乾燥用空気をドラム1内に吹き出すことができるようになっている。
また、第2風路11の第2吹出口10は、第1吹出口8よりも空気通過断面積が小さくなっており、第1吹出口8に比べて高圧高速の乾燥用空気をドラム1内に吹き出すことができるようになっている。
通常、ドラム式洗濯乾燥機の場合、回転するドラム1の前方と受筒2との間の隙間は、衣類が噛み込まないように、可能な限り小さく形成されている。よって、この僅かな隙間に、広い開口で圧力損失の少ない吹出口を設けることはスペース的に困難であるが、空気通過断面積が比較的小さくて高圧高速の風を吹き出す第2吹出口10を設けることはできる。
一方、ドラム1の後方奥の底面側には、比較的大きな開口を有する第1吹出口8を設けるスペース的な余裕がある。そして、通風可能な多数の小径孔からなる開口率の大きなカバー26で第1吹出口8を覆えば、当該第1吹出口8に衣類等が噛み込むことはない。よって、ドラム1後方の底面に、比較的圧力損失の少ない第1吹出口8を設けることができる。
また、ドラム1の回転軸1aを前上がりに傾斜して回転させて衣類を撹拌する場合、靴下、ハンカチ、ブリーフなどの小物衣類はドラム1の後方奥に偏り易い一方、長袖の肌着、ズボン下、長袖のカッターシャツ、長袖のパジャマなどの長物衣類は、ドラム1の前方に偏り易い。したがって、小物衣類および長物衣類が混在した状態で乾燥を行う場合、ドラム1の後方奥に位置する第1吹出口8から大風量の乾燥用空気を吹き出すと、ドラム1の奥に偏った小物衣類に乾燥用空気が先に接触する。
さらに、この乾燥用空気は、小物衣類をすり抜けてドラム1前方の長物衣類にも到達する。よって、小物衣類および長物衣類ともに効率よく乾燥でき、特に、小物衣類については比較的シワが少ない状態で乾燥できる。
一方、乾燥中の撹拌で袖などがねじれ易くてシワが発生し易い長物衣類については、ドラム1の前方に偏り易いため、ドラム1の前方に位置する第2吹出口10から風(乾燥用空気)を当てる方がより乾燥速度が速くなる。さらに、この長物衣類に第2吹出口10から噴出する高圧高速の風(乾燥用空気)を当てることで、長物衣類が広がり易くなるとともに、風によって長物衣類がよく動くので、衣類の絡みを解きほぐすことができ、シワの低減効果が高い。
風路切換部12は、送風部4の下流側に形成された第1風路9と第2風路11との分岐部に設けられている。この風路切換部12は、乾燥用空気の通過路を、第1風路9または第2風路11の何れかに切り換えるものである。風路切換部12は、第1風路9と第2風路11との分岐部に回動可能に枢支された弁12aと、当該弁12aを回動駆動する図示しない駆動部とを具備する。
そして、弁12aが図1中のa側に回動して第2風路11を閉じると、第1風路9側が開となり、送風部4にて送風された乾燥用空気が第1風路9を通過するようになる。一方、弁12aが同図中のb側に回動して第1風路9を閉じると、第2風路11側が開となり、送風部4にて送風された乾燥用空気が第2風路11を通過するようになる。
循環風路13は、送風部4と風路切換部12がその途中に配設されており、ドラム1から排出口5、除湿部6、加熱部7を順に経て、再度、第1吹出口8もしくは第2吹出口10からドラム1へと乾燥用空気を送り込み、乾燥用空気をドラム式洗濯乾燥機内で循環させる。
送風部4は、加熱部7と風路切換部12との間に設けられ、加熱部7で加熱された乾燥用空気を循環風路13の下流側へと送り出す。この送風部4は、送風用ファン4aと送風用ファンモータ4bとを具備している。送風部4は、風路切換部12により第1風路9に切り換えられた場合、第1風路9を通過する風量が第2風路11の風量よりも多い所定風量になるように、送風用ファン4aを回転させる。
また、風路切換部12により第2風路11に切り換えられた場合、第2風路11の第2吹出口10を通過する風速が第1吹出口8を通過する風速よりも速い所定風速になるように、送風用ファン4aを回転させる。例えば、第1吹出口8を通過する風速を10m/s程度とし、第2吹出口10を通過する風速を50m/s以上とすることができる。
なお、第1吹出口8および第2吹出口10を通過する風速はこれに限定されるものではなく、第2吹出口10における風速が第1吹出口8における風速よりも速い条件を満たせば任意の風速に設定可能である。
そして、本実施の形態のドラム式洗濯乾燥機は、第1風路9を通過する風量が第2風路11を通過する風量よりも多く、第2風路11の第2吹出口10を通過する風速が第1吹出口8を通過する風速よりも速く、乾燥工程途中に、風路切換部12を作動させて第1風路9と第2風路11とを切り換えるものである。
排出口5は、相対的に第1吹出口8からの距離が第2吹出口10からの距離よりも遠い位置に配設されている(換言すれば、排出口5は、相対的に第2吹出口10に近く第1吹出口8からは遠い位置にある)。よって、排出口5は、ドラム1の後方よりも前方に近くなるように設けられている。排出口5は、第1吹出口8からの距離が最も遠くなるように、ドラム1前方にある第2吹出口10の近傍に設けてもよい。
上記のように、排出口5を、ドラム1前方の第2吹出口10に対して近く、第1吹出口8に対して遠い位置に配設することにより、第1吹出口8と排出口5との距離が長くなる。よって、ドラム1後方の第1吹出口8からの送風中は、当該第1吹出口8から吹き出された乾燥用空気がドラム1内に広く行き渡る。これにより、ドラム1内において、衣類と乾燥用空気とが効率よく接触し、少ない消費電力量で衣類を乾燥できる。
また、排出口5が第2吹出口10付近に配設されていても、ドラム1前方の第2吹出口10からの送風中においては、当該第2吹出口10からは高圧高風速の乾燥用空気が吹き出しているため、乾燥用空気はドラム1の前方から後方まで到達することができる。これにより、乾燥用空気と衣類との接触が悪くなることはなく、高圧高風速の乾燥用空気によってシワを伸ばす効果を維持できる。
また、排出口5は、ドラム1の上方側に配設されており、衣類に接触後の乾燥用空気を効果的に上方へ排出できるようになっている。なお、洗濯機能のないドラム式衣類乾燥機においては、排出口5をドラム1の上方以外の場所に設けることもできるが、ドラム式洗濯乾燥機においては洗濯水の影響を受けるので、洗濯水の水位よりも上方に設けることが望ましい。
また、第2吹出口10は、ドラム1の前方上部に開口している。これにより、ドラム1の回転により持ち上げられた動きのある衣類に対して、効果的に高圧高速の乾燥用空気を吹き付けることができ、シワの低減効果を高めることができる。
なお、本実施の形態では、第1風路9の第1吹出口8を1つだけ設けているが、第1吹出口8を複数とすることもできる。同様に、第2風路11の第2吹出口10を1つだけ設
けた例を示しているが、第2吹出口10を複数とすることもできる。
受筒2の下方には、受筒2を支えるとともに、脱水時等のドラム1内の衣類の偏りなどで発生する重量アンバランス状態でドラム1を回転した場合の受筒2の振動を減衰させるダンパ34が設けられている。このダンパ34には、支持する受筒2内の衣類などによる重量変化でダンパ34の軸が上下に変位する変位量を検知して衣類の量を検知する布量検知部15が取り付けられている。
本実施の形態のドラム式洗濯乾燥機は、ヒートポンプ方式の除湿および加熱を行う構成であり、ヒートポンプ装置50を備えている。このヒートポンプ装置50は、冷媒を圧縮する圧縮機16と、圧縮されて高温高圧となった冷媒の熱を放熱する放熱器17と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り部18と、減圧されて低圧となった冷媒によって周囲から熱を奪う吸熱器19と、これらの部材(圧縮機16、放熱器17、絞り部18、吸熱器19)を連結して冷媒を循環させる管路20とを具備している。そして、このヒートポンプ装置50における吸熱器19が上記の除湿部6であり、放熱器17が上記の加熱部7である。
なお、ドラム式洗濯乾燥機はヒートポンプ方式で衣類乾燥を行う構成に限定されるものではない。例えば、除湿部6は乾燥用空気に直接水を噴霧する水冷式でもよく、また、加熱部7はヒータであってもよい。
図2に示すように、ドラム式洗濯乾燥機は、制御部70を有している。この制御部70は、入力設定部32を介して使用者から入力される設定情報と各部の動作状態監視とに基づいて、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥にわたる一連の運転動作を制御する。例えば、制御部70は、乾燥工程においては、ドラム駆動モータ3の回転を制御し、送風部4、除湿部6および加熱部7の動作を制御し、さらに、風路切換部12を制御して第1風路9と第2風路11とを切り換える。
制御部70は、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)、プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、各種処理の実行時にプログラムやデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、入出力インタフェースおよびこれらを接続するバスにより構成することができる。
また、制御部70は、後述する第1所定時間および第2所定時間を計時するタイマ71を有している。このタイマ71としては、制御部70の動作上の内部機能として組み込まれている内部タイマを用いることができる。なお、タイマ71として、制御部70とは独立したタイマ装置を用いることもできる。
ドラム式洗濯乾燥機においては、交流電力23を整流器28により整流し、その後、チョークコイル29および平滑コンデンサ30からなる平滑回路により平滑化する。そして、平滑化された直流電力を駆動電力として、インバータ回路22によりドラム駆動モータ3を回転駆動するようになっている。
制御部70は、入力設定部32から入力される運転指示および各検知部により検知される運転状態の監視情報に基づいてドラム駆動モータ3の回転を制御する。入力設定部32から入力された設定内容は表示部33に表示される。さらに制御部70は、負荷駆動部24を介して給水弁25、排水弁27、送風部4、除湿部6、加熱部7などの必要負荷の動作を制御する。
制御部70は、洗濯およびすすぎ時に、受筒2に給水される洗濯水を水位検知部31で検知し、布量検知部15で検知した洗濯物の量に応じて設定された洗濯水が溜められると給水弁25を閉じる。
ドラム駆動モータ3は、例えば、3相巻線3a、3b、3cを有するステータと、2極の永久磁石を有するロータとを備え、3つの位置検出素子19a、19b、19cを設けた直流ブラシレスモータとして構成することができる。このドラム駆動モータ3は、スイッチング素子22a〜22fによりPWM制御可能に構成されたインバータ回路22によって回転制御することができる。
ここで、位置検出素子19a〜19cが検出するロータ位置検出信号は制御部70に入力される。そして、制御部70は、ロータ位置検出信号に基づいてインバータ駆動回路21に制御信号を出力し、当該インバータ駆動回路21を介してスイッチング素子22a〜22fのオン、オフ状態をPWM制御する。
このようにして、制御部70はステータの3相巻線3a、3b、3cに対する通電を制御し、ドラム駆動モータ3のロータを所望の回転速度で回転させる。なお、制御部70は、3つの位置検出素子19a〜19cのいずれかの信号の状態が変わるたびにその周期を検出し、その周期よりロータの回転速度を内部機能としての回転数検知部72によって算出する。
以上のように構成されたドラム式洗濯乾燥機について、以下、その動作および作用効果を詳細に説明する。先ず、衣類乾燥におけるシワの発生等について考察する。狭いドラム1内で衣類を乾燥すると、衣類にシワが多く発生して残るため、使用者の不満となる。これは、狭いドラム1内では、衣類がきれいに伸びた状態で乾燥させることができないためである。特に、綿を多く使用した衣類でシワが多く発生し、乾燥後の仕上がりが悪くなる傾向にある。
綿繊維においては、水分が繊維内に介在している状態では繊維同士が自由に動くことができるため、ドラム1の回転によって衣類が撹拌されて機械的な力で折り曲げられても、次に伸ばす方向に力が加わると曲がった部分が伸びてシワとして残ることはない。しかし、乾燥が進んで繊維内の水分が減少すると、綿の繊維同士の結合力が強くなり、繊維の動きが悪くなってしまう。このときに機械的な力で繊維が折り曲げられると、その状態を維持し易くなる。
さらに乾燥が進んで繊維内の水分がより減少すると、次に伸ばす方向に力が加わっても繊維が曲がったままになって伸びない。この状態をシワの固着と呼ぶ。衣類を乾燥させるには水分を蒸発させなければならないが、水分が減少するとシワが固着するという、相反する現象がおこる。シワの固着が多い程、仕上がりが悪い乾燥ということになる。
狭いドラム1内では、繊維が曲がった状態になることは避けられない。よって、シワを軽減するためには、シワの数を少なくすること、および繊維の折り曲がりが鋭角となって強く固着することを避けることが大切である。したがって、繊維が折り曲がった箇所が伸びて別の箇所が折り曲がるというように、頻繁に折り曲がりの位置が変わって繊維が伸びたり折り曲がったりしながら乾燥が進むことが望ましい。一方、繊維が伸びた状態で乾燥が進んで水分が殆どなくなった状態では、次に曲げ方向に機械的な力が働いても、繊維同士の結合が強いため、折り曲がって新たなシワにはなり難い。
以上のことから、乾燥工程において、衣類の乾燥状態によってシワが固着し易い領域とそうでない領域とがある。最もシワが発生し易い綿繊維からなる衣類を基準とした乾燥率
でいうと、略85%(85%前後)から略100%(100%前後)の領域が、衣類にシワが固着し易い領域である。特に、綿繊維からなる衣類を基準とした乾燥率が略90%(90%前後)から略100%(100%前後)となる領域が、最も衣類にシワが固着し易い。ここで、乾燥率(%)は、数式1で示される。
Figure 2011244979
ここで、標準の衣類の質量とは、気温20℃、湿度65%の条件下で平衡した衣類の質量である。
なお、1枚の衣類の乾燥状態をみても、均等に乾燥することはなく、部分的に乾燥ムラが発生する。例えば、長袖のシャツの場合、脇の下の部分は最も乾きが遅い。このため、通常、乾燥終了時の乾燥率としては100%を目標にするのではなく、100%を超える過乾燥の状態となる乾燥率(例えば、乾燥率102%〜105%)で乾燥工程を終了するように設定される。
したがって、乾燥工程を乾燥率に基づいて領域区分すると、脱水直後から乾燥率90%前後までのシワが固着し難い乾燥序盤の領域、乾燥率90%前後から100%前後のシワが発生して固着が多くなり易い乾燥中盤の領域、および乾燥率が100%を超えてシワが発生し難くい乾燥終盤の領域となる。
本実施の形態では、乾燥中盤の領域において、衣類の伸びを大きくしてシワ低減に効果のある高圧高速の風を第2風路11の第2吹出口10から吹き出して衣類に当てるようにしている。そして、乾燥序盤と乾燥終盤との少なくとも一方の領域において、第1風路9の第1吹出口8から大風量の風を吹き込むようにしている。このように、乾燥工程において第1風路9と第2風路11とを切り換えることにより、シワの発生を低減するとともに省電力化をも図っている。
乾燥工程における乾燥序盤、乾燥中盤および乾燥終盤の時期は、乾燥工程開始からの時間により推測することができる。そこで、本実施の形態では、制御部70が、乾燥工程開始からの時間に基づいて、乾燥工程における乾燥序盤、乾燥中盤および乾燥終盤の時期を判断し、風路切換部12を制御して第1風路9と第2風路11とをタイミングよく切り換える。
より具体的には、制御部70は、乾燥工程開始から第1所定時間が経過するまでの期間を乾燥序盤と判断する。また、制御部70は、第1所定時間の経過後、乾燥工程開始からの時間が前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過するまでの期間を乾燥中盤と判断する。また、制御部70は、第2所定時間の経過後、乾燥工程が終了するまでの期間を乾燥終盤と判断する。
上記のように、乾燥工程の途中で第1風路9と第2風路11とをタイミングよく切り換えることによって、1つの送風部4でもって効果的にシワの発生を低減できる。さらに、乾燥工程の途中において、高風速よりも消費電力の少ない大風量で乾燥する領域を設けているため、高圧で高速の乾燥用空気を常にドラム内に吹き出し、さらに風量を増加するために2つの送風ファン用モータを常に駆動するよりも、トータルの消費電力量を低減できる。このように、本実施の形態のドラム式洗濯乾燥機は、省電力化を図りながら、衣類のシワの発生が少ない良好な乾燥仕上がりを実現することができる。
また、排出口5を、ドラム1前方の第2吹出口10に対して近く、第1吹出口8に対して遠い位置に配設している。このように、ドラム1の前方側に排出口5が配設されているので、第1吹出口8と排出口5との距離が長くなり、ドラム1後方の第1吹出口8からの送風中は、当該第1吹出口8から吹き出された乾燥用空気がドラム1内に広く行き渡る。よって、ドラム1内において、衣類と乾燥用空気とが効率よく接触し、少ない消費電力量で衣類を乾燥することができる。
また、排出口5が第2吹出口10付近に配設されていても、ドラム1前方の第2吹出口10からの送風中においては、当該第2吹出口10からは高圧高風速の乾燥用空気が吹き出しているため、乾燥用空気はドラム1の前方から後方まで到達することができる。これにより、乾燥用空気と衣類との接触が悪くなることはなく、高圧高風速の乾燥用空気によってシワを伸ばす効果を維持できる。
また、本実施の形態では、前記のように乾燥工程における乾燥序盤、乾燥中盤および乾燥終盤に応じて第1風路9と第2風路11とをタイミングよく切り換えているが、この切り換えた風路に応じてドラム回転シーケンスを変えている。これは、前述したとおり、乾燥の時期に応じてシワをとるために風速を速めたり、風量を高めて効率よく乾燥して省エネ運転をしているが、衣類への風の作用の仕方がそれぞれの風速(風量)によって異なるため、それにあわせてドラム1の回転を最適なシーケンスとし、さらなる省エネ運転を実現しようとするものである。以下にドラム1の回転シーケンスと衣類へ作用の仕方の関係について考察する。
先ず、乾燥率90%前後までの乾燥序盤であるが、この期間は前述したとおり比較的衣類へのシワの固着が少ないため、風量を多くして(風速は低く)効率良く乾燥する。このとき配慮することは、衣類同士が絡むことで乾燥用空気と衣類全体との接触が悪くならないようにすることである。ドラム1の回転方向を比較的短時間の周期で正逆反転させることで、衣類の絡みを少なくしたり、絡んでしまった衣類を解きほぐす効果がある。よって、乾燥序盤はドラム回転シーケンスを反転頻度が比較的多いパターンとすることで衣類の絡みを抑えながら、大風量で効率の良い乾燥運転をすることが可能となる。
次に、乾燥率90%前後から100%前後の乾燥中盤であるが、この期間は前述したとおり衣類へのシワの固着がしやすくなるため、風速を速めた(風量は少なくした)乾燥用空気を吹出しながら乾燥する。このときはこの高圧で高風速な風が衣類に作用することで、シワを伸ばすことに加えて、衣類が絡んだ部分に高圧な風が当たることで衣類の絡みが解きほぐされる効果もある。一方、風量が少なくなることで乾燥(除湿)能力が若干低くなるため、この期間においてはできるだけ乾燥用空気の衣類への接触が悪くならないようにすることが重要である。
一方、乾燥序盤のような短時間でドラム1の回転方向を反転させるドラム1の回転シーケンスでは、ドラム回転の反転タイミングの前後期間において、衣類がドラム1の回転によって持ち上げられて落下するという一連の動きが一旦止まってしまい、衣類が底部に溜まることで、乾燥用空気が衣類へ接触しにくくなったり、乾燥用空気が衣類へ当たる位置が一部分に集中してしまうといった課題がある。
すなわち、乾燥時間に対してドラム1の回転方向を反転させる比率か高ければ高いほど、乾燥用空気の衣類への接触効率が低下し、乾燥時間が延びてしまうことになる。これを防ぐためドラム回転の反転頻度を前記乾燥序盤と比べて少なくする必要がある。前述したとおり、この期間においては、高圧で高速な風が衣類に作用することでシワや絡みを抑える効果があることから、ドラム1の回転方向を反転させることによってシワや絡みを抑える必要がなくなり、反転頻度を少なくすることが可能となるのである。
そこで、第2風路11が選択され、高圧で高速な乾燥用空気が第2吹出口10からドラム1内へ吹き出される乾燥中盤においては、第1風路9が選択され、第2風路11が選択されているときよりも大風量の乾燥用空気が第1吹出口8からドラム1内へ吹出す乾燥序盤と比べて、ドラム1の回転方向を反転させる頻度が少ないドラム回転パターンとすることで、衣類への乾燥用空気の接触効率を高めて乾燥時間を短くしながら、シワや絡みの少ない乾燥運転をすることが可能となる。
またこの期間は、一旦できたシワは乾燥(除湿)の進行とともに、急速に固着が進行してしまうため、期間を通じ極力高圧高速な乾燥用空気を多くの衣類に万遍なく当てながら乾燥させ、シワの固着進行を防ぐ必要がある。ドラム回転の反転頻度が少なくなることで、同一方向にドラム1を回転させる時間が長くなり、ドラム1の回転によって持ち上げられた衣類を広げながら高圧で高速な風が当たる頻度も増加することから、シワを伸ばす効果も増加するという利点がある。
また、ドラム回転を反転させた直後の起動時は、ドラム1を停止することで衣類が底部へ溜まり、底部に溜まり重くなった状態の衣類の塊を持ち上げるためには、一定速度でドラム1を回転させている状態に比べ大きな電力が必要となる。そのため反転頻度を少なくすることで、ドラム駆動モータ3による消費電力量を少なくすることもでき、ドラム駆動モータ3の温度上昇を抑えたり、省エネ運転をすることができるなどの利点もある。
最後に、乾燥率が100%を超えた乾燥終盤であるが、この期間は前述した乾燥序盤と同様、比較的衣類へのシワの固着が少ないため、乾燥用空気の風量を高め(風速は低く)効率良く乾燥する。ドラム回転についても同様に比較的短時間の周期で回転方向を正逆反転させることで、衣類の絡みを少なくし、衣類への接触を良くし効率よく乾燥する。よって、乾燥終盤はドラム回転シーケンスを反転頻度が比較的多いパターンとする。
以上のように、衣類のシワや絡みが発生する期間に応じて、最適に乾燥用空気の風量や風速を切り換えるだけでなく、ドラム回転シーケンスについても衣類のシワや絡みの発生を抑え、かつ、衣類への乾燥用空気の接触効率が高まるような最適な回転パターンとすることで、省電力化を図りながら、衣類のシワの発生が少ない良好な乾燥仕上がりを実現することができる。
図3は、前述したような乾燥序盤、乾燥中盤および乾燥終盤に応じた、風路およびドラム回転シーケンス切り換えタイミングの一例を示すタイムチャートである。以下に、同図に示す風路およびドラム回転シーケンス切り換えタイミングを適用した場合における、ドラム式洗濯乾燥機の動作を説明する。
乾燥工程において、乾燥運転を開始してから第1所定時間が経過するまでの乾燥序盤期間では、空気通過断面積が大きく圧力損失の少ない第1風路9を使用し、大風量の乾燥用空気をドラム1後方の第1吹出口8から吹き出して衣類に当てる。すなわち、制御部70は、風路切換部12を制御して第1風路9側を開き、乾燥運転を開始する。また、制御部70は、乾燥運転の開始と同時にタイマ71による計時を開始し、第1所定時間が経過するまで第1風路9の開状態を継続する。
この場合、第1風路9の圧力損失が少ないため、送風ファン用モータ4bの回転数を比較的低くし、少ない消費電力で送風部4を駆動しても、大風量の風を得ることができる。よって、乾燥序盤における乾燥時間の短縮と、この間の消費電力量の低減を図れる。この間のドラム回転シーケンスは比較的短時間の周期で回転方向を正逆反転させるパターンとする。一例として、ドラム回転を、図4に示すようなドラム回転シーケンス1「正方向1
5秒回転(回転数47rpm)−3秒停止−逆方向15秒回転(回転数47rpm)−3秒停止・・・」というパターンの繰り返し運転とすることで、衣類の絡みを抑えながら、大風量の乾燥用空気による乾燥時間の短縮および消費電力量の低減を図れる。
そして、乾燥運転を開始してから第1所定時間経過後の乾燥中盤期間においては、風路切換部12によって第2風路11に切り換え、送風ファン用モータ4bの回転数を上げる。これにより、乾燥中盤期間では、第1吹出口8よりも空気通過断面積が小さい第2吹出口10から、送風ファン用モータ4bを大回転数で回転させて得られる高圧で高速の乾燥用空気が送風される。すなわち、制御部70は、乾燥運転を開始してから第1所定時間が経過したとき、風路切換部12を制御して第2風路11側を開くとともに、送風部4を制御して送風ファン用モータ4bの回転数を上げる。
その後、制御部70は、第2所定時間が経過するまで、第2風路11の開状態を継続する。この場合、高圧高速の乾燥用空気によって衣類が常時押し広げられるため、シワが低減する。この間のドラム回転シーケンスは回転方向を反転する頻度を乾燥序盤と比べて少ないパターンとする。一例として、ドラム回転を、図5に示すようなドラム回転シーケンス2「正方向60秒回転(回転数47rpm)−3秒停止−逆方向60秒回転(回転数47rpm)−3秒停止・・・」というパターンの繰り返し運転とすることで、衣類の動きを止めることなく乾燥することで、乾燥用空気がドラム1内で動く衣類に当たり続けることができ、乾燥序盤に比べ小風量でありながら、乾燥時間を極力短くし、この間の消費電力量の低減を図れる。
さらに、第2所定時間経過後の乾燥終盤には、風路切換部12によって第1風路9に切り換える。乾燥終盤は、衣類に含まれる水分量が少なく、この少ない水分が乾燥用空気と接触して蒸発するには時間がかかる。この様な状態では、大風量の乾燥用空気をドラム1内に送風して水分と乾燥用空気とが接触する機会を多くすることが必要であり、低消費電力で大風量が得られることが望ましい。
そこで、空気通過断面積が大きく圧力損失の少ない第1風路9を使用し、大風量の乾燥用空気をドラム1後方の第1吹出口8から吹き出して衣類に当てる。すなわち、制御部70は、乾燥運転を開始してから第2所定時間が経過したとき、風路切換部12を制御して第1風路9側を開くとともに、送風部4を制御して送風ファン用モータ4bの回転数を下げる。その後、制御部70は、乾燥工程の終了まで、第1風路9の開状態を継続する。この場合、第1風路9の圧力損失が少ないため、送風ファン用モータ4bの回転数を比較的低くし、少ない消費電力で送風部4を駆動しても、大風量の風を得ることができる。よって、乾燥終盤における乾燥時間の短縮と、この間の消費電力量の低減を図れる。
この間のドラム回転シーケンスは、再び乾燥序盤と同じく、比較的短時間の周期で正逆反転させるパターンとする。ドラム回転を、図4に示すようなドラム回転パターン1「正方向15秒回転(回転数47rpm)−3秒停止−逆方向15秒回転(回転数47rpm)−3秒停止・・・」というパターンの繰り返し運転とすることで、衣類の絡みを抑えながら、大風量の乾燥用温風による乾燥時間の短縮および消費電力量の低減を図れる。
なお、乾燥終盤のドラム回転シーケンスは乾燥序盤と異なるシーケンスにしてもよい。例えば、回転パターン「正方向30秒回転(回転数47rpm)−3秒停止−逆方向30秒回転(回転数47rpm)−3秒停止・・・」としてもよい。
以上のように、衣類のシワや絡みが発生する期間に応じて、最適に乾燥用空気の吹出口や風量、風速を切り換えるだけでなく、ドラム1の回転についても衣類のシワや絡みの発生を抑え、かつ、衣類への温風の接触効率が高まるような最適な回転シーケンスとするこ
とで、省電力化を図りながら、衣類の絡みやシワの発生が少ない良好な乾燥仕上がりを実現することができる。
図6は、図5に示した前記第2風路11が選択され、前記第1風路9が選択されているときよりも高圧高速の乾燥用空気が前記第2吹出口10からドラム1内へ吹き出される乾燥中盤におけるドラム回転シーケンス2の他の例を示すタイムチャートである。以下、図6に示すドラム回転シーケンスを適用した場合における、乾燥中盤のドラム式洗濯乾燥機の動作を説明する。
乾燥運転を開始してから第1所定時間経過後の乾燥中盤期間においては、風路切換部12によって第2風路11に切り換え、送風ファン用モータ4bの回転数を上げる。これにより、乾燥中盤期間では、第1吹出口8よりも空気通過断面積が小さい第2吹出口10から、送風ファン用モータ4bを大回転数で回転させて得られる高圧で高速の乾燥用空気が送風される。
すなわち、制御部70は、乾燥運転を開始してから第1所定時間が経過したとき、風路切換部12を制御して第2風路11側を開くとともに、送風部4を制御して送風ファン用モータ4bの回転数を上げる。その後、制御部70は、第2所定時間が経過するまで、第2風路11の開状態を継続する。この場合、高圧高速の風によって衣類が常時押し広げられるため、シワが低減する。この間のドラムシーケンスは、所定の回転数でドラム1を回転させる乾燥序盤に対し、所定時間毎に変動させるパターンとする。また、乾燥序盤に比べて回転数を多くするパターンとする。
一例として、ドラム回転を、図6に示すようなドラム回転シーケンス「正方向60秒回転(内訳:回転数47rpmで10秒→回転数55rpmで30秒→回転数65rpmで20秒)−3秒停止−逆方向60秒回転(内訳:回転数47rpmで10秒→回転数55rpmで30秒→回転数65rpmで20秒)−3秒停止・・・」を繰り返すパターンとすることで、最初に乾燥序盤と同じ程度の回転数でドラム1を回転させて、衣類が早めに重力で落下していたものが、徐々に乾燥序盤よりもドラム1の回転数を多くなるようにドラム1を回転させて、衣類がドラム1の内壁に張り付き気味になることで、ドラム1内における衣類の位置をドラム回転の途中に上下に変動させることができることから、高圧高速ではあるが狭い面積である乾燥用空気を衣類に万遍なく当てることが可能となり、衣類への乾燥用空気の接触効率を高めて乾燥時間を短くすることや、効率よく衣類のシワを伸ばしたりすることが可能となり、低消費電力でシワの少ない乾燥ができる。
また、本実施の形態においては、洗濯機能および衣類乾燥機能をともに具備するドラム式洗濯乾燥機について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、洗濯機能を具備しない衣類乾燥機にも適用できる。衣類乾燥機の構成例としては、図1に示すドラム式洗濯乾燥機から洗濯機能を除いた構成とすることができる。例えば、洗濯機能を具備しない衣類乾燥機としては、図1の水槽2には給水管や排水管40を接続する必要がなく、水槽2を単なるドラム1の外槽として構成し、その他の基本構成を図1のドラム式洗濯乾燥機と同様とすればよい。
以上のように、本発明にかかる衣類乾燥機は、低消費電力量で、乾燥工程における衣類のシワ固着や衣類同士の絡みを効果的に解消することができ、乾燥時間の短縮と衣類のシワを低減することができるので、衣類乾燥機として有用である。
1 ドラム
2 受筒(水槽)
3 ドラム駆動モータ(ドラム駆動部)
4 送風部
5 排出口
6 除湿部
7 加熱部
8 第1吹出口
9 第1風路
10 第2吹出口
11 第2風路
12 風路切換部
70 制御部

Claims (6)

  1. 乾燥対象の衣類等を収容するドラムと、前記ドラムを回転駆動するドラム駆動部と、前記ドラムに開口した第1吹出口を有する第1風路と、前記ドラムに開口し前記第1吹出口よりも空気通過断面積が小さい第2吹出口を有する第2風路と、前記第1風路と前記第2風路とを選択的に切り換える風路切換部と、前記第1風路が選択されているときは前記第2風路が選択されているときより大風量の乾燥用空気が前記第1吹出口からドラム内へ吹き出し、前記第2風路が選択されているときは前記第1風路が選択されているときより高圧高速の乾燥用空気が前記第2吹出口からドラム内へ吹き出すように乾燥用空気を送風する送風部と、前記ドラム駆動部を制御し、選択されている風路に応じて前記ドラムの回転シーケンスを切り換える制御部とを備えた衣類乾燥機。
  2. 第2吹き出し口をドラムの前方に開口した請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 制御部は、第2風路が選択されているときのドラムの回転方向を反転させる単位時間あたりの頻度を、第1風路が選択されているときより少なくした請求項1または2記載の衣類乾燥機。
  4. 制御部は、第2風路が選択されているときはドラム駆動部を制御してドラムの回転数を所定時間毎に変動させるようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  5. 制御部は、第2風路が選択されているときのドラムの回転数を、第1風路が選択されているときより多くするようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  6. ドラムを内包して洗濯水を貯留する水槽と、前記水槽に洗濯水を給水する給水弁を設けた給水管と、前記水槽内の洗濯水を排水する排水弁を設けた排水管を有し、洗濯機能を備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
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