JP5793652B2 - 衣類乾燥機および洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、衣類の乾燥を行うドラム式の衣類乾燥機、および洗濯機能と衣類乾燥機能とを具備したドラム式の洗濯乾燥機に関するものである。
ドラム式の衣類乾燥機や洗濯乾燥機は、乾燥用空気を風路を通してドラム内に送風し、ドラムに投入された衣類に乾燥用空気を接触させて衣類から水分を奪い衣類を乾燥させるとともに、湿気を含んで高湿度となった乾燥用空気をドラム外の風路に排出するものである。
従来のドラム式の衣類乾燥機や洗濯乾燥機では、図9及び図10に示すように、ドラム300内に向かって開口するノズル320を形成し、当該ノズル320から吹き出された温風をドラム300内の衣類に直接当てる構成が用いられている(特許文献1及び特許文献2)。
特開2009−50338号公報 特開2010−75216号公報
しかしながら、前記従来の乾燥用空気をドラム内の衣類に直接当てる構成では、ドラム内の一部に温風が集中するため、当該衣類の乾燥ムラが発生しやすいという問題があった。
また、乾燥用空気と衣類が接触する際のドラムの回転方向が一定である構成では、衣類の絡みが発生しやすいという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、効率よくムラ無く乾燥させることができる衣類乾燥機および洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る衣類乾燥機は、筐体内に回転可能に支持され、衣類を収容して攪拌するドラムと、乾燥用空気を送風する送風部と、前記ドラムの前方に開口し、前記ドラム内に前記乾燥用空気を吹き出す第1吹出口と、前記送風部により送風された前記乾燥用空気を前記第1吹出口へ導く第1風路と、前記ドラムの外側に設けられ、前記第1吹出口に設けられ前記乾燥用空気を吹き出すノズルと、上方から下方に向かうにつれて前記ドラムの底部に向かって突出する窓ガラスと、を備え、前記ノズルから吹き出された乾燥用空気が前記窓ガラスの略中央にあたる向きにノズルを構成するとともに、乾燥用空気を前記ドラム下方へと案内する前記窓ガラスと、を備えている。
上記の構成によれば、ドラムの外側に設けられたノズルから吹き出された乾燥用空気を窓ガラスに当てることにより、ドラム内へと案内するようになっている。このように、乾燥用空気を従来のように乾燥用空気案内部材によりドラム内へ直接案内するのではなく、一度窓ガラスに当てる構成とすることで、乾燥用空気の熱がドラム内の一部に集中することを回避できる。これにより、衣類の乾燥ムラを抑制することができる。
上記の構成において、前記乾燥用空気の風向を前記窓ガラスへと案内する乾燥用空気案内部材を設けることが好ましい。また、窓ガラスは下方がドラム内部へ傾斜していることが好ましい。
上記の構成によれば、乾燥用空気案内部材によって案内された乾燥用空気は、窓ガラスに当たった後拡散しつつドラム内に向かい、ドラム内でまき上がる際に衣類と接触して当該衣類を舞い上がらせつつ乾燥させるようになっている。これにより、効率的に衣類のシワを抑制しながら衣類を乾燥させることができる。また、ドラム内に収容された衣類は、ドラムの回転に伴って持ち上げられながら攪拌され、衣類が舞うところでドラム下部からまき上がる乾燥用空気と接触することにもなる。このとき、衣類の落下速度と、ドラムの下部内壁からまき上がる乾燥用空気の速度との相対速度は大きくなり、衣類を乾燥するのに必要十分な物理的な力が衣類に作用すると共に、乾燥用空気はドラム内全体に広がるため、衣類細部と衣類全体に効率よく接触することになり、乾燥ムラを抑えながら衣類を乾燥させることができる。
また、衣類のシワを抑制するのに必要十分な物理的な力が衣類に作用することで、効果的に衣類のシワを抑えながら衣類を乾燥させることができる。その上、短時間で左右への半回転を繰り返すことで衣類が頻繁に舞うことになり、シワを抑え、乾燥ムラや衣類の絡みを抑えながら衣類を乾燥させることができる。
上記の構成において、前記乾燥用空気案内部材は、衣類をドラム内外へ出し入れするために前記筐体に形成された円形開口部の周縁に沿って円弧状に形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、前記乾燥用空気案内部材が前記筐体に形成された開口部の周縁に沿って円弧状に形成されているため、平坦細長なノズルからドラム内へと乾燥用空気を案内する構成に比べ、乾燥用空気が広がりにくく、当該乾燥用空気を収束させて窓ガラスの所定の位置へとまず案内し、当該乾燥用空気を拡散させながらドラム下部へ案内することができる。
さらに、ドラムの正反転を行うタンブリング正反転よりも短時間で正転と反転を行うクイック正反転機能を備えることにより、衣類がドラム内を舞う現象を促進することができる。すなわち、乾燥ムラや衣類の絡みが発生するという不都合な事態を効果的に回避することができる。
本発明の他の局面に係る洗濯乾燥機は、上記の何れかの衣類乾燥機と、前記ドラムを内包して洗濯水を貯留する水槽とを含む。このように、上記の何れかの衣類乾燥機を適用することにより、低消費電力量で乾燥ムラ、シワ、衣類絡みの少ない、乾燥ができる洗濯乾燥機を実現できる。
本発明によれば、容積の小さなドラム内においても、乾燥ムラ、衣類の絡みを抑えるための機械力や、衣類のシワを抑制するための機械力を衣類に効率よく作用させることができるので、限られた狭いドラム空間内でも効果的な乾燥ムラ抑制、シワの抑制、衣類絡み抑制が可能な衣類乾燥機および洗濯乾燥機を実現できる。
本発明の実施の一形態に係るドラム式洗濯乾燥機の概略構成を示す側面断面図 図1の要部の概略構成を示す説明図 本発明の実施の一形態に係るドラム式洗濯乾燥機の水槽の側壁を示す斜視図 図3の水槽を内側からみた斜視図 前記ドラム式洗濯乾燥機の概略構成を示すブロック図 前記ドラム式洗濯乾燥機における第1の風路切り換えタイミングの一例を示すタイムチャート 前記ドラム式洗濯乾燥機における風路切り換えタイミングの他の例を示すタイムチャート 前記ドラム式洗濯乾燥機における風路切り換えタイミングの他の例を示すタイムチャート 従来のドラム式洗濯乾燥機の温風吹き出し部の概略構成を示す説明図 従来のドラム式洗濯乾燥機の温風吹き出し部の概略構成を示す説明図
以下、本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯乾燥機について、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係るドラム式洗濯乾燥機の側面断面図、図2は、図1の要部を示す説明図である。
図1および図2において、洗濯物を収容する前面開口で底面を有する筒状のドラム1は、筐体100内に支持されて洗濯水を貯める筒状の水槽2に内包されている。水槽2の背面には、ドラム1の回転軸を前上がりに傾斜して回転させるドラム駆動モータ3(ドラム駆動部)が取り付けられている。
筐体100には、ドラム1の開口端側に対向させて扉体35が設けられており、使用者は、扉体35を開くことで、ドラム1に対して洗濯物(衣類)を出し入れすることができる。扉体35のドラム1に面した位置には窓ガラス90が設けられている。また、水槽2には、図示しない給水弁が設けられた給水管、および排水弁27が設けられた排水管40が接続されている。
衣類を乾燥させるための乾燥用空気は、送風部4に送風されて、ドラム1内の洗濯物から水分を奪って多湿状態になり、ドラム1の側面周囲に位置する排出口5を通ってドラム1の外へ排出される。排出された乾燥用空気は除湿部6で除湿される。除湿部6で除湿した乾燥用空気は、加熱部7で加熱される。加熱された乾燥用空気は、第1風路11または第2風路9の何れかに導かれ、再びドラム1内に吹き出す。ここで、第1風路11には、送風部4により送風された乾燥用空気を吹き出すノズル30と、乾燥用空気の風向を変えて第1吹出口10からドラム1内へと案内する乾燥用空気案内部材80とが設けられている。一方、第2風路9は、ドラム1の後方に開口した第2吹出口8を有する。
図1及び図2に示すように、乾燥用空気案内部材80は、ドラム1内側の面80aがノズル30の内面30aの先端から窓ガラス90側に傾斜するように形成されている。このノズル30は筐体100の正面からみて筐体100の右上部に設けられている(すなわちドラム1の回転中心から右上方部)。
ノズル30の先端から吹き出された乾燥用空気は、乾燥用空気案内部材80の面80aによって案内され、第1吹出口10から窓ガラス90に当たった後にドラム1内に吹き出される。第1吹出口10は、第2吹出口8よりも空気通過断面積が小さくなっており、第2吹出口8に較べて高圧高速の乾燥用空気を窓ガラス90に当たった後にドラム1内に吹き出すことができるようになっている。一方、第2風路9の第2吹出口8は、第1吹出口10よりも空気通過断面積が大きくなるように形成されており、第1風路11に較べて圧力損失が少なく大風量の乾燥用空気をドラム1内に吹き出すことができるようになっている。
図3は水槽2の側壁を示す斜視図であり、図4は水槽2の内側を筐体100の後方側からみたときの斜視図である。
また、図3に示すように、水槽2の側壁に第1風路11が連通しており、ノズル30が水槽2と一体となって形成されている。
乾燥用空気案内部材80は、図3及び図4に示すように円弧状に形成されており、衣類をドラム1内外へ出し入れするために筐体100に形成された円形開口部101の周縁に沿って支持部材80bに支持されるように取り付けられている。また、窓ガラス90は下方がドラム内部へ傾斜するように取り付けられている。
以上のように、本実施の形態の洗濯乾燥機は、送風部4により送風された乾燥用空気を吹き出すノズル30がドラム1の外側に設けられており、ノズル30から吹き出された乾燥用空気が直接的に当たる位置に当該乾燥用空気の風向を変えて窓ガラス90へと案内する乾燥用空気案内部材80と、当該乾燥用空気を拡散させながらドラム1下部からまき上げるようにドラム内部へ案内する窓ガラス90が設けられている特徴的構成を有している。
このように、乾燥用空気を従来のように乾燥用空気案内部材80に当てて温風の方向をドラム内へと変えるのではなく窓ガラス90に当てる構成とすることで、ドラム内の一部に熱が集中し乾燥ムラが発生することを回避できる。これにより、衣類の乾燥ムラを抑制させることができる。
また、乾燥用空気の風向を変えて窓ガラス90に当該乾燥用空気を当てたあとにドラム1内へと乾燥用空気を案内する乾燥用空気案内部材80を具備することにより、ノズル30をドラム1の外側に設けることができる。すなわち、ノズル30の先端をドラム1内(乾燥対象の衣類の収容空間内)へ突出させる必要はないため、乾燥運転中に衣類がノズル30の先端に当たって損傷するという不都合な事態を効果的に回避することができる。
さらに、前記乾燥用空気案内部材80が筐体100に形成された円形開口部101の周縁に沿って円弧状に形成されているため、平坦細長なノズルからドラム1内へと乾燥用空気を案内する構成に比べ、乾燥用空気が広がりにくく、当該乾燥用空気を収束させて窓ガラス90の所定の位置へと案内することができ、当該乾燥用空気をドラム1内へ拡散させながら案内することができる。
また、ノズル30から乾燥用空気を吹き出すときは、ドラム1の回転方向をドラム1の回転中心の略鉛直下方向の水槽2の内壁、ドラム1の回転中心の略鉛直上方向の水槽2の内壁、ドラム1の回転中心の右上部の水槽2の内壁、を順にドラム1が回転したのちに、ドラム1の回転中心の右上部の水槽2の内壁、ドラム1の回転中心の略鉛直上方向の水槽2の内壁、ドラム1の回転中心の略鉛直下方向の水槽2の内壁、を順にドラム1が回転し、ドラム1の回転中心の左部の水槽2の内壁、ドラム1の回転中心の右部の水槽2の内壁、を交互に動くように、いわゆるドラム1を筐体100の正面からみて右回転、左回転、左右半回転させ続ける。このとき、ドラム1の回転により、衣類がドラム1の所定高さまで持ち上げられ、落下する動きと舞う動きが繰り返される。乾燥用空気がノズル30から吹き出されるときには、ノズル30から窓ガラス90に当たったのちドラム1内の衣類が持ち上がる動きを促進するように吹き出される。
図2に示すように、ノズル30からは乾燥用空気が、扉体35の中部内壁Bに当たる窓ガラス90に向かって吹き出される。
さらに、窓ガラス90は、案内した乾燥用空気がドラム1の下部内壁Cに拡散しながら打ち付けられてまき上がるように該乾燥用空気をドラム1内へ案内するように形成されている。
これにより、乾燥用空気案内部材80によって案内された乾燥用空気は、一旦、扉体35の窓ガラス90に当たってから拡散しながらドラム1の下部内壁Cに打ち付けられてまき上がりながら衣類と接触して当該衣類を乾燥させるようになっている。これにより、効率的に衣類を動かしながら衣類を乾燥させることができる。
すなわち、ドラム1内に収容された衣類は、ドラム1の回転に伴って持ち上げられながら攪拌され、持ち上げられた衣類が落下したところで、ドラム1の下部内壁Cに打ち付けられてまき上がる乾燥用空気と接触する。このとき、衣類の落下速度と、ドラム1の下部内壁からまき上がる乾燥用空気の速度との相対速度は大きくなり、効果的に衣類を動かしながら衣類を乾燥させることができ、また、乾燥用空気はドラム内全体に広がるため、衣類全体と接触することになり、乾燥ムラを効果的に抑えながら衣類を乾燥させることができる。また、衣類を伸ばしながら乾燥するので衣類のシワも低減できる。さらに、短時間で左右への半回転を繰り返すことで衣類が頻繁に舞うことになり、乾燥ムラや衣類の絡みを抑えながら衣類を乾燥させることができる。
なお、ノズル30は筐体100の正面からみて筐体100の右上部に設け、ドラム1を筐体100の正面からみて左回転、右回転、半回転をさせ続けることによっても、上記と同様の効果が得られる。
通常、ドラム式洗濯乾燥機の場合、回転するドラム1の前方と水槽2との間の隙間は、衣類が噛み込まないように、可能な限り小さく形成されている。よって、この僅かな隙間に、広い開口で圧力損失の少ない吹出口を設けることはスペース的に困難であるが、空気通過断面積が小さくて比較的高圧高速の風を吹き出す第1吹出口10を設けることはできる。一方、ドラム1の後方奥の底面には、比較的大きな開口を有する第2吹出口8を設けるスペース的な余裕がある。そして、通風可能な多数の小径孔からなる開口率の大きなカバー26で第2吹出口8を覆えば、当該第2吹出口8に衣類が噛み込むことはない。よって、ドラム1後方の底面に、比較的圧力損失の少ない第2吹出口8を設けることができる。
また、ドラム1の回転軸を前上がりに傾斜して回転させて衣類を撹拌する場合、長袖の肌着、ズボン下、長袖のカッターシャツ、長袖のパジャマなどの長物衣類は、ドラム1の前方に偏り易い一方、靴下、ハンカチ、ブリーフなどの小物衣類はドラム1の後方奥に偏り易い。従って、小物衣類および長物衣類が混在した状態で乾燥を行う場合、ドラム1の前方に位置する第1吹出口10から乾燥用空気を吹き出すと、ドラム1の前方に偏り易い、乾燥中の撹拌で袖などがねじれ易い長物衣類の乾燥速度が速くなる。さらに、この長物衣類に第1吹出口10から噴出する拡散した乾燥用空気を当てることで、風によって長物衣類がよく動くので、広範囲に熱が伝わるため乾燥ムラ抑制効果が大きく、また、シワ低減効果も大きい。
一方、ドラム1の後方奥に位置する第2吹出口8から大風量の乾燥用空気を吹き出すと、ドラム1の奥に偏った小物衣類に乾燥用空気が先に接触する。さらに、この乾燥用空気は、小物衣類をすり抜けてドラム1前方の長物衣類にも到達する。よって、小物衣類および長物衣類ともに効率よく乾燥でき、特に小物衣類については比較的シワが少ない状態で乾燥できる。
風路切換部12は、送風部4の下流側に形成された第1風路11と第2風路9との分岐部に設けられている。この風路切換部12は、乾燥用空気の通過路を、第1風路11又は第2風路9の何れかに切り換えるものである。風路切換部12は、第1風路11と第2風路9との分岐部に回動可能に枢支された弁12aと、当該弁12aを回動駆動する図示しない駆動部とを具備する。そして、弁12aが図1中のa側に回転して第1風路11を閉じると、第2風路9側が開となり、送風部4にて送風された乾燥用空気が第2風路9を通過するようになる。一方、弁12aが同図中のb側に回転して第2風路9を閉じると、第1風路11側が開となり、送風部4にて送風された乾燥用空気が第1風路11を通過するようになる。
循環風路13は、送風部4と風路切換部12とがその途中に配設されており、ドラム1、排出口5、除湿部6、加熱部7という風路を順に経て、再度、第1吹出口10もしくは第2吹出口8からドラム1へと乾燥用空気を送り込み、乾燥用空気をドラム式洗濯乾燥機内で循環させる。
送風部4は、加熱部7と風路切換部12との間に設けられ、加熱部7で加熱された乾燥用空気を循環風路13の下流側へと送り出す。この送風部4は、送風用ファン4aと送風用ファンモータ4bとを具備している。送風部4においては、風路切換部12により第1風路11に切り換えられた場合、第1風路11の第1吹出口10を通過する風速が第2吹出口8を通過する風速よりも速い所定風速になるように、送風用ファン4aを回転させる。例えば、第2吹出口8を通過する風速を10m/s程度とし、第1吹出口10を通過する風速を50m/s程度とすることができる。なお、第1吹出口10および第2吹出口8を通過する風速はこれに限定されるものではなく、第1吹出口10における風速が第2吹出口8における風速よりも速い条件を満たせば任意の風速に設定可能である。また、風路切換部12により第2風路9に切り換えられた場合、第2風路9を通過する風量が第1風路11の風量よりも多い所定風量になるように、送風用ファン4aを回転させる。
そして、本実施の形態のドラム式洗濯乾燥機は、第1風路11の第1吹出口10を通過する風速が第2吹出口8を通過する風速よりも速く、第2風路9を通過する風量が第1風路11を通過する風量よりも多く、乾燥工程途中に風路切換部12を作動させて第1風路11と第2風路9とを切り換えるものである。
排出口5は、相対的に第1吹出口10からの距離が第2吹出口8からの距離よりも近い位置に配設されている。よって、排出口5は、ドラム1の後方よりも前方に近くなるように設けられている。排出口5は、第2吹出口8からの距離が最も遠くなるように、ドラム1前方にある第1吹出口10の近傍に設けてもよい。
また、排出口5は、ドラム1の上方側に配設されており、衣類に接触後の乾燥用空気を効果的に上方へ排出できるようになっている。なお、洗濯機能のないドラム式衣類乾燥機においては排出口5をドラム1の上方以外の場所に設けることもできるが、ドラム式洗濯乾燥機においては洗濯水の影響を受けるので、洗濯水の水位よりも上方に設けることが望ましい。
水槽2の下方には、水槽2を支えるとともに、脱水時等のドラム1内の衣類の偏りなどで発生する重量アンバランス状態でドラム1を回転した場合の水槽2の振動を減衰させるダンパ14が設けられている。このダンパ14には、支持する水槽2内の衣類などによる重量変化でダンパ14の軸が上下に変位する変位量を検知して衣類の量を検知する布量検知部15が取り付けられている。
本実施の形態のドラム式洗濯乾燥機はヒートポンプ方式の除湿および加熱を行う構成であり、ヒートポンプ装置を備えている。このヒートポンプ装置は、冷媒を圧縮する圧縮機16と、圧縮されて高温高圧となった冷媒の熱を放熱する放熱器17と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り部18と、減圧されて低圧となった冷媒によって周囲から熱を奪う吸熱器19と、これら4つの部材を連結して冷媒を循環させる管路20とを具備している。そして、このヒートポンプ装置における吸熱器19が上記の除湿部6であり、放熱器17が上記の加熱部7である。
なお、ドラム式洗濯乾燥機はヒートポンプ方式の衣類乾燥を行う構成に限定されるものではない。例えば、除湿部6は乾燥用空気に直接水を噴霧する水冷式でもよく、また、加熱部7はヒータであってもよい。
図5に示すように、ドラム式洗濯乾燥機は、制御部70を有している。この制御部70は、入力設定部32を介して使用者から入力される設定情報と各部の動作状態監視とに基づいて、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥にわたる一連の運転動作を制御する。例えば、制御部70は、乾燥工程においては、モータ駆動回路22を介してドラム駆動モータ3の回転を制御し、送風部4およびヒートポンプ装置50の動作を制御し、さらに、風路切換部12を制御して第1風路11と第2風路9とを切り換える。
制御部70は、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)、プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、各種処理の実行時にプログラムやデータを記憶するRAM(Random Access Memory)、入出力インタフェース及びこれらを接続するバスにより構成することができる。また、制御部70は、後述する第1所定時間および第2所定時間を計時するタイマ71を有している。このタイマ71としては、制御部70の動作上の内部機能として組み込まれている内部タイマを用いることができる。なお、タイマ71として、制御部70とは独立したタイマ装置を用いることもできる。
なお、本実施の形態では、第2風路9の第2吹出口8を1つだけ設けているが、第2吹出口8を複数とすることもできる。同様に、第1風路11の第1吹出口10を1つだけ設けた例を示しているが、第1吹出口10を複数とすることもできる。
本実施の形態では、乾燥序盤の領域において、乾燥用空気を第1風路11に設けられたノズル30の第1吹出口10からドラム1の回転に伴って持ち上げられた衣類が落下してドラム1の内壁に当たる下部内壁C(図1)に窓ガラス90に当たってから向い、ドラム1内の衣類の動きを大きくし、また、ドラム内全体に熱を行き渡らせることで衣類を伸ばしながら乾燥するので効率よく衣類を乾燥でき、乾燥ムラを抑えることができる。また、衣類のシワを抑制するための機械力を衣類に効率よく作用させることができる。
本実施の形態ではさらに乾燥序盤と乾燥終盤との少なくとも一方の領域において、第2風路9の第2吹出口8から大風量の風を吹き込むようにしている。このように、乾燥工程において第1風路11と第2風路9とを切り換えることにより、乾燥ムラを抑え、シワの発生を低減するとともに省電力化をも図っている。
乾燥工程における乾燥序盤、乾燥中盤および乾燥終盤の時期は、乾燥工程開始からの時間により推測することができる。そこで、本実施の形態では、制御部70が、乾燥工程開始からの時間に基づいて、乾燥工程における乾燥序盤、乾燥中盤および乾燥終盤の時期を判断し、風路切換部12を制御して第1風路11と第2風路9とをタイミングよく切り換える。より具体的には、制御部70は、乾燥工程開始から第1所定時間が経過するまでの期間を乾燥序盤と判断する。また、制御部70は、第1所定時間の経過後、乾燥工程開始からの時間が前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過するまでの期間を乾燥中盤と判断する。また、制御部70は、第2所定時間の経過後、乾燥工程が終了するまでの期間を乾燥終盤と判断する。
上記のように、乾燥工程の途中で第1風路11と第2風路9とをタイミングよく切り換えることによって、1つの送風部4でもって効果的に乾燥ムラを抑え、またシワの発生を低減できる。
また、排出口5を、ドラム1前方の第1吹出口10に対して近く、第2吹出口8に対して遠い位置に配設している。このように、ドラム1の前方側に排出口5が配設されているので、第2吹出口8と排出口5との距離が長くなり、ドラム1後方の第2吹出口8からの送風中は、当該第2吹出口8から吹き出された乾燥用空気がドラム1内に広く行き渡る。よって、ドラム1内において、衣類と乾燥用空気とが効率よく接触し、少ない消費電力量で衣類を乾燥できる。
図6は、風路切り換えタイミングの一例を示すタイムチャートである。以下に、同図に示す第1の風路切り換えタイミングを適用した場合における、ドラム式洗濯乾燥機の動作を説明する。
乾燥工程において、乾燥運転を開始してから第1所定時間および第2所定時間経過するまでの乾燥序盤期間および乾燥中盤期間においては、第1風路11を使用し、吹出口付近の空気通過断面積が小さい第1吹出口10から、送風用ファンモータ4bを大回転数で回転させて得られる乾燥用空気を送風して窓ガラスに当てる。すなわち、制御部70は、風路切換部12を制御して第1風路11側を開き、乾燥運転を開始する。また、制御部70は、乾燥運転の開始と同時にタイマ71による計時を開始し、第2所定時間が経過するまで第1風路11の開状態を継続する。
その際のドラムはまず右回転を速度51r/minで57秒間続け、次に3秒間停止し、その後左回転を速度51r/minで57秒間続け、また3秒間停止する正反転を123秒間繰り返し行う(タンブリング正反転)。その後、ドラムは右回転を速度60r/minで0.5秒間続け、次に0.4秒間停止し、その後左回転を速度60r/minで0.5秒間続け、また0.4秒間停止する正反転を8秒間繰り返し行う(クイック正反転)。第1所定時間および第2所定時間経過するまでの乾燥序盤期間および乾燥中盤期間においては、ドラムはこの動きを繰り返し行う。
この場合、衣類の動きに対し衣類が持ち上がる動きを促進するように、拡散しながら吹き出されるの乾燥用空気によって、乾燥ムラを抑え、また、衣類のシワを抑制することができ、良好な乾燥仕上がりを実現することができる。なお、ドラムの回転速度、回転時間、停止時間はこれに限定されるものでなく、任意の速度、時間に設定可能である。
その後、第2所定時間経過後の乾燥終盤には、風路切換部12によって第2風路9に切り換える。乾燥終盤は、衣類に含まれる水分量が少なく、この少ない水分が乾燥用空気と接触して蒸発するには時間がかかる。この様な状態では、大風量の乾燥用空気をドラム1内に送風して水分と乾燥用空気とが接触する機会を多くすることが必要であり、低消費電力で大風量が得られることが望ましい。
そこで、空気通過断面積が大きく圧力損失の少ない第2風路9を使用し、大風量の乾燥用空気をドラム1後方の第2吹出口8から吹き出して衣類に当てる。すなわち、制御部70は、乾燥運転を開始してから第2所定時間が経過したとき、風路切換部12を制御して第2風路9側を開くとともに、送風部4を制御して送風用ファンモータ4bの回転数を下げる。その後、制御部70は、乾燥工程の終了まで、第2風路9の開状態を継続する。
その際のドラムはまず右回転を速度51r/minで57秒間続け、次に3秒間停止し、その後左回転を速度51r/minで57秒間続け、また3秒間停止する正反転を123秒間繰り返し行う(タンブリング正反転)。その後、ドラムは右回転を速度60r/minで0.5秒間続け、次に0.4秒間停止し、その後左回転を速度60r/minで0.5秒間続け、また0.4秒間停止する正反転を8秒間繰り返し行う(クイック正反転)。第2所定時間経過後の乾燥終盤においては、ドラムはこの動きを繰り返し行う。
この場合、第2風路9の圧力損失が少ないため、送風用ファンモータ4bの回転数を比較的低くし、少ない消費電力で送風部4を駆動しても、大風量の風を得ることができる。よって、乾燥終盤における乾燥時間の短縮およびこの間の消費電力量の低減を図れる。なお、ドラムの回転速度、回転時間、停止時間はこれに限定されるものでなく、任意の速度、時間に設定可能である。
これにより、従来例のように、高圧で高速の乾燥用空気を常に吹き出し、さらに風量を増加するために2つの送風用ファンモータを常に使用するよりも、トータルの消費電力量が少なく、乾燥ムラが抑えられ、衣類のシワも少ない良好な乾燥仕上がりを効率よく実現することができる。
図7および図8は、風路切り換えタイミングの他の例を示すタイムチャートである。以下に、これらの図に示す風路切り換えタイミングを適用した場合における、ドラム式洗濯乾燥機の動作を説明する。
上記のように、制御部70は、乾燥工程開始からの時間(第1所定時間および第2所定時間)に基づいて、乾燥工程における乾燥序盤、乾燥中盤および乾燥終盤の各期間の時期を判断しているが、乾燥対象の衣類の量により、乾燥工程全体の時間および各期間の長さが異なる。そこで、本実施の形態では、布量検知部15により乾燥対象の衣類の量を検知し、その検知結果に応じて、各期間の判断基準である第1所定時間および第2所定時間を変更するようになっている。
布量検知部15は、洗濯開始前に、ドラム1に投入された衣類の量(質量)を検知する。具体的には、布量検知部15は、水槽2が空の状態(水槽2内に水が存在せず、ドラム1に衣類が投入されていない状態)におけるダンパ14の軸の位置と、洗濯開始前であって水を水槽2に注入する前の状態(水槽2内に水は存在しないが、ドラム1内には衣類が存在する状態)におけるダンパ14の軸の位置との差によって、ドラム1に投入された衣類の量を検知する。
そして、制御部70は、布量検知部15の検知結果に基づいて、第1所定時間および第2所定時間を設定する。図7は図8よりも乾燥対象の衣類の量が少ない場合を示している。衣類の量が少ない図7において、制御部70は、第1所定時間をA1、第2所定時間をA2に設定している。一方、衣類の量が多い図8において、制御部70は、第1所定時間をB1、第2所定時間をB2に設定している。図8の場合、乾燥工程全体の時間が図7の場合よりも長く、乾燥率が90%や100%に到達するタイミングも図7の場合よりも遅くなる。よって、制御部70は、第1所定時間および第2所定時間を、A1<B1、A2<B2となるように設定する。すなわち、制御部70は、乾燥対象の衣類の量が多いほど、第1所定時間および第2所定時間が長くなるように設定する。
このように、乾燥対象の衣類の量に応じて、乾燥序盤、乾燥中盤、乾燥終盤の時間を最適化することにより、乾燥工程において効果的に第1風路11と第2風路9とを切り換えることができる。これにより、従来例のように、高圧で高速の乾燥用空気を常に吹き出し、さらに風量を増加するために2つの送風用ファンモータを常に使用するよりも、トータルの消費電力量が少なく、乾燥ムラを抑え、また、衣類のシワも少なく良好な乾燥仕上がりを効率よく実現することができる。
なお、衣類の量の検知結果に応じて第1所定時間および第2所定時間を変更する構成は、図6〜8に示した風路切り換えタイミングの何れにも適用できる。
本実施の形態においては、布量検知部15として、ダンパ14の軸の上下変位量を検知する方式のものを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、ドラム1を回転させるドラム駆動モータ3の回転数、駆動電流、トルクなどの変動量を検知し、ドラム駆動モータ3の負荷変動からドラム1内の衣類の量を検知する方式の布量検知部を適用してもよい。
また、本実施の形態においては、布量検知部15の検知結果に応じて制御部70が第1所定時間および第2所定時間を自動的に変更する構成を示したが、布量検知部15が存在しない場合でも、使用者が入力設定部32から衣類の量を入力し、当該使用者の入力に応じて制御部70が第1所定時間および第2所定時間を変更する構成とすることもできる。
また、本実施の形態においては、洗濯機能および衣類乾燥機能をともに具備するドラム式洗濯乾燥機について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、洗濯機能を具備しない衣類乾燥機にも適用できる。衣類乾燥機の構成例としては、図1に示すドラム式洗濯乾燥機から洗濯機能を除いた構成とすることができる。例えば、洗濯機能を具備しない衣類乾燥機としては、図1の水槽2には給水管や排水管40を接続する必要がなく、水槽2を単なるドラム1の外槽として構成し、その他の基本構成を図1のドラム式洗濯乾燥機と同様とすればよい。
また、本実施の形態においては、本発明をドラム式の洗濯乾燥機に適用した例を説明したが、ドラム式に限定されるものではない。すなわち、本発明の衣類乾燥機および洗濯乾燥機は、送風用ファンモータのトータルの消費電力量を低減し、且つ、乾燥時間を短縮化して、低消費電力量で乾燥ムラやシワの少ない乾燥を可能とするものであるため、ドラム式以外の吊り干し乾燥やパルセータ方式の縦型洗濯乾燥等の用途にも適応できる。
本発明に係る衣類乾燥機および洗濯乾燥機は、ドラム式、吊り干し式、パルセータ方式等の様々な衣類乾燥機や洗濯乾燥機に好適に利用することができる。
1 ドラム
2 水槽
3 ドラム駆動モータ(ドラム駆動部)
4 送風部
5 排出口
6 除湿部
7 加熱部
8 第2吹出口
9 第2風路
10 第1吹出口
11 第1風路
12 風路切換部
13 循環風路
15 布量検知部
30 ノズル
50 ヒートポンプ装置
70 制御部
80 乾燥用空気案内部材
90 窓ガラス
100 筐体
101 円形開口部

Claims (3)

  1. 筐体内に回転可能に支持され、衣類を収容して攪拌するドラムと、
    乾燥用空気を送風する送風部と、
    前記ドラムの前方に開口し、前記ドラム内に前記乾燥用空気を吹き出す第1吹出口と、
    前記送風部により送風された前記乾燥用空気を前記第1吹出口へ導く第1風路と、
    前記ドラムの外側に設けられ、前記第1吹出口に設けられ前記乾燥用空気を吹き出すノズルと、
    上方から下方に向かうにつれて前記ドラムの底部に向かって突出する窓ガラスと、を備え、
    前記ノズルから吹き出された乾燥用空気が前記窓ガラスの略中央にあたる向きにノズルを構成するとともに
    前記乾燥用空気の風向を前記窓ガラスへと案内する乾燥用空気案内部材を設け、
    前記乾燥用空気案内部材は、衣類をドラム内外へ出し入れするために前記筐体に形成された円形開口部の周縁に沿って円弧状に形成し、
    前記窓ガラスは下方が前記ドラム内部へ傾斜し、
    前記窓ガラスにより乾燥用空気を前記ドラム下方へと案内する構成の衣類乾燥機。
  2. ドラムの正反転を行うタンブリング正反転よりも短時間で正転と反転を行うクイック正反転機能を備えた請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 請求項1または2に記載の衣類乾燥機と、前記ドラムを内包して洗濯水を貯留する水槽と、を含むことを特徴とする洗濯乾燥機。
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