JP3093548B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP3093548B2
JP3093548B2 JP05337576A JP33757693A JP3093548B2 JP 3093548 B2 JP3093548 B2 JP 3093548B2 JP 05337576 A JP05337576 A JP 05337576A JP 33757693 A JP33757693 A JP 33757693A JP 3093548 B2 JP3093548 B2 JP 3093548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はいわゆるドラム式の衣類
乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆるドラム式の衣類乾燥
機においては、被乾燥衣類をドラムに収容して、このド
ラムをモータにより回転させ、同時にドラム内に温風を
供給することによって、上記被乾燥衣類を乾燥させるよ
うになっている。しかして、このものにおいては、被乾
燥衣類、中でもシーツ等の大物の被乾燥衣類がドラムの
回転に伴って絡まり、乾燥むらを生じるという問題点を
有していた。このため、乾燥運転時にはドラムを比較的
頻繁に逆転させ、絡まった被乾燥衣類をほぐすようにし
たものが供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドラム
を逆転させるときには、毎回ドラムを一旦静止させる必
要があり、モータにはそのための駆動停止時間が毎回必
要で、上述のものでは、そうしたドラムの逆転を被乾燥
衣類の絡まりの実際の有無に関係なく行なうようになっ
ているため、被乾燥衣類が絡まっていないときには乾燥
時間が無駄に長くかかってしまうという欠点を有してい
た。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、ドラムの逆転を被乾燥衣類
の絡まりが実際に有るときにのみ行なうことができて、
乾燥時間を極力短縮することのできる衣類乾燥機を提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の衣類乾燥機においては、被乾燥衣類を収容
するドラムと、このドラムを正逆両方向に回転させるモ
ータと、ドラム内に温風を供給するファン及びヒータを
主とした温風供給装置とを具備するものにあって、上記
ドラムの1回転当たりのモータ負荷の変動量を検知する
負荷変動量検知手段を具え、その検知結果から上記ドラ
ムの1回転当たりのモータ負荷の変動量が所定値以上で
あったときにのみ上記モータを逆転させるようにしたこ
とを特徴とする。
【0006】この場合、負荷変動量検知手段は、モータ
に流れる電流や、モータの回転数、あるいはその双方か
ら、ドラムの1回転当たりのモータ負荷の変動量を検知
するものであれば良い。又、モータが交流モータである
場合には、負荷変動量検知手段は、そのモータに流れる
電流と印加電圧との位相差から、ドラムの1回転当たり
のモータ負荷の変動量を検知するものであれば良い。更
に、モータがコンデンサモータである場合には、負荷変
動量検知手段は、そのモータのコンデンサ端子間電圧か
ら、ドラムの1回転当たりのモータ負荷の変動量を検知
するものであれば良い。
【0007】
【作用】ドラムを回転させるモータの負荷量はドラムの
回転具合によって異なり、ドラムの回転具合は被乾燥衣
類の絡まりの有無によって異なる。すなわち、被乾燥衣
類が絡まっていなければ、ドラムが1回転するとき、被
乾燥衣類はドラムの下部から上部へ上げやすく、上部か
ら下部への移動も普通で、該ドラムの1回転当たりのモ
ータ負荷の変動量は小さい。これに対して、被乾燥衣類
が絡まっていれば、ドラムが同様に1回転するとき、被
乾燥衣類はドラムの下部から上部へ上げにくく、上部か
ら下部への移動は急速であり、該ドラムの1回転当たり
のモータ負荷の変動量は大きい。又、ドラム1回転当た
りの負荷変動量は、被乾燥衣類の種類、状態、及び乾燥
の進行状況にかかわらず、常に被乾燥衣類の絡み状態に
応じてのみ変化するものであり、その変動量は、被乾燥
衣類が絡んでいないときの負荷量に対する、絡んだとき
の負荷量の、それとの差、すなわち相対変化量であるか
ら、被乾燥衣類の種類、状態、及び乾燥の進行状況にか
かわらず設定できるものであり、被乾燥衣類の絡みを検
知するのにきわめて有効な手段である。
【0008】そこで、ドラムの1回転当たりのモータ負
荷の変動量を検知し、その検知結果からドラムの1回転
当たりのモータ負荷の変動量が所定値以上であったとき
にモータを逆転させるようにしたものでは、被乾燥衣類
が実際に絡まっているときにのみ、ドラムを逆転させる
ことができるもので、被乾燥衣類が実際に絡まっていな
いときには、ドラムを逆転させることを回避できるか
ら、ドラム逆転のためのモータ駆動停止時間をとるのを
必要最少限にし得、乾燥時間を短縮することができる。
【0009】この場合、モータ負荷の変動量は、モータ
に流れる電流から検知できるし、モータの回転数からも
検知できる。特に、その双方から、モータ負荷の変動量
を検知するものでは、より精度良く検知することができ
る。又、モータが交流モータであれば、モータ負荷の変
動量は、そのモータに流れる電流と印加電圧との位相差
から精度良く検知することができる。更に、モータがコ
ンデンサモータであれば、モータ負荷の変動量は、その
モータのコンデンサ端子間電圧から検知することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき、図1ない
し図4を参照して説明する。まず図2には衣類乾燥機全
体の構成を示しており、外箱1の前面部の中央部に衣類
出入口2を有すると共に、該出入口2を開閉する扉3を
有している。
【0011】外箱1の内部にはドラム4を配設してお
り、このドラム4は、前端板の径大な開口部5を、外箱
1内の衣類出入口2周囲の部分に固定して設けたドラム
前支え6に支承させ、後端板の中心部に設けたシャフト
7を、外箱1の後部中間部に架設したドラム後支え8に
支承させて、回転可能に設けている。又、このドラム4
とドラム後支え8との間には、ファンケーシング9を配
設しており、このケーシング9内には、ファン10をド
ラム4の上記シャフト7に回転可能に取付けて配設して
いる。
【0012】ここで、ファン10は、前翼部10aと後
翼部10bとを有する両翼形で、熱交換材(伝熱材)か
ら成ることにより後述のごとく除湿器としても機能する
ようになっており、ドラム4外の外箱1内上部に配設し
た正逆両方向に回転可能なモータ11によりプーリ12
及びベルト13を介して回転駆動されるようになってい
る。又、ドラム4は、同モータ11によりプーリ14及
びベルト15を介して回転駆動されるようになってい
る。
【0013】ケーシング9内の後半部は、中央部が、ド
ラム後支え8に形成した外気通し口16と、外箱背板1
7の中央部に形成した外気取入口18とにより機外と連
通し、下部が、外箱背板17の下部に形成した外気戻し
口19により同じく機外と連通している。他方、ケーシ
ング9内の前半部は、中央部が、ケーシング9に形成し
た吸気口20と、ドラム4の後部中央部に形成した排気
口21とにより、フィルタ22を隔ててドラム4内と連
通し、下部が、ケーシング9に形成した吐気口23と、
これに接続した連結ダクト24、この連結ダクト24に
接続したヒータダクト25、及びドラム前支え6の前部
下部に形成した熱風吹出口26により、ドラム4内と連
通している。
【0014】従って、ファン10が回転されると、ドラ
ム4内の空気がドラム4の排気口21からケーシング9
の吸気口20,ケーシング9内前半部,吐気口23,連
結ダクト24,ヒータダクト25を順に通してドラム4
内に戻される。又、外箱1外の後方からは、機外の空気
が外箱背板17の外気取入口18から外気通し口16,
ケーシング9内後半部,外気戻し口19を順に通して外
箱1外に戻されるもので、これらにより、ケーシング9
内ではドラム4内の空気と外箱1外の空気とがファン1
0を境に接して熱交換され、ドラム4内の空気の除湿が
行なわれる。しかして、その除湿された空気は上記ヒー
タダクト25を通る過程で、該ヒータダクト25内に配
設したヒータ27に熱せられて温風と化し、ドラム4内
に供給されて被乾燥衣類(図示せず)の乾燥に供する。
よって、それらがドラム4内に温風を供給する温風供給
装置として機能するようになっている。
【0015】一方、図3には本乾燥機の電気回路構成を
示している。この電気回路構成においては、商用の交流
電源28をトランス29を介して、詳しくは図示しない
が整流回路や平滑回路及び定電圧回路等から成る電源回
路30より、制御回路31を初めとした電子回路用の直
流低電圧電源として出力するようにしている。制御回路
31は負荷変動量検知手段及び制御手段として機能する
もので、マイクロコンピュータを主体とし、そのほか各
種A/D変換器等(これも詳しくは図示せず)を含んで
構成している。
【0016】又、上記交流電源28には、リレー接点3
2aを介して前記ヒータ27を接続すると共に、トライ
アック33,34を介して前記モータ11を接続してお
り、そのモータ11に対してはモータ電流検知回路35
を設けている。
【0017】上記モータ電流検知回路35は、詳細に
は、モータ11の正転側のトライアック33とモータ1
1との間の電流をカレントトランス36により検知し、
検知した電流を、抵抗37や、ダイオード整流回路3
8、抵抗39,40、及びコンデンサ41により電圧値
に変換して制御回路31に入力するようになっている。
【0018】更に、制御回路31には回転検知回路42
から回転検知信号を入力するようになっている。この回
転検知回路42は、図2に示すドラム4の前端板周囲部
の一箇所に取付けたマグネット43と、これに対向して
外箱1の前板内面に取付けたリードスイッチ44とを有
しており、ドラム4が1回転するごとに、その回転検知
信号を制御回路31に入力するようになっていて、この
回転検知回路42の入力と上記モータ電流検知回路35
の入力とから、制御回路31はドラム4の1回転当たり
のモータ11の負荷の変動量を検知するようになってい
る。なお、モータ11は図3から明らかなように交流モ
ータ、中でも単相誘導モータであって、更にコンデンサ
モータから成っている。
【0019】このほか、制御回路31にはドラム4内に
面して前記ドラム前支え6の下部に装着した一対の接触
電極45に対する被乾燥衣類の接触によって得られる布
量信号及び乾燥度信号が、検知処理回路46を介して入
力されるようになっており、更に、コース選択キーやス
タートキー等から成るキー入力回路47からキー入力信
号が入力されるようになっていて、それらの入力並びに
あらかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、制御
回路31は、前記リレー接点32aを開閉させるリレー
コイル32bとトライアック33,34の作動、ひいて
は前記ヒータ27とモータ11の作動を制御し、同時に
表示部48の作動をも制御するようになっている。
【0020】次に、上記構成のものの作用を述べる。運
転が開始されると、制御回路31のマイクロコンピュー
タは、図1に示すように、ヒータ27に通電すると共
に、モータ11に正転方向に通電する(ステップS
1)。
【0021】すると、ドラム4が正転方向に回転され、
ドラム4内には温風が供給されるもので、こうした状況
で、マイクロコンピュータは、次にドラム4の1回転当
たりのモータ11の負荷の変動量が所定値以上であるか
否かの判断をする(ステップS2)。
【0022】上記ドラム4の1回転当たりのモータ11
の負荷の変動量は、前述のように回転検知回路42の入
力とモータ電流検知回路35の入力とから検知するもの
で、被乾燥衣類が絡まっていなければ、図4の(a)に
示すように、ドラム4が1回転するとき、被乾燥衣類は
ドラム4の下部から上部へ上げやすく、上部から下部へ
の移動も普通で、該ドラム4の1回転当たりのモータ1
1に流れる電流は少しく増加してその後漸減するため、
その変化はΔIで小さく、すなわち、モータ負荷の変動
量は小さい。
【0023】これに対して、被乾燥衣類が絡まっていれ
ば、図4の(b)に示すように、ドラム4が同様に1回
転するとき、被乾燥衣類はドラム4の下部から上部へ上
げにくく、上部から下部への移動は急速であり、該ドラ
ム4の1回転当たりのモータ11に流れる電流は大きく
増加してその後急減するため、その変化はΔI′で上述
より大きく、すなわち、モータ負荷の変動量は大きい。
【0024】従って、その判断対象となる所定値をΔI
より大きくΔI′より小さく設定することにより、上記
ステップS2では、被乾燥衣類が絡まっていなければ、
ドラム4の1回転当たりのモータ11の負荷の変動量は
所定値以上ではないと判断され、被乾燥衣類が絡まって
いれば、ドラム4の1回転当たりのモータ11の負荷の
変動量は所定値以上であると判断される。
【0025】上記ステップS2で、ドラム4の1回転当
たりのモータ11の負荷の変動量が所定値以上ではない
と判断されたとき、運転はそれまでの状態を継続して行
ない、ドラム4の1回転当たりのモータ11の負荷の変
動量が所定値以上であると判断されたとき、運転は、モ
ータ11を一旦断電することにより、ドラム4を静止さ
せ(ステップS4)、その後に、モータ11を逆転させ
て行なう(ステップS5)。このモータ11の逆転によ
り、ドラム4も逆転され、絡まった被乾燥衣類のほぐし
が行なわれる。
【0026】しかして、その後、乾燥運転を終了する時
間であるか否かの判断をし(ステップS5)、終了する
時間ではないと判断されるうちはステップS2に戻り、
この戻ったステップS2で、ドラム4の1回転当たりの
モータ11の負荷の変動量が所定値以上であると判断さ
れれば、ステップS3,S4に進んでモータ11を逆転
させる(逆転状態であれば正転状態に戻す)。そして、
上記ステップS5で、終了する時間であると判断されれ
ば、ヒータ27を断電すると共にモータ11も断電し
(ステップS6)、運転を終了する。
【0027】このように本構成のものでは、ドラム4の
1回転当たりのモータ11の負荷の変動量を検知し、そ
の検知結果からドラム4の1回転当たりのモータ11の
負荷の変動量が所定値以上であったときにモータ11を
逆転させるようにしたもので、要するに、被乾燥衣類が
実際に絡まっているときにのみ、ドラム4を逆転させる
ものであり、被乾燥衣類が実際に絡まっていないときに
は、ドラム4を逆転させることをしないから、ドラム4
逆転のためのモータ11の駆動停止時間(ステップS
3)をとるのを必要最少限にし得、乾燥時間を短縮する
ことができる。
【0028】以上に対して、図5及び図6は本発明の第
2実施例を示すもので、プーリ12の後端面周囲部に取
付けたマグネット49と、これに対向して外箱背板17
の上部内面に取付けたリードスイッチ50とを、前述の
マグネット43とリードスイッチ44とに代えて、回転
検知回路42に組込み、それによって、ドラム4の1回
転を検知すると共に、該ドラム4の1回転当たりのモー
タ11の回転数の変化をも検知するようにしたものを示
している。
【0029】この場合、制御回路31は、モータ11の
回転数の変化から、ドラム4の1回転当たりのモータ1
1の負荷の変動量を検知するもので、すなわち、被乾燥
衣類が絡まっていなければ、前述のように、ドラム4が
1回転するとき、被乾燥衣類はドラム4の下部から上部
へ上げやすく、上部から下部への移動も普通であるか
ら、図6の(a)に示すように、該ドラム4の1回転当
たりのモータ11の回転数は少しく減少してその後漸増
するため、その変化はΔNで小さく、すなわち、モータ
負荷の変動量は小さい。
【0030】これに対して、被乾燥衣類が絡まっていれ
ば、やはり前述のように、ドラム4が1回転するとき、
被乾燥衣類はドラム4の下部から上部へ上げにくく、上
部から下部への移動は急速であるから、図6の(b)に
示すように、該ドラム4の1回転当たりのモータ11の
回転数は大きく減少してその後急増するため、その変化
はΔN′で上述より大きく、すなわち、モータ負荷の変
動量は大きい。
【0031】従って、先のステップS2での判断対象と
なる所定値をΔNより大きくΔN′より小さく設定する
ことにより、被乾燥衣類が絡まっていなければ、ドラム
4の1回転当たりのモータ11の負荷の変動量は所定値
以上ではないと判断されて、それまでの運転状態を継続
して行ない、被乾燥衣類が絡まっていれば、ドラム4の
1回転当たりのモータ11の負荷の変動量は所定値以上
であると判断されて、モータ11を逆転させての運転を
行なう。従って、このものにおいても前述同様の効果が
得られる。
【0032】又、この場合、モータ11に流れる電流と
モータ11の回転数との双方から、モータ11の負荷の
変動量を検知することもできるもので、これによると、
モータ11の負荷の変動量をより精度良く検知できるか
ら、被乾燥衣類の絡まりの実際の有無もより精度良く検
知でき、被乾燥衣類が実際に絡まっていないときのドラ
ム4の逆転の回避をより確実に行なうことができて、乾
燥時間のより確実な短縮化ができる。
【0033】図7及び図8は本発明の第3実施例を示す
もので、交流電源28に対して、ダイオード整流回路5
1や、抵抗52,53、トランジスタ54、及び抵抗5
5から成る電圧検知回路56を設け、それによりモータ
11の印加電圧を検知して、その検知信号を制御回路3
1に入力するようにしたものを示している。
【0034】この場合、制御回路31は、上記電圧検知
回路56からの入力と、前記コンデンサ41をトランジ
スタ57及び抵抗58に変えたモータ電流検知回路59
からの入力とで、モータ11に流れる電流と印加電圧と
の位相差を検知するものであり、その検知した位相差か
ら、ドラムの1回転当たりのモータ負荷の変動量を検知
する。
【0035】すなわち、被乾燥衣類が絡まっていなけれ
ば、前述のように、ドラム4が1回転するとき、被乾燥
衣類はドラム4の下部から上部へ上げやすく、上部から
下部への移動も普通であるから、図8の(a)に示すよ
うに、該ドラム4の1回転当たりのモータ11に流れる
電流と印加電圧との位相差は少しく減少してその後漸増
するものであり、よって、その変化はΔθで小さく、す
なわち、モータ負荷の変動量は小さい。
【0036】これに対して、被乾燥衣類が絡まっていれ
ば、やはり前述のように、ドラム4が1回転するとき、
被乾燥衣類はドラム4の下部から上部へ上げにくく、上
部から下部への移動は急速であるから、図8の(b)に
示すように、該ドラム4の1回転当たりのモータ11に
流れる電流と印加電圧との位相差は大きく減少してその
後急増するため、その変化はΔθ′で上述より大きく、
すなわち、モータ負荷の変動量は大きい。
【0037】従って、この場合も、先のステップS2で
の判断対象となる所定値をΔθより大きくΔθ′より小
さく設定することにより、被乾燥衣類が絡まっていなけ
れば、ドラム4の1回転当たりのモータ11の負荷の変
動量は所定値以上ではないと判断されて、それまでの運
転状態を継続して行ない、被乾燥衣類が絡まっていれ
ば、ドラム4の1回転当たりのモータ11の負荷の変動
量は所定値以上であると判断されて、モータ11を逆転
させての運転を行なう。従って、このものにおいても前
述同様の効果が得られる。
【0038】図9及び図10は本発明の第4実施例を示
すもので、モータ11のコンデンサ60の両端子間に対
して、抵抗61や、ダイオード整流回路62、抵抗6
3,64、及びコンデンサ65から成る電圧検知回路6
6を設け、それによりモータ11のコンデンサ60の端
子間電圧を検知して、その検知信号を制御回路31に入
力するようにしたものを示している。
【0039】この場合、制御回路31は上記電圧検知回
路66からの入力により、ドラムの1回転当たりのモー
タ負荷の変動量を検知するもので、すなわち、被乾燥衣
類が絡まっていなければ、前述のように、ドラム4が1
回転するとき、被乾燥衣類はドラム4の下部から上部へ
上げやすく、上部から下部への移動も普通であるから、
図10の(a)に示すように、該ドラム4の1回転当た
りのモータ11のコンデンサ60の端子間電圧は少しく
減少してその後漸増するものであり、よって、その変化
はΔVc で小さく、すなわち、モータ負荷の変動量は小
さい。
【0040】これに対して、被乾燥衣類が絡まっていれ
ば、やはり前述のように、ドラム4が1回転するとき、
被乾燥衣類はドラム4の下部から上部へ上げにくく、上
部から下部への移動は急速であるから、図10の(b)
に示すように、該ドラム4の1回転当たりのモータ11
のコンデンサ60の端子間電圧は大きく減少してその後
急増するため、その変化はΔVc ′で上述より大きく、
すなわち、モータ負荷の変動量は大きい。
【0041】従って、この場合も、先のステップS2で
の判断対象となる所定値をΔVc より大きくΔVc ′よ
り小さく設定することにより、被乾燥衣類が絡まってい
なければ、ドラム4の1回転当たりのモータ11の負荷
の変動量は所定値以上ではないと判断されて、それまで
の運転状態を継続して行ない、被乾燥衣類が絡まってい
れば、ドラム4の1回転当たりのモータ11の負荷の変
動量は所定値以上であると判断されて、モータ11を逆
転させての運転を行なう。従って、このものにおいても
前述同様の効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】本発明の衣類乾燥機は以上説明したとお
りのもので、下記の効果を奏する。第1に、被乾燥衣類
を収容するドラムと、このドラムを正逆両方向に回転さ
せるモータと、ドラム内に温風を供給するファン及びヒ
ータを主とした温風供給装置とを具備するものにおい
て、前記ドラムの1回転当たりのモータ負荷の変動量を
検知する負荷変動量検知手段を具え、その検知結果から
前記ドラムの1回転当たりのモータ負荷の変動量が所定
値以上であったときに前記モータを逆転させる制御をす
るようにしたことにより、絡まった被乾燥衣類をほぐす
ためのドラムの逆転を、被乾燥衣類の絡まりが実際に有
るときにのみ行なうことができて、ドラム逆転のための
モータの駆動停止時間をとるのを必要最少限にし得、乾
燥時間を短縮することができる。
【0043】第2に、上記負荷変動量検知手段を、モー
タに流れる電流から、ドラムの1回転当たりのモータ負
荷の変動量を検知するものとしたことにより、モータ負
荷の変動量の検知、すなわち、被乾燥衣類の絡まりの実
際の有無の検知を比較的容易に行なうことができる。
【0044】第3に、上記負荷変動量検知手段を、モー
タの回転数から、ドラムの1回転当たりのモータ負荷の
変動量を検知するものとしたことにより、上述同様、モ
ータ負荷の変動量の検知、すなわち、被乾燥衣類の絡ま
りの実際の有無の検知を比較的容易に行なうことができ
る。
【0045】第4に、上記負荷変動量検知手段を、モー
タに流れる電流とモータの回転数とから、ドラムの1回
転当たりのモータ負荷の変動量を検知するものとしたこ
とにより、モータ負荷の変動量の検知を比較的容易に行
ない得るばかりでなく、精度良くも行なうことができ
る。
【0046】第5に、上記モータが交流モータで、負荷
変動量検知手段を、そのモータに流れる電流と印加電圧
との位相差から、ドラムの1回転当たりのモータ負荷の
変動量を検知するものとしたことにより、上述同様、モ
ータ負荷の変動量の検知を比較的容易に行ない得るばか
りでなく、精度良くも行なうことができる。
【0047】第6に、上記モータがコンデンサモータ
で、負荷変動量検知手段を、そのモータのコンデンサ端
子間電圧から、ドラムの1回転当たりのモータ負荷の変
動量を検知するものとしたことにより、やはりモータ負
荷の変動量の検知を比較的容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す作用説明用のフロー
チャート
【図2】一部を破断した全体の縦断側面図
【図3】電気的構成図
【図4】特性図
【図5】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図6】図4相当図
【図7】本発明の第3実施例を示す図3相当図
【図8】図4相当図
【図9】本発明の第4実施例を示す図3相当図
【図10】図4相当図
【符号の説明】
4はドラム、10はファン、11はモータ、24は連結
ダクト、27はヒータ、31は制御回路(負荷変動量検
知手段、制御手段)、35はモータ電流検知回路、42
は回転検知回路、43はマグネット、44はリードスイ
ッチ、49はマグネット、50はリードスイッチ、56
は電圧検知回路、59は電流検知回路、60はコンデン
サ、66は電圧検知回路を示す。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被乾燥衣類を収容するドラムと、このド
    ラムを正逆両方向に回転させるモータと、ドラム内に温
    風を供給するファン及びヒータを主とした温風供給装置
    とを具備するものにおいて、前記ドラムの1回転当たり
    のモータ負荷の変動量を検知する負荷変動量検知手段を
    具えると共に、その検知結果から前記ドラムの1回転当
    たりのモータ負荷の変動量が所定値以上であったときに
    前記モータを逆転させる制御をする制御手段を具えたこ
    とを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 負荷変動量検知手段が、モータに流れる
    電流から、ドラムの1回転当たりのモータ負荷の変動量
    を検知することを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥
    機。
  3. 【請求項3】 負荷変動量検知手段が、モータの回転数
    から、ドラムの1回転当たりのモータ負荷の変動量を検
    知することを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 負荷変動量検知手段が、モータに流れる
    電流とモータの回転数とから、ドラムの1回転当たりの
    モータ負荷の変動量を検知することを特徴とする請求項
    1記載の衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】 モータが交流モータで、負荷変動量検知
    手段が、そのモータに流れる電流と印加電圧との位相差
    から、ドラムの1回転当たりのモータ負荷の変動量を検
    知することを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】 モータがコンデンサモータで、負荷変動
    量検知手段が、そのモータのコンデンサ端子間電圧か
    ら、ドラムの1回転当たりのモータ負荷の変動量を検知
    することを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
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