JP2010042118A - 乾燥機および洗濯乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な洗浄性能と乾燥性能とを保証する乾燥機または洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】筐体1と、筐体1内の水槽2の内部に配置された洗濯槽3と、洗濯槽3の上部に設置された衣類温度を検出するとともに衣類の素材および乾燥の進行に応じて異なる振動信号を出力する赤外線センサ21とモータ10,送風ファン32,ヒータ31とを備え、赤外線センサ21の出力の振幅と衣類温度または周囲温度に応じてモータ10,送風ファン32,ヒータ31を制御することで、乾燥時間の短縮と消費電力量の低減,仕上がりの向上,洗浄性能の向上と時間短縮を実現する。
【選択図】図1
【解決手段】筐体1と、筐体1内の水槽2の内部に配置された洗濯槽3と、洗濯槽3の上部に設置された衣類温度を検出するとともに衣類の素材および乾燥の進行に応じて異なる振動信号を出力する赤外線センサ21とモータ10,送風ファン32,ヒータ31とを備え、赤外線センサ21の出力の振幅と衣類温度または周囲温度に応じてモータ10,送風ファン32,ヒータ31を制御することで、乾燥時間の短縮と消費電力量の低減,仕上がりの向上,洗浄性能の向上と時間短縮を実現する。
【選択図】図1
Description
本発明は、乾燥機およびこの乾燥機を備えた洗濯乾燥機に関するものであり、特に、衣類の乾燥状況に応じて運転状態を制御する乾燥機および洗濯乾燥機に関するものである。
一般に乾燥機や衣類乾燥機の乾燥終了時間は、内容物の量によって経験的に得られた時間を元に定めたり、温度検出器によって検出した衣類通過前後の空気の温湿度差から乾燥状態を推測したりしていた。
また、衣類温度を直接測定する赤外線センサを用いた乾燥運転制御としては、赤外線センサで検出した空気温度と衣類温度との温度差の変化状況から乾燥度合いを判定し、追加の乾燥時間を算出し設定するドラム式乾燥機や(例えば特許文献1)、1個または複数の赤外線センサで検出した衣類温度の変動幅の推移によって判定したりするドラム式乾燥機(例えば特許文献2)などが開示されている。
また、衣類温度を直接測定する赤外線センサを用いた乾燥運転制御としては、赤外線センサで検出した空気温度と衣類温度との温度差の変化状況から乾燥度合いを判定し、追加の乾燥時間を算出し設定するドラム式乾燥機や(例えば特許文献1)、1個または複数の赤外線センサで検出した衣類温度の変動幅の推移によって判定したりするドラム式乾燥機(例えば特許文献2)などが開示されている。
特許文献1、2に示された従来のパルセータ式は重力によって、下部に乾いていない衣類がたまりがちで、特に、含水量の異なる異素材の衣類が同時に投入されるとその傾向が顕著だが、それを認識することができない。
また、衣類を入れ替えるために激しく攪拌すると、絡みが発生し、衣類同士が固まり、その内部が乾かずに終わってしまう。一方、ドラム式は固まりで動くので、乾いていない部分の認識や、大きな衣類に包まれてしまった場合にその状態を検知したり、解消したりするのが困難である。
また、サーミスタでの終了検知は空気温度を検知しているので、衣類の種類による温度上昇差を見るほど正確ではなく、適正な乾燥制御ができずに過乾燥や乾燥不足となる。
また赤外線センサによる衣類温度とサーミスタによる空気温度との差を取るには、2種類の温度センサを搭載しなければならず、高コストである。
また、衣類量は初期に重量で測定するのが公知の手段だが、洗浄乾燥コースの途中で再測定することは、水を含んでしまうため不可能であり、例えば、ユーザが乾燥したくない衣類を脱水行程終了後、乾燥行程前に取り出したり、乾燥のみしたい衣類を追加したりすることがあるが、初期の洗濯重量と異なるので負荷に応じた適正なモータ・ファンなどの駆動制御ができなくなる。
また、洗浄性能に関しては、一般的に冬場には水道の水温が下がるため洗浄性能が低下することがある。
また、槽を傾斜する方式の洗濯乾燥機においては、布が前方や、下部にたまりがちで、その衣類が攪拌されるとき、脱水槽内の部品が衣類の進行方向に対して抵抗になると、局所的にモータに高負荷がかかりやすい。
また、衣類を入れ替えるために激しく攪拌すると、絡みが発生し、衣類同士が固まり、その内部が乾かずに終わってしまう。一方、ドラム式は固まりで動くので、乾いていない部分の認識や、大きな衣類に包まれてしまった場合にその状態を検知したり、解消したりするのが困難である。
また、サーミスタでの終了検知は空気温度を検知しているので、衣類の種類による温度上昇差を見るほど正確ではなく、適正な乾燥制御ができずに過乾燥や乾燥不足となる。
また赤外線センサによる衣類温度とサーミスタによる空気温度との差を取るには、2種類の温度センサを搭載しなければならず、高コストである。
また、衣類量は初期に重量で測定するのが公知の手段だが、洗浄乾燥コースの途中で再測定することは、水を含んでしまうため不可能であり、例えば、ユーザが乾燥したくない衣類を脱水行程終了後、乾燥行程前に取り出したり、乾燥のみしたい衣類を追加したりすることがあるが、初期の洗濯重量と異なるので負荷に応じた適正なモータ・ファンなどの駆動制御ができなくなる。
また、洗浄性能に関しては、一般的に冬場には水道の水温が下がるため洗浄性能が低下することがある。
また、槽を傾斜する方式の洗濯乾燥機においては、布が前方や、下部にたまりがちで、その衣類が攪拌されるとき、脱水槽内の部品が衣類の進行方向に対して抵抗になると、局所的にモータに高負荷がかかりやすい。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、良好な洗浄・乾燥性能を保証する乾燥機および洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明に係る乾燥機及びこの乾燥機を備えた洗濯乾燥機は、上記目的を達成するため、温度検出手段によって、衣類表面温度、水温、構造部材の表面温度、温度検出手段周辺温度を検知し、衣類の乾燥状況を判定し、この判定結果に基づいて槽駆動手段、熱風供給手段および攪拌手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする。
また、赤外線の放射率の異なる部材を設置することによって、温度検出手段の出力に応じて衣類量、槽内部品の位置などを検知して、衣類の乾燥状況を判定し、この判定結果に基づいて槽駆動手段、熱風供給手段および攪拌手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする。
なお、本発明において「衣類」とは、文字通り「衣服」に限定するものではなく、毛布等の寝具、タオルやカーテン等の日用品を含むものであって、布製品や繊維製品さらに皮革製品や合成樹脂製品をも含むものである。
したがって、本発明に係る乾燥機及び洗濯乾燥機は、以下の効果を奏する。
(イ)直接衣類表面温度を検出することで、乾燥状態を精度よく検知することができ、含水量の違う異素材の衣類でも、またはその混合でも、乾燥運転を素材に合わせた最適制御にすることで、乾燥不足、過乾燥を防ぎ、乾燥時間の短縮、ひいては省エネルギー、仕上がりの向上などの効果がある。
(ロ)水温を検出することで、その水温に合わせた制御にすることで、低水温での洗浄力の確保、高水温時の省エネルギーなどの効果がある。
(ハ)洗濯乾燥行程途中でも、衣類量を検出できるので、行程途中で衣類の出し入れがあったりして、衣類量が増減しても、最適な制御で運転できるので、衣類の傷みの少ない仕上がり、洗浄・乾燥の時間の短縮、省エネルギーなどの効果がある。
(ニ)槽を傾斜する方式の洗濯乾燥機においては、槽内部品の位置を後方にすることで、衣類攪拌時の抵抗を下げることができるので、モータトルクを下げることができ、省エネルギーの効果がある。
(イ)直接衣類表面温度を検出することで、乾燥状態を精度よく検知することができ、含水量の違う異素材の衣類でも、またはその混合でも、乾燥運転を素材に合わせた最適制御にすることで、乾燥不足、過乾燥を防ぎ、乾燥時間の短縮、ひいては省エネルギー、仕上がりの向上などの効果がある。
(ロ)水温を検出することで、その水温に合わせた制御にすることで、低水温での洗浄力の確保、高水温時の省エネルギーなどの効果がある。
(ハ)洗濯乾燥行程途中でも、衣類量を検出できるので、行程途中で衣類の出し入れがあったりして、衣類量が増減しても、最適な制御で運転できるので、衣類の傷みの少ない仕上がり、洗浄・乾燥の時間の短縮、省エネルギーなどの効果がある。
(ニ)槽を傾斜する方式の洗濯乾燥機においては、槽内部品の位置を後方にすることで、衣類攪拌時の抵抗を下げることができるので、モータトルクを下げることができ、省エネルギーの効果がある。
実施の形態1.
以下、本発明の洗濯乾燥機の実施の形態1を図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の側断面図である。
以下、本発明の洗濯乾燥機の実施の形態1を図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の側断面図である。
(洗濯乾燥機の全体構成)
まず、図1を参照して、この洗濯乾燥機の全体構成について概要を説明する。この洗濯乾燥機100は、筐体1と、筐体1内に吊り棒(図示せず)に支持された水槽2と、水槽2内に回転可能に収容された洗濯槽3と、洗濯槽3内を循環する空気の風路6を形成する空気ダクト7とを備えている。
まず、図1を参照して、この洗濯乾燥機の全体構成について概要を説明する。この洗濯乾燥機100は、筐体1と、筐体1内に吊り棒(図示せず)に支持された水槽2と、水槽2内に回転可能に収容された洗濯槽3と、洗濯槽3内を循環する空気の風路6を形成する空気ダクト7とを備えている。
筐体1の上面には、洗濯物の投入口4を開閉するための扉5が設けられている。扉5は洗濯時、投入口4を気密に閉鎖するようになっている。洗濯槽3は上部が開口された円筒状に形成されており、上部開口の内周部にはバランサー8を、底部には攪拌翼9を備え、水槽3の底部に取り付けられたモータ10により洗濯槽3及び攪拌翼9はクラッチ(図示せず)を切り替えることによって、それぞれ独立に回転可能に構成されている。また、洗濯槽3の側壁には脱水用及び乾燥用の多数の孔12が設けられている。
上記空気ダクト7内には、空気中の水分を冷却除湿するユニット式の除湿器20が設置されており、また除湿された空気を温めて洗濯槽3内に送風する乾燥機30が設置されている。空気ダクト7は水槽2と一体に形成され、風路6は水槽2と洗濯槽3の底部間の空間と連通している。この空気ダクト7の上部開口には蛇腹13を介して温風ダクト31が接続されている。乾燥機30は温風ダクト31内に設置された送風ファン32とヒータ33を備え、温風吹出口34より洗濯槽3内に温風を吹き込むようになっている。温風ダクト31の先端部は洗濯物の投入口4を構成する円筒状部材の側壁に設けられた温風吹出口34に接続されている。前記側壁には洗濯槽3の底と略平行な面を設け、数ミリメートル程度の穴があいており、側壁平面内側には温度と湿度を検知できる赤外線センサ21が固定されている。赤外線センサ21のレンズ22は攪拌翼9の略中心方向を向いている。なお、35は乾燥フィルタである。
筐体1の背面側上面には給水口14が設けられ、分岐弁15を介して、一方は洗濯槽3に給水する注水口16に、他方は上記除湿器20に、それぞれ給水用ホース17、18が接続されている。注水口16は上記の投入口4を構成する円筒状部材の側壁に設けられている。
水槽2の底部には、図示されていないが、排水ホースが排水弁を介して接続されている。
水槽2の底部には、図示されていないが、排水ホースが排水弁を介して接続されている。
(制御手段)
次に、上記のように構成された洗濯乾燥機の動作を説明する。
図2は、図1の洗濯乾燥機100における制御手段の構成を示すブロック図である。
図2において、制御手段110は、CPU130と、入力インターフェイス120と、出力インターフェイス140と、メモリ150と、クロック制御部160(タイマ170に接続されている)とを有している。入力インターフェイス120にはこれを介してCPU130に所定の信号を入力する運転コース設定スイッチ、電源スイッチや操作スイッチ等(図中、「・・・・SW]にて示す)が接続されている。また、出力インターフェイス140にはこれを介してCPU130からの所定の制御信号が出力される送風ファン32やモータ10等が接続されている。
また、メモリ150には、運転コースのそれぞれの行程に対応して制御条件が記憶されている。
また、赤外線センサ21は対象物温度検出値131と、赤外線センサ21周辺温度検出値132を出力することができ、CPU130はその信号により、乾燥進行判定機能や終了判定機能を備え、攪拌翼9、洗濯槽3、モータ10、ヒータ33、送風ファン32を衣類に応じて駆動制御する。
なお、モータ10は槽駆動手段を構成し、ヒータ31と送風ファン32は熱風供給手段を構成し、赤外線センサ21は温度検出手段を構成する。
次に、上記のように構成された洗濯乾燥機の動作を説明する。
図2は、図1の洗濯乾燥機100における制御手段の構成を示すブロック図である。
図2において、制御手段110は、CPU130と、入力インターフェイス120と、出力インターフェイス140と、メモリ150と、クロック制御部160(タイマ170に接続されている)とを有している。入力インターフェイス120にはこれを介してCPU130に所定の信号を入力する運転コース設定スイッチ、電源スイッチや操作スイッチ等(図中、「・・・・SW]にて示す)が接続されている。また、出力インターフェイス140にはこれを介してCPU130からの所定の制御信号が出力される送風ファン32やモータ10等が接続されている。
また、メモリ150には、運転コースのそれぞれの行程に対応して制御条件が記憶されている。
また、赤外線センサ21は対象物温度検出値131と、赤外線センサ21周辺温度検出値132を出力することができ、CPU130はその信号により、乾燥進行判定機能や終了判定機能を備え、攪拌翼9、洗濯槽3、モータ10、ヒータ33、送風ファン32を衣類に応じて駆動制御する。
なお、モータ10は槽駆動手段を構成し、ヒータ31と送風ファン32は熱風供給手段を構成し、赤外線センサ21は温度検出手段を構成する。
(制御方法)
図3〜図10は、図1に示す洗濯乾燥機における制御手段の制御方法を説明するものであり、図3は本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の制御手段の制御方法を示す概略フローチャート、図4は乾燥進行と衣類の重量の変化関係を示す図、図5は図1の洗濯乾燥機における攪拌翼の動作パターンの特徴を説明する表、図6は図1の洗濯乾燥機における乾燥行程の動作パターンを説明する図であり、図7は図1の洗濯乾燥機における赤外線センサの出力を示す図、図8〜10は赤外線センサの判定概略フローチャートである。なお、図3中のSはステップ(行程順序)を示すものとし、制御方法を図1〜10を用いて説明する。
図3〜図10は、図1に示す洗濯乾燥機における制御手段の制御方法を説明するものであり、図3は本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の制御手段の制御方法を示す概略フローチャート、図4は乾燥進行と衣類の重量の変化関係を示す図、図5は図1の洗濯乾燥機における攪拌翼の動作パターンの特徴を説明する表、図6は図1の洗濯乾燥機における乾燥行程の動作パターンを説明する図であり、図7は図1の洗濯乾燥機における赤外線センサの出力を示す図、図8〜10は赤外線センサの判定概略フローチャートである。なお、図3中のSはステップ(行程順序)を示すものとし、制御方法を図1〜10を用いて説明する。
(S303:負荷量検知、S305:水温検知、S306〜S308:洗い)
洗濯乾燥機100は洗い行程とすすぎ行程と、脱水行程と、乾燥行程とを実行可能なものであって、ユーザが適宜「運転コース」を設定することができる。
ユーザは、電源スイッチ26を押して洗濯乾燥機100の電源を投入(ON)する。これにより、制御手段110は動作を開始し、ユーザによる開始スイッチ27の操作を待つ状態になる(S301)。次に、ユーザは、扉5のロック機構を解除した上で、開閉自在な扉を開けて、衣類を洗濯槽3に投入する。その後、操作SW28を操作して運転コースを設定して開始スイッチ27をONする。制御手段110は開始スイッチ27がONしたことを検出すると、ユーザによって設定された運転コースの設定内容を調べる(S302)。S302において、操作スイッチの設定内容がマニュアルモードの場合にはS304の給水行程に進む。
S302において、操作スイッチの設定内容がオートモードの場合には、制御手段110は公知の方法により負荷量(投入されている衣類の重量)を検知する。すなわち、モータ10を起動して攪拌翼9を一定量だけ回転させた後、モータ10を停止して、停止したあとの攪拌翼9の惰性回転量で衣類の重量(「負荷量」に換算可能な値)を検知する(S303)。次に注水を行い(S304)、その際、制御手段110は赤外線センサ20によって検出された水温を調べ(S305)、標準的な温度に近いときは洗い時間を標準時間とし、水温が低いときには洗い時間を延長し、水温が高いときには洗い時間を短縮する。例えば水温が20±5度のときには標準の洗い運転時間10分とし、水温が15度以下のときは洗い時間を15分、水温が25度以上のときは洗い時間を7分とする。そうすることにより、水温が低いときにも、洗浄性能を確保し、水温が高いときには消費電力量を下げ、運転時間を短縮するので省エネルギーであり使い勝手が向上する効果がある。洗い時間確定後、洗い行程として、モータ10を回転することにより攪拌翼9で衣類を攪拌する。水温に応じて決定した洗い時間が終了した後、排水弁(図示せず)を開き、排水させる(S306〜S308)。
洗濯乾燥機100は洗い行程とすすぎ行程と、脱水行程と、乾燥行程とを実行可能なものであって、ユーザが適宜「運転コース」を設定することができる。
ユーザは、電源スイッチ26を押して洗濯乾燥機100の電源を投入(ON)する。これにより、制御手段110は動作を開始し、ユーザによる開始スイッチ27の操作を待つ状態になる(S301)。次に、ユーザは、扉5のロック機構を解除した上で、開閉自在な扉を開けて、衣類を洗濯槽3に投入する。その後、操作SW28を操作して運転コースを設定して開始スイッチ27をONする。制御手段110は開始スイッチ27がONしたことを検出すると、ユーザによって設定された運転コースの設定内容を調べる(S302)。S302において、操作スイッチの設定内容がマニュアルモードの場合にはS304の給水行程に進む。
S302において、操作スイッチの設定内容がオートモードの場合には、制御手段110は公知の方法により負荷量(投入されている衣類の重量)を検知する。すなわち、モータ10を起動して攪拌翼9を一定量だけ回転させた後、モータ10を停止して、停止したあとの攪拌翼9の惰性回転量で衣類の重量(「負荷量」に換算可能な値)を検知する(S303)。次に注水を行い(S304)、その際、制御手段110は赤外線センサ20によって検出された水温を調べ(S305)、標準的な温度に近いときは洗い時間を標準時間とし、水温が低いときには洗い時間を延長し、水温が高いときには洗い時間を短縮する。例えば水温が20±5度のときには標準の洗い運転時間10分とし、水温が15度以下のときは洗い時間を15分、水温が25度以上のときは洗い時間を7分とする。そうすることにより、水温が低いときにも、洗浄性能を確保し、水温が高いときには消費電力量を下げ、運転時間を短縮するので省エネルギーであり使い勝手が向上する効果がある。洗い時間確定後、洗い行程として、モータ10を回転することにより攪拌翼9で衣類を攪拌する。水温に応じて決定した洗い時間が終了した後、排水弁(図示せず)を開き、排水させる(S306〜S308)。
(S309:すすぎ、S310:脱水行程)
次にすすぎ行程は、排水弁を開いたまま、給水し、クラッチを脱水槽3側に入れ、モータ10を低速回転させるシャワーすすぎや、排水弁を閉じて給水しクラッチを攪拌翼9側に入れて衣類を攪拌する溜めすすぎなどを1回または数回行う。なお、すすぎの前にはモータ10を高速回転する脱水を行って、機械的に遠心力を用いて洗剤成分を洗濯槽3の外側に孔12を介して放出すると更に効率が良い(S309)。
次に脱水行程はモータ10を高速回転することで衣類の水分を洗濯槽3の外側に孔12を介して放出する(S310)。
次にすすぎ行程は、排水弁を開いたまま、給水し、クラッチを脱水槽3側に入れ、モータ10を低速回転させるシャワーすすぎや、排水弁を閉じて給水しクラッチを攪拌翼9側に入れて衣類を攪拌する溜めすすぎなどを1回または数回行う。なお、すすぎの前にはモータ10を高速回転する脱水を行って、機械的に遠心力を用いて洗剤成分を洗濯槽3の外側に孔12を介して放出すると更に効率が良い(S309)。
次に脱水行程はモータ10を高速回転することで衣類の水分を洗濯槽3の外側に孔12を介して放出する(S310)。
(S311:乾燥行程)
次に乾燥行程は、ヒータ33に通電するとともに送風ファン32を起動し、温風ダクト31を経由して洗濯槽3に温風を供給する。図1に洗濯槽3を出た空気の流れを白抜きの矢印Aで、除湿器20を流下する冷却水(水道水)の流れを黒塗りの矢印Bで示し、温風の流れを矢印Cで示してある。
次に乾燥行程は、ヒータ33に通電するとともに送風ファン32を起動し、温風ダクト31を経由して洗濯槽3に温風を供給する。図1に洗濯槽3を出た空気の流れを白抜きの矢印Aで、除湿器20を流下する冷却水(水道水)の流れを黒塗りの矢印Bで示し、温風の流れを矢印Cで示してある。
除湿器20に冷却水の水道水が給水口14から分岐弁15、給水ホース17を通して供給される。冷却水は除湿器20の壁面を伝わって下向きに流れる。洗濯槽3内の湿った空気は、図1に矢印Aで示すように、空気ダクト7の下側から入り風路6を上昇する。この湿った空気が除湿器20の表面及び背面を流れ、除湿器20及び冷却水と接触することにより熱交換が行われ、空気中の水分を冷却除湿する。除湿された空気は乾燥機30の温風ダクト31を通過する間にヒータ33で温められ、この温風が送風ファン32により洗濯槽3内に吹き込まれる。このように、洗濯槽3内の空気を循環させながら冷却除湿し温風として繰り返し洗濯槽3内に吹き込むことによって、脱水後の洗濯物50を洗濯槽3に入れた状態で効率よく乾燥させることができる(S311)。
図4は衣類の乾燥進行と衣類の重量変化との関係を表す図であり、乾燥開始時の衣類温度は外気や水温程度の低い温度であり、ヒータ33への通電が始まると槽内の温度が徐々に上昇する。乾燥初期では衣類に含まれる水分が多く、水の蒸発に伴う気化熱も大きいため、衣類の温度は低いままである(予熱期)。乾燥が進むと、衣類に含まれる水分、気化熱ともに減少し、一定の速度で水分が減少する(恒率期)。更に乾燥が進むと、衣類表面の含水状態が平衡に達し、衣類の材料内部でのみ蒸発が行われ、これが表面に拡散することによって乾燥が進むようになる(減率期)。このときの乾燥速度は恒率期に比べ小さい。
図5は一般的な攪拌翼の特徴を示す表であり、攪拌回転量でその布動き、目的が異なる。例えば、攪拌(小)は攪拌翼を180度回転、1秒休止を繰り返すことで布に細かい動きを与え、絡みにくいので、まだ布に含水量が多い予熱期や恒率期前半、に適している。攪拌(大)は360度回転、1秒休止を繰り返す攪拌で布に大きい動きを与えるが、絡みやすいので、布の含水量が少なくなった、恒率期後半や減率期に適している。また、衣類によって含水量の差が生じると、含水量の大きい衣類が下部に移動しやすいが、含水量の大きい衣類ほど上部に位置させたいので、更に攪拌量が多く休止時間が短い、かえし攪拌を実施すると良い。例えば720度回転し、0.5秒休止として、衣類の固まりを大きくひっくり返すことができる。
図6は乾燥行程の動作パターンを表す図であり、攪拌翼、槽回転の動作は予熱期、恒率期、減率期、及び負荷量に応じて設定される。例えば、予熱期では、槽回転50〜300rpmの低速回転にて衣類に温風をあて、時折、攪拌翼を攪拌(大)を行って、衣類の相対位置関係を入れ替える。そうすることにより、衣類同士が絡まずに均一に衣類温度を上げることができる(パターン1)。恒率期では衣類温度が上昇し、乾燥速度は一定となっているので、攪拌(小)にて衣類の攪拌を実施し、攪拌(大)、槽回転を行って、衣類の相対位置関係を入れ替える(パターン2)。減率期では衣類重量が小さくなり、絡みにくくなっているので攪拌(大)にて大きく動かし、時折返し攪拌、槽回転を実施する(パターン3)。なお、衣類の水分が減少する前や、綿など含水量が多い素材などに対して、攪拌(大)を実施すると、布動きが悪いために絡みが発生するが、含水量の少ない化繊などは蒸発が早く、恒率期が短いので攪拌(大)にて衣類の攪拌を実施し、返し攪拌、槽回転を行ってもよい。
(S312:乾燥終了判定)
図7は、同一質量の綿と化繊をそれぞれ同一の機体(洗濯乾燥機)、同一の制御(攪拌と槽回転を繰り返し)の下で乾燥させたときの赤外線センサ21の対象物温度検出値131と、周辺温度検出値132から換算した衣類表面温度(化繊)133a、衣類表面温度(綿)133b、周囲温度(化繊)134a、周囲温度(綿)134bの推移を示したものである。次に、乾燥終了判定の動作について図7を用いて説明する。なお、乾燥開始時の含水量は素材の特性により、綿の方が化繊よりも多い。予熱期では対象物の表面温度133はほぼ二次曲線的に上昇していく。また、化繊においては、水分が蒸発しやすい繊維構造により、乾燥進行の部分的なばらつきが大きいため、衣類表面温度(化繊)133aは乾燥開始直後から振動し始め、振動の大きさである振幅は徐々に大きくなっていく。周囲温度134aは振動なく(即ち、振幅ゼロの状態で)ほぼ二次曲線的に上昇していく。一方表面温度(綿)133bは、予熱期終了してもまだ振動は少ない。また、周囲温度134bも同様に上昇していく。恒率期では乾燥速度が一定となるので、衣類表面温度133、周囲温度134もほぼ一定、またはわずかな一定上昇速度で上昇するが、化繊での恒率期はとても短い。表面温度(綿)133bも恒率期に入ると振動し始める。減率期では衣類表面の水分がなくなるため、衣類材料そのものが温度上昇を始めるので表面温度133の温度上昇速度が上がり、衣類表面温度の振幅は一度大きくなり、その後小さくなる。周囲温度134も同様に上昇する。表面温度(化繊)133aの振幅は最大に対し、減率期ではその約50%以下となり、衣類の重量はほぼ洗濯開始前と同様になるので、一定時間この状態が継続したら終了と判定する。また、表面温度(綿)133bは含水量の多い素材で、恒率期が長いが同様に振幅が最大になり、その後小さくなる。周囲温度134bと同じになり、一定時間この状態が継続したら経過後乾燥終了と判定し、乾燥行程を終了、運転を停止する。
以上のように赤外線センサを用いて乾燥終了を判定することにより、衣類そのものの温度を検知することができるので、空気温度による判定に比べ、精度の良い乾燥終了判定ができる。従って、生乾きや、過乾燥とそれに伴う静電気発生を抑制するなどの効果がある。
なお、図7に示すD点は槽回転を実施したときであり、クラッチ切替の時間がかかるが攪拌に比べ振動が安定しており、攪拌同様、振幅が最大になり、終了に近づくと、振幅が小さくなる。よって、槽回転で終了判定の最終確認を行うとさらに判定精度が上がる。また、衣類状態の判定モードとして、槽を10〜60rpmの低速で回転させたり、衣類同士の相対的な位置関係を変えないように攪拌翼を10〜60rpm程度の1方向低速回転を行ったりすることでも同様の出力が得られ、しかもクラッチ切替による時間ロスをなくすことができる。ただし、負荷量が大きいときにはモータ負荷が高くなる。
図7は、同一質量の綿と化繊をそれぞれ同一の機体(洗濯乾燥機)、同一の制御(攪拌と槽回転を繰り返し)の下で乾燥させたときの赤外線センサ21の対象物温度検出値131と、周辺温度検出値132から換算した衣類表面温度(化繊)133a、衣類表面温度(綿)133b、周囲温度(化繊)134a、周囲温度(綿)134bの推移を示したものである。次に、乾燥終了判定の動作について図7を用いて説明する。なお、乾燥開始時の含水量は素材の特性により、綿の方が化繊よりも多い。予熱期では対象物の表面温度133はほぼ二次曲線的に上昇していく。また、化繊においては、水分が蒸発しやすい繊維構造により、乾燥進行の部分的なばらつきが大きいため、衣類表面温度(化繊)133aは乾燥開始直後から振動し始め、振動の大きさである振幅は徐々に大きくなっていく。周囲温度134aは振動なく(即ち、振幅ゼロの状態で)ほぼ二次曲線的に上昇していく。一方表面温度(綿)133bは、予熱期終了してもまだ振動は少ない。また、周囲温度134bも同様に上昇していく。恒率期では乾燥速度が一定となるので、衣類表面温度133、周囲温度134もほぼ一定、またはわずかな一定上昇速度で上昇するが、化繊での恒率期はとても短い。表面温度(綿)133bも恒率期に入ると振動し始める。減率期では衣類表面の水分がなくなるため、衣類材料そのものが温度上昇を始めるので表面温度133の温度上昇速度が上がり、衣類表面温度の振幅は一度大きくなり、その後小さくなる。周囲温度134も同様に上昇する。表面温度(化繊)133aの振幅は最大に対し、減率期ではその約50%以下となり、衣類の重量はほぼ洗濯開始前と同様になるので、一定時間この状態が継続したら終了と判定する。また、表面温度(綿)133bは含水量の多い素材で、恒率期が長いが同様に振幅が最大になり、その後小さくなる。周囲温度134bと同じになり、一定時間この状態が継続したら経過後乾燥終了と判定し、乾燥行程を終了、運転を停止する。
以上のように赤外線センサを用いて乾燥終了を判定することにより、衣類そのものの温度を検知することができるので、空気温度による判定に比べ、精度の良い乾燥終了判定ができる。従って、生乾きや、過乾燥とそれに伴う静電気発生を抑制するなどの効果がある。
なお、図7に示すD点は槽回転を実施したときであり、クラッチ切替の時間がかかるが攪拌に比べ振動が安定しており、攪拌同様、振幅が最大になり、終了に近づくと、振幅が小さくなる。よって、槽回転で終了判定の最終確認を行うとさらに判定精度が上がる。また、衣類状態の判定モードとして、槽を10〜60rpmの低速で回転させたり、衣類同士の相対的な位置関係を変えないように攪拌翼を10〜60rpm程度の1方向低速回転を行ったりすることでも同様の出力が得られ、しかもクラッチ切替による時間ロスをなくすことができる。ただし、負荷量が大きいときにはモータ負荷が高くなる。
(衣類判定)
図8〜10は乾燥行程における制御手段110の衣類材質判定と制御を示すフローチャートである。
次に、乾燥行程における制御手段110の衣類材質判定と制御を図8〜図10を用いて説明する。
乾燥行程での、素材による含水量の差から、前述のような出力差があるため、衣類の判定と、それに応じたヒータ33、送風ファン32、モータ10などの駆動制御が可能となる。そこで、制御手段110は、例えば図8に示すように、乾燥初期において衣類の表面温度133を検出する赤外線センサの出力振幅が小さいとき(S801)には、綿など含水量の多い素材であると判断し、攪拌を小さくし、ヒータ33へ供給する電力を上げることによって、衣類の絡みを抑え、蒸発速度を上げることができる(S802)。S801において、出力振幅が大きいときは化繊など含水量が少ない素材であると判断し、攪拌を大きくしてヒータ33へ供給する電力を下げる(S803)。攪拌を大きくしても絡みにくく、また、ヒータ33へ供給する電力を下げても問題ないので消費電力量を抑えることができる。
図8〜10は乾燥行程における制御手段110の衣類材質判定と制御を示すフローチャートである。
次に、乾燥行程における制御手段110の衣類材質判定と制御を図8〜図10を用いて説明する。
乾燥行程での、素材による含水量の差から、前述のような出力差があるため、衣類の判定と、それに応じたヒータ33、送風ファン32、モータ10などの駆動制御が可能となる。そこで、制御手段110は、例えば図8に示すように、乾燥初期において衣類の表面温度133を検出する赤外線センサの出力振幅が小さいとき(S801)には、綿など含水量の多い素材であると判断し、攪拌を小さくし、ヒータ33へ供給する電力を上げることによって、衣類の絡みを抑え、蒸発速度を上げることができる(S802)。S801において、出力振幅が大きいときは化繊など含水量が少ない素材であると判断し、攪拌を大きくしてヒータ33へ供給する電力を下げる(S803)。攪拌を大きくしても絡みにくく、また、ヒータ33へ供給する電力を下げても問題ないので消費電力量を抑えることができる。
また、衣類温度が上昇し、蒸発が始まっている乾燥中期以降は、図9を用いて説明する。まず、振幅が小さいときに、返し攪拌を実施し(S901)、その結果振幅が大きくかつ、衣類温度が低いとき、制御手段110は衣類を綿と判定し、その表面のみ乾燥が進行し、含水量の多い部分が下部にもぐりこんでいる状態だったということになるので、ヒータ33へ供給する電力を上げ、乾燥がある程度進行しているので攪拌(大)を実施する(S904)。そして、衣類の乾燥状態を調べ振幅が小さくなったか否かを調べる(S905〜S906)。暫くするとまた表面温度の振幅が小さくなるのでS901へ戻り、再度返し攪拌を実施する。
返し攪拌実施後のS902において、振幅が大きく、かつ衣類温度が高いとき、制御手段110は衣類を化繊と判定し、表面温度のみ乾燥していたということになるので、攪拌(大)を実施し、ヒータ33へ供給する電力を下げる(S907)。
また、返し攪拌実施後のS902において、振幅が小さく、かつ衣類温度が低い場合は、制御手段110は衣類を綿と判定し、乾燥の進行もまだ前半であるから、攪拌(小)を実施して布絡みを抑え、ヒータ33へ供給する電力を上げて蒸発速度を促進する(S909)。
また、返し攪拌実施後のS902において、振幅が小さく、かつ衣類温度が高い場合は、制御手段110は綿、化繊によらず、乾燥が終了したと判定する。よって、この状態の継続時間の計時を行い(S910)、一定時間同状態が継続する場合には乾燥行程を終了する。なお、衣類温度の判定は衣類表面温度の高低だけに限る必要はなく、周囲温度の高低で判断してもよい。
また、図10に示すように、衣類温度判定を先に行ってから返し攪拌を実施する手順でもよい。動作については、判定部分をS902、S903、S903をS1001、S1002、S1003に変えた以外は図9と同様である。尚、衣類温度の判定は図9と同様に周囲温度の高低で判断してもよい。
返し攪拌実施後のS902において、振幅が大きく、かつ衣類温度が高いとき、制御手段110は衣類を化繊と判定し、表面温度のみ乾燥していたということになるので、攪拌(大)を実施し、ヒータ33へ供給する電力を下げる(S907)。
また、返し攪拌実施後のS902において、振幅が小さく、かつ衣類温度が低い場合は、制御手段110は衣類を綿と判定し、乾燥の進行もまだ前半であるから、攪拌(小)を実施して布絡みを抑え、ヒータ33へ供給する電力を上げて蒸発速度を促進する(S909)。
また、返し攪拌実施後のS902において、振幅が小さく、かつ衣類温度が高い場合は、制御手段110は綿、化繊によらず、乾燥が終了したと判定する。よって、この状態の継続時間の計時を行い(S910)、一定時間同状態が継続する場合には乾燥行程を終了する。なお、衣類温度の判定は衣類表面温度の高低だけに限る必要はなく、周囲温度の高低で判断してもよい。
また、図10に示すように、衣類温度判定を先に行ってから返し攪拌を実施する手順でもよい。動作については、判定部分をS902、S903、S903をS1001、S1002、S1003に変えた以外は図9と同様である。尚、衣類温度の判定は図9と同様に周囲温度の高低で判断してもよい。
実施の形態2.
(負荷量検知)
この実施の形態2では、負荷量検知について説明する。
図11は、本発明の実施の形態2における槽傾斜する洗濯乾燥機100の側断面図である。
図11に示すように洗濯乾燥機100の洗濯槽3の壁面縦方向に一定間隔に反射板24が複数配置されている。反射板24は洗濯槽3が金属製であれば樹脂やゴム製など放射率が0.9前後の高い材料とし、洗濯槽3が樹脂製であれば放射率が約0.6以下の金属製とする。赤外線センサ21はモータ25に軸支されており、その指向方向を真下から斜め前方のEの範囲で変更させることができる。
図12は本発明の実施の形態2における洗濯乾燥機の制御手段の制御方法を示す概略フローチャートで、図3のフローチャートにS1201の負荷量検知を追加したものである。ここでは、S303及び、S1201(S310の脱水行程終了後、S311の乾燥行程開始前)で負荷量検知を実施する。衣類投入後、制御手段110の制御によりモータ25はEの範囲で赤外線センサの向きを変化させる。図13は図12のフローチャートの制御による出力結果例を示す図であり、洗濯槽3が金属製の場合の出力の概要を示したものである。洗濯槽3を構成する金属の放射率は低いので、検出値が小さくなり、放射率の高い反射板24の樹脂部を検知すると検出値が大きくなる。よって、制御手段110は、赤外線センサの出力から洗濯槽3の金属と反射板24の樹脂を識別することが可能であり、反射板24は底部から上部まで配置されているので、赤外線センサ21の指向方向を変えながらセンシングさせ、この赤外線センサ21による樹脂の検出回数を数え、この数が多い場合には衣類の負荷量が少なく、検出回数が少ない場合には負荷量は多いと検知することができる。また、赤外線センサ21の指向方向を変えなくても、Eの範囲全体を検知し、出力が大きければ布と樹脂を検知しているので高負荷と判断し、小さければ金属を検知しているので低負荷と判断してもよい。但し、樹脂製の洗濯槽の場合は、布と樹脂の放射率が近いために判定精度が落ちる。このように乾燥開始前に衣類の負荷量を検知することで、ユーザが乾燥したくない衣類を脱水行程終了後、乾燥行程前に取り出したり、乾燥のみしたい衣類を追加したりしても、適正なモータ10、送風ファン32などの駆動制御ができる。
(負荷量検知)
この実施の形態2では、負荷量検知について説明する。
図11は、本発明の実施の形態2における槽傾斜する洗濯乾燥機100の側断面図である。
図11に示すように洗濯乾燥機100の洗濯槽3の壁面縦方向に一定間隔に反射板24が複数配置されている。反射板24は洗濯槽3が金属製であれば樹脂やゴム製など放射率が0.9前後の高い材料とし、洗濯槽3が樹脂製であれば放射率が約0.6以下の金属製とする。赤外線センサ21はモータ25に軸支されており、その指向方向を真下から斜め前方のEの範囲で変更させることができる。
図12は本発明の実施の形態2における洗濯乾燥機の制御手段の制御方法を示す概略フローチャートで、図3のフローチャートにS1201の負荷量検知を追加したものである。ここでは、S303及び、S1201(S310の脱水行程終了後、S311の乾燥行程開始前)で負荷量検知を実施する。衣類投入後、制御手段110の制御によりモータ25はEの範囲で赤外線センサの向きを変化させる。図13は図12のフローチャートの制御による出力結果例を示す図であり、洗濯槽3が金属製の場合の出力の概要を示したものである。洗濯槽3を構成する金属の放射率は低いので、検出値が小さくなり、放射率の高い反射板24の樹脂部を検知すると検出値が大きくなる。よって、制御手段110は、赤外線センサの出力から洗濯槽3の金属と反射板24の樹脂を識別することが可能であり、反射板24は底部から上部まで配置されているので、赤外線センサ21の指向方向を変えながらセンシングさせ、この赤外線センサ21による樹脂の検出回数を数え、この数が多い場合には衣類の負荷量が少なく、検出回数が少ない場合には負荷量は多いと検知することができる。また、赤外線センサ21の指向方向を変えなくても、Eの範囲全体を検知し、出力が大きければ布と樹脂を検知しているので高負荷と判断し、小さければ金属を検知しているので低負荷と判断してもよい。但し、樹脂製の洗濯槽の場合は、布と樹脂の放射率が近いために判定精度が落ちる。このように乾燥開始前に衣類の負荷量を検知することで、ユーザが乾燥したくない衣類を脱水行程終了後、乾燥行程前に取り出したり、乾燥のみしたい衣類を追加したりしても、適正なモータ10、送風ファン32などの駆動制御ができる。
実施の形態3.
(洗濯乾燥機の変形例2)
この実施の形態3では、洗濯乾燥機の変形例について説明する。
図11は本発明の実施の形態3でも使用される。図11において、洗濯槽3を斜めにして運転する方式の洗濯乾燥機100が示されている。また、図14は図11の矢印Fから見た洗濯槽3の内部の概略図である。図11に示すとおり、洗濯槽3の後方壁面には水路40が設置され、リント(衣類から発生する糸くず)やゴミ異物を捕集するフィルター(図示せず)や、攪拌翼の回転力で槽内の水を汲み上げるポンプアップ機能(図示せず)などが備えられている。洗濯槽を斜めにすることで衣類の動きが複雑になり、洗浄性能、乾燥性能が向上するが、衣類は前方にたまりやすいので、水路40が前方に位置すると衣類の妨げとなりやすい。そこで、図14に示すように水路40が後方に位置するときに洗濯や乾燥などを行うように構成すれば、衣類の妨げとならない。
図15は本発明の実施の形態3における洗濯乾燥機の制御手段の制御方法を示す概略フローチャートであり、水路位置センシングのタイミングを示している。S1501及び、S1502に負荷量検知を実施する。図16は図15のフローチャートの制御による出力結果例を示す図であり、金属製の洗濯槽3を低速で回転させた場合の出力を示している。
洗濯槽3を構成する金属の放射率は低いので、検出値が小さくなり、放射率の高い樹脂製の水路40を検知すると検出値が大きくなる。よって、検出値の小さいときに洗濯槽3の回転を停止させる(但し、攪拌翼9は引き続き動作させる)ことで水路40を前方に位置させないようにすることができ、モータ10の負荷を低減することができる。
(洗濯乾燥機の変形例2)
この実施の形態3では、洗濯乾燥機の変形例について説明する。
図11は本発明の実施の形態3でも使用される。図11において、洗濯槽3を斜めにして運転する方式の洗濯乾燥機100が示されている。また、図14は図11の矢印Fから見た洗濯槽3の内部の概略図である。図11に示すとおり、洗濯槽3の後方壁面には水路40が設置され、リント(衣類から発生する糸くず)やゴミ異物を捕集するフィルター(図示せず)や、攪拌翼の回転力で槽内の水を汲み上げるポンプアップ機能(図示せず)などが備えられている。洗濯槽を斜めにすることで衣類の動きが複雑になり、洗浄性能、乾燥性能が向上するが、衣類は前方にたまりやすいので、水路40が前方に位置すると衣類の妨げとなりやすい。そこで、図14に示すように水路40が後方に位置するときに洗濯や乾燥などを行うように構成すれば、衣類の妨げとならない。
図15は本発明の実施の形態3における洗濯乾燥機の制御手段の制御方法を示す概略フローチャートであり、水路位置センシングのタイミングを示している。S1501及び、S1502に負荷量検知を実施する。図16は図15のフローチャートの制御による出力結果例を示す図であり、金属製の洗濯槽3を低速で回転させた場合の出力を示している。
洗濯槽3を構成する金属の放射率は低いので、検出値が小さくなり、放射率の高い樹脂製の水路40を検知すると検出値が大きくなる。よって、検出値の小さいときに洗濯槽3の回転を停止させる(但し、攪拌翼9は引き続き動作させる)ことで水路40を前方に位置させないようにすることができ、モータ10の負荷を低減することができる。
(洗濯乾燥機の変形例3)
以上、実施例1〜3に記載の洗濯乾燥機は表面温度のみ出力できるものと赤外線センサと同じ場所に設置したサーミスタの検出値によって制御してもよいし、表面温度出力131の振幅のみで制御してもよい。
以上、実施例1〜3に記載の洗濯乾燥機は表面温度のみ出力できるものと赤外線センサと同じ場所に設置したサーミスタの検出値によって制御してもよいし、表面温度出力131の振幅のみで制御してもよい。
なお、以上の実施の形態では、洗濯乾燥機について主に説明してきたが、乾燥機能については乾燥機についても同様に適用できる。
本発明は以上の構成であるから、洗浄、乾燥性能が良好でかつ消費電力量を低減できるので、各種家庭および業務用の洗濯機として広く利用することができる。また、乾燥機能については乾燥機についても適用できる。
1:筺体、2:水槽、3:洗濯槽、4:投入口、5:扉、6:風路、7:空気ダクト、8:バランサー、9:攪拌翼、10:モータ、12:孔、13:蛇腹、14:給水口、15:分岐弁、16:注水口、17、18:給水ホース、19:傾動板、20:除湿器、21:赤外線センサ、22:レンズ、24:反射板、25:モータ、26:電源SW、27:開始SW、28:操作SW、30:乾燥機、31:温風ダクト、32:送風ファン、33:ヒータ、34:温風吹出口、35:乾燥フィルタ、40:水路、100:洗濯乾燥機、110:制御手段、120:入力インターフェイス、131:衣類表面温度検出値、132:周囲温度検出値、133:衣類表面温度、133a:衣類表面温度(化繊)、133b:衣類表面温度(綿)、134:周囲温度、134a:周囲温度(化繊)、134b:周囲温度(綿)、140:出力インターフェイス、150:メモリ、160:クロック制御部、170:タイマ。
Claims (18)
- 筐体と、
該筐体内に回転自在に収納され、投入された衣類の乾燥を行う槽と、
該槽を回転駆動する槽駆動手段と、
前記衣類に熱風を供給する熱風供給手段と、
赤外線を検知する温度検出手段と、
制御手段と、を備え、
前記温度検出手段は、前記熱風供給手段によって熱風を供給された衣類の素材および乾燥の進行に応じて少なくとも振幅の異なる検知信号を出力し、
前記制御手段は、前記温度検出手段の出力の振幅に基づいて前記衣類の素材および乾燥状況を判定し、この判定結果に基づいて前記槽駆動手段を制御することを特徴とする乾燥機。 - 前記制御手段は、前記温度検出手段の出力の振幅に基づいて前記衣類の乾燥状況を判定し、この判定結果に基づいて前記熱風供給手段を制御することを特徴とする請求項1記載の乾燥機。
- 筐体と、
該筐体内に回転自在に収納され、投入された衣類の乾燥を行う槽と、
該槽を回転駆動する槽駆動手段と、
前記衣類に熱風を供給する熱風供給手段と、
赤外線を検知する温度検出手段と、
制御手段と、を備え、
前記温度検出手段は、前記熱風供給手段によって熱風を供給された衣類の温度を検出するとともに前記衣類の素材および乾燥の進行に応じて少なくとも振幅の異なる検知信号を出力し、
前記制御手段は、前記温度検出手段の出力である振幅と衣類の温度とに基づいて前記衣類の乾燥状況を判定し、この判定結果に基づいて前記槽駆動手段を制御することを特徴とする乾燥機。 - 筐体と、
該筐体内に回転自在に収納され、投入された衣類の乾燥を行う槽と、
該槽を回転駆動する槽駆動手段と、
前記衣類に熱風を供給する熱風供給手段と、
赤外線を検知する温度検出手段と、
制御手段と、を備え、
前記温度検出手段は、前記熱風供給手段によって熱風を供給された衣類の周囲温度を検出するとともに前記衣類の素材および乾燥の進行に応じて少なくとも振幅の異なる検知信号を出力し、
前記制御手段は、前記温度検出手段の出力である振幅と周囲温度とに基づいて前記衣類の乾燥状況を判定し、この判定結果に基づいて前記槽駆動手段を制御することを特徴とする乾燥機。 - 筐体と、
該筐体内に回転自在に収納され、投入された衣類の乾燥を行う槽と、
該槽を回転駆動する槽駆動手段と、
前記衣類に熱風を供給する熱風供給手段と、
赤外線を検知する温度検出手段と、
前記衣類を複数の攪拌パターンで攪拌して前記衣類の相対位置関係を強制的に変える攪拌手段と、
制御手段と、を備え、
前記温度検出手段は、前記熱風供給手段によって熱風を供給された衣類の温度を検出するとともに、前記衣類の攪拌に伴い攪拌パターン毎に少なくとも振幅変化の異なる検知信号を出力し、
前記制御手段は、前記温度検出手段の出力の振幅差と衣類の温度とに基づいて前記衣類の乾燥状況を判定し、この判定結果に基づいて前記槽駆動手段の制御を変更することを特徴とする乾燥機。 - 前記温度検出手段に代えて、
前記熱風供給手段によって熱風を供給された衣類の周囲温度を検出するとともに、前記衣類の攪拌に伴い攪拌パターン毎に少なくとも振幅変化の異なる検知信号を出力する温度検出手段を備え、
前記制御手段に代えて、
前記温度検出手段の出力の振幅差と周囲温度とに基づいて前記衣類の乾燥状況を判定し、この判定結果に基づいて前記槽駆動手段の制御を変更する制御手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の乾燥機。 - 前記制御手段は、前記温度検出手段の出力の振幅差と衣類温度とに基づいて前記衣類の乾燥状況を判定し、この判定結果に基づいて前記熱風供給手段の制御を変更することを特徴とする請求項5記載の乾燥機。
- 前記温度検出手段に代えて、
前記熱風供給手段によって熱風を供給された衣類の周囲温度を検出するとともに、前記衣類の攪拌に伴い攪拌パターン毎に少なくとも振幅変化の異なる検知信号を出力する温度検出手段を備え、
前記制御手段は、前記温度検出手段の出力の振幅差と周囲温度とに基づいて前記衣類の乾燥状況を判定し、この判定結果に基づいて前記熱風供給手段の制御を変更することを特徴とする請求項5記載の乾燥機。 - 前記制御手段は、前記温度検出手段の出力の振幅差と周囲温度から、衣類の乾燥状況を判定し、この判定結果に基づいて前記槽駆動手段の制御を停止することを特徴とする請求項5または6に記載の乾燥機。
- 前記制御手段は、300rpm前後以下の低速で前記槽回転を行っている際に前記温度検出手段の出力に基づいて衣類の乾燥状況を判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の乾燥機。
- 前記温度検出手段の検知方向を変化させる温度検出手段駆動機構を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の乾燥機。
- 前記槽内に衣類及び槽の素材とは異なる放射率を有する放射部材を高さ方向に複数個配置し、
前記赤外線に代えて、
前記放射部材から放射される赤外線を検出する温度検出手段を備え、
前記制御手段は、前記温度検出手段が検出した前記放射部材の数に基づいて投入された衣類の量を判定し、この判定結果に基づいて前記槽駆動手段を制御することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の乾燥機。 - 請求項1〜11のいずれかに記載の乾燥機を備え、
前記回転可能な槽はさらに投入された衣類の洗濯および脱水を行い、
前記攪拌手段は、前記槽の内底部に設けられた回転翼であることを特徴とする洗濯乾燥機。 - 前記温度検出手段は前記槽に給水された水の水温を検出し、
前記制御手段は、洗い行程において、前記温度検出手段によって検出された水温の高低に応じて前記槽駆動手段を制御することを特徴とする請求項13記載の洗濯乾燥機。 - 前記制御手段は、洗い行程において、前記温度検出手段の出力が所定の閾値以上の出力であるときは行程時間を短縮することを特徴とする請求項14記載の洗濯乾燥機。
- 前記制御手段は、洗い行程において、前記温度検出手段の出力が所定の閾値以下の出力であるときは行程時間を延長することを特徴とする請求項14記載の洗濯乾燥機。
- 負荷量の検知を洗浄行程開始前または給水後または乾燥運転開始前に実施することを特徴とする請求項13記載の洗濯乾燥機。
- 衣類及び前記槽の素材とは異なる放射率を有する部材を前記槽の周方向に配置し、
前記赤外線に代えて、
前記放射部材から放射される赤外線を検出する温度検出手段を備え、
前記制御手段は、前記温度検出手段が検出した前記槽の周方向における前記放射部材の位置に基づいて洗濯行程または乾燥工程における前記槽の停止位置を決定することを特徴とする請求項13記載の洗濯乾燥機。
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