JP2009082577A - 乾燥機及び洗濯乾燥機 - Google Patents
乾燥機及び洗濯乾燥機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009082577A JP2009082577A JP2007258221A JP2007258221A JP2009082577A JP 2009082577 A JP2009082577 A JP 2009082577A JP 2007258221 A JP2007258221 A JP 2007258221A JP 2007258221 A JP2007258221 A JP 2007258221A JP 2009082577 A JP2009082577 A JP 2009082577A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drying operation
- blowing
- heating means
- wind
- drying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
乾燥の仕上がりを良くするとともに消費電力を低減する。
【解決手段】
衣類が収容される回転ドラム3と、この回転ドラムを駆動するモータ4と、前記回転ドラムを支持する筐体1とを有し、前記乾燥運転中に、前記回転ドラムに収容された衣類に直接、該衣類のしわを伸ばす風量及び風速を有する風を吹きつける手段28を設け、該風を吹きつける手段は、送風手段、該送風手段の吐き出し側に設けたヒータ31、及びヒータの下流に設けたノズル32とで構成し、前記モータ,前記送風手段,前記ヒータを制御する制御手段を有し、前記回転ドラムを前記モータで回転させて乾燥運転する洗濯乾燥機において、前記制御手段は、前記ヒータを強にして乾燥運転する乾燥時間が短い標準コースと、前記ヒータを弱にして乾燥運転する消費電力が少ないコースとを有する。
【選択図】図12
Description
(数1)
Qs=α(Ta−Ts)/γ
ここで、Qs:乾燥速度(kg/m2h)
α:熱伝達率(kJ/m2h℃)
γ:蒸発潜熱(kJ/kg)
Ta:温風温度(℃)
Ts:蒸発面温度(℃)
なお、衣類表面の表面積をA(m2)とすると、乾燥速度QA(kg/h)は数2となる。
(数2)
QA=Qs・A=α・A(Ta−Ts)/γ
また、衣類内部から水分が蒸発する場合の乾燥速度は数3となる。
(数3)
Qi=K(Ta−Ts)/γ
ここで、Qi:乾燥速度(kg/m2h)
K:熱通過率(kJ/m2h℃)
なお、熱通過率Kは数4で表される。
(数4)
K=1/(1/α+L/λ)
L:布の厚み(m)
λ:熱伝導率(kJ/m・h・K)
数1,数2,数3,数4から、乾燥(蒸発)速度を早くするためには、
(1)温風温度Taを上げる
(2)熱伝達率αを上げる
(3)表面積Aを多くする。
(4)熱伝導率λを上げる。
(5)布の厚みを薄くする。
洗濯乾燥機の状態確認及び初期設定を行う。
操作パネル6の表示器14を点灯し、操作ボタンスイッチ13からの指示入力にしたがって洗濯/乾燥コースを設定する。洗濯のみを行う場合は13aの洗濯スイッチを、洗濯から乾燥までを連続して行う場合は13b洗乾スイッチを、乾燥のみを行う場合は13c乾燥スイッチを押して、コースを設定する。これらの操作ボタンスイッチを押すと、発光ダイオード56aが点灯する。操作ボタンスイッチを押すごとに点灯する発光ダイオードが切り替わり、標準→念入り→手造りのように移動し、設定したコースの運転内容が切り替わる。本実施の形態例では、省エネコースを選んだ場合について述べる。省エネコースに設定すると表示器14eから14hに、マイクロコンピュータ50に予め記憶されている設定値を表示する。必要な場合は、ここで13eから13hのスイッチを押して設定値を変更することができる。
操作パネル6のスタートスイッチ12からの指示入力を監視して処理を分岐する。図には記載していないが、スタートスイッチ12が押されたら、布量センシングを実施する。布量センシングは、例えば、洗濯兼脱水槽3を低速で回転させ、あるいは規定の回転数まで加速させ、そのときのモータ4の電流値から測定する。そして、洗濯コースまたは洗濯乾燥コースの場合は、発光ダイオード56bを点灯し、洗剤量表示を一定時間行い(この間に使用者は、洗剤量表示を参考に洗剤トレイ7を引き出し、洗剤を入れる)、その後コースが終了するまでの時間を表示器14kに表示する。また、乾燥コースの場合は、表示器14kに乾燥が終了するまでの時間を表示する。
ステップS102で設定された運転コースにより処理を分岐する。洗濯乾燥コースの場合はステップS105,乾燥コースの場合はステップS107に分岐する。
洗濯を実行する。洗濯は洗い,中間脱水,すすぎ,最終脱水を順次実行するが、通常のドラム式洗濯乾燥機と同様であるので、詳細な説明は省略する。
洗濯乾燥コースが設定されている場合は、温風脱水を実行する。温風脱水は、送風ユニット28を低速回転で運転し、ヒータ31に通電(強モード)して温風を洗濯兼脱水槽3内に吹き込み衣類の温度を上昇させる。同時に、洗濯兼脱水槽3を高速で回転させ温まった衣類から効果的に水分を脱水する(温度が上がると水の粘性が低下するため効率よく脱水でき、乾燥時間を短縮できる)。温風脱水時に、送風ユニット28を低速回転するのは、脱水時には洗濯兼脱水槽3を高速回転するのに必要なモータ4の電流が大きいため、脱水中に送風ユニット28を高速回転すると許容電流値(日本の商用電流では15A)を超えてしまうからである。なお、衣類の量が多いほど衣類全体を温めるのに時間が掛かるため、温風脱水の時間は、衣類の量が多いほど長くする。
乾燥運転1を実行する。送風ユニット28は低速回転(回転数毎分12400回転)、ヒータ31は弱モード1で運転し、洗濯兼脱水槽3の正逆回転を繰り返し、洗濯兼脱水槽3内の衣類の位置を入れ替えながら、高温の温風を衣類に吹き付ける。衣類全体の温度が上昇し衣類から水分が蒸発する。
乾燥は、温度センサにより温風(ファンの入口)や冷却水排水温度を監視しながら実行し、温度変化の割合が所定の値になったときに、洗濯兼脱水槽3の正逆回転及び送風ユニット28の運転はそのままで、ヒータ31の通電を止める。
予め規定された時間あるいは、循環する空気が所定の温度以下になるまで送風運転を行い、衣類を冷却して乾燥運転を終了する。この時、水冷除湿機構への冷却水の供給は継続したままにした方が、効率よく循環する空気の温度を下げることができる。また、送風運転時には、送風ユニット28を低速回転もしくは低速回転より低い回転数にした方がよい。これは、送風運転時に送風ユニット28が高速回転のままの場合、ファンの圧縮仕事やファンモータ28aからの熱により、循環する空気の温度が下がりにくいため、送風運転時間が長くなってしまうからである。送風ユニット28の回転数を冷却に適した回転数まで下げることで短時間に送風運転を終了できる(回転数を下げすぎると、循環風量が減り逆に時間が延びる)。本実施の形態例では、毎分9000回転としている。
2 外槽
2d 外槽カバー
3 洗濯兼脱水槽
4,28a モータ
6 操作パネル
8 乾燥フィルタ
9 ドア
16 給水電磁弁
27 フィルタダクト
28 送風ユニット
28b ファンケース
29 乾燥ダクト
31 ヒータ
32 温風吹出し口
32d ノズル
33 吸気ダクト
38 制御装置
Claims (7)
- 衣類が収容される回転ドラムと、この回転ドラムを駆動するモータと、前記回転ドラムを支持する筐体とを有し、乾燥運転する乾燥機において、
送風手段、該送風手段の吐き出し側に設けた風の加熱手段、及び該加熱手段の下流に設けたノズルとで構成され、前記乾燥運転中に、前記回転ドラムに収容された衣類に直接、該衣類のしわを伸ばす風量及び風速を有する風を吹きつける手段と、
前記乾燥運転の標準コースと省エネコースを選択する選択手段とを備え、
この選択手段で省エネコースを選択された場合、前記標準コースが選択された場合より前記加熱手段の出力を弱くすることを特徴とする乾燥機。 - 衣類が収容される回転ドラムと、この回転ドラムを駆動するモータと、前記回転ドラムを支持する筐体とを有し、乾燥運転する乾燥機において、
送風手段、該送風手段の吐き出し側に設けた風の加熱手段、及び該加熱手段の下流に設けたノズルとで構成され、前記乾燥運転中に、前記回転ドラムに収容された衣類に直接、該衣類のしわを伸ばす風量及び風速を有する風を吹きつける手段と、
前記加熱手段を強弱の2段階に制御する手段と、
前記乾燥運転の標準コースと省エネコースを選択する選択手段とを備え、
この選択手段で省エネコースを選択された場合、前記加熱手段の出力を弱に制御することを特徴とする乾燥機。 - 衣類が収容される回転ドラムと、この回転ドラムを駆動するモータと、前記回転ドラムを支持する筐体とを有し、乾燥運転する乾燥機において、
送風手段、該送風手段の吐き出し側に設けた風の加熱手段、及び該加熱手段の下流に設けたノズルとで構成され、前記乾燥運転中に、前記回転ドラムに収容された衣類に直接、該衣類のしわを伸ばす風量及び風速を有する風を吹きつける手段と、
前記加熱手段を強弱の2段階に制御する手段とを備え、
前記加熱手段は同一容量の加熱部を2段重ねで構成し、上部加熱部を流れる風量と下部加熱部を流れる風量が異なるようにし、風量が多い方の加熱部をON、風量が少ない方の加熱部をOFFにして前記加熱手段を弱に制御することを特徴とする乾燥機。 - 衣類が収容される回転ドラムと、この回転ドラムを駆動するモータと、前記回転ドラムを支持する筐体とを有し、乾燥運転する乾燥機において、
送風手段、該送風手段の吐き出し側に設けた風の加熱手段、及び該加熱手段の下流に設けたノズルとで構成され、前記乾燥運転中に、前記回転ドラムに収容された衣類に直接、該衣類のしわを伸ばす風量及び風速を有する風を吹きつける手段と、
前記加熱手段を強弱の2段階に制御する手段とを備え、
前記加熱手段は容量の異なる加熱部を2段重ねで構成し、容量が大きい方の加熱部をON、容量が少ない方の加熱部をOFFにして前記加熱を弱に制御することを特徴とする乾燥機。 - 衣類が収容される回転ドラムと、この回転ドラムを駆動するモータと、前記回転ドラムを支持する筐体とを有し、乾燥運転を有する洗濯乾燥機において、
送風手段、該送風手段の吐き出し側に設けた風の加熱手段、及び該加熱手段の下流に設けたノズルとで構成され、前記乾燥運転中に、前記回転ドラムに収容された衣類に直接、該衣類のしわを伸ばす風量及び風速を有する風を吹きつける手段と、
前記乾燥運転の標準コースと省エネコースを選択する選択手段とを備え、
この選択手段で省エネコースを選択された場合、前記標準コースが選択された場合より前記加熱手段の出力を弱くすることを特徴とする洗濯乾燥機。 - 衣類が収容される回転ドラムと、この回転ドラムを駆動するモータと、前記回転ドラムを支持する筐体とを有し、乾燥運転を有する洗濯乾燥機において、
送風手段、該送風手段の吐き出し側に設けた風の加熱手段、及び該加熱手段の下流に設けたノズルとで構成され、前記乾燥運転中に、前記回転ドラムに収容された衣類に直接、該衣類のしわを伸ばす風量及び風速を有する風を吹きつける手段と、
前記加熱手段を強弱の2段階に制御する手段と、
前記乾燥運転の標準コースと省エネコースを選択する選択手段とを備え、
この選択手段で省エネコースを選択された場合、前記加熱手段の出力を弱に制御することを特徴とする洗濯乾燥機。 - 衣類が収容される回転ドラムと、この回転ドラムを駆動するモータと、前記回転ドラムを支持する筐体とを有し、乾燥運転する乾燥機において、
送風手段、該送風手段の吐き出し側に設けた風の加熱手段、及び該加熱手段の下流に設けたノズルとで構成され、前記乾燥運転中に、前記回転ドラムに収容された衣類に直接、該衣類のしわを伸ばす風量及び風速を有する風を吹きつける手段と、
前記加熱手段を強弱の2段階に制御する手段と、
前記乾燥運転の標準コースと省エネコースを選択する選択手段とを備え、
この選択手段で省エネコースを選択された場合、前記標準コースが選択された場合より前記加熱手段の弱出力時間を長くすることを特徴とする乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007258221A JP2009082577A (ja) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | 乾燥機及び洗濯乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007258221A JP2009082577A (ja) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | 乾燥機及び洗濯乾燥機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012130352A Division JP5452662B2 (ja) | 2012-06-08 | 2012-06-08 | 乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009082577A true JP2009082577A (ja) | 2009-04-23 |
Family
ID=40656815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007258221A Pending JP2009082577A (ja) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | 乾燥機及び洗濯乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009082577A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120159808A1 (en) * | 2009-10-16 | 2012-06-28 | Panasonic Corporation | Laundry dryer and washer dryer |
CN102733139A (zh) * | 2011-04-04 | 2012-10-17 | 松下电器产业株式会社 | 滚筒式洗涤干燥机 |
JP2013070833A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Hitachi Appliances Inc | 洗濯乾燥機 |
JP2014014529A (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-30 | Hitachi Appliances Inc | ドラム式乾燥機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006247185A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 乾燥機 |
-
2007
- 2007-10-02 JP JP2007258221A patent/JP2009082577A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006247185A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 乾燥機 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120159808A1 (en) * | 2009-10-16 | 2012-06-28 | Panasonic Corporation | Laundry dryer and washer dryer |
CN102733139A (zh) * | 2011-04-04 | 2012-10-17 | 松下电器产业株式会社 | 滚筒式洗涤干燥机 |
JP2013070833A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Hitachi Appliances Inc | 洗濯乾燥機 |
JP2014014529A (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-30 | Hitachi Appliances Inc | ドラム式乾燥機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4729538B2 (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP5325689B2 (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP4866810B2 (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP5033560B2 (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JP4474447B2 (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP2010082347A (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP4812719B2 (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP2009082577A (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP4538093B2 (ja) | ドラム式乾燥機又はドラム式洗濯乾燥機 | |
JP4713620B2 (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JP5600779B2 (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JP5647717B2 (ja) | ドラム式洗濯乾燥機 | |
JP4767235B2 (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP4909851B2 (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JP4872022B2 (ja) | 乾燥機 | |
JP4895956B2 (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP5452662B2 (ja) | 乾燥機 | |
JP2010075216A (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP4866821B2 (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP4381471B2 (ja) | ドラム式洗濯乾燥機 | |
JP4881825B2 (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP2009072491A (ja) | 乾燥機及び洗濯乾燥機 | |
JP4839415B2 (ja) | ドラム式洗濯乾燥機 | |
JP5205492B2 (ja) | ドラム式乾燥機 | |
JP4820925B2 (ja) | ドラム式乾燥機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100127 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120220 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120313 |