JP2011242037A5 - - Google Patents

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本発明の金属リング用搬送装置は、復元力を有する金属リングの周長よりも辺の総和が大きい開口部を上方に形成すると共に、垂直方向に延在する金属リング保持部材で該金属リングを水平方向に懸架する懸架治具における上記開口部から、当該金属リングを挿入して上記懸架治具の金属リング保持部材に懸架させるリング用搬送装置において、上記金属リングの全てを、上記開口部を通過し得る略多角形に変形させて内側から押圧把持し、上記懸架治具の開口部から、上記配置状態で内側から把持された上記金属リングの全てを挿入した後、上記配置状態における内側からの把持を解除して積載する、複数のフィンガー部材を備え、上記複数のフィンガー部材中の少なくとも1個が、上記金属リングの内壁に対して接近または離間する方向に変位可能に設けられた複数の当接部材を有し、上記複数のフィンガー部材で上記複数本の金属リングを支持したときに、上記複数の当接部材の各々が、移動手段によって上記複数本の金属リングの各々に個別に当接することを特徴としている。
本発明の金属リング用搬送装置を利用した金属リングの自動熱処方法の一実施形態を示す概念図である。 整列ストッカーの一実施形態を示した正面図である。 整列ストッカーの一実施形態を示した上面図である。 整列ストッカーの開口部と金属リングとの配置を示した概念図である。 整列ストッカーへの金属リングの押込工程を示した断面図である。 本整列ストッカーへの金属リングの押込工程を示した上面図である。 整列ストッカーへの金属リングの押込工程を示した上面図である。 整列リング移載ロボットハンドの一実施形態を示した正面図である。 整列リング移載ロボットハンドの一実施形態を示した下面図である。 整列リング移載ロボットハンドを金属リング内に挿入した状態を示した下面図である。 整列リング移載ロボットハンドを金属リング内で拡張した状態を示した下面図である。 金属リングの懸架治具の一実施形態を示す上面図である。 金属リングの懸架治具の一実施形態を示す正面図である。 金属リングの懸架治具に変形クランプされた金属リングを挿入した状態を示す上面図である。 金属リングの懸架治具に挿入された変形クランプ金属リングを略円形状に復元した状態を示す上面図である。 熱処理の一実施形態を示した概念図である。 整列ストッカーからの金属リングの引出工程を示した断面図である。
以下、図面を用いて本発明の金属リング用搬送装置の実施形態について具体的に説明する。図1は本発明の金属リング用搬送装置を用いた金属リングの自動熱処方法の一実施形態を示す概念図である。この金属リングの自動熱処理方法では、まず、図1に示されたように、金属リング1が金属リング搬送コンベア2によりリング受渡台3に搬送される。リング受渡台3に搬送された金属リング1は、リング整列機構4によって整列ストッカー5に積載される。この整列ストッカー5に整列して積載された金属リング1は、この配置状態のまま整列リング移載ロボットハンド6によって懸架治具7に移載して取り付けられる。
次いで、この金属リング1が積載された懸架治具7は、治具移載ロボット8によって治具積載パレット9上に積み重ねられる。この治具積載パレット9は、パレット搬送コンベア10によって熱処理炉内へ搬送され、積載された大量の金属リング1に対して所定の熱処理が実施される。
そして、熱処理を終えた金属リング1はこれまでの工程を逆に辿って1本ずつの金属リング1とされる。すなわち、熱処理後の治具積載パレット9は、パレット搬送コンベア11によって熱処理炉から搬送される。治具積載パレット9に積み重ねられた懸架治具7は、治具移載ロボット12によって治具積載パレット9から下ろされる。懸架治具7に整列して積載された金属リング1は、この配置状態のまま整列リング移載ロボットハンド13によって懸架治具7から取り外されて整列ストッカー14に移載される。
本発明における整列ストッカー5は、大量の金属リングを垂直方向に整列して積載し得る同一の構成を2つ回転自在に並列したものであり、その一つの構成は、図2及び3に示されたように、複数の棚部材101が、上部板材102及び下部板材103の間において、複数の支持部材104〜109により、上部板材107及び下部板材108と平行に一定間隔で支持されている。この複数の棚部材101の間隔は、後述する懸架治具に積載される複数の金属リングの間隔とほぼ等しい大きさであり、整列ストッカー5はこの間隔分上下に移動可能な構成であり、全ての棚部材101がリング受渡台3と同じ高さになるよう制御でき、これにより全ての棚部材101間に金属リング1を積載することができる。なお、図2は本発明における整列ストッカーの一実施形態を示した正面図であり、図3はその上面図である。
この開口部110は、後述する金属リングの懸架治具への移載の際に用いられるものであり、金属リングが完全に挿入された状態では何ら問題ないが、図4に示されたように、図面下方から金属リングを押し込み、点線、一点鎖線及び二点差線と挿入していく場合、点線で示された位置から一点鎖線で示された位置までの領域において、金属リングの端部が開口部110に傾斜して入り込んでしまうといった問題を有している。
2.懸架治具への移載工程
この工程においては、整列リング移載ロボットハンド6によって、整列ストッカー5に整列して積載された大量の金属リング1をこの配置状態のまま懸架治具7に移載して取り付ける。整列リング移載ロボットハンド6は、図8及び9に示されたように、ベース部201に備えられた駆動機構により3方向にそれぞれが拡張する2本1組のフィンガー部材202が3組備えられている。また、このフィンガー部材202には、金属リングの幅と同等の距離を離間させて突起部203が上下方向に複数設けられており、隣接する突起部203間に金属リングが固定される。なお、図8は整列リング移載ロボットハンドの一実施形態を示した正面図(a)及び側面図(b)であり、図9はその下面図である。
懸架治具7は、図12及び13に示したように、蓋体301と底部302との間において、3本以上の平行な金属リング保持部材303が金属リング1の外周に当接するように垂直方向に立設され、蓋体301には、上記の変形クランプされた金属リング1の外周よりも辺の長さの総和が長い開口部304が設けられている。また、この金属リング保持部材303には、金属リング1に対向する面にのみ一定間隔で略円柱状の突起部305及び306が設けられている。隣接する2つの突起部305の間に金属リング1が挿入された場合に、この突起部305は金属リング1の落下を防止する構成であり、突起部306は金属リング1の外周面を保持する構成であるが、これらの突起部305及び306と金属リング1との接触面積は極めて小さく、熱処理における熱損失や窒化処理におけるムラを防ぐことができる。さらに、金属リング保持部材303は、3本以上を平行に立設した際に、同じ高さにそれぞれの突起部が形成されるように構成されており、これらの隣接する突起部間に金属リング1が挿入された場合に、金属リング1が水平に挟持される。なお、図12は金属リングの懸架治具の一実施形態を示す上面図であり、図13はその正面図である。
さらに、上記の金属リングの懸架治具7においては、多数の金属リングを水平に並列する金属リング保持部材303が1治具当たり2組以上設けられていることが好ましい。このような構成とすることにより、金属リング数当たりの治具重量を低減することができ、熱処理時の熱効率を向上することができる。実験例としては、1治具当たり1組の金属リング保持部材を設けた懸架治具と比較すると、金属リング数当たりの治具重量及び体積を約9%及び約10%低減することができた。
上記のようにして金属リング保持部材303が1治具当たり2組以上設けられた場合には、それぞれの金属リング保持部材303に載置される金属リング1が最も近接する位置に、それぞれの金属リング1と対向するように部材の両面に突起部を備えた金属リング保持部材303を設け、両組の金属リング1を同時に保持する構成とすることもできる。このような構成によれば、懸架治具7に用いる金属リング保持部材303の本数を低減することができ、懸架治具7の軽量化を図ることができる。
このような構成の懸架治具7において、図14に示されたように、上記のようにして大量の金属リング1がクランプされたフィンガー部材を、上方から開口部304へ挿入し、載置する金属リング1の外周と、載置される各金属リング保持部材303の凹部とが同じ高さになるように位置合わせする。そして、フィンガー部材を縮小させると、六角形に変形クランプされた金属リング1の形状が弾性力により略円形状に復元され、図15に示されたように、金属リング1の外周端縁が金属リング保持部材303の凹部に挟持され、大量の金属リング1の全てが一度に水平に保持される。
3.金属リングの熱処理工程
この工程においては、治具移載ロボット8によって大量の金属リング1が積載された懸架治具7を治具積載パレット9上に積み重ね、パレット搬送コンベア10によってこの治具積載パレット9を熱処理炉内へ搬送した後、積載された大量の金属リング1に対して所定の熱処理が実施される。ここで、本発明においては、上記の治具積載パレット9は、懸架治具7を5列2行2段の計20個積み重ねることが好ましく、このような構成によれば、加熱炉内における金属リングの充填率が高く、低コストかつ効率よく熱処理することができる。
次に、上記の懸架治具7を用いて行う熱処理について具体的に説明するが、説明を簡易化するために、懸架治具7単体を加熱処理する場合について以下に説明する。
金属リング1を載置された懸架治具7は、図示していない搬送手段により、図16に示される熱処理炉306の内部に搬送される。なお、本実施形態における金属リング保持部材303は、両端部に開口を備えた中空の部材を用いた。熱処理炉306内の懸架治具7においては、中空体である金属リング保持部材303の内部と熱処理炉306の内部とが、各開口を介して連通状態となっている。また、熱処理炉306は、懸架治具7の搬送方向に沿って長尺に形成され、側壁307及び308の内方にヒータ309及び310が設置されるとともに、天井壁311に攪拌翼312を備えた対流用ファン313が設置されている。
その結果、窒化ガスは、側壁307及び308に沿って下降し、次いで、熱処理炉306の床付近、ひいては懸架治具7の近傍で再度上昇しようとする。ここで、上記したように、金属リング保持部材303の内部は、両端部の開口を介して懸架治具7の内部と連通状態にある。したって、窒化ガスは、図16に示すように、金属リング保持部材303の下方の開口から導入される。すなわち、この場合、金属リング保持部材303の下方の開口は、窒化ガスの流通方向上流側に向けられ、窒化ガスの導入口として機能する。窒化ガスは、金属リング保持部材303の内部を経由した後、上方の開口から排出されて熱処理炉306の天井壁311に向けられる。
4.金属リングの引出工程
この工程においては、熱処理完了後、パレット搬送コンベア11によって熱処理された治具積載パレット9を熱処理炉から搬送し、治具移載ロボット12によって積み重ねられた懸架治具7を治具積載パレット9から下ろす。そして、整列リング移載ロボットハンド13によって、懸架治具7に整列して積載された金属リング1を、この配置状態のまま懸架治具7から取り外し、整列ストッカー14に移載する。これらの動作については、上記の整列ストッカーから懸架治具への移載及び熱処理の各工程を逆に辿るものであるため詳細な説明は省略する。
1…金属リング、2…金属リング搬送コンベア、3…リング受渡台、
4…リング整列機構、5…整列ストッカー、6…整列リング移載ロボットハンド、
7…懸架治具、8…治具移載ロボット、9…治具積載パレット

Claims (3)

  1. 復元力を有する金属リングの周長よりも辺の総和が大きい開口部を上方に形成すると共に、垂直方向に延在する金属リング保持部材で該金属リングを水平方向に懸架する懸架治具における上記開口部から、当該金属リングを挿入して上記懸架治具の金属リング保持部材に懸架させる金属リング用搬送装置において、
    上記金属リングの全てを、上記開口部を通過し得る略多角形に変形させて内側から押圧把持し、上記懸架治具の開口部から、上記配置状態で内側から把持された上記金属リングの全てを挿入した後、上記配置状態における内側からの把持を解除して積載する、複数のフィンガー部材を備え、
    上記複数のフィンガー部材中の少なくとも1個が、上記金属リングの内壁に対して接近または離間する方向に変位可能に設けられた複数の当接部材を有し、
    上記複数のフィンガー部材で上記複数本の金属リングを支持したときに、上記複数の当接部材の各々が、移動手段によって上記複数本の金属リングの各々に個別に当接することを特徴とする金属リング用搬送装置。
  2. 前記移動手段は、圧縮性流体で駆動する流体シリンダであることを特徴とする請求項1に記載の金属リング用搬送装置。
  3. 前記移動手段及び当接部材は、同一のフィンガー部材上で同一方向に向けて設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の金属リング用搬送装置。
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