JP6570351B2 - 移載装置及び移載方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移載装置及び移載方法に関する。
製品を組み立てる組立装置や、部品に所定の処理を行う処理装置に対しては、作業効率等の観点から複数の部品を一つの収容容器に収容させた状態で供給したり、回収したりする部品搬送を行うことで効率よく作業を行うことが求められる。また、このような部品の供給や回収を行う際には、できるだけ連続して部品の供給・回収を行うために、複数の収容容器を準備して収容容器と収容容器外に設けられた部品載置部との間で部品の移載作業を行うことが一般的に行われている。
収容容器としては、例えば、同一平面上に複数の部品を整然と並べて収容可能な複数の収容部が設けられた平面収容容器(以下、トレイと称す)が採用されている。これらのトレイは、複数積み重ね可能に構成されており、複数のトレイを積み重ねたトレイ群として組立装置や処理装置等に供給されたり、異なる工程間を移送されたりしている。
このようなトレイを用いて部品の供給を行う装置としては、特許文献1に記載の装置がある。また、トレイの交換中における部品移載効率を向上させる装置としては、特許文献2に記載の装置がある。また、供給されたトレイから部品を取り出し移載する移載装置としては、特許文献3に記載の装置がある。
特公平06−002529号公報 特開平08−215942号公報 特開2000−263344号公報
特許文献1に記載の装置は、積層させた部品箱(トレイ)群を移送させ、最上部の部品箱に対して部品の移載を行い、移載処理が完了した一つの空箱(トレイ)を排出する。このとき、装置は、移載を中断して空箱の排出後、再び部品箱群の最上部となっている部品箱に対して部品の移載を行う。しかし、この装置では、空箱の入れ替え動作中は、最上部となっている部品箱に対して部品の移載を行うことができないため、移載効率が低下する虞がある。
また、特許文献2に記載の装置は、特許文献1に記載の装置と同様の構成において、移載処理効率の向上を図ったものである。この装置では、上下に配置した第一の収容箱受け及び第二の収容箱受け(トレイ)を交互に移動するエアシリンダ等の移動装置に載置させて、入れ替え移載処理を行うようにしている。しかしながら、エアシリンダ等の移動装置の動作範囲を確保しなければならず、平面における装置面積が大きくなる虞がある。更に、入れ替え動作中は、いずれにしても収容箱受けに対して部品の移載動作を行うことができないため、収容箱受けのサイズが大きいと部品の移載効率が低下する虞がある。
また、特許文献3に記載の装置は、特許文献2に記載の装置のようにトレイを交互に移動する移動装置を採用し、産業用ロボット(移載装置)に部品を供給している。しかしながら、トレイを交互に入れ替えて供給するようにしているため、積層されたトレイを一つずつ分離させる作業が必要となり、全体的な動作として効率低下の虞がある。
従って、本発明の目的は、移載可能位置に位置決めされたトレイに対する部品移載作業の効率を向上させる技術を提供することにある。
本発明は、部品を収納可能なトレイと部品搬入出位置との間で部品を移載する移載装置であって、前記部品を移載する移載ユニットと、前記トレイを搬送する搬送ユニットであって、前記移載ユニットが前記部品を移載可能な第一位置と、前記第一位置よりも下方に設定され、前記移載ユニットが前記部品を移載可能な第二位置と、の間で前記トレイを昇降させる昇降機構を含む搬送ユニットと、前記第一位置のトレイを検出する検出ユニットと、前記移載ユニット、前記搬送ユニット、前記昇降機構を制御する制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、前記第一位置の前記トレイが、在席状態か、前記第一位置から排出される途中の状態を示すトレイ排出状態か、を前記検出ユニットによる検出結果に基づいて判定することにより、前記移載ユニットによ前記第一位置に位置する前記在席状態の前記トレイに関する部品の移載を行う第一移載動作と、前記トレイの前記トレイ排出状態の間に前記移載ユニットにより前記第二位置に位置する次のトレイに関する部品の移載を行う第二移載動作と、の切換制御を実行可能であり、前記昇降機構により前記第二位置のトレイを前記第一位置へ移動させる入替動作制御を実行可能である、ことを特徴とする。
また、本発明は、部品を収納可能なトレイと部品搬入出位置との間で部品を移載する移載装置であって、前記部品を移載する移載ユニットと、前記トレイを搬送する搬送ユニットであって、前記移載ユニットが前記部品を移載可能な第一位置と、前記第一位置よりも下方に設定され、前記移載ユニットが前記部品を移載可能な第二位置と、の間で前記トレイを昇降させる昇降機構を含む搬送ユニットと、前記移載ユニット、前記搬送ユニット、前記昇降機構を制御する制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、前記第一位置に前記トレイが存在しているとき、前記移載ユニットにより前記第一位置に位置する前記トレイに関する部品の移載を行う第一移載動作と、前記第一位置にあった前記トレイを排出中のとき、前記移載ユニットにより前記第二位置に位置する前記トレイに関する部品の移載を行う第二移載動作と、の切換制御を実行可能であり、前記第一位置にあった前記トレイの排出が完了したとき、前記昇降機構により前記第二位置のトレイを前記第一位置へ移動させる入替動作制御を実行可能である、ことを特徴とする。
また本発明は、トレイと部品搬入出位置との間で部品を移載する移載装置の移載方法であって、前記トレイを前記部品が移載される移載エリア内に搬入する搬入工程と、前記トレイを前記移載エリアから搬出する搬出工程と、前記移載エリアで前記部品の移載を行う移載工程と、を含み、前記移載エリアは、前記部品を移載可能な第一位置と、前記第一位置よりも下方に設定され、前記部品を移載可能な第二位置とが設けられ、前記第二位置から前記第一位置へ前記トレイの入れ替えが可能であり、前記移載工程は、前記第一位置の前記トレイと前記部品搬入出位置との間で前記部品の移載を行う第一移載工程と、前記第二位置の前記トレイと前記部品搬入出位置との間で前記部品の移載を行う第二移載工程と、を含み、前記搬入工程は、前記移載エリア内に搬入された前記トレイを前記第一位置にて保持させる第一搬入工程と、前記移載エリア内に搬入された前記トレイを前記第二位置にて保持させる第二搬入工程と、を含み、前記移載方法は、前記搬出工程における前記第一位置のトレイ在席情報に基づき、前記第一移載工程と前記第二移載工程の切り換え制御を行う切換工程と、前記第一位置からのトレイの排出状態を検出する検出工程と、さらにみ、前記検出工程において、前記第一位置のトレイの搬出が検出されているときは、前記第二位置のトレイと前記部品搬入出位置との間で前記第二移載工程を行い、前記第一位置のトレイの搬出完了が検出されたときは、前記第二位置のトレイを上昇させて前記第一位置にて保持すると共に、新たに第一位置にて保持されたトレイと前記部品搬入出位置との間で前記第一移載工程を行う、ことを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、移載可能位置に位置決めされたトレイに対する部品移載作業の効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態における移載装置を用いたシステムの斜視図。 制御ユニットのブロック図。 システムの動作説明図。 システムの動作説明図。 図4のST4におけるシステムの斜視図。 図4のST5におけるシステムの斜視図。 システムの動作説明図。 システムの動作説明図。 図8のST10におけるシステムの斜視図。 システムの動作説明図。 他の実施形態におけるシステムの動作説明図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同じ参照符号は、同様の要素を示し、紙面に対する上下左右方向を、本実施形態における装置または部材の上下左右方向として、本文中の説明の際に用いることとする。
図1は本発明の一実施形態に係る移載装置Aを含むシステムSの斜視図である。図1中、矢印X及びYは水平方向であって互いに直交する2方向を示し、矢印Zは垂直方向を示す。システムSは、部品移送ユニットPTと移載装置Aと搬送装置Cとを備え、これらが図中矢印Yに沿った方向に並んで配置される。部品移送ユニットPTは、移載装置Aに隣接して配置される。搬送装置Cは、移載装置Aに対して部品移送ユニットPTの反対側であって、移載装置Aに隣接して配置される。
システムSの動作概略を説明すると、搬送装置Cが部品Pを収納したトレイTを移載装置Aへ供給し、移載装置AはトレイTから部品Pを部品移送ユニットPTへ移載し、空になったトレイTを搬送装置Cが回収する。このとき、部品Pの流れは、搬送装置Cを上流側として、下流側の部品移送ユニットPTへ移載装置Aを介して搬送される。なお、部品移送ユニットPT及び搬送装置Cは、それぞれ移載装置Aとの間で部品Pを移載可能な構成及び移載装置Aとの間でトレイTを受け渡し可能な構成であれば、いずれの形態でもよく、以下に説明する実施形態の態様に限定されない。また上記システムSは、部品Pを部品移送ユニットPTから移載装置Aを介して搬送装置Cへと搬送される形態を採用してもよい。このとき部品Pの流れは、部品移送ユニットPTを上流側、搬送装置Cを下流側とする。
<部品移送ユニットPT>
部品移送ユニットPTは、部品Pを移載装置Aから搬入位置で受け取り、図示しない組立装置や処理装置に対して、部品Pを搬送し、または移載装置Aへの搬出位置へ部品Pを搬送し搬出位置で受渡しする移送ユニットであり、部品の搬入出位置を規定している。部品移送ユニットPTは、例えばベルトコンベア等を例示することができる。
<搬送装置C>
搬送装置(供給ユニット)Cは、本実施形態においてAGV(Automatic Guided Vehicle)等の無人搬送車を採用することができる。搬送装置Cは、上側に後述するトレイTを搭載する搭載部C1と、下側に走行部C2とを備える。搬送装置Cは、走行部C2によって例えば工場内を走行可能であり適宜移動して移送装置Aに隣接して停止することができる。本発明で取り扱うトレイTは、図1に拡大図を示すように、部品Pを収容する収容部Tsと、収容部Tsの周囲から外方に突出するフランジ状の突出部Ttとが設けられている。
トレイTは、平面視矩形環状のフランジ状の突出部Ttの内周縁部から下方に下がる壁部を備え、四方の壁部をそれぞれ接続する底部とを備える。この壁部と底部とで収容部Tsが形成される。複数のトレイTを積層することで構成される段積トレイT1は、それぞれの収容部Tsの中心が同じ鉛直線上に位置し、また、それぞれの突出部Ttの角部は、収容部Tsの鉛直線と異なる鉛直線上に位置して積層される。なお、複数のトレイを積層した際には、それぞれの突出部Tt間に鉛直方向の隙間が形成される。搬送装置Cは、部品Pが収容されたトレイTまたは、部品Pが未収用のトレイTを複数段重ねた段積トレイT1を搭載部C1に搭載してこれを搬送する。また搭載部C1の段積トレイT1を搭載する搭載面には、後述する段積トレイT1を移送するためのトレイ移送機構C3(例えば、コンベア)が構成される。
以上の構成の搬送装置Cは、例えば、工場内の所定箇所にて段積トレイT1を搭載し、移動して、移載装置Aの端部と接続することができる。その後搬送装置Cは、移載装置Aの後述する受け渡しユニットA2との間で、段積トレイT1を移載装置A側へ引き渡す。その後、移載装置AによってトレイTと部品移送ユニットPTとの間で部品Pの移載が行われた後、搬送装置Cは移載処理済の段積トレイT2を受け入れて、工場内を移動して、所定の場所へ搬送することができる。なお、本実施形態において搬送装置としてAGVを採用した形態を例示しているが、この形態に限定されることはなく、移載装置Aへのトレイの受け渡しは作業者が行ってもよい。
<移載装置A>
移載装置Aは、部品移送ユニットPTに隣接して配置される。また、搬送装置Cが移載装置Aに横付けされた場合には、部品移送ユニットPTと搬送装置Cとの間に配置される。本実施形態において、移載装置Aの搬送装置Cに隣接した側を上流側、部品移送ユニットPTに隣接した側を下流側として以下の説明に用いることとする。移載装置Aは、下流側の搬送ユニットA1と上流側の受け渡しユニットA2とを備える。搬送ユニットA1は部品移送ユニットPTに隣接して移載装置Aにおける下流側に配置される。受け渡しユニットA2は搬送装置Cに隣接して、移載装置Aにおける上流側に配置される。搬送ユニットA1と受け渡しユニットA2とは互いに、後述する移送レールRを介してトレイTを受け渡し可能に接続されている。
<搬送ユニットA1>
搬送ユニットA1は、本体フレーム100、第1移送ユニット110、トレイ昇降ユニット120、第1位置決めユニット130、部品移載ユニット140、トレイ排出ユニット150及び段積ユニット160を備える。第1移送ユニット110、第1位置決めユニット130、トレイ排出ユニット150及び段積ユニット160は、本体フレーム100の予め定められたそれぞれの位置に取り付けられる。トレイ昇降ユニット120は、本体フレーム100の内側に配置される。部品移載ユニット140は、本体フレーム100の外側に隣接して配置される。
<本体フレーム100>
本体フレーム100は、平面視矩形状に形成された二つのサブフレーム101、102が、複数の中間フレーム103を介して、矢印Z方向に所定間隔をあけて、上下二段に配置された箱形状を有する。下段サブフレーム101には、その長手方向(矢印Y方向)の略全域に第1移送ユニット110が配置される。
<第1移送ユニット110>
第1移送ユニット110は一対の移送レールRを備える(本実施形態では、一対の移送レールRの片側に、別の一対の移送レールRを直列に接続したものを採用し、合計四つの移送レールRを採用している)。各移送レールRは、下段サブフレーム101の矢印X方向の両端部近傍に間隔をあけて配置される。
<移送レールR>
移送レールRは、例えば載置されたワークを搬送可能な無端ベルトを駆動させる駆動源を内蔵したコンベアユニットを例示することができる。しかしながら移送レールRは、上記の形態に限定されず、例えば、ワークを載置した載置部に構成されたナットをボールネジに沿って移動させるボールねじ機構や、ワークを載置した載置部に接続された移動体をエアシリンダ等のアクチュエータによって移動させる機構を採用してもよい。
<昇降ユニット120>
下段サブフレーム101における下流側で第1移送ユニット110の一対の移送レールRの間にはトレイ準備位置RAが形成される。トレイ準備位置RAには、トレイ昇降ユニット120が配置される。トレイ昇降ユニット120は、後述するトレイTを載置する載置部121と、載置部121上のトレイTの位置を規定する複数の規定部122と、規定部122及び載置部121を備える移動体123を移動させる移動機構124とを備える。移動体123は、板状に形成され、その上面が載置部121となっている。
また載置部121の所定箇所には、トレイTと接続され、トレイTの載置部121に対する位置を規定する規定部(第二保持機構)122が設置される。規定部122としては、例えば、載置部121から立設された突部や、載置部121から移動体123の内方へ窪んだ窪み部の他、トレイと係合可能に構成される保持ユニット等を例示することができる。また、規定部122の載置部121に対する設置個所や、設置個数はトレイTの形態に応じて適宜設定可能である。移動機構124は、移動体123を予め定めた所定の位置で停止可能なもの、具体的には、少なくとも移動体123を、後述する第一位置、第二位置およびトレイ受取位置の3か所で停止できるものであれば特に限定するものではない。例えば、移動機構124としては、エアシリンダ、油圧シリンダによる昇降機構や、モータ等を駆動源とするボールねじ等による昇降機構を例示することができる。
<第一位置決めユニット130>
上段サブフレーム102には、その長手方向(Y方向)中央部に対して下流側に第1位置決めユニット130が配置され、その上流側に検出ユニット132、トレイ排出ユニット150及び段積ユニット160が配置される。第1位置決めユニット130は一対の保持機構131を備える。一対の保持機構131は、それぞれ上段サブフレーム102のX方向の両端部近傍に互いに間隔を空けて配置される。
また、保持機構131は、上段サブフレーム102に対してX方向及びZ方向へ移動可能な移動部131aと、移動部131aの側面から上段サブフレーム102の内方に向けて突設された保持部131bと、移動部131aを移動させる駆動部131cとを備える。移動部131aは、図1中に駆動部131cとして示される箱状部材の内部に配置された図示しない駆動機構によって、上部サブフレーム102の内外方向(矢印X1方向)へ移動可能である。保持部131bは、移動部131aがX方向内方へ移動することで、段積トレイT1の重なる合う二つのトレイT、Tの間(具体的には、それぞれの突出部Tt、Ttの間)に挿入され、保持部131bの上方側のトレイTの突出部Ttに係合して保持することができる。なお、保持部131bによるトレイTの保持を解除する際には、移動部131aをX方向外方へ移動させる。
上段サブフレーム102における一対の保持機構131の間は、空間が形成されおり、直下に位置するトレイ昇降ユニット120の載置部121が上昇してきた際の収容空間となる。この空間に配置されたトレイTに対して後述する移載ユニット140が部品の移載を行うため、この収容空間の上方側を移載エリアTAとする。
検出ユニット132は、上段サブフレーム102のY方向の任意の位置に配置可能であり(本実施形態では、保持機構131と段積ユニット160との間に配置されており)、移載エリアTAに存在するトレイTの在席有無状態を検出する。具体的には、検出ユニット132は、移載エリアTAに在席するトレイTが後述するトレイ排出ユニット150によって排出(搬出)される際も、排出中のトレイTを検出する。例えば、検出ユニット132として光センサを採用した場合、上段サブフレーム102のX方向一方端部に配置された検出ユニット132から発せされた光を、他方端部の検出ユニット132が受光することで、トレイTの存在が無いことを検知することができる。また検出ユニット132を移載エリアTAのY方向任意の位置に配置することにより、トレイTが上流側へ排出された際の排出確認を適切なタイミングで検知することができる。
つまり、検出ユニット132は、排出中のトレイTが、移載エリアTAから排出されたことを検出することができる。この検出により、後述する部品移載ユニット140が排出中のトレイTの直下の待機位置に位置するトレイTへアクセス可能であることを判断することができる。なお、検出ユニット132として、例えば、可視光線、赤外線、紫外線等を非接触で検出できる光学センサを採用でき、また、接触して検出できる接触式センサとして例えば、リミットスイッチ等を採用してもよい。
<トレイ排出ユニット150及び段積ユニット160>
上段サブフレーム102の上流側には、トレイ排出ユニット150と段積ユニット160と、一対の移送レールRとが配置される。トレイ排出ユニット150と、段積ユニット160と、一対の移送レールRとにより第2移送ユニットを形成する。
トレイ排出ユニット150は、上段サブフレーム102のX方向中央部分でY方向に沿って延びるように配置されたボールネジ等の直動案内機構151と、直動案内機構151によってY方向に往復移動される移動部152と、を備える。一対の移送レールRは、上記で説明した移送レールRと同様の構成であり、平面視矩形状の上段サブフレーム102のX方向の両端部近傍に間隔をあけて配置される。また、トレイ排出ユニット150は、図示しない伸縮機構を備えており、直動案内機構151および伸縮機構を駆動させることで移動部152を移載エリアTA上に保持されるトレイTの下方に移動させてトレイTに係合し、トレイTの保持が解除されることでトレイTを移動部152に載置保持し、移動部152を一対の移送レールRの間に形成された空間に設けられた排出エリアEAまで移動することで移載エリアTAからトレイTを排出することを可能にしている。また、トレイ排出ユニット150により排出移動されるトレイTを移送レールRと協働して、排出エリアEA上に搬送させてもよい。
また、上段サブフレーム102の上流側におけるX方向両端部には段積ユニット160が配置される。段積ユニット160は、トレイ排出ユニット150の移送レールRより、上段サブフレーム102のX方向外側に配置される。段積ユニット160は、一対の保持機構161がX方向に互いに離間して配置される。
具体的には、保持機構161は、上段サブフレーム102に対してX方向及びZ方向へ移動可能な移動部161aと、移動部161aの側面から上段サブフレーム102の内方に向けて突設された保持部161bと、駆動部161cとを備える。移動部161aは、駆動部161cに含まれる不図示の駆動機構によって、上部サブフレーム102の内外方向(矢印X2方向)へ移動可能であり、上下方向(矢印Z2方向)へ昇降可能である。保持部161bは、移動部161aがX方向内方へ移動することで、排出エリアEA上に排出されたトレイTの突出部Ttの下側に挿入され、保持部161bによりトレイTを保持することができる。また、保持したトレイTは、駆動部161cの駆動機構によって上方に移動され、待機位置で待機保持される。なお、保持部161bによるトレイTの保持を解除する際には、移動部161aをX方向外方へ移動させる。
<部品移載ユニット140>
部品移載ユニット140は、本体フレーム100における下流側のX方向の一方端部に隣接して、本体フレーム100の外側に配置される。部品移載ユニット140は、図1中奥側に配置される台座部140aによって、上段サブフレーム102よりもZ方向で高い位置(移載エリアTAの上方)で移載動作が可能にY方向レール141、X方向レール142、把持ユニット143を備える。Y方向レール141は、上段サブフレーム102の下流側に設定された移載エリアTAの少なくともY方向全域および部品移送ユニットPTの部品受け渡し位置で部品の移載が可能な程度にY方向に延びる長尺部材である。なお、本実施形態では、Y方向レール141は、移載装置Aに隣接する部品移送ユニットPTの一部と隣接する位置まで延びている。
X方向レール142は、上段サブフレーム102の上方で、少なくとも移載エリアTAの全域のX方向に延びる長尺部材であり、不図示の駆動機構によりY方向に往復移動可能にY方向レール141に支持される。把持ユニット143は、不図示の駆動機構によりX方向に往復移動可能にX方向レール142に支持され、部品Pを掴むハンド部144を備える。したがって、ハンド部144は、移載エリアTAの全域と隣接する部品移送ユニットPTとの上方で部品Pを把持して移動可能である。また、ハンド部144は、不図示の駆動機構により上下方向に移動可能に把持ユニット143に構成される。したがって、移載エリアTAおよび部品移送ユニットPTに設定される部品待機位置に移動可能である。
なお、X方向レール142、把持ユニット143、ハンド部144を駆動するそれぞれの不図示の駆動機構は、例えばボールねじ機構、モータ等の駆動源とラック−ピニオン機構等の機構との組み合わせを挙げることができる。ハンド部144は図示しない駆動源によって駆動され、部品Pを把持する構成を採用している。しかしながら、ハンド部144は上記構成に限定されず、例えば図示しない負圧発生源に接続され内部に負圧を発生させる保持ノズルによって部品Pを吸着させる形態や、粘着部材による粘着力によって部品Pを保持する形態を採用してもよい。
<受け渡しユニットA2>
受け渡しユニットA2は、上段移送レール対170、下段移送レール対180、昇降フレーム190、一対の支柱200を備える。上段移送レール対170は、上記移送レールRと同様の構成であり、互いに間隔をあけて配置された一対の移送レールRを備える。この一対の移送レールRの間隔は、上記した第一及び第二移送ユニットの一対の移送レールRの間隔と同じ幅に設定される。下段移送レール対180は、上段移送レール対170と同様に、互いに間隔をあけて配置された一対の移送レールRを備える。この一対の移送レールRの間隔は、上記した第一および第二移送ユニットの一対の移送レールRの幅と同じ幅に設定される。
昇降フレーム190は、上段移送レール対170及び下段移送レール対180を互いにZ方向で所定の間隔をあけて支持する。Z方向における上段移送レール対170と下段移送レール対180との間隔は、上記下段サブフレーム101及び上段サブフレーム102にそれぞれ配置された第1及び第2移送ユニットのZ方向における間隔と同じ間隔に設定される。つまり、下段移送レール対180の移送レールRが下段の第一移送ユニット110の移送レールRと接続可能な位置にあるとき、上段移送レール対170の移送レールRが上段の第二移送ユニットの移送レールRと接続可能な位置にある。
一対の支柱200は、昇降フレーム190をZ方向における下段位置と上段位置との間で昇降可能に支持する。例えば、昇降フレーム190が一対の支柱200により下段位置に位置付けられた際には、下段移送レール対180が第一移送ユニット110と接続し、上段移送レール対170が第2移送ユニットの一対の移送レールRと接続する。また、昇降フレーム190が一対の支柱200により上段位置に位置付けられた際には、下段移送レール対180が第2移送ユニットの一対の移送レールRと接続し、上段移送レール対170はその上方に保持された状態となる。昇降フレーム190は、図示しない支柱200内の駆動機構によって昇降自在に支柱200に支持される。なお駆動機構としては、例えばボールねじ機構、モータ等の駆動源とラック−ピニオン機構等の機構との組み合わせを挙げることができる。
<制御ユニット300>
図2は本実施形態のシステムSの制御を行う制御ユニット300のブロック図である。制御ユニット300は、処理部310と、記憶部320と、インターフェース部330とを備え、これらは互いに不図示のバスにより接続されている。処理部310は、記憶部320に記憶されたプログラムを実行する。処理部310は、例えばCPUである。記憶部320は、例えば、RAM、ROM、ハードディスク等である。インターフェース部330は、処理部310と、外部デバイス(ホストコンピュータ340、センサ(入力デバイス)350、各駆動機構のアクチュエータ(出力デバイス)360)との間に設けられ、例えば、通信インターフェースや、I/Oインターフェース等である。
センサ350には、例えば、昇降機構124の位置を検出するセンサ、検知ユニット132の光センサ、ハンド部144の圧力センサ等が含まれる。アクチュエータ360には、移送レールR、昇降機構124、保持機構131、161、移載ユニット140、排出ユニット150、昇降フレーム等の駆動機構の駆動源が含まれる。駆動制御ユニット300はホストコンピュータ340の指示により、移載装置Aを制御する。以下、制御例について説明する。
<移載工程>
図3から図10を参照して、移載装置Aを含むシステムSの動作について説明する。図3のST1に示す状態は、部品Pを収納したトレイTを複数段重ねた段積トレイ(トレイ群)T1を搭載した搬送装置Cが受け渡しユニットA2と接続した状態を示している。搬送装置Cの搭載部C1に構成される移送機構C3と、下段移送レール対180の移送レールRとが駆動して、段積トレイT1を搬送装置Cから受け渡しユニットA2(図中右方向の矢印D1で示す方向)へ移動させる。
図3のST2に示す状態は、段積トレイT1が、下段移送レール対180上に移動して、受け渡しユニットA2に収容された状態を示す。この後図中二点鎖線で示す搬送装置Cは、移送装置Aから離れ、次に供給する部品Pを収納した段積トレイT1を搭載すべく、工場の所定の場所へ移動する。
図3のST3に示す状態は、段積トレイT1が受け渡しユニットA2から搬送ユニットA1のトレイ準備位置RAへ移動される様子を示す。まず受け渡しユニットA2の下段移送レール対180に載置された段積トレイT1は、第一移送ユニット110より高い位置にあるので、昇降フレーム190により降下される。昇降フレーム190が降下すると、下段移送レール対180は搬送ユニットA1の第一移送ユニット110と連続する位置に配置される。この状態で、下段移送レール対180及び第一移送ユニット110のそれぞれの移送レールRを駆動させることで、図中二点鎖線で示す段積トレイT1が受け渡しユニットA2の下段移送レール対180からトレイ準備位置RAへ(図中右方向の矢印D2で示す方向へ)移動させられる。そして、図中実線で示すように、段積トレイT1がトレイ準備位置RAで待機する。
図4のST4に示す状態は、段積トレイT1の最上段のトレイTUが移載エリアTAに配置され、次のトレイTLがトレイ準備位置RAに配置された様子を示す。図3のST3に示す状態から、図4のST4に示す状態になるまでの、載置装置Aの動作を以下に詳細に説明する。まず、段積トレイT1は、トレイ昇降ユニット120の載置部121の上方に待機する。次いで、移動体123が昇降機構124によってわずかに持ち上げられると、移動体123の載置部121に配置された規定部122が段積トレイT1の最下段のトレイTFの下面に設けられた不図示の被嵌合部に嵌合して、段積トレイT1が載置部121上に位置決め、載置される。その後さらに昇降機構124を駆動させ移動体123を上昇させる。移動体123の上昇動作は、第一位置決めユニット130が構成される上段サブフレーム102に設けられた検出ユニット132が最上段のトレイTUを検出することで停止される。その後、第一位置決めユニット130の一対の保持機構131が動作し、保持部131bを段積トレイT1の最上段のトレイTUの突出部Ttと次のトレイTLの突出部Ttとの間に移動させる。本実施例では、検出ユニット132がトレイTUの検出を行っているが、トレイTUを検出する専用の検出ユニットを別に設けてもよい。
次いで、昇降機構124を駆動させ移動体123を下降させることで一対の保持機構131の保持部131bに最上段のトレイTUの突出部Ttを係合させ、最上段のトレイTUを移載ユニット140による部品の移載が可能な第一位置に待機させる。(保持機構の動作制御)。更に、昇降機構124を駆動することで移動体123が下降され、トレイTLを含むトレイT1を下降されることで、トレイTUとトレイTLとが分離される。また、昇降機構124は、トレイTLの位置が予め定められた位置に到達することで駆動が停止され、移動体123の下降動作が停止される。
載置装置Aの以上の動作が終了した状態(図4のST1の状態)の斜視図を図5に示す。部品Pを収納した最上段(最上部)のトレイTUは、一対の保持機構131に保持された状態となり、移載ユニット140による部品の移載が可能となる。この位置が移載エリアTAに設定され、移載ユニット140による部品の移載が可能な第一位置となる。また、第一位置に配置されたトレイTUの下方に待機するトレイTLは、段積トレイT1の上段に載置されて待機状態となる。この位置が所定の移載条件を満たすことにより移載ユニット140による部品の移載が可能な第二位置となる。
図4のST5に示す状態は、移載ユニット140が駆動して、把持ユニット143のハンド部144がトレイTU内の部品Pを保持し、一つずつ部品移送ユニットPTへ移載する(第一移載動作)様子を示す。例えば、部品Pを把持した図中二点鎖線で示す把持ユニット143がY方向レール141に沿って移動して、部品移送ユニットPTの受け渡し位置(図中実線で示す位置)まで到達することで、部品Pを部品移送ユニットPTへと移載する。部品移送ユニットPTは、例えばベルトコンベア等の搬送装置となっており、移送された部品Pを順次図示しない装置へ搬送する。
図4のST6に示す状態は、移載ユニット140がトレイTU内の全ての部品Pの移載を完了した後、トレイTUが排出ユニット150によって排出エリアEA方向(矢印D3方向)へ排出される様子を示す。このときの詳細な斜視図を図6に示す。図6に示すようにトレイTUが排出ユニット150によって移載エリアTAから排出エリアEA(図中右上方向となる矢印D3方向)へ排出される途中の状態(トレイ排出状態)を示す。また、本実施形態においては、トレイTUを排出中に移載エリアTAに設定された第二位置に待機するトレイTLから移載ユニット140により部品Pの移載が可能になる。
例えば、図中一対の検出ユニット132間に延びる二点鎖線で示す検出ラインDLにおけるトレイTUの状態(在席状態)に基づいて、制御ユニット300は移載ユニット140に対して第二位置に待機するトレイTLの部品Pの移載を許可(移載の実行可能を許可する移載許可信号を送信)する。信号を受けた移載ユニット140は、トレイTUと部品移送ユニットPTとで部品Pの移載動作を開始する(第二移載動作の切替制御)。具体的には、検出ラインDLをトレイTUの下流側端部が通過したことを検知(検知結果:検出信号がon)した後、移載ユニット140が第二位置に待機するトレイTLの部品Pの移載を開始する。なお、検出ユニット132は、トレイ排出状態だけを検知するものではなく、トレイTの存在(トレイ在席情報)を検知してもよい。
こうすることで、空のトレイ(トレイTU)の排出状態の完了(移載エリアTAから排出エリアEAにトレイTUの移動完了)を待たずに、第二位置に待機するトレイTLから部品Pの移載を開始することが可能となり、連続して部品Pの移載ができるので、トレイチェンジ及び部品Pの移載に伴う待機時間を減らすことができ、ひいては移載作業効率が大幅に向上する。
図7のST7に示す状態は、空のトレイ(トレイTU)の排出中に移載ユニット140が駆動して、把持ユニット143のハンド部144が第二位置に位置するトレイTL内の部品Pを一つずつ部品移送ユニットPTへ移送する様子を示す。例えば、部品Pを把持した図中実線で示す把持ユニット143がY方向レール141に沿って移動して、部品移送ユニットPTの受け渡し位置(図中二点鎖線で示す位置)まで到達することで、部品Pを部品移送ユニットPTへと移載する。部品移送ユニットPTは、例えばベルトコンベア等の搬送装置となっており、移送された部品Pを順次図示しない装置へ搬送する。この移載ユニット140による移載動作は、空のトレイ(トレイTU)の排出が完了するまで継続される。
図7のST8に示す状態は、空のトレイ(トレイTU)の排出が完了して、トレイTLが移載エリアTAの第一位置に配置された後、次のトレイTL2が再び第二位置に配置された様子を示す。この状態に至るまでの動作(準備搬入工程)を詳細に説明する。この状態は、図4のST4に示す状態と同様であるが、上記空のトレイの排出が完了した後、移載ユニット140の移載動作は、部品移送ユニットPT側で移載動作が継続される。つまり、第二位置のトレイを第一位置へ移動される場合であっても、移載ユニット140の動作は、中断されることなく継続される。まず、空のトレイTUの排出が完了した後、段積トレイT1は、載置部121が昇降機構124によって上昇される(入替動作制御)ことで、トレイTLの下面が、一対の保持機構131の保持部131bよりわずかに上方に位置する。次いで、一対の保持機構131が上記したX1方向内側に移動して、トレイTLと次のトレイTL2との間に保持部131bが移動される。次いで、昇降機構124を駆動させ移動体123が下降されることでトレイTLがトレイTL2を含む段積トレイT1から分離され、移載ユニット140によってトレイTL内の部品Pの移載が可能となり、移載動作が継続される。そして、トレイTLが空になったら、排出ユニット150はトレイTLを移載エリアTAから排出エリアEAへ排出する。
なお、この移載動作は、上記からのトレイの排出が完了した後であっても、作業中のトレイの移載が完了するまで継続してもよい。このときには、移載が完了したトレイを移載エリアTAから排出すると共に、その次のトレイを上記第一位置に保持すると共に次のトレイを上記第二位置に配置するようにしてもよい。
図7のST9に示す状態は、2枚目の空のトレイT(トレイTL)が排出エリアEAに排出される様子を示す。このとき、段積ユニット160は、一枚目の空のトレイ(トレイTU)の突出部Ttの下面を一対の保持部161bによって係合し保持している。保持部161bがトレイを保持する過程は、段積動作Aとして、一対の段積ユニット160の移動部161aがそれぞれX2方向内側に移動して、保持部161bがトレイTUの突出部Ttの下方に移動する。次いで、段積動作Bとして、移動部161aがそれぞれZ2方向上方へ上昇すると一枚目の空のトレイ(トレイTU)が上方へ移動され、トレイTの高さより高い位置で待機する。この状態で排出ユニット150の移動部152は、2枚目の空のトレイT(トレイTL)の下方へ移動して、当該トレイを排出エリアEAへ引き込む。
2枚目の空のトレイT(トレイTL)が段積ユニット160の積み重ね位置(段積位置)で待機すると、段積動作Cとして、移動部161aが最初のトレイT(トレイTU)を保持した状態で下降動作を行う。移動部161aが積み重ね時の停止位置に移動することで2枚目のトレイT(トレイTL)の上に一枚目のトレイT(トレイTU)が積み重なる。この時、トレイTUの突出部Ttと保持部161bとの係合が解除される。この状態で段積動作Dとして、移動部161aをX2方向外側に移動させて解除動作を行い、段積動作5として、その後、再び移動部161aを下方に移動させ待機させる。以降、段積動作A,Bを行い、再びトレイが積み重ね位置に移動されてくるまで積み重ね位置の上方で待機する。
図8のST10に示す状態は、図7のST8からST9を繰り返すことで、段積トレイT1からの部品Pの移載及び、空のトレイの排出が所定枚数進んだ状態を示す。こうして、トレイ準備位置RAのトレイから部品Pの移載が進むと、空のトレイTが積み重ねられ、複数の空のトレイTが積み重なった段積トレイT2が排出エリアEAで形成される。このときの詳細な斜視図を図9に示す。図9には、空のトレイを移載エリアTAから排出エリアEAに排出中で、載置部121上の最後のトレイTFから部品Pの移載を行う様子を示す。最後のトレイTFは、第二位置で昇降ユニット120の載置部121に載置保持された状態で部品の移載作業が行われる。その後、空のトレイが移載エリアTAから排出されることで、最後のトレイTFは、昇降ユニット120により第二位置から第一位置へ移動され、保持機構131により保持される。最後のトレイTFが第一位置で保持されると、昇降ユニット120は、次の段積トレイT1の受け入れ準備を行うため、載置部121を下降させ、段積トレイT1の受け入れ可能位置に待機させる。
図8のST11に示す状態は、排出エリアEAの空の段積トレイT2を移送レールRによって受け渡しユニットA2の上段移送レール対170に移送する様子を示す。図中二点鎖線で示す空の段積トレイT2は、排出エリアEAから受け渡しユニットA2へ(図中左側の矢印D4方向へ)移動され、図中実線で示す上段移送レール対170上に配置される。このあと、昇降フレーム190は、後述する搬送装置Cから新たな段積トレイT1を受け入れるため、上昇(図中上側の矢印D5方向へ移動)して上段側位置で待機する。
図8のST12に示す状態は、上昇が完了し、待機する昇降フレーム190に対して、新たな部品Pを収納した段積トレイT1を搭載した搬送装置Cが受け渡しユニットA2と接続した状態を示している。このとき、前述したST1の状態と同様に、搬送装置Cの搭載部C1に構成される移送機構C3と、下段移送レール対180の移送レールRとが駆動して、段積トレイT1が搬送装置Cから受け渡しユニットA2(図中右方向の矢印D6で示す方向)へ移動される。
図10のST13に示す状態は、段積トレイT1が、下段移送レール対180上に移動して、受け渡しユニットA2に収容された状態を示す。昇降フレーム190は、搬送装置Cへ空の段積トレイT2を受け渡すため、図中下側の矢印D7方向へ下降(図中下側の矢印D7方向へ移動)して下段側位置で待機する。
図10のST14に示す状態は、移載装置A内で、空の段積トレイT2と段積トレイT1との交換を行う様子を示す。段積トレイT1を受け取った受け渡しユニットA2は、昇降フレーム190を下降させ、下段移送レール対180と第一移送ユニット110とが接続する状態(段積トレイT1の移送可能状態)とする。このとき、上段移送レール対190は、搬送装置Cと接続可能な高さ(段積トレイT2の移送可能位置)に位置している。次いで、空の段積トレイT2は、上段移送レール対170(図中二点鎖線で示す位置)から、搬送装置Cの搭載部C1(図中左方向の矢印D8方向)へ移動して、実線で示すように搬送装置Cの搭載部C1に搭載される。このとき、下段移送レール対180上の段積トレイT1も、第一移送ユニット110の移送レールRによって、下段移送レール対180(図中二点鎖線で示す位置)から、トレイ準備位置RA(図中右方向の矢印D9方向)へ移動して、実線で示すようにトレイ準備位置RAまで移送される。
以上のように新たな段積トレイT1が補充された移載装置Aは、移載エリアTAの第一位置および第二位置のトレイTの在席情報に基づいて、昇降ユニット120を動作させ、最上段のトレイTUの取出し準備を行う。その後、第一位置および第二位置のトレイ在席情報に基づいた移載動作および排出動作を行う。以上のように本実施形態においては、空のトレイの排出中に、例えばその下段に位置している別のトレイの部品Pの移載動作を継続することができ、作業効率を向上させることができる。また、空の段積トレイT2の排出と新たな段積トレイT1の供給とをAGV等の無人搬送車を用いて行うことで、新たなトレイの供給と空のトレイの回収とを自動で行うことができ、その結果、部品Pの移載動作を自動で連続して行うことができる。
なお、上記実施形態においては、搬送装置Cが段積トレイT1を一つ搭載可能な形態を例示したが、これに限定されない。例えば、上下二段に二つの段積トレイを搭載可能な二段の搬送装置を採用した場合、移載装置Aの受け渡しユニットA2を省略して、二段の上記搬送装置を搬送ユニットA1に接続してもよい。このとき、二段の搬送装置は、下段に段積トレイT1を搭載し、上段は空の状態で搬送ユニットA1と接続することで下段の段積トレイT1を搬送ユニットA1の第一移送ユニット110に受け渡し、上段で搬送ユニットA1内の空の段積トレイT2を受け取る動作を同時に行うことができる。
また、一つの段積トレイT1を搭載可能な一段の搬送装置であっても、段積トレイの搭載面を上下に昇降可能な昇降機構を備えた搬送装置であれば、受け渡しユニットA2を省略して、昇降機構を備えた上記搬送装置を搬送ユニットA1に接続することで段積トレイT1および段積トレイT2の入れ替え動作が可能となる。さらに、段積トレイを用いず、トレイが一つずつ順次供給される形態においても、上記と同様に移載動作とトレイ排出動作を行ってもよい。
さらに、上記実施形態においては、一つの段積トレイにおいてトレイを順次供給される形態を例示したがこれに限定されず、異なる段積トレイ間においても、上記と同様に移載動作とトレイ排出動作を行ってもよい。例えば、一つ目の段積トレイの最後のトレイを移載エリアにて移載動作中に、新たな二つ目の段積トレイをトレイ準備位置に配置した場合、上記最後のトレイを排出中に、新たな二つ目の段積トレイの最上段のトレイから移載動作を開始してもよい。
図11のST20に示す状態は、図8のST11に示す状態でトレイ準備位置RAに次の段積みトレイT1が準備された状態を示す。最後のトレイTFは、第一位置で第一位置決めユニット130により保持された状態で移載ユニット140により部品の移載作業が行われている最中に、下段移送レール対180上の次の段積みトレイT1が、第一移送ユニット110の移送レールRによって、トレイ準備位置RA(図中右方向の矢印D9方向)へ移送され、トレイ準備位置RAに待機した様子を示す。
図11のST21に示す状態は、トレイ準備位置RAに待機した次の段積トレイT1を昇降ユニット120が動作することで載置部121を上昇させると共に、次の段積トレイT1を載置保持し、次の段積みトレイT1の最上端のトレイTUを第二位置に位置付けし、待機した状態を示す。この状態とすることで、最後のトレイTFの部品の移載作業が完了し、最後のトレイTFの排出が行われたとしても、図7のST8およびST9と同様に移載ユニット140の部品移載動作を中断ぜずに継続して行うことが可能となる。
140 移載ユニット、124 昇降機構、300 制御ユニット、A 移載装置、A1搬送ユニット、P 部品、T トレイ、T1 段積トレイ、T2 空の段積トレイ

Claims (11)

  1. 部品を収納可能なトレイと部品搬入出位置との間で部品を移載する移載装置であって、
    前記部品を移載する移載ユニットと、
    前記トレイを搬送する搬送ユニットであって、前記移載ユニットが前記部品を移載可能な第一位置と、前記第一位置よりも下方に設定され、前記移載ユニットが前記部品を移載可能な第二位置と、の間で前記トレイを昇降させる昇降機構を含む搬送ユニットと、
    前記第一位置のトレイを検出する検出ユニットと、
    前記移載ユニット、前記搬送ユニット、前記昇降機構を制御する制御ユニットと、
    を備え、
    前記制御ユニットは、
    前記第一位置の前記トレイが、在席状態か、前記第一位置から排出される途中の状態を示すトレイ排出状態か、を前記検出ユニットによる検出結果に基づいて判定することにより
    前記移載ユニットによ前記第一位置に位置する前記在席状態の前記トレイに関する部品の移載を行う第一移載動作と、
    前記トレイの前記トレイ排出状態の間に前記移載ユニットにより前記第二位置に位置する次のトレイに関する部品の移載を行う第二移載動作と、
    の切換制御を実行可能であり、
    前記昇降機構により前記第二位置のトレイを前記第一位置へ移動させる入替動作制御を実行可能である、
    ことを特徴とする移載装置。
  2. 部品を収納可能なトレイと部品搬入出位置との間で部品を移載する移載装置であって、
    前記部品を移載する移載ユニットと、
    前記トレイを搬送する搬送ユニットであって、前記移載ユニットが前記部品を移載可能な第一位置と、前記第一位置よりも下方に設定され、前記移載ユニットが前記部品を移載可能な第二位置と、の間で前記トレイを昇降させる昇降機構を含む搬送ユニットと、
    前記移載ユニット、前記搬送ユニット、前記昇降機構を制御する制御ユニットと、
    を備え、
    前記制御ユニットは、
    前記第一位置前記トレイが存在しているとき、前記移載ユニットによ前記第一位置に位置する前記トレイに関する部品の移載を行う第一移載動作と、
    前記第一位置にあった前記トレイを排出中のとき、前記移載ユニットにより前記第二位置に位置する前記トレイに関する部品の移載を行う第二移載動作と、
    の切換制御を実行可能であり、
    前記第一位置にあった前記トレイの排出が完了したとき、前記昇降機構により前記第二位置のトレイを前記第一位置へ移動させる入替動作制御を実行可能である、
    ことを特徴とする移載装置。
  3. 前記第一位置からのトレイの排出状態を検出する検出ユニットをさらに備え、
    前記制御ユニットは、
    前記検出ユニットの検出結果に基づいて、前記移載ユニットによる前記第二移載動作を開始する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移載装置。
  4. 前記搬送ユニットは、
    前記トレイを前記第一位置にて保持する第一保持機構と、
    前記トレイを前記第二位置にて保持する第二保持機構と、
    を備え、
    前記制御ユニットは、前記第一保持機構および前記第二保持機構の動作制御であって、前記入替動作制御および前記切換制御に基づき、前記第一保持機構および前記第二保持機構による前記トレイの保持およびその解除の動作制御を実行する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の移載装置。
  5. 記トレイが複数積層されトレイ群が形成されており
    前記昇降機構は、前記第二位置の下方に更に設定されたトレイ準備位置を含み、
    前記制御ユニットは、さらに、前記第二位置のトレイ在席情報に基づいて、前記トレイ準備位置の前記トレイ群のうちの最上部のトレイが前記第二位置へ移送されるように前記昇降機構による前記トレイ群の昇降動作制御を実行可能である
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の移載装置。
  6. 前記搬送ユニットは、前記第一位置の前記トレイを前記第一位置から排出させる排出ユニットをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の移載装置。
  7. 前記搬送ユニットは、
    前記トレイを載置する載置部と、
    該載置部上の前記トレイの位置を規定する規定部と、
    前記規定部及び前記載置部を備える移動体を移動させる移動機構と、
    さらに備える
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の移載装置。
  8. 前記トレイを前記搬送ユニットへ供給する供給ユニットをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の移載装置。
  9. トレイと部品搬入出位置との間で部品を移載する移載装置の移載方法であって、
    前記トレイを前記部品が移載される移載エリア内に搬入する搬入工程と、
    前記トレイを前記移載エリアから搬出する搬出工程と、
    前記移載エリアで前記部品の移載を行う移載工程と、を含み、
    前記移載エリアは、前記部品を移載可能な第一位置と、前記第一位置よりも下方に設定され、前記部品を移載可能な第二位置とが設けられ、前記第二位置から前記第一位置へ前記トレイの入れ替えが可能であり、
    前記移載工程は、
    前記第一位置の前記トレイと前記部品搬入出位置との間で前記部品の移載を行う第一移載工程と、
    前記第二位置の前記トレイと前記部品搬入出位置との間で前記部品の移載を行う第二移載工程と、を含み、
    前記搬入工程は、
    前記移載エリア内に搬入された前記トレイを前記第一位置にて保持させる第一搬入工程と、
    前記移載エリア内に搬入された前記トレイを前記第二位置にて保持させる第二搬入工程と、を含み、
    前記移載方法は、
    前記搬出工程における前記第一位置のトレイ在席情報に基づき、前記第一移載工程と前記第二移載工程の切り換え制御を行う切換工程と、
    前記第一位置からのトレイの排出状態を検出する検出工程と、
    さらにみ、
    前記検出工程において、
    前記第一位置のトレイの搬出が検出されているときは、前記第二位置のトレイと前記部品搬入出位置との間で前記第二移載工程を行い、
    前記第一位置のトレイの搬出完了が検出されたときは、前記第二位置のトレイを上昇させて前記第一位置にて保持すると共に、新たに第一位置にて保持されたトレイと前記部品搬入出位置との間で前記第一移載工程を行う、
    ことを特徴とする移載方法。
  10. 前記第一位置のトレイ在席情報および前記第二移載工程の移載情報に基づき、前記第二位置のトレイを前記第一位置へ移動させる入替動作制御を行う入替工程をさらに含む
    ことを特徴とする請求項に記載の移載方法。
  11. 前記トレイを複数積層させたトレイ群が前記第二位置のトレイの下方に設定されたトレイ準備位置に配置され、
    前記第二搬入工程は、前記トレイ準備位置の前記トレイ群の最上部のトレイを前記第二位置へ搬入する準備搬入工程をさらに備える
    ことを特徴とする請求項10に記載の移載方法。
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