JP2011229702A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】パチンコ遊技機の可動役物装置をおいて、第1可動役物の往復移動に連動して第2可動役物を第1可動役物と共に移動させながら回動させ、第1可動役物の動作と連動する第2可動役物の斬新な動作を実現し、第1可動役物を駆動する負荷を低減する。
【解決手段】可動役物装置は、第1可動役物41を往復移動させる役物駆動機構43と、第1可動役物41の移動範囲Aのうちの特定移動範囲A1における往復移動に連動して第2可動役物42を往復回動させる役物連動機構44と、第1可動役物41の往復移動方向のうちの一方の移動方向へ第1可動役物41を付勢するバネ部材81を有するアシストバネ機構80とを備えている。
【選択図】図13

Description

本発明はパチンコ遊技機に関し、特に、第1可動役物の移動に連動して第2可動役物が回動する可動役物装置に関するものである。
従来、パチンコ遊技機の多くは、遊技演出用に可動役物装置を装備しているが、複数の可動役物を連係させた状態で設け、この複数の可動役物の連動する動作により、一連の遊技演出を実現する可動役物装置が実用化されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1の可動役物装置では、第1可動役物の基端部がベース部材に回動自在に支持され、第2可動役物が第1可動役物に伸縮自在に装着されている。第1可動役物が第1電動モータにより回動駆動され、第2可動役物が第2電動モータにより伸縮駆動される。第2電動モータは第1可動役物に取付けられ、その駆動力がラック・ピニオンを介して第2可動役物に伝達される。尚、第1,第2可動役物は人の腕を模している。
特許文献2の可動役物装置では、第1可動役物の基端部がベース部材に回動自在に支持され、第2可動役物の基端部が第1可動役物の先端部に回動自在に連結されている。第1可動役物が電動モータで回動駆動されると、その回動力がベース部材と第1,第2可動役物に亙って設けられた複数のギヤにより第2可動役物に伝達され、第2可動役物が回動駆動される。尚、第1,第2可動役物は人の胴と腕を模している。
特許文献3の可動役物装置では、第1可動役物が直線的に移動駆動され、その第1可動役物の軸状部に環状溝が形成されている。第2可動役物の基端部がベース部材に回動自在に支持され、この第2可動役物に第1可動役物の環状溝に係合する突起部が設けられている。この環状溝と突起部との係合により、第1可動役物の往復移動に連動して可動役物が往復回動する。尚、第1,第2可動役物は種子のような物を模している。
特開2008−18009 特開2007−252734 特開2007−130147
特許文献1の可動役物装置では、第1,第2可動役物を夫々駆動する第1,第2電動モータが必要になるため、構造が大型化し、製作コストが高価になる。しかも、第2電動モータは第1可動役物に取付けられているため、第1,第2可動役物の第2電動モータを含む全重量が重くなる。つまり、第1可動役物を第2可動役物及び第2電動モータと共に回動駆動する負荷が大きくなり、第1可動役物が円滑に回動しない虞もある。
特許文献2の可動役物装置では、電動モータにより第1可動役物が回動駆動されると、その回動に連動して第2可動役物が回動する。しかし、そのために、ベース部材と第1,第2可動役物に亙って複数のギヤを設ける必要があるため、部品点数が増大し、構造が複雑化し、製作コストが高価になる。
特許文献3の可動役物装置では、第1可動役物が直線的に往復移動することにより、その往復移動に連動して第2可動役物が回動する。しかし、第2可動役物はベース部材に回動自在に装着されたものであり、ベース部材に対して単純に回動するのみの動作となる。
特許文献3の可動役物装置のように、役物駆動機構により第1可動役物を移動させるとともに、その移動に連動して第2可動役物を回動させるものでは、1つの可動役物だけを駆動するものと比べて役物駆動機構の駆動負荷が大きくなる。従って、第1,第2可動役物を比較的大型にまた大きく動作させるようにして迅速に円滑に駆動できない虞がある。
しかも、第1可動役物の往復移動端での移動停止による衝撃や、第2可動役物の往復移動端での移動停止による衝撃によって、第1,第2可動役物や役物駆動機構が損傷を受け易くなること、第1,第2可動役物がガタついて見栄えを悪くすること、等の課題が発生する。この課題は特に第1,第2可動役物を迅速に移動させる場合に顕著になる。
本発明の目的は、パチンコ遊技機の可動役物装置において、第1可動役物の移動に連動して第2可動役物を第1可動役物と共に移動させながら回動させ、第1可動役物の動作と連動する第2可動役物の斬新な動作を実現して、演出効果を高めること、第1可動役物を駆動する負荷を有効に低減すること、第1,第2可動役物の往復移動端での移動停止による衝撃を軽減すること、等である。
請求項1の発明は、ベース部材(40)に移動自在にガイド支持された第1可動役物(41)と、この第1可動役物(41)に回動自在に支持された第2可動役物(42)とを有する可動役物装置(17)を備えたパチンコ遊技機(1) において、前記可動役物装置(17)は、前記第1可動役物(41)を往復移動させる役物駆動機構(43)と、前記第1可動役物(41)の移動範囲(A) のうちの特定移動範囲(A1)における往復移動に連動して第2可動役物(42)を往復回動させる役物連動機構(44)と、前記第1可動役物(41)の往復移動方向のうちの一方の移動方向へ第1可動役物(41)を付勢するバネ部材(81)を有するアシストバネ機構(80)とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記役物駆動機構(43)は、第1可動役物(41)を所定の退避位置と突出位置とに亙って往復移動させるように構成され、前記一方の移動方向は、第1可動役物(41)が前記退避位置から突出位置へ移動する方向であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記一方の移動方向は、第1可動役物(41)の往復移動方向のうち前記役物駆動機構(43)の駆動負荷が大きい方の方向であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記役物連動機構(44)は、前記ベース部材(40)と第2可動役物(42)の一方に他方へ突出するように設けたガイド部材(70)と、前記第1可動役物(41)が前記特定移動範囲(A1)にあるときにガイド部材(70)が係合するようにベース部材(40)と第2可動役物(42)の他方に設けられ、第2可動役物(42)の回動面と平行な面に沿って第1可動役物(41)の移動方向と平行でない方向へ延びるガイド溝(72)とを有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記可動役物装置(17)は、第1可動役物(41)が前記特定移動範囲外(A2)にあるときにガイド部材(70)が係合するようにベース部材(40)と第2可動役物(42)の他方に設けられ、前記ガイド溝(72)の一端部に連なり且つ第1可動役物(41)の移動方向と平行方向へ延びるストレートガイド溝(73)を備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか1項の発明において、前記アシストバネ機構(80)は、一端側部分がベース部材(40)に回動自在に連結され他端側部分が第1可動役物(41)に長穴(83)とピン(84)を介して連動連結されたアーム部材(82)を有し、このアーム部材(82)を介してバネ部材(81)の付勢力を第1可動役物(41)に伝達するように構成されたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記可動役物装置(17)は、前記第1可動役物(41)にベース部材(40)の方へ突出するように設けた係合部材(50)と、前記ベース部材(40)に係合部材(50)が係合するように設けられ、第1可動役物(42)の移動方向と平行方向へ延びるストレート係合溝(52)とを備え、前記アシストバネ機構(80)のアーム部材(82)の他端側部分が前記係合部材(50)に連動連結されたことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記第1,第2可動役物(41,42) の一方に、第2可動役物(42)の往復移動端での移動停止による衝撃を吸収する第1のクッション部材(92,93) を設けたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8の発明において、前記ベース部材(40)と第1可動役物(41)の一方に、第1可動役物(41)の往復移動端での移動停止による衝撃を吸収する第2のクッション部材(90,91) を設けたことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記可動役物装置(17)は、ベース部材(40)と第2可動役物(42)の他方にガイド部材(70)が係合可能に設けられ、前記ガイド溝(72)の他端部から第1可動役物(41)の移動方向と平行方向へ且つストレートガイド溝(73)と反対側へ突出するストレート短溝(74)を備えたことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10の発明において、前記ガイド溝(72)は円弧状ガイド溝(72)からなることを特徴とする。
本発明のパチンコ遊技機によれば、可動役物装置は、第1可動役物をベース部材に移動自在にガイド支持し、この第1可動役物に第2可動役物を回動自在に支持し、第1可動役物を往復移動させる役物駆動機構、第1可動役物の移動範囲のうちの特定移動範囲における往復移動に連動して第2可動役物を往復回動させる役物連動機構を備えた。従って、役物駆動機構により第1可動役物が移動駆動されると、役物連動機構によって、第1可動役物が特定移動範囲外を移動する際には、第2可動役物を回動させることなく第1可動役物と共に移動させ、第1可動役物が特定移動範囲を移動する際には、第2可動役物を第1可動役物と共に移動させながら回動させることができる。つまり、第1可動役物の動作と連動する第2可動役物の斬新な動作を実現して、演出効果を高めることができる。
しかも、可動役物装置は、第1可動役物の往復移動方向のうちの一方の移動方向(第1可動役物が所定の退避位置から突出位置へ移動する方向、役物駆動機構の駆動負荷が大きい方の方向)へ第1可動役物を付勢するバネ部材を有するアシストバネ機構を備えた。従って、第1可動役物を駆動する負荷を有効に低減することができ、第1,第2可動役物を比較的大型にまた大きく動作させるようにして迅速に円滑に駆動可能になる。
実施例1のパチンコ遊技機の正面図である。 遊技盤とセンタ役物の正面図である。 センタ役物の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 遊技盤と可動役物装置の正面図である。 遊技盤と可動役物装置の後面図である。 可動役物装置(第1可動役物が退避位置)の正面図である。 可動役物装置の図7の状態の後面図である。 可動役物装置の前側からの分解斜視図である。 可動役物装置の後側からの分解斜視図である。 可動役物装置(第1可動役物が突出位置)の正面図である。 可動役物装置の図11の状態の後面図である。 可動役物装置(第1可動役物が特定移動範囲と特定移動範囲外との境界位置)の正面図である。 実施例2の図8相当図である。 実施例2の図12相当図である。 変更例を示す図8相当図である。 別の変更例を示す図8相当図である。
本発明は、パチンコ遊技機のセンタ役物に装備された可動役物装置に適用されている。以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールに取付けられる外枠に開閉枠2が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉枠2に遊技盤4が装着され、その遊技盤4の前面側に遊技領域4aが形成されている。開閉扉3に窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着され、その透明板3bにより遊技領域4aの前側が覆われている。
開閉扉3には、窓3aの下側に貯留皿5が設けられ、その貯留皿5に演出ボタン装置6が装着され、貯留皿5の右下側に発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿5から発射位置に導入された遊技球が発射され、貯留皿5に複数の遊技球が存在する場合には、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域4aの上部に投入される。
図2〜図4に示すように、遊技盤4には、多数の障害釘(図示略)の他、第1始動口10、第2始動口装置11、ゲート12、大入賞口装置13、複数の一般入賞口14、センタ役物15、画像表示器16、可動役物装置17、遊技表示盤19が図2に示す配置で装着され、遊技盤4の裏面側に制御装置20が装着されている。
第1始動口10には入賞した遊技球を検出する第1始動口スイッチ10aが付設され、ゲート12には通過した遊技球を検出するゲートSW12aが付設され、各一般入賞口14には入賞した遊技球を検出する一般入賞口スイッチ14aが付設されている。尚、「SW」はスイッチを意味する。
第2始動口装置11は、第2始動口11a、第2始動口11aを開閉する開閉部材11b、第2始動口11aに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW11c、開閉部材11bを開閉駆動する第2始動口SOL11dを有する。尚、「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する。開閉部材11bは、閉位置で第2始動口11aへの遊技球の入賞を不可能にし、開位置で第2始動口11aへの遊技球の入賞を可能にする。
大入賞口装置13は、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口SOL13dを有する。開閉部材13bは、閉位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を不可能にし、開位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を可能にする。
センタ役物15は、遊技盤4の前面よりも前方へ張出す枠部材であって、遊技盤4の上部から中央部分に亙って遊技領域4aの半分以上を占めるサイズで設けられたセンタ役物本体15aと、センタ役物本体15aの後側に設けられたセンタ役物ベース枠15bとを有し、このセンタ役物15に画像表示器16と可動役物装置17が装着されている。
遊技盤4にはセンタ取付穴4b(図5、図6参照)が形成され、このセンタ取付穴4bにセンタ役物本体15aが嵌合され、遊技盤4の後面部にセンタ役物ベース枠15bが取付けられている。画像表示器16は、その画面がセンタ役物本体15aの内側領域の大部分に臨むように、センタ役物ベース枠15bに後側から装着されている。
可動役物装置17は、その第1,第2可動役物41,42が、遊技盤4及びセンタ役物本体15aよりも後方に位置して、センタ役物本体15aの内側領域の右部と画像表示器16の画面に臨むように、センタ役物ベース枠15bの右部に前側から装着されている。
遊技表示盤19は、第1特別図柄表示器19a、第2特別図柄表示器19b、普通図柄表示器19c、第1特別図柄保留ランプ19d、第2特別図柄保留ランプ19e、普通図柄保留ランプ19fを備えている。
第1特別図柄表示器19aには、第1始動口10への遊技球の入賞に基づいて第1特別図柄が図柄変動後に停止表示され、第2特別図柄表示器19bには、第2始動口11aへの遊技球の入賞に基づいて第2特別図柄が図柄変動後に停止表示される。第1又は第2特別図柄表示器19a又は19bに大当り図柄が停止表示された場合、大当り遊技状態が発生して、大入賞口装置13が、開閉部材13bを開閉動作させ、通常は閉塞の大入賞口13aを複数ラウンドに亙って開閉させる。
普通図柄表示器19cには、ゲート12への遊技球の入賞(通過)に基づいて普通図柄が図柄変動後に停止表示される。普通図柄表示器19cに当り図柄が停止表示された場合、補助遊技が発生して、第2始動口装置11が、開閉部材11bを開閉動作させ、通常は閉塞の第2始動口11aを1又は複数回開閉させる。
第1特別図柄保留ランプ19dには、第1始動口10に入賞した遊技球の所謂第1特図保留数が最大で4個表示され、第2特別図柄保留ランプ19eには、第2始動口11aに入賞した遊技球の所謂第2特図保留数が最大で4個表示され、普通図柄保留ランプ19fには、ゲート12に入賞した遊技球の所謂普図保留数が最大で4個表示される。
発射ハンドル7を回動操作することで、遊技領域4aの上部に発射投入された遊技球は、複数の障害釘に当たって方向を変えながら落下して、入賞口10,11a,13a,14の何れかに入賞した場合、そこから遊技領域4a外へ排出され、入賞口10,11a,13a,14の何れにも入賞しなかった場合には、最終的に、遊技領域4aの下端部に形成されたアウト口9から遊技領域4a外へ排出される。
パチンコ遊技機1の制御系について説明する。
図4に示すように、制御装置20は、メイン制御装置21とサブ制御装置25とで構成されている。メイン制御装置21は、遊技制御基板22にCPUとROMとRAMを備えて構成されている。遊技制御基板22は盤用外部情報端子基板23に接続されている。
サブ制御装置25は、払出制御基板26、演出制御基板27、画像制御基板28、ランプ制御基板29に夫々CPUとROMとRAMを備えて構成され、演出制御基板27には更にRTCを備えて構成されている。払出制御基板26は枠用外部情報端子基板24に接続されている。尚、「RTC」はリアルタイムクロックを意味する。
遊技制御基板22は、第1,第2始動口SW10a,11c、ゲートSW12a、大入賞口SW13c、一般入賞口SW14aからの球検出信号と、払出制御基板26からの制御情報を受けて、第2始動口SOL11d、大入賞口SOL13d、図柄表示器19a〜19c、図柄保留ランプ19d〜19fを制御し、払出制御基板26と演出制御基板27と盤用外部情報端子基板23に制御情報(遊技情報)を出力する。
払出制御基板26は、遊技制御基板22からの制御情報と、払出球検出SW31、球有り検出SW32、満タン検出SW33からの球検出信号を受けて、払出モータ30を制御し、入賞口10,11a,13a,14への遊技球の入賞1個について、入賞口10,11a,13a,14毎に設定された数の遊技球を貯留皿5に払出し、遊技制御基板22と枠用外部情報端子基板24に制御情報(払出情報)を出力する。
演出制御基板27は、遊技制御基板22からの制御情報と、演出ボタン装置6からのボタン操作信号を受けて、画像制御基板28に制御情報を出力し、更に、画像制御基板28からの制御情報を受けて、ランプ制御基板29に制御情報を出力する。画像制御基板28は、演出制御基板27からの制御情報を受けて、画像表示器16とスピーカ34とを制御し、演出制御基板27に制御情報を出力する。ランプ制御基板29は、演出制御基板27からの制御情報を受けて、主に画像制御基板28による制御に同期させて、枠ランプ35と盤ランプ36とを制御し、更に、可動役物装置17を制御する。
可動役物装置17について詳しく説明する。
図2、図3、図5〜図13に示すように、可動役物装置17は、ベース部材40、ベース部材40に移動自在にガイド支持された第1可動役物41、第1可動役物41に回動自在に支持された第2可動役物42、第1可動役物41を往復移動させる役物駆動機構43、第1可動役物41の移動範囲Aのうちの特定移動範囲A1(図13参照)における往復移動に連動して第2可動役物42を往復回動させる役物連動機構44を備えている。
更に、可動役物装置17は、第1可動役物41の往復移動方向のうちの一方の移動方向(第1可動役物41が後述の退避位置から突出位置へ移動する方向であり、役物駆動機構43の駆動負荷が大きい方の方向)へ第1可動役物41を付勢するバネ部材81を有するアシストバネ機構80、第1可動役物41の往復移動端での移動停止による衝撃を吸収するクッション部材90,91(第2のクッション部材に相当する)、第2可動役物42の往復移動端での移動停止による衝撃を吸収するクッション部材92,93(第1のクッション部材に相当する)を備えている。
ベース部材40は、上下長が左右長の約2倍ある合成樹脂製の矩形板状に形成され、遊技盤4と平行に且つセンタ役物本体15aの後側に隠れた状態で配置されて、センタ役物本体15aの後面部とセンタ役物ベース枠15bの前面部の少なくとも一方に取付けられている。ベース部材40の周囲には略全周に亙って周壁40aが形成され、この周壁40a等によりベース部材40の剛性が高められている。
第1可動役物41は、その移動方向に細長く形成され、先の尖った長剣を模して、ベース部材40の前側に配設されている。第1可動役物41は、その大部分がセンタ役物本体15a(装飾部材)の後側に隠れた退避位置(図2、図3、図7、図8参照)と、その大部分がセンタ役物本体15aから現れた突出位置(図5、図6、図11、図12参照)とに亙って遊技盤4と平行方向に直線的に移動可能に構成されている。特定移動範囲A1は移動範囲Aのうち第1可動役物41の突出位置側約半分に対応する範囲である。
第1可動役物41は、画像表示器16の画面の上下長の約1/2の長さを有し、鉛直方向から左側へ約20度傾斜した方向へ移動する。そして、第1可動役物41が退避位置のときには、その中央付近部から下側部分がセンタ役物本体15aの後側に隠れた状態になり、第1可動役物41が突出位置のときには、その下端付近部以外の部分がセンタ役物本体15aから現れて、画像表示器16の画面の前側に位置した状態になる。
第1可動役物41は、合成樹脂製の第1役物ベース41aと、その前側を覆う合成樹脂製の第1役物装飾カバー41bとを有する。第1役物ベース41aの前面部には基板(図示略)が取付けられ、その基板の前面に複数のLED(図示略)が実装されている。第1役物装飾カバー41bは、多数の凹凸が有る透明なレンズを有し、このレンズとレンズを通過する前記複数のLEDからの光によって、第1可動役物41が電飾される。
尚、ベース部材40には、センタ役物本体15aの近傍において、第1可動役物41の前側を部分的にカバーするカバー部材47が設けられている。
ここで、可動役物装置17は、第1可動役物41をベース部材40に退避位置と突出位置とに亙って直線的に移動自在にガイド支持する第1役物ガイド機構45を備えている。この第1役物ガイド機構45は、第1可動役物41にベース部材40の方(後方)へ突出するように設けた1対の係合部50aを有する係合部材50と、ベース部材40に1対の係合部50aが係合するように設けられ、第1可動役物41の移動方向と平行方向へ延びるストレート係合溝52等により構成されている。
ストレート係合溝52は、第1可動役物41の移動ストロークの約2倍の長さを有し、且つある程度大きな前後方向の幅を有する。ここで、ベース部材40は、台形状の第1ベース板部40bと、その右側に且つ第1ベース板部40bよりも少し前方に位置する逆三角形状の第2ベース板部40cとを有し、この段差を利用して、第1,第2ベース板部40b,40cの境界部分にストレート係合溝52が形成されている。
係合部材50は、第1可動役物41の下部の右縁近傍部に装着され、1対の係合部50aが上下に配置され、それらの間隔は第1可動役物41の移動ストロークと略同じになる。下側の係合部50aがストレート係合溝52の下端部に係合して、第1可動役物41が退避位置になり、上側の係合部50aがストレート係合溝52の上端部に係合して、第1可動役物41が突出位置になる。係合部材50は、1対の係合部50aの前側に配置された細長い連結片50bを有する。
第1可動役物41の退避位置が原点位置になり、この原点位置を検出するために、第1可動役物41に被検出部55が設けられ、ベース部材40に原点検出センサ56が設けられている。被検出部55は、第1可動役物41の下部に左方突出状に設けられた遮蔽板55からなり、原点検出センサ56は、ベース部材40の下部に取付けられた発光部と受光部とを有する光学センサ56からなる。第1可動役物41が退避位置のときに、光学センサ56は、その発光部と受光部との間が遮蔽板55で遮られることで、第1可動役物41の原点位置(退避位置)を検出する。
第2可動役物42は、第1可動役物41よりも一回り小さいサイズで細長く形成され、先の尖った短剣を模して、ベース部材40の前側に且つ第1可動役物41の後側に配設されている。第2可動役物42は、その基端部が前後方向の軸部材48を介して第1可動役物41の中央部よりも多少下側部分に回動自在に支持されている。
第2可動役物42は、その全部が第1可動役物41の後側に重なって隠れる非作動位置(図7、図8、図13参照)と、この非作動位置から反時計回り方向に回動してその大部分が第1可動役物41から現れる作動位置(図5、図6、図11、図12参照)とに亙って回動可能に構成されている。
第2可動役物42は、第1可動役物41の約3/4〜2/3の長さを有する。第2可動役物42は、第1可動役物41がその移動範囲Aのうちの特定移動範囲外A2にあるときに非作動位置になり、第1可動役物41が特定移動範囲A1にあるときに非作動位置以外の作動位置を含む位置になり、第1可動役物41から現れる。第2可動役物42が、非作動位置から反時計回り方向へ約90度回動して作動位置になり、その下端付近部以外の部分が第1可動役物41から現れて、画像表示器16の画面の前側に位置した状態になる。
第2可動役物42は、合成樹脂製の第2役物ベース42aと、その前側を覆う合成樹脂製の第2役物装飾カバー42bとを有する。第2役物ベース42aの前面部には基板(図示略)が取付けられ、その基板の前面に複数のLED(図示略)が実装されている。第2役物装飾カバー42bは、多数の凹凸が有る透明なレンズを有し、このレンズとレンズを通過する前記複数のLEDからの光によって、第2可動役物42が電飾される。
役物駆動機構43は、ベース部材40に取付けられた電動モータ60(ステッピングモータ60)と、この電動モータ60により複数のギヤ61aを介して回動される駆動ギヤ61(ピニオン61)と、第1可動役物41に設けられて駆動ギヤ61が噛合するラック62とを有する。
電動モータ60は、ベース部材40の右上部の後面部に前向きに取付けられ、駆動ギヤ61はベース部材40の前側且つ電動モータ60の下側に配設されている。ラック62は、第1可動役物41(第1役物ベース41a)の右縁後面部に、その中央付近部から下端部に亙って設けられている。このラック62に係合部材50が後方突出状に取付けられている。第2可動役物42は非作動位置から作動位置へラック62と反対側へ回動する。
役物連動機構44は、第2可動役物42にベース部材40の方(後方)へ突出するように設けたガイド部材70と、第1可動役物41が特定移動範囲A1にあるときにガイド部材70が係合するようにベース部材40に設けられ、第2可動役物42の回動面と平行な面(つまり、遊技盤4と平行な面)に沿って第1可動役物41の移動方向と平行でない方向へ延びるガイド溝72とを有する。
ガイド溝72は、ベース部材40の上部のストレート係合溝52の左側部分に約45度に亙って形成された円弧状ガイド溝72からなる。この円弧状ガイド溝72は、第1可動役物41の移動方向と平行方向に向く下端部と、第1可動役物41の移動方向に対して左斜め上側約45度の方向に向く上端部とを有する。円弧状ガイド溝72は、第1可動役物41の移動方向と平行方向にその移動ストロークの約1/3の幅に亙って形成され、また、ある程度大きな前後方向の幅を有する。
ここで、可動役物装置17は、第1可動役物41が特定移動範囲外A2にあるときにガイド部材70が係合するようにベース部材40に設けられ、円弧状ガイド溝72の一端部に連なり且つ第1可動役物41の移動方向と平行方向へ延びるストレートガイド溝73と、ベース部材40にガイド部材70が係合可能に設けられ、円弧状ガイド溝72の他端部から第1可動役物41の移動方向と平行方向へ且つストレートガイド溝73と反対側へ突出するストレート短溝74とを備えている。
ストレートガイド溝73は、ベース部材40のストレート係合溝52の左側部分に形成され、第1可動役物41の移動ストロークの約2/3の長さを有し、その上端部が円弧状ガイド溝72の下端部に連なっている。ストレート短溝74は、ベース部材40の上部且つ左縁近傍に形成され、その下端部が円弧状ガイド溝72の上端部に連なっている。
ガイド部材70は、第2可動役物42の基端側部分に、軸部材48よりも先端側に装着されている。ガイド部材70の軸心と軸部材48の軸心とを通る直線が第1可動役物41の移動方向と平行になり、ガイド部材70と軸部材48間の距離が、ストレートガイド溝73の中心線とストレート短溝74の中心線間の距離と略同じになるように、軸部材48とガイド部材70が配置されている。
ガイド部材70がストレートガイド溝73に係合して、第2可動役物42が非作動位置になり、第1可動役物41が退避位置にあるときに、ガイド部材70がストレートガイド溝73の下端部に係合する。ガイド部材70が円弧状ガイド溝72の上端部又はストレート短溝74に係合して、第2可動役物42が作動位置になる。
ガイド部材70は鍔付きピン部材70からなり、この鍔付きピン部材70は、第2可動役物42に後方突出状に取付けられた支軸71に回転自在に装着され、その鍔を後端に位置させて円弧状ガイド溝72、ストレートガイド溝73、ストレート短溝74に後側から係合する。鍔付きピン部材70は、支軸71の後端部に装着のCリング(図示略)で支軸71から抜止めされている。
尚、軸部材48、ガイド部材70、円弧状ガイド溝72、ストレートガイド溝73等により、第1可動役物41が特定移動範囲外A2にあるときには、第2可動役物42をベース部材40に直線的に移動自在にガイド支持するとともに、第1可動役物41が特定移動範囲A1にあるときには、第2可動役物42をベース部材40に回動自在ガイド支持する第2役物ガイド機構46が構成されている。
アシストバネ機構80は、一端側部分がベース部材40に回動自在に連結され他端側部分が第1可動役物41に長穴83とピン84を介して連動連結されたアーム部材82を有し、このアーム部材82を介してバネ部材81の付勢力を第1可動役物41に伝達するように構成されている。
アーム部材82は、ベース部材40の下部に配設されて、その左端部がベース部材40から後方へ突出する支軸82aに回動自在に装着され、アーム部材82の右部にアーム部材82の長さ方向に細長い長穴83が形成されている。この長穴83には、係合部材50の連結片50bから後方へ突出するピン84が摺動自在に係合され、即ち、アーム部材84の右部(他端側部分)が係合部材50に連動連結されている。
バネ部材81は、そのコイル部が支軸82aの回りに外装された捩じりバネ81からなり、その一端部がベース部材40に係止され、その他端部がアーム部材82に係止されている。この捩じりバネ81は、アーム部材82を正面視にて反時計回り方向へ回動付勢し、そのアーム部材82を介して第1可動役物41を上方へ付勢している。
クッション部材90は、ベース部材40の下部において、ストレート係合溝52の左側の前方突出部40dの上部に設けられ、第1可動役物41の退入位置側移動端で第1可動役物41に下側から接触して、その退入位置側移動端での移動停止による衝撃を吸収する。クッション部材91は、ベース部材40のストレート係合溝52の上端部分に設けられ、第1可動役物41の突出位置側移動端で第1可動役物41の係合部材50に上側から接触して、その突出位置側移動端での移動停止による衝撃を吸収する。
クッション部材92は、第1可動役物の上端部分に後方膨出状に設けられ、第2可動役物41の非作動位置側移動端で第2可動役物41に右側から接触して、その非作動位置側移動端での移動停止による衝撃を吸収する。クッション部材93は、第1可動役物41の後面部に取付けられた膨出部材41cの上部に設けられ、第2可動役物41の作動位置側移動端で第2可動役物41に下側から接触して、その作動位置側移動端での移動停止による衝撃を吸収する。
以上説明した可動役物装置17の動作は次の通りである。
通常、第1可動役物41は退避位置にあり、その大部分がセンタ役物本体15aの後側に隠れ、第2可動役物42は非作動位置にあり、その全部が第1可動役物41の後側に隠れた状態になっているが、遊技球の始動口10,11aへの入賞(大当り抽選)等に基づいて、可動役物装置17を用いて特別な遊技演出が行われる際に次のようになる。
先ず、役物駆動機構43により第1可動役物41が退避位置から突出位置へ上方斜め左側へ移動駆動され、このとき、アシストバネ機構80により、第1可動役物41の上方駆動をアシストする力が付与される。ここで、第1可動役物41は特定移動範囲外A2を移動してから特定移動範囲A1を移動するが、第1可動役物41が特定移動範囲外A2を移動する際には、ガイド部材70がストレートガイド溝73に係合して、第2可動役物42は回動することなく第1可動役物41と共に移動する。
第1可動役物41が特定移動範囲A1を移動する際には、役物連動機構44によって、ガイド部材70が円弧状ガイド溝72に係合して、第2可動役物42は第1可動役物41と共に移動しながら左側へ回動する。こうして、最終的にガイド部材70がストレート短溝74に係合して、第1可動役物41が退入位置から突出へ移動して停止し、また、第2可動役物42が非作動位置から作動位置へ移動して移動して停止する。ここで、クッション部材91により第1可動役物41の突出位置側移動端での移動停止による衝撃が吸収され、クッション部材93により第2可動役物41の作動位置側移動端での移動停止による衝撃が吸収される。
その後、前記と逆の動作により、第1可動役物41が突出位置から退避位置へ移動して停止し、また、第2可動役物42が作動位置から非作動位置へ移動して停止する。ここで、クッション部材90により第1可動役物41の退入位置側移動端での移動停止による衝撃が吸収され、クッション部材92により第2可動役物41の非作動位置側移動端での移動停止による衝撃が吸収される。前記の第1,第2可動役物41,42の動作と共に、画像表示器16の画面に特有の演出が表示され、また、スピーカ34から特有の効果音が鳴らされて、全体的にインパクトのある演出が実現される。
この可動役物装置17によれば次の効果を奏する。
第1可動役物41をベース部材40に移動自在にガイド支持し、この第1可動役物41に第2可動役物42を回動自在に支持し、第1可動役物41を往復移動させる役物駆動機構43、第1可動役物41の移動範囲のうちの特定移動範囲A1における往復移動に連動して第2可動役物42を往復回動させる役物連動機構44を備えた。
従って、役物駆動機構43により第1可動役物41が移動駆動されると、役物連動機構43によって、第1可動役物41が特定移動範囲外A2を移動する際には、第2可動役物42を回動させることなく第1可動役物41と共に移動させ、第1可動役物41が特定移動範囲A1を移動する際には、第2可動役物42を第1可動役物41と共に移動させながら回動させることができる。つまり、第1可動役物41の動作と連動する第2可動役物42の斬新な動作を実現して、演出効果を高めることができる。
第1可動役物41の往復移動方向のうち第1可動役物41が退避位置から突出位置へ移動する方向の移動方向であり、役物駆動機構43の駆動負荷が重力等の影響で大きい方の移動方向へ第1可動役物41を付勢するバネ部材81を有するアシストバネ機構80を備えた。従って、第1可動役物41を駆動する負荷を有効に低減することができ、第1,第2可動役物41,42を比較的大型にまた大きく動作させるようにして、特に、第1可動役物41を退避位置から突出位置へ移動させ第2可動役物42を非作動位置から作動位置へ回動させる場合に、迅速に円滑に駆動可能になる。
役物連動機構43は、第2可動役物42にベース部材40の方へ突出するように設けたガイド部材70と、第1可動役物41が特定移動範囲A1にあるときにガイド部材70が係合するようにベース部材40に設けられ、第2可動役物42の回動面と平行な面に沿って第1可動役物41の移動方向と平行でない方向へ延びるガイド溝72とを有するので、第1可動役物41の移動範囲Aのうちの特定移動範囲A1における往復移動に連動して第2可動役物42を確実に往復回動させることができる。
第1可動役物41が特定動範囲外A2にあるときにガイド部材70が係合するようにベース部材40に設けられ、ガイド溝72の一端部に連なり且つ第1可動役物41の移動方向と平行方向へ延びるストレートガイド溝73を備えたので、第1可動役物41が特定動範囲外A2を移動する際、第2可動役物42を回動させずに非作動位置に保持して、第1可動役物41と一体的に移動させることができ、第1可動役物41が特定動範囲外A2と特定移動範囲A1とに亙って移動する際、ガイド部材80をストレートガイド溝73とガイド溝72とに亙って確実に係合させることができる。
アシストバネ機構80は、一端側部分がベース部材40に回動自在に連結され他端側部分が第1可動役物41に長穴83とピン84を介して連動連結されたアーム部材82を有し、このアーム部材82を介してバネ部材81の付勢力を第1可動役物41に伝達するように構成されたので、第1可動役物41を退入位置から突出位置へ移動させる間、第1可動役物41の駆動をアシストする略一定のアシスト力を確実に付与することができる。
第1可動役物41にガイド部材40の方へ突出するように設けた係合部材50と、ベース部材40に係合部材50が係合するように設けられ、第1可動役物41の移動方向と平行方向へ延びるストレート係合溝52とを備えたので、第1可動役物41をベース部材40に直線的に移動自在に確実にガイド支持することができる。そして、アシストバネ機構80のアーム部材82の他端側部分が係合部材50に連動連結されたので、第1可動役物41をベース部材40に円滑にガイドし且つ駆動する上で望ましい部位から第1可動役物41に付勢力を入力することができる。
ベース部材40に第1可動役物41の往復移動端での移動停止による衝撃を吸収するクッション部材90,91を設け、第1可動役物41に第2可動役物42の往復移動端での移動停止による衝撃を吸収するクッション部材92,93を設けた。従って、第1,第2可動役物41,42の往復移動端での移動停止による衝撃によって、第1,第2可動役物41,42や役物駆動機構43が損傷を受けることと、第1,第2可動役物がガタついて見栄えを悪くすること、等の課題を抑制することができる。
ベース部材40にガイド部材70が係合可能に設けられ、ガイド溝72の他端部から第1可動役物41の移動方向と平行方向へ且つストレートガイド溝73と反対側へ突出するストレート短溝74を備えたので、第1可動役物41が突出位置付近で第1可動役物42を作動位置に安定させた状態で保持できる。ガイド溝72は円弧状ガイド溝72からなるので、第1可動役物41が退避位置から突出位置へ移動する際、第2可動役物42を円滑に、且つ第1可動役物41の移動に対して円滑且つ急速に回動させることができる。
実施例2は、実施例1を部分的に変更したものである。尚、実施例1と同機能を有するものには、類似する符号を付して適宜説明を省略する。
図14、図15に示すように、この可動役物装置17Aでは、役物連動機構44Aにおいて、ガイド部材70Aがベース部材40Aに設けられるとともに、ガイド溝72A(円弧状ガイド溝72A)、ストレートガイド溝73A、ストレート短溝74Aが第2可動役物42Aに設けられている。尚、円弧状ガイド溝72A、ストレートガイド溝73A、ストレート短溝74Aは、正面視にて、実施例1の円弧状ガイド溝72、ストレートガイド溝73、ストレート短溝74を180度反転させた形状となる。
この可動役物装置17Aによれば、実施例1の可動役物装置17と同様の動作を実現し同様の効果を奏する。尚、実施例1の係合部材50に代わる係合部材をベース部材40Aに設け、実施例1のストレート係合溝52に代わるストレート係合溝を第1可動役物41に設けてもよい。この場合、アシストバネ機構80のアーム部材82の他端側部分は、第1可動役物41の所定部に長穴とピンを介して連結される。
尚、実施例1のガイド溝72(実施例2のガイド溝72Aも同様)については、円弧状ガイド溝72とする以外に、第2可動役物42の回動面と平行な面に沿って第1可動役物41の移動方向と平行でない方向へ延びる種々の形状としてもよい。
例えば、図16に示すストレート状のガイド溝72Bを採用してもよい。また、例えば、図17に示す千鳥状に湾曲したガイド溝72Cを採用してもよい。このガイド溝72Cは、ガイド部材70を第1可動役物41と移動方向と直交方向へ複数回往復移動させるようにガイドすることができ、その上端側部分は、実施例1と同様の円弧状ガイド溝72Ca(72)になっている。
このガイド溝72Cによって、第1可動役物41が退避位置から突出位置へ移動する際、第2可動役物42は、先ず、回動することなく第1可動役物41と共に移動し、次に、第1可動役物41と共に移動しながら、往復回動し、最終的に、作動位置へ回動する。尚、ガイド溝72Cの形成範囲が、実施例1のガイド溝72よりも大きくなるため、その分、ストレートガイド溝73Cは、実施例1のストレートガイド溝73よりも短くなる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を付加して実施可能である。例えば、第1,第2可動役物の形状・サイズ、第1可動役物の移動方向、第2可動役物の回動方向、ガイド溝の形状、等々については適宜変更可能である。また、本発明は、パチンコ遊技機に搭載される種々の可動役物装置に適用可能である。
1 パチンコ遊技機
17,17A 可動役物装置
40,40A ベース部材
41 第1可動役物
42,42A 第2可動役物
43 役物駆動機構
44,44A 役物連動機構
50 係合部材
52 ストレート係合溝
70,70A ガイド部材
72,72A,72B,72C ガイド溝
73,73A,73C ストレートガイド溝
74,74A ストレート短溝
80 アシストバネ機構
81 バネ部材
82 アーム部材
83 長穴
84 ピン
90〜93 クッション部材

Claims (11)

  1. ベース部材に移動自在にガイド支持された第1可動役物と、この第1可動役物に回動自在に支持された第2可動役物とを有する可動役物装置を備えたパチンコ遊技機において、
    前記可動役物装置は、
    前記第1可動役物を往復移動させる役物駆動機構と、
    前記第1可動役物の移動範囲のうちの特定移動範囲における往復移動に連動して第2可動役物を往復回動させる役物連動機構と、
    前記第1可動役物の往復移動方向のうちの一方の移動方向へ第1可動役物を付勢するバネ部材を有するアシストバネ機構と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記役物駆動機構は、第1可動役物を所定の退避位置と突出位置とに亙って往復移動させるように構成され、
    前記一方の移動方向は、第1可動役物が前記退避位置から突出位置へ移動する方向であることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記一方の移動方向は、第1可動役物の往復移動方向のうち前記役物駆動機構の駆動負荷が大きい方の方向であることを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記役物連動機構は、
    前記ベース部材と第2可動役物の一方に他方へ突出するように設けたガイド部材と、
    前記第1可動役物が前記特定移動範囲にあるときにガイド部材が係合するようにベース部材と第2可動役物の他方に設けられ、第2可動役物の回動面と平行な面に沿って第1可動役物の移動方向と平行でない方向へ延びるガイド溝と、
    を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記可動役物装置は、第1可動役物が前記特定移動範囲外にあるときにガイド部材が係合するようにベース部材と第2可動役物の他方に設けられ、前記ガイド溝の一端部に連なり且つ第1可動役物の移動方向と平行方向へ延びるストレートガイド溝を備えたことを特徴とする請求項4に記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記アシストバネ機構は、一端側部分がベース部材に回動自在に連結され他端側部分が第1可動役物に長穴とピンを介して連動連結されたアーム部材を有し、このアーム部材を介してバネ部材の付勢力を第1可動役物に伝達するように構成されたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のパチンコ遊技機。
  7. 前記可動役物装置は、
    前記第1可動役物にベース部材の方へ突出するように設けた係合部材と、
    前記ベース部材に係合部材が係合するように設けられ、第1可動役物の移動方向と平行方向へ延びるストレート係合溝とを備え、
    前記アシストバネ機構のアーム部材の他端側部分が前記係合部材に連動連結されたことを特徴とする請求項6に記載のパチンコ遊技機。
  8. 前記第1,第2可動役物の一方に、第2可動役物の往復移動端での移動停止による衝撃を吸収する第1のクッション部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のパチンコ遊技機。
  9. 前記ベース部材と第1可動役物の一方に、第1可動役物の往復移動端での移動停止による衝撃を吸収する第2のクッション部材を設けたことを特徴とする請求項8に記載のパチンコ遊技機。
  10. 前記可動役物装置は、ベース部材と第2可動役物の他方にガイド部材が係合可能に設けられ、前記ガイド溝の他端部から第1可動役物の移動方向と平行方向へ且つストレートガイド溝と反対側へ突出するストレート短溝を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のパチンコ遊技機。
  11. 前記ガイド溝は円弧状ガイド溝からなることを特徴とする請求項10に記載のパチンコ遊技機。
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