JP2007244406A - 遊技機の可動装飾装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置全体が小型であって、且つ複雑な運動をして遊技の興趣を持続することができる遊技機の可動装飾装置を提供する。
【解決手段】水平回動体44が枢設された摺動板3を一方向にスライド移動させるクランク機構5と、クランク機構5に接続されて水平回動体44を水平方向に往復回動させる回動用レバー6と、クランク機構5を作動させる駆動モータMと、により可動装飾装置を構成し、駆動源Mの一方向の駆動により摺動板3のスライド移動と水平回動体44の水平回動とを連続して行うようにした。さらに、レバー構造の垂直回動体45を水平回動体44に軸着し、水平回動体44の支軸43に垂直回動体45の一端を押圧可能な偏心カム47を設けて、垂直回動体45を垂直方向に回動可能とした。
【選択図】図4
Description
また、特許文献2のものは、単一の駆動手段を用いて複数の可動装飾部材を可動させるようにしたものであるが、一つのスライド部材により複数の可動部材を連繋させた構造のため、各々の可動部材が同時に単純に可動するのみであって、複雑な運動を行うことはできなかった。このため、遊技者が飽きやすいものであった。
水平方向に回動する水平回動体が枢設された装飾部品本体を、一方向にスライド移動させるクランク機構と、
クランク機構に接続されて前記水平回動体を水平方向に往復回動させる回動用レバーと、
クランク機構を作動させる駆動源とを備えて、
駆動源の一方向の駆動により装飾部品本体のスライド移動と水平回動体の水平回動とを連続して行うようにしたことを特徴とするものである。
装飾部品本体と摺動板との間には、前記支軸が移動可能に挿通される長孔を設けた装飾基板を介装するとともに、
摺動板を、装飾基板の裏面の一側に設けたガイド棒にスライド自在に装着したうえに、クランク機構を、前記回動用レバーの一端に接続することができる。
水平方向に回動する水平回動体が枢設された装飾部品本体を、一方向にスライド移動させるラックギアと、
水平回動体の回動軸に軸着された従動ギアと、
ラックギアを前後動させる駆動ギアと駆動源とを備えたうえに、
前記従動ギアを、ラックギアの後退方向に付勢してラックギアと歯合させて、
駆動源の一方向の駆動により装飾部品本体のスライド移動と水平回動体の水平回動とを連続して行うようにしたことを特徴とするものである。
摺動板を、装飾基板の裏面の一側に設けたガイド棒にスライド自在に装着したうえに、ラックギアを、前記従動ギアと歯合させることができる。
水平方向に回動する水平回動体が枢設された装飾部品本体を、一方向にスライド移動させるクランク機構と、
クランク機構に接続されて前記水平回動体を水平方向に往復回動させるカム機構と、
クランク機構を作動させる駆動源とを備えて、
駆動源の一方向の駆動により装飾部品本体のスライド移動と水平回動体の水平回動とを連続して行うようにしたことを特徴とするものである。
装飾部品本体と摺動板との間には、前記支軸が移動可能に挿通される長孔を設けた装飾基板を介装するとともに、
摺動板を、装飾基板の裏面の一側に設けたガイド棒にスライド自在に装着したうえに、
クランク機構を、前記カム機構と接続することができる。
クランク部材は、水平回動体の回転軸に装着された扇状の基板部の一方の端部に設けられ連結棒と接続された突起と、他方の端部に設けられたコロとを有し、
カム部材は、摺動板のスライド方向に沿って形成された直線状の凹部と、水平回動体の回動方向に湾曲する円弧状の凹部とを有し、
前記カム部材は、凹部にコロが嵌めこまれた状態で、装飾基板の裏側に螺着されているものとすることができる。
クランク部材は、水平回動体の回転軸に装着された長円形状の基板部の先端に設けられ連結棒と接続されたコロを有し、
カム部材は、摺動板のスライド方向に沿って形成された直線状の凹部と、水平回動体を回動させる円弧状の凹部とを有し、
前記カム部材は、凹部にコロが嵌めこまれた状態で、装飾基板の裏側に螺着されているものとすることができる。
また、遊技基板は、ローリング発生用の隆起を有し、遊技部品本体の裏側には、前記隆起上を摺動する突起を設けることができる。
よって、駆動源の一方向の駆動により装飾部品本体のスライド移動と水平回動体の水平回動とを連続して行うことができる。
請求項2に係る発明は、摺動板を介して装飾部品本体を往復移動させることができ、摺動板に軸着した回動用レバーにより水平回動体を回動することができる。
請求項4に係る発明は、摺動板を介して装飾部品本体を往復移動させることができ、摺動板に軸着した従動ギアにより水平回動体を回動することができる。
請求項6に係る発明は、摺動板を介して装飾部品本体を往復移動させることができ、摺動板に配設したカム機構により水平回動体を回動することができる。
請求項7に係る発明は、連結棒の押圧によって前進した摺動板がストッパーに当たって停止すると、コロは円弧状の凹部を移動可能となるので、水平回動体もともに水平回動することができる。
請求項8に係る発明は、摺動板がストッパーに衝突して停止させられると、コロは円弧状の凹部に沿って移動可能となるので、連結棒の押圧によって、クランク部材が回動され、これによって水平回動体もともに回動される。
請求項11に係る発明は、偏心カムの押圧が解除されたときに、垂直回動体の先端を上方に向けさせることができる。
図1は本発明に係る遊技機の可動装飾装置を示す図、図2はその分解斜視図である。1は装飾基板であって、この装飾基板1は長方形の長孔11を有する。装飾基板1の裏面の一側には、一本のガイド棒2が配設され、このガイド棒2に摺動板3が一方向にスライド移動可能に取り付けられている。摺動板3には、摺動板3の移動を停止させるための係合突部94が配設されている。
図3、4は、装飾部品4が最もモータM側に引き付けられた状態を示す図であって、クランク棒51は、図において最大角度右方に回動されており連結棒52を介して水平回動レバー6を引っ張っている。水平回動レバー6は、その回動を装飾基板1に設けたストッパー62により規制されているので、バネ61の引張り力に抗して遊技部品4を摺動板3とともに最も右方に移動させている。
なお、図9には、図3、4に対応する斜視図、図10には、図5、6に対応する斜視図、図11には、図7、8に対応する斜視図を示す。
垂直回動体45は、図2に示すように、水平回動体44の左右の側壁44aに嵌入される支軸45aと、支軸45aから一方に突出する棒状体45bと、棒状体45bとは反対側で棒状体45bとほぼ直交して下方に延出された係合突片45cとからなる。この垂直回動体45は折り曲げられた金属線によってできているバネ46が孔45dに差し込まれて、砲身に模した棒状体45bの先端は下向きに付勢されている。
以上のようにして、垂直回動体45は、摺動板3の移動、水平回動体44の回動に連動して垂直回動される。
図19には、図13、14に対応する斜視図、図20には、図15、16に対応する斜視図、図21には、図17、18に対応する斜視図を示す。
図24の状態においてモータMが駆動されると、駆動ギア13を介してラックギア15が前進される。従動ギア14は左回りに付勢されているので、ラックギア15の押圧力により摺動板3は前進させられる(図25)。係合突部94が長孔11の端部に突き当たると摺動板3は前進不可能となるので、バネ16の付勢力に抗してラックギア15は従動ギア14を回転させるので、水平回動体44は回動されることとなる(図26)。
なお、磁石Jについて、逆駆動時において水平回動体44が正駆動開始時の状態に戻った後に装飾部品本体42が後退を行うように、駆動の補助を行っている。よって、当該磁石Jを用いることでよりスムーズな逆駆動運転を行うことが可能となる。
ヨーイング機構を図1、2により説明する。
遊技基板1には、ヨー運動発生用の左右方向にうねる湾曲溝91が設けられている。そして、装飾部品本体42の内部には、下向きのヨーイング棒92が設けられ、この棒92の先端は、湾曲溝91に差し込まれている。よって、摺動板3に軸着された装飾部品本体42は、前進または後退時に上下軸(Z軸)まわりに先頭を左右に振る運動、即ちヨー運動を発生させることができる。
摺動板3は、その端部がスライド方向に伸びるガイド棒2に挿通されているので、ガイド棒2を中心に回動することができる。そして、装飾基板1には摺動板3のスライド方向に伸びる隆起93が設けられ、摺動板3の一側には隆起93との係合突部94が設けられている。この係合突部94が隆起93を乗り越えて移動するたびに隆起93によって摺動板3の一側は持ち上げられるので、装飾部品本体42はガイド棒2まわりのローリング運動を行うことができる。
Claims (13)
- 水平方向に回動する水平回動体が枢設された装飾部品本体を、一方向にスライド移動させるクランク機構と、
クランク機構に接続されて前記水平回動体を水平方向に往復回動させる回動用レバーと、
クランク機構を作動させる駆動源とを備えて、
駆動源の一方向の駆動により装飾部品本体のスライド移動と水平回動体の水平回動とを連続して行うようにしたことを特徴とする遊技機の可動装飾装置。 - 回動用レバーを、装飾部品本体が支軸を介して固定された摺動板に軸着し、
装飾部品本体と摺動板との間には、前記支軸が移動可能に挿通される長孔を設けた装飾基板を介装するとともに、
摺動板を、装飾基板の裏面の一側に設けたガイド棒にスライド自在に装着したうえに、クランク機構を、前記回動用レバーの一端に接続したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機の可動装飾装置。 - 水平方向に回動する水平回動体が枢設された装飾部品本体を、一方向にスライド移動させるラックギアと、
水平回動体の回動軸に軸着された従動ギアと、
ラックギアを前後動させる駆動ギアと駆動源とを備えたうえに、
前記従動ギアを、ラックギアの後退方向に付勢してラックギアと歯合させて、
駆動源の一方向の駆動により装飾部品本体のスライド移動と水平回動体の水平回動とを連続して行うようにしたことを特徴とする遊技機の可動装飾装置。 - 従動ギアを、装飾部品本体が支軸を介して固定された摺動板に軸着し、装飾部品本体と摺動板との間には前記支軸が移動可能に挿通される長孔を設けた装飾基板を介装するとともに、
摺動板を、装飾基板の裏面の一側に設けたガイド棒にスライド自在に装着したうえに、ラックギアを、前記従動ギアと歯合させたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機の可動装飾装置。 - 水平方向に回動する水平回動体が枢設された装飾部品本体を、一方向にスライド移動させるクランク機構と、
クランク機構に接続されて前記水平回動体を水平方向に往復回動させるカム機構と、
クランク機構を作動させる駆動源とを備えて、
駆動源の一方向の駆動により装飾部品本体のスライド移動と水平回動体の水平回動とを連続して行うようにしたことを特徴とする遊技機の可動装飾装置。 - カム機構を、装飾部品本体が支軸を介して固定された摺動板に配設し、
装飾部品本体と摺動板との間には、前記支軸が移動可能に挿通される長孔を設けた装飾基板を介装するとともに、
摺動板を、装飾基板の裏面の一側に設けたガイド棒にスライド自在に装着したうえに、
クランク機構を、前記カム機構と接続したことを特徴とする請求項5に記載の遊技機の可動装飾装置。 - カム機構は、クランク部材と、カム部材とからなり、
クランク部材は、水平回動体の回転軸に装着された扇状の基板部の一方の端部に設けられ連結棒と接続された突起と、他方の端部に設けられたコロとを有し、
カム部材は、摺動板のスライド方向に沿って形成された直線状の凹部と、水平回動体の回動方向に湾曲する円弧状の凹部とを有し、
前記カム部材は、凹部にコロが嵌めこまれた状態で、装飾基板の裏側に螺着されていることを特徴とする請求項5または6に記載の遊技機の可動装飾装置。 - カム機構は、クランク部材と、カム部材とからなり、
クランク部材は、水平回動体の回転軸に装着された長円形状の基板部の先端に設けられ連結棒と接続されたコロを有し、
カム部材は、摺動板のスライド方向に沿って形成された直線状の凹部と、水平回動体を回動させる円弧状の凹部とを有し、
前記カム部材は、凹部にコロが嵌めこまれた状態で、装飾基板の裏側に螺着されていることを特徴とする請求項5または6に記載の遊技機の可動装飾装置。 - 装飾部品本体は、支軸を介して摺動板に固定され、この支軸が遊技基板の長孔から上方に突出して、装飾部品本体が遊技基板の上面側に配設されていることを特徴とする請求項2又は4又は6に記載の遊技機の可動装飾装置。
- 水平回動体に軸着されて垂直方向に回動するレバー構造の垂直回動体と、水平回動体の支軸に遊嵌されて垂直回動体の一端を押圧可能な偏心カムとを備え、当該偏心カムは、摺動板の前後動に連動して回動されて垂直回動体を垂直方向に回動させることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の遊技機の可動装飾装置。
- 垂直回動体の偏心カムと係合する端部と反対側の端部は、水平回動体に取り付けられたバネにより上方に付勢されていることを特徴とする請求項10に記載の遊技機の可動装飾装置。
- 遊技基板は、ヨー運動発生用の湾曲溝を有し、この湾曲溝に遊技部品本体の裏側に突設したヨーイング棒が挿入されていることを特徴とする請求項2又は4又は6に記載の遊技機の可動装飾装置。
- 遊技基板は、ローリング発生用の隆起を有し、遊技部品本体の裏側には、前記隆起上を摺動する突起が設けられていることを特徴とする請求項2又は4又は6又は12に記載の遊技機の可動装飾装置。
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